犬を必ず旅行に連れて行く飼主の割合は日本はドイツの2倍

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(Zusammenfassung)
In Deutschland bestätigte das Meinungsforschungsinstitut Forsa in einer Umfrage, dass 42 % der Hundebesitzer Hund grundsätzlich mit in den Urlaub nehmen.
Auf der anderen Seite übertrifft in Japan 80%.
「旅行の際は必ず愛犬を連れていく割合」に関する日本の調査があります。それによれば、日本の犬の飼主の80%以上が「旅行の際は愛犬を必ず連れていく」とあります。同様の調査がドイツでもあり、「旅行には必ず犬を連れていく」という飼主は42%でした。つまり日本は、「犬を旅行に連れていく」飼主の割合は、ドイツの倍もあるのです。その理由はドイツではリゾート地で犬が宿泊できる施設が少ないことと、西ヨーロッパでは公共のビーチはほぼ100%、シーズン中は犬が完全に禁止されているなど、犬の同行に制限が多いことが理由と思われます。
サマリーで述べた通り、日本とドイツを比較すれば「旅行に犬を必ず連れていく飼主」の割合は、日本はドイツの2倍あります。日本は80%超、ドイツは42%にとどまります。それを裏付ける調査資料から引用します。
・お金かかっても「愛犬と一緒に旅行したい」8割超 ペット同伴の需要高く 2022年4月20日
観光場所が制限されたり旅費が高くなったとしても愛犬を旅行に連れて行くと答えた割合は、80%を超えた。
「旅先選びに愛犬を連れて行けるかどうかを考慮する人」は92%、「観光場所を制限されても愛犬を旅行に連れて行きたい」と答えた人は81%、「旅費が高くても旅行に連れて行きたい」と答えた人は84%だった。
(画像)
・お金かかっても「愛犬と一緒に旅行したい」8割超 ペット同伴の需要高く から。

一方、ドイツにおいても同様の調査があります。以下に引用します。
・Reisen mit Hund – unbeschwert Urlaub machen 「犬と一緒に旅行するーがっかりしないために」
Das Meinungsforschungsinstitut Forsa bestätigt in einer Umfrage, dass 42% der Hundebesitzer ihren Hund grundsätzlich mit in den Urlaub nehmen und knapp 20% zumindest gelegentlich.
世論調査機関のフォルサによる調査では、犬の飼主の42%が必ず休日に犬を連れて行き、少なくとも20%は時々は犬を連れて行くことが確認されています。
なぜこれほどまでに日本はドイツと比べて犬を旅行に連れていく割合が多いのでしょうか。引用したドイツの資料、Reisen mit Hund – unbeschwert Urlaub machen 「犬と一緒に旅行するーがっかりしないために」 では、ヨーロッパでは犬と旅行をするには制限が多いことが挙げられています。続けて本資料から引用します。
So dürfen in die Schweiz keine kupierten Hunde einreisen, nach Dänemark oder Frankreich keine als gefährlich eingestufte Hunderassen.
In Italien musst du Maulkorb und Leine immer dabei haben und in Spanien und Portugal dürfen Hunde nicht in öffentlichen Verkehrsmitteln mitfahren.
In einigen Regionen Spaniens gehen die Restriktionen weit, so dass Hunde nicht auf Promenaden mitgeführt werden dürfen.
Sie sind keine gern gesehen Gäste in Restaurants (auch nicht auf Außenterrassen), in öffentlichen Gebäuden und an Strände.
Selbst Wanderregionen sind ihnen teilweise verwehrt, wenn diese beispielsweise in Nationalparks liegen.
たとえば断尾された犬はスイスに入国できません。
また危険と分類された犬種はデンマーク(*)やフランスに入国できません。
イタリアでは常に犬には口輪リードをしていなければならず、スペインとポルトガルでは犬は公共交通機関で旅行することができません。
スペインの一部の地域では犬の制限が厳しく、散歩専用道では犬の同伴は許可されていません。
犬たちはレストラン(屋外テラスでさえも)、公共の建物やビーチ(*1)ではお客様として歓迎していません(利用を拒否される)。
ハイキングができる場所ですら、たとえば国立公園にある場合などは犬が拒否されることがあります。
(*)デンマークは13種の犬種とその雑種は禁止犬種と法律で規定されており、外国からの旅行者が連れてきた犬でも警察が没収し、強制的に殺処分します。
(*1)西ヨーロッパの公営ビーチはほぼ100%犬の入場を禁止しています。ドイツではシュレースヴィッヒーホルシュタイン州では、州内の公営ビーチは全てシーズン中は犬が禁止されており、違反者は1万ユーロ(日本円で約140万円)までの罰金が科されます(ビーチに犬を連れて入ると罰金10,000ユーロ(約130万円)~ドイツ、シュレースヴィッヒ・ホルシュタイン州)。
日本は特にリゾート地では犬などのペット同伴での宿泊ができる施設が増えています。実はドイツは犬が宿泊できる施設はそれほど多くはありません。日本のほうが多いのです(ドイツでの犬の宿泊は犬可宿泊施設がドイツの6倍ある日本に比べて非常に困難〜杉本彩氏の妄想)。
また完全に犬を禁止しているビーチは日本では少数です。このような理由から、日本のほうがドイツより犬を旅行に連れていく飼主の割合が2倍も多いのだと思います。ドイツやヨーロッパの多くの国よりも、日本は犬に寛容と言えます。
しかし真逆のデマを流している芸能人とマスコミがあります。二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 です。「海外では犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしている」とは、彼女らの妄想を元とした発言でしょう。
ドイツに限っても、日本では通常犬を禁じていない場所施設で、犬を禁止しています。先に述べたシーズン中のビーチもそうですが、児童公園ではほぼ100%犬は禁止、墓地などの宗教施設も法律では禁止していなくても犬の入場は禁忌です。大規模公園でも犬を完全に禁止するエリアが多くあります。
(動画)
Hundeverbot am Elbstrand? Das sagen Hamburger 「犬はエルベ川の河川敷で禁止されたのですか?ハンブルクの住民は(文句を)言っています」 2017年3月16日
ハンブルク州では、エルベ川の河川敷は通年犬が禁止されることとなりました。罰金は初回は20ユーロ(2,800円程度)。日本では犬を禁止している公園などはまれにありますが、罰金を科すことは少ないです。多分河川敷で犬を全面禁止にしたところは日本ではないと思います。禁止した理由は、犬の飼主のマナーが悪く、糞を片づけないことが主な理由です。そのほか遊歩道などでも犬を全面禁止する例がドイツでは増えています。
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