オランダ人アーティストが、猫の死体でラジコンヘリコプターを作りました。それは芸術作品!だそうです。ヨーロッパでは、このオランダ人の行為に対して物議を醸しています。 ドイツ最大手のメディア、Spiegel紙のオンライン版、Spiegel Onlineの記事、
Mann baut Hubschrauber aus toter Katze 「猫の死体でヘリコプターを作った男」2012年6月。から引用します。
Dieser Kater kann fliegen. Ein niederländischer Künstler hat aus seinem toten Haustier einen Hubschrauber gebaut, an jeder Pfote dreht sich ein Rotor. Nun gibt es im Netz Streit, ob das genial ist - oder einfach nur geschmacklos. この猫は飛ぶことができます. オランダ人の芸術家が、彼の死んだペットの猫の死体から作りました。 ローターは、それぞれの足で回転します。 現在、それが芸術として素晴らしいのか、全く下らないのかという事にかかわらず、それ以外での論争がネット上にあります。 (記事要旨) オランダ人芸術家、バート・ヤンセンは、死んだ彼のペットの猫から、ラジコンヘリコプターを作りました。 彼は「猫ヘリコプター」により、芸術を表現したのです。 この「空飛ぶ猫」について、YouTubeで動画が公表されてから議論が沸騰しました。 「あなたは芸術家としてひねくれているばかりではなく、他のこと(動物愛護に反する)でも憎まれるよ」などのコメントが寄せられました。 しかし動物の死体を芸術表現に用いることは目新しいことでなく、過去にも例があります。 猫ヘリコプターは、現在、アムステルダムのセント・アートギャラリーの美術展で見ることができます。 この「ラジコン猫ヘリコプター」の動画は、複数のバージョンがyou tubeでアップされています。いずれもロシア語でアップされています。本国のオランダや、西ヨーロッパではない理由は、動物愛護団体の反発が背景にあるのでしょうか。
その内の一つのリンクを貼っておきます。
Летающий кот - котолет - кот наркоман 「猫ヘリコプター」。
本来は、この「猫ヘリコプター」は、純粋に芸術的価値があるかどうかを論じるべきでしょう。「動物愛護」は論点から外れていると思います。
ラジコンヘリコプターは、玩具とも言えますが、玩具の一種である球技に用いるボールや野球のグラブは牛革で動物由来のものですし、テニスラケットのガットは羊腸です。また工芸や芸術作品では、皮革や牙、骨などが多く使われています。なぜ猫を芸術作品に用いてはいけないのか、合理的な理由はありません。普遍的な価値観「表現の自由」の範疇であると思います。
私は過去記事で、デンマークの大学生が猫を料理して食べ、それをface bookで公開したことを取り上げました。この学生はオランダ国籍で、デンマークに留学中でした。
この事件に関して、ドイツ、シュピーゲル紙(Spiegelonline)は「オランダでは、ムハンマドの風刺漫画を書いた作者が、過激派イスラム教徒に命を狙われるなどの事件を過去にも起こしている。オランダ人の表現は過激で、面白い国民性だ」と評しています。
そして今回の事件です。日本では、「オランダは動物愛護先進国だ」と強調する愛誤の主張が最近気のせいか目立ちます。もしかしたら、私がアメリカ、ドイツ、イギリスの動物愛護の実態を暴いたのも影響しているのかもしれません。猫食の様子をインターネットで公開したり、猫の死体をラジコンヘリコプターにして、他のヨーロッパ諸国から総スカンを食らっているオランダは、私は無条件に動物愛護先進国とも思えませんが?(もしかしたら行き過ぎた動物愛護「誤」に対する反発かもしれません)。
「猫ヘリコプター」の芸術的価値はと個人的に問われれば、私は「う~~~ん、やっぱり悪趣味なんじゃないの」。
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「本当にオランダ人ってくだらないことをするよね~。こんなもん作ったのは誰だ?」。
「俺(オラ)んだ」。
愛誤の好きな欧米では鹿、クマ、虎等野生動物の剥製なんて
何処にでも有るしそれに少し加工して飛ばしたからどうこう
言われる筋合いじゃないですからね。
「んなら、毛皮や皮の財布にベルト、靴なんてのも芸術作品ですからね」
ついでにスポーツカイト「凧」バージョンもみたいですね。
BGMはスカイハイね・・・。
只野乙三様、コメントありがとうございます。
> 愛誤の好きな欧米では鹿、クマ、虎等野生動物の剥製なんて
> 何処にでも有るしそれに少し加工して飛ばしたからどうこう
> 言われる筋合いじゃないですからね。
そうです。
なんで猫だと過剰に反応するの?
私のオヤジはハンターでしたから、子供の頃には剥製がたくさんありました。
ツキノワグマの毛皮もありました。
私は好きではないので、父の死後はハンター仲間に譲ったところ、大変喜ばれました。
> BGMはスカイハイね・・・。
スターウォーズ版もあります。
いまいちセンスが感じられない作品ですね
追記
ここら辺は人によりけりなのかもしれませんね。地域猫の活動をやっている人でも、騙したりさえしなければ、問題ないという人もいますし
ペットをわざわざ殺してラジコンにしたなら動物愛護が絡むのは理解できますが、死んだペットの身体を活用して何で愛護が絡むのか理解できません。
まぁ芸術作品というより玩具ですが、猫だから問題なのでしょうか?
だったら文句を言う人はただの馬鹿です。
通りすがり様、コメントありがとうございます。
> いまいちセンスが感じられない作品ですね
現代芸術というのは理解できません。
> 地域猫の活動をやっている人でも、騙したりさえしなければ、問題ないという人もいますし
「騙す」という範疇がどの範囲間までなのか、意識の違いが立場によって異なるのも問題です。
「野良猫は4、5年でいなくなりますよ」と言っても実現は難しいです。
猫ボラ嫌い様、コメントありがとうございます。
> ペットをわざわざ殺してラジコンにしたなら動物愛護が絡むのは理解できますが、死んだペットの身体を活用して何で愛護が絡むのか理解できません。
ドイツ、シュピーゲル紙の記事によれば、交通事故で死んだそうです。
それとかつて猫を料理して食べ、インターネットでその様子を発表した学生らが食べた猫は、合法的に駆除されたものでした(殺すこと自体ダメということなんですかね)。
> だったら文句を言う人はただの馬鹿です。
そう思います。
この件に関するアメリカのニュースもyou tubeでアップされていましたが、作者を非難するコメントは乱暴で汚いスラングでした。
愛誤って、万国共通です。
さんかく様お久しぶりです。
自分は以前、別のブログでこの『猫ヘリコプター』の記事を読んだのですが、それにはこのヘリコプターは『オーヴィル(猫の名前)への敬意を込めた視覚芸術プロジェクトの1つだ』とありました。オーヴィルは鳥が大好きでいつも眺めていたようです(まあ猫は大抵そうですけどね)。
形はどうあれ、オーヴィルはそれだけ飼い主のヤンセンさんに大切にされ可愛がられていたんでしょう。似たようなケースで『愛猫が死んでも、いつまでも一緒にいてあげたくて三味線にして床の間に飾ってある』話や『愛犬が死んだあとも一緒に旅をしたくて毛皮のコートにしたカヌー乗り』の話を本で読んだ事があります。これらの話はそれだけ飼い主が飼っていた動物に愛着があった証です。動物愛護に反するどころか究極の動物愛護でしょう。野良猫に餌をばら蒔くだけで保護した気になっている愛誤たちには一生理解できないでしょうね。彼らは結局、保護している(つもり)自分達に酔いしれているだけ。実は相手が野良猫だろうがアライグマだろうが何でも良い。彼らにとって肝心なのは頭数(多いほど良い)とその行為にたいしての称賛です。餌を食べに来る野良猫も見ているようでちっとも見ていないし理解もしていないと思います。
ミナミイシガメ様、コメントありがとうございます。
>ヘリコプターは『オーヴィル(猫の名前)への敬意を込めた視覚芸術プロジェクトの1つだ』とありました。オーヴィルは鳥が大好きでいつも眺めていたようです。
ドイツシュピーゲル紙も同様のことを書いています。
"Respektvoll" gegenüber seiner toten Katze sei das, heißt es im Begleittext zu einem Video.
Zu Lebzeiten war Orville verrückt nach Vögeln, künftig soll er mit ihnen fliegen können.
作者の死んだ猫に対する「敬意」は、ビデオ映像に付けられたコメントで述べられています。
生きているときは、オービル(猫の名前)は、鳥に夢中でした。
死後、オービルは、鳥たちと一緒に空を飛べるようになるはずです。
> 形はどうあれ、オーヴィルはそれだけ飼い主のヤンセンさんに大切にされ可愛がられていたんでしょう。
そのように思います。
>動物愛護に反するどころか究極の動物愛護でしょう。野良猫に餌をばら蒔くだけで保護した気になっている愛誤たちには一生理解できないでしょうね。
私の今回の記事の趣旨は、の芸術作品の作者に対して「動物愛護に反する」という反応を示した人たちに対する批判です。
死んだペットの死体を芸術作品に作り変えることは、何も動物愛護に反しません。
ただ私は個人的には、この芸術作品は好きになれません。
違和感のありすぎる、ちょっとせつない動物の剥製たち
http://rocketnews24.com/2011/07/21/114458/
こんな感じの残念な仕事だったら悪趣味なだけですが、この作品は剥製としてもラジコンとしても完成度が高いところに妙なおかしみがありますねw
しかし昨今のラジコン技術は凄いですね。
3軸ジャイロだのECU制御の高推力ジェットエンジンだのが結構お手軽に扱えるんですから。
この「猫ヘリコプター」の原型のラジコンUFOの類は、子供のオモチャの価格帯からありますし。
物欲が刺激されて、思わず色々ラジコン動画を見まくってしまいました。
オーヴィルは車に轢かれて死んだようですが、路上死している猫を見なかった事にしてスルーしていく餌やりババアよりは良い飼い主に飼われていたんじゃないでしょうか?
懐かしいものを見ました。これ何年か前にどこかの記事で見たことがあります。
センスはちょっとツッコミ入れたいところはありますけど、剥製の完成度は高いと思います。飛行時の安定感もなかなか。
たしか死んだペットの猫への弔いで作ったのでしたよね。弔いの形など人それぞれですし、第三者がとやかく言うことではないでしょう。
ところで
>日本では、「オランダは動物愛護先進国だ」と強調する愛誤の主張が最近気のせいか目立ちます。
オランダですか。私はいつか愛誤はインドでも引っ張り出してくると思っていました。(一応そう考えていた根拠はアヒンサーなどの存在です)
それでは。
名無しさん@13周年様
> しかし昨今のラジコン技術は凄いですね。
> 3軸ジャイロだのECU制御の高推力ジェットエンジンだのが結構お手軽に扱えるんですから。
水平に保つためのセンサー技術では、キーエンスという企業が世界でも突出しています。
かつて株式を所有していたことが有り、当時の高槻市の本社まで見学に行きました。
> オーヴィルは車に轢かれて死んだようですが、路上死している猫を見なかった事にしてスルーしていく餌やりババアよりは良い飼い主に飼われていたんじゃないでしょうか?
でも、オーヴィルの飼い主は、放し飼いか外飼いしていたということでしょう。
猫の安全を考えていたとは思えません。
飼い主の「ペットの猫に対して敬意を表してラジコンヘリにした」という、敬意に矛盾を感じます。
kai様、コメントありがとうございます
> 死んだペットの猫への弔いで作ったのでしたよね。弔いの形など人それぞれですし、第三者がとやかく言うことではないでしょう。
動物愛護という点から批判するのは行き過ぎです。
例えば遺体を尊重しなければならないというのは普遍的な価値観だと思いますが、それを動物にまで拡大するのは動物の擬人化です。
つまり愛誤。
> オランダですか。私はいつか愛誤はインドでも引っ張り出してくると思っていました。(一応そう考えていた根拠はアヒンサーなどの存在です)
愛誤は人種差別的な人が多いですよ。
例えばヨーロッパでは、スイスやイタリアの一部では今でも猫を普通に食べています。
しかし動物愛護団体はアジアや中米の猫食を「野蛮で後進的」と批判しますが、ヨーロッパでの猫食やアメリカでの猫犬肉販売をひた隠しにします。
ノルウェーの捕鯨でも、日本ほど非難されません。
日本の愛誤も、アジア人のくせして人種差別主義者だから。
なお、ドイツペタのビデオの出演していたメンバーは、ナオナチにそっくりだったのでゾッとしました。
インドのヒンドゥー教での殺生戒でも、今では変わってきているようです。
今では、牛肉は輸入品ならば食べていいようです。
昔は牛の糞は、貧困層の燃料になりましたから、牛を放し飼いにして街に糞をしても良かったのです。
豊かになって、衛生状態が向上した今では、インドでも街中で牛が糞するわけにはいかないでしょう。
なお、インドでも害獣(猫も)駆除業者があります。
英語の広告やHPがインターネットであります。
海外出張、東京マラソンと体力をつかうスケジュールをこなしたので、とうとうインフルに感染してしまい2日ほど寝込んでました。
幸いに高熱は出ず、軽い頭痛、筋肉痛とダルいだけでした。
このネココプターは半年前くらいにYahoo等のポータルサイトのトップニュースで取り上げられていましたね。
好き嫌いはあるでしょうが、芸術なので、動物愛護とは切り離された次元で是非を討論されるべきものであろうと、私は思います。
地域猫に関するコメントでは結局○○すがりさんは面倒な人となってしまいましたね。
論点外しと虚偽の引用を用いて絡んでくるというパターンはある方面の方々の共通性なんですかね。
三二一閣下様、コメントありがとございます。
> 海外出張、東京マラソンと体力をつかうスケジュールをこなしたので、とうとうインフルに感染してしまい2日ほど寝込んでました。
気温の変動が激しすぎたのも理由でしょうか。
無理なさらないでください。
> 芸術なので、動物愛護とは切り離された次元で是非を討論されるべきものであろうと、私は思います。
事故死したペットを用いて作ったのですから、動物愛護上は何も問題はないでしょう。
日本の愛誤が、漫画の表現で猫を虐待したことに噛み付きました(闇金のウシジマ。正しいタイトルは忘れました)。
毎日間接的ではあるにせよ、食品や工業原料、実験で大量にリアルに動物を殺しているのに、変なところで猫とか犬で、突出して動物愛護を持ち出すのは違和感を感じます。
> 地域猫に関するコメントでは、結局○○すがりさんは面倒な人となってしまいましたね。
コメント投稿制限は、この方にはしていませんよ。
でも、その後のご来訪はありませんね。
> 論点外しと虚偽の引用を用いて絡んでくるというパターンはある方面の方々の共通性なんですかね。
驚くほど共通したことをします、愛誤さん方は。
どうして同じ思考パターンなんでしょう。
不思議なのは日本がイルカやクジラを食べる為に殺したことに 非難していたヨーロッパでこういう事をする白人には何も言わないこと どうも白人は自分達と同じ人種には甘いんだろうな ユダヤ人のホロコーストにはYoutubeで同情コメントがつくが 日本の被爆者やパレスチナ人の死体には侮辱コメントが多い こういうダブルスタンダードが21世紀になっても続いているのに 日本のメディアは必死に欧米を寛大な国と宣伝する
あ 様、コメントありがとうございます。
> 不思議なのは日本がイルカやクジラを食べる為に殺したことに
> 非難していたヨーロッパでこういう事をする白人には何も言わないこと
一応交通事故死した猫の死体を利用したとのことですが、真実かどうかかはわかりません。
ドイツでは、かつて魔除けで猫を惨殺する「猫嫌い道化祭り」がありました。
今は祭りで猫を殺していませんが、猫のはく製を身に着ける衣装は、放し飼いの飼い猫や野良猫を殺して作ったのではないかと言われています(恐らくそうでしょう。事故死した猫であれば、皮膚に傷がついて使い物になりませんから。猫せんべいなんてひどいものでしょ)。
https://youtu.be/4Y-BausYdhg このようなことを日本に伝える人はいません。
> ユダヤ人のホロコーストにはYoutubeで同情コメントがつくが
> 日本の被爆者やパレスチナ人の死体には侮辱コメントが多い
> こういうダブルスタンダードが21世紀になっても続いているのに
> 日本のメディアは必死に欧米を寛大な国と宣伝する
福沢諭吉の脱亜入欧以来の日本の文化ですから。