fc2ブログ

ドイツ、ギリシャの動物政策のデマをばらまく有馬めぐむ、浅川千尋 堀内みどり







Please send me your comments.    dreieckeier@yahoo.de
Bitte senden Sie mir Ihre Kommentare.   dreieckeier@yahoo.de
メールはこちらへお寄せください。   dreieckeier@yahoo.de

domestic/inländisch

 記事、「ドイツでは動物実験を禁止している」という大学教授の狂気、の続きです。
 前回記事では驚愕、卒倒しそうな大嘘を大学の資料で公開している、天理大学教授、堀内みどり氏の論説を取り上げました。それには「ドイツでは動物実験を法律で禁止している」とありました。獣医学部や医学部がある国で動物実験を禁止することが可能なのだろうかと疑問にすら思わないとは、この方の知能が正常に満たないと判断せざるを得ません。この記述は浅川千尋、有馬めぐむ両氏の著作を紹介したものですが、特に有馬めぐむ氏は誤り嘘が極めて多いです。マスコミに寄稿した記事では、正確なものは1つも私は確認していません。



 サマリーで示した、動物愛護誤ジャーナリストの有馬めぐむ氏は、マスコミに複数の寄稿を行っていますが、私が確認した限り正確な記事は1つもありません。特にひどいものを今回取り上げたいと思います。
 ドイツとギリシャが教える「ペット殺処分がなくならない日本」の異常 2018年9月11日 この記事で書かれている、ドイツ、ギリシャに関する記述はほぼすべてが誤りです。そのいくつかを引用します。


1、(ドイツの)ティアハイムでは(中略)、世話がきちんとできるか、快適な環境を用意できるかなど、飼い主のチェックは厳しく行われる。
2、(ドイツのティアハイムでは)飼い主が見つからない動物も殺されることはなく、一生その施設で暮らしていける。
3、(ドイツの)ティアハイムでは9割以上の動物たちが新しい飼い主を得ていく。
4、(ドイツでは)原則、殺処分ゼロではあるが、狩猟法に基づき、狩猟ができる地域において犬や猫が駆除されるという。
5、ドイツにはペットの食料やグッズなどを販売するペットショップはあるが、生体販売はほぼ皆無である。
6、(ドイツでは)猫などが入れられるケージの広さに基準となる数値が、法的に定められているからだ。
7、(ドイツでは)8週齢未満の子猫を親や兄弟から引き離してはならないという「8週齢規制」が定められている。
8、ギリシャでも2004年アテネオリンピックの前年に犬の繁殖の制限や8週齢規制、動物取扱業のライセンス制などは法律化された。


 上記の記述内容は嘘誤りです。真実は次のとおりです。


1、ドイツでは非対面による犬などのオンライン販売に対する規制がまったくない国です。ティアハイム専用のオンライン犬猫販売サイトが活況で、相当数の犬などが非対面で販売されています。

Deine Tierwelt
〜 
 ドイツの大手オンライン販売の、ペット販売ポータルから、ティアハイムの犬販売ページ。ドイツではインターネットでの犬などのペットの非対面に対する法規制がまったくない国です。そのためにティアハイムは多くが非対面のオンラインで犬猫等を販売しています。


2、ドイツの統括団体である、ドイツ動物保護連盟はティアハイムの運営指針を出しており、その中では「傷病のある動物、問題行動のある動物、緊急性を要する場合はそれらの動物は殺処分しなければならない」と明記しています。2014年の大学の調査ではティアハイムの犬の殺処分率は26.2%としており、この率は日本の公的殺処分率より高いのです。

Tierheimordnung des Deutschen Tierschutzbundes 「ドイツ動物保護連盟『ティアハイム運営指針』」

 ドイツ、ティアハイムの統括団体であるドイツ動物保護連盟は、ティアハイム運営指針を示しています。その中では、「ティアハイムが動物を殺処分しなければならない場合」を3つのケースとしてあげています。
1、傷病動物
2、問題行動がある動物
3、緊急性がある場合

Tierärztliche Hochschule Hannover Bedeutung der Pflege- und Haltungsbedingungen für Gesundheit und Wohlbefinden von Hunden als Fund- und Abgabetierein Tierheimen des Landes Nordrhein-Westfalen 「ノルトラインーヴェストファーレン州のティアハイムにおける、行政が拾得した犬の健康と福祉のための世話や飼育環境の調査」 2014年 

 ドイツ、ハノーファー大学における2014年のティアハイムの犬の飼育に関する大規模調査。その中では、ティアハイムの犬の殺処分率は26.2%とあり、この率は日本の犬の公的殺処分率より高いのです。

Häufig gestellte Fragen 「ティハイム・ベルリンHP よくある質問」

 質問に「殺処分を行っていますか、それはどのような場合ですか?」という質問に対してティアハイム・ベルリンは、「傷病、問題行動、緊急性を要する場合は殺処分を行っています」と明記しています。


3、「ドイツのティアハイムでは9割以上が譲渡される(ドイツのティアハイムでは全て、平均という意味になる)」という資料は、ドイツ語のドイツの文献では1つも見つかっていません。対して75%、個別の施設では60%台、それ未満という資料はあります。

Tiere im Heim 「ティアハイムの動物たち」 2017年10月30日

 この記事では、ドイツの全ティアハイムで年間に引受ける犬の数は80,000頭、猫は130,000匹とされ、その内の4分の3、すなわち75%が新しい飼い主に譲渡されるとしています。

Tierheim Dortmund hat 2020 mehr als 650 Tiere aufgenommen 「ティハイム・ドルトムントは2020年には650頭の動物を引き受けました」 2021年2月4日

 この資料は中堅のティアハイム、ティアハイム・ドルトムントのHPの記事です。この中では当施設は2020年に650頭の動物を引き受けて451頭を譲渡したとしています。つまり譲渡率は69%です。
 なお日本の犬の公的な譲渡率(引受数から飼主返還数を差し引いた数に占める譲渡数の割合。ドイツでは迷い犬猫等の引取は行政機関が公的動物収容所で行い、飼主返還や緊急性が高い殺処分を行った後に民間のティアハイムに譲渡するので条件を等しくした)は75%です。最初の記事の、ドイツの全ティアハイムの犬猫の譲渡率と変わりません。施設によっては日本の公的施設より譲渡率が低いです。


4、ドイツは大変厳格に公的殺処分を行っている国です。日本と異なり禁止犬種法があり、違反して犬を飼育した場合はその犬を行政が没収して強制的に殺処分する権限が法律に明記されています。また咬傷犬や不適正飼育者から動物を行政が没収して強制的に殺処分する権限があり、相当数があります。狂犬病規則による強制殺処分は日本より厳格です。

vom 09. September 2008 (Eingang beim Abgeordnetenhaus am 10. September 2008) und Antwort Sicherstellung und Beschlagnahme von Hunden in Berlin 「ベルリン州における犬の行政施収容数と殺処分等の処分の内訳と予算~州下院議会議事録」

 これはドイツ、ベルリン州下院議会議事録です。この中では540頭の犬の押収と没収、及び公的動物収容所での収容と殺処分等の処分内訳と予算について審議されています。また犬の押収および没収の根拠法が説明されています。


5、ドイツには生体販売ペットショップは4,300店舗あり、この数は人口比で日本の1.3倍多いのです。「総務省 平成26年経済センサス‐基礎調査」の結果 によれば、2014年の日本のペットショップ数は、5,045件です。

Tierhandlungen – Geschäfte auf Kosten der Tiere 「(ドイツ)のペットショップー動物を犠牲にする店」 2021年7月14日


(動画)

 Der Supermarkt der Tiere (1/2) 「ペットのスーパーマーケット」 2021年1月31日
 世界最大の、ドイツにある生体展示販売ペットショップ。もちろん犬猫も売っています。経済原則からすれば、このような超大型店舗が存在するということは、その国のペットショップが多く裾野が広いと考えるほうが自然です。現にドイツはペットショップに対し独自に規制する法律すら無い(本記事公開時点)、ペットショップに対する規制がゆるゆるな国です。ドイツはペットショップの店舗の巨大化(資本集約)、ペット生体の品揃えや販売数、飼育技術など世界最高峰のペットショップ先進国です。

 


6、ドイツでは、猫の飼養に関する法律による数値基準はありません。その根拠法を示されたい。ペットショップに限ってもです。犬は厳しい全般規制があります。ドイツで動物の飼育で最低ケージサイズなどの数値規制の法令があるのは犬、牛、豚、鶏だけです。


7、ドイツでは猫には「親等から8週齢未満で引き離してはならない」という規制はありません。そもそも猫に関しては週齢規制すらありません。


8、ギリシャではこの記事が公開された2018年時点では、犬猫とも8週齢未満の販売を禁じるという法律はありません。犬猫とも週齢規制そのものがありません。現在でも確認できていません。


(画像)

 Online Pet Sales in the EU What's The cost? 「EUにおけるペットのオンライン販売 その犠牲とは一体何?」 2018年版
 これはイギリスの大手動物保護団体、ブルークロスによる調査資料です。この団体は数年ごとにペット販売に関する詳細な調査を行って資料を公開しています。その資料の10ページに、EUの主要国の犬猫の販売規制が一覧になっています。ドイツは犬では8週齢規制がありますが、猫ではありません。現在もドイツでは、猫は週齢規制がありません。ギリシャは2018年(問題の記事が公開されたのと同時期)時点では犬猫とも8週齢規制がありません。つまり「2004年に犬の8週齢規制が立法化された」は大嘘です。現時点でもギリシャでは、犬猫とも8週齢規制は確認できていません。

EU8週齢


 なお、 ドイツとギリシャが教える「ペット殺処分がなくならない日本」の異常 の誤りの指摘のうち、1、2、4、5、6、7、8については、私は何度もこのブログサイトで出展を挙げて述べてきました。       
 次回記事では3、の「(ドイツの)ティアハイムでは9割以上の動物たちが新しい飼い主を得ていく」がデマであることを説明します。ドイツ語文献では「ドイツのティハイム(問題の記事は「全般的に、平均で」との意味になるが)では譲渡率は90%以上」という資料は1つも見つかっていません。75%程度という数字があります。個別のティアハイムでは、更に低い施設が自らその数値を公開しています。


関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

No title

2021-10-15s,maコメント
これらのMegumi Takeda様の公開記事をそれぞれの関係者は必ず目を通しているでしょう

環境省の委員諸氏も含めて これらの教育者とされての職にある人々は 日本の国をどうしたいのか?
国民 特に動物あいごに関係する人々が「あほ」だとお感じで「この程度の情報? を与えておけば 喜ぶであろう」とお考えなのか?
ご自身が本当に信じておられるのか?
後者であれば救いようがないし 前者であれば 良心のかけらもない 国民を蔑視した 国賊ともいえる程度の極悪人です
それで生計を立てておられるお方の頭の中は どうなっているのか?
凡人の私には理解に苦しみます
fake情報に無頓着であってはならないが それを スルーすることで社会人とされて 職業的な責任を感じられないのか?
日本は モラル崩壊で 亡国の危機にあると感じるのは大げさと言われるでしようが 私にはそう思えます 若い人々が平気ならそれでいい゛と思います
それではいけないと思う人々はいるはずです
若い人々が目を開き 耳を傾け 頭を働かせてください
Megumi Takeda様のご主張が正しいのか?
教育的?立場にある仕事に付いてる人々が間違ってはいないのか?
【よくないことは良くない】と言える大人になっていただきたい

私の余生は知れたもの
どうあっても受け止めて生きることができる年月ですから 言いたいことを言わせていただきます 
ごめん遊ばせ----- 

Re: No title

s,ma様、コメントありがとうございます。

> これらのMegumi Takeda様の公開記事をそれぞれの関係者は必ず目を通しているでしょう

この連載記事は全て、渋谷弁護士とペット法学会の新美育文教授に送っています。
その上で、「欧米は日本より高額のペットの死での慰謝料が認容されている」ことを裏付ける判決を示せと求めています。
しかし一度も返事がありません。


> 環境省の委員諸氏も含めて これらの教育者とされての職にある人々は 日本の国をどうしたいのか?

環境省の外部委員の審議会の内容はあまりにもひどいです。
客員は外国の法令や制度について意見していますが、全く原典を調べていません。
発言が事実と真逆だからです。


> 国民 特に動物あいごに関係する人々が「あほ」だとお感じで「この程度の情報? を与えておけば 喜ぶであろう」とお考えなのか?
> ご自身が本当に信じておられるのか?
> 後者であれば救いようがないし 前者であれば 良心のかけらもない 国民を蔑視した 国賊ともいえる程度の極悪人です

ご指摘の夜降りです。


> fake情報に無頓着であってはならないが それを スルーすることで社会人とされて 職業的な責任を感じられないのか?
> 日本は モラル崩壊で 亡国の危機にあると感じるのは大げさと言われるでしようが 私にはそう思えます 

私も同感です。


> Megumi Takeda様のご主張が正しいのか?

私がブログ記事で述べていることは主張ではありません。
主張とは、「自分の意見や持論を他に認めさせようとして、強く言い張ること。また、その意見や持論」です。
私の記述は、客観的事実の提示です。
渋谷弁護士やペット法学会の会員らが述べていること「日本は欧米より動物に関する法的感性が遅れており、ペットの死でも認められる慰謝料は欧米に比べて極めて少額だ」が真実であれば、ペットの死により、日本よりはるかに高額の慰謝料が認容された判決があるはずです。
なぜそれを示さないのですかね。
どちらが正しいかは、証拠があるかどうかだけです。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブロとも一覧

びっくりしたなぁ、もぅ FC2支店

動物にやさしいライフスタイルのススメ♪

遊休地

野良猫駆除協力会本部

野生動物である野良猫、行政対応に思う

迷惑な愛誤達
TOEICボキャドリル

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR