韓国の数倍の犬猫を殺処分している欧米先進国〜東アジアより欧米の犬猫殺処分数ははるかに多い

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韓国
Korea
Südkorea
日本の愛誤が用いるダサい「動物愛護先進国」というワードがあります。彼らの動物愛護のその国の先進度の判断の一つは、殺処分数の多寡が基準となっているようです。それならば韓国は欧米先進国のフランスやアメリカなどに比べれば、はるかに「動物愛護先進国」ということになります。フランスやアメリカなどは、韓国の人口比で数倍の犬猫を殺処分しているからです。
韓国のスンシル大学(崇実大学校(Soongsil University))は2019年に、韓国国内の殺処分についての研究を公表しています。その資料の中では、韓国全土の犬猫殺処分数も取り上げられています。以下に引用します。
・Optimizing the Operation of Animal Shelters to Minimize Unnecessary Euthanasia: A Case Study in the Seoul Capital Area 「不要な犬猫の安楽死を最小限に抑えるための動物保護施設の運営の最適化について:ソウル首都圏での事例研究」 2019年
As Korea has joined the ranks of advanced economies since the beginning of the 21st century, the number of companion animals has increased dramatically to the extent that today it becomes one-fifth of the population.
Accordingly, the number of stray animals, such as cats and dogs, is rapidly increasing every year. In 2017, the number of rescued stray animals exceeded 100,000, an increase of 14.3% compared with the previous year [3].
When an animal is rescued, it is first sent to a nearby animal shelter (municipal shelter or privately-owned shelter), and the shelter notifies the public, via the Internet or other means, of the fact that the animals that have been admitted are protected in the shelter for a fixed period of time (currently ten days).
In 2017, among rescued animals entering shelters in Korea, approximately 14.5% were returned to the owners, approximately 27.1% died from natural causes, and approximately 30.2% were adopted by the public.
Unfortunately, about 20.2% of rescued animals were euthanized.
21世紀初頭から韓国が先進国に加わったことでコンパニオンアニマルの数は劇的に増加し、今日では人口の5分の1の数となっています。
そのために猫や犬などの野良動物は年々急増しており、 2017年には保護された野良動物の数が前年比で14.3%増加し、10万頭を超えるまでに増えました。
動物が救助されると、まず近くの動物保護施設(市営保護施設または個人所有の保護施設)に送られ、保護施設はインターネットまたはその他の手段を介して、許可された動物が避難所で一定期間(現在は10日間)保護されています。
2017年には韓国のアニマルシェルターに入所する保護動物のうち、約14.5%が飼い主に返還され、約27.1%が自然死し、約30.2%が一般に養子縁組(譲渡)されました。
残念ながら、保護された動物の約20.2%が安楽死させられました。
(画像)
Optimizing the Operation of Animal Shelters to Minimize Unnecessary Euthanasia: A Case Study in the Seoul Capital Area 「不要な犬猫の安楽死を最小限に抑えるための動物保護施設の運営の最適化について:ソウル首都圏での事例研究」 スンシル大学 2019年 から。

この韓国の2017年の犬猫殺処分数ですが、欧米先進国のアメリカやフランス比べれば人口で数分の1という少なさなのです。以下にほぼ同時期のアメリカとフランスの犬猫殺処分数の資料を引用します。
・Pet Euthanasia Has Declined Sharply In The U.S. 2018年4月11日
Every year, 6.5 million animals enter U.S. animal shelters - 3.3 million dogs and 3.2 million cats.
Currently, some 1.5 million shelter animals are euthanized every year (670,000 dogs and 860,000 cats).
Even though that may seem like a shockingly large figure, it actually represents a sharp decline on the number of animals euthanized a decade ago.
Back in 2012, the total figure was 2.6 million while in 2009, it was 3.7 million.
Today's rate is also a far cry from the 1970s when the number of cats and dogs euthanized in the U.S. stood at over 20 million.
毎年650万頭の動物が米国の動物保護施設に収容され、内訳は330万頭の犬と320万匹の猫です。
現在、毎年約150万頭のアニマルシェルターの動物が安楽死させられています(67万頭の犬と86万匹の猫)。
それは驚くほど多い数のように見えるかもしれませんが、実際には10年前に比べれば安楽死させた動物の数が急激に減少したことを表しています。
2012年には260万頭、2009年には370万頭の犬猫が安楽死させられました。
さらにこの数は、アメリカで安楽死させた猫と犬の数が2,000万頭を超えた1970年代とはかけ離れたものです。
・Mein erstes Mal: Einen Hund adoptieren 「私の初めての経験:犬を養子に迎えること」 2019年2月25日(ドイツ語記事)
Dort wird die Zucht von Haustieren kaum von Gesetzen überwacht.
Jeder züchtet also wie er mag, das drückt die Preise.
In fast jedem Gartenmarkt kann man für wenig Geld junge Hunde kaufen.
Auch viele Rassehunde werden ausgesetzt, sie kosten ja nicht viel.
Von der Kommunalpolizei eingefangen, landen sie dann in einer der rund 500 offiziellen Auffangstationen des Landes.
Alle Gemeinden in Frankreich müssen solche „fourrières“ unterhalten.
Diese sind aber nicht selten in einem extrem schlechten Zustand und hoffnungslos überfüllt.
Tiere, die in den „fourrières“ bleiben müssen, werden nach acht Tagen eingeschläfert.
Offizielle Zahlen über die Anzahl der Tötungen gibt es keine, inoffizielle Schätzungen gehen von bis zu 500.000 Tieren pro Jahr aus.
フランスでは、飼育動物(犬)の繁殖は法律によってほとんど監視されていません。
だから誰もが好き勝手に犬を繁殖し、それは犬の価格を下げます。
フランスではほとんどすべてのガーデンセンターの売り場で、少しのお金で幼い犬を買うことができます。
フランスでは犬の繁殖では多くの費用がかからないので、血統書付きの犬も多くは捨てられます。
それらの犬は地元の警察に捕らえられた後に、フランス国内の約500ある、公的な犬収容所の1つにたどり着きます。
フランスのすべての自治体は、そのような「フォーリエール」(公的な犬猫受け入れ施設)を維持する義務があります。
しかしここはしばしば非常に悪い状態で、絶望的なほど過密状態になっています。
「フォーリエール」に収容されなければならない動物は、8日後に安楽死させられます。
殺処分数に関する公の数字はありませんが、公表値ではない推定では、年間最大50万頭の動物が殺処分されています。
2017年の韓国での施設内の自然死を含む犬猫殺処分数は、4万7,000頭です。同時期の2017年のアメリカの犬猫殺処分数は150万頭です。ほぼ同時期(2019年の資料)のフランスの犬猫殺処分数は50万頭です。
これらの数字を人口比で比較すれば、アメリカは韓国の6.4倍の犬猫を殺処分していることになり、フランスでは約9倍の犬猫を殺処分していることになります。韓国の、アニマルシェルター内で自然視した犬猫の数を殺処分数に含めないとすれば、アメリカとフランスの犬猫殺処分数は韓国と比べればさらに多くなります。今回は取り上げませんでしたが、ヨーロッパではスペインやオランダも韓国より遥かに多い犬猫、もしくは犬を殺処分しています。愛誤活動家らの、「殺処分が多い国は動物愛護後進国。日本を含めアジアは動物愛護後進国で欧米は動物愛護先進国」という主張は相当怪しいと言えます。なお日本は韓国よりもはるかに犬猫の殺処分が少なく、世界でも稀に見る犬猫の殺処分の実数が少ない国です。
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