スイスでは警察官が猫などを射殺することが職権でさだめられています

Please send me your comments. dreieckeier@yahoo.de
Bitte senden Sie mir Ihre Kommentare. dreieckeier@yahoo.de
メールはこちらへお寄せください。 dreieckeier@yahoo.de
(Zusammenfassung)
・Tierschützer empört, weil Polizei Katze erschoss
スイスでは警察官が市中で重傷を負った犬猫などの動物を発見した場合、それらを射殺する職権があります。理由は、「動物を苦しみから早く解放することとなり、動物保護に適うから」です。マスメディアの読者レポーターが警察官が交通事故で負傷した猫を射殺ことに遭遇したことから、スイスでは議論が起きました。ドイツにおいても、同様の警察官の職権が定められています。
サマリーで述べた、「スイスで、警察官が交通事故で負傷した猫を射殺した」事件の記事から引用します。Tierschützer empört, weil Polizei Katze erschoss 「警察官が猫を射殺したために動物保護活動家らは激怒しています」 2019年2月28日
Als ein Leser-Reporter am Montagabend in Balsthal SO sah, dass eine Katze angefahren wurde, bot er den anwesenden Polizisten seine Hilfe an.
«Ich wollte die verletzte Katze in den Notfall bringen.»
Daraus wurde jedoch nichts.
Als die verletzte Katze sich stark wehrte, habe der Polizist seine Dienstwaffe gezückt und das Tier erschossen.
«Hätte die Polizei die Katze nicht in den Notfall bringen müssen?», fragt sich der Leser-Reporter.
Mediensprecher Andreas Mock sagt: «Grundsätzlich ist die Polizei berechtigt, einem verletzten Tier einen Fangschuss anzutragen. Diese Massnahme muss dann ergriffen werden, wenn ein Tier derart schwer verletzt ist, dass es möglichst rasch von seinen Leiden erlöst werden muss.»
Um dem Tier weitere Qualen zu ersparen, habe man dieses mit einem Schuss aus der Dienstwaffe erlöst.
«Jede Massnahme, die das Leiden dieser Katze hinausgezögert hätte, wäre aus Tierschutzgründen in der Situation nicht zu verantworten gewesen.»
本誌読者レポーターが、バルスタール(註 地名)で月曜日の夜に自動車事故にあった猫を発見し、警察官に急いで助けを求めました。
「負傷した猫を、救急の獣医師診療所に連れて行きたかったのです」。
しかしそれはうまくいきませんでした。
負傷した猫が激しく抵抗したとして、警察官は自分の拳銃の引き金を引き、猫を射殺しました。
「警察官は、猫を救急の獣医診療所に連れて行かなければならなかったのではないでしょうか」と、読者レポーターは疑問を呈しています。
警察の広報担当官である、アンドレアス・モック氏は言います。
「基本的に、警察官は負傷した動物にとどめを刺す職権があります。動物が重傷を負っているばあいは、その苦しみから動物をできるだけ早く解放しなければならないので、この措置(射殺)を行う必要があるのです」。
この猫の更なるさら苦痛を和らげるために、警察官は拳銃で射殺し、猫を苦痛から解放しました。
「すべての処置は、この猫の苦しみを長引かせることとなったでしょうし、この状況においては、動物保護という理由から、警察官は責任を負わないでしょう」。
ドイツにおいても、「警察官が市中で重傷をおったり、傷病の犬猫などを射殺する職権」を定めています。特に犬は、猫に比べて頻繁に警察官に射殺されています。2015年のドイツ連邦警察統計においては、犬などの動物と財物に対する警察官の射撃は、11,901件ありました。その多くが犬と思われます。
私は、ドイツにおける警察官に犬猫が射殺された事件を多く記事にしています。猫に関しては、次のような記事があります。
・警察署に届けられた猫を警察官が射殺~ドイツ、ヴッパータール
・交通事故で重傷を負った猫を射殺した警察官に飼い主は憤慨~ドイツの警察官が年間約1万2,000もの犬などを射殺する根拠
・ドイツでは傷病猫を射殺するのは警察官の職務~日本では動物虐待になるのではないでしょうか
・警察官は逃走した飼い猫を射殺した~ドイツ、バーデン・ヴュルテンブルク州
(画像)
過去10年間のドイツにおける、警察官の犬などの射殺件数の推移です。出典は、Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland 「ドイツの警察官の銃の発射についての統計(ドイツ連邦政府 連邦警察統計)」(2016年)です。2015年は犬などの動物と財物に対する射撃が11,901件ありました。その多くが犬と思われます。

- 関連記事