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ライブトラップで捕獲した飼い猫の殺害が合法なドイツ






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(Zusammenfassung)
Vermutlich kurz vor Weihnachten 2020 filmte sich eine Jägergruppe in einem Waldgebiet westlich von Augsburg dabei, wie sie eine gefangene Katze auf brutale Weise quälten und töteten.


 記事、女性ハンターがライブトラップにかかった猫を拳銃で射殺した動画が公開されたが?~ドイツ、バイエルン州、の続きです。
 前回記事では、今年ドイツ、バイエルン州で女性ハンターがライブトラップで捕獲された猫に複数回拳銃を撃ち、殺害した動画が公開されたニュースを取り上げました。この女性ハンターの行為は合法です。ドイツではバイエルン州など複数の州では、州狩猟法で「ライブトラップで捕獲したのちの猫を殺害することも合法である」と明記しているからです。なおこの規定は、明らかに飼い猫とわかる猫(目立つ首輪をしているなど)にも適用されると解釈されています。さらに猫の飼い主が判明しても、猫を殺害したハンターは飼い主にその事実を伝える義務すらありません。



 前回記事で取り上げた、「ドイツ、バイエルン州で女性ハンターがライブトラップで捕獲された猫に複数回拳銃を撃ち、殺害した動画が公開された」ニュースですが、くだんの動画はこちらです。


(動画)

 Diese Jägerin schießt Katze mehrmals in den Kopf 「この女性ハンターは猫の頭に数回銃弾を撃ち込みました」 2021年1月7日公開




 この動画の公開を受けて複数の動物愛護団体は警察に報告をしましたが、全く無意味になることは間違いないです。なぜならばこの事件があったバイエルン州では、わざわざ州狩猟法で「狩猟法に則って、ライブトラップで捕獲したのちの猫を殺害することが合法である」と明記しているからです。なおバイエルン州以外にもチューリンゲン州など複数の州で、「狩猟法に則り、ライブトラップで捕獲したのちの猫等も殺害が合法である」ことを法令で明記しています。しかしその記述が法令にない州であっても、ライブトラップで捕獲したのちの猫等も殺害が合法であると解釈できます。
 Art. 42 Aufgaben und Befugnisse der Jagdschutzberechtigten「バイエルン州狩猟法」42条から、該当する条文を引用します。


Art. 42
Aufgaben und Befugnisse der Jagdschutzberechtigten
(1) Die zur Ausübung des Jagdschutzes berechtigten Personen sind befugt,
2.
wildernde Hunde und Katzen zu töten.
Hunde gelten als wildernd, wenn sie im Jagdrevier erkennbar dem Wild nachstellen und dieses gefährden können.
Katzen gelten als wildernd, wenn sie im Jagdrevier in einer Entfernung von mehr als 300 Meter vom nächsten bewohnten Gebäude angetroffen werden.
Diese Befugnis erstreckt sich auch auf solche Katzen, die sich in Fallen gefangen haben, die in einer Entfernung von mehr als 300 Meter vom nächsten bewohnten Gebäude aufgestellt worden sind.

第42条
ハンターの義務と権限
(1)狩猟動物の保護を行う権利が有る者は、
第2
狩猟動物を襲う犬や猫を殺すこと。
犬が狩猟区域で狩猟鳥獣を探しそれを危険にさらす可能性があれば、犬は狩猟鳥獣を襲っていると見なされます。
猫が隣の住居から300メートル以上離れた狩猟区域で見つかった場合は、その猫は狩猟鳥獣を襲っていると見なされます。
この許可は、最寄りの居住用建物から300メートル以上の距離に設置されたわなに捕獲された猫にも適用されます。



 なおバイエルン州では、緑の党(ドイツの政党 Grüne Partei)が、「ハンターが殺害した猫が飼い猫で飼い主明示があった場合はハンターに飼い主に猫の殺害を通知することを義務付ける」法案を州議会に提出したことがあります。しかしバイエルン州議会では、その法案は否決されました。その件について、私は過去に記事にしています(ドイツでは非占有の飼い猫を殺しても合法。また殺した事実を飼い主に通知しなくても良い)。
 またドイツ動物保護法(Tierschutzgesetz 連邦法)4条1項においては、脊椎動物の殺害の、「殺害前の意識喪失もしくはそれができない場合はそれ以外の合理的な範囲で苦痛回避を行わなければならない」という苦痛軽減義務すら免除されています。本法4条1項から引用します。


(1) Ein Wirbeltier darf nur unter wirksamer Schmerzausschaltung (Betäubung) in einem Zustand der Wahrnehmungs- und Empfindungslosigkeit oder sonst, soweit nach den gegebenen Umständen zumutbar, nur unter Vermeidung von Schmerzen getötet werden.
Ist die Tötung eines Wirbeltieres ohne Betäubung im Rahmen weidgerechter Ausübung der Jagd oder auf Grund anderer Rechtsvorschriften zulässig oder erfolgt sie im Rahmen zulässiger Schädlingsbekämpfungsmaßnahmen, so darf die Tötung nur vorgenommen werden, wenn hierbei nicht mehr als unvermeidbare Schmerzen entstehen.

1項 脊椎動物は、痛みが効果的に解消された場合(麻酔)で意識喪失や無感覚の場合か、所与の状況下で合理的な範囲で苦痛を回避する場合に限り殺害することができる。
脊椎動物の殺害が狩猟の慣習により正当なものであること、または他の法令の規定に基づき許可されている場合、もしくは害獣駆除の範囲内で実行される場合は、不可避である苦痛を超えなければ殺害してもよい。


(*)
なおこの条文前段を「ドイツでは脊椎動物は末期の傷病の苦痛を取り除くという正当な理由でのみ殺すことができ、かつ麻酔下でなければならない」という吹き出しそうな、偽ドイツ獣医師の京子アルシャー氏の誤訳がいまだに少なからず引用されています。元の記事は、キャッシュコピーまで削除されていますが。脊椎動物とは「魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類」です。ドイツで食されているニシンは自然死したものか、末期の傷病で麻酔薬で安楽死したものだけですか(笑)。それが真実ならばドイツ人は相当数が中毒死しているはずです。正しくは「脊椎動物の殺害は麻酔などで(麻酔に限らない)意識喪失状態か、それができなければ合理的な範囲内で苦痛軽減に配慮した方法でのみ殺すことができる」です。


 狩猟の慣習として、ライブトラップで捕獲した犬猫を銃殺するのはもちろんのこと、罠猟でのとどめさしでは撲殺、刺殺なども古くからおこなわれており合法と考えられます。また小型の家畜のと殺に用いる電気ショッカーでの犬猫殺害も当然のことながら合法と考えられます。ドイツでは、「脊椎動物の殺害方法」においては、犬猫の特別の規定はありませんので。
 ドイツでの犬猫の狩猟駆除は推計値に大きな幅がありますが、2015年の推計では高位推計では年間猫で~50万、犬6万という数値があります(*2)。動画が公開されたというだけで、実際には動画と同様のことがドイツではこのように最大で50万匹の猫が殺害されているということです。

(*1)
例えば衆議院議員の」串田誠一氏や環境省の外部委員の渋谷寛弁護士などは「ドイツでは犬猫(に限る?ペット動物全般?)は獣医師による注射での安楽死のみ許可されている」と国会(串田誠一議員)等で述べているが、そのような法令の規定はドイツにはない。再三再度両名には根拠法(法令名と該当する条文を原文で)を求めているが一切回答がない。妄想を公の場で垂れ流すのはきわめて有害。

(*2)
Jagd auf Katzen: Schießen, schaufeln, schweigen


(画像)

 私は5年近く「ドイツで無主物の猫の殺害で懲役10年以上になった」判例(係属裁判所と事件番号が明示された判決文原文の資料に限る)を提示した方がいればこのブログを閉鎖しますと何度も公言しています。しかし一人もいません。判決文がなかったとしても、その根拠となる法律や、学説すら示した人も一人もいません。口から出まかせ、伝聞系のデマは何とでもいえます。情報を公開する方は、その情報に責任を持っていただきたい。
 なおこの猫伯爵というHNの方は「司法関係者」、「専門職」、「Dr. 」と名乗っていますが、投稿内容を読めば法律に関してド素人丸出しです。刑事被告人を司法関係者は絶対に「被告」とは言いません(根拠法:刑事訴訟法 民事訴訟法)。「被告」は民事訴訟で訴えられた側です。また刑事事件で「被害者側が控訴」などとは司法関係者は絶対言いません。控訴するのは被害者ではなく国(検察)だからです。一見専門用語をちりばめてはいますが、このようなデマに騙される日本の愛誤の知能は底辺です。

猫伯爵













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さんかくたまご

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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
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