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アイスランドは野良猫に対する方針を駆除殺処分からTNR合法へ転換するのか?






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(summary)
The so-called "TNR Legalization Bill" was submitted to the Icelandic Parliament..


*本ブログ記事は8457ブログ中3位を記録しました

 世界で最も緯度が高い首都を持ち、国土の一部は北極圏に属する国、極寒のアイスランド。このような国でも野良猫の増殖による生態系への悪影響は深刻です。アイスランドは希少な海鳥の重要な繁殖地でもあり、国土の野良猫ノネコの駆除事業を国家が繰り返し行ってきました。しかし根絶に至っていません。今年の7月に、猫TNRを合法化する法案が国会に提出されて審議中です。私見ですが、TNRの効果はすでに否定されつつあり、アイスランドのような特異な生態系を有する島嶼国家がTNRを合法することは反対です。


 アイスランドの首都レイキャビクは、世界で最も緯度が高い首都です。アイスランドの国土の一部は北極圏に属し、厳しい気候条件のために森林が存在しません。重要な海鳥の繁殖地があり、国土面積の多くを世界自然遺産が占める国です。
 このようなアイスランドですが、野良猫ノネコが自然増殖し、生態系に悪影響を及ぼしています。そのためにアイスランドは国、自治体が古くから何度も野良猫ノネコの殺処分駆除を行い、根絶を目指してきました。また猫の厳しい入国制限をしています。しかしアイスランドの野良猫ノネコは根絶に至っていません。現在も野良猫ノネコの増殖は問題視されています。

 近年はアイスランド国内でも、TNRを行う猫愛護(誤)活動が台頭してきました。アイスランドは生態系を守るために外来種のリリースを違法としています。しかし猫愛護(誤)活動家が、違法であるにもかかわらずTNRを強行するケースが増えてきています。今年の7月にアイスランド国会は、「猫に限り」外来生物のリリースを合法化するという、事実上TNRを認めるとの法案が提出され、現在審議中です。
 私見ですが、私はアイスランドでこのような法案が国会に出されたことを残念に思います。TNRによる猫の個体数削減効果はすでに否定されつつあります。またTNRは、野生動物に影響を及ぼさない都市部に限定される活動とされています。生態系保全のための野良猫ノネコ対策は、特に島嶼においては国際的には駆除一択です。オーストラリアを含めたオセアニア地域、アメリカ合衆国、ドイツの世界自然遺産のボルクム島においても、野良猫ノネコは銃などによる狩猟駆除が選択されました。また根絶に成功した例も多数あります。アイスランドが希少な海鳥の繁殖地であること等を考慮すれば、TNRは避けるべき手段と思います。

 次に、アイスランドの「野良猫ノネコの根絶事業」、「猫愛護(誤)団体の台頭と、違法ながらアイスランド国内でのTNRの強行」、「2020年7月に提出された、事実上猫TNRを合法化する法案の国会審議」について、時系列にニュースソースを示します。


Cat Cull In East Iceland 「アイスランド東部での猫の駆除」 2014年3月20日

Fljótsdalshérað County in East Iceland have approved a cat culling programme.
Stray cats in that part of Iceland have apparently become a plague and employees will soon begin to lay traps to catch cats.
In order to assure that no pets are accidentally put down, public awareness campaigns will be conducted by county employees.
Once captured the cats will be held in a kennel for a set period of time, in case they are claimed, before they are put to sleep.

東アイスランドのフリョーツダルシェラシュ郡は、猫駆除プログラムを承認しました。
アイスランドのその地域の野良猫は害獣であることは間違いなく、職員は猫を捕まえるわなを仕掛け始めました。
誤ってペットを捕まえないようにするために、郡の職員が啓蒙活動を実施します。
捕獲された猫は、安楽死される前に(それが飼い猫だと飼主が)申し出た場合に備えて、一定期間猫飼育施設で飼われます。



Population Control of Wild Cats in East Iceland Hotly Contested 「イースト・アイスランド(註 野良猫保護団体の名称)での野良猫の個体数管理」 2019年2月15日

‘Wild Cats in East Iceland,’ is a nonprofit that operates under the auspices of the Villikettir animal welfare organization.
The organization aims to “care for wild and homeless cats in the region, providing them with shelter and food.
The organization operates according to the ethos of TNR: Trap – Neuter – Release.”
The aim of this approach is to control the population of wild cats without killing them.
The cats taken in by Villikettir are dewormed and vaccinated before the staff attempts to get them used to being around people and find them homes.
If the cats can’t be tamed, they are released again.
But Fljótsdalshérað rejected their assistance.
Instead, the municipality intends to set traps for wild cats.
Fljótsdalshérað mayor Björn Ingimarsson says the municipality is acting in accordance to the law.
After consultation with the Public Health Authority and the Icelandic Food and Veterinary Authority (MAST), he says, it’s clear that it isn’t permissible to collaborate with Villikettir under the terms that organization has set out.
Wild cats are categorized as semi-wild animals and must either be provided with a permanent home or euthanized.
Likewise, it is not permissible to release animals that have grown up with people into the wild.
The ear tagging system that the organization suggested is also said to be illegal.

Wild Cats in East Iceland 「イースト・アイスランドの野良猫」は、the Villikettir animal welfare organization 「野良猫(Villikettir)動物福祉団体」の後援の下で運営されている非営利団体です。
この組織は、「この地域の野生化した猫および飼い主のない猫の世話をし、保護施設と餌を提供すること」を目指しています。
この組織は、いわゆるトラップー中性化ーリリースである、TNRの理念に従って運営されています。
この手法の目的は、野生化したの猫を殺さずに、その数を抑制することです。
「野良猫福祉団体」保護された猫は、スタッフが猫を人に慣れさせ、飼主を探す前に駆虫され、ワクチン接種されます。
猫を飼いならすことができない場合は、猫は再びリリースされるとしています。
しかし、Fljótsdalshérað(註 自治体名)市は支援を拒否しました。
その代わりに自治体は、野生化したノネコのわなを設置する予定です。
Fljótsdalshérað市のBjörnIngimarsson市長は、自治体が法律に従って行動していると言います。
市長は、アイスランド公衆衛生局とアイスランド食品獣医局(MAST)と協議した後、動物保護団体が定めた条件の下では、動物保護団体に協力することは許されないことは明らかだと言っています。
野生化した猫は半野生動物に分類され、恒久的な飼い主を見つけるか、安楽死させる必要があります。
同様に、人間と共に育った動物を野生に放つことは許されません。
動物保護団体が提案した、耳に目印をつけるシステムも違法であると言われています。



New Rights On The Table For Feral Cats 「アイスランドでの野良猫ノネコの新しい権利が国会で俎上に載せられた」 2020年7月13日

The right for feral cats to live in Iceland would be recognised for the first time if a change in the regulation on pet welfare passes.
It will have the effect that all feral cats will be neutered with a policy of trap-neuter-release (TNR).
legislative drafts centre on the changes to the regulations on animal welfare, where organisations which aim to improve the welfare of stray cats are permitted to tag strays as having been spayed or neutered by clipping a part of their ears.
At this time, cats are often captured and killed in many municipalities.
Today, a big concern amongst animal enthusiasts is cats who catch birds.

ペットの福祉に関する規則の改正が国会を通過すれば、野良猫がアイスランドに住む権利が初めて認められるでしょう。
それは、すべての野良猫がトラップ、中性化、リリース(TNR)の方針で去勢されるという効果をもちます。
立法草案は、動物福祉に関する規則の改正を中心としています。
それは、野良猫の福祉を改善することを目的とする組織が野良猫の耳の一部を切り取ることにより、去勢または不妊手術が行われた目印をつけることが許可されるとしています。
現在、多くの自治体では猫が捕獲され殺されていることが多いです。
今日、動物愛好家の間での大きな懸念は、鳥を捕まえる猫です。



(動画)

 Ljoni - old feral male cat living in Hafnar fjordur Iceland 「リョニー(野良猫の名前)-ハフナーフィヨルドに住んでいるアイスランドの年老いたオスの野良猫(ノネコ feral cat) 2016年1月1日公開

 公開時は1月1日の厳冬期。動画投稿者が野良猫に餌を与えています。このような自然条件の国で、悪性外来種の野良猫に給餌をする国民がいることに、私はアイスランドに失望しました。

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Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
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