リードを放したというだけで犬を警察官に射殺された飼い主の悲痛~ドイツ、ベルリン


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(Zusammenfassung)
Leinenpflicht in Deutschland
・Wird dagegen oder gegen den Leinenzwang in der genannten Zeit verstoßen, können Geldbußen bis zu 25.000 € drohen.
・Jäger dürfen Hunde dann abschießen, wenn sie sich nicht innerhalb der Einwirkung ihrer Halter befinden.
・Wer seinen Hund entgegen dieser Vorgabe(eine generelle Leinenpflicht)an den genannten Orten frei laufen lässt, riskiert nicht nur eine Geldbuße, sondern muss sogar mit der Einziehung des Hundes rechnen.
・Darüber hinaus können freilaufende hunde von Polizisten erschossen werden.
前回記事、極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺、に関連する記事です。前回記事では、ドイツ連邦共和国では、全州で犬のリードが義務付けられており、違反者には・5,000ユーロ(日本円で約65万円)から2万5,000ユーロ(日本円で約325万円)の罰金、・行政による犬の押収(殺処分されることもありうる)、・ノーリード(*1)の犬は、ハンターが射殺することが合法、むしろ法律で推奨されている、・さらに警察法指針では、ノーリードの犬が公共の場にいる場合は射殺することを職務として定めていることを書きました。前回記事では、・バーデン=ヴュルテンブルク州、・バイエルン州、・ベルリン州、・ブランデンブルク州の、犬のリード義務を取り上げました。今回は、ベルリン州で「リードを外したというだけで愛犬を警察官に射殺された飼い主」の悲痛な、FaceBookによる抗議を取り上げます。
(*1)「ノーリード」は、和製英語で通じません。私がこのワードを用いるのは、あまりにも日本で定着しており、このワードで検索する方が多いからです。
2015年に、ベルリン州の公園で警察官が犬を射殺しました。犬の飼い主は、犬を池で水浴びさせようとしてリードを外したところ、その直後に警察官が犬を拳銃で射殺しました。犬は、何ら危険な状態とは言えませんでした。警察官が本事件で犬を射殺した理由は、まさに「リードを外したから」というだけしか考えられません。
2015年に本事件はが発生した直後は、警察への批判や、ドイツでの警察官による積極的な犬の射殺についての議論が盛り上がりました。かなりの割合で、ドイツの世論は、「警察官が積極的に市中で犬を射殺すること」、それが単に「リードをしていなかった」という理由であっても、支持していました。事実、本事件の発生前の数年間で統計でも、ドイツ国内においては、警察官が市中で犬を射殺する件数は増えています(*2)。また、報道される件数も増えていると感じます。この事件を、私はかつて記事にしています。
(*2)
・Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland 「ドイツの警察官の銃の発射についての統計」(2016年)。
「ドイツ連邦共和国内における、「動物と財物」に対する発泡件数は、2015年では11,901件。その多くは犬と考えられる」。
・警察官がノーリード(オフリーシュ)の犬を射殺することに対するドイツの世論
・続・警察官がノーリード(オフリーシュ)の犬を射殺することに対するドイツの世論
・続々・警察官がノーリード(オフリーシュ)の犬を射殺することに対するドイツの世論
この事件においては、愛犬を射殺された飼い主、マルク・ジーメルス氏が、FaceBookで抗議しています。犬の飼い主ご本人の、FaceBookの該当するTLは削除されましたが、マスメディアにその記述内容がそのまま残っています。この、愛犬を警察官に射殺された飼い主の悲痛さが伝わってきます。
Polizist erschießt Hund - Besitzer schimpft auf Facebook 「警察官は犬を射殺する-犬の飼い主はFaceBookで抗議しています」。2015年8月12日、より、愛犬を警察官に射殺された、マルク・ジーメルス氏のFaceBookのTLの投稿文(*3)を引用します。
(*3)オリジナルの、犬の飼い主の、マルク・ジーメルス氏のFaceBookはこちら。引用したTLは削除されています。最近の更新はありません。Marc Siemers。
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# LIEBEVOLLER HUND ERSCHOSSEN #
Mein Hund "Danti" wurde gestern (10.08.2015) von einem offensichtlich überforderten Polizisten im Volkspark Humboldthain erschossen.
Ich möchte auf diesem Weg mein Schweigen brechen und die wahre Geschichte erzählen.
Dieser machte sich gestern Mittag auf den Weg in den Volkspark Humboldthain um den beiden Hunden eine Abkühlung zu verschaffen.
Als er die Hunde los machte, damit die Beiden sich ein wenig erfrischen können, rannten sie zur Wasserstelle.
Es waren schließlich über 30°C.
Plötzlich schrie ein Polizist sofort los, dass er die Hunde wieder an die Leine nehmen soll.
Diese Möglichkeit bot der Beamte meinem Freund allerdings nicht.
Eine Sekunde später war mein Danti tot.
Hingerichtet, aus 25m, von einem sogenannten "Ordnungshüter".
Ich möchte auf diese Weise die Geschichte ins rechte Licht rücken und versuchen vielleicht noch ein paar Zeugen zu finden.
Anmerkung: Hunde werden rechtlich immer noch als "Gegenstände" bewertet.
Wir sollten alle gemeinsam dafür sorgen das dies geändert wird.
Marc
❤ DANTI, WIR VERMISSEN DICH ❤
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#愛する犬が射殺されました#
私の犬「ダンティ」は、フォルクスパーク フンボルターンで、明らかに残酷な警察官によって昨日(2015年8月10日)射殺されました。
私は沈黙を破り、真実を伝えたいと思います。
フォルクスパーク フンボルターンに、2頭の犬を涼ませるために向かった昨日の昼頃でした。
犬たちを少しリフレッシュさせるために、犬たちのリードを解き放すと、犬たちは池にむかって走りました。
気温は30度を超えていました。
突然警察官は、直ちに犬をリードにつなげと叫びました。
警察官は私の友人(犬たち)に、猶予を与えませんでした。
1秒後には、私の「ダンティ」は死んでいました。
25m離れた位置から、いわゆる「法の執行(註 犬の射殺)」が実行されたのです。
私はこの場でもって、この出来事を目撃したであろう、何人かの証人を探してみたいと思っています。
注意:ドイツでは、犬はまだ法的には「単なる物、物体」として評価されています。
私たちすべてが、それを変えるために協力しなければなりません。
マルク
❤ダンティ、私たちはあなたを失ってしまった❤
(画像)
本事件を報じる、Beamter fühlt sich bedroht Polizei-Streife erschießt Hund" 「警察官は脅威を感じていました パトロール中の警察官は犬を射殺しました」。2015年11月8日の記事より。警察官に「リードを外した」という理由だけで飼い主の目の前で射殺された、「ダンティ」の死体を片付ける、ベルリン警察の警察官。

(画像)
画像は、ツイッター、のスクリーンショット。次から次へと、知ったかぶりのドイツ通(痛)、脳内妄想ドイツ在住者が限なく出てくるのも、日本の動物愛誤の特殊性(後進性)でしょう。精神病院の閉鎖病棟の患者さんたちの会話といったレベル。
ところで、私が野良猫を殺害した被告人の温情判決署名の発起人ということが拡散されていますが、私とは別人です。この発起人の方の主張に同意できるところがありましたので署名はしました。
私でしたら、必ず諸外国との法制度を取り上げます。日本の動物愛護管理法では、特定の動物は非占有、さらには無主物であっても、占有物と同位の保護を受けますが、それは国際的に例外です。ドイツなどでは、非占有の犬猫は動物保護法(独 Tierschutzgesetz)の保護を受けません。ドイツにおいては、非占有犬猫の殺害そのものの刑事処罰はありません。またアメリカと異なり、ことさら残虐な殺害を重く罰する、動物虐待条項(Animal Culuty)もありません。
Maimai @MaimaiMaiful Sep 13
(ドイツは)人権よりペット権が尊重される国ですよ(註 その根拠となる法令と該当する条文を原語で挙げてください。さらにその法令に基づく判例、制度の具体例を挙げてください)。
動物虐待の弁護材料にドイツを持ち出すのはお門違いです。
騙されないで下さい。
じゅにぺこ @happy_junie Sep 13
外出時、ドイツではペットを首輪などで繋いでいないと警察が銃で殺処分してしまうと他者(動物虐待愛好家)に聞きました(註 首輪をして飼い主明示をしていても、人の占有下にない犬は徘徊している状態では、警察官に射殺されます。また首輪をしていてもリードから放れて人の管理下にない犬猫は、狩猟法に則れば射殺しても合法です。現に目立つ首輪をした犬を民間人ハンターが射殺して、無罪になった判例もあります(*1))。
また、別サイトでも野良の動物は法律により銃殺処分だとありましたが本当なのでしょうか(註 先に述べましたとおり、飼い主がいると判別できる犬猫であっても、人が占有していなければ、ドイツでは狩猟駆除が推奨されています。そのような規定がある「野良の動物」は、犬猫だけです。ドイツでの犬猫の狩猟駆除数は、高位推計で50万頭近くです。人口比で日本の公的殺処分の10倍よりはるかに多いです。ただし行うのは多くは民間人ハンター。それとは別に、行政が咬傷犬や禁止犬種を押収して強制的に殺処分する州法がドイツ全州にあり、行政が行う犬の殺処分も相当あります。その場合は、麻酔薬を用いた安楽死が採用されます(*2))。
Maimai @MaimaiMaiful Sep 13
こっちの犬って躾が行き届いているんです(註 ドイツの犬の咬傷事故は人口比で日本の10倍です(*3)。躾が行き届いているとは、人を咬まないことが最も重要だと思いますが?)。
森を散歩してると、繋がれていない犬が幸せそうに歩いたり、飼い主と遊んだりしています(註 リードをしていなかった為に、飼い主から3mの距離で射殺された犬がいましたが、ハンターの行為は合法とされ刑事訴追されませんでした(*4))。
誰にも迷惑かけていませんし、阻む権利は誰にもありません(註 あまりにもひどい嘘情報で呆れます。情報を不特定多数に対して発信するのであれば、責任を持つべきです。例えばノルトライン=ヴェストファーレン洲では、森林で犬にリードをしなければ、最高で罰金2万5,000ユーロ=325万円です。その他の州でも、ドイツには全州で、州法で犬のリード義務を定めています。行政が犬のリードを強制しています。リードをしていなければ行政が犬を押収して、殺処分する権限があるヘッセン州もあります(*5)。民間人ハンターが犬猫を射殺しても合法ですしその数は高位推計で50万頭近くです。ドイツの警察官が犬などを射殺する数は年間1万頭以上です。都市部より、自然保護区の森の方が、犬のノーリードに対しては厳しい措置が取られます。あなたは現実のドイツには住めません。脳内の妄想ドイツの住民です。有害な嘘情報を公にせずに、精神科に診てもらうことをお勧めします)。

(*1)
・Gerichtsurteil Hund wurde zu Recht erschossen 「判決 犬は合法的に射殺されました」。2015年10月28日。
ドイツで、首輪をした犬を射殺して、飼い主に無断で犬の死体を廃棄して無罪になったケース。
(*2)
・Lesefassung des Hundegesetzes von Berlin 「ベルリン州 犬に関する法律」
「禁止犬種、危険な犬は行政が押収して強制的に殺処分する権限がある。殺処分の費用と死体処理費用は飼い主が負担しなければならない」とされています。
§ 30 Anordnungsbefugnisse
(9) Die zuständige Behörde kann die Tötung eines Hundes anordnen, wenn Tatsachen die Annahme rechtfertigen, dass
auch in Zukunft von dem Hund eine konkrete Gefahr für Leben oder Gesundheit von Menschen oder Tieren ausgeht.
Die Kosten der Tötung und der Tierkörperbeseitigung hat die Halterin oder der Halter des Hundes zu tragen,bei herrenlosen Hunden die letzte Halterin oder der letzte Halter.
30条 行政の強制力
(9)権限のある当局は、その事実が正しいと仮定される場合は、犬の殺害を命ずることができる。
将来的にその犬が人または動物の生命や健康へまさに危険をもたらす可能性がある場合。
犬の殺処分と死体処理のコストは、飼い主か管理者、徘徊犬(野良犬、捨てられた犬)は、最後の飼い主または管理者が負担しなければならない。
(*3)
・Keine Frage der Rasse Verhalten von "Kampfhunden" oft anerzogen 「犬の品種特性は疑いの余地がありません 闘犬としての行動はしばしば教え込まれています」。2016年5月23日。
ドイツにおける、犬の咬傷事故件数は年間約35,000件で、人口比で日本の10倍。
(*4)
・Hund 3 Meter neben seinem Halter erschossen 「ハンターは、飼い主から3mしか離れていない犬を射殺した」。2015年2月。
飼い主から3mしか離れていない犬を射殺したハンターは、その犬にリードをしていなかったために刑事訴追を受けなかった例。
(*5)
・Leinenpflicht in Deutschland 「ドイツの犬のリード義務」。2016年。
(*6)
・Rodorf.de Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis 「ノルトライン=ヴェストファーレン州 警察法指針」こちらはノルトライン=ヴェストファーレン州警察法指針ですが、全州に同様の警察法があります)。
「公共の場で飼い主の管理下にない犬は、警察官が射殺して安全を確保するのは職務である。その場合は、ドイツ連邦民法90条aの規定により、警察は民事上の損害賠償責任を負わない」とする、警察法の運用指針。
(*7)
・Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland 「ドイツの警察官の銃の発射についての統計」(2016年)。
「ドイツ連邦共和国内における、「動物と財物」に対する発泡件数は、2015年では11,901件。その多くは犬と考えられる」。

(その他)
日本語しか読めない、maimaiさんやじゅにぺこさんなどの小学生のために。
・先進国って何? (七) ドイツ篇 その一 合法的に駆除される飼い犬・飼い猫 ードイツ連邦狩猟法 青島 啓子
・国立国会図書館 諸外国における犬猫殺処分をめぐる状況
(註 上記2件の資料においても、ドイツの犬猫狩猟駆除に関して述べられている。しかしこれらの資料は、ドイツにおける、犬の公的殺処分について触れられていない。読者に「ドイツには犬猫の狩猟駆除はあるが、公的殺処分はない」と誤解させる点では劣る資料である)。
maimaiさんの、「(ドイツは)人権よりペット権が尊重される国ですよ」とは随分状況が異なるようですが?maimaiさんは妄想がひどすぎませんか。
maimaiさんは、「リードを外しただけで愛犬を警察官に射殺されてしまった」、マルク・ジーメルス氏にメッセンジャーで問合わせてみられたらいかがでしょうか。ドイツ語ができる、愛誤ではない方に、メールの文面を訳してもらいましょう。maimaiさん以外の方でも、FaceBookで直接お尋ねになってはいかがでしょうか。
(画像)
あきれたNHKの、赤恥大嘘番組。「2012年11月1日の地球イチバン 地球でイチバン ペットが幸せな街~ドイツ・ベルリン~」。これほど酷い大嘘、偏向番組を垂れながして、外交問題にならないか私は心配しています。この番組でも誤りを数十回NHKに問いただしました。この番組の内容は、90%以上が大嘘、しかも正反対の大嘘です。例えば「ドイツではペッショップにペットはいない」ですが、ドイツは、人口比で日本より生体販売ペットショップの数が多いです。また犬猫も売っています。
maimaiさんなどの、ドイツ在住者(もしくは妄想ドイツ在住者)のドイツの動物愛護情報は、このような日本のメディアによる情報の丸写しです。対して、現実のドイツの法令や統計、マスメディアや政府広報による情報は、ひとつも伝えていません。本番組のHPから。

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