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続・園内で違法TNRを行っていたウォルト・ディズニー社の愚策~狂犬病感染猫の発生






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(summary)
Disney World Under Rabies Alert After Infected Cat Attacks Park Staff


 記事、園内で違法TNRを行っていたウォルト・ディズニー社の愚策~狂犬病感染猫の発生、の続きです。
 前回記事では、フロリダ州のディズニーワールドで狂犬病感染猫に従業員が攻撃されたことと、かつて違法に行われていたカリフォルニア州ディズニーランドでのTNRの顛末について書きました。カリフォルニア州のディズニーランドでは、2000年頃から園内でTNR活動を行っていました。しかし反対する住民が訴えを起こし、裁判所はディズニーランドのTNRの中止を2010年に命じました。2014年に、ディズニーランドの周辺で野良猫のノミが原因で発疹チフスが流行しました。自治体は警察官も動員して野良猫を捕獲し、殺処分しました。行政指導に反してTNRを強行した団体は、刑事訴追を受けました。2015年にディズニーランドがあるアナハイム市は、TNRを違法とする条例を制定し、ディズニーランドは行政指導により園内の野良猫を捕獲し、殺処分を行いました。しかし「カリフォルニア州のディズニーランドのTNRは現在でも行われており、大変評価されている」という、悪質な日本の記事があります。



 サマリーで示した、カリフォルニア州のディズニーランドの違法TNR活動とその顛末を時系列にまとめると、以下の通りになります。


2000年 園内でTNR団体を招致し、本格的に園内のTNR活動を始める。
2008年 TNRに反対する周辺住民が訴訟を提起した。
2010年 裁判所はディズニーランドに対してTNRの中止を命じた。
2010年 しかしディズニーランドは閉園後にこっそりと違法にTNRを続けた。

2014年 ディズニーランド周辺の自治体で、野良猫のノミが原因の発疹チフスが流行した。
2014年 自治体は野良猫の捕獲殺処分を行った。
2015年 ディズニーランドがあるアナハイム市は、「私有地内であつても例外なく野良猫の給餌を禁じる条例」を制定。
2015年 しかしディズニーランド内では、非合法にこっそりとTNRと給餌が続けられた。

2015年 ディズニーランド近くの自治体では、行政指導に反してTNRを強行した団体は、刑事訴追を受けた。
2015年 発疹チフス流行の収束。
2015年 カリフォルニア州ディズニーランドは、行政指導により園内の猫を捕獲し、殺処分した。以降表向きはTNRはしていない。
2015年 しかしそれ以降も、違法にディズニーランド内では、TNRが続けられていた(?)。
2019年 ディズニーランドの私的なTNRと餌やりの活動団体は、市条例により禁止されていることにより活動停止をサイトで宣言。


 これらのいきさつについては、2015年の発疹チフス収束までについて、私は連載記事にしています。


TNRマネジメントにより発疹チフスが流行したアメリカの事例~野良猫は公衆衛生上の脅威である
TNRのあまりにも悲惨な結末~オレンジカウンティーの発疹チフス流行
アメリカでのTNRは、人への発疹チフス感染をもたらした
続々・「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド
続・「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド
「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド


 しかし上記の真実とは真っ向から反する、日本のメディアの記事があります。つまり「カリフォルニア州のディズニーランド内のTNRは現在も行われている。そして動物愛護活動としてくから高い評価を受けて、素晴らしいTNRの成功例である」という趣旨です。
 ディズニーランドには、なぜ野良猫が住んでいるのか? 2018年4月28日 から引用します。


ディズニーランドに野良猫がいることは、半ば公然の秘密。
今も猫がすみついている。
駆除の対象にはならない。
増えすぎないよう、すべて去勢されている。
ウェブメディアのVICEは2014年「ほとんどの動物愛護団体は、TNRは野良猫を扱うための人道的かつ安全な方法と認めている」と伝えた



 上記の日本のメディアの記事が引用した元となるアメリカのメディアの記事は、すべてが発疹チフス収束の2015年以前に出されたものです。また元の記事では「裁判所からTNRは中止命令が出されており違法である」、「ディズニーランドがあるアナハイム市は野良猫への給餌を禁じる条例があるため、ディズニーランドのTNRは違法である」ことが明記されています。また引用したサイトの一つは、ウォルトディズニー社とは無関係な、私的なディズニーランドのTNRグループのものです。このTNRグループのサイトは、2019年3月30日に、「ディズニーランドが存在するアナハイム市の条例では、ディズニーランドのTNRと餌やりは違法である。したがってこれが最後の更新である」としました。
 しかし日本のメディアの記事では、これらは一切触れていません。さらにVICEの引用記事は、ディズニーランドのTNRに関しては両論併記、というよりは感染症などの危険が高く反対であるとの立場で書かれており、引用した日本メディアの記事とは異なります。まさに日本のメディアは、海外の記事の「都合の良い事実の抜き書き」で換骨奪胎しています。
 しかもこのディズニーランドにおけるTNRは、先に述べた通り、カリフォルニア州裁判所で中止命令が出されており、ディズニーランドがあるカリフォルニア州アナハイム市が条例でTNRを禁止しているのに違法に続けられていたものです。しかも2018年の記事で、5年も前のアメリカの記事を(しかも「都合の良い抜き書き」)で引用するのは、明らかに日本に嘘情報(ディズニーランドにおけるTNRは全く合法で高い評価を受けており、素晴らしい成功例である)を拡散することを目的としていることは明らかです。

 日本のメディアによる、海外の動物愛護情報は、あからさまな「嘘」により、世論を誤誘導させる目的のものがほとんどです。例えば今回取り上げた例以外にも、「イギリスでは2019年(2018年と報道している日本のメディアもある)に、ペットショップが6か月齢未満の犬猫の販売を禁じる法律が施行された」などです。 実は、「そのようなことをイギリスの所管省庁の大臣が発言した」という段階です。イギリス(UK)ではその法案すら作成されておらず、現行法(2019年の本記事公開時点)では、ペットショップでの犬猫販売は、8週齢以上であれば合法です。もちろんケージでの展示販売が合法で現在もおこなわれています。
 このような、原典を正しく引用せず、都合よく「事実の抜き書き」をし、真実とはかけ離れた換骨奪胎を行い脚色し、海外の動物愛護に関する嘘を日本で再配信するのは極めて有害です。しかし日本では、特に動物愛護の分野では常態化しています。ですから私は、日本語に訳された、海外の動物愛護に関する情報は、一切参考にしません。読者様にも、まず海外の動物愛護に関する情報であれば、その国の原語での資料をお調べすることをお勧めします。
 以下にディズニーランドには、なぜ野良猫が住んでいるのか?(2018年記事)が出典として挙げている、アメリカの文献は以下の通りです。


The Cats of Disneyland  2013年開設
~ 
 当サイトの管理人は、ウォルト・ディズニー社とは関係がない、カリフォルニア州のディズニーランドのTNRの私的な活動グループです。日本のメディアが引用したページは、2013年の開設当時のものです。2019年には、同サイトでは「ディズニーランドがあるアナハイム市では、野良猫の給餌が条例で禁止されている。このサイトの更新も最期である」としています。該当するページ、The Cats of Disneyland  2019年3月30日 から引用します。

Update on the Feral Cat Feeding Ban
If you read our last post, you know about the City of Anaheim’s recent ban on feeding feral cats.
As long as the feral cat feeding ban remains in the City code, the law could be enforced at any time (especially when the current batch of lawmakers is replaced down the line).
All this goes to say that you should, by all means, keep signing the petitions, and keep emailing the mayor to ask that the ordinance is repealed or rewritten.

野良猫への餌やり禁止についての最新情報
あなたが私たちの最後の記事を読むならば、あなたはアナハイム市(カリフォルニア州のディズニーランドが位置する自治体)の最新の野良猫の餌やり禁止について知ることになります。
野良猫への餌やり禁止が市条例に存続している限り、いつでも法律が施行される可能性があります(註 つまりディズニーランドのTNRは違法であったものの、超法規的にお目こぼしで見逃されていたということです)。
この事のすべては、皆さんがぜひ、(TNR禁止条例に反対する)嘆願書に署名することを続け、その条例が廃止されるか改正されるかように市町にメールを送り続けるべきであるということです。



At Disneyland, a roaming group of cats keeps Mickey Mouse company 「カリフォルニア州ディズニーランドでは、自由に徘徊する猫たちがミッキーマウスの仲間入りをしています」 2015年5月10日

A Disneyland spokesman declined to comment on the four-legged inhabitants of the carefully manicured resort, except to acknowledge that they exist.

ディズニーランドの代表者は、よく世話をされた園内の4本足の住民(註 TNR猫)に関しては、それらが存在することを除いてコメントすることを断りました(註 つまり園内でのTNRは条例に違反し、なおかつ裁判所から中止命令を出された違法行為で秘密に行われているためにコメントができないということ)。



The Feral Cats of Disneyland 「ディズニーランドの野良猫」 2014年9月14日 VICE社による記事
 なおこの記事は、日本のメディアの記事ディズニーランドには、なぜ野良猫が住んでいるのか?で、「ディズニーランドに野良猫がいることは、半ば公然の秘密。増えすぎないよう、すべて去勢されている。ウェブメディアのVICEは2014年、TNRは野良猫を扱うための人道的かつ安全な方法と認めている」と引用しています。しかし元記事では、ずいぶんと異なるようですが?

The company quietly instituted a policy of neutering, vaccinating, and tagging all the felines in the Magic Kingdom.
The problem with feral cats is that they can carry loads of bacteria, viruses, and parasites—nasty little critters that may cause rabies, toxoplasmosis, plague, tularemia, and murine typhus, among other illnesses.
Even with TNR programs like Disneyland, some ​studies say, these packs of half-wild animals can still cause health problems in humans they come in contact with.
The famously strident animal rights group also opposes TNR programs, which it refers to as "re-abandonment."
The con​troversy ignited by that 2010 TNR court decision.

ディズニーランドはマジックキングダムのすべての猫を去勢し、予防接種し、マイクロチップを付けるという方針を、秘密裡にこっそりと(quietly)始めました。
野良猫の問題点は、それらが多くのバクテリアをはこび、狂犬病、トキソプラズマ症、ペスト、野兎病、ネズミチフスなどを引き起こす可能性がある、厄介な小さな生き物であるということです。
ディズニーランドのようなTNRプログラムでさえ、これらの半野生動物の群れが接触している人間に、健康上の問題を引き起こす可能性があると、いくつかの研究は述べています。
有名な動物のアニマルライツ活動団体もTNRプログラムに反対しており、これは「再遺棄」と呼ばれています。
反論は、その2010年にディズニーランドのTNR裁判の判決(註 TNRの中止命令)によって炎上しました。



 その後、園内のTNRはしていなかったものの、フロリダ州のディズニーワールドで狂犬病感染猫が発生し、従業員が攻撃を受けました。幸い従業員は感染しませんでした。これでウォルト・ディズニー社も、「園内で野良猫の餌やりをすること」の愚策を反省するでしょう。60日間の夏のバカンスシーズンのかき入れ時の、ディズニーワールドにおける狂犬病警戒は、ウォルト・ディズニー社が園内で違法にTNRを強行したことにたいする、天が与えた罰ともいえるでしょう。
 対して日本の猫愛誤の愚かさは絶望的です。今回記事で引用した、ディズニーランドのTNRに関する嘘記事もありますし、日本国内のディズニーのテーマパークでは、野良猫の餌やり場になっています。ディズニーのテーマパークで、重大な感染症が発生するのは時間の問題かもしれません。


(動画)

 ディズニーランドでまさかの野良猫?!小鳥を捕獲‼︎! 2016/07/31 に公開
 「東京ディズニーランド内で、野良猫が鳥を捕獲」。かわいいといっている場合ではないでしょう。野良猫の放置は人畜共通感染症のリスク要因になるばかりでなく、生態系への悪影響もあります。




(動画)

 ディズニーシーに住み着いている猫発見 2013/06/03 に公開
 ディズニーシーでも野良猫が住み着いており、一定のファンがいるようです。これらの動画を公開している人たちは、ちょっとオツムが足りないような気がします。





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引用した記事について、日本のメディアに抗議しました

引用した日本のメディア、「メディアジーン社」に抗議https://www.mediagene.co.jp/about#contact

記事、「ディズニーランドには、なぜ野良猫が住んでいるのか?」について
https://www.businessinsider.jp/post-166200
私のブログで一部引用しました。
http://eggmeg.blog.fc2.com/blog-entry-1355.html
事後報告で申し訳ありません、ぜひ内容をお確かめください。

本記事記事は、以下の通り問題があると私は思います。

1、カリフォルニア州アナハイム市のディズニーランド内における野良猫の餌やりは、2010年にカリフォルニア州上級裁判所(一審)で、2010年に中止が命令された判決が確定している(つまりディズニーランド内の餌やりは違法行為)。
2、アナハイム市では、2015年に「私有地内であっても野良猫の餌やりは禁止するとの条例が施行された(つまりディズニーランド内の餌やりは違法行為)。
3、2014年から2015年にかけて、ディズニーランド周辺で野良猫を原因とする発疹チフスが流行し、それを受けて2015年にディズニーランドは園内の野良猫の殺処分を相当数行った。
4、現にディズニーランド内で餌やりをしていたグループは、「違法行為」と認め、活動を止めた。
5、しかし本記事はそれらのことに一切触れず、「現在もディズニーランド内での野良猫の餌やりが行われており、好意的に評価されている」と著しく誤った認識を読者にを与えることを意図している。


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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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