ベルギーのパピーミルと犬の産地偽装~「ヨーロッパでは犬の繁殖を商売にしている人はいない」と言う、太田光明教授の大嘘

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(Zusammenfassung)
Tierhilfe Belgien
Hunde kommerziellen Züchter (Welpen Bauernhof).
記事、
・「ヨーロッパでは犬の繁殖を商売にしている人はいない」と言う、太田光明教授の大嘘、
・イギリスの巨大パピーファームとインターネットによる犬販売問題~「ヨーロッパでは犬の繁殖を商売にしている人はいない」と言う、太田光明教授の大嘘、
・続・イギリスの巨大パピーファームとインターネットによる犬販売問題~「ヨーロッパでは犬の繁殖を商売にしている人はいない」と言う、太田光明教授の大嘘、
・ビニール袋に病気の子犬を詰め込んで殺害した犬ブリーダー~イギリス、
・ドイツにおける東ヨーロッパの犬密輸とインターネット犬販売問題~「ヨーロッパでは犬の繁殖を商売にしている人はいない」と言う、太田光明教授の大嘘、
・続・ドイツにおける東ヨーロッパの犬密輸と犬のインターネット販売問題~「ヨーロッパでは犬の繁殖を商売にしている人はいない」と言う、太田光明教授の大嘘、
・ドイツのパピーミルが東ヨーロッパから輸入した子犬を自社生産品(ドイツ産)と偽って販売、
・ドイツでの違法な子犬販売はヤクザのシノギ~「ヨーロッパでは犬の繁殖を商売にしている人はいない」と言う、太田光明教授の大嘘、
・東ヨーロッパ産の子犬をオランダ産に偽装して暴利を得る「子犬ヤクザ」~「ヨーロッパでは犬の繁殖を商売にしている人はいない」と言う、太田光明教授の大嘘、
の続きです。
これらの記事では、イギリスにおけるパピーファーム(パピーミルと同義)の犬の営利大量生産と劣悪な飼育とインターネットによる子犬販売、ドイツにおける東ヨーロッパのパピーファーム生産の子犬の違法輸入とインターネット販売、そして東ヨーロッパ産の子犬を、オランダ産と偽装して暴利を得る、子犬ヤクザの手口を取り上げました。今回は、ベルギーのペットショップなどの犬の販売において、東ヨーロッパ産の子犬をベルギー産に偽装していることを取り上げます。
(動画)
WDR TSEZ 2015 Tierhilfe Belgien 「ベルギーにおける動物の救助」 2016/03/26 に公開(ドイツ語)
こちらでは、ベルギーのいわゆるパピーミル(営利大量生産の劣悪飼育犬ブリーダー)について取材しています。また、ベルギーにおいても、東ヨーロッパから、いわゆるパピーミル(営利大量生産の劣悪飼育の犬ブリーダー)が生産した子犬が大量に輸入されていることが述べられています。子犬たちの健康状態は非常に悪く、多くが病気です。この動画のベルギーのパピーミルの子犬は、さらに幼い終齢で東ヨーロッパから輸入されたものである可能性があります。仮に東ヨーロッパ産の子犬であったとしても、ベルギーのパピーミルが生産したものとして産地を偽装して販売されます。
上記の動画に、ドイツ人のフリージャーナリスト、兼動物保護活動家である、Kati Kolbe (カティ・コルベ)氏がコメントを寄稿しています。このコメントは、ベルギーの犬生産と販売、そしてティアハイムなどの状況が記述されています。東ヨーロッパ産の子犬が産地偽装されてベルギー国内やほかの西ヨーロッパ諸国に再輸出されていることも書かれています。また、ドイツにも。パピーミルが存在することが書かれています。以下に引用します(ドイツ語)。
In Deutschlands Nachbarland Belgien werden Welpen vertrieben, wie Waren – und auch genauso produziert.
Kati Kolbe ist Journalistin und Tierschützerin.
Sie sich den belgischen Welpenmarkt angesehen und war schockiert.
Ein Tierheim in der Nähe von Brüssel.
Hier werden, wie in fast allen belgischen Tierheimen, nicht vermittelbare Tiere getötet.
Und zwar ausnahmslos.
Vermeintlich aggressive, verängstigte oder alte Tiere haben von vornherein keine Chance.
Und das ist legal.
Denn in Belgien dürfen heimatlose Tiere laut Gesetz nach neun Tagen getötet werden.
Die wenigen Tiere dort waren ausnahmslos junge, hübsche Rassetiere.
Also töten sie regelmäßig alle Tiere, denen sie von vorneherein keine Vermittlungschancen einräumen.
Welpen als Ware
Manche der Zuchtstätten sahen von außen aus wie ganz normale Zoofachgeschäfte, andere erinnerten mich an riesige Massentierhaltungsfarmen in Deutschland.
Doch am Ende waren sie alle gleich.
Sie verkaufen alle erdenklichen Hunderassen, bevorzugt die kleinen Modehunde, zu günstigen Preisen.
Zwischen 300 und 800 Euro kostet dort ein Welpe.
Ältere Welpen sind preiswerter!
Die Tiere waren in Mini-Zwingern oder kleinen Plastikboxen eingepfercht.
Einige von ihnen waren krank, bewegten sich kaum oder hatten Durchfall.
Einem belgischen Zoofachfachgeschäft in Brüssel.
Die Katzenwelpen waren hinter Glas ausgestellt.
Die Hundewelpen waren in Zwingern untergebracht.
Selbst mitten in der Woche war der Laden voll.
Welpen aller Rassen, in allen Altersstufen drängten sich an die Gitter und heischten um Aufmerksamkeit.
In Belgien existiert ein absurder Kreislauf.
In den Tierheimen werden viele Tiere getötet, weil es zu viele sind und gleichzeitig werden massenweise wieder neue Welpen gezüchtet, um die Nachfrage nach jungen Rassetieren anzukurbeln.
Wenn die Halter ihre Hunde nicht mehr wollen, werden sie ins Tierheim abgeschoben – nur um dort wieder getötet zu werden.
Ich eine Liste aller belgischen Tierhändler bekommen.
Es sind Hunderte!
Ich weiter recherchiert und herausgefunden, dass nur ein Teil der Welpen in Belgien selbst gezüchtet wird.
Schätzungen zufolge kommen 80 Prozent aus Osteuropa – Ungarn, Tschechien, Slowakei oder Polen.
Die Muttertiere oftmals unter schrecklichen Bedingungen gehalten.
Sie werfen mehrmals im Jahr, bekommen keine tierärztliche Versorgung oder genügend Futter, haben keine Sozialkontakte und wenn sie nicht mehr werfen, werden sie getötet.
Die Welpen werden den Müttern viel zu früh entrissen und oft mit nicht mal sechs Wochen in Kartons gestopft und in Kleinlastern nach Belgien transportiert.
Dort werden sie dann an die Einzelhändler verkauft.
Oder sie werden von hier aus nach ganz Europa vertrieben – nach Großbritannien, Frankreich, aber auch Deutschland.
Belgien ist neben Holland der größte Welpen Umschlagplatz Europas.
Dass in Belgien der Hundehandel weitgehend ohne Kontrollen stattfindet.
Die Polizei, die Regierung oder die Veterinärämter mischen sich nicht ein.
Zu millionenschwer ist das Geschäft.
Autorin: Kati Kolbe
子犬は、ドイツの隣国ベルギーで商品として販売されており、同様に生産もされています。
カティ・コルベ(Kati Kolbe)氏はジャーナリストであり、動物保護活動家でもあります。
彼女は、ベルギーの子犬の市場を見てショックを受けました。
ブリュッセル近郊のティアハイムにおいて。
ほとんどすべてのベルギーのティアハイムと同様に、ここでは譲渡不可能な動物が殺されています。
そして例外はありません。
まさに攻撃的で危険な、または歳をとった動物は最初から譲渡のチャンスがありません。
それらの動物の殺害は合法です。
ベルギーでは野良犬猫は、9日後に殺害することが法律により許可されています。
ティアハイムに収容されている動物は少なくて、すべてが若く、可愛らしい品種でした。
ティアハイムは定期的にすべての動物を殺害し、最初からその動物に譲渡の機会を与えていません。
商品としての犬
ベルギーのケネル(犬ブリーダー)の一部は、外見では普通のペットショップのように見え、他はドイツの巨大なパピーミルを連想させました。
しかし結局は、それらは全て同じです。
ベルギーの犬ブリーダーたちは、人気のある、流行の小型犬のすべての品種を安い価格で販売しています。
子犬の価格は、300から800ユーロの間です。
大きくなった子犬は安いです!
子犬たちは小さな犬小屋、または小さなプラスチック製の箱に入れられました。
それらのうちの何頭かは病気で、かろうじて動いている状態、または下痢を患っていました。
ベルギーのブリュッセルにあるペットショップ。
子猫はガラスケース内で展示されていました。
子犬は、犬舎に収容されていました。
平日なのに、店はお客でいっぱいでした。
あらゆる週齡の、すべての品種の子犬たちが犬舎の柵の前に集まり、注目を集めていました。
ベルギーには不合理なサイクルがあります。
ティアハイムでは、あまりにも多くの収容動物がいるために、多くの動物が殺されています。
と同時に、需要に応じて幼い子犬を増やすために、新しく子犬が何度も大量に繁殖させられています。
飼い主がもう犬を必要としなくなったならば、犬たちはティアハイムに捨てられて、繰り返しそこで殺されるだけです。
私は、すべてのベルギーの生体販売ペットショップのリストを入手しました。
ベルギーには、生体販売ペットショップが数百はあります(ベルギーの人口は1,100万人あまり。1億2,700万人あまりの日本でのペットショップの数は5,000あまり)。
私はさらに調査し、(ベルギーで販売されている)子犬は、一部のみがべルギーで生産されたものであることを知りました。
推定によると、(ベルギーで販売されている子犬の)80%は、ハンガリー、チェコ共和国、スロバキアまたはポーランドといった東ヨーロッパ諸国から輸入されたものです。
母犬は多くの場合、ひどい状況に置かれています。
母犬たちは年に数回出産し、獣医の治療や十分な餌を与えられず、社会的接触もなく、出産ができなくなると殺されます。
子犬は母犬からすぐに引き離されて、6週間以内に箱に詰め込まれ、小さなトラックでベルギーに運ばれます。
そうして子犬たちは、ベルギーの小売業者(ペットショップ)に売却されるでしょう。
または子犬たちは、ベルギーからさらに、ヨーロッパ全土、イギリス、フランス、そしてドイツに販売されます。
ベルギーは、ヨーロッパ最大の子犬のハブ(集積地)のオランダの隣です。
ベルギーでは犬の貿易は、ほとんど管理されていません。
ベルギーの警察、政府、または行政機関である獣医局は関与していません。
子犬の違法貿易ビジネスは、数百万ドル規模です。
著者:カティ・コルベ
(参考資料)
・Kati Kolbe カティ・コルベ氏(ドイツのフリー・テレビジャーナリスト)のFaceBook
しかし、このような荒唐無稽な嘘発言を堂々とする方がいます。獣医師界の重鎮である、太田光明東京農業大学教授の発言から引用します。ベルギーの犬の販売事情は、太田光明教授が言われていることとは随分異なるようですが(大笑い)。
「ペットブームは嘘」減少たどる犬の飼育頭数、ペット産業が抱える“悪循環”のウラ側 2016年8月28日
ヨーロッパでは、日本のように繁殖を商売にしている人なんていません。
ボランティアのようなお年寄りが1~2頭飼っていて、繁殖しています。
子犬が生まれたら、えさ代くらいの経費をもらって人に譲渡するんです。
そこで稼ごうなどと考えてもいないでしょう。
生き物を扱うモラルが浸透しているんです。
それに比べて日本はモラルのカケラもないですね。
(画像)
ベルギーのペットショップ。Ware Hund – Komm, wir fahr`n nach Lüttich (Belgien)! 「商品としての犬 - さあ、ルーティヒ(ベルギー)に行きましょう!」 ティアハイム・クローナッハによる記事
ベルギーのペットショップで売られる犬のうち、80%が東ヨーロッパ産と推定されています。しかし多くの場合は、「ベルギー産」と偽って売られています。



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