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「カナダでは生体販売を行うペットショップは一切ない」~朝日新聞Sippoの欺瞞体質






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(Summary)
Some MUST READ Statistics On Canada's Pet Overpopulation Problem
Half a million unwanted pets euthanized in Quebec in 2013. By Dr. Wybranowski
(Canada)


 「カナダでは生体販売を行うペットショップは一切ない」という、驚くべきデマ記事を掲載したのは、朝日新聞 Sippo の記事です。結論から言えばそれは全くの大嘘、デマです。カナダには2020年の大手アメリカのシンクタンクの統計では、「犬、猫、魚類、鳥類などの様々なペットの生体を売る小売業」、つまり生態販売ペットショップは2,896店舗あります。これは人口比で比べれば日本より約1割も多いのです。


 サマリーで示した、「カナダでは生体販売を行うペットショップは一切ない」という問題の記述がある、朝日新聞 Sippo の記事はこちらです。18歳の大型犬 飼い主とともにカナダの大自然をゆっくり歩む 2020年12月26日 以下に引用します。


こちら(カナダ)のペットショップでは生体販売が一切なく、1週間ごとの入れ替え制でSPCAの保護犬の家族募集をしていたんですが……。


 「こちらのペットショップでは生体販売が一切なく」との記述ですが、多くの読者は「カナダでは生体販売ペットショップが一切ない」と理解します。もしかしたら、「こちら」の意味は、ライターの居住地から半径1キロメートルかもしれませんが(笑)。この記述が「カナダでは」の意味であれば、全くの嘘、デタラメです。結論から言えば、アメリカ最大手のシンクタンクの2020年の統計では、カナダ全土には「犬、猫、魚類、鳥類等の様々なペットの生体を販売する小売業」、つまり生体販売ペットショップは2,896店舗あります。その数は総務省の、平成26年経済センサス‐基礎調査 調査の結果(総務省経済基礎調査統計資料)による、日本の生体販売ペットショップの総数5,045店より人口比で約1割も多いのです。
 以下に、Pet Stores in Canada - Market Research Report Updated: August 2, 2020 「カナダのペットストア マーケットリサーチレポート」2020年8月2日 (IBIS world)


Pet Stores in Canada industry trends (2015-2020)
poll Average industry growth 2015–2020: 3.4%
Pet Stores in Canada industry statistics
business Number of Businesses: 2,896
What is Pet Stores industry in Canada?
Industry Definition
The Pet Stores industry in Canada sells a variety of pets, including dogs, cats, fish and birds.
Stores also sell pet food and pet supplies, such as collars, leashes, health and beauty aids, shampoos, medication, toys, pet containers, dog kennels and cat furniture. Some stores also offer pet services, such as grooming and training.
Main Activities
Retailing pets
Retailing pet food
Retailing pet supplies
Pet grooming and boarding

カナダのペットショップ業界の動向について(2015-2020)
2015〜2020年の期間の調査による、年間の業界の平均成長率:3.4%
カナダのペットショップ業界統計
事業所数:2,896
カナダのペットショップ事業とは何ですか?(註 この統計におけるペットショップの定義)
カナダのペットショップ事業では、犬、猫、魚、鳥など、さまざまなペットの生体を販売しています。
店舗では、ペットフードやペット用品のみならず首輪、リード、ペットの健康にやくだつもの、シャンプー、薬、おもちゃ、ペット用コンテナ、犬小屋、猫用家具なども販売しています。
一部の店舗では、グルーミングやトレーニングなどのペットサービスも提供しています。
主な活動
ペット生体の小売り
ペットフードの小売り
ペット用品の小売り
ペットのグルーミングとペットの預かり(ペットホテル)



 なおごく一部の自治体条例では、カナダでは「保護団体由来のものでなければ、犬猫はペットショップで販売してはならない」との規定があります。しかし同様の条例や州法があるアメリカ合衆国と同様に、形式的にでも保護団体を経由させれば、営利犬ブリーダーが生産した犬猫でもペットショップが販売することができます。いわゆる「ザル法」ですので、そのような条例がある自治体でも、事実上、犬猫はペットショップで売られています。
 それを「こちら(著しく「カナダ全土」と誤認させる記述)では生体販売を行うペットショップは一切ない」という記述をするのは、明らかに欺瞞です。Sippo の記事は、このような読者をだます記事が極めて多いです。


(動画)

 GOING TO PETSMART IN CANADA 「カナダのペッツマートに行く」 2019年9月21日

 ペッツマート(Pets Mart)は本社がアメリカ合衆国の多店舗展開している生体販売を主とするペットショップです。このカナダの店舗では、猫や小型哺乳類、魚類、鳥類が販売されていることが映っています。このチェーンでは、アメリカ合衆国の多くの店舗で犬猫を販売しています。




(動画)

 なおカナダでは、犬猫の殺処分数が極めて多いのは真実です。ケベック州(人口848万人)だけで、主にガス室で年間犬猫を75万頭殺処分しているという内容の動画です。2011年11月8日




(参考資料)

Some MUST READ Statistics On Canada's Pet Overpopulation Problem 「カナダのペット過密問題に関する統計を読まなければならないだろう」 2016年2月11日

 この資料によれば、カナダ全土での犬の殺処分数は60万頭で、そのうちの50万頭をケベック州が占めます。人口比ではカナダでは犬の殺処分数は日本の383倍です。ケベック州に限れば、犬の殺処分数は人口比で日本の1331倍です。尋常な数ではありません。
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非公開コメント

整体販売をしている店は、あります!
現に知人がある犬種に最初に出会ったのはペットショップです(^_^;
ものすごい嘘記事ですね。

Re: タイトルなし

一尺八寸 様、コメントありがとうございます。

>整体販売をしている店は、あります!
> 現に知人がある犬種に最初に出会ったのはペットショップです(^_^;

はい。
次の記事で書きますが、最近カナダのペットショップで8週齢の子猫と9週齢の子犬が多数盗まれる事件が発生しました。
また生体販売ペットショップで、ペットショップの店子と店舗を貸している大家との間で店賃の紛争があり、大家側が生きた商品のペットが店にいながら店をロックアウトした事件がありました。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: タイトルなし

鍵コメ様、コメントありがとうございます

完全に一致する調査研究は見つかりませんでした。
検索ワードが悪いのか。
例えば、

https://search.yahoo.co.jp/search?p=California+Cat+eating+habits+survey+&x=wrt&aq=-1&ai=c81a06a8-fb43-496b-9cff-de43afa96ee5&ts=4445&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa

https://search.yahoo.co.jp/search?p=California%20Cat%20eating%20habits%20survey%20Prefers%20voles%20or%20mice&sp=1&aq=-1&ai=ba0de307-951a-4504-8fe6-c9e30d3bac96&ts=28406&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa

もしかしたら有料記事で全文読めませんが、この研究である可能性があります。
カリフォルニア大学デーヴィス校獣医学部による研究では「イエネコはより獲得するのが楽なものを選んで食べる」という内容です。
https://www.futurity.org/cats-food-contrafreeloading-2418502/

ありがとうございます。

カリフォルニア州の調査では、都市のネコが増えてもハツカネズミも増え、ハツカネズミ(イエネズミ)よりもハタネズミの方を捕食するとアビゲイル・タッカー氏の著書にあったので、原文ソースが気になっていたんですよね。

どうして?

さんかくたまご様

いつも拝見させていただいております。

単純な疑問なのですが、環境省にしても朝日新聞にしてもなぜ嘘までつくんでしょうか? ちゃんと調べられないのは無能であるという理解でいいと思いますが、結論ありきで嘘までついてこうすすめるのは、そうしたほうが何か得する人がいるからなのでしょうか?

議員が票集めのためにというだけではなく、獣医養成学校騒動へのしつこさ等、ある種統制された動きのようにも見えます。

Re: どうして?

匿名希望様、コメントありがとうございます。

> 単純な疑問なのですが、環境省にしても朝日新聞にしてもなぜ嘘までつくんでしょうか? ちゃんと調べられないのは無能であるという理解でいいと思いますが、結論ありきで嘘までついてこうすすめるのは、そうしたほうが何か得する人がいるからなのでしょうか?

私の推測を述べます。
まず朝日新聞などの大メディアの嘘報道ですが、これは編集責任者の編集方針ということで間違いないです。
編集責任者が偏った愛誤思想を持っていれば、真実は二の次で「最初に編集ありき」で、日本で流布されている愛誤プロパガンダに沿った内容になります。
編集責任者が愛誤思想に侵されていない場合は、マスメディアは案外下請けに番組制作をさせることが多く、極めて予算が限られために十分な調査ができません。
で、大物愛誤の協力を得て、例えば海外ではその大物愛誤の息がかかった「海外在住のリサーチャー」に情報提供をすべて頼ります。
その「海外リサーチャー」が愛誤思想に侵されている、また無知であることから、日本で流布された愛誤嘘プロパガンダに沿った情報提供します。
例えば過去のNHKの番組で「ドイツは殺処分ゼロ、生体販売ペットショップはない、ドイツは犬はノーリードでよい、スイスでは生き物の売買番を禁じているので犬はティアハイムでしか入手できないなど(すべて大デマ)」などの番組です。

環境省や外部委員も無知です。
彼らはずぼらをかましたいために、自ら調べずに大物愛誤から情報提供を受けます。
私はかつて東大教授の「イギリスでは野良猫は消滅した」という論説のデマを取り上げました。
イギリスでは周辺国と比べても極めて野良猫ノネコが多く、高位推計で1050万匹もいます。
この論説を書いた東大教授は全く原典を調べていません。
くだんの論説に関して私は内容がデマであることと出典を東大に求めましたが、返事はなりませんでしたが、延べで東大から私のブログサイトに50回以上アクセスがありました。
中には、ブログ内検索でくだんの大物愛誤の名前で検索されていました。

環境省の本審議会ですが、内容の誤りについて私の知人が環境省員を個人的に知っているので正すべきと意見しました。
伝聞ではありますが、件の大物愛誤による情報提供が外部委員環境省にあったと聞いています。
環境省、外部委員共、省の職員はそもそも無知、外部委員も自分の専門外は無知です。
しかも調べずにズボラをかまして、大物愛誤から情報提供を受けて、それがとんでもない間違いもしくは意図的なデマということなのです。
さらにその大物愛誤ですが、狂信的な愛誤思想で意図的なデマ情報を拡散するのみならず、驚くほど調べておらず自身も無知なのです。
その大物愛誤ですが、東大出身です。
環境省の外部委員で大デマを流布しているのはいずれも東大教授か、東大出身者です。
私の身内にもいるので知っていますが、東大関係者は、東大関係者を無条件に信用するというおかしなところがあります。
その大物愛誤が東大出ということで、情報を受ける東大関係者も本来ならばファクトチェックをしなければならないのを、明らかに矛盾した情報でも無条件に受け入れたということだと思います。
その大物愛誤ですが、今まで面白いように自分の嘘にころりころりとマスメディアから省、学者までだまされて情報操作できたので、傲慢になっているのでしょう。
だからその大物愛誤も本当は基本的なことも調べず、彼自身が無知蒙昧なのです。
私はその大物愛誤は演技性人格障害をいう精神疾患であると疑っています。
たとえば「ペットオークションがあるのは日本だけ」という驚愕すべき書籍は、今でもカルト教のバイブルのように信奉する愛誤が多数います。
この様に日本の海外の動物愛護に関する情報は、構造的にゆがめられています。
その大物愛誤にとっては、海外の動物愛護に関するデマ情報が、日本の犬猫に利するという狂信的な信念がおありのようです。
他にもそのような大物愛誤はいますがね。

Re:どうして

さんかくたまご様
コメントありがとうございました。
本当に犬猫のためにやっているかというところにまだ疑問はありますが、そういう人に聞いたらそういう答えになるということですね。

Re: Re:どうして

匿名希望 様

> 本当に犬猫のためにやっているかというところにまだ疑問はありますが、そういう人に聞いたらそういう答えになるということですね。

例えば猫の放し飼い、野良猫ノネコの温存は動物愛護にかなうといった意見をお持ちの国会議員やジャーナリストはかなりいます。
外猫の生活が過酷だから完全に室内会に移行すべきが正常な考えですし、動物愛護管理法7条の解釈でもそうなります。
また生体系にも外猫は容認すべきではありません。
愛誤な方はもはやカルトに侵された狂信的な信者ですので、修正不可能と私は思います。

例えば、私はこのような方を記事で取り上げています。
http://eggmeg.blog.fc2.com/blog-entry-1623.html

この3番目の串田誠一氏のツィートはまさに「愛誤」そのものです。
「動物専門に追っている記者」は、朝日の太田匡彦氏に間違いないです。

さんかくたまご様

ネット情報程度ですが、串田氏経歴とツイートを読んでみました。動物かわいいとかかわいそうだけで動くタイプの人みたいですね。国会議員という発信力のある立場の人はきちんとした情報を元に行動すべきだと思いますが、どんどん偏っていくんでしょうね。
世の中がこんな状況なのに毎日愛誤関係のツイートばかりしている国会議員って、日本は平和ですね。有権者のレベルが国会議員のレベル、ということなんでしょう。

Re: タイトルなし

串田氏ツイート見ました 様、コメントありがとうございます。

> 串田氏経歴とツイートを読んでみました。動物かわいいとかかわいそうだけで動くタイプの人みたいですね。国会議員という発信力のある立場の人はきちんとした情報を元に行動すべきだと思いますが、どんどん偏っていくんでしょうね。
> 世の中がこんな状況なのに毎日愛誤関係のツイートばかりしている国会議員って、日本は平和ですね。有権者のレベルが国会議員のレベル、ということなんでしょう。

串田誠一氏は、選挙区では落選しています。
その点では、日本の有権者はまだ良識があったのではないかと思います。
しかし串田議員は、比例区で復活当選しています。
比例区では、名簿順位は有権者は関与できません。
私はその点では問題があると思っています。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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