野良犬の肉をペットフードと人用食品原料として輸出していたスペイン

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Spain/Spanien/España
少し古い事件ですが、2013年に大変興味深い事件がスペインでありましたので取り上げます。スペインの食肉加工業者が野良犬を原料にしてペットフードを生産し、一部は犬肉が人用の食品にも原料として用いられていたという事件です。野良犬を原料とする肉は、イギリスやオランダなどにも輸出され、人用の加工食品の原料にも用いられた可能性もあるとされています。
・Stray dogs from Spain 'may have been used to make pet food and farm animal feed' 「スペインの野良犬の肉は、ペットフードや家畜の資料に用いられていたかもしれません」 2013年3月7日(イギリス デイリーメール社記事)
Stray and abandoned dogs taken from the streets of Spain may have ended up in pet food and farm animal feed, it has emerged.
The authorities in Spain have not ruled out the possibility that protein or fats from the carcasses may even have been used in some processed human food.
A criminal gang in Spain apparently took the bodies of dogs and other animals from animal sanctuaries, vets, zoos and farms, which should have been incinerated, and then processed them to create protein and fats that could be sold on.
According to laboratory tests performed in one of the processing plants based in the town of Aldeaseca de la Frontera, in Salamanca, fat samples destined for animal feed had DNA traces of both sheep and dog.
It is a horrifying possibility that dog and rat meat might have entered the human food chain.
It may only be a matter of time before dog, rat and perhaps even cat meat is found in British processed food or farmed animal feed.
スペインの路上から連れ去られた野良犬や、捨てられた犬がペットフードや家畜の飼料になってしまったのかもしれません。
スペイン当局は、犬の死体由来のたんぱく質や脂肪が人用の加工食品にも使用されている可能性があることを否定していません。
スペインの犯罪組織はおそらく犬や他の動物の焼却処分しなければならない死体を動物保護施設、獣医、動物園、農場から運びだし、それらから販売できるたんぱく質や脂肪を製造していました。
サラマンカのアルデアセカ・デ・ラ・フロンテラの町にある処理プラントの1つで行われた実験室での試験によると、動物飼料用の脂肪サンプルには羊と犬の両方のDNAの痕跡がありました。
犬やネズミの肉が人間の食物連鎖に入ったのは恐ろしい可能性です。
犬、ネズミ、そしておそらく猫の肉でさえ、イギリスの加工食品や家畜の飼料に含まれるようになるのは時間の問題かもしれません。
・Dog meat from Spain may have been used to make Dutch meatballs 「オランダ製のミートボールを作るためにスペイン産の犬肉が使用されたかもしれません」 2013年4月5日
DOG meat is thought to have been found in meatballs in Holland, having come from Spain, say Dutch authorities.
Investigations began 18 months ago when the owner of an animal shelter in Pontevedra, in the north-western Spanish region of Galicia, reported dogs having gone missing.
The woman, Olga Costa, claimed a firm which was paid by owners of deceased pets to dispose of the carcasses was shipping meat from the animals abroad.
A dog owner who went to the animal crematorium in question to bid her last farewell to her beloved pet, having not been there when he was put to sleep, said she saw workers de-boning dog carcasses.
According to Dutch newspaper De Telegraaf, a meat producer in Amsterdam, who died recently, is suspected of having smuggled dog meat into the country from Spain and used it to produce both pet and human food.
犬肉がオランダで販売されているミートボールで発見されたと考えらると、オランダ当局は話しています。
調査はスペイン北西部ガリシアにある、ポンテベドラの動物保護施設の所有者が、犬が行方不明になったと報告した18か月前に始まりました。
オルガ・コスタという女性は、死んだペットの死体処分の代金を支払った飼い主ですが、その会社がペットの肉を外国に出荷していると主張しました。
最愛のペットに最後の別れを告げるために、問題の会社の動物焼却の建物に行った犬の飼い主(オルガ・コスタさん)は、犬が安楽死されたときにはそこにはおらず、従業員が犬の死体から骨抜きしているのを見ました。
オランダの新聞、オランダテレグラフによれば、最近亡くなったアムステルダムの食肉生産者は、スペインからオランダ国内に犬の肉を密輸入した疑いがあり、ペットフードと人間の食品の両方を生産するためにそれを使用しました。
戦時中のドサクサの80年前のことではなく、2013年の事件であることに驚きです。「ヨーロッパは先進国」という、固定観念が揺らいでしまいます。しかし殺処分した野良犬の死体を再利用するのはエコロジーかもしれません。
「欧米動物愛護先進国」と、馬鹿の一つ覚えにしか言わない動物愛護(誤)家は多いですけどね、例えば欧米出羽守の最右翼の杉本彩氏などはどう思われるか興味があるところです。
(動画)
Sweet Spanish street dogs having fun 2018年4月28日公開
スペインの野良犬。ヨーロッパでは南欧や東欧では野良犬の数が大変多いという印象を私はもっています。フランスでも南部は多いかもしれません。野良猫はともかく、野良犬をほぼ根絶した、抑制に最も成功した部類の国に日本は含まれると思います。
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