ドイツ動物愛護の光と「影」ー2





 欧米では過激な動物愛護はナチス政権時の全体主義を連想させ、危険視されています。アメリカではFBIが、複数の動物愛護団体をテロ団体と認定し監視を行っています。また動物愛護団体を含む団体を、欧米を中心とする複数の国がテロ団体とし、規制する条約を批准しています。それらの国では、動物愛護団体などのエコテロリストを規制する法整備が強化されています。


 欧米では一般的に、過激派動物愛護団体を非常に危険視しています。ドイツがナチス政権下で動物愛護を利用し、全体主義を推し進め、ひいてはナチスによるユダヤ人虐殺に至ったという歴史的背景があるからです。大きな過ちを二度と犯してはならないという危機感が根底にあるものと思われます。
 事実アメリカではFBIが複数の動物愛護団体をテロ団体として認定し、監視しています。動物解放戦線(ALF the Animal Liberation Front)などです。こちらの動物愛護団体は、PETA( People for the Ethical Treatment of Animals )が資金源となっているのは周知の事実です。また多くの州では、動物愛護団体を含む環境団体の規制を目的とした州法があります。Eco-terrorism
 国際的には、欧米を中心とする複数の国が、動物愛護団体を含む環境保護団体をエコテロリスト団体と認定し、規制する条約を批准しています。それらの国々では、動物愛護団体等を規制する法整備がなされています。なお、日本は批准されていません。Anti-terrorism legislation

 最も先鋭的な動物愛護思想は「動物の権利」擁護でしょう。「動物の権利」擁護は、欧米ではスタンダードではありません。上記で述べたように「テロリスト」であり、ナチスの全体主義を彷彿とさせ危険であるというのが、欧米では一般的な認識です。
 また「動物の権利」を擁護すべしという思想は、提唱者の思想から逸脱しています。「動物の権利」(animalrights)の提唱者はピーター・シンガーとされていますが、「権利」(rights)という語を用いていません。ピーター。シンガーが著した著書、「動物の解放」 (ANIMAL LIBERATION) では、「動物は苦痛を感じる能力に応じて、人間と同様の配慮を受けるべき存在」としか述べていません。私も、高等動物は人と同じく苦痛を案じる存在でできるだけ配慮をすること、極力殺すことは少なくすべきであるとの主張に同意します。動物の権利 現在、欧米を拠点とする「動物の権利」擁護派は、ピーター・シンガーの思想を曲解拡大解釈しています。

 日本の動物愛護活動家の中には、上記のような過激な動物愛護団体、つまり「動物を権利の主体として認める」「人と動物を同等とする」と言った動物の権利擁護派を欧米の動物愛護のスタンダードと紹介している方が多くいます。しかしそれは大嘘です。
 申しましたとおり、ナチスドイツがいち早く動物の権利を政策として打ち出し、国民の全体主義的な統合の手段としました。ナチスの全体主義は、さらにユダヤ人虐殺にまで暴走しました。そのような歴史的背景から、過激な動物愛護思想は欧米では危険視されているのです。

 日本では、欧米では危険視されている「動物の権利擁護思想」を信奉し、ツイッターやブログで自らをそれらの動物の権利擁護団体、過激派動物愛護団体の名をそのまま名乗ったり、それらしい名称を名乗る人、愛護団体があります。しかし彼らは、動物の権利擁護団体、過激派動物愛護団体が欧米ではどのように思われているのかご存知なのでしょうか。またそれらの団体を信奉し「我が団体もシーシェパード化するのも時間の問題」と言う馬鹿者もいます。シーシェパードの多くのメンバーは刑事犯として国際手配され、多くの国でテロリストとして入国が拒否されています。
 それらの団体は「テロ団体」「ファシズムの信奉者」と危険視されているのです。日本国内で、例えばいきがって「オウム真理教」や「日本赤軍」を名乗りますか。それと同じことです。

 蛇足ですが、ご訪問いただきました「動物の解放 Animal liberation」管理人、「動物の解放」様、僭越ながら誤りをご指摘いたします。
 記事、二酸化炭素による殺処分で、動物は苦しむのかの以下の記述。


麻酔ガスによる複数頭の殺処分は安楽死なのか疑問ではある。
ただ、米国のように1頭ずつ静脈注射をするのは困難。


 米国では、犬猫の殺処分で麻酔薬の静脈注射による安楽死を行っているのは、ごく一部の自治体にしか過ぎません。多くの州がガスチェンバーによる殺処分を行っており、さらに安楽死とは言えない、不適切な方法とされる減圧(真空)殺処分も広く行われています。
 以下に参考動画を貼っておきます。

アメリカノースカロライナ州でのガス室犬猫殺処分 2009年
このように殺処分された猫犬は、ペットフードの原料に加工される。 2007年 カリフォルニア
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No title

はじめまして、いつも貴サイトを拝見しております。
さて、小生が暮らす横浜市は御存知の通り「地域猫」発祥の地であり、
その失敗が明らかになった今も迷惑餌やりが絶えません。
それどころか、愛誤からの要求に屈し、公園から「餌やり禁止看板」を撤去するという弱腰な対応ぶりです。

今日の毎日新聞で下記の記事を見付けましたので紹介させていただきます。
確かこの団体は、大学病院の迷惑餌やりを半ば強制的に認めさせた愛護ならぬ愛誤だと、さんかくさんの以前の記事で紹介されてました。

以下引用
動物愛護法違反:切断の子猫の足と尾、動物保護のNPOに送りつけられる--横浜 /神奈川

毎日新聞 3月14日(木)11時31分配信
 動物保護に取り組むNPO法人「横浜ア〇〇ルファミリー」(横浜市旭区、野〇〇子理事長)に切断された子猫の足と尾が送りつけられた。通報を受けた旭署が動物愛護法違反容疑で調べている。

 同法人によると、今月8日に郵便が届き、封筒内に子猫の足と尾が1個ずつ入ったファスナー付きフリーザーバッグと手紙1枚が入っていた。
 手紙は、飼い主がいない猫に不妊手術を施し元の場所に戻す同法人の活動について「野良猫の総数を増やしているようにしか見えない」と指摘。いったん捕獲した猫は放さずに、室内で飼育する人に譲るか殺処分するよう求めていたという。
 文面や宛名などはワープロで記され、封筒裏面に「横浜野良猫撲滅会」と記されていた以外、差出人に関する情報はなかった。
 40年以上前から猫などの保護活動に取り組み、約10年前に同法人を設立した野中理事長は「許すことはできない。このような脅迫には屈しない」と憤る。さらに「飼い猫、地域猫が同様の被害に遭う恐れがある。注意してほしい」と呼びかけた。【斎藤良太】
3月14日朝刊
以上引用

抗議の方法は賛成出来ませんが、この事件をきっかけにジャンヌ・ダルク気取りで活動にドライブがかかたら堪りません・・・テロも辞さない恐さを感じます。

No title

的外れなコメント失礼いたしました。

Re: No title

ぽち様、コメントありがとうございます。


> 横浜市は御存知の通り「地域猫」発祥の地であり、その失敗が明らかになった今も迷惑餌やりが絶えません。
> それどころか、愛誤からの要求に屈し、公園から「餌やり禁止看板」を撤去するという弱腰な対応ぶりです。

横浜市はおかしな市会議員がいますし、過激派愛誤団体も多いですね。


> 今日の毎日新聞で下記の記事を見付けましたので紹介させていただきます。
> この団体は、大学病院の迷惑餌やりを半ば強制的に認めさせた愛護ならぬ愛誤だと、さんかくさんの以前の記事で紹介されてました。

>  40年以上前から猫などの保護活動に取り組み、約10年前に同法人を設立した野中理事長は「許すことはできない。このような脅迫には屈しない」と憤る。さらに「飼い猫、地域猫が同様の被害に遭う恐れがある。

> 抗議の方法は賛成出来ませんが、この事件をきっかけにジャンヌ・ダルク気取りで活動にドライブがかかたら堪りません・・・テロも辞さない恐さを感じます。

私はかつて、磯子区内での猫虐待事件なども記事にしました。
私が今までの猫虐待事件を分析したところ、認可無認可を問わず地域猫活動が行われ、餌やりが大規模に行われているところです。
私は地域猫、餌やりと、猫虐待とは、明らかに強い相関性があると確信しています。
ご指摘の団体も、40年以上野良猫保護の活動を続けて、横浜市では一向に野良猫被害が減らないのはお笑いですがね。
地域猫(認可無認可問わず)は、地域住民に被害を及ぼし、負担をかけます。
実際問題、地域猫で数年という期間で猫被害と野良猫が減少したという事例はほぼ皆無です。
本事件でも、抗議の方法は関心しませんが、甚大な猫被害を受け続けてきた私にとっては、犯人の心情は理解できなくはありません。
横浜市、それ以外の自治体もそうですが、地域猫は効果がなく、無関係の地域住民に被害を及ぼし、それによるストレスは相当なものだということを理解していただきたいです。
猫虐待をした犯人を検挙することは難しいことですし、自己所有地内での規制のないもので猫を殺害することは事実上不可能です。
地域猫や餌やりの黙認は、地域住民への負担を強いることであり、それ以上に動物愛護にも反することを行政は理解していただきたいです。
最も動物愛護に適い、地域住民と動物が共生できる手段は、適正飼育化=室内飼い、の徹底です。

Re: No title

> 的外れなコメント失礼いたしました。

いえ、私も基地害に粘着されていて困っております。
お気になさらず、またコメントください。
それとご紹介した記事は、URLを貼っていtだければ大変助かります。
大変参考になるものであれば、私の記事で引用させていただくこともありますので。

解説

かつて、ブロ友さんの三二一閣下さんが、勝手地域猫が立てた看板「この地域猫に関するお問い合わせ~携帯番号」の画像をブログでアップしたところ、基地害愛誤が「個人情報保護法違反」だとトンチンカンな攻撃をしていました。
個人情報保護法です↓
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H15/H15HO057.html

その中で、本法の対象とする情報は、
一  特定の個人情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成したもの
二  前号に掲げるもののほか、特定の個人情報を容易に検索することができるように体系的に構成したものとして政令で定めるもの
3  この法律において「個人情報取扱事業者」とは、個人情報データベース等を事業の用に供している者をいう。

ですから、迷い猫を探すポスターに記載された情報は、上記のいずれにも該当しません。
また、迷い猫を探すポスターを掲示した人物は、違法(無許可掲示)に不特定多数に、自ら情報を拡散する意思でポスターを掲示しています。
その画像をインターネット上でアップしたとしても、何ら違法性はありません。
個人商店の看板に、住所電話、経営者の氏名を明示した看板が写った写真をインターネット上にアップしたとしてもなんら犯罪は成立しません。
風景写真で、個人商店の看板が写っているものをアップしたら、一体何の犯罪が成立するというのでしょうね。

このように愛誤は絶望的に無知でバカす。
例示するまでもなく、愛誤さんご自身が、そのバカさ加減を証明してくれます。
無知で知能に劣るのにも関わらず、「犯罪だ」など根拠もなく攻撃するのですから怖い人たちです。
私は、今まで東大阪市の保健所職員個人を「殺処分するために猫を引き取った」として動物愛護管理法違反で執拗に告発し続けた基地害を記事にしたことがあります。
愛誤は、根拠もなく、主観感情だけでテロを行う、社会にとって危険な存在です。

おいしいとこどり

さんかくたまごさん、コメント及び解説ありがとうございます。

関係法規等については既出だと思いますので省きますが、私が問題だと思うのは、餌やりが一切の飼育者責任を免れているという勘違いをしている或いはそのように誤認させる主張が数多見られる事です。

そんな身勝手が許されて良いモノか?何が愛護だと苦々しく思います。

Re: おいしいとこどり

ぽち様、コメントありがとうございます。

> 私が問題だと思うのは、餌やりが一切の飼育者責任を免れているという勘違いをしている或いはそのように誤認させる主張が数多見られる事です。

私はかねてより、愛誤の法律解釈があまりにも自分たちに都合よく、またダブルスタンダードであることを指摘しています。
たとえば放し飼い猫でその猫による被害を言えば「私は野良猫に餌をやっているだけで、飼い主ではないから責任はない」。
被害者が耐え兼ねて、その猫を保健所に届ければ「それは私の猫だ。器物損壊罪、窃盗罪だ」という主張です。
しかし司法ではそのような勝手な言い分は通りません。
民事では、被告が「野良猫の世話をしていただけだから責任はない」と主張しても、判決では飼い主責任を認めています。
刑事では、東京で猫皮革業者が公道上で猫を捕獲し、逮捕送検されましたが、不起訴で釈放されました。
検察が犯罪事実がないと判断したからです。

野良猫被害者も苦痛から

開放して欲しいですね。

猫糞尿被害からね。
「動物は苦痛を感じる能力に応じて、人間と同様の配慮を受けるべき存在」なら野良猫愛誤も被害者と同等の苦痛と味わい
被害を弁償すべきですよね。

安楽死云々なんて、コスパを考えたら
一番効率的なのがガス室でしょ?何なら愛誤が直接
愛する野良猫各々に静脈注射でもやったらどうでしょうかね?

Re: 野良猫被害者も苦痛から

只野乙三様、コメントありがとうございます。

> 「動物は苦痛を感じる能力に応じて、人間と同様の配慮を受けるべき存在」
> 安楽死云々なんて、コスパを考えたら
> 一番効率的なのがガス室でしょ?

コストパフォーマンスや作業者の安全性、動物に対する人道的配慮の最大公約数的な手法が二酸化炭素死だと思います。
愛誤が、二酸化炭素死は日本しか行っていないようなことを書いていますが、多くの国で採用されています。
また二酸化炭素死より安楽死とは言えない、銃殺、減圧、電気ショックなどの殺害方法を欧米で行っています。
ドイツやオーストリアは民間人による銃・狩猟駆除ですが、そちらのほうが残酷な殺し方だと思います。

感謝

ありがとうございます、
さんかくさん 

只野サンのブログが更新されました

度々、邪魔してごめんなさい

Re: 感謝

仕事人募集様、コメントありがとうございます。

> 只野サンのブログが更新されました

「野良猫駆除協力会」の方ね。
私もコメントしましたが、拒絶されました。
ものすごく似た文字列のホストを使っている過激派愛誤がいて、ソイツから只野さんがスパム攻撃をされていたのが原因(勘違い)です。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数4332
・1日の最高純アクセス数1324
・カテゴリー(猫)別最高順位7724ブログ中17位
・カテゴリー(ペット)別最高順位41358ブログ中37位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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