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ティアハイム・ベルリンは高齢動物を殺処分して収容数をコントロールしている






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(Zusammenfassung)
Bachelorarbeit „Seniorentiere im Tierheim“ Thema der Bachelorarbeit: Wie kann der Tierschutzverein für Berlin dem erhöhten Anteil an älteren Haushunden und Hauskatzen im Tierheim Berlin begegnen?
Der Erhöhung des Anteils an Seniorentieren im Tierheim Berlin könnte der TVB mit der Euthanasie, nicht vermittelbarer Seniorentiere und Problemtiere begegnen.


 ドイツのティアハイムの中でも、特に日本で神格化されているティアハイム・ベルリンがあります。例えば「ティアハイム・ベルリンは殺処分ゼロ」などです。この施設はヨーロッパ最大の規模を誇りますが、重要な資料、例えば引き受け動物の処分内訳(年間総収容数、譲渡数、殺処分数、施設内死数)を一般公開していません。ティアハイム・ベルリンは自ら、殺処分を行っていることを公言し、HPでもそのように記述しています。しかし断片的にメディアで発言するティアハイム・ベルリンの殺処分数は過少だと推測されています。「ティアハイム・ベルリンは殺処分により収容動物の数のコントロールを行っている」、つまり殺処分数は相当数あると分析している論文があります。


 問題の論文は、オランダの大学、van hall Larenstein university of applied science、の学士論文、Bachelorarbeit „Seniorentiere im Tierheim“ Thema der Bachelorarbeit: Wie kann der Tierschutzverein für Berlin dem erhöhten Anteil an älteren Haushunden und Hauskatzen im Tierheim Berlin begegnen? 「学士論文 『ティアハイムに収容されている高齢動物』 論文のテーマ:ベルリン動物保護協会はティアハイム・ベルリンで高齢の飼い犬や飼い猫の割合が増加したことにどのように対処することができるでしょうか」 2014年。(サマリー Seniorentiere im Tierheim)の学生による学士論文です。学士論文とは言えかなり高度な内容で調査も十分に行っており、検索上位でヒットする資料です。オランダの大学による論文ですが、ドイツ語です。
 本論文では、ティアハイム・ベルリンは収容動物の処分内訳などを重要な情報開示がありませんが、関係者のヒヤリングや入手したデータなどにより、「ティアハイム・ベルリンは収容動物の数の抑制と老齢動物の飼育コストの削減からこれらの動物の殺処分を行っている。その事実は、ティアハイム・ベルリンの動物の引受数と譲渡数にかなりの差がある(その差は殺処分が含まれる)、保護犬猫を引き受ける希望者は老齢動物をかける意識が根強い、ティアハイムベルリンの収容動物の高齢化が進む構造的問題があるなどの事実より推測できる」としています。以下に、本論文のサマリーから引用します。


Die Bachelorarbeit beschäftigt sich in Form einer Untersuchung mit der Frage, wie der Tierschutzverein für Berlin dem erhöhten Anteil an älteren Haushunden und Hauskatzen im Tierheim Berlin begegnen kann.
Der Anteil von Seniorentieren stellt aufgrund der geringen Erfolgsquote bei der Vermittlung und der erhöhten Pflegekosten, einen beträchtlichen Kostenfaktor für das Tierheim Berlin dar und wird als solcher von diesem als problematisch empfunden.
Die Hypothesen bezogen sich zum einen auf den allgemein gestiegenen Altersdurchschnitt der deutschen Haushunde und Hauskatzen, sowie auf die gesunkenen Erfolgsquote bei der Vermittlung, als auch auf die vermehrte Abgabe von Seniorentieren und die Problematik der im Tierheim alternde Problemtiere.
die Euthanasie der unvermittelbaren Tiere.
Die Untersuchung der Hypothesen ergab, dass der allgemein gestiegene Altersdurchschnitt deutscher Haustiere, die gesunkene Erfolgsquote und der erhöhte Anteil von Problemtieren und ihre gestiegene Verweildauer in den Tierheimen einen Beitrag zum erhöhten Anteil von Seniorentieren in den Tierheimen liefern.
Während der Untersuchung wurden die Untersucher mit Problemen konfrontiert.
Hierbei ist vor Allem der Mangel an zugänglichen und aktuellen Daten vom Tierheim Berlin und dem Deutschen Tierschutzbund zu nennen.
Aus diesem Grunde wurde von logische Schätzwerten und Hochrechnungen Gebrauch gemacht.

本論文は、ベルリン動物保護協会(註 ティアハイム・ベルリンの上部組織)がどのようにして、ティアハイム・ベルリン・での高齢の収容犬と猫の増加に対応が可能にしているのかを論じます。
高齢動物の割合の増加は、譲渡の成功率が低く、飼育費用が増えるために、これはティアハイム・ベルリンにとっては、かなりのコスト増要因であり、それ自体が問題として認識されています。
仮説として、一方で一般にドイツの飼い犬および飼い猫の平均年齢が上昇していることと、譲渡の成功率の低下、ティアハイムの高齢動物の受け入れ増加がティアハイムの収容動物の老化の問題に関連しているとしています。
当面の動物の安楽死(殺処分)。
仮説に基づき調査したところ、ドイツのペットの平均年齢の全般的な上昇、ティアハイムの譲渡の成功率の低下、問題のある動物の割合の増加、およびそれらのティアハイムの滞在期間の長期化が、ティアハイムにおける高齢動物の割合の増加に寄与しています。
調査中に、調査員は問題に直面しました。
とりわけ、ティアハイム・ベルリンやドイツ動物保護協会からの、入手可能で最新のデータが不足しています。
そのために、論理的な推計と予測を行いました。



 次回記事では、本論文の「ティアハイム・ベルリンが収容動物の収容数コントロールのために、それは経済的理由からであるが、高齢動物を相当数安楽死(殺処分)している」との論文本文の記述から引用します。ティアハイム・ベルリンは、自らマスコミに収容動物の安楽死(殺処分)していることを公表しています。またHPでも「当施設は殺処分をしています」と明記しています。
 しかし本論文によれば、実際のティアハイム・ベルリンの安楽死(殺処分)の数はティアハイム・ベルリンが断片的に公表している数字よりも、かなり多いととれる内容です。またドイツ動物保護連盟ではティアハイムの運営指針として安楽死(殺処分)が必要な動物は、「1、傷病」、「2、その動物に問題行動があり動物福祉上必要」、「3、その動物の問題行動により緊急の危険性がある」としています。しかし収容動物が高齢であることは安楽死(殺処分)の正当な理由とはしていません。しかしティアハイム・ベルリンは、収容動物の数のコントロールのために、高齢動物の安楽死(殺処分)を恒常的に行っているであろうとしています。


(画像)

 朝日新聞記者、太田匡非行氏による記事、AREA '09.9.7号『犬を殺さないドイツの常識』。
 この記事は、日本におけるティアハイム・ベルリン、ひいてはドイツのティアハイム全般における誤った認識を定着させたものとして先鞭をつけたといえます。その後のメディアのティアハイム・ベルリンやドイツのティアハイムに関する記事などでも、この記事の情報を基にしていると思われます。また、この太田匡非行氏の記事は、今でも動物愛護(誤)ブログなどで好んで引用拡散されています。実に誤情報を広めたという点では、歴史的に有害な記事と言えます。

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No title

こんにちは。

最近の新聞でイギリスがペットショップでの動物の販売を禁止したと書かれていましたが本当なんでしょうか?犬猫が欲しい人はブリーダーから直接購入するか保護施設から引き取るかのみということでしたが。

そうなるとイギリス国内で動物の欲しい人は大変でしょうね。

Re: No title

昇汞 様、コメントありがとうございます。

その日本での報道は、すべてがうそです。
この記事ですか。
https://news.nicovideo.jp/watch/nw4560616?news_ref=top_newComments&fbclid=IwAR3Yvx4Ux_W0q0YSvI3q9PRHv-7jXYpDTkJAwaUyfKIybK0PrDIwM9UfNko

真実は、「イギリス(uk)は、10月1日から、犬猫ともペットショップでの販売を8週齢以上との法律が施行された。内閣は2019年にイギリスの犬猫のペットショップの販売を6か月齢以上とする法案を議会提出するかもしれません(現在はペットショップでの犬猫販売を6か月以上とするのは、法案すら提出されていない段階)」です。

しかし日本のこの件に関する報道は、「すでにイギリスではペットショップでは、6か月齢未満の犬猫の販売を禁じた」、さらには「イギリスではペットショップでのペット販売を禁じた」とまで間違った報道があります。
日本のマスメディアのレベルはひどすぎます。
英語のニュースソースを正確に訳する人材がいないのですかね。
日本は義務教育が機能していません。
この件については本当に私は憤っています。
近く記事にします。
ただ、予定の記事のアップと順番がありますので、しばらくお待ちください。
元記事
https://www.theguardian.com/world/2018/dec/23/pet-shops-to-be-banned-from-selling-puppies-and-kittens

動物愛護に関する日本の海外報道は、ほぼすべてが嘘、意図的?誤訳、偏向です。
正確な報道は見たことがありません。

https://www.facebook.com/eggmegtakeda/posts/2079609422161301:3

No title

さんかくたまご様

やっぱりそうでしたか。おかしいと思ったんです。
だいたいこういう法律を通すとペット産業が黙っていないと思います。おいそれとはペットショップでの生体販売禁止なんてできないと思っていました。

多分初発が意図的な「誤訳」で跡が右に倣えとしたんでしょうね。

Re: No title

昇汞 様

> やっぱりそうでしたか。おかしいと思ったんです。

この件に関する報道は、私はイギリス政府文書も、イギリスのマスメディアの記事も6本くらい読んでいます。
担当大臣が大ぶろしきな方のようで。
動物虐待の法定刑を懲役5年に引き上げるとも言っています。
これは日本では報道されていません。
現行法では、イギリスの動物虐待の法定刑は357日までの懲役です。
1年に満たないのです。
この点に触れると、「日本は海外に比べて動物虐待の処罰が甘すぎる」とわめていているひとの面目丸つぶれですから、メディアが遠慮しているのかもしれません。
しかし常識的に、1年に満たない法定刑をいきなり5年に引き上げるなどはあり得ないので。
「ペットショップの犬猫販売は6か月齢以上」の法案が議会提出されて可決するのか見ものです。


> だいたいこういう法律を通すとペット産業が黙っていないと思います。おいそれとはペットショップでの生体販売禁止なんてできないと思っていました。
>
> 多分初発が意図的な「誤訳」で跡が右に倣えとしたんでしょうね。

ま、しかし「イギリスではペットショップがない」」と嘘をついていた人たちが、このニュースの誤訳「イギリスではペットショップを禁止する」を鬼の首を取ったように拡散するのは滑稽です。
あらっ、「イギリスではペットショップがなかったんじゃないの」ってw
連休明けにでも、ニュース原文を訳します。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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