スペインのペットショップの数は人口比で日本の約3倍~やはり「愛誤」は嘘つきだった

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Spain/Spanien/España
「私はEU諸外国で犬や猫がペットショップで販売されているのを見たことがありません。欧州ではペットショップで買うよりもペットショップを通じてブリーダーを紹介してもらう」という内容のコメントをいただきました。この方は、「EU諸国ではペットショップがほぼない。特に犬猫はほぼ販売がゼロであり、ブリーダーから買うのが一般的」と主張しています。しかしそれは大嘘です。この方はおそらくスペインに住んでいたと思われますが、スペインは人口比で生体販売ペットショップの数が日本の2.7倍あります。犬の入手もペットショップからがかなり多いです。「愛誤」は嘘つきです。
私はオーストリア人で日本在住の動物愛護(誤)活動家、マルコ・ブルーノ氏の、「(EU諸国にはペットショップが)存在しますが、生体の販売は一切ない。ペットが欲しい場合には、希望犬種などの情報を事前に調査し、ペットショップから専門のブリーダーを紹介して貰います」という、マスコミに対する発言が嘘であると批判した記事を書いたことがあります。EUの多くの国では人口比で日本より多くのペットショップがあり、犬猫も店頭展示販売されています。信頼できる統計資料によれば、イギリスでは人口比で日本の1.6倍、ドイツでは1.2倍の生体販売ペットショップがあります。また私が調べた限り、EUで「犬猫のブリーダーの取次を専門にしていて生体展示販売を行っていないペットショップ」は確認できていません。
「EUには生体販売ペットショップはありません」~動物愛護(誤)活動家、マルコ・ブルーノ氏の驚愕大嘘 2016年5月7日 から再びマルコ・ブルーノ氏の、マスコミでの発言を引用します。
Q EU諸国にはペットショップはないのですか?
A 存在しますが、無責任や衝動買いをする人を無くす為、生体の販売は一切無く、グッズやフードの販売に限られています。
どうしてもペットが欲しい場合には、希望犬種などの情報を事前に調査し、ペットショップから専門のブリーダーを紹介して貰います。
そしてどんなに遠方であっても、飼主自らがブリーダーの所に出向き、飼主として適当であると判断された場合にのみ、販売が許可されます。
上記のマルコ・ブルーノ氏の発言を擁護し、私の指摘が誤りであるというコメントがありました。記事、「EUには生体販売ペットショップはありません」~動物愛護(誤)活動家、マルコ・ブルーノ氏の驚愕大嘘 2016年5月7日 から、そのコメントを引用します。
EU諸国に数年住んでいて、確かに彼の一切という言葉を使った言いきりには語弊があるかもしれません。
私はEU諸外国で犬や猫がペットショップで販売されているのを見たことがありません。
彼(マルコ・ブルーノ氏)が言いたかったのは、日本のペットショップでの販売状況に比べて欧州では一般的にペットショップで買うよりもペットショップを通じてブリーダーを紹介してもらうのが主流ということでょう。
彼の言わんとしていることはおおよそ合っていると思います。
大嘘という書き方はどうかと思いました。
この方の指摘は、結論から言えば誤りです。先の述べた通り、イギリスは生体販売ショップの数が人口比で1.6倍、ドイツは1.2倍以上あります。さらに「ブリーダーの取次を行うペットショップ」ですが、私はEU内では確認できていません。
この方はアクセス記録(Google Spain から検索ワードでアクセスがあった)から、EUの在住経験はスペインと思われます。スペインは大変生体販売ペットショップの数が多い国で、人口比で日本の2.7倍あります。またスペインにおいては、ペットショップから犬猫を購入する比率は日本と比べて特段低いとは言えません。それを証明するスペインの調査統計資料が多数あります。そのいくつかを引用します。
1、スペインには生体販売ペットショップが約5,000店舗あります。なお日本では生体販売ペットショップの数は5,045店舗で、人口比ではスペインは日本の2.7倍のペットショップがあります(都道府県別ペットショップ店舗数 出典 総務省経済センサス‐基礎調査)
・Las 'start up' ganan mercado en el mundo de las mascotas 2019年8月19日記事
2、スペインにおける、犬と猫の入手経路に関する統計(なおスペイン語から英語に自動翻訳してから日本語訳をしています)。スペインでは犬猫共、「有償による入手」では、「ペットショップから」が最も多く、特に猫では「ブリーダーから」はわずか2%台です。
・Análisis y caracterización del sector de los animales de compañía 2015年11月30日
METHODS OF ACQUISITION OF ANIMALS
According to a private study carried out for the sector, the main ways of acquiring dogs and cats would be: Acquisition of dogs:
The gift is one of the main forms of acquisition of dogs (53%).
He access through adoption also appears with weight (13.6%).
When the acquisition is through the purchase (31.4%), the store appears as main purchase option (13.2%).
However, the breeder also appears with strength (10%).
The last option is to buy from individuals (8.2%).
Acquisition of cats:
where the gift modality, as in the case of dogs, continues to be the protagonist (43.6%).
Subsequently, and in contrast to the acquisition of the dogs, 36% acquired the cat they found on the street.
The purchase of cats (11.2%) loses a lot of strength in relation to what happens with dogs (31.4%). However, in cats, the store (5.8%) is once again the main point of purchase for purchases compared to other channels such as the breeder (2.9%) and the individual (2.5%).
動物の入手方法
部門別に行われた民間調査での動物の取得では、犬と猫の主な入手方法は次のとおりです。
犬の入手:
人からもらうことは犬の主な入手方法方法の1つです(53%)。
養子縁組(保護犬)の入手も割合が(13.6%)と示されます。
入手が購入によるものである場合(31.4%)、ペットショップは購入の主な選択肢(13.2%)として示されます。
ただし、ブリーダーも重要な割合をしめ(10%)で表示されます。
最後の選択肢は個人から購入することです(8.2%)。
猫の入手:
犬の場合のように、人からもらったが主な入手経路です(43.6%)。
さらに犬の入手とは対照的に、36%は路上で見つけた猫を取得しました(拾った)。
猫の購入(11.2%)は、犬(31.4%)の場合に比べて多くはありません。
しかし猫では、ブリーダー(2.9%)や個人(2.5%)などの他の入手経路と比べれば、ペットショップ(5.8%)が他の購入と比較すれば主要な購入場所となります。
スペインは、比較的犬猫の入手においては「人からもらった」との無償入手の比率が高く、いうなれば発展途上国型と言えると思います。有償での入手は犬は31.4%ですが、その中では「ペットショップ」の比率が最も高く13.2%であり、ブリーダーからの10%を上回ります。
猫においても「人からもらった」との無償入手が多いです。有償入手は11.2%ですが、ペットショップからが最も多くを占め、ブリーダーからはわずか2.9%しかありません。
つまり頂いたコメントの、「①私はEU諸外国で犬や猫がペットショップで販売されているのを見たことがありません。②欧州ではペットショップで買うよりもペットショップを通じてブリーダーを紹介してもらう」は①、②とも、根拠がない悪質なデマと判断せざるを得ません。なおコメントを頂いた方には、その根拠となる資料の提示を求めていますが回答はありません。
次はペットショップから犬猫を入手する数の、日本スペインとの比較です。これは両国の人口と犬猫飼育数を考慮しました。スペインは日本と比較して著しく犬の飼育数が多いので、人口比だけで比較するのは実態をしめさないと思われるからです。犬の飼育数は、2017年はスペインでは620万頭です(Los perros en España, algunas cifras)。対して日本は880万頭です(2019年(令和元年)全国犬猫飼育実態調査 結果 )。また日本の犬の入手における「ペットショップから」の比率は38.5%です(一般市民アンケート調査(平成 25 年度) 環境省)。
タイムラグを無視すれば、スペインではペットショップで購入した犬は82万頭であり、日本は339万頭です。人口比では、ペットショップで購入した犬の数はスペインは221万頭であり、日本の65%です。極端にスペイン(EU諸国の1国である)が、日本と比べて「ペットショップから犬を購入する比率が低い」とは言えません。またスペインは「人からもらった」という、無償での犬の入手の比率が日本より極めて高く、いわば発展途上国型ペット市場です。その点も考慮すべきでしょう。
今回の記事で取り上げたコメントに対して、私は次のように回答しています。
> 確かに彼の一切という言葉を使った言いきりには語弊があるかもしれません。私はEU諸外国で犬や猫がペットショップで販売されているのを見たことがありません。しかしハムスターと魚はペットショップで一度見たことがあります。
せっかくコメントいただきましたが、個人のそのような経験は私は全く参考にしていません。
あなたが本当にEU域内に住んでおられたのか、又行動範囲も分かりませんので。
例えば私はNYに住んでいたことがありますが、私の行動範囲ではペットショップはみたことがありません。
また野良猫も見たことがありません。
住んでいたのはセントラルパークの南西方向でトランプタワーとダコタハウスの中間あたりの地域です。
繁華街から離れた場所です。
しかしそれをもって、私は「アメリカではペットショップなど一軒も見なかった。だからアメリカにはペットショップがほとんどない。野良猫を見なかったのでアメリカには野良猫はいない」などと言いません。
統計上は、アメリカは人口比で日本の3倍近くの数の生体販売ペットショップがあります。
特にNY州は規制が緩く、今でも24時間営業のペットショップがあります。
それらの店が集積しているのは、マンハッタンでも南東部のチャイナタウンやコリアンタウンです。
アメリカは野良猫の数は7000万頭~8000万頭という多さであり、州政府機関や大学などが推計値を出しています。
それは私が日本の帰国後に知ったことですが「ああ、そうなんだ」と思うだけです。
「アメリカにはペットショップはない、野良猫もいない。私は自分のNY在住経験から知っている、キィイイィー」とは言いません。
かつて「オランダには野良猫も野良犬もいない」というマスコミの記事があり、私は英語ドイツ語の大学の研究論文などを引用して「オランダでは野良猫の推計値があるがかなり多い(人口比で日本の数倍)」、「オランダでは野良猫の狩猟が合法だが、万単位の野良猫の狩猟統計がある。野良猫が存在しなければ野良猫の狩猟統計はあり得ない」という反論記事を書きました。
またオランダには、「野良猫の被害を防止する方法、野良猫の寄せ付けない方法」と言ったサイトが多数あります。
それを受けて愛誤たちが、「オランダ在住者がオランダでは野良猫を見たことがない」と言っていることを根拠にし、私の記事をデマと拡散し、私を嘘つき扱いしました。
大学の研究論文や政府文書を差し置いて、出所不明な、又その人が実際にオランダに住んでいたかどうかもわからない不確かな情報を優越させるのが愛誤の異常性(というかバカ)です。
> 彼が言いたかったのは、日本のペットショップでの販売状況に比べて欧州では一般的にペットショップで買うよりもペットショップを通じてブリーダーを紹介してもらうのが主流ということでょう。
私が調べたことろ、一部日本で喧伝されている「欧米のペットショップの犬猫販売はブリーダーの取次だけ」という情報は確認できませんんでした。
犬猫販売で「ブリーダーの取次予約」でだけを行っているペットショップは、英語、ドイツ語ではヨーロッパでは1件も確認できていません。
イギリスで大手の子犬安売りペットショップチェーンに、Dogs4usという店がありますが、その店にその店から子犬を買った飼い主と犬が写った写真を掲示するコーナーがあります。
それを「イギリスでは店頭で犬猫を販売しない。このようにブリーダーが写真を掲示していて、ペットショップは客にブリーダーの予約販売を取次するだけだ」という、嘘の説明をした日本のブログを見たことはあります。
ぜひ、「欧州では一般的にペットショップで買うよりもペットショップを通じてブリーダーを紹介してもらうのが主流」ならば、それを裏付ける資料、ペットショップのHPを提示してください。
提示できなければあなたが言っていることは「嘘」です。
たとえばドイツは店頭で犬猫が売られていることは少ないですが、ドイツではペットの非対面インターネット販売の規制が全くない国ですので、インターネットで買う比率が多いということはあります。
> 私も国全てのペットショップを確認しているわけでもなく、また滞在していない国のことはわかりませんが、
であれば、EU全体のことに関して意見しないでください。
>彼の言わんとしていることはおおよそ合っていると思います。事実、彼の活動で多くの命が救われている状況もあるので、語弊があると書くのはわかりますが、大嘘という書き方はどうかと思いました。
「一軒もないはあからさまな大嘘です。
あなたは私の他の記事を読んではないようですが、たとえばイギリスでは人口比で生体販売ペットショップの数は日本の1.6倍もあります。
ドイツは1.2倍あります。
一人の人間が実際に経験して確認できることはほんのわずかです。
国全体やEU全体について知るには、政府統計や大学の研究資料などです。
あいにくですが、繰り返しますが、「私は〇国在住者だから知っている」は全く参考にしていません。
信頼できる出典のひとつでも示してくれればまだその点についてだけは信用しますが。
私はかつて、ドイツのミュンヘンのイングリッシュガーデンという広大な公園についてブログ記事にしたことがあります。
この公園ですが、ドイツ在住者の方が10名以上ブログ記事にしており、ほぼすべてで「犬はリードがいらない」と書かれています。
真実は、この公園は全域が犬リード義務もしくは犬全面禁止です。
ミュンヘン市と公園の公式HPに記述されています。
真実、自称も含めて「私は〇国に住んでいたから知っている」は不愉快です。
知っているのならば、その国と主張の裏付けとなるソースを示されたい。
(動画)
Perros a la venta, Madrid -España, tienda animales 「スペイン、マドリードでのペットショップでの犬の販売」 2016/03/05公開
(動画)
NO COMPRES CACHORROS EN LAS TIENDAS DE ANIMALES 「ペットショップで子犬を買わないでください」 2012/03/03
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