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続・生態系保全のためには猫の致死的手段による駆除は必然~ガセネタ記事とそれを悪用する愛誤政治家






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 記事、
「外来生物の猫を根絶させれば在来生物の生息数は回復する」多くの実例~学術論文
「外来生物の猫を根絶させれば在来生物の生息数は回復する」多くの実例~政府文書
「奄美大島のノネコ対策は世界でも例を見ない広さ」というデマ記事と悪用する愛誤政治家
続・「奄美大島のノネコ対策は世界でも例を見ない広さ」というデマ記事と悪用する愛誤政治家
続々・「奄美大島のノネコ対策は世界でも例を見ない広さ」というデマ記事と悪用する愛誤政治家
「猫はネズミ駆除に効果がある」は詭弁~デマ記事を悪用する愛誤政治家
生態系保全のためには猫の致死的手段による駆除は必然~ガセネタ記事とそれを悪用する愛誤政治家
の続きです。 
 現在日本では、多くの島嶼で猫による希少な在来生物の食害が大きな問題になっています。固有種のアマミノクロウサギなどが猫に食害されている奄美大島と徳之島では、猫愛誤活動家が環境省の猫捕獲事業に反対しています。捕獲した猫は飼猫として譲渡する方針で、殺処分はゼロです。しかし「殺処分を行う」というデマを流し、さらに愛誤国会議員は「猫の駆除は欧米の動物観と異なる日本では受け入れるべきではなく、在来生物と猫との共存を図るべきである」と主張しています。



 サマリーで挙げた、「「猫の駆除は欧米の動物観と異なる日本では受け入れるべきではなく、在来生物と猫との共存を図るべきである」との偏向記事を引用し、ノネコ野良猫の温存、さらには飼い猫の放し飼いまで主張している愛誤国会議員は串田誠一衆議院議員です。以下に、同議員のツイッターの投稿を示します。


(画像)

 衆議院議員 串田誠一(くしだ誠一) 日本維新の会 横浜市 旭区 保土ケ谷区 から。

串田誠一 ツイッター 1


 上記の画像の、串田誠一衆議院議員が「非常に参考になる」としている記事、奄美大島の「ノネコ問題」。猫と希少種たちがともに生きる道へ 2019年7月9日 から引用します。


(奄美大島は)世界のノネコ対策でも例がない面積の広さ、欧米とは異なる日本の動物観、猫と人との歴史的な関わり方など……あらゆる角度からの観察が必要。
複数の方から聞いたのは、(猫は)ハブから人の命を守る “益獣”としての考え方だ。
ハブはネズミを捕食するため、猫を放し飼いにしておくことでネズミを遠ざけ、その結果ハブをも遠ざけることができる。
奄美市では「飼い猫条例(奄美市飼い猫の適正な飼養及び管理に関する条例)」によって猫の登録やマイクロチップの装着が定められているが、飼育場所については「飼い猫を室内で飼養するようにつとめてください。やむを得ず屋外飼養する場合には、不妊・去勢手術を必ず行ってください」となっている。
現地では、「隙間がある家で室内飼いができるか」「猫を放し飼いにできないならハブからどう身を守ったらいいか」という声もあった。



 つまり串田誠一衆議院議員は、「1、(奄美大島は)世界のノネコ対策でも例がない面積の広さである(「このような広い面積でのノネコ野良猫の駆除は生態系回復に効果がない」と理解できる)」、「2、欧米とは異なる日本の動物観」、「3、猫と人との歴史的な関わり方~奄美大島ではハブの防除に猫の放し飼いが効果があり利用されてきた」の理由により、「奄美大島でのノネコ野良猫の駆除は行わずそれらの猫は温存し、さらに住民の猫の放し飼いも許容すべきである」と主張しています。
 例えば次のような、串田誠一衆議院議員のツイッターの投稿によりその主張が裏付けられます。以下にそのツイッターの投稿のスクリーンショットを示します。


(画像)

 衆議院議員 串田誠一(くしだ誠一) 日本維新の会 横浜市 旭区 保土ケ谷区 から。

串田誠一 ツイッター 2


 連載記事で、「1、(奄美大島は)世界のノネコ対策でも例がない面積の広さである(「このような広い面積でのノネコ野良猫の駆除は生態系回復に効果がない」と理解できる)」が正反対の大嘘、デマであることはすでに反証を挙げました。また、「3、猫と人との歴史的な関わり方~奄美大島ではハブの防除に猫の放し飼いが効果があり利用されてきた」の記述も偏向があります。猫によるネズミ防除効果は疑問です。さらに猫がハブに捕食されることから猫の放し飼いやノネコ野良猫の放置は動物福祉に反し、人家付近に猫を放し飼いすることは逆にハブを引き寄せる効果も否定できません。この点も前回記事で述べました。
 今回は前回記事(生態系保全のためには猫の致死的手段による駆除は必然~ガセネタ記事とそれを悪用する愛誤政治家)に続いて、「2、欧米とは異なる日本の動物観」の偏向について述べます。記事、奄美大島の「ノネコ問題」。猫と希少種たちがともに生きる道へではタイトルにある通り、「欧米は在来生物の保護のためには猫の致死的駆除も厭わないが日本はそのような動物観はない。だから日本は奄美大島のノネコ野良猫は温存し、飼い猫の放し飼いも容認しながら猫の食害を受けている希少な在来生物と共存すべきだ」と述べています。

 しかし「猫による捕食圧がある希少な在来生物生息地で在来生物を守るためには、早急に猫をその場から除去することしか手段はない。それが一択」というのは、多くのエビデンスに基づく客観的な化学的事実です。「動物観」の基づく感情的な主観ではありません。
 海外では、猫の捕食圧を受けている在来希少生物生息地で生態系保全を行う際には、アメリカ合衆国やオーストラリア、ドイツでも猫愛誤者から「猫を殺害するのは避けるべき。TNRを採用せよ」との声が上がっています。しかし生態系保全を担う行政当局は、科学的知見によりTNRを却下し、致死処分によるノネコ野良猫の除去を行っています。繰り返しますが、猫により捕食被害を受けている在来生物の保護は、生息地から猫を物理的に除去するしか方法がないからです。またそれを早急に成功させるには、致死的手段を用いなければ不可能であることが実証されているからです。
 「動物観」という文化や思想信条によりノネコ野良猫を温存しつつ、在来の生態系の保全が可能ではないのです。もしそれが可能なのならば、多くの猫愛誤者などの抗議の声があることなどから、海外の政府もノネコ野良猫の致死処分以外での対策(例えばTNR)を採用しているはずです。生態系保全のためには、ノネコ野良猫の致死処分が避けられないからそのようにしているだけです。

 ドイツには世界自然遺産のボルクム島があります。北海に位置する島で、貴重な鳥類の繁殖地です。このボルクム島でノネコ野良猫による在来希少生物の捕食が問題になったときに、ボルクム島が属するニーダーザクセン州とEUは2013年に、ノネコ野良猫の射殺、わなの狩猟で致死処分を行う計画を策定しました。そして広くドイツ国内のハンターに、ボルクム島でのノネコ野良猫の狩猟駆除を推奨し、呼びかけました。
 それに猛反対したのが猫愛誤家たちとドイツ動物保護連盟です。彼らはボルクム島でのTNRを提案しましたが、ニーダーザクセン州は拒絶しました。そして「狩猟駆除(致死処分)による島内のノネコ野良猫除去」を推進しています。ドイツ動物保護連盟は独自に自己資金でボルクム島のノネコ野良猫を捕獲し、ドイツ本土に移送して(貰い手がないために)本土でリリースしています。しかしボルクム島から猫を移送して本土でリリースするのは、本土での生態系に被害を与えるとの批判があり、頓挫しています。

 ボルクム島の、「ノネコ野良猫をTNRにより減らして在来生物を保護する」という提案を州政府等が却下し、公のノネコ野良猫対策は「狩猟駆除一択」となった経緯と、「猫による捕食圧力を受けている在来生物の保護のためには、致死手段による猫の除去しか方法はない」と結論付けている学術論文があります。これはウィーン自然資源生命科学大学の研究者らによるものです。「ノネコ野良猫から在来生物を守るためには致死手段による猫の除去しかない」ことと、いわゆる猫愛誤によるそれに対する感情的な反対やTNRが無効であることなどが、多くの出典をあげながら述べられています。 
 原文を以下に引用します。Einfluss von Hauskatzen auf die heimische Fauna und mögliche Managementmaßnahmen 「イエネコが在来の動物相に及ぼす影響と可能な管理手段」 2014年2月 Universität für Bodenkultur Wien 「ウィーン自然資源生命科学大学」 Klaus Hackländer Susanne Schneider Johann David Lanz による論文


Im Falle einer Beeinträchtigung zu schützender Arten sollte stets im Sinne dieser Tierarten gehandelt werden (Foley et al. 2005), da bei seltenen Arten selbst geringe Ausfälle durch Prädation starke Auswirkungen auf die Gesamtpopulation haben können (Crooks & Soulé 1999).
Die freie und unabhängige Ausbreitung von Populationen oder Kolonien eines Haustieres in unsere Ökosysteme ist aus Sicht des Naturschutzes generell zu unterbinden.
Ein von Tierschützern und Katzenfreunden häufig unterstützter Lösungsansatz ist das sogenannte TNR (trap neuter return), also ein Einfangen von verwilderten Katzen, deren Kastration und eine anschließende Freilassung (Centonze & Levy 2002; Longcore et al. 2009 nach Berkeley 2004).
Das Ziel von TNR-Programmen ist, nach Ansicht von Befürwortern und Tierschützern, die so behandelten Populationen oder Kolonien durch Kastration zu verringern oder zumindest zu stabilisieren und richtet sich selten nach Belangen des Naturschutzes (Foley et al. 2005; Robertson 2008).
Im Vordergrund steht das Wohl des Einzeltieres (Foley et al. 2005).
Genau diesen Fokus kritisieren Naturschützer, denn aus Sicht des Naturschutzes ist ein schnelles Verschwinden der Katzenkolonie und der Schutz der wildlebenden Arten vordergründig (Longcore et al. 2009).
Guttilla & Stapp (2010) kommen in ihrer Untersuchung in den USA zu dem Schluss, dass TNR alleine nicht ausreiche, um den Einfluss der so behandelten Katzen auf die wilde Fauna genügend einzuschränken.
Die TNR-behandelten Katzen gehen schließlich zeitlebens weiter auf Beutefang (Barrows 2004; Guttilla & Stapp 2010).
In der Nähe von oder in Schutzgebieten in denen seltene, gefährdete und geschützte Tierarten vorkommen, stellt TNR aber aufgrund seiner verzögerten Wirkung mit Sicherheit nicht die beste Methode dar (Foley et al. 2005; Guttilla & Stapp 2010).
Die kastrierten und wieder ausgesetzten Katzen sind weiterhin eine Gefahr für dort lebende Tiere (Guttilla & Stapp 2010), was für den Naturschutz nicht zielführend ist.
In diesem Falle sollte der Tierschutz in Bezug auf die heimischen und wildlebenden Arten über den der verwilderten Katzen gesetzt werden.
Das schnellstmögliche Entfernen der verwilderten Katzen hat sich als effektivste Methode zum Schutze von Wildtieren erwiesen (Loyd & DeVore 2010).
Das Entfernen der Katzen aus den jeweiligen Gebieten kann über drei Arten geschehen: Entweder die betreffenden Tiere werden gefangen und verbracht bzw. vermittelt, gefangene Katzen werden durch Jäger getötet oder gezielt euthanasiert.
Fällt die Entscheidung auf das Töten der Katzen, regt sich oftmals großer Widerstand seitens der Tierschutzorganisationen und der Öffentlichkeit (Foley et al. 2005; Robertson 2008).
Das Schießen von Katzen durch Jäger ist zwar rechtlich unter bereits genannten Umständen abgesichert, führt aber meist zu großem Konfliktpotential.
Das Fangen in Fallen und darauffolgendes Töten durch Jäger stößt auf ebenso großen Widerstand und unterscheidet sich im Grunde nur in der Ausführung.
Das ärztliche Euthanasieren der Katzen nach erfolgreichem Fang in einer Lebendfalle wird teils von Tierschützern als humaner angesehen (Robertson 2008).
Die Effizienz, welche durch das Entfernen der Katzen erlangt wird, ist erwiesen und führt, sofern konsequent durchgeführt, zur nachhaltigen Reduktion der Katzenkolonien (Loyd & DeVore 2010).
Das zeigen Erfahrungen aus jüngster Zeit von der Insel Borkum.
Zum Schutze der Wiesenvögel waren die Jäger durch den Nationalpark Niedersächsisches Wattenmeer angehalten, verwilderte Katzen außerhalb von Ortschaften zu schießen, was auf große Empörung der Bevölkerung und Tierschutzvereine stieß.
Katzen aus Gebieten entfernt werden sollten.
Ein Entfernen der Katzen aus den Schutzgebieten oder ähnlichem ist ökologisch gesehen die beste Lösung (Loyd & DeVore 2010).
Fangen und Verbringen der Katzen ist eine Möglichkeit, scheitert aber oftmals an den Realitäten und ist sehr kostspielig.


保護対象の在来種に被害があった場合は、これらの動物種の利益のために常に行動を起こさなければなりません(Foley etal 2005)。
きわめて希少な種であれば、捕食によるわずかな減少でさえ個体数全体に大きな影響を与える可能性があるためです(Crooks&Soulé1999)。
自然保護の観点から家畜(註 イエネコ)の集団や(TNRにより管理された)猫の一群が本来の生態系に、無制限にかつそれ自体が独立して広がることは一般的には防止されなければなりません。
動物保護活動家らや猫偏愛家によってしばしば支持される(猫に捕食される在来生物の)解決策のアプローチは、いわゆるTNR(トラップ、中性化、リターン)で、つまり在来生物を捕食する猫を捕獲し、不妊去勢してから同じ場所に放します(Centonze&Levy 2002; Longcore etal。2009byBerkeley 2004)。
TNRの支持者や動物保護活動家らによると、TNRプログラムの目標は、不妊去勢を処置されたイエネコの集団やTNRにより管理された一群の猫の数を減らすか少なくとも安定させることであり、生態系保全上の懸念に向けられることはめったにありません(Foleyetal。2005; Robertson2008)。
彼らにとっての焦点は、TNRされたそれぞれの猫の動物福祉なのです(Foley et al.2005)。
生態系保全上の見地からはTNR猫の一群の速やかな消失(註 猫が速やかにゼロ化すること)と、在来野生動物の種の保全が最重要であるために、生態系保全論者がTNRを批判するのはまさにこの点です(Longcore et al.2009)。
アメリカでの研究者による研究で、Guttilla&Stapp(2010)は、TNRだけでは、このように処置(不妊去勢)された猫が野生動物に与える影響を十分に制限するには不十分であるという結論に至りました。
TNRで不妊去勢された猫は、いずれにせよ生涯にわたって獲物を捕まえ続けます(Barrows 2004; Guttilla&Stapp2010)。
希少種でかつ危険にさらされているために保護対象とされている動物種が生息する保護地域の近く、または保護地域においては、TNRは(猫を減らす、根絶させる)効果が遅れるために、間違いなく最善の方法ではありません(Foleyetal。2005; Guttilla&Stapp2010)。
去勢され放された猫は、そこに住む在来の動物にとって依然として危険であり(Guttilla&Stapp 2010)、それは生態系保全にとって有益ではありません
生態系保全においては、在来の野生種における動物福祉は、在来種を捕食する猫の福祉よりも優先されるべきです。
在来野生動物を捕食する猫をできるだけ早く除去することが、野生動物を保護する最も効果的な方法であることが証明されています
(Loyd&DeVore2010)。
猫は3つの方法でそれぞれの在来野生動物の生息地から除去することができます:問題の猫を捕獲してその場所から運び出されること、わなで捕獲された後に猫がハンターによって殺害されること、もしくは意図的に故意に安楽死させられることです。
猫を殺すという決定が下された場合は、動物保護団体や一般市民から大きな反対がしばしばあります(Foleyetal。2005; Robertson2008)。
ハンターによる猫の射殺はすでに述べた状況下では法律上は合法ですが、通常大きな紛争になります。
罠にかかった猫をハンターが殺すのも同様に大きな抵抗に直面しますが、やり方が異なるだけです。
ライブトラップで首尾よく捕獲された後に、猫を獣医学的に安楽死させることは動物保護活動家にとっては、より人道的であると見なされることがあります(Robertson2008)。
猫を取り除くことによって達成される効率は証明されており、一貫して実行された場合、猫の一群の持続可能な減少につながります(Loyd&DeVore2010)。
これらの事柄は、ボルクム島での最近の経緯によって示されています。
草地の鳥を保護するために、ニーダーザクセン州ワッデン海国立公園によってボルクム島外部のハンターは、在来野生動物を捕食する猫を射殺するように奨励されました。
これは多くに人と動物保護連盟の怒りを招きました。
しかし猫は在来野生動物の生息地から除去する必要があります。
生態学的な観点からは、在来生物保護区域などから猫を除去することが最善の解決策です(Loyd&DeVore2010)。
猫を捕まえて他の地域に移動させることは可能ですが、実際には失敗することが多く、非常に費用がかかります。


 この論文では、以下が述べられています。
「① 猫の被害を受けている在来生物の生息地では、早急に猫を取り退かなければならない」。
「② そのためには致死手段による除去はやむを得ない。TNRや生きたまま捕獲して他の場所に猫を移動させることは失敗することが多く費用が掛かる」。
「③ 猫の致死手段用いる除去方法は、猫偏愛者の反対にあう。しかし彼らは生態系保全ではなく、猫のことしか考えていない」。

 そのためにドイツの世界自然遺産のボルクム島での猫対策ではTNRを州当局が拒絶し、また動物保護団体が自費で生きたまま捕獲して島外へ移動させることが頓挫したことが述べられています。したがって公には、希少生物を猫の食害から守る手段は狩猟による致死手段が採用され継続されています。
 私が知る限り、猫により被害を受けている希少生物生息地で、TNRにより猫の根絶に成功した例は一つも知りません。対して致死手段により猫の根絶に成功し、著しく希少生物の個体数回復に成功した例は多数あります。また「② 猫を生きたまま捕獲し、他の場所に移動させる」も、ドイツ、ボルクム島での活動の事例から、費用の面等で現実的には早急に猫を除去することは不可能です。生きたままとらえることは、罠にかからない個体もあり、非常に駆除の効率が悪くなるという面もあります。
 日本の奄美大島のケースでは、①では猫のTNRによる個体数削減に失敗し、現在②を進行させています。すでに海外の参考になる例があるのに、奄美大島では効果的な生態系保全対策が打てないのが現状です。無知蒙昧な愛誤活動家と、デマを悪用することすら厭わない、倫理観ゼロの票だけほしい愛誤政治家により、日本の生態系保全は危機にあるといえます。

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No title

外猫に給餌をしていた経験および地域猫活動に参加した経験から、TNRを実施すると外猫の寿命はかなりの確率で延びます。

都会のように餌が自然環境から得るのが困難な所で全く人間が手を加えないのなら外猫の寿命は短くなりますが、TNRを実施するということは人間が外猫を管理することと同意義を持ち、給餌・治療によって確実に寿命は延びます(だから私は地域猫活動では外猫の迷惑行為を減らすのが難しいとの結論に立っています)。

絶滅危惧種が外猫の食害によって早期に失われていく中でTNRを実施することは、人間が絶滅危惧種の絶滅に手を貸しているようなものです。

Re: No title

野生動物への餌やり反対 様、コメントありがとうございます。


> 外猫に給餌をしていた経験および地域猫活動に参加した経験から、TNRを実施すると外猫の寿命はかなりの確率で延びます。
>(だから私は地域猫活動では外猫の迷惑行為を減らすのが難しいとの結論に立っています)。

ご指摘の通りです。
猫による在来生物の食害の総量=猫の個体数×平均寿命
です。
TNRは、猫の寿命を延ばす効果はいくつかの論文で指摘されており、それを根拠にして「在来生物保護のためにはTNRはむしろ逆効果である」という論文もあります。


> 絶滅危惧種が外猫の食害によって早期に失われていく中でTNRを実施することは、人間が絶滅危惧種の絶滅に手を貸しているようなものです。

ご指摘の通りと私も思います。

TNRが猫の寿命を延ばす効果について

 初めまして。
 以前から、こちらのブログやTwitterを拝見しています。
 私は、TNRや、餌やりに反対の立場です。
 TNRについては、T(Trap)N(Neuter)は良いけれど、
R(Return)はいらないと思うのです。TNRした所で、
他の生物を殺傷すると思うし、糞尿等もするだろうと
思うのです。TNしたのなら、自分の所で飼うか、
さもなくば、貰い手を探すべきだと思っています。
 コメントにて、”TNRにより外猫の寿命がかなりの確率で
延びる”と仰っているのを見て、興味深く思っております。
その事を示す有意なデータはあるのでしょうか?
また、さんかく様もコメントにて、TNRが猫の寿命を延ばす
効果はいくつかの論文で指摘されていると仰っています。
その論文について、教えて頂けませんか?
 後、TNRされた猫の寿命が延びる理由は、生殖に費やす
エネルギーを使わなくて済む、怪我や、病気に罹る確率が
減るといったところでしょうか?

Re: TNRが猫の寿命を延ばす効果について

Mad.K 様、コメントありがとうございます。

>  私は、TNRや、餌やりに反対の立場です。
>  TNRについては、T(Trap)N(Neuter)は良いけれど、
> R(Return)はいらないと思うのです。

全く賛同いたします。


>  コメントにて、”TNRにより外猫の寿命がかなりの確率で
> 延びる”と仰っているのを見て、興味深く思っております。
> その事を示す有意なデータはあるのでしょうか?
> また、さんかく様もコメントにて、TNRが猫の寿命を延ばす
> 効果はいくつかの論文で指摘されていると仰っています。
> その論文について、教えて頂けませんか?

まず2002年のフロリダ大学による研究論文をあげます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16221079/

この論文については、アメリカ最大のTNR団体が要約をHPで記載しています。
https://www.alleycat.org/resources/why-trap-neuter-return-feral-cats-the-case-for-tnr/
Trap-Neuter-Return Improves Cats’ Lives.
Leaders of major humane programs all over America agree that cats live healthier, more peaceful lives after TNR.
Trap-Neuter-Return relieves cats of the constant stresses of mating and pregnancy.
Spaying and neutering also virtually eliminates the chance of cats developing mammary or testicular tumors.
Cats’ physical health improves.
Although feral cats are healthy, vaccinations given during TNR protect them even further .
At the conclusion of the 11-year study of the impact of TNR on feral cat colonies at the University of Florida, 83% of the cats in managed TNR colonies had been residing in those colonies for more than six years—indicating a lifespan comparable to the 7.1-year lifespan of pet cats.

TNRは猫の生活の質を改善します。
アメリカ全土の主な人道的プログラム(TNRのこと)の指導者たちは猫はTNRの後に、より健康でより穏やかな生活を送ることに同意しています。
さらにTNRにより、猫が交尾や妊娠の絶え間ないストレスから解放されます。
避妊去勢手術と去勢手術は猫が乳腺または精巣の腫瘍を発症する可能性を実際に無くします。
猫の身体的な健康状態が良くなります。
野良猫はもともと健康ですが、TNR活動でワクチンを接種することでさらに(感染症から)保護されます。
フロリダ大学での野良猫のコロニーに対するTNRの影響に関する11年間の研究が終了した後に、管理されたTNRコロニー猫の83%が6年以上それらのコロニーに生存しており、これはペットの猫の平均寿命の7.1歳に匹敵します。

TNRを狂信的に進めている団体ですから、自画自賛で良いことのつまみ食いですが。
その地域の猫の数は、平均寿命×個体数 ですので、平均寿命が伸びることは短中期的には猫の数が増えることを意味します。
その矛盾に気がついていないのですね。


こちらは学術研究ではありませんが、TNRされた猫の全ての平均寿命が伸びると主張している文書です。
ヒューメインソサエティーのメトロイースト支部のHPです。
これも自画自賛の感が強い。
TNR extends the life cycle of each and every cat we trap.
When cats aren’t fixed, female cats end up producing litter after litter after litter, and if they aren’t spayed, they can end up with infected uteruses or certain cancers. Spay and neuter alone helps them tremendously, but with vaccinations, we can also protect them from the various diseases and illnesses they can pick up outdoors and transfer to other cats.
TNRは私たちが捕獲するすべての猫の平均寿命を伸ばします。
猫が不妊去勢されていなければ、雌猫は次々と出産します。
不妊去勢手術を行わないと、子宮や特定の癌を発症する可能性があります。
TNRは去勢手術と不妊手術だけでも大いに(平均寿命を伸ばすのに)役立ちますが、予防接種を行うことで屋外での感染したり他の猫にうつしたりする可能性のある、さまざまな病気や感染症から猫を保護することも可能となります。

「TNTは猫の平均寿命を伸ばすので人道的でもある」は、最初のフロリダ大学の2002年の論文です。
比較的新しいTNRの論文では、TNRにはこれほど肯定的なものはあまり見ません。

>>これはペットの猫の平均寿命の7.1歳に匹敵します。

この当時は、「放し飼い」が主流だったのかな?

もし、そうならそんな飼育状況の猫達と匹敵したからと言って、「だから何?」としか言えない・・

ペット&TNRの猫は、環境の悪い所で生きてますよと自分達で、ぶっちゃけてるようにしか見えない・・

平均寿命7歳は、低すぎてビックリしました。

Re: タイトルなし

犬好き様、コメントありがとうございます。

> >>これはペットの猫の平均寿命の7.1歳に匹敵します。
> この当時は、「放し飼い」が主流だったのかな?

そうだと思います。
この論文自体20年近く前のものですし、アメリカは猫に限らず犬の飼育も雑だと思います。
日本の最近の飼い猫の平均寿命は15歳台だったと思います。


> もし、そうならそんな飼育状況の猫達と匹敵したからと言って、「だから何?」としか言えない・・

それとこの論文はTNRを非常に肯定する内容ですが、20年前はまだTNRの効果は未知で、研究で意図的に管理ケアのレベルを極めて高くしてTNRの効果あり、というバイヤスをかけたのではないかと思います。
それこそ医療的ケアは室内飼い以上に手厚く、去勢も個体識別の上徹底して行うなどです。
なぜならば20年たっても、未だにTNR推進論者は馬鹿の一つ覚えにこの論文を引用するからです(例えば日本のTNR団体、公疫呆人飢饉とか)。
その他飢饉はコンピューターシュミレーションだけの査読すら無い論文だとか。

Re: タイトルなし

犬好き 様

> ペット&TNRの猫は、環境の悪い所で生きてますよと自分達で、ぶっちゃけてるようにしか見えない・・
> 平均寿命7歳は、低すぎてビックリしました。

それでも無管理の野良猫よりは長生きということです。
いい加減、猫も完全室内飼いにすべき。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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