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「トルコは殺処分はしない」と言うデタラメ記事







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(summary)
Turkey/Türkei


 「トルコでは殺処分は絶対しないという、メディアの記事があります(産経新聞)。かつては、殺処分ゼロ議員連のメンバーでもある、前参議院議員、安井美沙子氏も、「トルコでは犬猫の殺処分はしない」と取れるブログ記事を書いています。しかしトルコはヨーロッパの国々やアメリカ合衆国では、しばしば「犬猫虐待国家」と名指しされています。またヨーロッパのメディアや、愛護団体の記事を読む限り、自治体が公的に犬猫を多数殺処分している報道がされています。


 「トルコでは殺処分は絶対しない」と報じている、問題の記事から引用します。ネコと「共生」目指すトルコ 町ぐるみで保護、救急車を用意 2019年4月30日


(トルコ、イスタンブールの)センターは市の各地区にあり、ベシクタシュでは獣医師や動物看護師ら約30人が所属。
全員公務員だ。専用の電話回線で市民の通報に対応し、救急車4台も使い、けがや病気のネコなどの保護や手術に当たっている。
「日本で行われている殺処分は絶対しない」という。



 次に、前参議院議員であり、殺処分ゼロ議員連のメンバーでもある、安井美沙子氏のブログ記事から引用します。この記事では、明確な記述は避けているものの、「トルコでは殺処分しない」、もしくは「日本と比べて著しく殺処分数が少なく動物にやさしい」と取れる内容です。犬猫殺処分ゼロを目指して  2014年9月26日


トルコ・イスタンブールを訪問した時には、野良犬・野良猫が街なかで幸せそうにしているのが印象的だった。
日本ではこういう情景はあってはならないとされている。
野良犬は「危険」だから駆除され、野良猫は増えてはいけないからむやみに餌をやってはいけないのだ。
しかし、なぜこれがトルコでは良くて日本では問題となるのか。トルコ人に聞くと、「小動物を慈しむ」というイスラムの教えの影響が大きいという。
日本では全国の動物保護施設に引き取られる犬・猫約21万頭のうち77.3%が殺処分されている。


註)なお、その他にも問題記述があります。例えば「イギリスでは1割強が殺処分されているというデータ」ですが、これは公的殺処分の犬だけのデータです。イギリスは、公的シェルターは1週間収容しますが、その後は民間シェルターに移譲します。民間シェルターでの殺処分数・率は、公的統計に反映されません。民間シェルターで、約半数の犬猫が主に拳銃で殺処分されていたという報道もあります。その他にも、本記事では、誤り、偏向が多数あります。


 次に、トルコが犬猫の多くを殺害してること、その中には自治体が公的に行っている殺処分もあることを裏付ける、ドイツのメディアなどの記事を引用します。


Türkei – Hunde und Katzen leiden für den Tourismus 「トルコ - 犬と猫が観光客に苦しめられている」 


Jährlich werden in der Türkei Tausende heimatloser Tiere vor Beginn der Touristensaison getötet.
Tausende Tiere verhungern oder sterben an den Folgen von Krankheiten, Unfallverletzungen oder menschlicher Gewalteinwirkung.
Übersteigt die Anzahl der Hunde und Katzen in der Saison ein gewisses Maß, werden sie sofort getötet.

毎年観光シーズンが始まる前には、何千もの野良犬猫がトルコで殺されています。
何千もの野良犬猫が、病気、偶発的な怪我、または人間から暴力を受けた結果、いずれにしても餓死などで死にます。
犬や猫の数が観光シーズン中に特定のレベルを超えた場合、それらはすぐに殺されます。



Türkentum: Türken vergewaltigen sogar Hunde 「トルコ人は犬でさえレイプする」 2010年11月9日 ビデオあり(なおこの記事は、ドイツ人のトルコ人に対する差別意識が若干あるかもしれません)

Diesmal die Behandlung von Katzen und Hunde durch Türken: Türkische Gemeinden und Städte führen groß angelegte Tötungsaktionen durch.
Auf einer Müllhalde bei Ankara (Mamak) wurden zahlreiche tote Hunde entdeckt.
Einigen Tieren hatte man die Beine zusammengebunden, sie misshandelt oder vergewaltigt, bevor man sie, teils bei vollem Bewusstsein, in Gruben schmiss und sie zuschüttete.
Welpen steckte man in Säcke und schoss wahllos darauf.

トルコ人による猫や犬の扱いについて:トルコの村町や市は、犬猫の大規模な殺害を行います。
アンカラ(ママック)近くのゴミ捨て場では、多数の死んだ犬が発見されました。
いくつかの犬は足が縛られていて、雌犬は虐待され、レイプされています。
穴に投げ込まれる前に、一部の犬は意識があるのですが、そのまま投げ入れられました。
子犬は袋に入れられて、無差別に銃で撃たれました。



(動画)

 Shame on Turkey: Dog Massacre 「トルコの恥 犬の大虐殺」 2010/10/14 に公開

Turkey does not respect life of animals.
Turkey shows to the world an image of the inhumanity It is not an advisable country.

トルコは動物の命を尊重しません。
トルコは世界に非人道的な印象を与えていますし、賢明な国ではありません。





(参考資料)

 「殺処分ゼロ議員連」メンバーの、安井美沙子前参議院議員ですが、私は氏の発言について記事にしています。それにしても「殺処分ゼロ議員連」のメンバーの発言は、あまりにも嘘が多く無責任です。かつては私はほかにも、高井たかし議員と福島みずほ議員の、国会における「ドイツは殺処分ゼロ」発言なども取り上げています。
 ドイツは狂犬病清浄国ではありませんし、先進国の大国です。そのような国が、国民を感染症から守る立法や制度がないわけがありません。両議員の知能は、もはや正常ではないでしょう。またドイツは日本と異なり、禁止犬種法がある国です。ドイツでは、狂犬病法や、禁止犬種法などによる禁止犬種や咬傷犬の押収強制殺処分が相当数あります。その他、現在連載中の串田誠一議員しかり。まさに「亡国議員連」。日本にとって、有害以外何者でもない。

安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~カナダケベック州での犬猫殺処分数は人口比で日本の90倍以上
安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリアでのアニマルシェルターにおける犬猫殺処分数は人口比で日本の18倍
安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~ニュージーランド、オークランドの犬殺処分数は人口比で日本の20倍
アメリカの年間犬猫殺処分数は370万頭~人口比で日本の約18倍
イギリスの犬の公的殺処分数は人口比では日本と同程度~民間の殺処分数を加えれば、その数倍~10倍の犬を殺処分している
東京都の6倍もの健康上問題のない、かつ咬傷事故を起こしていない犬を公的殺処分していたドイツ、ヘッセン州
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No title

安井氏の元記事のほうも読みましたが、コメントに理論的な反論が多数あったことに救われた気がします。とはいえ、愛誤は「平然と嘘を吐く」ことを多くの動物愛好家が知らないので、間違った認識を植え付けられてしまう人が増えているのではと暗澹たる気持ちにさせられます。

Re: No title

野生動物への餌やり反対 様、コメントありがとうございます。

> 安井氏の元記事のほうも読みました。コメントに理論的な反論が多数あったことに救われた気がします。

安井氏は、マッキンゼーという、アメリカでも最大手のコンサルティング会社に勤めておられた方です。
当然英語文献はバリバリにわかるでしょう。
ですから、安井氏は、「日本は世界の中でも際立って殺処分が多い」と言っているのは、嘘を嘘と承知の上です。
例えば、殺処分数が人口に比して極めて高い国には、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア(現在はさらにふえて、年間25万頭である)、アメリカがありますが、いずれも英語圏です。
まさに嘘つき亡国政治家です。


>愛誤は「平然と嘘を吐く」ことを多くの動物愛好家が知らないので、間違った認識を植え付けられてしまう人が増えているのではと暗澹たる気持ちにさせられます。

まさに「平然」とです。
殺処分ゼロ議員連の国会発言でも、よくもまあ、これだけの大嘘を国会という場で平然と垂れ流すことができるものだと、その根性に感心します。
大メディアもしかり。
NHKが、「ドイツは殺処分ゼロ」と散々報道していました。
私はNHKに狂犬病法や禁止犬種法による強制殺処分がドイツにはあることをメールして抗議しました。
返事のメールに「狂犬病法や人を咬んだ犬の殺処分は殺処分に含めない」とありました。
普通、それを殺処分というでしょう。
NHKをはじめ、ドイツの殺処分ゼロでさんざんぼろが出ましたので、今度はほかの国で「外国は殺処分ゼロだ」という嘘プロパガンダを広めています。
最近のオランダしかり、今回のトルコしかり。
NHKは、今度は台湾は殺処分ゼロ(公的シェルターでは廃止した)と広めています。
台湾は、民間シェルターでの殺処分は行っているようですが。

No title

これに関してはトルコ在住日本人の功罪もあるのではと思います。あるトルコ在住日本人のブログのブログで、「トルコは殺処分ゼロ」と書かれていたり、犬や猫に優しい国と書かれていたりします。犬達は自由に街中を歩き回りっている、とも書いてあり、表面上は犬の楽園のような感じがします。

しかし、一方で癲癇持ちの犬を繁殖させたり、ゴールデンレトリーバー同士の交配のはずなのに「生まれた子犬に黒ラブが混じっていた」とか放し飼いの犬と野良犬の混成の群れの話、犬同士の喧嘩で片目をなくした犬の話、放し飼いの犬が帰ってこなくなった話、飼い主に閉じ込められて餌をあたえられず、餓死させられるところだった犬の話とか、結構えげつない話み出てきます。
ちなみにトルコでは野良犬は収容されたら避妊手術をされて出入り自由の収容所に入れられるそうです。犬達は出て行くのは自由なんだとか。

でもおかしいと思います。裏を返せば適当交配、大型犬の群れがうろついていて街中で犬同士の喧嘩が起こる、犬が盗まれる、行方不明になる。要らないから餓死させよう。これのどこが楽園なんでしょうね。絶対ありえません。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: No title

一尺八寸 様、コメントありがとうございます。

> これに関してはトルコ在住日本人の功罪もあるのではと思います。あるトルコ在住日本人のブログのブログで、「トルコは殺処分ゼロ」と書かれていたり、犬や猫に優しい国と書かれていたりします。

私は今回ブログで取り上げたリンクの記事以外でも、「トルコは殺処分ゼロ、犬猫にやさしい国」というブログなどをいくつか確認しています。


> ちなみにトルコでは野良犬は収容されたら避妊手術をされて出入り自由の収容所に入れられるそうです。犬達は出て行くのは自由なんだとか。

今回の記事で引用したドイツの記事と、英文の動画では、自治体(Gemeinden und Städte 小さな自治体=町村、と市)が自ら犬猫の殺害を行っている(つまり公的な殺処分)と理解できますが、やや古い資料ですし、またトルコ国外のメディアですので、完全に信用できるとは限りません。
参考程度ということで。
今は表向きは公的な殺処分はしていないのかもしれません。
しかしかつては禁止犬種法があり、該当犬種は強制的に殺処分されていました。


> 適当交配、大型犬の群れがうろついていて街中で犬同士の喧嘩が起こる、犬が盗まれる、行方不明になる。要らないから餓死させよう。これのどこが楽園なんでしょうね。

同感です。

Re: No title

鍵コメ様、コメントありがとうございます。

トルコの犬種、カンガルは、ドイツでは頻繁にメディアの情報に載っています。
純粋なカンガルかどうかはわかりません。
カンガルっぽい犬であれば、ヨーロッパではかなりいると思います。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
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