警察官が銃で猫を殺処分しているアメリカ、アイオワ州の自治体

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(summary)
Shooting Feral Cats Causes Caterwauling In Iowa Town
私は今まで何度かアメリカの自治体の多くでは、野良猫犬の射殺が警察官の職務であることを述べてきました。また多くの実例も示しています。アイオワ州の一自治体、ジェファーソン市は市民に野良猫捕獲用のわなを貸し出し、捕獲したのちに警察官が野良猫を射殺しています。それが日常的におこなわれています。ジェファーソン市は、警察官の射殺による野良猫の殺処分の批判を受け、今後は人道的な方法に改めると発表しました。しかしそれに反対する議員もいて、紆余曲折がありそうです。
サマリーで示したニュースを引用します。Shooting Feral Cats Causes Caterwauling In Iowa Town 「野良猫を射殺することが原因のアイオワ州の町でのいがみ合い」 2018年4月13日
An Iowa town that was shooting feral cats to control large colonies agrees to more humane methods after public outcry.
A bullet costs less than the combined costs of boarding cats in the city shelter and euthanizing them by more humane methods, such as drugs or gas, which can run about $35 a cat.
The city code says officers can "humanely destroy feral cats," but questions have been raised about whether shooting them is considered humane.
The city code says officers can "humanely destroy feral cats," but questions have been raised about whether shooting them is considered humane.
But the Animal Rescue League of Iowa said the practice of shooting feral cats has become routine, despite prohibitions against that in city law.
Jefferson City Councilman Matt Wetrich, a naturalist, told KCCI-TV the feral cats pose a danger to the ecosystem, killing 1.3 to 4.0 billion songbirds a year, according to national research.
The issue with the idea of shooting a cat is tough in the fact that it seems violent because we think of shooting as violence, and that's an entirely reasonable thought.
大きな野良猫の群れの数を制御するために、野良猫を射殺していたアイオワ州の町は、公の抗議の後に、より人道的な方法に改めることに同意しました。
弾丸(猫を銃殺すること)は、市のシェルターに猫を預けて薬剤やガスなどの人道的な方法で安楽死させる費用に比べれば、1匹あたり35ドルも費用を節約できます。
だいたい月に一度くらいですが、警察官は、住民が市から支給された罠により野良猫を捕獲したのちに、その野良猫を撃ち殺していました。
市条例によれば、「警察官は野良猫を人道的に殺害する」ことができるとされていますが、銃殺が人道的なものであるかどうかについて疑問が提起されています。
しかし、アイオワ州の、ザ・アニマルレスキュー・リーグ(動物愛護団体)は、市の法律で禁止されているにもかかわらず、野良猫を撃つ行為は日常的になっていると述べました。
ジェファーソン市議会議員の、自然保護派のマット・ウェットリッチ氏は、野良猫が生態系に危険をもたらし、全米の調査によると、野良猫は1年間で130億〜40億の鳥を殺しているとKCCI-TV(テレビ局)に語りました。
猫を撃ち射殺するというアイデアの問題は、私たちは射殺は暴力と考えているのでその事実からすれば難しいのですが、それは全く合理的な考えです。
警察官による銃殺での野良猫の殺処分は、コスト削減に効果があります。また、マット・ウェトリッチ市会議員の、「銃殺は合理的である」のは事実ですし、「野良猫は生態系に大変な悪影響を及ぼすという意見も、私は正しいと思います。
そのほかでも、アメリカ合衆国では、自治体によっては、アニマルシェルターでの犬の殺処分を銃殺で行うことが合法であり、現在も行われています。日本が海外の動物愛護政策を参考にするのならば、偏向なく情報を伝えることが大切だと思います。
(参考資料)
アイオワ州、ジェファーソン自治体での、警察官による野良猫の射殺処分に関するビデオ・ニュース。Iowa officers shoot feral cats to control population 「アイオワ州の警察官は、野良猫を射殺することによってその数を抑制する」 2018年4月15日
(動画)
Cat-killer cop may be charged with animal cruelty after shooting Sugar, a lost tabby - TomoNews 「猫殺しの警察官は、迷い猫のトラ猫のシュガーを射殺し虐待したので、刑事告発されるかもしれない -トモニュース」 2016/01/20 に公開
アメリカ合衆国では、しばしば警察官が飼い猫を射殺します。こちらのニュースは、ペンシルベニア州の出来事です。「庭に迷い猫がいる」という通報を受けて出動した警察官は、その猫を射殺しました。そして死体をごみ箱に捨てました。愛護団体は警察官を告発する意向ですが、警察官の行為は、まず合法であると判断されると思います。
(動画)
Cop Shoots Kittens in Front of Screaming Kids「警察官は、子供たちの目の前で複数の子猫を射殺した」 2013/06/13 に公開
こちらは、ウエスト・テキサスの事件についての議論。私はかつて、この事件を取り上げたと記憶しています。日本は、犬猫に限れば、ずいぶんと優しくて穏やかな国です。
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