日本のペットの動物愛護評価はフランス、イタリアと同じでアメリカよりはるかに高い

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(summary)
In the evaluation of "Protecting companion animals", Japan is two ranks higher than the United States with the same evaluation as France, Italy, etc.
記事、
・「英仏では動物はモノではないと法改正をした」という串田誠一候補の大嘘~嘘つきは国会議員にふさわしいでしょうか?、
・フランスでは動物はモノと民法で明記している~「フランスでは動物はモノではないと法改正した」という串田誠一議員の大嘘、
・ドイツでは法律上動物はほぼモノとして扱われる~串田誠一参議院議員の狂気のドイツ法解釈、
・続・ドイツでは法律上動物はほぼモノとして扱われる~串田誠一参議院議員の狂気のドイツ法解釈、
・続々・ドイツでは法律上動物はほぼモノとして扱われる~串田誠一参議院議員の狂気のドイツ法解釈、
・ドイツは「動物はモノではない」。だから行政が犬等を強制的に殺処分することができ飼主に補償もない、
・咬傷犬や禁止犬種犬を飼主の意思に反して殺処分し補償もないドイツ。「動物はモノではないから」、
・行政が強制的に犬を殺す「動物はモノではない」ドイツ、しない韓国、できない日本、
・ドイツの「動物はモノではない」は特別な規定がある限り準用される~串田誠一議員の無知無学国会質問
の続きです。
参議院議員の串田誠一氏は、2019年のかつての衆議院議員時の国会質問での海外の動物愛護に関する発言はほぼ全てで嘘でした。さらに2021年の衆議院法務委員会と22年の街頭演説の、WAP(world animal protection)の資料を根拠にした、「日本は世界最低の動物愛護国だ」との発言は嘘と言えます。串田氏は犬猫偏向動物愛護を志向しています。WAPの資料によればペットの動物愛護では日本はフランス、イタリアと同じで、アメリカより2ランクも評価が高いのです。
サマリーで示した、串田誠一前衆議院議員の2021年衆議院法務委員会での発言はこちらです。
・衆議院トップページ >立法情報 >会議録 >法務委員会 >第204回国会 法務委員会 第9号(令和3年4月2日(金曜日))
日本は、世界動物保護協会、WAPですけれども、二〇二〇年、日本の総合評価はEですが、畜産動物の方に限っては最下位のGという状況でありまして、世界的にも、日本は動物に関して優しくない国だという評価がされているわけでございます。
(動画)
【税金は命を救うために】動物愛護一筋の串田誠一を国会へ【犬猫殺処分ゼロ】(この動画が公開されたのは2022年7月3日です)。
詐欺発言、「世界動物保護協会から日本は動物に関して世界最下位と認定を受けました」はこちらです。
9:40~
罪のない犬や猫をガス室で殺し続けているんです。
そして世界最下位の国と評価されています。
23:45~
世界動物保護協会から日本は動物に関して世界最下位と認定を受けました。
串田誠一氏が「日本は動物に関して世界最下位の国という認定を受けた」とする、世界動物保護協会(world animal protection WAP)による、各国の動物保護に関する評価はこちらです。
・Rankings
~
こちらが動物保護に関する総合評価です。串田氏が国会で述べた通り日本の総合評価はEで、A~Gの7段階評価のうち、5番目の評価であることは間違いありません。
次に、右上のindicatorsをクリックし、窓からProtecting animals used in farming「畜産に用いられる動物の保護(つまり牛豚鶏など食用や工業原料として知育されている動物)」を選択すれば、日本は串田氏の国会発言の通り、7段階評価の最低のGランク評価となります。しかし畜産動物の保護では、日本以外でもGランク評価の国は多いです。なお日本は、Protecting animals used for draught and recreation「使役や娯楽で用いられる動物の保護」においても最低評価のGランクです。
(画像)
indicatorsから。Protecting animals used in farming「畜産に用いられる動物の保護(つまり牛豚鶏など食用や工業原料として知育されている動物)」

一方、WAP「世界動物保護協会」の、Protecting companion animals「愛玩動物の保護に関する評価」では7段階中4番目のDランクで、これはフランスやイタリアと同じ評価です。アメリカ合衆国は7段階中6番目のF評価で、日本より愛玩動物の評価では2段階も低いのです。
(画像)
indicatorsから。Protecting companion animals「愛玩動物の保護」


つまりWAPの資料からは、次のことが伺えます。「日本は家畜や使役動物の保護には極めて遅れている。しかし愛玩動物(犬猫などのペット)の保護は比較的国際的には高く、それが家畜や使役動物の保護の遅れがあるにもかかわらず、動物保護の総合評価を押し上げている」ということです。
串田誠一議員は「もっとも過激な犬猫だけ愛誤政治家」の一人です。そのような人物がWAPのこの資料を持ち出して「日本は動物に関しては世界最低の国」というのは、資料を正しく引用していません。詐欺が使うような手口です。なお街頭演説の動画で述べている「イギリスとフランスでは民法で動物はモノではないと改正した」は大嘘です。フランスでは民法で明確に「動物はモノとして扱われる」という記述があり、イギリスでは民法には「動物はモノではない」という規定はありません。また両国では、日本に比較して著しく多数の犬猫を殺処分しています。フランスの犬猫殺処分数は年間50万頭で、人口比で日本の約40倍。イギリスの犬の殺処分数は民間行政合わせれば年間8万頭で、人口比で日本の40倍です。
また串田誠一氏は犬の二酸化炭素による犬猫殺処分を猛烈に批判していますが、アメリカ、カナダの多くの州で法定の殺処分方法です。またイギリスやアメリカでは銃による犬猫の殺処分は合法で多く行われています。アメリカの自治体では、公的殺処分で銃殺が条例により認められているところがあります。
串田誠一氏が批判している二酸化炭素死ですが、日本は現在犬猫の安楽死薬が入手困難です。そのためにきわめて苦痛が大きい筋弛緩剤の単独投与による殺処分が公的施設で行われています。薬剤の注射でありさえすれば苦痛がない安楽死と誤解している無知無学な串田誠一氏や支援者の衆愚愛誤の圧力により、より苦痛が大きく、全米獣医師会でも許容できないとされている筋弛緩剤の単独投与による殺処分が行われています。この点については、後に詳述します。
まさに「活動的なバカは最も有害」という生きた見本です。串田誠一氏らの無知な二酸化炭素殺処分反対派が、日本の動物福祉の著しい後退を招いています。
(参考資料)
串田誠一氏は衆議院議員時代の2019年に国会質問を行っていますが、海外の動物愛護に関する発言はほぼ全てで嘘でした。この点について私は記事にしています。反証は全て出典を明記しています。私はこれらの記事は、全て串田誠一氏に送っています。しかし串田誠一氏は国会発言のみならず、その後もマスコミやツイッターでとんでもないデマ発言を繰り返しています。リンクした記事以外では、ブログ内で「串田誠一」で検索して戴ければご覧いただけます。
・串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問~海外情報はすべて誤り
・欧米では犬猫の殺処分は注射による安楽死だけ。ガス室の殺処分は禁止されている~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・続・欧米では犬猫の殺処分は注射による安楽死だけ。ガス室の殺処分は禁止されている~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・諸外国では犬猫の繁殖最低年齢や生涯繁殖回数を法律で規定している~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・続・諸外国では犬猫の繁殖最低年齢や生涯繁殖回数を法律で規定している~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・犬猫の販売においては、諸外国では圧倒的に8週齢以上を義務付けている~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問(アメリカ編)
・「アメリカ合衆国では事実上8週齢未満の犬猫販売を禁じている」という、環境省のデタラメ資料
・続・犬猫の販売においては、諸外国では圧倒的に8週齢以上を義務付けている~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問(EU編)
・続々・犬猫の販売においては、諸外国では圧倒的に8週齢以上を義務付けている~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問(カナダ、オセアニア編)
・EUの犬猫などのペットの入手は8割近くがインターネット販売とペットショップ~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問、
・アメリカは行政単位で犬猫譲渡をしている~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・殺処分100%のアメリカの公営アニマルシェルター~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問、
・99%以上の殺処分率かつ84%を24時間以内に殺処分したアメリカのアニマルシェルター~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・日本はペットショップが多い。イギリスでは生体販売ペットショップを禁止している~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・イギリスでは「犬肉禁止法案」が審議中。しかし成立は流動的~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・アメリカの半数の州が犬猫のブリーダーに関する法規制すらない~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・続・アメリカの半数の州が犬猫のブリーダーに関する法規制すらない~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・ヨーロッパ諸国より日本の犬ブリーダーの規制は厳しい~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・「ペットの数がものすごい数で増えている」というデタラメ~串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問
・串田誠一議員の動物愛護管理法改正に関する赤恥国会質問~まとめ
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