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犬猫の繁殖制限を義務付け、未去勢猫の放飼いを禁じるロサンゼルス〜21年の法改正から







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(summary)
LOS ANGELES CITY
No unaltered cats over the age of four months are allowed to be in a public place unsupervised.
All dogs and cats must be spayed or neutered after the age of four months.


 ロサンゼルス市(ロサンゼルス郡を構成する市。一般的にはLos Angelesと単にいえば、ロサンゼルス市を指す)及びロサンゼルス郡(郡都ロサンゼルス市を含む複数の自治体から構成される郡)では、4ヶ月齢以上の飼犬猫の繁殖制限義務と繁殖制限がされていない猫を公共の場に放すことが禁じられています。いずれも飼犬猫の管理はマイクロチップにより行われ、繁殖制限義務の違反者には罰金等の罰則が科せられます。この条例の「繁殖制限をしていない猫を公の場に放すことの禁止」などは日本でも大変参考になると思いますが、日本で報道されたことはありません。


 サマリーで示した、ロサンゼルス市とロサンゼルス郡の「飼犬猫の繁殖制限義務と繁殖制限がされていない猫を公共の場で放すことの禁止」を定めた条例について、以下に引用します。


List of Current Spay-and-Neuter Ordinances 「現在の飼犬猫の避妊去勢手術義務の自治体条例のリスト」 

LOS ANGELES CITY
No unaltered cats over the age of four months are allowed to be in a public place unsupervised.
All dogs and cats must be spayed or neutered after the age of four months.
Exemptions are provided for animals used in show and performance competitions, service animals, animals whose health would be endangered by the procedure, and animals with breeding permits.
Unaltered dogs and cats must be microchipped.
There is a penalty of $100 or 8 hours of community service for non-compliance, with increasing penalties for continued non-compliance.

ロサンゼルス市
4か月齢以上で繁殖制限がされていない猫は、公共の場所で人の管理外で放すことはできません。
すべての犬と猫は4か月齢後に去勢手術または避妊手術を受ける必要があります。
ショーや競技会で用いられる犬猫、種付け用の犬猫、不妊去勢手術により健康が危険にさらされる犬猫、繁殖許可を受けた犬猫は免除が適用されます。
不妊去勢されていない犬や猫はマイクロチップを使用する必要があります。
違反した場合は100ドルまたは8時間の社会奉仕活動を行う罰則規定があり、違反が続く場合は罰則が強化されます。

*なおロサンゼルス市条例の原文はこちら(SEC. 53.15.2. BREEDING AND TRANSFER OF DOGS AND CATS. (Amended by Ord. No. 173,168, Eff. 5/18/00, Oper. 11/15/00.)


 なおこのロサンゼルス市の条例改正は2021年です。
・ブリーダーが繁殖等に用いるなどの例外を抜いて、飼犬猫の繁殖制限を義務付ける。
・去勢不妊手術がされていない猫は公の場に放してはならない。
・不妊去勢されていない犬猫はマイクロチップで個体識別と登録が義務付けられる。

 これらの罰則付きの規定は、日本でも参考にすベきだと私は思います。日本でも取り入れることも検討すべき内容だと思います。
 ただ実効性を高めるには日本でも、猫でもアメリカ合衆国の多くの自治体で行われているように行政機関が外猫を捕獲し、公的な動物収容所に収容する必要があります。アメリカ合衆国の多くの自治体ではすでに飼い猫の個体識別が義務付けられており、捕獲収容された猫の返還を求めるには、飼主が手数料と罰金を支払い返還を受けなければなりません。飼主に返還されなかったり一般譲渡がされなかった犬猫は、行政が殺処分等を行います。

 上記のロサンゼルス市の条例改正は、野良猫の数の制御のためには日本は是非参考にすベき内容と私は思いますが、それを報道するマスコミはありません。それどころか、ロサンゼルス市のペット動物に関する条例では、全く事実無根のデマをマスコミが報道しています。
 例えば「ロサンゼルス市ではブリーダーは雌犬の出産を6歳までとしなければならない」、「ロサンゼルス市では生体小売業は営めない」という、全く事実無根のデマを拡散しているアメリカ在住の獣医師、西山ゆう子氏がいます。この発言を産経系メディアが報道しています。しかしこのような法的規制はロサンゼルス市条例を始め(SEC. 53.15.2. BREEDING AND TRANSFER OF DOGS AND CATS. (Amended by Ord. No. 173,168, Eff. 5/18/00, Oper. 11/15/00.))、ロサンゼルス郡条例、カリフォルニア州法、もちろんアメリカ合衆国連邦法令でもありません。完全に西山ゆう子氏の意図的な大嘘か、無知によるでまかせ発言です。この点について、私は記事にしています。
 
(再掲)「ロサンゼルスは犬ブリーダーに6歳を超えるメス犬の出産を禁止している」というアメリカ在住獣医師のデタラメ
「犬の出産の下限上限年齢を制限する法令はない」~西山ゆう子氏のデマ
「犬の出産の下限上限年齢を制限する法令はない」理由~西山ゆう子氏のデマ
商品の犬を従業員が床に投げつけていることが発覚し休業に追い込まれたペットショップ~ロサンゼルス


(画像)

 「動物福祉」最優先の米独英、犬との暮らしをより良いものに 2015年6月12日 朝日新聞sippo編集部 から。

 西山ゆう子氏は、「ロサンゼルスでは生体小売業は営めない」と明言しています。公にこのような荒唐無稽なデマを堂々と発言できるとは何らかの精神疾患が疑われるか、極度の無知です。ロサンゼルス市は、2012年に「犬猫ウサギに限り、ペぅとショップで販売するには保護団体由来のものに限る」という条例が成立しました。しかしその後も「形式的にでも保護団体を経由させれば犬猫ウサギでも販売できる」というザル法でしたので、ペットショップでこれらの動物が売られ続けています。もちろん犬猫ウサギ以外の一般的なペット(野生動物や危険な動物を除外して)は、ロサンゼルス市ではペットショップでの販売が制限された事はありません。西山ゆう子氏は、「ロサンゼルスでは雌犬の出産は6歳まで」、「ロサンゼルスでは生体小売業は営めない」という卒倒するようなデマ以外でも、多くの嘘を垂れ流しています。

西山ゆう子 大嘘付き キチガイ


 要するに、動物愛護(誤)に関する情報提供は、動物愛護(誤)活動家にとってもマスコミにとっても、真実などは二の次、どうでもいいのです。「いかに愛誤と言う人種を喜ばすことができるか」なのです。そのためには全く根拠のない嘘でも厭わず拡散します。対して真実で大変重要な、参考になる事柄であっても、愛誤にとって都合の悪い情報は決して報道しません。
 今回取り上げたロサンゼルス市の2021年の条例改正ですが、条例の実効性を高めるためには外猫の捕獲と殺処分が前提となります。ですからこの情報は、外猫を温存させたい愛護誤にとって不都合なのです。ですから報道されません。実際にロサンゼルス市はアニマルコントロールが外猫の捕獲と収容、殺処分を行なっています。
 なおロサンゼルス市はTNR制度はありません。裁判所の判決で、ロサンゼルス市のTNRを制度化を差し止める訴訟での判決で、TNRの制度化を差し止める命令が出されてるからです(RE: PROJECT DESCRIPTION FOR PROPOSED CITYWIDE CAT PROGRAM ENVIRONMENTAL IMPACT REPORT (EIR))。

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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

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