アメリカ合衆国連邦犬猫肉禁止法を批判するジャーナリスト

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(summary)
・President Trump Finally Signs Much Awaited Bill Banning Dog and Cat Meat in the United States
アメリカ合衆国はごく最近まで犬猫の食用と殺と消費がが50州のうち、44州で合法でした。数少ない犬猫肉を禁じる6州のうち、ハワイ州でも事実上犬肉の商業生産が行われていました。アメリカ合衆国連邦議会両院で、「2018年犬猫取引禁止法」法案に、昨年末トランプ大統領が署名し、同法案は成立しました。しかしこの法律で犬猫肉を禁止するのは第三者に提供する場合のみで、自己消費のために犬猫を食用と殺することまでは禁止ていません。またこの法案に、かねてから批判していたジャーナリストがいます。
まず、犬猫肉を禁じるアメリカ合衆国連邦法に対してトランプ大統領が署名し、同法が成立したとのニュースから引用します。President Trump Finally Signs Much Awaited Bill Banning Dog and Cat Meat in the United States 「トランプ大統領が、アメリカ合衆国で犬と猫の肉を禁じる法案に、ついに署名しました」 2018年12月21日
On December 20th, US President Donald Trump finally signed a farm bill that makes dog and cat meat illegal in the United States.
The Act prohibits the trade (both import and export) and slaughter of cats and dogs for food, a practice that is uncommon yet previously allowed in 44 US states.
The bill was pushed by Congress due to the growing dog and cat meat trade in Hawaii, South Carolina, New York, and Pennsylvania.
2018年12月20日に、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領はついに、アメリカ合衆国で犬と猫の肉を違法にする法案に署名しました(ただし禁止は第三者に譲渡販売することのみ禁止。個人が自己消費のために犬値k所を食用と殺することは許可されています)。
同法は、食料を目的とする猫と犬の貿易(輸入と輸出の両方)、および屠殺を禁止しています。
この法案は、ハワイ州、サウスカロライナ州、ニューヨーク州、ペンシルベニア州で犬と猫の肉の取引が拡大しているため、議会によって推進されていました。
一方、本法案が成立する以前から、本案に批判的なジャーナリストがいました。その理由について述べたメディアの記事がありますので、引用します。Let people eat cats and dogs by Tom Rogan 「国民に猫や犬を食べさせましょう」 2018年11月20日
I don't like the idea of people eating or otherwise hunting endangered animal species.
I do not, however, have a problem with people eating small animals at the lower end of the food chain — including cats and dogs.
The " Dog and Cat Meat Trade Prohibition Act of 2018".
This is bad governance in action.
First off, there is no shortage of cats and dogs.
So, if people want to eat these animals, then why not let them?
Second, America's cat- and dog-eaters are not going to give up eating their favored dishes just because of this ban.
this is an infringement on valued cultural customs.
While the legislation grants approval to Native American tribes to slaughter cats and dogs in ceremonies, it does not allow other cultures to continue eating that which they please.
I don't care how many Chinese-Americans and Korean-Americans like eating cats and dogs.
In deference to individual freedom, I simply believe in the right of individual Americans to eat cats and dogs as long as those animals are treated humanely prior to being slaughtered.
And I find it pathetic that so many Republicans have signed their name to this act.
私は人々が絶滅の危機に瀕している動物種を食べたり、狩猟をしたりするという考えが嫌いです。
しかしながら私は、猫や犬を含む食物連鎖における末端の小動物を食べる人々には問題がないとしています。
「2018年犬猫取引禁止法」
これは悪い国家統治です。
まず第一に、猫や犬は希少ではありません。
もし人々がこれらの動物を食べたいのならば、それらを食べさせても良いのではないでしょうか?
第二に、アメリカの猫と犬を食べる習慣がある人は、この禁止のために、好きな料理を食べることをあきらめる意思はないでしょう。
これは、重大な文化的な習慣に対する侵害です。
法律は、ネイティブアメリカンの部族に対しては、儀式の中での猫や犬をと殺することを認めていますが、他の文化では好きなものを食べ続けることを許可していません。
私は猫や犬を食べるのが好きな中国系アメリカ人や、韓国系アメリカ人を気にしません。
それぞれの自由を尊重し、私はそれらの動物(犬猫)がと殺される前に人道的に扱われている限り、それぞれのアメリカ人が猫や犬を食べる権利があることを単に信じています。
そして私は、多くの共和党員がこの法案成立のために、自分の名前を署名したのは悲しいことだと思います。
アメリカ合衆国においてはイスラムテロの問題や、下院の第一党の民主党の奪還による政権運営が困難になるなどの問題が山積しています。なぜ今、(些末と言っては何ですが)犬猫肉禁止の法案成立に対して熱心になる政治家がいるのでしょうか。それは衆愚に対する政治家の人気取りでしょう。
「困ったときの愛護(誤)頼み」。動物愛護に関する問題は、当落線上の政治家がことさら熱心になります。「溺れる者は藁(愛護)をつかむ」(笑い)。これはアメリカ合衆国に限らず、普遍的に言えることです。しかし残念ながら、動物愛護(誤)家は声が大きいだけで、世論の多数派でありません。
なお、Dog and Cat Meat Trade Prohibition Act of 2018 「2018年犬猫取引禁止法」の違反に対する処罰ですが、最高で5,000$までの罰金のみです(Dog and Cat Meat Trade Prohibition Act of 2018)。密室で犬猫をと殺し、犬猫肉を個人消費するだけであれば、この法律はその行為を禁じていません。
このアメリカ合衆国の「犬猫肉禁止法」を絶賛して日本も導入すべきと国会で発言している、串田誠一衆議院議員ですが、彼は「個人消費での犬猫の食用と殺は禁じていない」ことには無知なようです。ところで彼は犬猫肉よりはるか以前に、アメリカ合衆国では連邦法で馬肉が禁止されていることをご存知でしょうか。これは2007年に時限立法で成立しましたが、今まで延長されていてます。2018年に同法の延長が連邦議会上下両院で可決され、トランプ大統領が署名、成立しました(Ban on slaughtering horses for meat gets last-minute renewal in spending law Trump signed 2018年3月26日)。
アメリカ合衆国における馬の食用と殺と馬肉の商業流通に対する処罰は、犬肉よりもはるかに厳しいのです。例えばカリフォルニア州では、馬の食用と殺と馬肉の商業流通は、2回目以降の犯罪に対しては、懲役2年以上5年までの懲役刑が科せられます(West's Annotated California Codes. Penal Code. Part 1. Of Crimes and Punishments. Title 14. Malicious Mischief. § 598d. Sale of horsemeat for human consumption )。「アメリカが素晴らしい。日本の犬猫肉を禁止すべきだ!」と息巻いている串田誠一議員ですが、このようなことをご存知でしょうか。平気で馬肉をガツガツ食べているかもしれません。
(動画)
Trump signs bill ending sale of dog and cat meat 「トランプ大統領は、犬と猫の肉の販売を終わらせる法案に署名しました」 2019/02/15 に公開
(動画)
Restaurant in New York Now Allowed To Sell Dog Meat! 「ニューヨークのレストランは犬肉の販売が許可されました」 2014年12月6日
リンクの記事によれば、ニューヨーク州では2014年当時、「固有の文化を守る権利」として、犬肉食文化がある国の出身者や民族が犬肉の提供を受けても良いとされた」とあります。この動画についたコメントも興味深いものがあります。Why is it ok to eat a cow, pig and chicken but not a dog? Don't be a hypocrite. All those animals are intelligent and feel pain.「牛、豚、鶏肉を食べるのに、犬ではないのはなぜですか。 偽善者にならないでください。 全ての動物は頭が良くて痛みを感じます」など。
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