「犬に口輪をするのは動物虐待。ドイツはリードがダメ」~びっくりしたなぁ、もう

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(Zusammenfassung)
Leine und Maulkorb Verpflichtung von Deutschland.
・Gesetz zur Neuregelung des Haltens und Führens von Hunden in Berlin
・Leinenpflicht in Deutschland
ソーシャルメディアで、「口輪をされ、虐待にあっている犬がいる」という情報が拡散されました。3月3日に、保護活動をしているという人物が口輪をしている犬の動画をツイッターに掲載しました。その上で、「虐待状態のワンコがいます。飼い主と交渉する予定です」とツィートしました。そのツィートが広く拡散され、いくつかのBBSも立ちました。その一つに、「ドイツではリードすらダメだ」という投稿があり、私は驚きました。ドイツは、おそらく犬にリード義務が最も厳しい国の一つです。また特定の犬種は、例外なく公共の場では口輪が義務です。またベルリン州などでは、公共交通機関では口輪とリードの両方が義務付けられています。
まず、保護活動をしているという人物が口輪をした犬の動画をツイッターに投稿し、「虐待にあっている犬がいる」とツィートしたことを報じるニュースから引用します。犬の口輪は虐待?ネットで議論 販売元に使用目的を聞いた 2019年03月12日 J-CASTニュース
飼い主に常時口輪をされて虐待に遭っている犬がいる――。
こんな投稿がSNS上で拡散されている。
投稿は議論を呼び、「かわいそう」「許せない」といった同情の声が上がる一方、愛犬家からは「うちのワンコもつけてる」「誤解してる人が結構多い」と理解を示す声も。
口輪はどんな目的で装着するのか。
次に、上記のニュースを受けて、BBSが立ちました。「虐待状態のワンコがいます」ツイートが拡散 口輪は虐待か人と犬を守るものか 2019/03/18(月)
「口輪は虐待だ」と騒ぐ、自称(?)動物保護活動家の無知もさることながら、この中で、「リードがダメなドイツ(「ドイツはリードすらしてはならない。だから口輪なんてとんでもない。お犬様国家だ」というニュアンス)」という投稿がありました。その投稿を引用します。
30. 匿名 2019/03/16(土) 09:23:00
リードがダメなドイツは生類哀れみの令と化している
36. 匿名 2019/03/16(土) 09:24:23
>>30
ドイツ大丈夫なのか?
日本ほど、犬の口輪が売られていない国は少ないでしょう。対してドイツのペットショップでは、多種多様な犬の口輪がたくさん売られています。ドイツは特定の犬種は公共の場では必ず口輪をすることが義務付けられています。違反者は罰金が科せられます。それとドイツは。おそらく世界で最も犬のリード義務が厳しい部類の国です。州によっては犬にリードをしなければ、最高で罰金2万5,000ユーロ(日本円で300万円以上)が科せられます。また警察官にその場で射殺されることもあり、郊外の狩猟区域では、民間人ハンターがリードをしていない非占有の犬を射殺することが合法です。また、州によっては、犬にリードをしなければ犬が州に押収され、殺処分される可能性もあります。
まず、ドイツの特定の犬種に対する、公共の場での口輪義務に関する法律の条文を挙げます。例としてベルリン州犬法をあげますが、ドイツ全州で同様の法律があります。Gesetz zur Neuregelung des Haltens und Führens von Hunden in Berlin 「ベルリンにおける犬の飼育および指導の新しい規則に関する法律(ベルリン州 犬法)」
§ 20 Maulkorbpflicht
(1) Gefährliche Hunde nach § 5 Absatz 1 müssen ab dem siebenten Lebensmonat außerhalb des ausbruchssicheren Grundstücks, auf dem sie gehalten werden, und bei Mehrfamilienhäusern außerhalb der Wohnung stets einen beißsicheren Maulkorb tragen.
20条 犬の口輪の義務
(1)第5条(1)に規定する危険とされる犬種で7ヵ月齢を超えたものは、犬の脱出を防止している私有地の外では、また集合住宅の場合は、建物の外では常に噛みつき防止のための口輪をつけなければなりません。
そのほかベルリン州ではほかの法律で、公共交通機関を利用する場合は、いかなる犬でもケージに完全に密封している状態でなければ、リードと口輪の両方が必要と定めています。その犬が超小型犬のチワワであってもです。
次に「ドイツは犬のリード義務が世界で最も厳しい国の一つであり、州によってはリードをしていなければ最高で罰金が最高で2万5,000ユーロ科せられる。さらにリードをしていなければ警察官に射殺されることもあり、郊外の狩猟区域では民間人ハンターがリードをしていない犬を射殺することが合法」です。さらに犬を押収する州もあります」についてです。ドイツの犬のリード義務の、州別の法律をまとめたサイトから引用します。Leinenpflicht in Deutschland 「ドイツ連邦共和国における犬のリード義務」。2016年2月11日
・Nordrhein-Westfalen
In Nordrhein-Westfalen sind Hunde in bestimmten Bereichen an einer „zur Vermeidung von Gefahren geeigneten Leine“ zu führen.
Diese Bereiche umfassen Fußgängerzonen, Haupteinkaufsbereiche und andere innerörtliche Bereiche sowie Straßen und Plätze mit vergleichbarem Publikumsverkehr.
Vom Leinenzwang umfasst sind außerdem der Allgemeinheit zugängliche, umfriedete Park-, Garten- und Grünanlagen einschließlich der Kinderspielplätze.
Auch müssen die Vierbeiner bei öffentlichen Versammlungen, Aufzügen, Volksfesten und sonstigen Veranstaltungen mit Menschenansammlungen sowie in öffentlichen Gebäuden, Schulen und Kindergärten an der Leine geführt werden.
Um von Verstößen gegen diese Anleinpflichten von vornherein wirksam abzuschrecken, droht der nordrhein-westfälische Gesetzgeber mit einer Geldbuße bis zu 100.000 € und einer Einziehung des Hundes.
In den Wäldern gilt in Nordrhein-Westfalen außerhalb der Wege eine generelle Leinenpflicht; bei Verstößen kann ein Bußgeld bis zu 25.000 € verhängt werden.
Hält sich ein Hund in einem Jagdgebiet außerhalb der Einwirkung seines Halter auf, so darf der Jäger ihn abschießen.
・Hessen
Eine generelle Leinenpflicht besteht in Hessen insbesondere bei öffentlichen Versammlungen, Aufzügen, Volksfesten, Märkten, Messen und sonstigen Veranstaltungen mit Menschenansammlungen sowie in Gaststätten und in öffentlichen Verkehrsmitteln.
Wer seinen Hund entgegen dieser Vorgabe an den genannten Orten frei laufen lässt, riskiert nicht nur eine Geldbuße, sondern muss sogar mit der Einziehung des Hundes rechnen.
Ebenfalls eine Geldbuße bis zu 5000 € droht demjenigen Hundehalter, der seinen Vierbeiner in Hessen außerhalb seines eigenen eingefriedeten Besitztums laufen lässt, ohne ihn zu beaufsichtigen.
In den Wäldern Hessens,denn auch hier dürfen Jäger in ihrem Jagdbezirk Hunde abschießen.
・ノルトライン-ヴェストファーレン州
ノルトライン・ヴェストファーレン州では、犬は特定の地域では「危険防止のために適切なリード」により導かなければなりません。
これらの地域には、歩道、主要な商業地域、その他の都心部、同様に公共交通機関を備えた道路や広場などがあります。
リードの使用は、公園、緑地、子供の遊び場などの緑豊かな地域でも義務です。
4足の友人(犬)は、公共の人が集まるところ、エレベーター、フェスティバルなどの人々の集まりや公共の建物、学校、幼稚園などでもつながれていなければなりません。
これらの義務違反を効果的に防止するために、ノルトライン-ヴェストファーレン州議会は、最大1万ユーロ(日本円で約130万円)の罰金と犬の押収で警告しています。
ノルライン・ヴェストファーレン州の森林においては一般的な犬のリード義務以外が適用されます。
違反の場合は2万5,000ユーロ(日本円で325万円)までの罰金を科すことができます。
犬が飼い主の管理下に無い状態で狩猟区域にいる場合は、ハンターはその犬を撃つことが許可されています。
・ヘッセン州
ヘッセン州では、特に公共の場で人が集まるところ、エレベーター、フェスティバル、市場、見本市、レストラン、公共交通機関では、全般的な犬のリード義務がありあす。
上記の場所で自分の犬を自由にさせる人は、この要件に反することとなり、罰金を科すだけでなく、犬が押収される可能性もあります。
犬を管理せずに、塀で囲われた私有地の外に4本足(犬)を出した場合は、犬の飼い主は5,000ユーロの罰金が科される危険があります。
ヘッセン州の森では、ここでもハンターは、狩猟区で犬を撃つことが許可されています。
(画像)
2012年11月1日に放送されたNHKの、「地球イチバン 地球でイチバン ペットが幸せな街~ドイツ・ベルリン」という番組のHPから。現在はそのHPは閉鎖されています。このような狂った番組を国有放送が制作し、視聴者も真に受けることが私は悲しいです。
ドイツは、おそらく世界で最も、犬のリード義務に厳しい国です。ドイツは日本と異なり、犬による咬傷事故が多いのです。死亡事故もしばしば発生します。ベルリン州では、市街地では1メートル以内のリードを使用することが義務付けられています。そのような状況において、「犬にリードをしなくてもよい」、ましてや「犬にリードをしてはならない」わけがないのです。なお、ドイツは犬の公的殺処分も厳格に行っている国です。狂犬病法による検査殺処分や、日本にない禁止犬種法による強制殺処分もあります。さらに、ドイツの生体販売ペットショップの数は、人口比で日本より多く、約~1.3倍です。

(動画)
Was muss ich mit Hund in den Öffis beachten? 「公共交通機関で犬に配慮しなければならないこと」 2017/04/19 に公開
これはオーストリア、ウィーンの公共交通機関での、犬の乗車でのリードと口輪が義務付けられていることを周知するためのビデオです。ヨーロッパでは多くの都市では、公共交通機関では、犬はリードと口輪の両方が必要です。上記のNHKの番組では、「ドイツでは鉄道内でも犬はノーリード(は和製英語で通じません)で良い(ましてや口輪など必要ない)」と報じていましたが、真っ赤な嘘です。
FC2のブログランキングですが、以前も書いた通り、グーグルクローラー(グーグルクローラーとは)のアクセスはアクセス数から除外するのみならず、それ以上に減点するプログラムになっているようです。つまりブログ管理人が設定した、自動アクセス増のロボットと認識しているようです。私はグーグルクローラーには自分から登録していませんが、あちらから勝手に来るので。
私のブログは多い時で、グーグルクローラーだけで、2,000アクセス近くあります。そのときはFC2ブログランキングの順位が激下落します。グーグルクローラーがほとんどアクセスしない駄記事の場合は、総アクセスが半分以下でも順位が跳ね上がります。この点について、FC2事務局に申し入れるつもりです。いずれにしても、私がもっとの重視しているのは、グーグルやヤフーの検索大手サイトでの検索上位に記事が上がることですが。

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