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Domestic
inländisch 現在、奄美群島と沖縄では、世界自然遺産登録を目指しています。しかし両地域には野良猫・ノネコが生息しており、希少な在来生物であるアマミノクロウサギ(奄美群島)や、ヤンバルクイナ(沖縄本島)などを食害しています。環境省は、これらの地域でノネコを捕獲し、譲渡できなかった個体は殺処分の方針です。それに対して野良猫愛護(誤)活動からが、「ノネコ殺処分・安楽死計画の根拠は科学的ではない」と反対しています。そして「ノネコ・野良猫はTNRをして個体数管理し、在来生物や島民と共存すべき」としています。しかしその主張を検証すれば、逆に彼らの主張こそ科学的根拠がありません。 奄美群島と沖縄のノネコ殺処分・安楽死計画に反対している、動物愛護(誤)関係者らの主張を例示します。
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ノネコ殺処分・安楽死計画の根拠は科学的ではない。沖縄、奄美大島。2017年10月23日 。
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アマミノクロウサギ絶滅危惧の原因はノネコにあり殺処分・安楽死を、というキャンペーンの根拠に獣医師らが疑問を呈している。
1000年以上も前からノネコとアマミノクロウサギは島で共存してきた存在だという。
近隣の徳之島では殺処分ではなくTNR不妊手術でアマミノクロウサギを増やした実績があり、不妊手術を検討する前に大量殺処分を実施してしまうことは、世界遺産登録機関であるユネスコの理念に反する。
アマミノクロウサギの生息数は増加し、生息域は東京ドーム210個分も広がった。
2016年度末までに95%以上の猫が不妊手術済となり、2017年度も事業は継続中。
環境省発表2016年希少種アマミノクロウサギの断定できた死因は、100%交通事故(ロードキル)。
2000~2013年の死因調査でも犬猫捕食と断定された割合は数%。・
2月22日は「猫の日」。今、奄美群島がネコを巡ってゆれています!。2018年2月22日。
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奄美大島と徳之島では、ある特殊な事情から、野良猫たちが大ピンチに陥っています。
世界遺産登録に前のめりな地元行政や環境省では、捕らえた野良猫を殺処分する方向性を打ち出し、物議をかもしているのです。
けれども、徳之島では既にTNR不妊手術が先行して行われ、現在では90%以上の野良猫が避妊済みとなっています。
奄美大島でもTNR不妊手術をほどこし、譲渡斡旋をするなどで野良猫の数を制限することを動物保護団体や獣医団体が提言しています。
奄美大島では、江戸時代の嘉永3(1850)年の薩摩藩士・名越左源太の「南島雑話」において、多くのネコが山の中に入って生活し、当然アマミノクロウサギなどの野生動物を捕食していた。
アマミノクロウサギは、1920年代くらいまで、人里に下りてきて畑の作物を荒らす害獣で、また、盛んに人々によって狩猟され食べられてきたほど数多く生息していました。
つまり、ネコとアマミノクロウサギは、もう何百年間も、ともに島の環境で共存して、共栄していたのです。
アマミノクロウサギが激減したのは、戦後の森林開発と、ハブの駆除を目的としたマングースの移入です。
次に脅威となっているのは、島内に8万台以上あるといわれる自動車によるロードキル(交通事故死)です。
交通事故による轢死は、犬やネコなどによる捕食よりもはるかに多い数なのです。 奄美群島における、ノネコ・野良猫の環境省捕獲駆除事業(殺処分・安楽死)に反対し、それが「科学的根拠がない」としている人たちの主張をまとめると、以下のようになります。
1、ノネコ・野良猫は長い期間在来生物や人間と共存関係に有り、現在でもそうである。従って駆除する必要はない。
2、アマミノクロウサギの死因は交通事故が多い。猫による捕食被害は比較的少ないので、猫の殺処分は必要ない。
3、ノネコ・野良猫はTNRにより個体数管理(徐々に減らしていき)して、アマミノクロウサギの食害を減らしていけば良い。 しかし、「1、」「2、」「3、」とも、科学的根拠があるとは言えません。
まず「1、ノネコ・野良猫は長い期間在来生物や人間と共存関係に有り、現在でもそうである」ですが、奄美群島に猫がもたらされたのは江戸時代中期以降と思われます。「1000年以上前から存在していた」のは、根拠が怪しいです。江戸時代中期以前は、猫は大変貴重な珍獣で、最上流階級しか持つことができなかったからです。猫が増えて庶民が飼えるようになったのは、江戸期の生類憐れみの令(1685-1709年)により、猫の係留飼育が禁じられて以降、爆発的に増えてのちのことです。猫が奄美群島に存在していることが文献に残っているのは、最も古いもので嘉永3年(1850年)です(*1)。
江戸時代の嘉永3年頃(1850年)にはアマミノクロウサギは極めて多く、島民の食料になったほどでした。しかし現在は、特に徳之島で個体数が約200と推定され、絶滅が危惧されています。つまり、猫の移入などの外的要因により、アマミノクロウサギが激減したということです。それは「アマミノクロウサギと猫が共存している状態」とは言えません。 オーストラリアでは1780年代からヨーロッパから移民の移住が本格化しました。同時期に人間に持ち込まれた猫により、オーストラリアは約200年間で数十種の小動物が絶滅しました。さらに現在も多くの種が猫により絶滅の危機に瀕しているとされています。まさに、奄美群島のアマミノクロウサギの状況はそれと同じです(*2)。
「2、アマミノクロウサギの死因は交通事故が多い」ですが、これは統計を正しく引用していません。猫による食害も一定割合があります。例えば2000~2013年にかけての月別統計では、11月は交通事故による死亡例よりはるかに、ノイヌ・ノネコによる捕食の方が多いのです(*3)。人の交通死亡事故の原因の上位10位には、飲酒運転は入っていません。だからといって、「飲酒運転は取り締まらなくて良い」とはならないでしょう。
さらにアマミノクロウサギの死因の統計は、見つかった死体だけを調べたものです。捕食者に殺害された場合は食べられる、さらには山奥で人に発見されない場合が多いことが考えられます。交通事故死は道路上ですから、かならず発見されます。実数よりも、交通事故死の率が高くなるのは間違いありません。月によっては、交通事故死よりノイヌ・ノネコによる食害による死因が多いのです。
「3、ノネコ・野良猫はTNRにより個体数管理(徐々に減らしていき)して、アマミノクロウサギの食害を減らしていけば良い」についてですが。
猫をTNRしたとしても、食べる量は同じです。猫は、野生下では年間70~100個体の小動物を捕食するとされています。
徳之島ではノネコ・野良猫の個体数は約3,000とされています。対してアマミノクロウサギの個体数は約200です。TNRにより徐々に捕食者(猫)を減らす手法は、被捕食者(アマミノクロウサギ)が極めて捕食者(猫)より多い場合はまだ選択肢としての余地はあるかもしれません。しかし
ここまでアマミノクロウサギの個体数が減っていれば、緊急に捕食者(猫)をアマミノクロウサギの生息域から排除しなければならないでしょう。被捕食者(アマミノクロウサギ)と捕食者(猫)の比率からすれば、アマミノクロウサギは瞬時に絶滅してもおかしくない状況です。
さらに、
「90%不妊去勢実施済み」としていますが、ノネコ・野良猫の個体数の把握が正確なのか疑問です。まだ一時期に不妊去勢を行っていないので、新たに繁殖して増えている(それは未去勢です)可能性があります。「90%不妊去勢率」と言っても、相当の期間(2年以上)を経ています。猫は半年で妊娠可能です。かつて北海道の天売島では、ノネコ・野良猫の推定数と同数を一定期間内にTNRしましたが、5年後には1.5倍に激増しました(*4)。天売島以外の
島嶼のノネコ・野良猫のTNR事業でも、猫の減少に成功した例は一例もありません。そのような不確実な手法は、緊急を要する場合は採用すべきではありません。 次回以降の記事で、「1、」「2、」「3、」について、根拠を挙げて詳述します。
海外に目を向ければ、日本以外では、猫の捕食被害が深刻な希少な在来生物の生息地で、ノネコ・野良猫のTNRを行っている例を私は知りません。特にオセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)は、ノネコ・野良猫は悪性の外来生物として、通年苛烈に駆除されています。国や州、自治体が公的施策として行っていますし、民間人ハンターも狩猟駆除を行っています。
アメリカでは、多くの島嶼部で国の施策としてノネコ・野良猫根絶事業(主に毒餌と射殺)を行ってきました。根絶に成功した例も数多くあります。ドイツ、オーストリア、スイスなどでは、ノネコ・野良猫は通年狩猟駆除対象です。猫を他の動物に対して優越して保護しなければならないという、合理的理由はありません。
(動画)
アマミノクロウサギ:ノネコが捕食、初撮影…徳之島 2017/02/02 に公開。この写真が撮影されたのは、徳之島におけるTNR事業の後です。
環境省は徳之島について2018年の世界自然遺産登録を目指しており、希少動物の保護対策が急務となっている。
環境省が徳之島北端の山林に設置した自動カメラで1月18日夜に撮影した。
ノネコに首をくわえられ、ぐったりしているアマミノクロウサギが写っている。
さんかくたまご様。先日はコメントをありがとうございまし
た。
> アマミノクロウサギ:ノネコが捕食、初撮影…徳之島 2017/02/02 に公開。この写真が撮影されたのは、徳之島におけるTNR事業の後です。
前回頂いたコメントの通りですね。ただ、大きな問題は、
徳之島ごとさくらねこ一斉TNRプロジェクト関係者がネコによ
るクロウサギの捕食被害が昨年9月時点で0になったと言っていて根拠資料の提供者を「環境省徳之島自然保護官事務所」していることです。
http://blog.livedoor.jp/sakuramimimi/archives/cat_1303466.html 2月に環境省徳之島自然保護官事務所がネコの捕食写真をプレス発表したのに9月に同じ事務所が「2017年のネコによる捕食被害はゼロ」という資料を流していることになっています。資料を流したのが事実なら環境省による捕食被害の隠蔽。9月の発表がデマならTNR推進者による捕食被害の隠蔽ですね。
今年世界遺産登録を目指そうとしているのにこんな食い違いを半年近くも放っておいて問題になって世界遺産登録が流れたら環境省徳之島自然保護官事務所の関係者の責任問題になると思います。しっかりやってもらわないと。
wikipedia-アマミノクロウサギ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%B5%E3%82%AEwikipedia-イリオモテヤマネコ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%A2%E3%83%86%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B3>「1000年以上前から存在していた」のは、根拠が怪しいです。
奄美大島にいつから猫がいるかですが、イリオモテヤマネコの発見を考えれば奄美大島の猫は人間がもたらした外来種と考えるのが普通だと思います。wikiの生息地域を参考にすれば解かりやすいと思います。wikiの発見の経緯を読めば、もし1000年以上前から猫がいれば当然に天然記念物指定になることがわかります。
>「3、ノネコ・野良猫はTNRにより個体数管理(徐々に減らしていき)して、アマミノクロウサギの食害を減らしていけば良い」
これは「野良猫をTNR(避妊虚勢後山に戻す)」すればウサギを食べるなくなる」と誤解させる文章です。非常に陰湿です。「猫をTNRしたとしても、食べる量は同じです。」さんかくたまご氏が言われるとおり野良猫を減らさない限りアマミノクロウサギの食害は減りません。人間の罠にかからないような野良猫が人間が与えた餌をどれだけ食べるか考えれば想像は出来ると思います。
TNRは100%の猫に施せば繁殖を止める事が出来ますが、現在の報告される数では到底無理な数でしょう。それで「徐々に減らしていき」等と言う言葉は既に理論が崩壊しています。「現在は個体数管理出来ない状態なのでアマミノクロウサギの食害が減らせません」というのが正しいと思います。
どのくらいTNRを進めれば自然繁殖を止められるかは他のブログ過去記事を参考にすれば推測できるかと思います。徳之島に3000匹もいるようではかなり厳しいでしょうね。
ガロン 様コメントありがとうございます。
> > アマミノクロウサギ:ノネコが捕食、初撮影…徳之島 2017/02/02 に公開。この写真が撮影されたのは、徳之島におけるTNR事業の後です。
>
> 前回頂いたコメントの通りですね。ただ、大きな問題は、
>
> 徳之島ごとさくらねこ一斉TNRプロジェクト関係者がネコによ
> るクロウサギの捕食被害が昨年9月時点で0になったと言っていて根拠資料の提供者を「環境省徳之島自然保護官事務所」していることです。
>
http://blog.livedoor.jp/sakuramimimi/archives/cat_1303466.html>
> 2月に環境省徳之島自然保護官事務所がネコの捕食写真をプレス発表したのに9月に同じ事務所が「2017年のネコによる捕食被害はゼロ」という資料を流していることになっています。資料を流したのが事実なら環境省による捕食被害の隠蔽。9月の発表がデマならTNR推進者による捕食被害の隠蔽ですね。
リンクのTNR団体によるブログに貼られた資料は、
発見された死体による死因の統計です。
写真は、猫がアマミノクロウサギを襲ってぐったりしている様子が写っていて、明らかに殺されていますが、死体が発見されていませんのでその統計には入りません。
私の今回のブログで記述したとおり、まさに
「
アマミノクロウサギの死因の統計は、見つかった死体だけを調べたものです。捕食者に殺害された場合は食べられる、さらには山奥で人に発見されない場合が多いことが考えられます」の証明です。
そもそも捕食者に捉えられた場合は、死体を食べてしまう、また猫は獲物を隠す習性がありますので捕食された死因の場合は死体が発見されにくいのです。
ですから、捕食被害は数値には現れにくいのです。
「発見された死体」だけが、アマミノクロウサギの死因とすること自体、非科学的です。
環境省が騙しているのではありません。
TNR団体の非科学性をよく注意して騙されないようにしてください。
> こんな食い違いを半年近くも放っておいて。
食い違いではありませんよ。
環境省が公表している数値は、アマミノクロウサギの「見つかった死体」の死因だけです。
死体を残さず食べれば、また捕食者が隠せば、死体が見つかるわけがないでしょうが。
数字のトリックに騙されないでください。
流星 様、コメントありがとうございます。
> 奄美大島にいつから猫がいるかですが、イリオモテヤマネコの発見を考えれば奄美大島の猫は人間がもたらした外来種と考えるのが普通だと思います。
遺伝的には、奄美群島の猫は、イエネコ(Felis silvestris catus)です。
原産地は、アフリカ北部です。
すなわち、人間が人為的に移入したものと確定しています。
私は江戸時代に移入されたと見ています。
> これは「野良猫をTNR(避妊虚勢後山に戻す)」すればウサギを食べるなくなる」と誤解させる文章です。
TNRは長い年月をかけて猫を減らしていこうとする手法です。
死ぬまで、食べる量も食性も、TNRごも変わりません。
これによりアマミノクロウサギの捕食被害が減るわけではありません。
>野良猫を減らさない限りアマミノクロウサギの食害は減りません。人間の罠にかからないような野良猫が人間が与えた餌をどれだけ食べるか考えれば想像は出来ると思います。
そうです。
オーストラリアの野良猫愛護(誤)も、TNRをすべきだとしている団体がありますが、政府関係者、生態学者らは一蹴しています。
「食べる量は同じ」、「TNRにより猫の寿命が延びればさらに被害が拡大する」、「罠にかからない猫がいる」という理由です。
> TNRは100%の猫に施せば繁殖を止める事が出来ますが、現在の報告される数では到底無理な数でしょう。それで「徐々に減らしていき」等と言う言葉は既に理論が崩壊しています。
猫は自然下では年間70から100個体の動物を捕食します。
徳之島ではアマミノクロウサギ200に対して猫3,000ともいわれています。
瞬間に絶滅してもおかしくない数字です。
>「現在は個体数管理出来ない状態なのでアマミノクロウサギの食害が減らせません」というのが正しいと思います。
それ以外ないでしょ。
現に捕食被害の写真が公開されていますし。
> どのくらいTNRを進めれば自然繁殖を止められるかは他のブログ過去記事を参考にすれば推測できるかと思います。徳之島に3000匹もいるようではかなり厳しいでしょうね。
日本以外でも、一定地域内の猫をTNRで根絶させた成功例は皆無です。
日本では、減らした例すらありません。
島嶼でTNRを行ったケースでは、例外なく増えています。
そもそも外国では、猫の捕食被害を受けている在来生物生息地で、その被害を防止するためにTNRを行うということ自体ありません。
なぜ「日本は海外動物愛護先進国を見らなえー」と二言目にはうるさい愛誤がその事例を挙げないのですか。
動物愛護活動家は日本の本州においてツキノワグマ・イノシシ・ニホンジカが捕殺されていることについて、「山は野生動物のものだ、山を荒らした人間が悪い」と言ってきました。
しかし、歴史的には日本人の多くが元々は山に住み(八ヶ岳や秩父山中に縄文遺跡が残っています)、またイノシシ・ニホンジカは平野部に多く棲み付いていたことがわかっています(奈良のシカが有名ですが、現在の神戸や福島の市街地・平野部でイノシシが大量繁殖している事実からも奥山で繁殖するより平野部のほうが繁殖しやすいことがわかります)。
つまり動物愛護活動家は現状の把握を無視して歴史を捏造してきたといえます。徳之島の問題について「ネコとアマミノクロウサギは、もう何百年間も、ともに島の環境で共存して、共栄していた」と主張していますが、そもそも人間が入植した当時どの程度アマミノクロウサギが生息していたのか正確な数字は誰にもわかりません。
トキやニホンカワウソなど絶滅した野生動物について共通しているのは、絶滅の危機が叫ばれるまでは誰もがどこにでもいるありふれた動物と考えていたということです。
アマミノクロウサギも『江戸時代の嘉永3(1850)年の薩摩藩士・名越左源太の「南島雑話」』に書かれた頃から既に急速に数を減らしてきた可能性は十分にあります。何故ならどの程度生息していたのか把握もしていなければ、保護しようという発想もなかったからです。本州の山は江戸期に天領を除けばほとんどが入会地となっていて、そこから野生動物を捕獲するには集落内で頭数の制限が行われていました。しかし上記の文献の記述から推測するにアマミノクロウサギについては捕獲制限が行われていなかったとみられます。そもそもこの文献の記述からわかるのは当時からノネコがアマミノクロウサギを捕殺していたという事実であって、ノネコとアマミノクロウサギが共存してきたという結論を導くのは飛躍しすぎでしょう。
またネコTNRは野生の小動物保護には向いていないという問題も指摘されるべきです。私が参加していた地域猫活動も基本的には増えすぎて地域に糞害を引き起こしているノネコの数を減らすために行っていたものです。あくまで人間とノネコの共存を図ることが目的なのであって、野生小動物との共存を図ることを目的としていません。ノネコが野生小動物を襲っている事実があり、かつその野生小動物を保護する必要があるのなら、ネコTNRで目的を達成することは不可能です。
野生動物への餌やり反対 様、コメントありがとうございます。
>動物愛護活動家は現状の把握を無視して歴史を捏造してきたといえます。徳之島の問題について「ネコとアマミノクロウサギは、もう何百年間も、ともに島の環境で共存して、共栄していた」と主張していますが、そもそも人間が入植した当時どの程度アマミノクロウサギが生息していたのか正確な数字は誰にもわかりません。
> トキやニホンカワウソなど絶滅した野生動物について共通しているのは、絶滅の危機が叫ばれるまでは誰もがどこにでもいるありふれた動物と考えていたということです。
> アマミノクロウサギも『江戸時代の嘉永3(1850)年の薩摩藩士・名越左源太の「南島雑話」』に書かれた頃から既に急速に数を減らしてきた可能性は十分にあります。
>この文献の記述からわかるのは当時からノネコがアマミノクロウサギを捕殺していたという事実であって、ノネコとアマミノクロウサギが共存してきたという結論を導くのは飛躍しすぎでしょう。
実は、この記事の続きの記事は、既に書いてあります。
その記事の趣旨は、野生動物への餌やり反対 様が上記で指摘していることと内容がほぼ同じです。
江戸期の文献ですが、「当時はアマミノクロウサギはかなり生息していて、ノネコが捕食し、人の食料にもなった」という事実しかわかりません。
在来生物が外来生物の捕食圧などで数を減らし、絶滅に至ったケースでは、概ねこのようなパターンを辿ります。
被捕食者である在来生物が外来生物である捕食者により捕食されて、徐々に減る。
捕食者である外来生物が、天敵などがいないという優位性をいかして徐々に増える。
それは、最初のうちは顕在化しません。
しかし閾値を超えると、在来生物は一気に激減し、保護対策が追いつかなくなり絶滅に至ります。
それは外来生物の一個体当たりの食べる量は同じだからです。
また、在来生物の個体数が一定数を下回れば、遺伝の多様性が損なわれる、繁殖相手を見つけるのが困難になるなどの不利な条件が顕在化し、一気に絶滅に至ります。
> またネコTNRは野生の小動物保護には向いていないという問題も指摘されるべきです。
海外では、猫の捕食圧を受けている希少な在来生物の保護のためにTNRを行うという発想自体ありませんし、「クレイジー」です。
アメリカでは比較的TNRが普及し、公的施策を持つ自治体も有りますが、あくまでも都市部に限定しています。
その都市部でさえ、猫の野鳥の捕食による生来系への悪影響が批判されています。
アメリカでは、希少な在来生物保護のために、島嶼部では、ノネコは駆除殺処分で対応しています。
毒餌や銃がおもな手段です。
根絶に成功した地域も複数あります。
日本でも、もともとは、住宅密集地での野良猫対策として、地域猫が始められました。
しかし日本では天売島、御蔵島や奄美群島など、野生生物保護を名目にTNRが行われています。
これは国際的にも異常とも言える現象です。
>ノネコが野生小動物を襲っている事実があり、かつその野生小動物を保護する必要があるのなら、ネコTNRで目的を達成することは不可能です。
まったく同感です。
それが国際的なスタンダードです。
それとガロンさまのコメント返信で書き忘れましたが、徳之島でTNRを行った団体のブログに「猫の糞からアマミノクロウサギの残滓が発見されなくなった」という記述があります。
これはノネコがアマミノクロウサギを捕食しなくなったからではなく。アマミノクロウサギの数がさらに減った証明です。
TNRによって食餌量が減る、食性が変わるということはありません。
例えば、肝臓の健康状態をモニタリングする数値に、GPTやGOTといった血中の酵素があります。
幹細胞がウイルスなどにより破壊されると生成されると増加します。
しかし極度に症状が進むと、逆に壊れる肝細胞が少なくなりますので、むしろ数値は減ります。
それと同じことです。
動物愛誤団体の、非科学的な詭弁に騙されないでください。
TNRの実施により、食餌量が減る、食性が変わるということはありえません。
ノネコの糞に、アマミノクロウサギの残滓が減ったということは、さらに状況が悪化しているというサインです。