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カビ毒や病原菌で頻繁に汚染されるカナダのペットフード〜日本のペットフードは遅れているというデマ記事






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(Summary)
In Canada, pet food is often recalled with mycotoxins and salmonella, even E. coli O-157.


 記事、頻繁に犬猫殺処分薬がペットフードに混入しリコールされるアメリカ〜日本のドッグフードは遅れているというデマ記事
続・頻繁に犬猫殺処分薬がペットフードに混入しリコールされるアメリカ〜日本のドッグフードは遅れているというデマ記事
イギリス製のキャットフードで500匹以上の猫が死傷した〜日本のドッグフードは遅れているというデマ記事
の続きです。
 日本のペットフードの品質は動物愛護先進国のアメリカ、ドイツ、イギリス、カナダと比べれば著しく遅れている」という情報があります。しかしこれは偏向です。連載記事ではアメリカではペットの安楽死に用いる麻酔薬がペットフードに混入し、リコールが頻繁に発動されていることを書きました。食べた犬が死ぬ事件も起きています。今回はカナダのペットフードに関して述べます。カナダはアメリカと北米自由貿易協定を締結しており、通関手続きなしにアメリカのペットフードが輸入されているので条件はアメリカと同じです。またカナダでは頻繁にカビ毒や病原菌でペットフードが汚染され、頻繁にリコールされています。



 サマリーで述べた、「日本のペットフードの品質は動物愛護先進国のアメリカ、ドイツ、イギリスなどの動物愛護先進国に比べて劣る」というソースから引用します。


ペット先進諸国アメリカと日本のドッグフードの違い ~安全基準、医療、法律など

ペット先進国と言われるのは、アメリカ・イギリス・カナダ・ドイツなどの欧米諸国です。
これらの国では動物愛護、動物に関する法律、ドッグフードの品質管理、医療面でも進んでいます。
日本と、海外の犬を取り巻く事情を比較していくと、やはり日本はまだまだ遅れているように感じます。
ドッグフードの面でも大きな違いがあります。



 結論から言えば、上記のソースの記述、「日本のペットフードの品質はカナダに比べて劣る」ですが、偏向、もしくは誤りです。サマリーで述べたとおり、アメリカ製のペットフードは、北米自由貿易協定により、カナダに通関手続きなしに輸入されています。そのために、カナダにおいてもアメリカ産のペットフード、例えばペットの安楽死薬が混入したものが頻繁にリコールされています。
 その他にもカナダでは、カビ毒、サルモネラ菌、大腸菌)O-157に汚染されたペットフードが毎年のように発見され、リコールされています。その頻度は日本より多いと思われます。

 以下に、サマリーで示した「カナダでで生産されたペットフードは頻繁にカビ毒、病原菌に汚染され、頻繁にリコールされてる」ことを裏付けるニュースソースをいくつか引用します。


Hidden Risk: Aflatoxins in Pet Food 「隠されたリスク:ペットフードに含まれるアフラトキシン(カビ毒)」 2021年5月19日

Recently in the news, there has been a large concern in the pet industry with dog foods potentially contaminated with aflatoxin. 
An international recall of pet food products was issued in December 2020, as many dogs became ill after eating contaminated dog food. 
The recalled products contained potentially fatal levels of these toxins.
Aflatoxins are a group of toxins that are produced from molds growing on foods or food ingredients.
In severe and repeated exposure cases, aflatoxins have the potential to cause impaired development and growth, acute liver failure, increased risk of cancer, and death.
You can sign up to receive recall alerts from Health Canada and the FDA, which may advise you when there has been a recall.

アフラトキシン(カビ毒)で汚染されたドッグフードが、ペット業界に大きな懸念を生じさせていると最近のニュースにあります。
多くの犬が汚染されたドッグフードを食べた後に病気になったために、ペットフード製品の国際的なリコールが2020年12月に発動されました。
リコールされた製品には、致死的なレベルのこれらの毒成分が含まれていました。
アフラトキシンは、食品または食品成分で成長するカビから発生する毒素の一群です。
重度に反復して暴露した場合は、アフラトキシンはペットの発達と成長の障害、急性肝不全、癌のリスクの増加、および死亡を引き起こす可能性があります。
カナダ保健省とFDA(アメリカ連邦食品医薬品局)からリコール緊急通報を受信するように登録しておけば、ペットフードのリコールが発動された時に通知を受けることがあります。


'Dispose of it immediately': Major recall of cat food sold at PetSmart, Pet Valu and other stores triggers Health Canada warning due to salmonella fears 「すぐにそのキャットフードを処分してください」:ペッツマート、ペットヴァリュー、その他の店で販売されたキャットフードのカナダ保健省の警告をによる大規模なリコールで、サルモネラ菌がキャットフードに含有している恐れがあるとされています」 2021年6月17日

Health Canada is warning pet owners Thursday (June 17) about a major recall involving cat food due to possible salmonella contamination.
The recalled cat formula may be contaminated with Salmonella.
"Symptoms of Salmonella infection in cats may include vomiting, diarrhea, decreased appetite, fever, or excessive salivation. Some cats may not appear sick but can spread infection to other animals and humans in the household," the notice states.

カナダ保健省は木曜日(2021年6月17日)にペットの飼い主に、キャットフードがサルモネラ菌に汚染されている可能性により、キャットフードの大規模なリコールについて警告しています。
リコールされた猫用の調合乳はサルモネラ菌で汚染されている可能性があります。
「猫のサルモネラ感染症の症状には、嘔吐、下痢、食欲不振、発熱、過度の唾液分泌などがあります。一部の猫は病気に見えないかもしれませんが、家庭内の他の動物や人間に感染を広げる可能性があります」とリーコールの通知は述べています。


Carnivora Fresh Frozen Patties for Dogs and Cats recalled due to E.coli contamination 「大腸菌O−157汚染のためにリコールされた犬と猫のための生鮮肉の冷凍パテ」 2020年6月12日 カナダ政府文書

Summary
Product: Carnivora Fresh Frozen Patties for Dogs and Cats
Issue: The pet food may be contaminated with Escherichia coli O157 (E. coli) and there is risk of cross contamination and illness after handling.
Consumers should immediately stop using any of the affected pet food products and contact the retailer where they purchased the affected product for a full refund or exchange.

概要
製品:犬と猫のための新鮮な肉の冷凍パテ
問題:ペットフードは大腸菌O157で汚染されている可能性があり、取り扱い後に交差汚染や感染して病気になるリスクがあります。
消費者は影響を受けているペットフード製品の使用を直ちに停止し、影響を受けている製品を購入した小売業者に連絡して全額返金、または交換しなければなりません。


 カナダのペットフード事情ですが、上記に示したとおり、毎年もしくは年に数回のペットフードのリコールがあります。カビ毒やサルモネラ、大腸菌O-157といった自然毒や病原菌のペットフード混入は、原材料の検査の不備や、製造過程の衛生管理に問題があると思います。
 さらに冒頭で述べたとおり、カナダはアメリカと単一市場で通関手続きがなくアメリカ製品が入ってきます。そのためにアメリカで高頻度で発生する、ペット安楽死薬が混入したペットフードも当然カナダにそのまま輸入されています。以上を総合的に考えれば、日本のペットフードのほうがはるかに安全という気がします。


(動画)

 FDA Pet Food Recall as 28 Dogs Die 「FDA(アメリカ食品医薬品局)は28頭の犬が死んだためにペットフードをリコールした」 2021年1月2日
 アメリカでは毎年のようにペットの安楽死薬、ペントバルビタールがペットフードに混入したことが発見され、ペットフードがリコールされます。この動画は「ペットフードにカビ毒のアフラトキシンが混入し、それを食べた犬が28頭死んだ」という内容。アメリカではペット安楽死薬以外にも、カビ毒などでもペットの死亡事件やペットフードのリコールが頻繁に起きます。この動画はアメリカ製品についてですが、カナダはアメリカとの貿易では通関手続きなくアメリカ製品が輸入されていますので、条件はアメリカと同じです。
 


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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
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