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素人ブリーダーによる無法状態のイギリスの子犬販売事情~8週齢未満の子犬の販売も当たり前






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(summary)
The Animal Welfare (Licensing of Activities Involving Animals) (England) Regulations 2018 (UK)


 記事、
「イギリスでは犬はノーリード」という偏向記事
「イギリスでは犬の命は人と平等」という偏向記事~イギリスでは犬の銃殺が合法
素人ブリーダーによる無法状態のイギリスの子犬販売事情~約4割がインターネット販売
の続きです。
 「ペット業界への規制があまりにも行き過ぎると素人ブリーダーの台頭を招き、真にプロフェッショナルなブリーダーが衰退してむしろ健全な犬猫のブリーディングに悪影響を及ぼす」という記事があります。この点については私は同意しますし良記事だと思います。しかしこの記事のイギリスの犬に関する記述はほぼデタラメです。良い主張をされているのに残念です。ペット業界の方々がこの記事を拡散されていますので、忠告という意味で取り上げました。



 サマリーで示した記事はこちらです。ブリーダー廃止・反対派へ。素人繁殖で犬が悲しむ未来が見えますか?(以下、「本記事」と記述します) 2020年9月26日 問題の記述を引用します。


ペット先進国でも「生体販売」は行われている
ペット先進国のイギリスでも健康的な犬を育てた「対価」をブリーダーに支払っているのである。
こうやって考えれば、生体販売自体も「悪」ではないことが伝わるだろうか。
では、どこに日本とイギリスの差があるのか。
それは、日本以上に犬に対する想いが強いため日本のように簡単に犬が飼えない点。
犬自身に社会的地位が設けられている点が大きく異なる。
人間と犬の命が平等に扱われているのだ。

具体的には、
犬を飼う時は調査が入り条件をクリアしないと飼えない
犬を飼う前に費用や自分たちが幸せに出来るか想像する
留守番をさせる場合はドッグシッターに頼む
犬を飼ったら飼い主と犬が一緒にしつけ教室へ通う
散歩は基本ノーリード。カフェや交通機関も乗れる
日本のように「犬を飼おう!」で犬を家族に迎え入れることは出来ないし、仕事だから留守番を1匹でさせることは許されない。留守番時はドッグシッターに日中ケアしてもらうか、ドッグデイケアで犬を預けに行く。

散歩は基本ノーリードだが、そのためにはしつけをキチンと行う必要がある。
公共の場やカフェでも一緒に過ごせるように犬と共に飼い主がしつけを学び実行する。
犬を人間と同等の命として扱うということ。これは日本に根付いていない文化のため、非常に難しい問題である。



 本記事のイギリスに関する記述ですが、「1、イギリスでは犬を買う場合は必ず対面で購入者が犬を買えるかどうかの審査があり、それに合格しなければ買えない」、「2、犬の命は人間と同等に扱われている」、「3、イギリスでは犬はノーリード(これは和製英語で通じませんが)でよい」と述べられています。しかしこれは著しい偏向、真真っ赤な嘘です。
 結論から言えば、「1、」ですがイギリスでは犬の購入シェアが最も高いのは非対面のインターネットによる販売です。イギリスでは法律上認可が必要な犬ブリーダーの規模基準が日本より大きいのです。例えばスコットランドでは年間5産以上にならなければ犬ブリーダーの登録義務はありません。また犬ブリーダーとしての法的規制(最低ケージサイズなど)も適用外です。つまり年4回ダルメシアンを繁殖させて40頭の子犬が産まれ、それらをすべて販売したとしても、そのブリーダーは全く法的規制の対象ではありません。
 「2、」ですが、イギリスでは保護施設や犬の訓練士など犬の所有者や管理者であれれば、犬の殺処分が自由に行うことができ、銃殺も合法です。例えば大変権威が高いRSPCAのアニマルシェルターでは、約半数の健康な犬猫を主に銃殺で殺処分していました。またイギリスはドッグレースが盛んですが、廃レースドッグの多くはトレーナーにより銃で殺処分されています。その数は年間1万頭ともいわれています。銃殺が合法で、それが一般に行われている国が「犬の命が人間と同等」とは、あきれた記述です。
 「3、」ですが、イギリスでは法律で犬のリードが義務付けられています。市街地ではほぼ全域でリードが義務付けられ、特定の犬種はさらに口輪が公共の場では必ず装着することが義務付けられています。「犬全面禁止」の公園も多数あります。罰金額も日本よりはるかに高額です。イギリスの禁止犬種の口輪装着義務に関しては前回記事、「イギリスでは犬はノーリード」という狂った記事、で述べました。

 今回は、前回記事に続き、「1、イギリスでは犬を買う場合は必ず対面で購入者が犬を買えるかどうかの審査があり、それに合格しなければ買えない」に関する補足を書きます。前回記事では、全英ケネルクラブの最近の調査(2020年7月8日公表)では、「イギリスでの犬購入に占めるインターネットによる割合は38%で、その多くが非対面での通販、もしくは繁殖上とは無関係な場所での引き渡し」でした。さらに「犬購入者は販売者から『犬や子犬を飼うのに適しているかどうかについて(販売者から)質問されなかった』」との資料を提示しました(One in three puppy buyers could not identify a reputable breeder 「子犬の購入者の3人に1人は評判の良いブリーダーを識別できませんでした」)。
 イギリスでは法的規制を受けない、登録基準に満たない小規模な「素人ブリーダー」が登録ブリーダーでは禁止されているインターネットなどでの非対面での犬の通販を大々的に行っています。その比率は全英ケネルクラブの調査では38%で、それが主な犬の購入手段となっています。また無登録の素人ブリーダーは、登録ブリーダーでは禁止されている8週齢未満の子犬の販売も処罰する法的根拠がないために、インターネット販売で堂々と行っています。さらにこれらのブリーダーは登録ブリーダーと異なり最小ケージサイズの適用も受けませんので極めて矮小なケージで犬を劣悪繁殖していると思われます。なぜならばこれらのインターネット販売されている子犬の健康状態は悪く、購入後にすぐ死ぬ例が大変多いからです。登録を要しない小規模素人ブリーダーは、もちろん行政の検査を受けることもありません。これらを報じるニュースから引用します。


A quarter of puppies are taken from their mothers too young - which is linked to dogs barking excessively and destroying things 「(イギリスで販売される)子犬の4分の1は、あまりにも幼いうちに母犬から離されます。それは犬の無駄吠えや物を壊すなどの問題行動に関係しています」 2020年8月6日

There is concern amateur puppy breeders are not aware of the law.
A quarter of puppies in the UK are being separated from their mothers before they are eight weeks old.
Taking puppies from their mothers too soon has been linked with behavioural problems including barking excessively and destroying things.
Experts believe they miss out on learning self-control, which they are taught by their mother.
A study by Dogs Trust and Bristol University, looking at 1,844 puppies, found one in four was taken from their mother before the age of eight weeks.

アマチュアの子犬のブリーダーが法律を知らないという懸念があります。(*1)
イギリスの子犬の4分の1は、生後8週齢になる前に母親から引き離されています。
母犬から子犬を早期に分離させることは、無駄吠えや物を破壊したりするなどの問題行動と関係しています。
専門家は、母犬から教えられる自制心を学ぶことを(早期に母親から離したことで)逸したと信じています。
ドッグトラスト(註 イギリス最大手の犬保護団体。Dogs Trust)とブリストル大学が1,844頭の子犬を調べた研究では、4頭に1頭が8週齢前に母犬から取り上げられたことがわかりました。


(*1) イギリスの法律では、登録の規模基準に満たない小規模ブリーダーは法規制の対象ではないので、登録が免除されている規模のブリーダーは8週齢未満の販売禁止により処罰されることはありません。この記事の書き方も偏向があると思います。


Prospective pet owners warned against buying from unscrupulous breeders amid rise in demand since lockdown 「ペットの飼い主になろうとしている人は新型コロナウイルスでもロックダウンによる子犬の需要の増加の中で、悪意のあるブリーダーからの購入に対して警告を受けています」 2020年7月23日

Despite a huge 125% increase in adverts posted across online marketplaces during lockdown for puppies, kittens, dogs and cats, demand continues to outstrip supply.
However, the British Small Animal Veterinary Association (BSAVA) has advised that vets are dealing with ongoing cases where owners have been sold sick puppies and kittens by unscrupulous dealers as a result of new owners not researching sellers before buying their new pet.
The devastating consequences include crippling vet bills and, in the worst cases, animals having to be put down.

新型コロナウイルスでのロックダウン中に、子犬、子猫、犬、猫のオンラインによる販売全体での広告の掲載数が125%も大幅に増加したにもかかわらず、犬猫の需要は供給を上回り続けています。
しかしイギリス小動物獣医師会(BSAVA)の獣医師らは、新しい飼い主が新しいペットを購入する前にオンラインでの犬猫販売業者を調査しなかった結果、悪意のある販売者によって飼い主が病気の子犬や子猫を買わされ、病気が進行中の犬猫を治療中である症例があるとアドバイスしています。
ひどい結末では獣医師の費用による損害や、最悪の場合には購入した子犬子猫を安楽死させなければならないことも含まれます。



 ブリーダー廃止・反対派へ。素人繁殖で犬が悲しむ未来が見えますか?では、次の記述があります。


(日本では)既に、今現在も素人が犬を繁殖させ譲渡したり売買されている。ブリーダー規制ばかりが強まる一方で知識のない素人の繁殖は取り締まりの対象外なのだ。
一般人の繁殖は悪質ブリーダーよりもタチが悪い。
繁殖に責任もなければ、逃げ道もいくらだってあるからである。
ペット先進国のイギリスでも健康的な犬を育てた『対価』をブリーダーに支払っているのである。
どこに日本とイギリスの差があるのか。
それは、日本以上に犬に対する想いが強いため日本のように簡単に犬が飼えない点。
犬自身に社会的地位が設けられている点が大きく異なる。



 この記述では、「イギリスでは犬の社会的地位が高く、それに見合ったブリーディングをプロのブリーダーが行っているために、日本のような素人ブリーダーのような劣悪繁殖がない」という意味になります。しかしそれは正反対です。
 日本では犬ブリーダーは「年2回以上もしくは2頭以上」の犬を販売すれば第一種動物取扱業として認可を受ける義務があり、行政の監視を受けます。つまりほぼすべての犬を繁殖させ、販売する者が対象です。しかしイギリスでは連載記事で述べた通り、認可を要する規模基準が日本より甘いために、8割以上の犬ブリーダーが未登録です。つまりイギリスでは8割以上が法規制を受けず、行政の監視下にもなく、まさに危険な素人繁殖を行い、摘発もできない状態なのです。 


(動画)

 Help Dogs Trust put a STOP to Puppy Smuggling 「犬販売の信頼のために、子犬の密輸をやめさせる手助けをしてください」 2017/10/23 に公開 Dogs Trust (愛犬 犬保護団体)の啓発ビデオ
 イギリスでは、東ヨーロッパなどの大量劣悪飼育の営利生産を行っている犬ブリーダーからかなりの数が密輸されています。ほとんどの場合は、そのような子犬はインターネットで非対面販売されますが、多くの場合「イギリス産」と偽られ、ニセのワクチン証明や血統書がつけられ、認可が不要な小規模な「素人ブリーダー」の名義を借りて販売されています。2020年の全英ケネルクラブの調査では、イギリスでの犬入手は、約4割が非対面を主にするインターネット販売によるものです。
 
This is Charly, he is just one of the thousands of puppies smuggled into Great Britain illegally.
Every day, people in Great Britain are duped into buying underage, unvaccinated and unwell puppies online.
Underhand breeders take them from their mum at just weeks old, because a smaller, cuter puppy can fetch more money.

チャーリーという名の犬は、イギリスに不法に密輸された数千頭の子犬のうちの一つです。
毎日のように、イギリスの人々は、幼すぎる子犬、ワクチン接種されていない子犬、オンラインで違法な子犬を騙されて買っています。
無免許の犬ブリーダーは、わずか数週間で母親から子犬を離します、なぜならば、小さくてかわいい子犬は、よりお金を儲けることができるからです。





(参考資料)

The Animal Welfare (Licensing of Activities Involving Animals) (England) Regulations 2018 「動物福祉規則 2018」 (抜粋)

PART 1 Introduction
Interpretation
2. In these Regulations—
“operator” means an individual who—
(a) carries on, attempts to carry on or knowingly allows to be carried on a licensable activity. or
(b) where a licence has been granted or renewed, is the licence holder;
SCHEDULE 6
Specific conditions: breeding dogs
Advertisements and sales
1.—(1) The licence holder must not advertise or offer for sale a dog—
(a)which was not bred by the licence holder;
(b)except from the premises where it was born and reared under the licence;
(c)otherwise than to—
(i)a person who holds a licence for the activity described in paragraph 2 of Schedule 1; or
(2) Any advertisement for the sale of a dog must—
(a)include the number of the licence holder’s licence,
(b)specify the local authority that issued the licence,
(c)include a recognisable photograph of the dog being advertised, and
(d)display the age of the dog being advertised.
(4) The licence holder and all staff must ensure that the purchaser is informed of the age, sex and veterinary record of the dog being sold.
(5) No puppy aged under 8 weeks may be sold or permanently separated from its biological mother.
(6) A puppy may only be shown to a prospective purchaser if it is together with its biological mother.

第1章 序文
本規則における定義
2条 本規則においては
「ペット事業者」とは、以下のそれぞれの者を意味します。
(a) その事業を継続し、継続しようとする意志があり、その事業を意図的に継続することの認可を与えられた者、または
(b) 認可が付与または更新された場合においては、認可を受けた者。

付則 6
犬ブリーダーに関する特定の条件
広告と販売
1条—1項 認可を受けた者は、次の場合は犬の販売広告をしたり販売してはなりませんー
(a) 認可を受けた者によって繁殖されていないもの。
(b) 認可を受けた施設で生まれ育った犬以外のもの。
(c)それ以外の場合においては-
(i) 付則1 2条に記載されている事業活動の認可を受けている者は、また、
2項 犬の販売に関する広告は、次のことを行う必要があります。
(a) 認可番号を含め、
(b) 認可を出した地方自治体を明示し、
(c) 販売広告されている犬の認識可能な写真を掲載し、
(d) 宣伝されている犬の週齢を表示します。
4項 認可を打行けた者およびすべての従業員は、販売されている犬の年齢、性別、および獣医による処置の記録を購入者に確実に通知する必要があります。
5項 8週齢未満の子犬を販売したり、生物学的な母犬から恒久的に分離したりすることはできません。
6項 子犬は、生物学的な母親と一緒にいる場合にのみ、購入予定者に見せることができます。


 上記の犬ブリーダーの規定の順守が求められるのは、認可を受けた犬ブリーダーだけです。イギリス、イングランドでは、全英ケネルクラブに登録したブリーダーだけでも、82%が無認可です。理由はイギリスでは日本と異なり、犬ブリーダーの認可規模が甘く、小規模ブリーダーは認可を得る必要がないからです。全英ケネルクラブに無登録の小規模ブリーダーも含めれば、イギリスでのブリーダーに占める無認可ブリーダーの比率は、82%よりさらに高いと思われます。
 無認可(小規模ブリーダーはそもそも犬ブリーダーの認可を得る必要はありません)ブリーダーは、「8週齢未満の子犬の販売禁止」や、「非対面での子犬の販売禁止」の適用は受けません。これらの販売方法を行っても、処罰する法的根拠はありません。
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〉〉日本以上に犬に対する想いが強いため日本のように簡単に犬が飼えない点。

日本は、平均寿命が伸び平均14歳で長寿表彰も長寿化により17から18に変更になったりしてるから、日本の方が犬に対する思いは強いと思います。

平均寿命が伸びたと言う事は、犬達が受けるストレス軽減(ストレスは、寿命に関係する)され、犬の生活環境が良くなったと思います。

ノーリード(和製英語)と言う言葉が出た時点で、鈴木さんの記事を読む必要はないなと思いました。良い主張をしてる部分があっても、ノーリード=躾が出来てると考えてる時点で、ちょっと愛誤かなと思いました。

日本が簡単に犬を飼えるなら何で日本の飼育数は減少しているんでしょうかね・・



Re: タイトルなし

犬すき様、コメントありがとうございます。・

> 〉〉日本以上に犬に対する想いが強いため日本のように簡単に犬が飼えない点。

イギリスと日本の犬の飼育数を比較します。
まずイギリスですが、1,001万頭です(2020年資料)
イギリスの人口は、6644万人です。
https://www.pdsa.org.uk/get-involved/our-campaigns/pdsa-animal-wellbeing-report/uk-pet-populations-of-dogs-cats-and-rabbits

日本の犬の飼育数は、890万頭(平成30年公表)です。
日本の人口は、1億2577万人です。
https://www.animaldonation.org/environment/domestic/database_jppet/

イギリスでは15%の国民が犬を買っており、日本は7%です。
イギリスは日本の2倍以上の犬の飼育率ですので、イギリスの方が犬の入手が簡単にできると判断できます。

ライターは単なる憶測ではなく、客観的な資料も調べなければならないと思います。


> 日本は、平均寿命が伸び平均14歳で長寿表彰も長寿化により17から18に変更になったりしてるから、日本の方が犬に対する思いは強いと思います。

イギリスの犬の平均寿命は、11歳3か月です。
https://www.psychologytoday.com/gb/blog/canine-corner/201509/the-life-expectancy-165-breeds-dogs

イギリスを含めた西ヨーロッパと北米の犬の平均寿命は11歳前後で驚くほど一致しています。
日本だけ突出して長生きです。


> 平均寿命が伸びたと言う事は、犬達が受けるストレス軽減(ストレスは、寿命に関係する)され、犬の生活環境が良くなったと思います。

それももちろんあるでしょう。
そして日本の犬の飼い主は概ね犬を大事にして獣医師にも診せます。
そして私が最大の原因と思うのは、イギリスをはじめ西ヨーロッパや北米では犬が老齢になって手がかかるようになると、日本より安易に安楽死をすることです。


> ノーリード(和製英語)と言う言葉が出た時点で、鈴木さんの記事を読む必要はないなと思いました。良い主張をしてる部分があっても、ノーリード=躾が出来てると考えてる時点で、ちょっと愛誤かなと思いました。

それは私も、愛護と愛誤を区分する踏み絵のようなものです。
私が尊敬する数少ない動物保護活動家は、「犬のリードは母親と胎児をつなぐ絆でへその緒のようなもの」と述べておられます。
また、意識が高い保護活動家は「犬は必ずリードにつないでください。保護犬がまた落ち着いていない場合は必ずダブルリードにしてください」と言っています。
そもそも「動物愛護先進国では犬はノーリードでよい」と言っている人は愛誤確定です。
ドイツもイギリスも、日本より厳しいリード義務があります。
ノーリードが動物愛護先進国ならば、なぜバングラディッシュやコンゴ共和国を誉めないのですか。
これらの国はほぼ100%犬にリードをする習慣はないでしょう。

イギリスは日本の数倍の咬傷事故があります。
そのような環境で犬にリードをしないことを誉めるとは、完全に愛誤です。
また仮にしつけができていても何があるかわかりませんし、何かのきっかけで犬が驚いて道路に飛び出して事故にあるかもしれません。
また犬が怖い人の気持ちに配慮しないのは、エゴ丸出しの愛誤です。

Re: タイトルなし

犬好き 様

>日本が簡単に犬を飼えるなら何で日本の飼育数は減少しているんでしょうかね・・

高齢化とか、集合住宅での居住割合が高まっているなどの多くの要因があるとは思いますが。
ペット業者に対する規制強化で犬の価格が高騰していることと、供給が減っている、病気になればちゃんと獣医師に診せるのが当たり前になったことも大きいと思います。
犬の商業生産は、イギリスは日本の数倍あります。

日本の犬の平均寿命が長いのは、殺処分しないからでしょうね。歳をとっても「安楽死」させず、ほとんどが自然死または病死だからですよ。
また、犬の飼育頭数が減少しているのは生活の変化(長時間仕事で家を開けるなど)や住居の問題(アパート、マンション、借家では犬を飼いづらい)で頭打ちになっているということでしょう。
また犬以外にもペットの選択肢が増えているので別に犬でなくても良いわけです。
私の知人もウサギを飼っていますし、チンチラや金魚に血道をあげている奴もいますから。

No title

>「犬のリードは母親と胎児をつなぐ絆でへその緒のようなもの」

私は猟犬の訓練士にリードは犬とのコミュニケーションの道具だと言われたことがあります。猟をするとき以外に外に出すとき、必ずリードをするのは人間と犬との関係を忘れさせないために重要だそうです。犬を人間と同じように扱うのは犬に勘違いをさせる最悪の行為。犬が集団の中で暮らす動物であり、リーダーを必要とする存在であることを看過している愛護関係者が多すぎます。

Re: タイトルなし

一尺八寸様、コメントありがとうございます。

> 日本の犬の平均寿命が長いのは、殺処分しないからでしょうね。歳をとっても「安楽死」させず、ほとんどが自然死または病死だからですよ。

日本の犬の平均寿命が突出して長いのはいくつかの要因がありますが、ご指摘の通り歳をとっても安楽死させないことが最も大きいと思います。
犬猫に限り終生飼養を義務付けているのは北米、西ヨーロッパではありません。
日本だけです。
まさに驚きの、犬猫だけ愛護国日本です。


> また、犬の飼育頭数が減少しているのは生活の変化(長時間仕事で家を開けるなど)や住居の問題(アパート、マンション、借家では犬を飼いづらい)で頭打ちになっているということでしょう。

それも要因に含まれるでしょう。
しかし近年の犬の価格上昇は尋常ではないです。
人気犬種で100万円近くとか。
https://note.com/rumka/n/n94fbf707f8c7
軽自動車が買えます。

ブリーダーやペットショップの規制が厳しくなれば、それだけ生産や販売のコストが上がり、それが上乗せされます。

Re: No title

野生動物への餌やり反対 様、コメントありがとうございます。

> 私は猟犬の訓練士にリードは犬とのコミュニケーションの道具だと言われたことがあります。

それは同意します。


>犬を人間と同じように扱うのは犬に勘違いをさせる最悪の行為。

それも同意します。
甘やかしすぎても人に従わなくなったり攻撃的になって咬傷事故を起こすようになることがあります。
いわゆる犬愛誤が「ノーリードが素晴らしい」というのは、人間の幼児にハーネスとリードを付けることに抵抗感を感じるのと同じだと思います。
幼児が道路に飛び出さないようにするなど、非常に合理的ではありますが。
犬にリードをしない、店や公共交通機関も人と同じように利用できることが素晴らしい、動物愛護という人は、犬の擬人化です。
猫の放し飼いの飼い主も同じ感覚かもしれません。
動物は人が管理するものです。
きちんと管理して可愛がる。
動物愛護管理法と言いますね。

幼児にハーネスとリード
一度だけ見たことがあります。
白人一家でしたが、子供の腰に紐つけてました。「そうか、あちらの国では幼児も犬も一緒なんだな」と思った記憶が。
合理的ではありますけどね。
日本でも昔は大人が仕事中に子供は柱に紐で繋がれてたとかありましたから。乳幼児を入れるいずみなども、子供が動かないようにするという目的もありました(実はきわめて不衛生なものでした。多くの場合子供は下半身裸で小便大便は垂れ流しで中に灰や藁を入れて吸収させていたみたいです)

確かに犬猫の価格は上がっていると思います。同時に下がっているとも。犬種や猫種によりですね。人気犬種猫種や国内で希少犬種や猫種は価格が高いです。

盗難もありますね。最近では秋田犬を専門に盗む泥棒がいるとか聞きました。

①終生飼育が義務
②平均寿命が14歳で、長寿表彰が長寿化により、17歳から18歳に変更(17歳を越える個体が増えたからからな?)
③リード着用し事故を防ごうとする
④事故が少ない

ぶっちゃけ、躾も犬に対する扱いも日本の方が上ですよね。

平均寿命11歳で手がかかるようになったら安易に安楽死させるって・・向こうは、11歳ぐらいで手がかかる個体が多いのでしょうか?正直どこが、「人と犬が平等」やねんと思ってしまいます。

Re: タイトルなし

一尺八寸 様

> 幼児にハーネスとリード
> 一度だけ見たことがあります。
> 白人一家でしたが、子供の腰に紐つけてました。

子供用のハーネスも売っています。
https://search.yahoo.co.jp/image/search?p=Toddler%20harness&aq=-1&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&oq=

私は日本では一度見たことがあります。
混雑したデパートの売り場で、日本人らしき父親一人が幼い女の子にハーネスとリードをしていました。
もしかしたら父子家庭かもしれないです。
私は抵抗感があります。


> 確かに犬猫の価格は上がっていると思います。

アメリカやヨーロッパでは、平均しても値上がりしているのは間違いないです。
しかしヨーロッパは日本と比較すれば犬の価格は安いです。
ペットショップやネットでは、ドイツでも数百ユーロ台から販売されていましたが、今では1000€未満は珍しいです。
アメリカの子犬の値上がりはすごいです。
人気犬種では6000㌦以上とか。
アメリカでは頻繁に犬が盗まれます。


>盗難もありますね。最近では秋田犬を専門に盗む泥棒がいるとか聞きました。

犬泥棒は昔からありますが、その時の人気犬種で高く売れるものでしょう。

Re: タイトルなし

犬好き 様

> ①終生飼育が義務
> ②平均寿命が14歳で、長寿表彰が長寿化により、17歳から18歳に変更(17歳を越える個体が増えたからからな?)
> ③リード着用し事故を防ごうとする
> ④事故が少ない
>
> ぶっちゃけ、躾も犬に対する扱いも日本の方が上ですよね。

はい、私はそう思います。
日本は猫の飼育はさておき、犬の飼育レベルは世界最高です。
犬を大事にして可愛がります。
咬傷事故は世界でも最も少ない国ですし、飼い主はリードをし、糞を持ち帰ります。
世界に誇ってよいでしょう。


> 平均寿命11歳で手がかかるようになったら安易に安楽死させるって・・向こうは、11歳ぐらいで手がかかる個体が多いのでしょうか?正直どこが、「人と犬が平等」やねんと思ってしまいます。

やはり10歳くらいから病気が増えたり、動作が緩慢になったりすることが多いように思います。
ボケる犬もいますしね。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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