「イギリスは野良猫がほとんど存在しない」という、環境省と外部委員の狂気のデマ発言

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(summary)
United Kingdom has a lot of stray cats inhabit compared to other Western European countries.
記事、
・「イギリスでは野良犬猫は有害獣として狩猟駆除されるからいない」という、バ環境省と外部委員は精神病院に行け、
・「イギリスでは野良犬猫は有害獣として狩猟駆除される」という、環境省と外部委員の狂気のデマ発言、
の続きです。
日本の省庁の中で最も能力が低く、まさにバカと狂人の寄せ集めがバ環狂症(環境省)です。外部委員も酷い。今までに数多くの卒倒しそうな嘘、誤り、偏向資料を公表しています。また誤訳も多いです。今回は、「イギリス、ドイツとも野良犬や野良猫がほとんど存在しない」との環境省資料の記述が完全に誤りであることを述べます。特にイギリスでは気候や人口密度などが近い西ヨーロッパの国の中においても、際立って野良猫の数が多い国です。それはおそらくイギリスはドイツなどと異なり、野良猫の狩猟が事実上禁じられていることが大きな要因と思われます。
まずサマリーで引用した、環境省の問題記述がある資料(以下、「本資料」と記述する)から引用します。動物愛護管理をめぐる 主な課題への対応について(論点整理) 平成 30 年 12 月 中央環境審議会動物愛護部会 (環境省)(4ページ)
動物の保護・譲渡活動は、海外(イギリス、ドイツ)では、民間団体が寄付金等の自己資金を用いて実施している。
これらの国では、日本と比べて屋外の生活環境が厳しい(高緯度なので寒い)ことや、野良犬や野良猫が有害鳥獣として駆除されること等もあり、野良犬や野良猫がほとんど存在せず、シェルターに収容される動物の多くは飼い主が所有放棄したものが多いという。
一方、日本の場合は、北関東や西日本を中心に野良犬の収容が多く、全国的に野良猫の数も多いことから、保護収容した個体のうち人間との社会化ができておらず、馴化が困難で飼養に適さないものも多い。
上記の記述をまとめると、次のようになります。
1、イギリス、ドイツとも動物の保護・譲渡活動は民間団体が全額自己資金で行っている。
2、イギリス、ドイツとも野良犬や野良猫が有害鳥獣として駆除されている。
3、イギリス、ドイツとも野良犬や野良猫がほとんど存在しない。
4、イギリス、ドイツとも、シェルターに収容される動物の多くは飼い主が飼育放棄したもの(飼い主持ち込み)である。
「1、」については改めて別の機会に詳述します。「2、」、「3、」、「4、」に関して、環境省の本資料の誤りを順次指摘していきます。今回取り上げるのは、「3、イギリス、ドイツとも野良犬や野良猫がほとんど存在しない」が嘘、デタラメであることを述べます。今回記事では、イギリスの野良猫の数について述べます。
結論から言えば、イギリス、ドイツとも野良猫、野良犬は相当数存在します。推計ではイギリスでは野良猫ノネコを合わせた数が高位推計で1050万匹生息しているとされ、西ヨーロッパでの中では野良猫が際立って多い国です。またドイツでは全土で300万匹の野良猫が生息しているという推計があります。
なお日本全土における野良猫の生息数に関する学術的な推計値は存在しませんが、東京都などの一部の自治体での推計値はあります。それによれば人口約1400万人の東京都の都市計画区域内の屋外猫の生息数は約12万匹とされ、そのうちの9.2%が首輪をしています。首輪をしていない屋外猫を野良猫(=所有者がない猫)とすれば、東京都の都市区域内には約11万匹の野良猫が生息していることになります(東京都における犬及び猫の 飼育実態調査の概要 (平成29年度) 32ページ)。この東京都の屋外猫の生息数調査は過少という気もしますが、人口6700万人のイギリスの野良猫ノネコ数が~1050万匹、人口8300万人のドイツの野良猫数が~300万匹ということをかんがみれば、イギリス、ドイツとも野良猫の数は日本と比べればかなり多いと言わざるを得ません。
イギリス(UK)全土に生息する野良猫(もしくはノネコの数を加えた数)の数ですが、多くの学術調査や推計値があります。概ねイギリス全土での野良猫(もしくはノネコの数を加えた数)は、900万匹から1050万匹と推計されています。それらの資料のいくつかから引用します。
・The Importance of Neutering Your Cat 「あなたの猫を去勢する重要性」 2020年6月8日
~
Tere are over 9 million stray/feral cats in the UK.
イギリスには900万匹以上の野良猫がいます。
・Holmer Veterinary Surgery For all of your pet's healthcare needs Winter 2019 Newsletter 「ホルマー獣医外科 ペットのすべての医療ニーズに対処します 2019年冬季ニュースレター」 2019年
~
The Cats Protection (CP) last year estimated that there were 9 million stray cats in the UK and 1.5 million feral cats.
昨年、The Cats Protection(CP)(猫保護団体)によれば、イギリスには900万匹の野良猫と150万匹のノネコがいると推定されています。
(その他の資料)
・Felis catus (cat)
学術誌。「イギリスには900万の野良猫が生息している」
・The UK's first 'cat census' has been launched to help keep the nation's nine million strays 'safe and warm' 2018年4月11日
「イギリスには800万匹の飼い猫と900万匹の野良猫と150万匹のノネコがいる」
イギリスの1万人当たり野良猫数(野良猫数を900万匹、ノネコ数を150万匹とする)
野良猫だけの数:1,364匹
ノネコを含む数:1,590匹」
対して、気候人口密度が近い、他の西ヨーロッパ諸国の野良猫生息数は次の通りです。
(スイス)
・«Über 100'000 tote Kätzchen pro Jahr» – nun fordert Petition Kastrationspflicht
「スイスには「30万匹の野良猫が生息し、毎年10万匹の野良猫が殺害されている」 2017年8月2日
~
スイスの1万人あたり野良猫数(記事の内容からノネコを含む数とした)
350匹
(ドイツ)
・Die K-Frage: Braucht Deutschland eine Katzensteuer? 2017年1月23日
「ドイツには250万匹の野良猫が生息している」
・Zahl der herrenlosen Katzen enorm gestiegen | wp.de | Hagen 2015年1月9日
「ドイツには300万の野良猫が生息している」
~
ドイツの1万人当たり野良猫の数(記事の内容から、ノネコを含む数とした)
301匹から361匹
(オランダ)
・Dutch stray cats in focus オランダ ワーゲニンゲン大学
「オランダの野良猫の推計値は、135,590匹から1,207,331匹の範囲」
~
オランダの人口1万人当たりの野良猫の数(記事の記述からノネコを含む数と判断した)
80匹から710匹
したがって、動物愛護管理をめぐる 主な課題への対応について(論点整理) 平成 30 年 12 月 中央環境審議会動物愛護部会 (環境省)(4ページ)の記述、「3、イギリス、ドイツとも野良犬や野良猫がほとんど存在しない」は全くデタラメということになります。環境省と外部委員は、「イギリスにはほとんど野良猫が存在しない」との記述の、「ほとんど」とは具体的にイギリスには何匹の野良猫が生息しているのか、信頼性が高い、学術論文等に引用されている数字と出典を示されたい。なおイギリスはドイツやスイスに比較して際立って野良猫数が多いのは前回記事で述べた通り、イギリスでは野良猫の狩猟が事実上禁止されていることが大きな要因と思われます。
それにしても政府機関である環境省の審議会が出典も示さずに他国に野良犬野良猫がほとんど存在しないと単なる思い込みで公文書を作成し、それに基づいて立法を視野に入れているとは恐れ入ります。
私は「ほとんど」と言った形容詞、形容動詞を用いるのは嘘つきの証明」と常々言っていますが、まさにその典型です。次回はイギリスの野良犬の数について取り上げます。先に結論を述べれば、イギリスでは年間5万頭以上の野良犬を公的シェルターに収容しています。対して日本の公的施設での犬の収容数は、年間3万頭台です。本資料の、「1、イギリス、ドイツとも動物の保護・譲渡活動は民間団体が全額自己資金で行っている」という記述も全くの狂人の妄想レベルです。繰り返しますが外部委員の部会長は新美育文明治大学法学部教授です。他国の法律にかかわることで根拠法も挙げずに嘘デタラメの狂人の妄想レベルを発言するとはあきれ果てます。呆学部の間違いでは(笑い)。
(バ環狂症の職員も含めたバカの証明リスト)
新美 育文 中央環境審議会動物愛護部会長
松本 吉郎 委員 浅野 明子 臨時委員
打越 綾子 臨時委員 太田 光明 臨時委員
金谷 和明 臨時委員 木村 芳之 臨時委員
田畑 直樹 臨時委員 西村 亮平 臨時委員
藤井 立哉 臨時委員 山口 千津子 臨時委員
山﨑 恵子 臨時委員
(動画)
Cats Protection | Trap, neuter return (TNR) and community cats 「Cats Protection トラップ ニューター リターン(TNR)とコミュニティ キャッツ」 2020年1月20日
Cats Protectionという、イギリスの大手野良猫のTNR団体によるTNRの啓発ビデオ。ヨーロッパの中では、イギリスはTNRを熱心に行っている国の部類です。ドイツ語圏のように猫の狩猟はできませんので。それがイギリスに野良猫が多い理由の要因と思われます。「野良猫がほとんど存在しない」のであれば、TNRを専門に行う大規模組織は存在しないと思いますが。この組織だけでも年間数万匹の猫をイギリス国内でTNRしています。
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