ドイツ「死の実験室」~違法な虐待動物実験を行っていた施設は認可取り消し閉鎖が決まったが・・・

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(Zusammenfassung)
Tierversuche in Deutschland
記事、ドイツ「死の実験室」~違法な実験による動物虐待が発覚したドイツ、の続きです。
昨年末に、ドイツにある動物実験の施設が、多くの動物虐待に当たる実験を行ったとして、アニマルライツ活動家らが告発しています。結果、この施設は動物虐待の違法性が明らかになり、実験施設は閉鎖となりました。実験施設で飼育されていた動物は一部が直接新しい飼い主などに譲渡されました。しかし一部のビーグル犬は2020年1月に、ハンブルク・ティアハイムなどの複数のティアハイムに収容されました。ハンブルクティアハイムは、この実験施設から救出したビーグル犬約90頭が2月末までに新しい譲渡先が見つからないばあいは殺処分するとの情報がながれています。
サマリーで示した、ドイツの動物実験施設による違法な動物虐待実験について、時系列でこちらで取り上げようと思います。「1、違法な動物実験の告発」、「2、施設の閉鎖から収容されていた実験動物の救出」、さらには「3、実験動物を引き受けたティアハイムがそれらの実験動物(ビーグル犬)を違法に殺処分するとの疑惑」という顛末までです。
「2、施設の閉鎖から収容されていた実験動物の救出」に関して報道するニュースソースから引用します。この記事によれば、ホン実験施設は動物保護法違反による操作と、規制等居による認可取り消しにより閉鎖となりました。多くの実験動物は一般飼い主に譲渡されましたが、実験施設が閉鎖後も多くの犬と猫がまだ残っています。
Landkreis entzieht Tierlabor die Genehmigung "LPT": "Todes-Labor" geschlossen - doch was passiert mit misshandelten Tiere 「自治体は動物実験施設の認可を取り消しました LPT:「死の研究室は閉鎖」 しかし虐待された実験動物はどうなるのでしょうか」 2020年1月20日
Im "LPT" in Hamburg wurden fragwürdige Tierversuche durchgeführt.
Jetzt wurde das "Todes-Labor" geschlossen - doch was passiert mit den misshandelten Tieren?
Update vom 17. Januar 2020: Jetzt ist endgültig Schluss mit den grausamen Tierversuchen im "Todeslabor" LPT in Hamburg.
Nachdem die Staatsanwaltschaft Stade bereits seit Ende November wegen Verstößen gegen den Tierschutz ermittelt, hat nun auch der Landkreis Harburg reagiert.
Die Behörden entzogen die Betriebsgenehmigung.
Hamburg: "Laboratory of Pharmacology and Toxicology" (LPT) schließt Tierversuchslabor Ende Februar.
Zuvor müssen allerdings noch etliche Tiere aus dem Versuchslabor weitervermittelt werden.
Nach Angaben des Landkreises Harburg wurden bislang 49 Katzen und 80 Hunde an Tierschutzorganisationen und Privatpersonen vermittelt.
96 Hunde leben allerdings noch in der Außenstelle des "Laboratory of Pharmacology and Toxicology" (LPT), die in Hamburg-Neugraben ihren Sitz hat.
ハンブルクの「LPT(註 動物実験施設の名称)」では、疑わしい動物実験が行われていまました。
現在、「死の実験室」は閉鎖されましたが、虐待された実験動物はどうなるのでしょうか?
ハンブルクの「死の実験室」LPTでの、残酷な動物実験はついに終わりました。
11月末からスタッド検察庁が動物保護違反を捜査したのちに今、ハールブルク自治体は処分を行いました。
当局は、動物実験施設の認可を取り消しました。
ハンブルク:「薬理学および毒性学研究所」(LPT)は、2月末に動物実験研究所を閉鎖します。
ただし、その前に動物実験施設からの多くの動物を引き出す必要があります。
ハールブルク自治体によると、これまでに49匹の猫と80匹の犬が動物保護団体と個人に引き渡されました。
しかし96頭の犬は、ハンブルグ・ノイグラーベンに本拠を置く「薬理学および毒性学研究所」(LPT)の支部にまだいます。
LPT Mienenbüttel alle Hunde vermittelt 「LPT(註 動物実験施設の名称)はすべての犬を新しい飼い主に譲渡します」 2020年1月20日
„Niemand braucht sich Sorgen machen. Die Tiere konnten alle gerettet werden und wurden auf verschiedene Tierheime und Pflegestellen verteilt“, sagte Sven Fraaß vom Hamburger.
Die Tiere aus dem geschlossenen Tierversuchslabor in Neu Wulmstorf (Landkreis Harburg) sind alle gerettet.
Im Internet kursieren Meldungen, wonach unter anderem 90 Beagle-Welpen aus dem Labor eingeschläfert würden, sollten sie bis Ende Februar kein neues Zuhause finden.
「心配する必要はありません。 動物はすべて救助されて、多くのティアハイムや新しい飼い主に引き渡されました」とハンブルクのスヴェン・フラス氏(ハンブルク動物保護協会=ハンブルク・ティアハイムの上部組織の関係者)は言いました。
ノイヴルムシュトルフ(ハールブルク地区)の、閉鎖された動物実験室の動物はすべて生かされています。
しかし、2月末までに新しい飼い主を見つけることができなければ、実験室から来た90頭のビーグル犬の子犬が安楽死させられるというニュースがインターネット上で拡散されています。
今回取り上げた、ドイツの動物実験施設の閉鎖に伴う犬レスキューの中心となったのは、ハンブルク動物保護協会(ハンブルク・ティアハイムの上部団体)です。ハンブルク動物保護協会と傘下のハンブルク・ティアハイムは昨年より動物保護法違反をはじめとする、多くの犯罪の疑いで警察等の強制捜査や獣医局の検査を数十回受けています。昨年12月には、ハンブルク・ティアハイムは、ネグレクト虐待死した126頭の動物の死体が警察に押収されました。また2005年には、ハンブルク・ティアハイムの経営トップが犬を絞殺するという違法な手段による殺害などを行ったとして刑事訴追されています。この事件は、ドイツ国内では大きく報道されました。
「ハンブルク・ティアハイムが、実験施設から救出したビーグル犬を殺害する」というソーシャルメディアでの情報は、例えばFace Bookでは1,000以上の投稿が確認されています。ハンブルク動物保護協会関係者は、その情報の否定に躍起で、否定声明を新聞などで行っています。しかし過去の実績からすれば、ハンブルク動物保護協会及びハンブルク・ティアハイムの言い分は信じがたいというのがドイツっ子の本音でしょう。次回は、ソーシャルメディアで拡散された、ハンブルク動物保護協会及びハンブルク・ティアハイムの「実験施設から救出したビーグル犬を殺処分する、した」という情報を取り上げようと思います。
(動画)
LPT Labor bei Hamburg - Tierversuche - Soko Tierschutz - Das Todeslabor - Tierversuchslabor 「ハンブルク近くのLPT研究所-動物実験-SOKO動物保護団体(註 動物保護団体の名称)-死の実験室-動物実験室 2019/10/20公開
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