アメリカ連邦政府機関(CDC)はTNRに反対した~野良猫は公衆衛生上の脅威である



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(Summary)
CDC (Centers for Disease Control and Prevention)says.
The CDC paper disagrees with the notion that TNVR programs cause feral cat colonies to slowly decrease in size as cats die of natural causes.
Further,TNVR Group-feeding of cats by colony caretakers puts cats at greater risk for contracting diseases whose transmission is augmented by increased animal density.


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 前回記事、野良猫に咬まれて感染症で死亡した女性~野良猫は公衆衛生上の脅威である、の続きです。前回記事では、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が野良猫から感染して女性が死亡した事件を取り上げました。しかし野良猫から致死性の感染症をうつされるリスクは、他にも多くあります。野良猫をTNRにより温存させ、人が野良猫に対して捕獲、不妊去勢したり、給餌を行うなどで野良猫と濃厚に接触することは感染症のリスクを高めます。また、野良猫を人の生活圏に呼び寄せることにより、無関係な人に対しても感染症のリスクを高めます。アメリカ連邦政府機関であるCDC(アメリカ連連邦疾病管理予防センター)は、早くからTNRマネジメントに反対しています。


 私はかつて、アメリカ連邦政府機関である、魚類野生動物サービス庁(U.S. Fish and Wildlife Service )が2009年に自らのHPで、完全にかつ明確に、猫のTNRマネジメントを否定したことを取り上げています(アメリカ連邦政府は、明確かつ完全にTNRを否定しました)。残念ながら、その記述はHPから削除されましたが、本庁がTNRマネジメントを否定する理由は、「1、野良猫の減少効果がない」、「2、生態系へ悪影響を及ぼす」、「3、人への感染症のリスク」、です。
 魚類野生動物サービス庁(U.S. Fish and Wildlife Service )以外にも、一貫してTNRマネジメントに反対している、アメリカ連邦政府機関があります。それはCDC(アメリカ疾病管理予防センター。Centers for Disease Control and Prevention)です。この機関は、アメリカ合衆国、保健福祉省所管の感染症対策の総合研究所です。CDCがTNRマネジメントに反対する理由は、魚類野生動物サービス庁(U.S. Fish and Wildlife Service )と同じですが、特に「TNRマネジメントが感染症の脅威となる」、という理由で、早くから一貫して警告しています。

 CDCが、感染症の危険を高めるという理由で、猫のTNRマネジメントに反対しているという、アメリカのマスメディア、USA todayの記事から引用します。なおこの記事では、感染症として狂犬病を強調していますが、CDCは今まで多くの、猫と人との人畜共通感染症にしばしば言及しています。
 Feral cat colonies could pose rabies risk, CDC says 「(TNRマネジメントによる)野良猫の群れは、狂犬病リスクを引き起こすとCDCは述べています」。2013年8月17日。


Cats are the main domestic animal linked to human exposure to rabies.
Efforts to care for abandoned cats could mean more humans will be exposed to rabies, researchers at the federal Centers for Disease Control and Prevention say.
For 30 years, the main domestic animal linked to human exposure to rabies in the United States has been the cat.
Approximately 300 rabid cats are reported each year in the United States, says Jesse Blanton, a CDC epidemiologist.
The Florida Department of Public Health has declared that feral cats raise public health concerns.
The American Association of Wildlife Veterinarians supports bans on feral cat colonies because of the risks they pose to wildlife and human health.
The CDC paper disagrees with the notion that TNVR programs cause feral cat colonies to slowly decrease in size as cats die of natural causes.
It cites studies showing that many continue to increase over time, either because not all animals are neutered or because of the arrival of new cats drawn to the food.


猫は狂犬病の人間に対する、暴露に関係する主な家畜です。
捨てられた猫を世話する努力は、より多くの人が狂犬病の危険性にさらされることを意味する可能性があると、CDC(アメリカ連邦疾病管理予防センター)の研究者は言います。
30年来、アメリカの狂犬病の、ヒトへの暴露に関係する主な家畜は猫でした。
CDCの疫学研究者である、ジョゼ・ブラントンによると、毎年約300匹の狂犬病猫が米国で報告されています。
フロリダ州公衆衛生局は、野良猫が公衆衛生上の問題を起こしていると宣言しています。
野生動物と人との健康に与えるリスクにより、野生動物獣医学会は、野良猫の一群管理(TNR活動)に対する禁止を支持しています。
CDCの論文では、TNVR(註 TNR+ワクチン接種。日本ではTNRマネジメントでワクチン接種を行うことはないがアメリカではほぼ条例で義務付けられている)プログラムでの、猫が自然死していけば、野良猫の群れの猫の数は徐々に減少していくという考え方には反対しています。
TNRV(TNR)活動においては、すべての猫が去勢されているわけではないですし、新しい猫が餌に引き寄せられたために、多くのTNRV(TNR)管理の猫の一群は、時間の経過と共に猫の数が増加し続けていることを示す研究を引用しています。



 上記の記事では、CDCがTNR(+Vaccine)マネジメントに反対する理由として、主に狂犬病リスクと、TNR(+V)では野良猫は減らないことを挙げています。しかしCDCは、TNR(+V)マネジメントは、狂犬病以外にも、多くの感染症のリスクを高めるとして、TNR(+V)マネジメントに反対しています。
 Rabies Prevention and Management of Cats in the Context of Trap, Neuter, Vaccinate, Release Programs 「トラップ、ニューター、(+ワクチネート)、リリースプログラムの状況における狂犬病の予防と管理」。2016年9月23日。学術誌、Zoonoses Public Health 「人畜共通感染症と公衆衛生」に掲載された論文。


Public Health and TNVR Programs
Many other potential zoonotic and cat-specific diseases are harbored in feral cat populations in addition to rabies.
Among these are bartonellosis, toxoplasmosis, plague, endo- and ectoparasites, feline immunodeficiency virus (FIV), feline leukemia virus (FeLV), and rickettsial diseases .
Many of these diseases are prevalent at higher levels in feral cats compared to the owned pet population because outdoor access poses the greatest risk of infection .
Group-feeding of cats by colony caretakers puts cats at greater risk for contracting diseases whose transmission is augmented by increased animal density.
Group feeding also increases risk for contracting rabies and other wildlife diseases by enabling greater contact along the interface between cat colonies and wildlife reservoirs.
Feeding sites that attract raccoons, skunks, and foxes are particularly dangerous because these species are rabies reservoirs in the U.S (CDC, 2008a).

公衆衛生とTNVR(TNR+ワクチン)プログラム
狂犬病に加えて、野良猫の一群(TNR管理されている野良猫集団)には、他にも多くの人獣共通感染症や猫の特有の疾患が存在します。
これらの中には、バルトネラ症、トキソプラズマ症、ペスト、内外寄生虫、猫免疫不全ウイルス(FIV)、猫白血病ウイルス(FeLV)、およびリケッチア病が含まれます。
これらの疾患の多くは、野良猫では飼い猫と比較してより高い比率で流行しています、なぜならば、屋外に出られるということは、感染のリスクが最も高いからです。
TNVR(TNR+V)の猫の一群を世話する猫のグループでの給餌は、猫の密度の増加によって感染が増強され、感染症に罹患するリスクをより高くします。
グループでの猫の給餌はまた、TNR猫の一群と野生動物との境界に沿って、より大きな野良猫と野生動物の病原巣との接触を可能にすることによって、狂犬病および他の野生生物疾患に罹患するリスクを増加させます。
アライグマ、スカンク、キツネを引きつける野良猫の餌場は、これらの種が米国の狂犬病の病原巣であるために特に危険です(CDC、2008年)。



 前回記事で取り上げた、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」はダニが宿主ですが、広く哺乳類も感染し、哺乳類間の感染も確認されています。アメリカCDC(アメリカ連邦疾病予防管理センター)などが指摘するように、この感染症も他の人畜共通感染症と同じく、TNRマネジメント、つまり日本では「地域猫」と呼ばれる制度ですが、により、より感染の危険性が高まります。
 「TNRマネジメントでは、猫の密度の増加によって感染が増強される」。「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)。以下、SFTSと記述する」では、感染したダニが複数の猫を行き来し、より感染猫を増やすことを意味します。さらに感染猫を吸血した感染ダニを野良猫が人の生活圏にばら撒きます。また、人が給餌などで猫の世話をすれば、人が感染するリスクが高まります。

 TNRマネジメント(地域猫活動)での猫の給餌はまた野生動物を引き付けることにより、野良猫と野生動物の相互間の感染を容易にします。日本においても、外来種のアライグマ、チョウセンイタチ、ハクビシンなどは、野良猫の餌やり場に出没していることが確認されています。これらの外来野生動物は、より広範囲な行動半径をもち、感染症を拡大させます。
 野良猫の温存、さらには地域猫活動(TNRマネジメント)を推進することは、SFTSに限らず、人社会の人畜感染症のリスクを高めます。SFTSの、猫から人に感染した死亡例により、多くの方が、野良猫の管理のあり方について、再考することを私は期待します。


(動画)

 Rabid cat aggressively chases, bites person in Chesapeake. 「狂犬病に感染した猫は攻撃的に追いかけて、チェサピークの人を咬む」。2016年8月25日。
 現在もアメリカ合衆国においては狂犬病の人感染があります。日本では今のところ狂犬病清浄国ですが、いつ再発しても不思議ではありません。もしそうなれば、日本で最も危険なのは野良猫や地域猫、放し飼い猫でしょう。また猫がもたらす感染症は、狂犬病だけではありません。SFTSなどの致死的な感染症は数多くありますし、死亡例もあります。ましてや日本はアメリカと異なり、地域猫活動(TNRマネジメント)においては狂犬病をはじめとするワクチン接種を義務付けている自治体は皆無です。




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今朝のニュース SFTSの感染例

大阪で60歳代の女性がSFTSに感染していることがわかった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170801-OYT1T50144.html

「大阪府は1日、府内の60歳代女性が、マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染し、入院したと発表した」。

仮に猫から直接感染しなくても、野良猫放し飼い猫はダニ、ノミを運びます。
野良猫、放し飼い猫の存在が、ノミダニを感染源とする感染症の脅威であることは変わりありません。

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さんかくたまご

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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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