保護犬を殺害し、実験用に払い下げていたティアハイム・ベルリン~あまりにも多いティアハイムの犯罪

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(Zusammenfassung)
・Tierheim Berlin Skandal
・Tierheim Berlin Veruntreuung
・Tierheim Berlin Betrug
記事、醜聞にまみれたティアハイム・ベルリン~あまりにも多いティアハイムの犯罪、の続きです。私はこのブログで、多くのドイツのティアハイムの犯罪について取り上げています。ティアハイムの犯罪について取り上げた記事は、次のようなものがあります。
・記事検索 : ティアハイムの犯罪 1ページ
日本で神格化されている、ティアハイム・ベルリンの過去に起きた組織内部の犯罪(経営幹部の横領、寄付金の流用)事や、それに伴う内部抗争、巨額の数十万ユーロレベルの使途不明金の発生、さらに違法に保護犬を殺害し、解剖実習用として大学に払い下げていた事件などがあります。まさにティアハイム・ベルリンの歴史は醜聞にまみれているといっても過言ではないです。今回記事では、後者の事件について取り上げます。
「ティアハイム・ベルリンが、正規の手続きを経ずに、違法に自らの施設に保護収容した犬を殺処分し、その死体を大学の獣医学部に実験動物として払い下げていた」事件は、新聞でも報道されました。また内部告発の掲示板や、動物保護団体でも指摘されています。
Tierheim Berlin: Wurden schwer vermittelbare Junghunde getötet? 「ティアハイム・ベルリン:譲渡が難しい若い犬を殺していたのですか?」 2004年11月11日 から引用します
In Falkenberg wurden junge, gesunde Pitbulls und „Staffis“ getötet, behauptet laut Berliner Kurier ein anonymer Tierheim-Kenner.
Mussten die Welpen als schwer zu vermittelnde Hunde sterben, um dem Tierheim Kosten zu sparen?
Seit der Diskussion um aggressive Kampfhunde sind Rassen wie Pitbull oder Staffordshire kaum noch zu vermitteln.
Doch ein Platz in einer Tierpension kann bis zu 18 Euro pro Tag kosten.
„Die Tierärzte der Freien Universität bekommen regelmäßig eingeschläferte Hunde vom Tierheim. Junge Hunde, höchstens sechs bis sieben Monate alt“, sagte der anonyme Tierheim-Experte S. angeblich der Zeitung.
”Wir bekommen regelmäßig tote Tiere vom Tierheim, etwa ein bis zwei pro Woche“, sagte Professor Dr. Roland Rudolph vom FU-Institut für Veterinär-Pathologie dem Blatt.
„Wir sezieren sie kostenlos, damit unsere Studenten lernen. Aber: Wir nehmen keine gesunden Tiere, bekommen für jedes einen Ein weisungsschein vom Tierheim mit seinen Krankheitssymptomen. Alles andere wäre Betrug!“, wird der Hochschullehrer in der Zeitung zitiert.
ファルケンベルク(註 ティアハイムベルリンの意。ティアハイム・ベルリンの所在地)では、若くて健康なピットブルと「スタッフィー(註 アメリカン・スタッフォードシャー・テリア)」が殺されていると、ベルリンの新聞の速報記事で、匿名のティアハイムの専門家が主張しています。
ティアハイムのコストを削減するために、飼育が難しい若い犬は、殺される必要があるのでしょうか?
攻撃的な闘犬種の犬についての議論以来、ピットブルやスタッフォードシャーのような品種の犬は、譲渡が難しいです。
しかも犬を施設で飼育するとなれば、 1日あたり最大18ユーロの費用がかかります。
「ベルリン自由大学獣医学部は、定期的にティアハイム・ベルリンからから安楽死された犬を入手しています。若い犬で、6〜7ヶ月齢以下です」と、匿名のティアハイムの専門家S氏は、新聞で主張しました。
「私たちは1週間に約1~2回の割合で、定期的にティアハイム・ベルリンから死んだ動物(犬)を入手しています」と、ベルリン自由大学獣医学研究所のローランド・ルドルフ教授は言いました。
「私たちはそれらの犬を自由に解剖し、学生は学ぶことができます。しかし、私たちは健康な動物(犬)を実験動物に用いず、病気の症状を持つ動物(犬)を、ティアハイムから指示書により一頭ずつ入手します。それ以外は詐欺になります」との、大学教授の発言が新聞で引用されています。
上記の記事によれば、ティアハイムが収容した犬を安楽死し、大学に実験用に払い下げるのは、「病理研究目的で疾病がある犬」のみが合法であると理解できます。それぞれの疾病に対応して大学が指示書を出し、それに見合う疾病を持つ犬のみが安楽死の対象となり、大学に払い下げるということです。
しかしティアハイム・ベルリンは、単に「譲渡が困難」と言う理由だけで、若い健康な犬を安楽死させ、その死体を大学に実験動物(学生の解剖実習用)として払い下げていました。ベルリン自由大学の教授によれば、その行為は「詐欺(犯罪)になる」とのことです。ベルリン自由大学獣医学部への殺処分(安楽死)した犬の死体の提供は、ティアハイム・ベルリンの違法な収容動物の殺処分(安楽死)が表面化したごく一部と考えるのが自然でしょう。
なお、ティアハイムの上部団体で統括する、ドイツ、動物保護連盟は1995年に「ティアハイム運営指針」を公表しており、その中でティアハイムが行う収容動物の安楽死に対するガイドラインを示しています。それによれば、「1、回復不能の傷病」、「2、問題行動によりその動物を安楽死させたほうが動物福祉に適う」、「3、その動物の問題動により、緊急の危険性がある場合」は、安楽死(殺処分)は不可避、「しなければなない」としています。今回取り上げたティアハイム・ベルリンの事件の、「健康で若い犬を、ティアハイムのコスト削減のために殺処分して大学にその死体を払い下げる」のは、このガイドラインに反しています。
日本で喧伝されている「ティアハイムは収容動物の殺処分は行わない。殺処分ゼロである」と言う情報は全くのデタラメです。ティアハイム・ベルリンは自らHPで、先に述べた「1、」、「2、」、「3、」のケースについては「殺処分を行う」と明記しています。日本における、ティアハイムを神格化した空想のおとぎ話は、日本の動物愛護の健全な発展にとって、有害なばかりで資することは一つもありません。
(画像)
朝日新聞記者、太田匡彦氏の「アエラ」の記事。2009年 「犬を殺さないドイツの常識」と書かれていますが、随分とドイツのマスメディアが報道している事情とは異なるようですね???太田匡彦さんの取材力は大丈夫なのでしょうか???
ティアハイムベルリンのHPから引用します。Tierheim berlin FAQ 「ティアハイム・ベルリンHP よくある質問」(*1)
(Q)Werden Tiere eingeschläfert?
(A)
Wenn ein Tier gemäß der Tierheimordnung des Deutschen Tierschutzbundes nicht behebbare, konstante Verhaltensstörungen zeigt, so dass ein Weiterleben entweder nur mit schweren Leiden verbunden wäre oder eine akute Gefährdung der Umwelt vorhanden ist.
(Q)
動物を安楽死させるのはどのような場合ですか?
(A)
ドイツの動物保護連盟のティアハイムのガイドラインによれば、一定の行動障害を示す動物、深刻な傷病のいずれかが致死処分を行えるとされ、または緊急を要する危険性の回避のためであれば可能です。

w w w w
編集部 太田匡彦(「アエラ」の太田匡彦氏の記事から引用)。
「私たちは一匹も殺さないと」動物保護施設(ティアハイム・ベルリン)の職員は言う。
そこに気負いはない。
それがドイツでは当たり前のことなのだ。

Werden Tiere eingeschläfert? 「ティアハイムでは動物を安楽死(殺処分)させていますか?」。ティアハイムベルリンのHPにおける、FAQのスクリーンショットは、改定前のものです。改定後は若干文面が変わっていますが、内容はおおむね同じです。折々この記述を記事で取り上げます。改定後の記述は以下の通りです。
Q Werden Tiere eingeschläfert?
A Grundsätzlich nein, es sei denn, ein wichtiger Grund liegt vor:
Ein Tier ist so sterbenskrank, dass es nicht mehr zu retten ist und von seinen Leiden erlöst werden muss. Sämtliche Einschläferungen von Tieren bedürfen de Einwilligung mehrerer Veterinäre sowie der Zustimmung des TVB. Jeder Fall wird in einem Euthanasiebuch dokumentiert. Einschläferungen erfolgen grundsätzlich nach Ausschöpfung aller Behandlungsmöglichkeiten; medizinisch-technische Voraussetzungen stehen in bester Ausstattung zur Verfügung, die finanziellen Aufwendungen für den Komplex medizinische Versorgung steigen stetig.
Ein Tier zeigt gemäß der Tierheimordnung des Deutschen Tierschutzbundes so starke, nicht behebbare und konstante Verhaltensstörungen, dass ein Weiterleben entweder nur mit schweren Leiden verbunden wäre oder eine akute Gefährdung der Umwelt vorhanden ist. Über solche Ausnahmefälle entscheidet dann eine sachkundige Kommission.
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