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オークランド(ニュージーランド)の犬の殺処分数は人口比で日本の45倍〜わんちゃんホンポのデマ記事







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(summary)
Auckland council ordered the death of 16,666 dogs over the last five years, figures obtained under an official information request revealed.


 記事、「アメリカは犬の飼育頭数はうち7割〜8割が大型犬」というわんちゃんホンポの大デマ記事
頻繁に驚くようなデマ記事を掲載する、「わんちゃんホンポ」というサイトがあります。最近も「愛犬と一緒に移住してみたい国ランキング」という記事がありますが、書かれていることはほど全てが嘘です。記述について順次取上げていきます。今回はニュージーランドに関する記述「殺処分は一切行われない」は真逆の大嘘であることを述べます。ニュージーランドのオークランド市では。人口比で日本の45倍の犬を殺処分しています。



 頻繁に驚くようなデマ記事を掲載する、「わんちゃんホンポ」というサイトですが、最近の記事で海外に関する情報の記述のほぼ全てがデマという記事があります。その記事と、誤りの箇所を示します。なお私がわからない言語の国のことは調べていません。ですから私的がなくともその記述が正しいと言うことではありません。


愛犬と一緒に移住してみたい国ランキング 2021年10月29日

アメリカは、生体販売の禁止などが進められている動物保護先進国としても知られる国です。
犬を飼いたいと思った人がまず訪れる場所は、ペットショップではなくアニマルシェルター(保護施設)。
犬の飼育頭数においては世界的に見ても多くうち7割〜8割が大型犬だといいます。

『ニュージーランド』♪
SPCA(Society for the Prevention of Cruelty to Animals)をはじめとする多くの保護団体が存在し、殺処分は一切行われない。

『オーストリア』
いずれも動物の陳列販売は禁止。
そして一番人気の犬種は雑種、アニマルシェルターでのお迎えが一般的。

『イギリス』!
ペットショップでの生体販売は禁止。

殺処分ゼロを実現した『オランダ』!
ペットショップなどでの陳列販売はされていない。

『デンマーク』!
屋外飼育や鎖に繋いでの飼育の禁止。
ペットショップなどでの生体販売の禁止。
動物が動物らしく生きるための権利を守る!

『カナダ』!
一部の地域ではペットショップでの生体販売は禁止。



 今回はニュージーランドについて書きます。ワンちゃんポンポの問題の記事では、「(ニュージーランドでは)SPCA(Society for the Prevention of Cruelty to Animals)をはじめとする多くの保護団体が存在し、殺処分は一切行われない」とありますが、結論から言えばとんでもない大嘘です。ニュージーランド全土の犬の殺処分数の統計はありませんが、首都オークランド(ニュージーランドではほとんどがオークランドに人口が集中している)の犬の殺処分数は人口比で約日本の45倍です。
 これはオークランド市内の全アニマルシェルターの統計で、一単位で正確な数値です。それを裏付ける資料から引用します。なおこれは2018年の資料ですが、オークランド市のアニマルシェルターの統計は数年ごとに公表されています。現在この資料が最新です。


Animal welfare group says too many dogs are being euthanised 「ニュージーランドの動物福祉団体は、あまりにも多くの犬が安楽死させられていると言っています」 2018年2月22日

An animal welfare advocacy group says Auckland Council is making money out of killing dogs.
Paw Justice co-founder Craig Dunn said the number of animal shelter dogs euthanised each year was alarming.
The council ordered the death of 16,666 dogs over the last five years, figures obtained under an official information request revealed.

動物福祉擁護団体は、オークランド自治体が犬を殺すことでお金を稼いでいると言います。
パウ・ジャスティス(PawJustice 動物福祉団体)の共同創設者であるクレイグ・ダーン(CraigDunn)氏は、毎年安楽死させられる保護動物の犬の数は憂慮すべきだ述べました。
自治体は過去5年間で16,666頭の犬の殺害を命じ、情報公開請求の下で得られた数字が明らかになりました。



 上記の数字から、オークランド市の1年間の犬の殺処分数は3333頭です。オークランド市の人口は1,650,644人で、日本はその76倍です。日本の年間の犬の殺処分数は5,635頭です(犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況)。
 つまりニュージーランドの犬の殺処分数と日本の犬の殺処分数の人口比は、3,333✕76:5,635=45:1となります。ニュージーランドのオークランド市の犬の殺処分数は、人口比で日本の45倍と大変多いのです。

 それをわんちゃんホンポの問題の記事では「(ニュージーランドでは)SPCA(Society for the Prevention of Cruelty to Animals)をはじめとする多くの保護団体が存在し、殺処分は一切行われない=殺処分ゼロ」、とやってしまうのですから悪質極まりないです。
 この問題の記事を書いたライターは他の国の記述も同様ですが、出典を調べていないようです。このような荒唐無稽なデマ記事を出してしまうメディアも問題ですし、ライターのモラルも疑います。


(動画)

 THIS PET STORE WAS AMAZING! (Auckland Vlog #5) 「このペットショップは素晴らしい」(オークランド) 2020年11月25日

 日本では「ニュージーランドではペットショップがない」というデマが流されていますが、オークランドには複数の生体展示販売のペットショップがあり、子犬子猫も売られています。


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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

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