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続・ティアハイム・ベルリン代表の横領スキャンダル~あまりにも多いティアハイムの犯罪






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(Zusammenfassung)
Tierheim Berlin Skandal
Tierheim Berlin Veruntreuung
Tierheim Berlin Betrug


 記事、
醜聞にまみれたティアハイム・ベルリン~あまりにも多いティアハイムの犯罪
保護犬を殺害し、実験用に払い下げていたティアハイム・ベルリン~あまりにも多いティアハイムの犯罪
ティアハイム・ベルリン代表の横領スキャンダル~あまりにも多いティアハイムの犯罪
の続きです。私はこのブログで、多くのドイツのティアハイムの犯罪について取り上げています。ティアハイムの犯罪について取り上げた記事は、次のようなものがあります。
記事検索 : ティアハイムの犯罪 1ページ
 日本で神格化されている、ティアハイム・ベルリンの過去に起きた組織内部の犯罪(経営幹部の横領、寄付金の流用)事や、それに伴う内部抗争、巨額の数十万ユーロレベルの使途不明金の発生、さらに違法に保護犬を殺害し、解剖実習用として大学に払い下げていた事件などがあります。まさにティアハイム・ベルリンの歴史は醜聞にまみれているといっても過言ではないです。前回記事では、2004年に前代表者らによる、ティアハイムの資金の横領が発覚したことを述べました。今回記事は、その後の経緯についてのべます。



 2004年に「ティアハイム・ベルリンでは、巨額の使途不明金が発覚しました。内部や外部委員会の調査によれば、2004年まで15年間代表を務めたヴォルカー・ヴェンク前代表が、ティアハイムの資金を横領し、寄付金を私的に流用していました。また彼とともに彼の妻や、その他の役員2名も加担していました。
 この事件では、前代表者の解任に対する内部対立、ティアハイムから前代表者に対する民事訴訟の提起による損害賠償請求、そしてティアハイムから前代表者に対する刑事告訴が行われました。民事訴訟が終結し、前代表者の有罪が確定する2011年までに、この事件の決着までには7年の歳月を要しました。前回記事に引き続き、本事件のあらましを時系列で連載します。

 ベルリン動物保護協会とティアハイムベルリンの現経営陣(当時)が、旧経営陣に対して提起した、団体の資金の私的流用や着服による損害の返還を求めた民事訴訟を2008年に提起しました。それを報じるニュースから引用します。
 Justiz Finanzskandal im Tierheim kommt vor Gericht 「司法 ティアハイム・ベルリンでの財務スキャンダルは裁判手続きに移行しました」 2008年9月10日 


Knapp vier Jahre nach der Aufdeckung von finanziellen Unregelmäßigkeiten im Berliner Tierheim muss sich Ex-Geschäftsführer Volker Wenk von diesem Freitag an vor dem Berliner Landgericht verantworten.
Der Skandal hatte 2004 Berlins Tierfreunde erschüttert.
Es war von überhöhten Gehältern und der missbräuchlichen Verwendung von Spenden die Rede.
In dem Zivilprozess gehe es nun um Rückforderungen des Tierschutzvereins in sechsstelliger Höhe, sagte eine Gerichtssprecherin.
Nach Angaben von Wolfgang Apel, Präsident des Berliner Tierschutzvereins und Vorsitzender des Deutschen Tierschutzbundes, belaufen sich die Forderungen auf rund 200.000 Euro.
Apel hatte damals auch Strafanzeige gegen den Geschäftsführer des Tierschutzvereins Volker Wenk, dessen Frau Carola Ruff, die als Tieramtsleiterin arbeitete, sowie weitere Mitarbeiter gestellt.
Wenk und Ruff hatten über ihre Anwälte die Vorwürfe wie Veruntreuung, Zahlung überhöhter Gehälter, Spendenmissbrauch und Urkundenfälschung zurückgewiesen.
Der Tierheim-Skandal war im November 2004 öffentlich geworden.
Tierheim-Sprecher Marcel Gäding sagte, dem Tierschutzverein wäre es lieber gewesen, wenn zuerst der Strafprozess zur Klärung der Betrugsvorwürfe angesetzt worden wäre.
Dieser Termin lasse jedoch "bedauerlicherweise noch immer auf sich warten".
Die Staatsanwaltschaft wirft Wenk, Ruff und drei weiteren Ex-Tierheim-Mitarbeitern Untreue vor.
Die Anklagebehörde hatte ihre Ermittlungen bereits Mitte 2006 abgeschlossen.

ティアハイム・ベルリンで、財務上の不正取引が発見されてから約4年後に、前代表者のヴォルカー・ヴェンク氏は、今週の金曜日にベルリン地方裁判所に出頭しなければなりません。
2004年にスキャンダルは、ベルリンの動物に友好的な人たちを動揺させました。
ティアハイム・ベルリンの前代表者らに対する給料の水増しと、寄付金の流用についての話があったからです。
この民事訴訟は、6桁に及ぶ(数十万ユーロ 数千万円)ベルリン動物保護協会の損害の補償に関するものです、と裁判所の広報担当者は言いました。
現ベルリン動物保護協会の会長兼ドイツ動物保護協会の会長であるヴォルフガング・アペル氏によると、この裁判での請求額は約20万ユーロ(2,600万円 1ユーロ=130円)にのぼります。
アペル氏は、その時点でも、動物保護協会で働いていた前代表者のヴォルカー・ヴェンク氏の妻、カローラ・ラフ氏をはじめとするベルリン動物保護協会兼ティアハイム・ベルリンの前代表者のヴォルカー・ヴェンク氏、および他の同僚に対しても刑事告訴を行っていました。
告訴の圧力により、彼らは役員を辞任していました。
ヴォルカー・ヴェンク氏と彼の妻ラフ氏は弁護士を通じて、横領、給料の水増し、寄付金の流用、および財務内容の改ざんの告訴内容を否定しました。
ティアハイム・ベルリンのスキャンダルは、2004年11月に公表されていました。
ティアハイム・ベルリンの広報担当者は、このように述べました。
「ベルリン動物保護協会は、前代表者らの民事上の不正行為を証明するために、最初に刑事司法手続が予定されているのならば、そのほうが良いと思うでしょう」。
残念ながら、前代表者らの起訴は、「保留されている状態」です。
検察庁は、ヴェンク氏とその妻ラフ氏らの他の3名の、かつてのティアハイム・ベルリンの役員の不誠実さを非難しています。
検察庁は、2006年半ばには、すでに捜査を終えていました。



 ティアハイム・ベルリンと、その上部団体であるベルリン動物保護協会のかつての代表者、ヴォルカー・ヴェンク氏と妻を含む4名の役員の不正な給料や手数料の水増しや、寄付金の流用は、彼らが15年間も経営を担ってきたことから、巧妙に隠蔽されました。少なくとも、寄付金の私的流用だけで60万ユーロ(7,800万円)とされ、そのほかの背任行為や横領も合わせれば、さらにベルリン動物保護協会とティアハイム・ベルリンの被害は多いということでしょう。さらに、ベルリン動物保護協会とティアハイム・ベルリンの資金を、、高級レストランなどでの遊興費などの個人的な出費に充てていた疑いもあります。
 次回以降の記事で書きますが、ベルリン動物保護協会とティアハイム・ベルリンの現経営陣らは、民事訴訟である程度の損害額を取り戻しました。しかし実際の損害額にはるかに満たないとされています。さらに現経営陣はのちに調査を進め、再び旧経営陣、ヴォルカー・ヴェンク氏らを刑事告訴しました。2011年にヴォルカー・ヴェンク氏らの有罪が確定しましたが、非常に軽微な処罰でした。このスキャンダルの終息には7年を要しました。


(画像)

 ドイツ、アマゾンから。Die Spendenmafia: Schmutzige Geschäfte mit unserem Mitleid 「寄付金ヤクザ:私たちの善意と汚いビジネス」。初版2011年。

寄付金ヤクザ

 この著作の内容の一部について、硬派のドイツ週刊誌、シュピーゲル誌(Der Spiegel)が紹介しています。Spendengelder Geschäfte mit dem Tierschutz 「寄付というカネ 動物保護という金儲け」。2013年12月9日

 シュピーゲル誌の記事では、本ブログで連載している、ティアハイム・ベルリンの前代表者による横領事件以外の、ティアハイムやティアハイムの上部組織であり、ティアハムの管理団体である、動物保護協会の犯罪の実例について記述されています。著書、「寄付金ヤクザ(Die Spendenmafia)」の第一版は2011年ですが、未だに本書は版を重ねています。本書出版後も、ティアハイムの大型横領、詐欺の経済犯罪事件は数多く発生しています。インターネットで検索すれば、あまりの多さにうんざりします。
 この書籍の内容については、「ティアハイムは寄付金ヤクザだ」というドイツの評論書~あまりにも多いティアハイムの犯罪、をお読みください。
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
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