カナダのペットショップで多数の子犬子猫が盗まれた~「カナダでは生体販売を行うペットショップは一切ない」って何(笑)

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(Summary)
Canadian pet shop
記事、「カナダでは生体販売を行うペットショップは一切ない」~朝日新聞Sippoの欺瞞体質、の続きです。
「カナダでは生体販売を行うペットショップは一切ない」という、驚くべきデマ記事を掲載したのは、朝日新聞 Sippo の記事です。結論から言えばそれは全くの大嘘、デマです。カナダには2020年の大手アメリカのシンクタンクの統計では、「犬、猫、魚類、鳥類などの様々なペットの生体を売る小売業」、つまり生態販売ペットショップは2,896店舗あります。これは人口比で比べれば日本より約1割も多いのです。さらにカナダでは「ペットショップから多数の子犬子猫が盗まれた」などという、生体販売ペットショップに関する事件が報道されています(笑)
サマリーで示した、「カナダでは生体販売を行うペットショップは一切ない」という問題の記述がある、朝日新聞 Sippo の記事はこちらです。18歳の大型犬 飼い主とともにカナダの大自然をゆっくり歩む 2020年12月26日 以下に引用します。
こちら(カナダ)のペットショップでは生体販売が一切なく、1週間ごとの入れ替え制でSPCAの保護犬の家族募集をしていたんですが……。
「こちらのペットショップでは生体販売が一切なく」との記述ですが、多くの読者は「カナダでは生体販売ペットショップが一切ない」と理解します。もしかしたら、「こちら」の意味は、ライターの居住地から半径1キロメートルかもしれませんが(笑)。この記述が「カナダでは」の意味であれば、全くの嘘、デタラメです。結論から言えば、アメリカ最大手のシンクタンクの2020年の統計では、カナダ全土には「犬、猫、魚類、鳥類等の様々なペットの生体を販売する小売業」、つまり生体販売ペットショップは2,896店舗あります。その数は総務省の、平成26年経済センサス‐基礎調査 調査の結果(総務省経済基礎調査統計資料)による、日本の生体販売ペットショップの総数5,045店より人口比で約1割も多いのです。
この点は前回記事で、アメリカの大手シンクタンクの統計資料、Pet Stores in Canada - Market Research Report Updated: August 2, 2020 「カナダのペットストア マーケットリサーチレポート」2020年8月2日 (IBIS world)を引用して説明しました。
今回は、カナダの生体販売ペットショップに関するいくつかの事件を取り上げます。カナダでは最近、「ペットショップから多数の子犬と子猫が盗まれた」、「ペットショップの店舗を借りているペットショップ経営者の店子と大家が店賃でトラブルになり、大家が売り物のペット生態を閉じ込めたままロックアウトした」事件があります。あれっ!? 朝日新聞Sippoの記事では「カナダではペットショップでは一切生体販売がない」とありますが変ですね(笑)
まず、「カナダのペットショップで多数の子犬子猫が盗まれた」事件から引用します。Puppy, kittens stolen from Barrie pet store 「バリー(カナダ、オンタリオ州の都市)のペットショップから盗まれた子犬と子猫」 2017年6月26日
A puppy and four kittens were stolen from a Barrie pet store June 25.
Police say a suspect was captured on video inside Doogans Pet Emporium in the Kozlov Mall on Bayfield Street at about 3:18 a.m.
Video surveillance captured the suspect forcibly entering the pet store through the front door and walking directly to the back, where it is believed he removed a puppy and four kittens from their cages.
The puppy is described as red haired nine week-old Cockapoo and four eight week-old kittens of mixed colour.
The suspect is described as a white male about 25 to 30 years old with a thin build.
6月25日に、バリー(註 カナダ、オンタリオ州の都市)にあるペットショップから子犬と子猫4匹が盗まれました。
警察によると、容疑者は午前3時18分頃にベイフィールドストリートのコズロフモールにあるドゥーガンズペットエンポリアム内のビデオに撮影されていました。
防犯ビデオでは、容疑者が正面玄関からペットショップに強引に入り、直接バックヤードに向かって歩いているのが撮影されており、そこで容疑者はペットショップのケージから子犬と4匹の子猫を取り出したとされています。
子犬は、赤い体毛の9週齢のコッカスパニエルとプードルのミックスで、4匹の子猫は8週齢の柄のある体色の子猫と説明されています。
容疑者は、やせた体格の25〜30歳くらいの白人男性とされています。
次は、カナダのトロントで、「ペットショップの店舗を借りているペットショップ経営者の店子と大家が店賃でトラブルになり、大家が売り物のペット生体を閉じ込めたままロックアウトした」事件です。
Animals locked in Toronto pet store after rent dispute 「店賃の紛争後に、トロントのペットショップに閉じ込められてしまった動物たち」 2019年8月19日(ビデオあり)から引用します。
Locks were changed at a Chinatown pet store after a dispute over rent.
The store owner faithfully paid rent for 20 years.
When she argued to have her $10,000 deposit applied to her final months, the owner shut her out and locked the animals inside.
店賃をめぐる論争の後に、(トロントの)チャイナタウンにあるペットショップのキーシリンダーが交換されました。
店主は20年間忠実に店賃を払っていました。
女性の店主が最近数か月前に、10,000ドルの補償金を店賃に充ててくれと主張したときに、大家は女性店主を(キーシリンダーを交換して)店に入れなくして、売り物のペットを店内に閉じ込めました。
(動画)
Nature Canadian Pet shop 2019年11月13日 カナダのペットショップでは、普通にペット生体が売られています。
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