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なぜ日本の雌犬の繁殖年齢の上限が極端に低いのか







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domestic/inländisch

 日本では第一種動物取扱業者の犬ブリーダーが雌犬を交配する場合、上限年齢を6歳までと法令で定めています。この規定は国際比較では、極端に雌犬の年齢が若いのです。例えば法律で雌犬の交配年齢の上限を定めている国はスウェーデンが「10歳まで認める」、インドでは「雌犬の交配は8歳まで」としています。そもそも雌犬の出産の上限年齢を定めている国はほぼありません。この2国の他では、アメリカではヴァージニア州で「雌犬の交配は8歳まで」と州法で定めているのみです(もし他の国、州で雌犬の交配もしくは出産の下限上限を定める法令がご存知の読者様はコメントください。ただし法令原文のリンクを提示してください)。なぜ日本は雌犬の交配年齢が極端に若い法令の規定があるのでしょうか。「愛誤団体の保護犬仕入れのために、ブリーダーが売りやすい若い犬を手放すように愛誤団体が企てて愛誤議員に働きかけた」という意見もあります。諸般の事情からあながち妄論とは言えないような気がします。


 サマリーで示した、「日本の雌犬の法令で定める交配年齢の上限が他国に比べて極端に低いのは、愛誤団体が保護犬販売ビジネスをする上で、販売がしやすいより若い犬をブリーダーが手放すように仕向けるために立法を愛誤議員に働きかけた」という複数の意見がソーシャルメディアに投稿されています。諸般の事情を鑑みると、私はそれはあながち妄言とは言えないような気がします。具体例として、次のようなFacebookの投稿があります。


Koji Kawamura 27. Januar um 10:16 ·

今回のブリーダーへの各種制約を課す法令改正では、繁殖回数や年齢制限がある。
ある人が解説していました。
これは、動物愛護団体に引き受けてもらいやすくしているのであるって。
まだ商品価値があるうちは、譲渡しやすいからと。



 上記の意見の根拠ですが、すでに述べたとおり「そもそも犬ブリーダーの交配年齢の上限を法令で定める国はほぼなく、スウェーデンとインドの2カ国しか確認できない。他にはアメリカ合衆国でヴァージニア州1州のみがある。また日本の雌犬の交配年齢の上限は、これらの国にかけ離れて低い」ことです。日本は「雌犬の交配は6歳まで」としています。(*)具体的に、それらの国の法令を挙げます。

(*)
適正な飼養管理の基準の具体化について 飼養管理基準として定める事項 (環境省)


・スウェーデン
2: Regler för uppfödare och hanhundsägare 「2:ブリーダーと犬の飼い主のための規則」

(スェーデン語 原文)
Regel 2:5
Tik, oavsett ras, får inte paras efter det att hon har fyllt tio (10) år.

(英語 自動翻訳)
Rule 2: 5
The Swedish Board of Agriculture's regulations and general guidelines on keeping dogs and cats (SJVFS 2008: 5).
2: 5
Bitch, regardless of breed, may not be mated after she has turned ten (10) years old.

(日本語 拙訳)
規則 2:5
スウェーデン農業委員会の規則と犬と猫の飼育に関する一般的なガイドライン(SJVFS 2008:5)
2:5
雌犬は品種にかかわらず、10歳になった後には「交配」するべきではありません。



・インド
DOG BREEDING, MARKETING AND SALE RULES

(3) Female dogs shall not be mated after the age of 8 years.

雌犬の8歳以上の「交配」を禁じる。



・アメリカ合衆国 ヴァージニア州(州法)West's Annotated Code of Virginia. Title 3.2. Agriculture, Animal Care, and Food. Subtitle V. Domestic Animals. Chapter 59. General Provisions

2. Breed female dogs only: (ii) after the dog has reached the age of 18 months; and (iii) if the dog has not yet reached the age of 8 years;

2.雌犬のみの繁殖させる場合の規定:(ii)犬が18ヶ月齢に達した後でなければならない。 (iii)犬が8歳に達していない場合のみ行える(なおここでのBreed ですが、「交配」と解釈できます。Breedは Mating、もしくはmate(交配)から birth(出産)に至る全プロセスを含む概念で、その最初の行為が「交配」だからです)。

  

 また多くの先進国は犬ブリーダーの最低交配年齢もしくは出産年齢を、民間団体のケネルクラブが定めています。多くの国では概ね「雌犬の交配もしくは出産」の上限年齢を8歳までとしていますが多くは獣医師の許可があればそれ以上の年齢でも良いとしています。
 例えばドイツでは、民間のケネルクラブが「雌犬の交配の上限は8歳」と定めています(Zuchttauglichkeitsprüfung 「ドイツにおける犬の繁殖適合性検査」)。イギリスも同様に民間のケネルクラブが、「雌犬の交配年齢の上限は8歳で、獣医師の許可があればそれ以上でも良い、と自主規制を定めています(The Kennel Club's rules in regards to registration 「全英ケネルクラブにおけるブリーダー登録におけるルール」)。更にアメリカでは、雌犬の交配年齢の上限を定める法令があるのはヴァージニア州1州が例外的にあるのみ(連邦法ではない)で、民間のケネルクラブの自主規制が主となります。アメリカ合衆国の2大ケネルクラブはAKCとUKCです。まずUKCですが、民間自主規制として、母犬が出産時に10歳を超えている場合はその子犬の血統登録を認めません(UKC Forums : Powered by vBulletin version 2.3.0 UKC Forums > Departments > UKC Coonhounds > Off Topic > age limit on breeding.)。次にAKCですが、「雌犬の交配は8歳まで」との自主規制があります(Home Breeder Programs & Services Breeder Education AKC’s Guide to Responsible Dog Breeding


 上記の通り、繰り返しますが日本の「雌犬の交配は6歳まで」という法令の規定は、雌犬の交配を法令で規定している国の中(とはいえ確認できたのはスウェーデン、インド、ヴァージニア州のみ)では突出して若いのです。それ以前に雌犬の交配の上限年齢を法令で定めている国はほぼなく、他の国では民間の自主規制があります。民間の自主規制でも、概ね雌犬の交配ももしくは出産は8歳(獣医師の許可がればそれ以上も可)から10歳の間です。それらを鑑みれば、「日本の雌犬の法令の規定による交配年齢の異常な低さは、愛誤団体を利するのが目的」と勘ぐられても仕方がないです。
 また本記事では割愛しましたが、「雌犬の交配年齢の下限」を定めている国の法令を比べても、日本は異常に低いのです。日本は「1歳以上の雌犬の交配」を認めていますが、国際基準で言えば雌犬の健康上望ましくないとされています。雌犬の交配の下限年齢は、「18月齢以上」もしくは「2回目の発情以降」としている国が多いのです。また民間の自主規制でも同様です。それらについては次回の記事で述べます。


(画像)

 「動物福祉」最優先の米独英、犬との暮らしをより良いものに 2015年6月12日 朝日新聞sippo編集部 から。

 西山ゆう子氏は、「ロサンゼルスでは生体小売業は営めない」と明言しています。公にこのような荒唐無稽なデマを堂々と発言できるとは何らかの精神疾患が疑われるか、極度の無知です。ロサンゼルス市は、2012年に「犬猫ウサギに限り、ペぅとショップで販売するには保護団体由来のものに限る」という条例が成立しました。しかしその後も「形式的にでも保護団体を経由させれば犬猫ウサギでも販売できる」というザル法でしたので、ペットショップでこれらの動物が売られ続けています。もちろん犬猫ウサギ以外の一般的なペット(野生動物や危険な動物を除外して)は、ロサンゼルス市ではペットショップでの販売が制限された事はありません。西山ゆう子氏は、「ロサンゼルスでは雌犬の出産は6歳まで」、「ロサンゼルスでは生体小売業は営めない」という卒倒するようなデマ以外でも、多くの嘘を垂れ流しています。

 さらに西山ゆう子氏は、浅田美代子さんが救いたい“いのち”~殺処分問題の解決に向けて私たちにできること~ で次の発言しています。以下の引用した箇所は、法令行政文書等の根拠が全くありません。

「ロサンゼルスでは、犬が出産できる年齢は1歳以上~6歳までで、原則1年間に1回のみ。犬の繁殖にも販売にも許可証が必要です」と、西山獣医師は語ります。
ヨーロッパの動物愛護の先進国でも、同様に繁殖や販売に関する法規制があります。


 「ロサンゼルス市では、雌犬の出産年齢の上限を定めた法令による規定も行政指導も一切ありません。ロサンゼルス市の犬ブリーダーは血統書を発行する場合には「雌犬の交配(出産ではない)は8歳まで」とのAKCの、もしくはUKCの「雌犬の出産は10歳まで」という自主規制に従っています。
 またヨーロッパでは「雌犬の出産は6歳まで」と法律で定めている国は皆無です。スウェーデン1国が「雌犬の交配(出産ではない)は10歳まで」としています。嘘デタラメをよくおまあ、ベラベラと喋りまくれるものだと感心します。その他でも西山ゆう子氏は荒唐無稽な卒倒するデマを公にしています。この方は吸った息で嘘を吐かなければ窒息で死ぬらしい。

西山ゆう子 大嘘付き キチガイ
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
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