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犬の重大咬傷事故が多発するドイツ~犬の飼育免許を導入すべきとの議論






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(Zusammenfassung)
Sieben Fakten über gefährliche Hunde


 ドイツは日本と異なり、犬による重大な咬傷事故が多い国です。死亡事故もしばしば発生します。近年は、ドイツでは犬による重大咬傷事故が増加傾向です。その背景には、犬の飼育数が激増していることが指摘されています。EUに東欧諸国が相次いで加入した2008年年以降、きわめて安価な東欧産の犬がインターネットや、ドイツ国境付近での露店販売によりドイツ人が入手できるようになったのです。飼育者数の激増により、飼育者の質の低下が言われています。ドイツは、犬の飼育の規制強化すべきとの専門家の意見があります。


 サマリーで示した事柄を報道する、ドイツのメディアの記事から引用します。Sieben Fakten über gefährliche Hunde 「危険な犬に関する7つの事実」 2018年4月12日


Drei Menschen wurden in den vergangenen Tagen von ihren Hunden getötet.
In Hannover starben eine 52-jährige Frau und ihr 27-jähriger Sohn nach Beißattacken ihres Staffordshire Terriers, im hessischen Bad König biss ein fünf Jahre alter Mischlingsrüde ein Baby tot.
Für den sieben Monate alte Jannis war dem Obduktionsergebnis zufolge ein einziger Biss des Mischlingshunds der Familie tödlich.
Experten wie die hessische Landestierschutzbeauftragte Madeleine Martin fordern deshalb seit langem einen Hundeführerschein.
„Wir verhindern eher den schlechten Halter, indem wir alle Halter verpflichten, eine Sachkundeausbildung zu machen, und zwar vorher“, sagte Martin im Interview mit unserer Zeitung .
Nach Angaben des Zentralverbandes Zoologischer Fachbetriebe in Deutschland leben hierzulande 31,6 Millionen Haustiere.
Davon sind 8,6 Millionen Hunde (17 Prozent) und 13,4 Millionen Katzen (22 Prozent).
Ihre Zahl ist in den vergangenen Jahren deutlich gestiegen.
Im Jahr 2000 gab es fünf Millionen Hunde – ein Plus von mehr als 70 Prozent.
In Deutschland gibt es pro Jahr 30 000 bis 50 000 Bissverletzungen durch Tiere.
Laut einer Studie der Klinik für Kinderchirurgie der Berliner Charité (2015) werden davon 60 bis 80 Prozent durch Hunde und 20 bis 30 Prozent durch Katzen verursacht.

最近の数日間で、3人が犬に殺されました。
ハノーバー(ハノーファー)では、52歳の女性と27歳の息子が、スタッフォードシャー・テリアに咬まれて死亡し、5歳の雑種のオス犬がヘッセン州のバド・ヘスで赤ちゃんを咬み殺しました。
生後7ヶ月の赤ちゃん、ヤニスちゃんは剖検で、家族の雑種の飼い犬に咬まれたことが致命的であることがわかりました。
このために、ヘッセン州の動物保護担当官であるマドレーヌ・マーティン氏ら専門家たちは長い間、犬の飼育免許を要求してきました。
マーティン氏は、私たちの新聞社とのインタビューで、「私たちはすべての犬飼育者に犬飼育の技術教育を履行することを義務づけることで、悪質な飼い主を防げる可能性が高い」と述べました。
ドイツの動物学専門家中央協会によると、ドイツで飼われているペットの数は3160万頭です。
これらのうちに、860万犬(17%)と1340万猫(22%)がいます。
その数は、近年著しく増加しています。
2000年には500万頭の犬が飼われていました - 現在は70%以上増加しています。
ドイツでは、動物によって年間30,000から50,000件の咬傷事故があります。
ベルリン・シャリテの小児外科学科(2015)による研究によると、これらの60〜80%が犬によって引き起こされ、20〜30%が猫によって引き起こされています。



 一方、日本では保健所に届け出があった犬の咬傷事故は、年間4,000件台で推移しています。人口比でドイツは、犬による咬傷事故が日本より約~14倍も多いのです(5万件の咬傷事故のうち、80%を犬によるものとする)。また死亡事故は極めてまれです。さらに咬傷事故数は逓減しています(犬による咬傷事故件数(全国計:昭和49年度~平成27年度)環境省)。
 日本ではドイツと異なり、犬の飼育数は減少傾向です。日本ではドイツとは逆に、安易に犬などのペットを入手する人が減っているということかもしれません。それはむしろ良い傾向だと、私は思います。


(動画)

 Eine Tierärztin erklärt, wie „Chico“ sein Frauchen und deren Sohn totbeißen konnte 「獣医師は、咬傷犬『チコ』が、飼い主の女性とその息子をどのように咬むことが可能かを説明します」 2018/04/06 に公開
 引用した記事で、飼い主の母子を咬み殺した、スタッフォードシャー・テリアの安楽死決定のニュース。ドイツでは日本と異なり、咬傷事故を起こした犬は、行政が押収し、強制的に殺処分する権限があります。咬傷を起こして行政命令により殺処分される犬は、ドイツでは相当数あります。

Nach der tödlichen Attacke auf seine Besitzerin Lezime K. (†52) und deren kleinwüchsigen Sohn Liridon K. (†27) in Hannover wurde der Staffordshire Terrier Chico ins Tierheim gebracht.
Chico wird zeitnah eingeschläfert.
Das gab Udo Möller, Sprecher des Landeshauptstadt Hannover, am Freitagnachmittag bekannt.

飼い主の、リツッイマ・K.(52歳)さんと、短命におわった息子リリドン・K.(27歳)さんを、ハノーバーで攻撃して死に至らしめた、スタッフォードシャー・テリア種の犬チコは、ティアハイムに収容されました。
チコはすぐに安楽死(殺処分)させられます。
これは金曜日の午後に、州都ハノーバー(ハノーファー)市の、広報官ウド・メラー氏が発表したものです。






(追記)

 この記事は、予定の記事を急遽入れ替えたものです。当初は、環境省が三菱UFJリサーチ&コンサルティングに委託して作成した資料の誤りを指摘する内容でした。添付されていた環境省の資料はこちら(平成31年2月12日 動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会(第3回)の開催について)。
 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの、私が何度かこの方による資料の誤りを指摘している、武井泉氏とそのグループが作成したものということでした。当該資料の真偽について、さる方から検証を依頼されました。完全な誤りとして、次の点がありました。その点を記事化しようと思いましたが、3月13日に急遽、その資料は削除されました。pdfですので、そのまま保管しておけばよかったと悔やまれます。原資料がインターネット上から削除されたので、こちらで記事として取り上げません。


1、ドイツ動物保護法(Tierschutzgesetz )が成立施行したのは2001年であり、それ以来改正がなく、時代に合わなくなっている。

 正しくは、現在のドイツ動物保護法が成立施行したのは、旧西ドイツで、1972年7月24日のことです。その後東西統一ドイツに引き継がれました。大きな改正が数年ごとにあり、最近の改正は2014年でした。こんなこと法律の原文を検索すれば、数秒で分かることです。

Ausfertigungsdatum: 24.07.1972
Vollzitat:
"Tierschutzgesetz in der Fassung der Bekanntmachung vom 18. Mai 2006 (BGBl. I S. 1206, 1313), das zuletzt durch Artikel 3 des Gesetzes vom 28. Juli 2014 (BGBl. I S. 1308) geändert worden ist"
Stand: Neugefasst durch Bek. v. 18.5.2006 I 1206, 1313;   zuletzt geändert durch Art. 3 G v. 28.7.2014 I 1308



2、ドイツではイギリスと同様に、犬猫の繁殖においては法令で、最低年齢や生涯繁殖回数を定めている。

 正しくは、イギリスでは犬のみ複数の法令で定めています(Animal welfare in England: domestic pets Contents 3Dogs)。猫ではありません。

The Breeding of Dogs Act 1973 and the Breeding and Sale of Dogs (Welfare) Act 1999
The law also limits the timing and frequency of breeding from a bitch; bitches cannot be mated before they are a year old; should have no more than six litters in a lifetime; and can have only one litter every 12 months.

犬の繁殖法 1973 と 犬の繁殖と販売法 1999
法律ではで、雌犬の繁殖の時期(年齢)と繁殖回数も制限しています。
メス犬は1歳になる前には繁殖できません。
一生涯では、繁殖回数を6回以下にする必要があります。
そして12ヶ月間では、1回の繁殖しかできません。


 対してドイツでは、法令によるブリーダーの繁殖制限は、犬猫ともありません。全ドイツケネルクラブが、犬の繁殖回数などについての自主規制をしています。民間の自主規制があるということはすなわち、法令での規定はないということです(Allgemeine Rahmenzuchtordnung für den Internationalen Dachverband der Rassehundevereine Eintragungsbestimmungen in das Zuchtbuch des IDR )。


3、ドイツの推定犬の飼育数は950万頭である。

 この点について、問い合わせに対して私は、「ドイツの犬の飼育数推計数は、550万~750万頭という数字がる。950万頭という数字はかけ離れており、ありえない数字」とお答えしました。しかし私がドイツの犬の飼育数の推計値を調べたのは2年ほど前の話で、近年ドイツでは犬の飼育数が激増しています。この点は、今回の記事の出典資料にも書かれています。最新のドイツの犬飼育数推計値は、例えば本記事のリンクの資料の860万頭という数字のほか、高位推計ではzzfの920万という推計値があります(Zahl der Heimtiere in Deutschland deutlich gewachsen)。お詫び申し上げます。


 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの作成した資料ですが、先に申し上げた通り、広島県から委託した調査資料書の誤りについて、私は連載記事にしています。この調査報告書の内容は、全編にわたり、ぎっしりと嘘誤り、偏向、読者に誤解を招く表現、ドイツの事柄に対する記述で同じ文章中で異なる事実を述べるなど、あまりにもひどい内容です。ドイツ、イギリスに関する誤り等は指摘しました。近く、アメリカ合衆国に関する記述についても、こちらの記事でまとめます。
 今回指摘した環境省の依頼を受けて作成した、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの資料ですが、例えばドイツの法令に関する事柄などは、当該法令を検索すれば、数秒でこのような誤りをすることはありません。なぜこのような、とんでもない記述があるのか、私は理解できません。三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、官公庁から調査依頼を受ける資格があるのか、はなはだ疑問です。
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メモ

さんかくたまご様

〉一方、日本では保健所に届け出があった犬の咬傷事故は、年間4,000件台で推移しています。
それは保健所に届けられた数なので
実際はその倍ありますよ
犬に噛まれてもすぐ保健所に届けない人も多いですから



 〉日本ではドイツと異なり、犬の飼育数は減少傾向です。日本ではドイツとは逆に、安易に犬などのペットを入手する人が減っているということかもしれません。それはむしろ良い傾向だと、私は思います

犬の飼育数が減少傾向にあると言うのは↓のデータですよね?

https://petfood.or.jp/topics/img/181225.pdf
https://cvdd.rakuno.ac.jp/archives/2894.html
でもこれは2018年 2019年に生まれて新しい飼い主が決まった犬は当然入ってませんのでそのデータは当てになりません
2018年 2019年に飼い主が決まった犬を含めると倍の数になりますよ
家の子犬と兄弟犬5匹のように2018年生まれの犬はその中には含まれてません
2017年までのデータですので古いです
それに

〉調査はインターネットを用いて全国の20~79歳の男女からアンケートを実施したもので、犬や猫を飼育している人と外猫の世話をしている1,980人からの調査結果を集計したものになります。まず飼育頭数ですが実際の飼育頭数を累計したのではなく、わが国の全世帯数に犬の飼育率を掛けて飼育世帯数を算出し、それに平均飼育頭数を掛けることにより飼育頭数を求めるものです。

実際の飼育頭数を累計したのではないと書いてあるので実際の飼育数は分かりません

〉ペットの飼育場所ですが、散歩や外出時以外を入れて室内で飼育するとお答えの方が、犬猫共90%前後となっています。猫は理解できるとして、犬は従来の番犬から伴侶動物に飼育目的が変更したことを如実に物語っているようです。

これが信じられません
自分の住んでる市では小型犬と中型のダックスと豆柴 ミニチュアピンシャーが室内で飼われてる(た)ぐらいで中型犬以上は室外犬が常識当たり前なので信じられません
日本全国の室外犬が10%になるのはおかしいと思います。
まあ信頼出来ない偏ったデータなのは間違いないでしょう

↑でもいいましたが
今一歳になってない子犬が入ってませんし
日本全国の全犬猫飼育者と全飼育数を調べたわけではないので信頼出来ないデータです


https://dog.benesse.ne.jp/withdog/content/?id=13434
また飼育数も平均飼育頭数から掛けると書いてあるので平均を超えて飼育されてる犬がいるので当てになりません
↑のようにチワワ7匹とかトイプードル10匹とか

Re: タイトルなし

鉢かづき姫 様、コメントありがとうございます。

> 〉一方、日本では保健所に届け出があった犬の咬傷事故は、年間4,000件台で推移しています。

それを勘案しても、日本は犬による咬傷事故は少ないと思います。
例えばイギリスでは、犬による咬傷事故で入院した事故は、日本の保健所届け出の数より3倍も多いのです。
保健所に届けた数のうちには、医療機関で受診しなかった例もあるかもしれません。


>  〉日本ではドイツと異なり、犬の飼育数は減少傾向です。日本ではドイツとは逆に、安易に犬などのペットを入手する人が減っているということかもしれません。それはむしろ良い傾向だと、私は思います
>
> 犬の飼育数が減少傾向にあると言うのは↓のデータですよね?

https://petfood.or.jp/data/
を参考にしています。
犬の飼育数はピーク時の2010年では1186.1万匹でしたが、2018年には890.3万頭と、25%もへっています。


> 実際の飼育頭数を累計したのではないと書いてあるので実際の飼育数は分かりません

実際の統計調査では、実数をすべて累計することはほとんど行われません。
標本抽出で推計するのがほとんどです。


〉ペットの飼育場所ですが、散歩や外出時以外を入れて室内で飼育するとお答えの方が、犬猫共90%前後となっています。猫は理解できるとして、犬は従来の番犬から伴侶動物に飼育目的が変更したことを如実に物語っているようです。

> これが信じられません
> 自分の住んでる市では小型犬と中型のダックスと豆柴 ミニチュアピンシャーが室内で飼われてる(た)ぐらいで中型犬以上は室外犬が常識当たり前なので信じられません

地域差があるのではないでしょうか。
マンション住まいがほとんどの都市部では、室外飼いしたくてもできませんし。

No title

飼育頭数や飼育状況なんて正直まともな集計や状況把握なんてされていないのが実情ですよ。
例えばある県の土佐犬の飼育頭数は公にされている頭数より実際にはその十倍近くいるという見方が飼育者たちの意見です(この辺り正確な情報は公の場ですので御勘弁のほど)
これは畜犬登録がなされていない犬が相当数いるということと犬の出入りが激しいという事が深く関係しています。一般の犬でもこれほどではありませんが、未登録の犬の存在(狂犬病ワクチンは接種しているが、畜犬登録がなされていない例もあります)や生まれた子の総数なんて正確にわからないので実数は不明とするしかないでしょうね(狂犬病ワクチンに関して、ワクチン接種を格安で行う獣医の存在もあるので余計にややこしい)
多少なりとも実情に近いことを知っているのはブリーダー達かもしれません、が、彼らも限定的なことしかわからないでしょう。

Re: No title

一尺八寸 様、コメントありがとうございます。

> 飼育頭数や飼育状況なんて正直まともな集計や状況把握なんてされていないのが実情ですよ。

それはあるかもしれません。
しかし前提となる数字がなければ議論もできませんので、一応通説定説、一般的に用いられている数字を使っています。
推計値を一切否定すれば、統計学を否定することにもなりますので。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,227ブログ中6位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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