ドイツでは生体販売ペットショップの売上は16年で4倍増で店舗数も増加〜杉本彩氏の真逆の大嘘

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(Zusammenfassung)
Der Absatz von Zoohandlungen in Deutschland explodiert.
Auch die Zahl der Zoohandlungen steigt.
記事、
・日本で行われている保護犬猫譲渡会の多くはイギリスでは犯罪行為〜また杉本彩氏が赤恥をやらかした、
・杉本彩氏の保護猫譲渡会は日本の数値基準も満たしていない〜日本で行われている保護犬猫譲渡会の多くはイギリスでは犯罪行為、
の続きです。
上記の記事でリンクした杉本彩氏の発言を取上げた記事をリンクしましたが、その記述に著しい誤りがあるので取上げます。それは「ドイツでは生体販売ペットショップの法規制を強化したためにドイツではペットショップの経営が成り立たなくなり激減した」とう記述です。真実は真逆で、過去16年間の間に生体販売ペットショップの売上は約4倍増と激増しています。また生体販売に特化した専門店の数は増えています。さらにドイツではペットショップのみを対象とした法令条文はありません。
サマリーで示した、杉本彩氏の発言を元にした記事の問題記述、「動物愛護先進国のドイツでは、国がペットショップへの規制を強めて厳しいルールを設けたことでビジネスが成り立たなくなり、生体展示販売が激減したという」がある、ニュースソースから引用します。
・杉本彩さん「ペットの生体展示販売という、野蛮なビジネスモデルをなくしたい」 2019年11月24日
「生体展示販売によるペットビジネスがここまで巨大化している国は日本くらいのもの。街のあちこちにペットショップが存在し、動物たちがショーケースに陳列されて販売されている。日本では当たり前の光景ですが、動物愛護先進国の人たちの目には、“信じられない野蛮な行為”に映っているでしょう」
また、悪質なペット業者が絶えない要因には、開業のハードルの低さも挙げられると杉本さんは言う。
動物愛護先進国のドイツでは、国がペットショップへの規制を強めて厳しいルールを設けたことでビジネスが成り立たなくなり、生体展示販売が激減したという。
上記の、
1、ドイツでは生体展示販売が激減した。
2、ドイツでは、国がペットショップへの規制を強めて厳しいルールを設けた。
ですが、結論から先に述べればいずれも真逆も真逆、正反対の驚くべき大嘘です。
まず「1、」ですが、ドイツは2003年から2019年の16年間の間に、生体販売ペットショップの売上が約4倍に激増しています。また生体販売を専門に扱うペットショップの数は2008年から2021年にかけて増えています。ペット生体販売の認可を受けた、例えば一部門としてペット販売を行う法金の小売業者は最近5年間は微減ですが、これは生体販売ペットショップの専門店にペット生体販売が集約されて、専門店が超巨大化したことが要因です。
例えば世界最大の生体販売ペットショップはドイツにある、ZooZajacですが、2008年に売り場面積が8,000平米でギネスで「世界最大の生体販売ペットショップ」と認定されました。しかしその後も売り場面積を拡大させて、現在は1万2,000平米です。
次に「2、」ですが、ドイツには生体販売ペットショップのみを対象にした法令条文はありません。ドイツで生体販売ペットショップを規制する法令条文は、動物保護法(Tierschutzgesetz)11条のみで、これは生体販売ペットショップとともに、保護施設(ティアハム)や害獣駆除業者などの動物を取り扱う業者を包括的に規制する条文です。
この条文では「動物取扱業者は認可を受けること」と、「専門職員の配置義務」を定めているだけです(2021年現在、ペットショップ等に関する専門職員の配置義務に関する詳細を定めた省令の立法が審議されていますが、現行の日本の動物保護法の第一種動物取扱業の認可基準より遥かに寛容です)。
「2、」については、次回記事で述べます。今回記事では「1、ドイツでは生体展示販売が激減した」が真逆の大嘘である点ですが、それを裏付ける資料をそれぞれ示します。
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Anzahl der Verkaufsstellen im Zoofachhandel in Deutschland in den Jahren 2008 bis 2021 「2008年から2021年までのドイツのペットショップの販売店数」 2021年
Die Statistik zeigt die Anzahl der Verkaufsstellen im Zoofachhandel in Deutschland in den Jahren 2008 bis 2021.
Im Jahr 2021 wurden insgesamt 1.560 Geschäfte des Zoofachhandels gezählt.
本統計では2008年から2021年までのドイツのペット生体販売を専門に行うおける小売店(ペットショップ)の数を示しています。
2021年には、合計1,560店のペット生体販売専門のペットショップが数えられました。
この統計では例えばホームセンターが一部門としてペット生体を販売するコーナーを持っている、という店舗形態は含みません。

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Nettoumsatz im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2003 bis 2019 「2003年から2019年にかけてのドイツにおけるペット生体の需要とペット生体販売も行う小売店(ペットショップ)の純売上高推移」 2021年
Die Statistik zeigt den Nettoumsatz im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2003 bis 2019.
Betrachtet wird der überwiegend stationäre Fachhandel, Internet- und Versandhändler sind nicht enthalten.
Im Jahr 2019setzten die Zoofachhändler in Deutschland netto rund 3,7 Milliarden Euro um.
本統計は2003年から2019年にかけてのドイツにおける、ペット生体の需要とペット生体販売も行う小売店の純売上高を示しています。
主にペットを専門に販売する固定型店舗で、インターネット販売、通信販売会社は含まれていません。
2019年、ドイツのペットショップ(生体販売専門店)の純売上高は約37億ユーロでした。
2003年には、ドイツのペット生体販売ペットショップ専門店の総売上高は10億ユーロに達しませんでしたが、2019年には37億ユーロ(約4810億円 1ユーロ=130円)に達しました。16年間で約4倍にペット生体販売ペットショップの売上が激増したのです。これほどまでに成長した業種はドイツでは稀で、国内総生産(GDP)の成長をはるかに上回ります。
ドイツの2003年から2017年にかけての国内総生産は1.5倍程度です(040 世界経済の長期推移からわかる事 小松製作所 2020年)

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Anzahl der Unternehmen im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2009 bis 2019 「2009年から2019年にかけてのドイツにおけるペット生体の需要とペット生体を販売する法人ペットショップ(註 個人事業主は含まない)の数(註 この数には生体販売を専門に行うペットショップ以外にも、例えばホームセンターなどの一部門でペットの生体販売を行う企業も含む)」2021年
Die Statistik zeigt die Entwicklung der Anzahl der Unternehmen im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2009 bis 2019 auf.
Im deutschen Tier- und Zoofachhandel gab es zum 31. Dezember 2019 insgesamt 3.294 Unternehmen.
本統計は2009年から2019年にかけてのドイツにおけるペット生体の需要と、ペット生体を販売部門を持つ小売業法人の数の推移を示しています。
2019年12月31日現在、ドイツのペットおよびペット販売を行う企業数(註 個人企業主は含まない)は合計3,294社です。

なお個人事業主も含むペット生体販売を行うペットショップの総数は、ドイツ全土では4,000店台です。
・Tierhandlungen – Geschäfte auf Kosten der Tiere 「ペットショップ 動物を犠牲にする店」 2012年7月14日
Viele der Tiere stammen von Züchtern, aus Tierheimen, aus dem Ausland ─ oder aus einer der ca. 4300 Zoohandlungen deutschlandweit.
Obwohl jedes Jahr Millionen Tiere in Tierhandlungen verkauft werden, gibt es in Deutschland, keine speziellen gesetzlichen Regelungen für den Verkauf von lebenden Tieren.
2010 betrug der Gesamtumsatz der Heimtierbranche nach offiziellen Angaben 3,7 Milliarden Euro, Tendenz steigend.
ほとんどの動物は、ブリーダー、ティアハイム、外国から輸入したり、またはドイツ全土にある約4,300のペットショップの1つから購入することができます(註 同時期の総務省の調査では、生体販売を行うペットショップの数は5045店舗です)。
毎年数百万の動物がペットショップで販売されていますが、ドイツでは生きた動物の販売に関する特別な法的規制はありません。
以上のように、杉本彩さん「ペットの生体展示販売という、野蛮なビジネスモデルをなくしたい」の記述、「(日本で)悪質なペット業者が絶えない要因には、開業のハードルの低さも挙げられると杉本さんは言う。動物愛護先進国のドイツでは、国がペットショップへの規制を強めて厳しいルールを設けたことでビジネスが成り立たなくなり、生体展示販売が激減したという」。は真逆も真逆、正反対のまさに狂気と言える大嘘です。
ドイツは先に述べたとおり国内総生産は2003年から2017年にかけて1.5倍程度しか成長していません。それにも関わらず生体販売ペットショップの売上規模は、2003年から2019年にかけて約4倍と激増しているのです。生体販売ペットショップという業種は、ドイツにおいては極めて成長している特異な存在です。
さらに「(日本で)悪質なペット業者が絶えない要因には、開業のハードルの低さも挙げられると杉本さんは言う」もまさに狂気の正反対の大嘘です。ドイツは、ペットショップのみを対象とした法令条文すらありません。ペットショップのみに適用されるペットの展示に関する数値基準も皆無です(犬だけは厳しい飼養の全般規制、つまり一般飼主も保護施設も適用となる数値基準がある)。ですから猫は販売の最低週齢規制も最小ケージ寸法も、ペットショップで適用される法令はありません。日本のほうがはるかに厳しい基準があります。それは次回記事で詳述します。
これほどの真逆も真逆の大嘘、デマを平気で発言できるとは、杉本彩氏やそれを記事にしたマスコミ関係者は精神に疾患があると疑われます。すぐに然るべき医療機関を受診されたほうが良いでしょう。
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2018年の、杉本彩氏の自著の紹介文。この中で「ペットショップがある先進国は日本だけということを知っていますか( ー`дー´)キリッ」と述べています。超上から目線でこの荒唐無稽なデマ発言をするとは恐れ入る。その発言の舌の根が乾かないうちに2019年に「ドイツでは生体販売ペットショップが激減した(ということはあるということですよね)」と発言する図々しさにはあきれます。
さらにそのドイツですが、生体販売ペットショップは国内では稀に見る成長している特異な業種で、生体販売ペットショップの店舗数も増えています。まさに恥の上塗りをさらに重ねています。人前で裸で鞭打たれてハァハァ言って恥ずかしくない無知無学の元中卒のポルノ女優ですから、これしきの恥さらしはなんとも思わないのでしょう。


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