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ヨーロッパにおけるヒツジのトキソプラズマ感染率は高く国による感染率に差はない~「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる」という東大教授の妄論






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(summary)
On Toxoplasma infection of sheep.


 記事、東大教授が「野良猫がいない」としている国の全てでヒツジのトキソプラズマ感染が深刻なのだが?w の続きです。
小野塚知二東京大学教授らの「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる」との研究があります。その上で「野良猫が消滅した、いない国」としてイギリス、ドイツを挙げています。対して「野良猫がいる国」はイタリア、スペイン、ポルトガル等としています。しかしこれらの国ではいずれもヒツジのトキソプラズマ感染率が高く、感染率に差はありません。このことはこれらの国ではいずれも野良猫の数生息密度が高く、差がないことを示します。



まず小野塚知二狂授らの「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる」との研究はこちらです。この研究は、科研が補助金を支給しています。


野良猫の有無と消滅過程に注目した人間・社会の総合的研究方法の開拓 バカ、キチガイ、税金泥棒リスト(笑)

小野塚知二 東京大学, エグゼクティブ・マネジメント・プログラム室, 名誉教授 (40194609)
研究分担者 藤原 辰史 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (00362400)
新原 道信 中央大学, 文学部, 教授 (10228132)
山井 敏章 立命館大学, 経済学部, 教授 (10230301)
北村 陽子 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (10533151)
高橋 一彦 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (20197130)
芳賀 猛 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20315360)
宮崎 理枝 大月短期大学, 経済科, 教授(移行) (20435283)
渡邉 健太 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (20582208)
鈴木 鉄忠 東洋大学, 国際学部, 准教授 (20726046)
梅垣 千尋 青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 教授 (40413059)
長谷川 貴彦 北海道大学, 文学研究院, 教授 (70291226)
石井 香江 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (70457901)
西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
井上 直子 城西大学, 経済学部, 准教授 (80727602)
永原 陽子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (90172551)

研究の概要
世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)から、従来はそれぞれ個別に認識されてきた人間・社会の諸特質を総合的に理解する。



 小野塚知二東京大学狂授の「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる」との主張ですが、具体的な「野良猫がいない国」と「野良猫がいる国」はこちらです。
 ヨーロッパでは「野良猫がいる国」はイギリス、ドイツ、スイス、オーストリア、北フランスとしています。「野良猫がいる国」はイタリア、スペイン、ポルトガルです。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日 から。

イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


小野塚 キチガイ


 前回記事で述べた通りネコ科動物のみを終宿主とする寄生虫にトキソプラズマ・ゴンディがあります。トキソプラズマは、温血動物は全ての温血動物が感染します。食用の牛豚の感染では感染した肉は人の食用にはなりません。ヒツジは普遍的に感染率が高く、流産の原因となります。そのようにトキソプラズマの家畜感染は、畜産業に大きな被害をもたらしています。
 先に述べた通りトキソプラズマは、終宿主になるのはネコ科動物だけです。トキソプラズマの感染経路はトキソプラズマの感染した動物の肉を食べることと、終宿主が便と共に輩出したオーシスト(卵状のもの)を経口摂取する2つしかありません。そのことは、家畜のトキソプラズマ感染率を調べれば、その地域のネコ科動物の生息数と密度を推測することができます。

 特にヒツジは完全草食性で、トキソプラズマの感染した動物を原料とする飼料を食べることによる感染は皆無です。またほぼ100%放牧飼育ですので、輸入した穀物や干し草にトキソプラズマのオーシストが混入してそれによる感染はあり得ません。
 ヒツジがトキソプラズマに感染する経路は、放牧地の牧草と共にネコ科動物が便と共に輩出したトキソプラズマのオーシストを経口摂取する以外にないのです。このことはヒツジのトキソプラズマ感染率が高ければ、その地域の自由に徘徊するネコ科動物の数と生息密度が高いということになります。
 結論から言えば、小野塚知二狂授が「野良猫がいるいないではっきりと二分できる」として、「野良猫がいない国」のイギリス、ドイツ、スイス、オーストリアと、「野良猫がいる国」のイタリア、スペイン、ポルトガルではヒツジのトキソプラズマ感染率に差はありません。しかも非常にすべての国で感染率が高いのです。このことは、上記のいずれの国でも野良猫の生息数生息密度ともに非常に高く、差がないとの証明になります。ましてやこれらの国では、野生の在来種のヤマネコのヨーロッパオオヤマネコ、ヨーロッパヤマネコはほぼ絶滅したか、絶滅しているため、トキソプラズマをヒツジの放牧地に排出するのは野良猫(イエネコ いわゆる猫)だけです。特にイギリスではヨーロッパオオヤマネコは完全に絶滅、ヨーロッパヤマネコは大ブリテン島ではほぼ絶滅しています。

 上記のヨーロッパ各国の、ヒツジのトキソプラズマ感染率をまとめました。なおこれらのヨーロッパ諸国では下水道普及率がほぼ100%で、飼猫の糞便を処理した汚水が自然界に流出することはあり得ません。


小野塚知二教授が「野良猫が消滅していない」としている国


イギリス         74%
ドイツ           55~88%
スイス           80.7%
(北)フランス       89%



小野塚知二狂授が「野良猫がいる」としている国


イタリア         59~88%
スペイン         49~85%
日本           18~65%



(出典)

Toxoplasma gondii infection and toxoplasmosis in farm animals: Risk factors and economic impact ドイツ、フリードリヒ・ロフラー研究所 2019年
nstitut für Parasitologie der Vetsuisse-Fakultät und der Medizinischen Fakultät Universität Bern (Direktor: Prof. Dr. B. Gottstein) Arbeit unter der Leitung von Dr. med. vet. C. F. Frey und Prof. Dr. B. Gottstein Toxoplasma gondii: Potenzielle tierische Infektionsquellen in der Schweiz  スイス ベルン大学 2009年
Institut für Medizinische Mikrobiologie, Immunologie und Hygiene der Technischen Universität München [Direktor: Univ.-Prof. Dr. Dr. h. c. H. Wagner, Ph. D. (Melbourne)] Untersuchungen zur Epidemiologie, Diagnose und Therapie der Toxoplasmose unter besonderer Berücksichtigung der Augenbeteiligung Susanne Molzberger ドイツ ミュンヘン工科大学 2002年
日獣 トキソプラズマ病(届出)


 小野塚知二狂授の共同研究者には獣医学部の狂授も複数いるのです。「トキソプラズマの終宿主はネコ科動物だけ」、「すべての温血動物はトキソプラズマに感染する=中間宿主になる」、「ヒツジは広く飼育されている家畜であり、ほぼ100%放牧飼育でトキソプラズマ感染経路は放牧地の牧草から経口摂取する以外にない」という条件からすれば、その国の野良猫の生息数と生息密度の多寡を図る、最適なモニター=ヒツジのトキソプラズマ感染率、があるのに気が付かないとは(呆)。獣医学の専門家ではなくても、少し頭がよい高校生レベルでも思いつきそうなことです。
 それにしても人口が数千万人レベルの国で「野良猫が消滅した、いない」という荒唐無稽な狂人の妄想レベルの小野塚知二狂授の主張を疑問にも思わない、獣医学の教授ら痴能と言ったら(笑)。日本の研究者の白痴化は絶望的です。日本の学術研究の将来はお先真っ暗です。


(白痴化一直線の獣医学の狂授らw もう知能が底辺を突き破って底なし)

芳賀 猛 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授
~専門は「感染症」だそうです ( ´,_ゝ`)プッ

・渡邉 健太 山口大学, 共同獣医学部, 准教授
~山口大学の学園祭に小野塚知二狂授を講演に招待し、「世界は野良猫のいるいないではっきりと二分できる。イギリスとドイツ等は野良猫がいない」という妄言で、山口大学の学生の白痴化に貢献した人。

西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授
~小野塚知二狂授の妄論研究で科研から補助金泥棒をしているのみならず、環境省の審議委員会の座長もしています。審議会では驚くべきデマをくり返しています。例えば「イギリスでは野良猫野良犬は有害鳥獣として狩猟駆除される。野良犬はイギリスでは狩猟で殺しまくったのでいない」など。真実はイギリスでは犬は全土で完全に狩猟が禁止(日本のようなノイヌの狩猟に相当する規定もない)、猫はマン島、ガーンジー島の離島のみで完全に野生化したものみ狩猟が許可です。他では完全に禁止です。このような方を審議会の委員に任命するバ官狂症もどうかと思います。科研と環境省からダブルで税金泥泥棒をしているとは、大した神経です(笑)。


(動画)

 Sheep Abortions - What you need to know Scotland's Farm Advisory Service 「ヒツジの流産 - のついて知っておくべきこと スコットランド畜産アドヴァイザリーサービス  2022年7月21日

In this video, Megan Fergusson, Veterinary Investigation Officer at SRUC talks about the main causes of sheep abortions - Toxoplasmosis and Enzootic Abortion (EAE) and provides some top tips on how to prevent abortions occurring in your flock.

このビデオでは、SRUC(スコットランド農業大学) の獣医学調査官であるミーガン・ファーガソン氏が、(イギリス、スコットランドでの)ヒツジの流産の主な原因であるトキソプラズマ症と寄生虫感染による (EAE) について語り、ヒツジの群れで起こる流産を防ぐための重要なヒントをいくつか提供します。



 あらっ!?小野塚知二狂授は「世界は野良猫がいるいないではっきりと二分できる。野良猫がいない国の筆頭はイギリスだ」と得意になって機関銃の様に喋り捲り、記述もしていますが?このビデオはイギリス、スコットランドではネコ科動物しか終宿主(感染力のあるオーシストを輩出できるのはネコ科動物だけ)にならないトキソプラズマによる感染でヒツジが流産し、問題になっています。
 イギリスでは野生のネコ科動物はほぼ絶滅しました。なぜ野良猫が消滅したためにいないイギリスで、ヒツジがトキソプラズマに感染して流産しているのでしょうか。まさかスペインから竜巻にのって、野良猫の糞をイギリスに降らせたのでしょうか。小野塚知二狂授には、ぜひ見解を示していただきたい。

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猫飼育者の女が高齢男性を撲殺した事件でマスコミが速攻で「猫」という文言を消した不思議






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Domestic/Inländisch

 今年の7月18日に広島県で猫を飼育している女が、同じアパートに住む80歳の男性を猫の飼育を巡ってトラブルになり、その男性を殴るけるなどして殺害しました。最初に事件を報道したマスコミは、容疑者の女が猫を飼育していてそれを巡ってトラブルになっていたことを伝えましたが、直後にマスコミはことごとく「猫」の文言を削除しました。さらに再公開されたこの事件を伝える記事も異例の速さで削除しました。おそらく猫愛誤活動家らがマスコミに集団で申し入れをし、「猫」を削除させたのだと思います。猫愛護活動家らは、猫飼育者の粗暴で凶悪な事件が表ざたになるのは都合が悪いらしいです。


 今月18日に広島市で猫飼育者の64歳の女が同じアパートに住む80歳の男性を殴るけるなどして殺害した事件がありました。第一報では、その女は猫を飼っており、猫の飼育に関して80歳男性とトラブルになっていたとしていました。私は64歳の女の容疑者は複数の猫を放飼いし、かつ野良猫にもアパート周辺で餌をやっていたのではないかと推測します。
 以下は、その事件を伝える、広島テレビTSSのネット配信ニュースの最初の報道の「猫」の文言が入った記事のスクショの画像です。現在はこの記事も削除されています。


(画像)

FNN 64歳の女


 同じ事件をヤフーニュースが報じています。7月18日の第一報の記事の見出しが最初の画像、同日にすぐに文章から「猫」の文言を削除し「ペット」と改められた記事が再公開されました。それぞれの記事のその見出しが下の画像です。


(画像)

最初に公開された記事
ペット 猫 トラブル

同日に速攻で「猫」の文言が削除された記事
ペットトラブル 殺人事件


 そして上記の記事は、異例の速さで数日後に削除されました(ペットの猫を巡るトラブルの可能性 同じアパートに住む80歳の男性を蹴り死亡させた疑い)。現在も同じ事件を報道する記事では、すべてで「猫」の文言はありません。例えば以下の記事です。ものの見事に「猫」には一切触れていません。


アパートで80歳男性を蹴り、死なせたとして、64歳の女が逮捕された。 2024年7月18日 FNN

傷害致死の疑いで逮捕された無職・池田絹子容疑者(64)は17日夜、広島市の自宅アパートの廊下で、同じアパートで隣の部屋に住む土谷哲男さん(80)の顔や腹を複数回蹴るなどして死亡させた疑いがもたれている。
警察は2人に面識があり、何らかのトラブルがあったとみて、事件のいきさつを調べている。



 猫愛誤活動家らにとっては、猫飼育者が凶悪犯罪を多く犯していることが知れ渡るのは余程都合が悪いのだと思います。地域猫/TNRを進めたい団体などは、地域で猫活動/TNRを行うことで粗暴で殺人すら起こしかねない猫愛誤活動家らが跋扈するのが知れ渡れば、地域猫活動/TNR活動に反対する人が増え、支障をきたしかねないとでも思っているのでしょう。
 実際に猫愛誤家が起こした凶悪犯罪は多いのです。ですから私たちは猫愛誤に騙されずに、地域ねで地域猫やTNRの話が出たならば、全力で反対しなければなりません。地域猫/TNRを口実に粗暴な凶悪犯罪者予備軍を地域にのさばらせば、地域の治安は著しく悪化します。


(画像)

 猫愛誤家が起こした凶悪犯罪は実は大変多いです。

猫愛誤 犯罪リスト

東大教授が「野良猫がいない」としている国の全てでヒツジのトキソプラズマ感染が深刻なのだが?w






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(summary)
On Toxoplasma infection of sheep.


 東京大学教授らが「社会は野良猫がいるいないではっきりと二分できる。イギリス、ドイツなどでは野良猫が消滅した」という、科研から補助金を受けている研究があります。しかしこの教授が「野良猫が消滅した、いない」としている国の全てでは、ヒツジのトキソプラズマ感染率がきわめて高く、それによる流産等が深刻な問題になっています。草食で放牧飼育されるヒツジのトキソプラズマ感染経路は、野良猫が便とともに排出したトキソプラズマのオーシストを経口摂取する以外ありません。このことは、これらの国には多くの野良猫がいることの証明になります。


 小野塚知二東京大学教授らは「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)。野良猫の有無とその消滅過程(笑)」云々という研究を科研から補助金を得て進めています。その前提として「イギリス、ドイツ、スイス、オーストリアは野良猫が消滅していない。いるのはスペイン、ポルトガル、イタリア等ではっきりと二分できる」としています。その小野塚知二狂授の主張と、協同研究者らはこちらです。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日 から。

イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


小野塚 キチガイ


野良猫の有無と消滅過程に注目した人間・社会の総合的研究方法の開拓 バカ、キチガイ、税金泥棒リスト(笑)

小野塚知二 東京大学, エグゼクティブ・マネジメント・プログラム室, 名誉教授 (40194609)
研究分担者 藤原 辰史 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (00362400)
新原 道信 中央大学, 文学部, 教授 (10228132)
山井 敏章 立命館大学, 経済学部, 教授 (10230301)
北村 陽子 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (10533151)
高橋 一彦 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (20197130)
芳賀 猛 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20315360)
宮崎 理枝 大月短期大学, 経済科, 教授(移行) (20435283)
渡邉 健太 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (20582208)
鈴木 鉄忠 東洋大学, 国際学部, 准教授 (20726046)
梅垣 千尋 青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 教授 (40413059)
長谷川 貴彦 北海道大学, 文学研究院, 教授 (70291226)
石井 香江 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (70457901)
西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
井上 直子 城西大学, 経済学部, 准教授 (80727602)
永原 陽子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (90172551)

研究の概要
世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)から、従来はそれぞれ個別に認識されてきた人間・社会の諸特質を総合的に理解する。



 私は小野塚知二狂授らの研究「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる。イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。現在も野良猫がいるのは⽇本、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧など」が、全くの妄論であることを連載で述べてきました。まず狂授が野良猫がいないとしている国のイギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスの、その国の信頼性が高い資料(大学の論文、国会での質疑資料等)で、多数の野良猫がいることを示しました。むしろ狂授が野良猫がいる国としている日本、イタリア、スペインより人口当たりで多いのです。
 さらにイギリス、ドイツ、スイスにおける、在来野生動物のヨーロッパヤマネコと野良猫(イエネコ いわゆる猫)との交雑が進んでいることを取り上げました。これらの国に野良猫がいなければ、ヨーロッパヤマネコとの交雑は起きません。これは側面からこれらの国に野良猫がいることの証明になります。

 今回記事ではさらに、小野塚知二狂授が「野良猫がいない」としている国の、ヒツジのトキソプラズマ感染率が非常に高いことを取り上げます。小野塚知二狂授が野良猫がいないとしている国といないとしている国とでは、ヒツジのトキソプラズマ感染率はヨーロッパでは差ありません。むしろ狂授が「野良猫がいる国」としている日本は感染率が低いのです。
 放牧飼育されるヒツジがトキソプラズマに感染する経路は、野良猫が便とともに排出したトキソプラズマのオーシストを経口摂取する以外ありません。肉食動物の様にトキソプラズマに感染した動物の肉を食べることや、輸入飼料にトキソプラズマのオーシストが混入してそれを食べることはあり得ないからです。トキソプラズマの説明を引用します。


トキソプラズマ症とは NIDD 国立感染症研究所

トキソプラズマ症は、トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)というアピコンプレクサに属する一属一種の寄生性原生生物(原虫)により起こされる感染症である。
トキソプラズマはほぼ全ての温血脊椎動物(哺乳類・鳥類)に感染能を持つ。
細胞内寄生性であり、環境中で単独では増殖しない。トキソプラズマの生活環は終宿主内での有性生殖と中間宿主内での無性生殖のステージからなる。
有性生殖はネコ科動物の腸管上皮内でのみ成立する。
中間宿主への感染は、他の中間宿主組織シストまたは終宿主であるネコ科動物のオーシストを経口摂取することによる



 次回以降の記事では、狂授が野良猫がいないとしているイギリス、ドイツ、スイスと、いるとしているスペイン、イタリアとのヒツジのトキソプラズマ感染率について取り上げます。結論から言えば、これらの国ではヒツジのトキソプラズマ感染率には差がなく、ヨーロッパ諸国ではいずれも~80%台と非常に高いのです。そのことはこれらの国ではいずれも野良猫の生息数密度とも高く、差がないことの証明になります。


(動画)

 TOXOPLASMOSIS AND ENZOOTIC ABORTION VACCINATING EWES 「トキソプラズマ症とそれによる羊の流産を防ぐためのワクチン接種」 2020年8月15日 

 イギリスではヒツジのトキソプラズマ感染による流産が深刻な問題になっており、その予防のためにワクチン接種が行われているとのイギリスの農場の事例です。あらっ、小野塚知二狂授は「イギリスには野良猫がいない。消滅した」と得意になって喋り捲っていますが?イギリスに野良猫がいなければ、ヒツジのトキソプラズマ感染はほぼゼロになるはずなのですが?

Today on the farm we are vaccinating ews with toxoplasmosis and enzootic abortion vaccines.
These are vaccines against abortion.

現在農場ではトキソプラズマ症ワクチンと、流産を防ぐワクチンを雌ヒツジに接種しています。
これらはヒツジの流産を防ぐワクチンです。





(参考資料)

野良猫が異常に多いイギリス~第二の都市バーミンガムでは人口と同じ100万匹の野良猫がいる
野良猫900万匹と異常に多いイギリスはドイツなどと異なり、猫の狩猟は事実上禁止されている
野良猫900万匹と異常に多いイギリスは行政が野良猫の捕獲収容を行わない特異な国
野良猫の数が900万匹と異常に多いイギリスでは行政がずさんなTNRを推奨し行われている
小野塚知二東大教授の研究の「イギリスでは野良猫が消滅した」の出典とは?~イギリスの野良猫数は900万匹とされている
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の根拠は便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか~イギリスには900万匹の野良猫がいる
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の典拠は全て噓の便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか
東京都とほぼ同じ人口のバイエルン州には野良猫が東京都の5倍いる~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無知
「ドイツには野良猫が~300万匹いる」とのドイツの資料は多数ある~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の狂気
野良猫の増加に悩むニーダーザクセン州は猫の狩猟を緩和する法改正を行った~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無学
小野塚知二東大教授らの「ドイツには野良猫がいない」の典拠は自作自演?ドイツには~300万匹の野良猫がいる
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在しトキソプラズマ感染で野生動物に害を及ぼしている~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在し家畜がトキソプラズマ感染している~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
スイスは30万匹の野良猫がいて増加が問題になっている~「スイスには野良猫がいない」という東大教授のバカッぷり(笑)
スイスには30万匹の野良猫がおり毎年10万匹が狩猟で殺される~「スイスには野良猫がいない」という東大教授の無知
オーストリアには25万匹の野良猫(人口比で日本の1.8倍)がいて毎年4万匹が狩猟駆除される~「オーストリアには野良猫がいない」という東大教授の無知
野良猫が1400万匹もいるフランス~「フランスには野良猫がいない」という東大教授の頭は大丈夫か?
野良猫の増加に悩むフランス最北部のリール市が採用した方策~給餌禁止や市民の通報の推奨、警察も野良猫捕獲
スペインとイタリアの野良猫数は東大教授が「野良猫がいない」としているイギリスよりはるかに少ない
東京とソウル市は東大教授が「野良猫がいない」とするイギリス、ドイツより人口当たり野良猫数が少ない(中間総括)

在来種のヨーロッパヤマネコが野良猫との交雑により絶滅の危機に瀕している
野良猫の被害を受けている野生動物の生息地でTNRの愚策を行うイギリス、スコットランド
在来野生動物のヨーロッパヤマネコが野良猫の交雑により絶滅の危機にあるドイツ、バーデンビュルテンベルク州
スイスで再導入された在来野生動物のヨーロッパヤマネコは、野良猫との交雑で絶滅の可能性がある
スーパーウルトラ級無知無学の東大教授とその仲間たちは野良猫とヨーロッパヤマネコを混同したのだろうか?
イタチ科のアナグマとクマ科のクマの区別ができない東大教授らの無知無学、底辺知能(笑)

イタチ科のアナグマとクマ科のクマの区別ができない東大教授らの無知無学、底辺知能(笑)






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(summary)
The difference between bear baiting and badger baiting in the UK.


 記事、
在来種のヨーロッパヤマネコが野良猫との交雑により絶滅の危機に瀕している
野良猫の被害を受けている野生動物の生息地でTNRの愚策を行うイギリス、スコットランド
在来野生動物のヨーロッパヤマネコが野良猫の交雑により絶滅の危機にあるドイツ、バーデンビュルテンベルク州
スイスで再導入された在来野生動物のヨーロッパヤマネコは、野良猫との交雑で絶滅の可能性がある
スーパーウルトラ級無知無学の東大教授とその仲間たちは野良猫とヨーロッパヤマネコを混同したのだろうか?
の続きです。
 小野塚知二東京大学教授らが、科研から補助金を受けている研究があります。「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)」云々という研究です。その上で小野塚狂授は「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない」としています。しかしこれらの国にはいずれも野良猫が多数生息しています。小野塚教授が妄想を持つに至った原因ですが、私は野良猫(Felis silvestris catus)と、ヨーロッパに生息する在来野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)を混同したのではないかと推測しています。小野塚教授の生態学に関する無知無学を証明する記述が他にもあります。



 今回記事は、以下の記事の中間総括です。

在来種のヨーロッパヤマネコが野良猫との交雑により絶滅の危機に瀕している
野良猫の被害を受けている野生動物の生息地でTNRの愚策を行うイギリス、スコットランド
在来野生動物のヨーロッパヤマネコが野良猫の交雑により絶滅の危機にあるドイツ、バーデンビュルテンベルク州
スイスで再導入された在来野生動物のヨーロッパヤマネコは、野良猫との交雑で絶滅の可能性がある
スーパーウルトラ級無知無学の東大教授とその仲間たちは野良猫とヨーロッパヤマネコを混同したのだろうか?
スーパーウルトラ級無知無学の東大教授とその仲間たちは野良猫とヨーロッパヤマネコを混同したのだろうか?


 小野塚知二東京大学教授らは「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)。野良猫の有無とその消滅過程(笑)」云々という研究を科研から補助金を得て進めています。その前提として「イギリス、ドイツ、スイス、オーストリアは野良猫が消滅していない。いるのはスペイン、ポルトガル、イタリア等ではっきりと二分できる」としています。その小野塚知二狂授の主張と、協同研究者らはこちらです。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日 から。

イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


小野塚 キチガイ


野良猫の有無と消滅過程に注目した人間・社会の総合的研究方法の開拓 バカ、キチガイ、税金泥棒リスト(笑)

小野塚知二 東京大学, エグゼクティブ・マネジメント・プログラム室, 名誉教授 (40194609)
研究分担者 藤原 辰史 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (00362400)
新原 道信 中央大学, 文学部, 教授 (10228132)
山井 敏章 立命館大学, 経済学部, 教授 (10230301)
北村 陽子 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (10533151)
高橋 一彦 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (20197130)
芳賀 猛 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20315360)
宮崎 理枝 大月短期大学, 経済科, 教授(移行) (20435283)
渡邉 健太 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (20582208)
鈴木 鉄忠 東洋大学, 国際学部, 准教授 (20726046)
梅垣 千尋 青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 教授 (40413059)
長谷川 貴彦 北海道大学, 文学研究院, 教授 (70291226)
石井 香江 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (70457901)
西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
井上 直子 城西大学, 経済学部, 准教授 (80727602)
永原 陽子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (90172551)

研究の概要
世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)から、従来はそれぞれ個別に認識されてきた人間・社会の諸特質を総合的に理解する。



 小野塚知二狂授の「イギリス、ドイツ、スイス、オーストリアでは野良猫(イエネコ いわゆる猫 Felis silvestris catus)は消滅していない。スペイン、ポルトガル、イタリアにはいる」ですが、これらの国はいずれも多数の野良猫が存在しています。「野良猫がいるいない」で明確な区分はありません。これらは連載記事で示した通りです。
 なぜこのような妄論を小野塚知二狂授が持つに至ったのかですが、私は小野塚知二狂授があまりにも生態学に無知無学で、野良猫(イエネコ いわゆる猫 Felis silvestris catus)と、ヨーロッパに生息する在来の野生動物のヨーロッパヤマネコ((Felis silvestris)を混同したと推測しています。ヨーロッパヤマネコの生息域と保全状況では多くの論文があります。それによれば小野塚知二狂授の「ヨーロッパでの野良猫のいる国いない国」とほぼ一致します。


(画像)

 Conservation of the European wildcat (Felis silvestris) in mediterranean environments: A reassessment of current threats 「地中海沿岸の環境におけるヨーロッパヤマネコ (Felis silvestris) の保護: 現在の脅威の再評価」 2012年 から

 ヨーロッパヤマネコの生息域と保全状況に関する研究は他にも多くあります。これらの、European wildcat の記述を「ヨーロッパの野良猫」ともし小野塚狂授が理解したならば、その無知無学ぶりはまさに歴史的悲喜劇です(大笑)。さらに小野塚知二狂授は野良猫を減らす、絶滅することを危惧し、反対する記述も多くしています。まさに底辺知能の猫愛誤の典型です。悪性の外来種である野良猫は根絶が望ましく、絶滅を危惧する学術研究はありません。

ヨーロッパヤマネコ


 小野塚知二狂授の生態学の無j痴無学ぶりは、次の記述でも証明できます。狂授による、次のような記述があるからです。


『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』

18世紀、19世紀のイギリスでは、下層階級の⼈々が動物いじめをするのは格好の暇つぶしであり、遊びとされていました。
⼀番⼈気があったのは、森からクマをつかまえてきて、そのク マに多数の⽝をけしかけるというもので、⽝たちに咬まれてクマが死んでいくところを⾒るのがもっとも残忍で あり、盛り上がるショーだったようです。



 この記述は完全に誤りです。まずイギリスでは11世紀ごろにクマ科のいわゆるクマ(ヨーロッパヒグマ)は絶滅しています。ですから「森からクマを捕まえてきて」はあり得ません。イギリスではかつてはクマ(クマ科のいわゆる「クマ」)に犬をけしかけて殺させるショーが大衆の間で人気でした。しかしクマの輸入のコストが高すぎるので18世紀までにはほぼなくなりました
 18世紀、19世紀にかけて盛んに行われたのは、アナグマ(イタチ科)を犬と戦わせてお金を賭ける娯楽で、上流階級の間ではやりました。アナグマ(badger)は和名では「クマ」がつくものの、イタチ科であり、クマ科の動物とは全く別物です。小野塚知二教授の上記の記述では、明らかに「クマ科のいわゆるクマ」と、「イタチ科のアナグマ」と混同しています。おそらく日本語訳の文献を読んで「イタチ科のアナグマ」と「クマ科のクマ」を混同したと思われます。せめて高校生レベルの生態学の知識があれば、このような恥ずかしい記述はしません(大笑)


Bear-baiting ベアーベイティング(クマいじめ)

Bear-baiting is a blood sport in which a chained bear and one or more dogs are forced to fight one another.
In its best-known form, arenas for this purpose were called bear-gardens, consisting of a circular high fenced area, the "pit", and raised seating for spectators.
The bear chained to it, either by the leg or neck.
Several well-trained fighting or baiting dogs, would then be set on it.
By the 18th century bear-baiting had largely died out in Britain, with the cost of importing bears for blood sports prohibitively high.
It was not until 1835 that baiting was prohibited by the Parliament of the United Kingdom in the Cruelty to Animals Act 1835.

ベアー(クマ)ベイティング(クマいじめ)とは、鎖につながれたクマと1頭以上の犬を互いに戦わさせる流血の娯楽の見世物です。
最もよく知られている形式ですが、この目的のための競技場はベアーガーデンと呼ばれ、高い柵で囲まれた円形の競技のエリアと「一階席」、および観客用の一段高い客席で構成されていました。
クマは足か首を鎖でつながれていました。
そしてよく訓練された闘犬やおとりの犬数匹がクマに仕掛けられます。
18世紀までにイギリスでは、ベアーベイティング(クマいじめ)という流血の娯楽の見世物は、クマを輸入するコストが法外なほど高いためにほとんどすたれました。
英国議会によって、動物虐待禁止法1835年が成立し、ベアーベイティングが法律で禁止されたのは1835年になってからでした。



(画像)

 Bear-baiting ベアーベイティング(クマいじめ) から。

 ベアーベイティング(クマいじめ)は大衆(客の着衣に注意)の娯楽の見世物でした。しかしイギリスではクマは絶滅しており、海外から輸入するコストが高くつくために18世紀までにほぼなくなりました。この絵画は17世紀のものです。

クマいじめ


Badger-baiting バジャーベイティング(アナグマいじめ)

Badger-baiting is a form of blood sport in which badgers are baited with dogs.
A baiting session typically results in the death of the badger, and possibly serious injuries to the dogs.
Drawing the badger came to England in the 18th century and soon became a very popular sideshow in the pit.
It provided a new opportunity to win or lose money by betting.
Towards the middle of the 19th century, badger-baiting declined in popularity to be replaced by dog fighting.

バジャーベイティング(アナグマいじめ)は、アナグマに犬をけしかけて虐待する流血の娯楽の一種です。
バジャーベイティング(アナグマいじめ)の開催では通常アナグマの死につながり、場合によっては犬が重傷を負う可能性があります。
アナグマを引きずり回すバジャーベイティングは18 世紀にイギリスに伝わり、すぐに観客席での非常に人気のある余興になりました。
これはお金を賭けて、賭けに勝ったり負けたりする新たな機会を提供しました。
19世紀半ばにかけてバジャーベイティング(アナグマいじめ)の人気は低下し、闘犬に取って代わられました。



(画像)

 Badger-baiting バジャーベイティング(アナグマいじめ) から。19世紀の絵画。バジャーベイティング(アナグマいじめ)は、18世紀までにイギリスで廃れたベアーベイティング(クマいじめ)とは別物です。客層が貴族です。

アナグマショー


 小野塚知二狂授のみならず、ぶら下がっている共同研究者も1人として小野塚知二狂授の誤りに気が付かなったとなれば、彼らの学識は高校生未満です。高校生物で「種、属、科」の生物分類は学びます。彼らは高校に進学しているのか、それすら疑わしい無知無学ぶりです。


(参考資料)

 私はこれらの記事の通り、各国の野良猫数の推計値(政府機関、学術論文、国会の質疑に用いられた資料等の信頼性が高いものも含まれる)を用いて小野塚知二教授らの野良猫がいる社会といない社会はきれいに二分できる。イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などである。イギリスやドイツなどでは野良猫は20世紀中葉までに消滅した」が、根拠のない妄論であることを証明しました。
 小野塚狂授が「野良猫がいない」とする国の、直接的なその国の野良猫数の推計の他に側面からも、これらの国の野良猫数が多いことを証明できます。

 すでに在来野生動物のヨーロッパヤマネコと野良猫との交雑の進展については書きました。もし野良猫がいなければ、その国では材や在来生動物のヨーロッパヤマネコと野良猫との交雑はあり得ません。
 次回以降の記事で取り上げるのは、これらの国での羊の、ネコ科動物が終宿主となるトキソプラズマの感染率の高さです。野良猫がゼロで有れば、このような現象はほぼゼロであるはずです。

野良猫が異常に多いイギリス~第二の都市バーミンガムでは人口と同じ100万匹の野良猫がいる
野良猫900万匹と異常に多いイギリスはドイツなどと異なり、猫の狩猟は事実上禁止されている
野良猫900万匹と異常に多いイギリスは行政が野良猫の捕獲収容を行わない特異な国
野良猫の数が900万匹と異常に多いイギリスでは行政がずさんなTNRを推奨し行われている
小野塚知二東大教授の研究の「イギリスでは野良猫が消滅した」の出典とは?~イギリスの野良猫数は900万匹とされている
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の根拠は便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか~イギリスには900万匹の野良猫がいる
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の典拠は全て噓の便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか
東京都とほぼ同じ人口のバイエルン州には野良猫が東京都の5倍いる~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無知
「ドイツには野良猫が~300万匹いる」とのドイツの資料は多数ある~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の狂気
野良猫の増加に悩むニーダーザクセン州は猫の狩猟を緩和する法改正を行った~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無学
小野塚知二東大教授らの「ドイツには野良猫がいない」の典拠は自作自演?ドイツには~300万匹の野良猫がいる
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在しトキソプラズマ感染で野生動物に害を及ぼしている~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在し家畜がトキソプラズマ感染している~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
スイスは30万匹の野良猫がいて増加が問題になっている~「スイスには野良猫がいない」という東大教授のバカッぷり(笑)
スイスには30万匹の野良猫がおり毎年10万匹が狩猟で殺される~「スイスには野良猫がいない」という東大教授の無知
オーストリアには25万匹の野良猫(人口比で日本の1.8倍)がいて毎年4万匹が狩猟駆除される~「オーストリアには野良猫がいない」という東大教授の無知
野良猫が1400万匹もいるフランス~「フランスには野良猫がいない」という東大教授の頭は大丈夫か?
野良猫の増加に悩むフランス最北部のリール市が採用した方策~給餌禁止や市民の通報の推奨、警察も野良猫捕獲
スペインとイタリアの野良猫数は東大教授が「野良猫がいない」としているイギリスよりはるかに少ない
東京とソウル市は東大教授が「野良猫がいない」とするイギリス、ドイツより人口当たり野良猫数が少ない(中間総括)

ドイツは多くの州で危険なエキゾチックアニマルの飼育に規制すらない。頻繁にコブラ、ニシキヘビ、ワニなどが遁走する







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(Zusammenfassung)
In Deutschland gibt es nahezu keine Vorschriften zur Haltung exotischer Tiere als Haustiere.
Die sechs Bundesländer haben dafür nicht einmal ein Gesetz.


 数日前にドイツの首都ベルリンとその周辺で雌ライオンの目撃が相次いだとされ、大騒ぎとなりました。数日後ライオンと思われた動物はイノシシだったとの当局の発表があり、一件落着しました。しかしその動物が写っていたビデの映像を見ると、どう見ても雌ライオンに見えます。ドイツではイノシシは多く、住民が目撃することも珍しくありません。複数の人がイノシシを雌ライオンに見間違えるでしょうか。私は何か「裏の事情」があったのではないかとさえ、勘繰っています。
 ドイツでは過去にサーカス団から遁走したライオンを警察官が射殺した事件があります。ライオン以外にもニシキヘビ、コブラ、ワニなどが頻繁に遁走してニュースになっています。そのような「ドイツではエキゾチックアニマルの遁走」が多発しているために、イノシシを雌ライオンを誤認した人が複数いたのかもしれません。



 まずサマリーで示した、「ベルリンとその周辺で雌ライオンが目撃された」という、テレビニュースの報道を取り上げます。しかし後日「その動物はイノシシであり、雌ライオンと誤認された」として当局は捜索と捕獲活動を打ち切りました。


(動画)

 Entlaufene Löwin? So läuft die Suche der Polizei in Berlin und Brandenburg | ZDFheute live 「遁走した雌ライオン? これがベルリンとブランデンブルクにおける警察の捜索の状況です 今日のZDF(ドイツのテレビ放送局)の中継ニュース」 2023年7月20日

強調文Aktuell wird nach einem entlaufenen Raubtier gesucht – „höchstwahrscheinlich“ handele es sich um eine Löwin, heißt es von den Behörden.
Einsatzgebiet der Suchtrupps: die Gegend von der brandenburgische Kleinstadt Kleinmachnow bis nach Teltow und Stahnsdorf.
Die Warnung des Bundesamts für Bevölkerungsschutz und Katastrophenhilfe bezieht sich aber auch auf den Süden Berlins, etwa Steglitz, Marienfelde und Neukölln.
Auch eine Tierärztin und zwei Jäger sind wohl dabei. Sobald man die vermeintliche Löwin finde, werde entschieden, ob man mit Betäubung arbeite oder es erschießen müsse.
Wo das Tier entlaufen sein könnte, ist unklar.
Zoos, Tierparks, Zirkusse und Tierschutzeinrichtungen wurden überprüft, bisher scheint keine Einrichtung eine Raubkatze zu vermissen.

警察は現在逃走した肉食動物をを捜索していますが、それは「おそらく」雌ライオンだということです。
捜索隊の作戦地域:ブランデンブルク州の小さな町クラインマハノーからテルトウとシュターンスドルフまでの地域です。
連邦国民保護・災害支援局の警告では、シュテーグリッツ、マリエンフェルデ、ノイケルンなどベルリン南部にも警戒が必要としています。
獣医師とハンターの2人も捜索隊に参加しています。
雌ライオンと思われる動物を見つけたらすぐに麻酔薬を使用するか、射殺することが決定されます。
この動物がどこから逃げだしたのかは不明です。
動物園、動物公園、サーカス、動物保護施設が調査されていますが、これまでのところ大型のネコ科動物が行方不明になっている施設はないようです。





(動画)

 Löwin in Berlin vermutlich ein Wildschwein | WDR Aktuelle Stunde 「ベルリンを遁走しているとされている雌ライオンはおそらくイノシシだろう |WDR(マスコミ)は現在その様に伝えています」 2023年7月22日

Seit der Nacht von Mittwoch auf Donnerstag (20.07.) wurde in Berlin und Brandenburg nach einer möglicherweise freilaufenden Löwin gesucht.
Die Polizei hat die Suche heute, einen Tag später, aber eingestellt.
Auf dem Video, das die Löwin zeigen soll, vermuten zwei Wildtierexperten in Wahrheit ein Wildschwein – bzw. eine Wildsau.

水曜日から木曜日(7月20日)の夜からベルリン州とブランデンブルク州で、逃げ出した可能性のある雌ライオンの捜索が行われました。
警察は1日後の今日に、捜索を打ち切りました。
雌ライオンが映っているに違いないとされるこのビデオでは、2人の野生動物の専門家が実際はこの動物はイノシシかもしれない、もしくはイノシシであると疑っています。





 逃げ出した雌ライオンと疑われる、つまり「雌ライオンではない可能性がある」動物の捜索でこれほどまでに大規模な捜索が行われ、広範囲の住民に警告が出されたのには、ドイツに事情があります。それは実際にドイツでは頻繁に危険なエキゾチックアニマルのペットが遁走し、住民を危険にさらしているからです。そのような事情もあり、警察等は慎重を期して、広範囲な捜索と住民に対する警告を行ったものと思われます。
 最近数年間だけでも、遁走したアミメニシキヘビ(ニシキへビの中でも最も大型)、強毒のコブラ、大型のワニのクロコダイルなどが都市部でも見つかっています。ドイツでは16州6州も(2019年調べ)、日本の特定動物に相当する危険な動物の飼育に関する規制すらありません。飼育に届出すらいらないのです。また販売でも規制が緩い、ほぼない状態で、ペットショップでは危険なエキゾチックアニマルが普通に売られています。以下に、ドイツ国内で発生した、危険なエキゾチックアニマルのペットの遁走事件の一部を挙げておきます。このほかにも多数あります。


(動画)

 KOBRA IN HERNE: Giftschlange bleibt verschwunden - "wahrscheinlich" noch im Haus 「NRW州、ヘルネのコブラ:毒ヘビが行方不明 - 「おそらく」まだ家の中にいる」 2019年8月28日

概要:ドイツ、ノルトラインヴェストファーレン州のヘルネという町で、集合住宅の共用部分で猛毒のコブラが住民に発見されました。このコブラは、この賃貸住宅の一室で毒ヘビを20匹ほど飼っている若者の所から逃げ出したと思われます。当局は賃貸住宅の住民に対し、コブラが捕獲されるまで部屋に入らないように警告しています。
 ドイツでは毒蛇などの危険なエキゾチックアニマルが、展示会やペットショップで普通に多数売られています。それ等が捨てられてティアハイムが引き取っていることも問題視されています。




(動画)

 Schlangen-Alarm im Kindergarten – Wo ist der Python? 「幼稚園で警告が出されました‐ニシキヘビはどこにいるのでしょうか?」 2021年1月27日

概要:ドイツ、ノルトラインヴェストファーレン州ボーフムの幼稚園の地下室で、大きなニシキヘビの脱皮後の皮が見つかりました。ニシキヘビが見つかるまで幼稚園は休園となりました。




(動画)

 Lebendiges Krokodil in Bach entdeckt | Mitten in Deutschland 「ドイツの中心部で生きているワニが発見された」 2020年9月20日

概要:チューリンゲン州とザクセン‐アンハルト州の州境にある、ウンストラット川を泳ぐ体長約2メートルの爬虫類=目撃されたワニを探しています。この川での遊泳禁止がだされました。




(動画)

 Darf ich mit meiner Python Gassi gehen? DAS gilt für exotische Haustiere | Anwalt Christian Solmecke 「ニシキヘビを散歩させてもいいですか? これはエキゾチックなペットに適用される法律です。 クリスチャン・ソルメッケ弁護士」 2021年5月31日

概要:Darf ich mit meiner Python Gassi gehen? DAS gilt für exotische Haustiere| Anwalt Christian Solmecke 「ニシキヘビを連れて散歩に行くことはできますか? それはエキゾチックなペットでもできます| 弁護士クリスチャン・ソルメッケ」。
 ドイツのユーチューバー弁護士の解説。「巨大なニシキヘビにリードを付けて散歩させることができるか?」の問に、「それはできる。ドイツの法律ではそのような行為を禁じることができないからだ」です。ドイツでは6州でエキゾチックな危険動物の飼育に関する法令すらありません。




 日本はアメリカの多くの州やドイツに比べれば、危険なエキゾチックアニマルのペットでの飼育や販売の規制が厳しいです。危険な動物は特定動物とされ、飼育には飼養設備に一定以上の基準を満たしていることなどの条件があり許可が必要です。ですから比較的、危険なエキゾチックアニマルの遁走による事故は少ない部類の国です。

 しかし真逆の大嘘を拡散している方がいます。元ポルノ女優の杉本彩氏です。スナネコやコツメカワウソのペット人気に思う 飼い主のエゴとメディアの罪【杉本彩のEva通信】で、「世界では、エキゾチックアニマルを飼うのはやめようという流れになっているようですが、動物福祉に対する意識の低い日本では、多くの野生動物が今も販売目的で輸入されています」と発言しています。
 この方の海外の動物愛護に関する情報は私が知る限り全てでが真逆の大嘘で、正確なものは1つもありませんでした。数々のとんでもない悶絶死しかねない大嘘デマ発言の経歴を繰り返しながら、よく恥ずかしくもなくマスコミにしゃしゃり出てこられるものと感心します。その根性と毛が生えた強靭な心臓にはうらやましい限りです。

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高位推計で年間10万頭の飼犬を警察官が射殺しているアメリカ






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(summary)
Puppy Paw PuppycideDB has recorded 2944
Although we suspect the actual number is much higher.


 アメリカ合衆国では警察官が犬猫を職務で射殺する数は大変多く、頻繁に報道されます。また動画も多数公開されています。アメリカではドイツのような、警察官の銃撃に関する公的な統計はありません。2018年にはアメリカ連邦司法省が「アメリカ全土で警察官が職務で飼犬(野良犬=無主物は含まず)を射殺する数は年間10,000頭」と推定しています。しかしニューハンプシャー大学によれば「実際の数ははるかに多く、6桁(10万頭)に達する可能性もある」としています。


 サマリーで示した、アメリカ合衆国全土における、警察官が職務中に飼犬(野良犬=無主物は含まない)を射殺する数に関する、ニューハンプシャー大学法学部の資料から引用します。


https://scholars.unh.edu/unh_lr/vol17/iss1/18/ 「ニューハンプシャー大学 法学概説 巻き添え被害だけではない:警察によるペットの射殺事件」 2018年

The Department of Justice estimates that American police officers shoot 10,000 pet dogs in the line of duty each year.
It is impossible to ascertain a reliable number, however, because most law enforcement agencies do not maintain accurate records of animal killings.
The tally may be substantially higher, and some suggest it could reach six figures.
Studies show that some officers shoot pets unnecessarily, recklessly, or in retaliation, and that subsequent civilian complaints are investigated inadequately.
Moreover, not every animal that police officers shoot is a large dog that may be more likely to pose a genuine risk to human safety.
Police claiming a threat to human safety have shot puppies, Chihuahuas, Miniature Dachshunds, and domestic cats, among other pets.
In some tragic cases, bullets missed their nonhuman targets and injured or even killed human bystanders instead.

アメリカ連邦司法省は、アメリカの警察官が職務中に毎年1万頭の飼犬(ペット犬のみの数字。野良犬=無主物の数は含まない)を射殺していると推定しています。
しかしほとんどの警察等の法執行機関は動物の殺害の正確な記録を保管していないために、信頼できる数を確認することは不可能です。
この数字はさらに大幅に多くなる可能性があり、6桁(つまり10万頭)に達する可能性があると示唆する人もいます。
研究によると一部の警察官は不必要で無謀な、まさらには仕返しとしてペットを射殺し、その後のペット(犬)の飼い主の民間人の苦情は十分に調査されていません。
その上警察官が射殺するすべての動物が、人間の安全に真に危険をもたらす可能性が高い大型犬であるわけではありません。
警察は人間の安全への脅威であると主張して子犬、チワワ、ミニチュアダックスフント、飼猫などのペットを射殺しました。
いくつかの悲劇的なケースでは弾丸が人間以外の犬等の標的を外れ、代わりにそばにいる人間を負傷させたり、死亡させたりすることすらありました。



 近年アメリカ合衆国では犬猫のノーキル運動の機運が盛り上がり、犬猫の殺処分数が劇的に減っています(しかしながら人口比では同年度では日本の十数倍あります)。仮に飼主がいる犬だけで年間10万頭の犬を警察官が職務で射殺しているとなれば、公的な殺処分(警察官=公務員が法律にのっとり職務権限で行っている殺処分であり、継続的でかつ相当数があるため)であり無視できない数です。(*)アメリカ合衆国の2018年の犬猫殺処分数は150万頭ですので、警察官による犬の射殺を足せばそれよりも7%近く増えることになります。
 ちなみに日本では警察官が犬を射殺することは極めてまれです。探してみたところ最近10年間では、2015年に千葉県の例が一件あるのみです。(*1)

(*)
Pet Euthanasia Has Declined Sharply In The U.S. 2018

(*1)
警察 犬 射殺


 その他には、例えばドイツは連邦政府が詳しく警察官による銃器の使用に関する統計を公表しています。2019年にはドイツ全土で警察官が犬など(犬以外の動物も含めた数。例えば猫はしばしば報道されますし、動物園やサーカス団から遁走した動物や、高速道路で自動車事故に遭い、道路上を暴走しているシカなどの警察官に射殺されています。しかし報道されるのは殆どが犬ですので、犬が多いと思われます)を射殺した数は1万5,000頭を超えています。
 次回以降の記事では、それ等について述べます。犬猫の殺処分数はそれぞれの国により制度が異なります。国際比較ではそのような点も考慮しなければならないと思います。


(動画)

 GRAPHIC CONTENT WARNING: Bodycam Footage of Lorain Police Officer Shooting Dog 「この動画に含まれる映像に関する警告: ロレイン警察の犬に対するのボディカメラ映像」 2023年7月6日

Lorain, Ohio — On Sunday, July 2, 2023, in the 700 block of Oberlin Avenue, near West 8th Street, Lorain police officer Elliot Palmer patrolling the area saw five large, yellow dogs running loose through several residents’ yards and on the sidewalk, and none of them were leashed, he wrote in his report.
The bodycam footage shows a woman trying to hold onto two other dogs by their tails, and one of the dogs named Dixie gets away from her and runs towards Palmer.
He then fires his weapon at the dog multiple times.
The Kernses have threatened to sue the Lorain Police Department in the wake of Dixie's death.

オハイオ州ロレイン — 2023年7月2日日曜日に、西8番街近くのオバリン通り700番地で、地域を巡回中のロレイン警察のエリオット・パーマー警察官は、住民の庭や歩道で数頭の黄土色の5頭の大型犬が放し飼いにされているのを目撃しました。
そしてそれらの犬のいずれにもリードがされていなかったと、エリオット・パーマー警察官は報告書に書いています。
(警察官の)ボディカメラの映像には、女性が他の2頭の犬の尻尾をつかもうとして捕えようとしている様子が映っており、そのうちの1頭のディクシーという名の犬が女性から離れて、パーマー警察官に向かって走っている様子が映っています。
その後、パーマー警察官は犬に向かって複数回銃を発砲しました。
犬ディクシーの飼主のカーンセス夫妻は、ディクシーの死を受けてロレイン警察署を訴えると脅していました。





(動画)

 Officer Shoots 2 Dogs Who Were Attacking Man in Lancaster 「ランカスターで男性を襲った犬2頭を警察官が銃撃」 2023年5月24日

Columbus, Ohio — On May 21, 2023, at approximately 6:50 pm, while officers were in the area of the 400 Block of E. Walnut St. at an unrelated call for service, they heard a male yelling for help
Officers observed the man who was allegedly attacked by two dogs.
After the canines continued their behavior and charged the officers, one of the officers stopped the charge by shooting both animals.

オハイオ州コロンバス — 2023年5月21日午後6時50分頃、警察官らがE.ウォルナットストリート400地区付近で無関係の救助要請を受けていたところ、男性の助けを求める叫び声を聞きました。
警官らは2匹の犬に襲われたとされる男性を見ました。
犬たちがさらに行動を続けて警察官らに突進してきた後に、警官の1人が2頭とも犬を射殺してそれを止めました。





(動画)

 WEB EXTRA: Miami-Dade Officer Fatally Shoots Dog In Miami Gardens 「マイアミ・デイドの警察官がマイアミ・ガーデンで犬を射殺しました」 2022年1月15日

A home surveillance camera captured a Miami-Dade police officer discharging his weapon six times on a dog, killing him while responding to a call.

住民の家の防犯カメラには、マイアミ・デイドの警察官が通報の応答中に犬に6回も銃を発砲し、犬を殺害した様子が撮影されていました。


スーパーウルトラ級無知無学の東大教授とその仲間たちは野良猫とヨーロッパヤマネコを混同したのだろうか?






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Domestic/Inländisch

 記事、
在来種のヨーロッパヤマネコが野良猫との交雑により絶滅の危機に瀕している
野良猫の被害を受けている野生動物の生息地でTNRの愚策を行うイギリス、スコットランド
在来野生動物のヨーロッパヤマネコが野良猫の交雑により絶滅の危機にあるドイツ、バーデンビュルテンベルク州
スイスで再導入された在来野生動物のヨーロッパヤマネコは、野良猫との交雑で絶滅の可能性がある
の続きです。
 小野塚知二東京大学教授らが、科研から補助金を受けている研究があります。「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)」云々という研究です。その上で小野塚狂授は「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない」としています。しかしこれらの国にはいずれも野良猫が多数生息していることは、連載記事で述べました。小野塚教授がなぜこのような妄想を持つに至ったかの原因ですが、私は野良猫(Felis silvestris catus)と、ヨーロッパに生息する在来野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)を混同したのではないかと推測しています。



 サマリーで示した、小野塚知二東京大学狂授の研究は次の通りです。


野良猫の有無と消滅過程に注目した人間・社会の総合的研究方法の開拓 バカ、キチガイ、税金泥棒リスト(笑)

小野塚知二 東京大学, エグゼクティブ・マネジメント・プログラム室, 名誉教授 (40194609)
研究分担者 藤原 辰史 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (00362400)
新原 道信 中央大学, 文学部, 教授 (10228132)
山井 敏章 立命館大学, 経済学部, 教授 (10230301)
北村 陽子 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (10533151)
高橋 一彦 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (20197130)
芳賀 猛 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20315360)
宮崎 理枝 大月短期大学, 経済科, 教授(移行) (20435283)
渡邉 健太 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (20582208)
鈴木 鉄忠 東洋大学, 国際学部, 准教授 (20726046)
梅垣 千尋 青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 教授 (40413059)
長谷川 貴彦 北海道大学, 文学研究院, 教授 (70291226)
石井 香江 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (70457901)
西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
井上 直子 城西大学, 経済学部, 准教授 (80727602)
永原 陽子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (90172551)

研究の概要
世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)から、従来はそれぞれ個別に認識されてきた人間・社会の諸特質を総合的に理解する。



 上記の研究ですが、小野塚知二教授はかねてより、次の様に述べています。したがって上記の科研から補助金を受けている研究での、「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる」の、野良猫がいない社会とは、イギリス、ドイツを筆頭としているのは間違いありません。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日 から。

イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


小野塚 キチガイ


 しかし小野塚知二狂授が、「野良猫がいない。消滅した国」、としているイギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには、いずれも多数の野良猫がいて問題視されています。それらの国と小野塚知二狂授が「野良猫がいる国」としている⽇本や韓国、イタリアやスペインとは、人口当たりの野良猫数は著しい差はありません。いずれの国にも野良猫はいます。むしろ小野塚知二狂授が「野良猫がいない」としている国の方が、「野良猫がいる」としている国より人口当たりの野良猫が多いのです。
 この点については、私は上記のそれぞれの国の資料に基づき、野良猫がいずれの国にもいることを証明しました。また人口当たりの野良猫数を比較し、狂授の「野良猫がいる社会といない社会が明確に二分できる」が妄論であることを述べました。


野良猫が異常に多いイギリス~第二の都市バーミンガムでは人口と同じ100万匹の野良猫がいる
野良猫900万匹と異常に多いイギリスはドイツなどと異なり、猫の狩猟は事実上禁止されている
野良猫900万匹と異常に多いイギリスは行政が野良猫の捕獲収容を行わない特異な国
野良猫の数が900万匹と異常に多いイギリスでは行政がずさんなTNRを推奨し行われている
小野塚知二東大教授の研究の「イギリスでは野良猫が消滅した」の出典とは?~イギリスの野良猫数は900万匹とされている
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の根拠は便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか~イギリスには900万匹の野良猫がいる
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の典拠は全て噓の便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか
東京都とほぼ同じ人口のバイエルン州には野良猫が東京都の5倍いる~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無知
「ドイツには野良猫が~300万匹いる」とのドイツの資料は多数ある~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の狂気
野良猫の増加に悩むニーダーザクセン州は猫の狩猟を緩和する法改正を行った~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無学
小野塚知二東大教授らの「ドイツには野良猫がいない」の典拠は自作自演?ドイツには~300万匹の野良猫がいる
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在しトキソプラズマ感染で野生動物に害を及ぼしている~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在し家畜がトキソプラズマ感染している~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
スイスは30万匹の野良猫がいて増加が問題になっている~「スイスには野良猫がいない」という東大教授のバカッぷり(笑)
スイスには30万匹の野良猫がおり毎年10万匹が狩猟で殺される~「スイスには野良猫がいない」という東大教授の無知
オーストリアには25万匹の野良猫(人口比で日本の1.8倍)がいて毎年4万匹が狩猟駆除される~「オーストリアには野良猫がいない」という東大教授の無知
野良猫が1400万匹もいるフランス~「フランスには野良猫がいない」という東大教授の頭は大丈夫か?
野良猫の増加に悩むフランス最北部のリール市が採用した方策~給餌禁止や市民の通報の推奨、警察も野良猫捕獲
スペインとイタリアの野良猫数は東大教授が「野良猫がいない」としているイギリスよりはるかに少ない
東京とソウル市は東大教授が「野良猫がいない」とするイギリス、ドイツより人口当たり野良猫数が少ない(中間総括)


 さらにそれぞれの国の「野良猫が多数存在している」という直接の資料のみならず、小野塚知二狂授が「野良猫がいない国」としているイギリス、ドイツ、スイスにおける、在来野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)と、野良猫(イエネコ いわゆる猫 Felis silvestris catus)が交雑し、ヨーロッパヤマネコが絶滅の危機に瀕している事実があります。これは、間接的にこれらの国に野良猫がいることの証明になります。
 特にイギリスではヨーロッパヤマネコはスコットランドの高地にしか生息しておらず、野良猫との交雑により雑種化が進んでします。そのためにイギリス、スコットランドではヨーロッパヤマネコの保護のために野良猫のTNRを行っています(笑)。ヨーロッパヤマネコと野良猫との交雑は、野良猫が存在しなければあり得ません。なお小野塚知二狂授は「飼主があったとしても無去勢で屋外を自由に行動している猫は野良猫に含める」としています。となればイギリス、ドイツ、スイスの野良猫がいなければヨーロッパヤマネコとの交雑は起きようがありません。

 小野塚知二狂授と共同研究者は、在来野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)を知らなかったと思われます。そして野良猫(イエネコ いわゆる猫 Felis silvestris catus)と混同していると思われます。 なぜならば小野塚知二狂授の文献では、一切ヨーロッパヤマネコのの記述がないからです。
 英語では野良猫はstray cat、それより野生化の度合いが強いものを feral cat と表記します。しかし一部では野良猫を wild cat としているものもあります。 wild cat は、いわゆる野生のヨーロッパヤマネコなどの在来ヤマネコも意味します。
 ドイツ語では野良猫は streunende Katze Staßenkatze ですが、wilde Katze と表記されることもあります。在来野生動物のヨーロッパヤマネコも、wilde Katze と表記されます。ヨーロッパの生態系に無知無学な人、言語能力に劣る人は英語、ドイツ語の文献を読めば、ヨーロッパヤマネコを野良猫と錯誤しても不自然ではありません。

 英語とドイツ語のヨーロッパヤマネコに関する文献ですが、ほぼ小野塚教授の野良猫に関する主張に沿った記述があります。すなわち「イギリスの大ブリテン島、ドイツの一部の州、スイス、オーストリアでは20世紀に絶滅した」、「スペインとヨーロッパ東南部(イタリア)では保全状態がよい」です。小野塚狂授の記述は「イギリス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。現在も野良猫がいるのはイタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市など。イギリス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずある」です。ほぼ一致するのです。
 小野塚知二狂授のヨーロッパの生態系に関する無知無学の底辺ぶりもさることながら、雁首揃えた共同研究者もヨーロッパヤマネコと野良猫を混同していて、一人もその誤りに気が付かなかったフシがあります。さらにこのような愚行の研究で補助金の支給を決定した科研は一体何をしているのやら。日本の学術研究の白痴化は目に余ります。

 次回以降の記事では、ヨーロッパの国々のヒツジのトキソプラズマ感染率という側面から、ヨーロッパの国々では普遍的に野良猫が存在することを証明します。ヒツジは完全草食性で、放牧飼育されています。ヒツジがトキソプラズマに感染する経路は、トキソプラズマの終宿主はネコ科動物だけですので、放牧地に生えている牧草と共に猫が糞便と共に排出したオーシストを摂取する以外ありません。トキソプラズマの感染した動物の肉を食べる、輸入した家畜の飼料にトキソプラズマのオーシストが混入していたということはあり得ません。
 小野塚狂授が「野良猫がいない国」としているイギリス、ドイツ、スイスのトキソプラズマ感染率はいずれも高く、小野塚狂授が「野良猫がいる国」としているイタリア、スペインと変わりません。このことは、これらの国のいずれもが野良猫が多いことの証明になります。


(動画)

 European Wildcat || Description, Characteristics and Facts! 「ヨーロッパヤマネコ || 説明、特徴、事実!」 2020年8月13日

The European wildcat (Felis silvestris) is a wildcat species native to continental Europe, Scotland, Turkey and the Caucasus.
It inhabits forests from the Iberian Peninsula, Italy, Central and Eastern Europe to the Caucasus.
It has been extirpated in England and Wales.

ヨーロッパヤマネコ (Felis silvestris) は、ヨーロッパ大陸、スコットランド、トルコ、コーカサスに生息するヤマネコの一種です。
イベリア半島(スペイン、ポルトガル)、イタリア、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパからコーカサスにかけての森林に生息しています。
イングランドとウェールズでは絶滅しました。


 小野塚狂授の「野良猫はイギリスでは絶滅した、スペイン、ポルトガル、イタリアにはいる」の記述とほぼ一致します。小野塚狂授がヨーロッパヤマネコを野良猫(イエネコ いわゆる猫)と思い込んでいたとしたら、バカッぷりには絶句します。

猫が撃たれても放飼いを止めないドイツの飼主






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(Zusammenfassung)
Die Familie ließ zwei Hauskatzen hintereinander erschießen.
Der zweite Kater musste aufgrund seiner schweren Verletzungen eingeschläfert werden.
Die Familie beschloss schließlich, ihre dritte Katze im Haus zu behalten.


 ドイツでは合法的な狩猟か否かにかかわらず、飼猫が銃で撃たれて犠牲になる事件が頻発します。「飼猫でも外に出していたら撃たれる可能性がある」というのが、ドイツの猫の飼い主の認識ですが、それでもいまだに猫を放し飼いにする飼主は多いようです。条例等で無去勢猫の放飼いを禁止した自治体、州も増えています。飼猫のマイクロチップを義務付けて行政が猫を捕獲して飼猫の返還にはかなりの手数料を徴収し、飼主不明猫は殺処分も行っているにもかかわらずです。


 ドイツ、バーデンヴュルテンベルク州の猫の飼い主の事件です。猫を飼うのは3匹目です。1匹目は放飼いをしており、何者かに銃で撃たれましたが一命をとりとめました。2匹目の猫も放飼いをして何者かに銃で撃たれましたが、今度は重傷で安楽死せざるを得ませんでした。飼主は3匹目の猫をティアハイムから入手して「今度は撃たれないように室内飼いに徹する」と述べています。その事件を伝えるニュースソースから引用します。


Kater Balin ist tot: Wer schießt in Kenzingen auf Katzen? 「雄猫のバーリンが死にました:ケンツィンゲンで猫を撃ったのは誰なのでしょう?」 2023年3月6日

In Kenzingen (Kreis Emmendingen) wird auf Katzen geschossen.
Die erste Katze hat überlebt, Kater Balin musste eingeschläfert werden.
Es war das zweite Mal, dass auf eine Katze von Familie Keitsch aus Kenzingen (Kreis Emmendingen) geschossen wurde.
Vermutlich mit einem Luftgewehr.
Die erste Katze, Fee, hatte den Anschlag auf sie im vergangenen Jahr überlebt.
Doch der kleine Kater Balin wurde von dem Schuss so schwer verletzt, dass er eingeschläfert werden musste.
Das Projektil wurde entfernt, doch der Kater musste eingeschläfert werden.
Der Täter ist noch unbekannt, Familie Keitsch vermutet aber, ein Nachbar könnte dahinter stecken.
Er wurde schon mit einem Luftgewehr gesehen.
Außerdem habe der Nachbar sich mehrmals über ihre Katze beschwert, da diese auf seinem Grundstück unterwegs war.
Inzwischen hat die Familie eine neue Katze: Dyson - aus dem Tierheim. Die Familie hat sich extra für eine Katze entschieden, die nur im Haus bleiben will.
Um eben diese Gefahr zu umgehen, dass sie draußen erschossen werden.
Hier werden draußen Katzen erschossen.

ケンツィンゲン(ドイツバーデン‐ヴュルテンベルク州エメンディンゲン地区)で、猫が銃で撃たれました。
飼主が飼った最初の猫はかつて銃で撃たれても生き残りましたが、雄猫のバーリンは殺されなければなりませんでした。
ケンツィンゲン(ドイツバーデン‐ヴュルテンベルク州エメンディンゲン地区)在住の、ケイチュ一家の猫が銃撃されたのは2度目でした。
おそらくエアガンです。
最初の猫のフィーが昨年銃で撃たれた時は、生き残りました。
しかし子猫のバーリンは銃弾で重傷を負ったため、安楽死させなければなりませんでした。
弾丸は取りのぞかれましたが、猫は安楽死させなければなりませんでした。
犯人はいまだに不明ですが、バーリンの飼主のケイチュ一家は、隣人が犯人である可能性があると疑っています。
隣人はエアガンを持っているところを目撃されています。
さらにその隣人は猫(バーリン)が自分の敷地内にいたために、何度か苦情を言いに来ました。
家族は現在、ティアハイムから来た新しい猫、ダイソンを飼っています。
家族は家の中にいて、外に出たくない猫を飼うことにしました。
猫が外で撃たれる危険を避けるためです。
ここでは猫が、屋外では撃たれています。



 飼猫を撃たれた飼主ですが、近隣に被害を及ぼしながら放飼いを続けていたようです。人の飼猫を銃で撃つのはもちろんよくありませんが、他人に迷惑を及ぼしながら猫の放飼いを続けた飼主にも落ち度がありそうです。案外ドイツの猫の飼育者のモラルは高いとは言えません。


(動画)

 Familien-Tragödie: Wer hat Katze Balin getötet? 「一家の悲劇:猫のバーリンを殺したのは誰なのでしょう?」 2023年6月27日

今回記事で取り上げた、放飼いの猫が撃たれて安楽死せざるを得なくなったニュースです。

Bereits das zweite Mal wurden ihre Katzen angeschossen.
Das erste Mal hat ihre Katze Fee zum Glück überlebt.
Das zweite Mal endete für ihren Kater Balin leider tödlich.
Der Täter ist noch unbekannt, wohnt aber vielleicht in der Nachbarschaft.
Aus diesem Grund wird die Familie in Zukunft keine ihrer Katzen mehr ins Freie lassen.

一家の猫が銃で撃たれるのはこれで2度目です。
幸いなことに1匹目の一家の猫フィーは、助かりました。
残念なことに2匹目の一家の猫バーリンは、銃で致命的な怪我を負い死にました。
犯人はまだ不明ですが、近所に住んでいる可能性があります。
このために一家は今後、猫を1匹も外に出さないつもりです。





(動画)

 Die SCHRECKLICHE JAGD auf KATZEN | SAT.1 Frühstücksfernsehen | TV 「恐ろしい猫の狩猟」 テレビドキュメント 2017年10月3日

 Ein unbekannter scheint Gefallen daran zu finden auf Katzen zu schießen. 「正体不明の男が猫を撃つことに喜びを感じているようです」とあり、ドイツの飼猫が狩猟駆除の犠牲になっている状況がよくわかるビデオです。

繰り返されるドイツ警察の誤認家宅捜査での被疑者の犬の射殺






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(Zusammenfassung)
Nach tödlichen Schüssen auf einen Hund durch Spezialkräfte im Landkreis Celle verteidigt die Polizei ihr Vorgehen.
Beamte hatten in Ahnsbeck ein Haus gestürmt.


 最近の事件ですが、7月5日にドイツ、ニーダーザクセン州ツェレ市で、大麻栽培が疑われた家族の家に武装警察官隊が強制捜査に入りました。しかし犯罪を裏付ける証拠は一切発見されず、逮捕者もいませんでした。家宅捜索中に、被疑者家人の飼犬のラブラドールの雑種犬が警察官に射殺されました。犬はおとなしく寝ていた状態だったと言います。犬の飼主の女性は「この犬は危険性はない」と主張しています。しかし警察は、警察官の行為は正当な職務と、警察官らを擁護しています。


 サマリーで述べた、ドイツ、ニーダーザクセン州ツェレ市の「武装警察官隊による誤認強制家宅捜査と被疑者の犬の射殺」について報じるニュースソースから引用します。


Hund bei Razzia erschossen - Bewohner kritisieren Polizei 「強制家宅捜査で警察官が犬射殺 住民が警察を批判しています」 2023年7月5日

Nach tödlichen Schüssen auf einen Hund durch Spezialkräfte im Landkreis Celle verteidigt die Polizei ihr Vorgehen.
Beamte hatten in Ahnsbeck ein Haus gestürmt.
Die Staatsanwaltschaft ermittelt gegen vier Frauen und fünf Männer im Alter von 17 bis 49 Jahren, die mit Betäubungsmitteln in nicht geringen Mengen gehandelt haben sollen.
Festgenommen wurde niemand.
Im Rahmen der Razzia hatten Beamte eines Spezialeinsatzkommandos (SEK) am frühen Dienstagmorgen ein Einfamilienhaus in Ahnsbeck gestürmt.
Drogen wurden dort nicht gefunden - allerdings wurde ein Hund von den Spezialkräften erschossen.
Getöteter Hund war offenbar ein Labrador-Mischling.
Warum sie als Drogenproduzenten und Händler verdächtigt werden, sei ihr ein Rätsel, sagte eine 48-Jährige.
Einsatzkräfte hätten im Haus Möbel und Geschirr zerstört.
Die Frau betonte zudem, dass von dem getöteten Hund keinerlei Gefahr ausgegangen sei.

ドイツ、ニーダーザクセン州ツェレ市で警察の特殊部隊が犬に発砲し致命傷を負わせましたが、後に警察は警察官らの行為を擁護しています。
武装警察官らは、ツェレ市のアーンズベックの家を強制家宅捜索しました。
検察は麻薬を大量に取引したとされる、17歳から49歳までの女性4人と男性5人を捜査していました。
誰も逮捕されませんでした。
強制捜索の一環として、特殊武装警察(SEK)の警官らが火曜日の早朝にアーンズベックの家族宅を強制家宅捜査しました。
そこでは麻薬は発見されませんでしたが、被疑者の犬が武装警察隊によって射殺されました。
殺された犬は、ラブラドールの雑種犬とみられます。
被疑者の1人の48歳の女性は、なぜ私たちが麻薬製造者や売人であると疑われているのか謎だと話しました。
武装警官隊は家の家具や食器を破壊しました。
その女性はさらに、殺された犬は危険ではなかったと強調しました。



(動画)

 Labrador-Mischling bei Hausdurchsuchung in Ahnsbeck erschossen 「アンスベックの強制家宅捜索中にラブラドールのミックス犬が射殺される」 2023年7月5日 今回取り上げた事件のテレビニュースの動画です。

Bei einer Hausdurchsuchung in Ahnsbeck haben Einsatzkräfte unter anderem eines Spezialeinsatzkommandos (SEK) nichts Verdächtiges gefunden.
Dafür hat die Aktion ein tragisches Ende genommen: Der Hund der Familie, die in dem Haus wohnt, ist tot.

アンスベックの家宅捜索では、特殊部隊(SEK)を含む救急隊は不審な物は何も発見しませんでした。
しかし、この行動は悲劇的な結末を迎えました。その家に住んでいた家族の犬が死んでしまいました。





 その他でも、ドイツの警察はしばしば誤認捜査で無実の被疑者の犬を射殺する事件が多発しています。以下の動画の事件は私は過去に取り上げています。いずれの事件も警察は「犬の射殺は警察官の正当な職務行為」とし、補償はありませんでした。ニュース等の動画がyoutubeで公開されていなくても、他に報道された事件が多数あります。


(動画)

 SEK 🔫 den HUND von BÖZEMANN! 😔 REACTION auf die STORY mit MO ABDALLAH | SINAN-G STREAM HIGHLIGHTS 2023年4月20日 「武装警察官は強制家宅捜査で、私の犬、ドゴ・アルヘンティーノを射殺した」という内容の告発ビデオ。




(動画)

 Polizei erschießt Hunde / OHNE GRUND!! 「警察官は私の犬を射殺した 理由もなく」(ドイツ) 2020年9月4日(閲覧注意) 誤認捜査で警察官が被疑者の家に踏み込み、そこに居合わせた犬をいきなり射殺しました。




(動画)

 SEK versagt: Falsches Haus gestürmt & unschuldigen Hund erschossen! | SAT.1 Frühstücksfernsehen | TV 「ドイツ 武装警官隊は間違えました。誤認で家を間違えて強制家宅捜査で罪のない犬が射殺されました」 2018年7月5日

 商売敵で近隣住民の虚偽の「違法な武器の所持と爆発物を製造している」という通報により、無実の有機農業の家族が住む家が強制捜索され、居合わせた家人の飼犬が武装警察官に射殺されました。事件に関するテレビ番組の再現ドラマ。

Wie kann das SEK so versagen?
Weil eine Frau eine Behauptung aufstellt, stürmen 80 SEK-Beamte das falsche Haus und erschießen einen unschuldigen Hund!

ドイツの武装警官隊は、どうしてこのような失敗をするのでしょうか?
ある女性の虚偽の通報により、武装警官80人が間違った家の強制家宅捜を行い、罪のない犬を射殺しました。





(動画)
 
 Polizei erschiesst Hund | RON TV | 「警察官が犬を射殺する」 2017年8月11日 テレビニュース

 食料品店の倉庫の防犯警報システムを解除せずに店主の身内が店の倉庫に入ったため、警報が警察に伝えらえました。警察官らが現場に急行し(その時点では身内の者は倉庫から離れていました)、倉庫内にいた店主のシェパード犬を射殺しました。

Nach einem Fehlalarm stehen vier Streifenwagen vor dem Getränkemarkt der Familie Ayric in Mannheim.
Laut Aussage der Polizei greift Schäferhund Karabas die Kollegen vor Ort an, woraufhin die Polizei den Hund erschießt.

誤報の後に、マンハイムにあるアイリック一家の食料品店の前に4台のパトカーが横付けされました。
警察によると、カラバスというシェパード犬が現場で警察官らを襲ったために警察官が犬を射殺しました。


スイスで再導入された在来野生動物のヨーロッパヤマネコは、野良猫との交雑で絶滅の可能性がある






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(Zusammenfassung)
Die in der Schweiz lebende Europäische Wildkatze ist durch Kreuzung mit Hauskatzen (Streunerkatzen) vom Aussterben bedroht.


  記事、
在来種のヨーロッパヤマネコが野良猫との交雑により絶滅の危機に瀕している
野良猫の被害を受けている野生動物の生息地でTNRの愚策を行うイギリス、スコットランド
在来野生動物のヨーロッパヤマネコが野良猫の交雑により絶滅の危機にあるドイツ、バーデンビュルテンベルク州
の続きです。
 小野塚知二東京大学教授らが、科研から補助金を受けている研究があります。「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)」云々という研究です。その上で小野塚狂授は「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市など」としています。
 ヨーロッパの一部の国では在来野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)が、野良猫(イエネコ、いわゆる猫 Felis silvestris catus)との交雑で絶滅に瀕しています。今回は小野塚知二狂授が「野良猫がいない」としているスイスを取り上げます。



 連載記事で述べた通り、ヨーロッパの一部の国では在来野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)が野良猫(イエネコ。いわゆる猫  Felis silvestris catus)との交雑により絶滅が危惧されています。連載記事ではイギリスとドイツの一部の州では、在来野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)と野良猫(イエネコ。いわゆる猫Felis silvestris catus)が交雑し、ヨーロッパヤマネコが絶滅の危機にあることを述べました。
 今回はスイスの事例を取り上げます。スイスでは1960年ごろ(20世紀中葉)に在来野生動物にヨーロッパヤマネコが絶滅したと考えられています。そのため生態系の回復のために、50年ほど前にフランスからヨーロッパヤマネコがスイスのジュラ山系に再移入されました。しかし再移入されたヨーロッパヤマネコは、野良猫(イエネコ。いわゆる猫)との交雑で再び絶滅の危機に瀕しています。それを報じるニュースソースから引用します。


スイスのヤマネコ、セクシーすぎて絶滅の危機。イエネコのメスがメロメロになり交配が進む(スイス研究) 2020年10月13日

スイスに生息するヨーロッパヤマネコが絶滅の危機に瀕しているという。
ヨーロッパに生息する野生種、「ヨーロッパヤマネコ」は、スイス西部のジュラ山脈からほとんどいなくなってしまっていたが、50年前に行われた再導入計画により、再び繁殖し始めた。
本来なら喜ばしいことなのだが、思わぬ事態が起きた。
ジュネーブ大学の生物学者と、チューリッヒ大学とオックスフォード大学の共同研究チームが、このヤマネコとイエネコの交配状況を調べた結果、新たな脅威が浮上していたのだ。
異種間の交配によって不可逆的な遺伝子置換が起こるだろうことがわかった。
近いうちにヤマネコとイエネコの区別ができなくなるということを警告している。
学術誌「Evolutionary Applications」によると、現在、ヤマネコとイエネコははっきりふたつに分かれた別々の亜種だと考えられているが、これらの交配が続くと、繁殖力の強い混合種の子猫が増える。
現在の交配率と個体数がこのまま変わらないなら、100年以内にヤマネコとイエネコの間の遺伝子的差異が失われてしまうという。



Die Wildkatze: Das unsichtbare «Büsi» im Wald
2023年2月19日

Die Wildkatze: Das unsichtbare «Büsi» im Wald
Sie sehen zwar aus wie unsere Stubentiger, doch Europäische Wildkatzen sind anders als Hauskatzen.
Rund 1.8 Millionen Hauskatzen leben in der Schweiz.
Viele der «Büsis» geniessen Freigang und erkunden ihre Ortschaft.
Zusätzlich sind etliche verwilderte Katzen unterwegs.
Die Europäische Wildkatze oder auch Waldkatze genannt, lebt vor allem in den Wäldern im Juragebirge.
Wie viele andere Tiere auch wurde die Wildkatze als vermeintlicher Schädling verfolgt und gejagt.
Die Art galt um 1960 in der Schweiz praktisch als ausgestorben.
Eine Wiederbesiedlung im Jura mit Tieren aus Frankreich sorgte für eine deutliche Stärkung der Population.
Besonders weil sie sich mit Hauskatzen vermischen, also sich hybridisieren, ist die Art gefährdet.
Hauskatzen und Wildkatzen können sich paaren und fortpflanzungsfähige Junge gebären.

ヤマネコ(ヨーロッパヤマネコ Felis silvestris): 森の中にいて目撃されることはない「猫」
私たちの飼い猫に似ているかもしれませんが、ヨーロッパヤマネコは飼い猫とは異なります。
スイスには約180万頭の飼い猫が住んでいます。
「イエネコ(いわゆる猫 Felis silvestris catus)」の多くは自由を満喫し、村を探検しています。
さらに、その途中には野良猫(イエネコ)もたくさんいます。(*)
森の猫としても知られるヨーロッパの野生の猫(ヨーロッパヤマネコ)は、主にジュラ山脈の森に住んでいます。
他の多くの動物と同様に、野生のネコ科動物(ヨーロッパヤマネコ)も害獣として追われ、狩猟されました。
この種(ヨーロッパヤマネコ)は、1960年頃にスイスでは事実上絶滅したと考えられていました。
フランスからヨーロッパヤマネコを連れてきて、ジュラ地方に再移入したことで、ヨーロッパヤマネコの個体数は大幅に増加しました。
この種は特にイエネコ(いわゆる猫 Felis silvestris catus)と交雑する、つまり雑種が生まれるために絶滅の危機に瀕しています。
イエネコ(いわゆる猫 Felis silvestris catus)と、ヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)は交尾して、繁殖力のある子孫を産むことができるのです。


(*)
 小野塚知二狂授は「スイスには野良猫がいない」としていますが、スイスには約30万匹の野良猫がいるとされています。人口比では狂授が「野良猫がいる」としている日本の東京の2倍以上です。


 サマリーで述べた通り、小野塚知二東京大学狂授は「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市など」としています。それに基づいて、科研から補助金を受給して研究を進めています。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日 から。

イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


小野塚 キチガイ


 ヨーロッパヤマネコと野良猫(イエネコ。いわゆる猫)の交雑が深刻となっているのは、小野塚知二狂授が野良猫がいないとしている、イギリス、スイス、ドイツ、北フランスです。野良猫がこれらの国にいなければ、ヨーロッパヤマネコとの交雑は起きようがありませんが?今回取り上げたスイスでは、ヨーロッパヤマネコと野良猫との交雑により、ヨーロッパヤマネコが絶滅の危機に瀕しているとあります。ヨーロッパヤマネコとイエネコの雑種猫が多数存在していることが遺伝子解析により判明しています。
 なお小野塚知二狂授は「飼主があったとしても無去勢で屋外を自由に行動している猫は野良猫に含める」と野良猫を定義しています。野良猫がいなければ、スイスにはヨーロッパヤマネコと野良猫(イエネコ)との雑種が存在することはあり得ません。まさに小野塚知二狂授の研究は愚行です。


(動画)

 Wildkatzen keine Kuscheltiere 「野生の猫(ヨーロッパヤマネコ)はぬいぐるみではありません」 2014年3月30日

概要:スイスチューリッヒ州で、ヨーロッパヤマネコを研究用の柵で囲って研究している生物学者のマリオン・ハルトマン氏は言います。
ほぼ絶滅したとされるスイスのジュラ山脈に再移入されたヨーロッパヤマネコの生息数は900匹程度と思われ、スイスでは絶滅危惧種のレッドリストに入れられています。
ジュラ州では野良猫(いわゆる猫。イエネコで飼主がないもの)が多数、自由に徘徊しています。
既にヨーロッパヤマネコとイエネコとの雑種化が進んでいます。
猫の誘引剤を吹き付けた板でネコ科動物の体毛を採集して遺伝子分析をして調べたところ、一部の野良猫からはヨーロッパヤマネコの遺伝子が確認されました。
ヨーロッパヤマネコとイエネコとの交雑は数世代にわたつて進んでいて、このままではスイスでは純粋なヨーロッパヤマネコが絶滅してしまうでしょう。

在来野生動物のヨーロッパヤマネコが野良猫の交雑により絶滅の危機にあるドイツ、バーデンビュルテンベルク州






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(Zusammenfassung)
In Baden-Württemberg ist die Europäische Wildkatze durch die Verpaarung mit Streunerkatzen vom Aussterben bedroht.


  記事、
在来種のヨーロッパヤマネコが野良猫との交雑により絶滅の危機に瀕している
野良猫の被害を受けている野生動物の生息地でTNRの愚策を行うイギリス、スコットランド
の続きです。
 小野塚知二東京大学教授らが、科研から補助金を受けている研究があります。「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)」云々という研究です。その上で小野塚狂授は「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市など」としています。
 ヨーロッパの一部の国では在来野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)が、野良猫(イエネコ、いわゆる猫 Felis silvestris catus)との交雑で絶滅に瀕しています。今回は小野塚知二狂授が「野良猫がいない」としているドイツを取り上げます。



 連載記事で述べた通り、ヨーロッパの一部の国では在来野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)が野良猫(イエネコ。いわゆる猫 Felis silvestris catus)との交雑により絶滅が危惧されています。ドイツは、地域によっては、例えばバーデン・ビュルテンベルク州は100年前にヨーロッパヤマネコは絶滅したとされていました。バーデン・ビュルテンベルクは生態系の回復のために近年、人為的にヨーロッパヤマネコを再導入しました。
 しかしバーデン・ビュルテンベルク州に再導入されたヨーロッパヤマネコは、野良猫等のイエネコと交雑し再び絶滅の危機に瀕しています。以下に引用します。


PAARUNG MIT HAUSKATZE Der größte Feind der Wildkatze schmust gerne auf dem Sofa 「イエネコとの交配 在来野生動物のヨーロッパヤマネコの最大の敵はソファーで寄り添うのが好き」 2022年11月8日

Hundert Jahre galten sie als ausgestorben, bis sie auch in Baden-Württemberg wieder ankamen.
Der größte Feind der Wildkatze?
Ausgerechnet der zahme Kuschelkater, der Deutschen liebstes Haustier.
Lange war die Wildkatze in Baden-Württemberg verschwunden; bis vor 15 Jahren galt sie sogar durch Jagd, schrumpfenden Lebensraum und Krankheiten als fast ausgestorben.
Paarung mit Hauskatze kann zum Verschwinden der Art führen.
„Häufen sich die Paarungen zwischen den zwei Arten, kann der Bestand der Europäischen Wildkatze immer mehr zurückgehen“, warnt Rudi Suchant, Wildtierökologe der Forstlichen Versuchs- und Forschungsanstalt Baden-Württemberg (FVA).
„Das kann bis zum völligen Verschwinden der Art führen.“
In Baden-Württemberg ist die sogenannte Hybridisierung stärker ausgeprägt als zuletzt noch erwartet, sagt Suchant.
Baden-Württembergs hingegen sind in den letzten Jahren besorgniserregend viele Hybridkatzen genetisch nachgewiesen worden.
Die Zahl der derzeit schätzungsweise zwei Millionen, oft kranken und unterernährten Streunerkatzen die sich ebenfalls mit Wildkatzen paaren können.

在来の野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)は、ドイツ、バーデン・ヴュルテンベルク州に再移入されるまでの100年間は、絶滅したと考えられていました。
ヨーロッパヤマネコの最大の敵とは?
それは皮肉なことに、ドイツ人が大好きな、ペットの飼いならされたかわいい猫(イエネコ。いわゆる猫 Felis silvestris catus)です。
ヨーロッパヤマネコは、バーデン・ヴュルテンベルク州から長い間姿を消していました。
15年前までは、狩猟、生息地の縮小、病気が原因でほぼ絶滅したとさえ考えられていました。
イエネコ(いわゆる猫)とヨーロッパヤマネコとの交雑は、ヨーロッパヤマネコの種の絶滅につながる可能性があります。
「この2種の交雑が増えれば、ヨーロッパヤマネコの個体数はますます減少する可能性があります」とバーデン・ヴュルテンベルク州の林業試験研究所(FVA)の野生生態学者、ルディ・ズーハント氏は警告します。
「これは種の完全な消滅につながる可能性があります」。
バーデン・ヴュルテンベルク州では、いわゆるヨーロッパヤマネコとイエネコとの雑種化が予想されていたよりも最近顕著だと、ズーハント氏は言います。
一方、バーデン・ヴュルテンベルク州では、近年、憂慮すべき数のヨーロッパヤマネコとイエネコとの雑種猫が遺伝子検査で検出されています。
現在病気や栄養失調の野良猫(イエネコに飼い主がないもの)がドイツに200万匹(*)いると推定されており、ヨーロッパヤマネコは野良猫と交雑することもあります。


(*)
 ドイツの野良猫数は200~300万匹と推計されています。近年は増加傾向とされています。


 サマリーで述べた通り、小野塚知二東京大学狂授は「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市など」としています。それに基づいて、科研から補助金を受給して研究を進めています。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日 から。

イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


小野塚 キチガイ


 ヨーロッパヤマネコと野良猫(イエネコ。いわゆる猫)の交雑が深刻となっているのは、小野塚知二狂授が野良猫がいないとしている、イギリス、スイス、ドイツ、北フランスです。野良猫がこれらの国にいなければ、ヨーロッパヤマネコとの交雑は起きようがありませんが?今回取り上げたドイツ、バーデン・ビュルテンベルク州では、ヨーロッパヤマネコと野良猫との交雑により、ヨーロッパヤマネコが絶滅の危機に瀕しているとあります。ヨーロッパヤマネコとイエネコの雑種猫が多数存在していることが遺伝子解析により判明しています。
 なお小野塚知二狂授は「飼主があったとしても無去勢で屋外を自由に行動している猫は野良猫に含める」と野良猫を定義しています。野良猫がいなければ、ドイツにはヨーロッパヤマネコと野良猫(イエネコ)との雑種が存在することはあり得ません。まさに小野塚知二狂授の研究は愚行です。


(動画)

 Unkontrollierte Vermehrung: Rund zwei Millionen Wildkatzen streunen durch Deutschland 「野良猫の繁殖は制御できません:約200万匹の野良猫がドイツ中を徘徊しています」 2017年8月9日

 動画の内容からは、ここで述べられている Wildkatzen は野良猫(イエネコ。いわゆる猫 Felis silvestris catus)のことですが、在来野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)も同じく Wildkatzen と表記されます。ドイツ語では野良猫(イエネコ。いわゆる猫で飼主がないもの はstreunende Katze 英語だと stray cat)です。野良猫でもより野生化が進んだもの、いわゆるノネコ(英語では feral cat)は Wildkatzen と表記されることがあります。
 私が思うには、ヨーロッパの生態系に疎い人が中途半端な理解でヨーロッパヤマネコや野良猫(イエネコ)に関するドイツ語の文書を読めば、両者を混同する可能性があります。「ドイツでは地域によっては100年前(つまり20世紀初頭)に Wildkatzen (ヨーロッパヤマネコ Felis silvestris)が絶滅した」という記述を、「野良猫(イエネコ。いわゆる猫 Felis silvestris catus)が絶滅した」と取り違える可能性もあり得ると思います。小野塚知二狂授がしつこく「ドイツでは20世紀初頭に野良猫が絶滅した」とデマを発言し続けるのは、狂授と取り巻き研究者の生態学に関する絶望的な無知無学に由来するのではないかとも私は推測します。

Etwa zwei Millionen Katzen streunen herrenlos durch Deutschland.
Und es werden immer mehr.

約200万匹の猫(イエネコ)が飼主がなく(つまり野良猫)、ドイツ中で迷子になっています。
そして、野良猫はますます増えています。





(動画)

 Die Wildkatze - Wildtier des Jahres 2018 | SWR | Landesschau Rheinland-Pfalz 「ヨーロッパヤマネコ - 2018 年の野生動物 | SWR | ラインラント・プファルツ州 州展示会」 2918年7月4日

Die Wildkatze: "Wildtier des Jahres" 2018, eine extrem bedrohte Tierart.
Tierschützer haben in der Vergangenheit viel für die Wildkatze getan.

ヨーロッパヤマネコ: 2018 年の「今年の野生動物」、極めて厳しい絶滅危惧種
動物保護活動家たちはこれまで、ヨーロッパヤマネコのために多くのことを行ってきました。


ベルギーは人口比で日本の14倍の猫を殺処分している







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Belgium

 最近ツイッターなどで「ベルギーは猫の殺処分がゼロだ」というデマが拡散されています。真実はベルギーの猫の殺処分数は年間15,000匹以上で、人口比では日本の猫の殺処分数の約14倍です。そのもととなった記事では、その他でも「ベルギーには野良猫がいない」などという荒唐無稽なデマが記述されています。調べもせずに単にライターの思惑や、読者のウケをねらったデマ記事は本当に有害です。ライターは軽い気持ちなのかもしれませんが、そのようなデマでも犬猫殺処分の妨害テロに利用されたり、殺処分を行っている、多い自治体などの攻撃の道具として用いられる恐れがあるのです。


 サマリーで示した通り、日本では「ベルギーは猫の殺処分がゼロ」というデマが流布されています。しかし真実は、ベルギーでは公的な公表で年間15,000匹の猫を殺処分しています。ベルギーの自治体、ウォルウェ・サン・ピエール市のHPから引用します。


Sterilisatie van zwerfkatten 「野良猫の不妊手術」

(オランダ語原文)
Sterilisatie: overbevolking en euthanasie vermijden
Jammer genoeg stijgt het aantal “achtergelaten” katten verhoudingsgewijs met het aantal geboorten.
Hierdoor zijn de dierenasielen verplicht per jaar zowat 15.000 katten in België voor wie ze geen nieuw baasje konden vinden te laten inslapen.
Om redenen van dierenwelzijn lijkt sterilisatie de beste oplossing om de overbevolking van katten aan te pakken en zo het aantal gevallen van gedwongen euthanasie te beperken.

(英語)
Sterilization: avoiding overcrowding and euthanasia
Unfortunately, the number of "abandoned" cats increases proportionally with the number of births.
As a result, animal shelters are obliged to euthanize about 15,000 cats in Belgium each year for whom they could not find a new owner.
For animal welfare reasons, sterilization seems to be the best solution to deal with cat overpopulation and thus limit the number of cases of forced euthanasia.

(日本語 拙訳)
野良猫の不妊と去勢:保護施設の過密と安楽死(殺処分)を回避すること
残念なことに「捨てられた」猫の数は、生まれた数に比例して増えます。
その結果べルギーでは、動物保護施設は新しい飼い主を見つけることができなかった猫を、毎年約1万5000匹安楽死(殺処分)させることを余儀なくされています。
動物福祉上の理由から猫の過剰繁殖を防止し、安楽死(殺処分)を強いられる猫の増えないようにするには不妊手術が最善の解決策であると思われます。



 しかし驚くべきデマが拡散されています。ベルギーの「猫祭り」に関する記事です。ベルギーの有名な「猫祭り」ですが、この祭りはもともとは猫は悪魔のしもべとして邪悪なものとして猫を殺害する祭りでした。その記事の中の記述です。


【3年に一度開催】ベルギーの猫祭り~カッテンストゥッツ~ 2021年2月11日

ベルギー滞在中はリアル猫には一匹も遭遇しませんでした!
野良猫を見かけないのも殺処分ゼロ!を掲げるベルギーならではの常識のようです。



 なおベルギーの動物福祉に関する包括的な法律「ワロン動物福祉法典」の日本語訳と解説が公表されています。その中の、殺処分に関する条文を挙げておきます。


動物の法的地位をめぐるベルギー法の概況 ― ワロン動物福祉法典の紹介を中心に

第 1 項 § 1 にかかわらず,放棄された動物,道に迷った動物,さまよう動物は,以下の場合に,遅滞なく,殺処分されうる。
1 公衆衛生について止むを得ず,緊急の理由がある場合,市長の判断に基づいて
2 福祉のために必要だとする獣医師の判断に基づいて
第 2 項 動物の殺処分の理由や識別情報は,自治体やD.12条に鑑みて収容を保証する者により, 1 年間保管される。それが識別されえる場合,理由が動物の責任者に通知される。
第 3 項  1 項に規定される理由によって殺処分された動物の責任者は,殺処分によって生じた費用を支払う義務を負う。



(動画)

 Zwerfkat in Leuven 「ルーベン(ベルギーの都市)に住んでいる野良猫」 2014年5月2日

 私はオランダ語が分かりませんが、ベルギーの都市にはかなり野良猫が多いようです。それにしても「〇国には野良猫がいない。殺処分もゼロ」という根拠のない無責任なデマ情報が多すぎませんか。

インフレで経営危機に陥っているティアハイムは保護動物の販売やサービスの値上げを行っている~ドイツ






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(Zusammenfassung)
Der Deutsche Tierschutzbund befürchtet eine Schließung von bundesweit jedem vierten Tierheim.
Der Vertreter des Deutschen Tierschutzbundes, Schroeder, fordert vom Bund und anderen einen riesigen Zuschuss für Tiheim.


 記事、ドイツではインフレの亢進による経営難で4分の1のティアハイムが廃業の危機に瀕している~統括団体はさらなる巨額の補助金の上乗せを要求 の続きです。
 かねてから東欧等からの格安子犬の輸入の激増などからティアハイムから犬等を購入する客が減り、ティアハイムの経営難は深刻化していました。さらに最近はドイツのインフレ高騰により光熱費の上昇、獣医師の報酬が2倍になった、最低賃金の引き上げによる人件費の引上げ等により、ティアハイムに経営難は深刻になっています。そのためにティアハイムは相次いで保護動物の販売や引取、老犬猫ホーム等のサービス価格の値上げをしています。



 ドイツのティアハイムはの運営資金は保護動物や引取サービス、老犬猫ホームのサービスの販売における営利事業収入(VAT=消費税が科せられますので完全に営利事業です)と補助金が大きな割合を占めています。補助金には保護動物の飼育費が概ね1か月支給されますし、設備投資とその維持費に75%まで補助金を支給するシュレースヴィッヒホルシュタイン州などもあります。コロナやウクライナ難民の同行ペットの保護などの一時的な高額の補助金もしばしば支給されます。もちろん寄付金もありますが、寄付金だけで運営することは不可能です。
 ドイツのティアハイムは国際比較で公費補助率が大変高い組織です。日本で狂ったように「公費は一切支給されていない」と喧伝されているティアハイム・ベルリンは例外的に自立経営に成功している施設ですが、収容動物の飼育費と設備用投資やそのほかの補助金で、年間に日本円で億単位を受給しています。ティアハイム・ベルリンの補助金需給に関しては、私は何度もこちらで取り上げています。(*)

 そのようなドイツのティアハイムですが、近年はドイツのインフレの亢進で経営難に陥っています。統括団体のドイツ動物保護連盟の会長は「4分の1のティアハイムが廃業の危機に瀕している」と公言し、さらなる高額の補助金の増額を連邦政府や自治体等に要望しています。
 またドイツのティアハイムは近年のインフレ亢進による経営難に対応するために、相次いで保護動物やサービスの販売価格の値上げに踏み切っています。インフレによりティアハイムの経営に大きく影響する光熱費や獣医医療費、人件費が高騰しているからです。それを報じるニュースソースから引用します。


Viele Tierheime in RLP erhöhen Vermittlungsgebühren 「ドイツ、ラインラントプファルツ州の多くのティアハイムが保護動物の譲渡手数料を値上げ」 2023年4月18日

Im Tierheim in Worms mussten bei Übernahme eines Hundes bisher vom neuen Besitzer 280 Euro gezahlt werden.
Ab dem 1. Mai werden es 350 Euro sein.
Die Vermittlungs- beziehungsweise Schutzgebühr für eine Katze wird von 110 auf 150 Euro erhöht.
Ähnlich wird es bei Kleintieren und der Haustier-Pension im Tierheim sein.
Kosten für Tierarzt bis zu 80.000 Euro pro Jahr.
Eine Sprecherin des Tierheims in Worms begründete die Erhöhung im Gespräch mit dem SWR unter anderem mit gestiegenen Tierarztkosten.
So würden in einem Jahr bis zu 80.000 Euro anfallen, Tendenz steigend.
Auch die Kosten für Wasser, Strom und und Heizung würden immer teurer, ebenso das Tierfutter.
Das Wormser Tierheim bekommt Zuschüsse von der Stadt und umliegenden Gemeinden.
Mehrere Tierärzte hätten ihm bestätigt,
dass sich viele Menschen die Behandlung ihrer Tiere nicht mehr leisten könnten und Besitzer verstärkt ein Einschläfern forderten.
Rechne in der kommenden Zeit mit viel mehr ausgesetzten Tieren.
Einer SWR-Umfrage zufolge haben die Tierheime in Koblenz, Diez, Remagen, Zweibrücken und Frankenthal die Vermittlungsgebühren erhöht.
In Diez beispielsweise liegt die Gebühr für einen Hund jetzt bei 350 Euro, 50 Euro mehr als zuletzt.
Das Tierheim Frankenthal verlangt für die Übernahme einer Katze 200 Euro - vorher waren es 140 Euro.
Im Tierheim in Zweibrücken kostet, ebenfalls als Beispiel, die Vermittlung eines Rüden mittlerweile 400 Euro (zuletzt 300 €), für eine Katze wurden bisher 120 Euro verlangt, jetzt sind es 150 Euro.

(ドイツ、ラインラントプファルツ州の)ヴォルムズ・ティアハイムでは、犬が引き渡された時には、新しい飼主は280ユーロ(約44,800円。1ユーロ=160円)を支払わなければなりませんでした。
5月1日からは350ユーロ(約56,000円)になります。(*)
猫のジョイと手数料や引取料金は110ユーロから150ユーロ(約24,000円)に値上げされます。
小動物や動物保護施設でのペットの預かりも同様でしょう。
当ティアハイムの獣医療の費用は年間最大8万ユーロです。
ヴォルムズ・ティアハイムの広報担当者は、SWR(註 マスコミ)とのインタビューで、獣医療費の増加などを理由に値上げを正当化しました。
重衣料の費用は1年で最大8万ユーロとなりますが、さらに増加傾向にあります。
水道、電気、暖房費、そして動物の飼代もますます高価になっています。
ヴォルムズ・ティアハイムは、市と周辺の自治体から補助金を受けています。
複数の獣医師が明らかにしたが、多くのペットの飼主が自分のぺットを(重医療費の値上げで)治療してもらう余裕がなくなり、飼主の動物を安楽死させてほしいとの要求がますます高まっていました。
今後さらに多くの動物が捨てられることが予想されます。
SWR(註 マスコミ)の調査によると、コブレンツ、ディエツ、レマーゲン、ツヴァイブリュッケン、フランケンタールのティアハイムでは、譲渡手数料が値上げされています。
例えばディエツでは、犬の譲渡手数料は現在350ユーロで、以前より50ユーロ高いです。
フランケンタール・ティアハイムでは、猫の譲渡手数料は200ユーロですが、以前は140ユーロでした。
ツヴァイブリュッケン・ティアハイムでは、雄犬の譲渡手数料は現在400ユーロ(以前は300ユーロ)で、猫の場合は120ユーロでしたが150ユーロになっています。


(*)
 ほぼ全てのティアハイムはこの金額は、「基本譲渡手数料」で、例えば去勢済みであった場合などはその実費が加算されます。ですから実際の価格はそれよりも高くなります。


 このようにドイツのティアハイムでは、運営資金を補助金と営利事業に大きく依存しています。なおティアハイムの営利事業には不要ペットの有料引取と保護ペットの販売(譲渡)の他に、有料老犬猫ホーム事業(これが日本で喧伝されている「ティアハイムの終生飼育」のからくりです。誰も飼育費を払わない動物の面倒をティアハイムは見ません)、ペット葬祭事業(ティアハイム・ベルリンなどはかなり高額です。墓碑までたてれば日本円で数百万円など)、犬猫ホテル、犬しつけ教室など多くがあります。
 寄付金もあることは否定しません。しかし「ティアハイムは全て寄付金で運営されている」は完全に誤りです。そのデマ報道の例を挙げます。


ドイツの動物保護施設「ティアハイム」とは?9割以上の保護猫が卒業できる仕組みづくり(*3)

動物愛護先進国ドイツでは、ペットショップで動物を購入することは一般的ではありません。
例えば、猫が欲しいと思えば、まず検討されるのはティアハイムです。(*1)
ティアハイムとは、寄付を資本として、私的に運営されている動物保護施設のこと。(*2)
ここに保護されている動物のほとんどは、飼い主の都合により持ち込まれた場合がほとんどで、(*4)費用は全て寄付で賄われています。


(*)
記事検索 : ティアハイム・ベルリン 補助金

(*1)
Auslandstierschutz versus Tierschutz in Deutschland

 ドイツの犬猫の入手における保護動物のシェアは1割程度。この数値は2014年にに行われた全ドイツケネルクラブ(VDH)による統計調査によるもので、当時より犬の輸入が激増しているので現在はさらに保護犬猫の入手割合は下がっていると思われるます。

(*2)
運営費の50%が補助金漬けのドイツのティアハイム

 近年はティアハイムの倒産が相次ぎ、州自治体は資本の50%を出捐して新たな施設を設立したケースはいくつかあります。

(*3)
5 Gründe, warum manche Hunde besonders schwer vermittelbar sind

 「9割以上の保護猫を卒業できる」とはティアハイムベルリンに限って「9割が譲渡される」と言うことでしょうか。ティアハイム・ベルリンは年次報告書を公開していませんので譲渡率、殺処分率は不明です。ドイツ語検索で同施設の譲渡率9割以上という情報はありません。犬に関してはドイツのティアハイムの平均譲渡率は75%です。大学の調査では26%の犬が殺処分されるとの資料があります。

Hintergrundinformation: Lage der Tierheime

 ドイツは法律上所有者不明犬猫(迷い犬猫、野良犬猫)の保護収容は自治体しかできません。一定期間飼主返還や緊急的な殺処分を行った後に、残りを民間ティアハイムに委譲します。ドイツの全ティアハイムが引き受ける犬猫のうち、そのような行政から移譲を受けたものは平均で70~80%です。したがって直接飼主から引き受けたものは20~30%にすぎません。


 短い文書で、これだけ多数のデマを盛り込めるのは一種の才能かも(笑)。ドイツではのインフレで経営難に陥っているティアハイムは現在非常に多く、この記事の様に順風満帆ではありません。そのための保護犬猫の販売価格や、不要犬猫の引き受け手数料を相次いで値上げしているのですが、ただでさえドイツではインフレの高騰でペットを手放したい人が多いのに値上げをすれば、ティアハイム離れをさらに加速させます。
 ティアハイムにしてみれば「背に腹は代えられない」のでしょうが、ドイツがティアハイムへの補助金漬けで今のペット再譲渡の制度を維持するのも限界が来ているのかもしれません。例えばバイエルン州ではティアハイムの延命を無理にせず破産解散させ、新たに州自治体がかなりの出資をして新たにティアハイムを設立することも行われています。実はドイツのティアハイムは横領、犬等の密輸などの犯罪が頻発します。最近も複数の事件が起訴有罪になっています。それは背景に放漫経営があるのではないでしょうか。州自治体の出資により公の監視と管理をとり入れた方がよいのではないかと、私は思います。


(動画)

 Tierheim am Limit | Die Nordreportage | NDR Doku 「限界状況にあるドイツのティアハイム」 NDR(ドイツ公共放送)のドキュメンタリー 2023年1月4日

Das Tierheim in der Hemmstraße in Bremen ist voll.
Trotzdem bekommt Leiterin Sina Fehr jeden Tag vier bis sechs Anfragen von Menschen, die ihre Hunde abgeben wollen oder müssen.
Es wird befürchtet, dass die aktuelle Wirtschaftslage dazu führen wird, dass viele Menschen sich ein Haustier schlicht nicht mehr leisten können.
Futter und Tierarztkosten werden teurer.
Auch das Tierheim leidet darunter.
Die Ausgaben steigen, gleichzeitig gehen die Spendeneinnahmen zurück.

ドイツ、ブレーメン州のヘム通りにあるティアハイムは満杯です。
それにもかかわらずシーナ・フェール所長には、犬を手放したい、または手放さなければならない人たちから4~6件の問い合わせがあります。
現在の経済状況により、多くの人がペットを飼う余裕がなくなるのではないかと懸念されています。
餌代や獣医療費は高額になってきています。
ティアハイムも同様に苦しんでいます。
支出は増加していますが、それと同時に寄付は減少しています。





(画像)

 2022年1月12日アクセスの、ティアハイム専用の保護犬販売のオンラインプラットフォーム、Deine Tierrwelt のスクリーンショット。ティアハイムは広く、オンラインの非対面販売で保護犬を販売しています(中には審査が厳しい施設もあります)。すべてのティアハイムが譲渡に際して厳格な審査を行っているわけではありません。この点は日本は著しい偏向報道があります。

tierwelt ティアハイム 犬 オンライン販売


(画像)

 先の画像と同じ、Deine Tierrwelt の、2023年7月5日のスクリーンショット。わずか1年余りでティアハイムの保護犬の販売価格がずいぶんと値上がりしたと感じます。

スクリーンショット 2023-07-02 103140

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野良猫の被害を受けている野生動物の生息地でTNRの愚策を行うイギリス、スコットランド






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(summary)
The native wild cat, the European wildcat, is endangered due to crossbreeding with feral/stray cats (domestic cats).
The problem is also very serious in Scotland in the UK.


 記事、在来種のヨーロッパヤマネコが野良猫との交雑により絶滅の危機に瀕している の続きです。
 小野塚知二東京大学教授らが、科研から補助金を受けている研究があります。「世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)」云々という研究です。その上で小野塚狂授は「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市など」としています。
 ヨーロッパの一部の国では在来野生動物のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)が、野良猫(イエネコ、いわゆる猫 Felis silvestris catus)との交雑で絶滅に瀕しています。今回は特に深刻な、小野塚知二狂授が「野良猫がいない」としているイギリス、スコットランドを取り上げます。



 前回記事で述べた通り、ヨーロッパの一部の国では在来野生動物のヨーロッパヤマネコが野良猫(イエネコ。いわゆる猫)との交雑により絶滅が危惧されています。特にイギリスでは20世紀初頭までにほぼスコットランドヤマネコ(ヨーロッパヤマネコ)が絶滅し現在はスコットランドの高山地帯に100匹程度が生息するのみです。そして現在も、スコットランドではスコットランドヤマネコと野良猫の交雑がきわめて深刻となっています。

 サマリーで述べた通り、小野塚知二東京大学狂授は「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市など」としており、科研から補助金を受給して研究を進めています。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日 から。

イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


小野塚 キチガイ


 ヨーロッパヤマネコと野良猫(イエネコ。いわゆる猫)の交雑が深刻となっているのは、小野塚知二狂授が野良猫がいないとしている、イギリス、スイス、ドイツ、北フランスです。野良猫がこれらの国にいなければヨーロッパヤマネコとの交雑は起きようがありませんが?なお小野塚知二狂授は「飼主があったとしても無去勢で屋外を自由に行動している猫は野良猫に含める」と野良猫を定義しています。今回はイギリス、スコットランドの事例を取り上げます。なお「スコットランドヤマネコ」とあるのはヨーロッパヤマネコのことです。


Scottish wildcat 「スコットランドヤマネコ」 ウィキペディア

The Scottish wildcat is a European wildcat (Felis silvestris silvestris) population in Scotland.
It was once widely distributed across Great Britain, but the population has declined drastically since the turn of the 20th century due to habitat loss and persecution.
It is now limited to northern and eastern Scotland.
It is listed as Critically Endangered in the United Kingdom and is threatened by hybridization with domestic cats.
Since all individuals sampled in recent years showed high levels of hybridisation with domestic and feral cats.
The Scottish wildcat was given protected status under the United Kingdom's Wildlife and Countryside Act 1981.
Feral cats can be killed throughout the year.
In the wild, efforts to conserve wildcats include neutering feral cats and euthanizing diseased feral cats to prevent hybridization and the spread of disease.

スコットランドヤマネコは、スコットランドに生息するヨーロッパヤマネコ (Felis silvestris silvestris) です。
かつてはイギリス全土に広く分布していましたが、20世紀初頭以降に生息地の喪失や駆除により個体数が激減しました。
現在はスコットランド北部と東部に生息地が限られています。
イギリスでは絶滅危惧種に指定されており、飼猫との交雑が脅威となっています。
近年のすべての本種の標本の個体は、飼猫および野良猫との高いレベルの交雑を示しました。
スコットランドヤマネコは、「イギリスの野生動物および田園法 1981」に基づいて、保護の地位を与えられました。
野良猫は一年中殺される可能性があります。
野生下でスコットランドヤマネコを保護する取り組みとしては、(野良猫との)雑種が生まれることや、病気の蔓延を防ぐために、野良猫の去勢手術や病気の野良猫の安楽死などが行われています。



TNVR: Protecting Scottish wildcats from interbreeding with feral cats 「TNVR(ワクチン接種を伴うTNR):スコットランドヤマネコを野良ネコ(=イエネコ)との交雑から守る」 2023年6月3日

The Saving Wildcats partnership is carrying out crucial work to restore Scottish wildcat populations at a landscape-scale.
An essential part of this project involves the protection of Scottish wildcats from interbreeding with feral cats.
Wildcats are now on the brink of extinction in Scotland following widespread population declines after centuries of persecution and habitat loss. More recently, the dwindling wildcat population has become increasingly threatened by genetic extinction caused by interbreeding (also known as hybridisation) with domestic feral cats.
Interbreeding produces ‘hybrid’ cats that have both wildcat and domestic cat DNA.
To address this threat, Saving Wildcats has begun a programme of Trap-Neuter-Vaccinate-Return (TNVR).

Saving Wildcats partnership (セービング ワイルドキャッツ パートナーシップ 動物保護団体)は、スコットランドヤマネコ(ヨーロッパヤマネコ)の個体数を普通に見られるほどに回復するための重要な取り組みを行っています。
このプロジェクトの重要な部分には、スコットランドヤマネコを野良猫との交雑から保護することが含まれます。
何世紀にもわたる迫害と生息地の損失による広い範囲での個体数の減少により、スコットランドでは現在ヨーロッパヤマネコが絶滅の危機に瀕しており、最近では減少しつつあるスコットランドヤマネコの個体数が、イエネコとの交雑(雑種が生まれること)によって引き起こされる遺伝的に純粋種が絶滅する危機に脅かされています。
異種の交配により、ヤマネコとイエネコの両方のDNAを持つ「雑種」猫が生まれます。
この脅威に対処するために、セービング ワイルドキャッツ はTrap-Neuter-Vaccinate-Return (TNR+ワクチン) プログラムを開始しました。



Mass support for neutering of every cat in Scotland 「イギリス、スコットランドのすべての猫の去勢手術に対する大規模な支援」 2017年9月17日

The wildcat is one of Scotland’s most endangered mammals, with perhaps as few as 100 left scattered across the Highlands.
One of the reasons it is disappearing is repeated mating with domestic or feral cats.
There are currently reckoned to be about 400,000 feral cats in Scotland.
According to campaigners many of them face disease or starvation and are shot by gamekeepers or die prematurely.

ヨーロッパヤマネコは、スコットランドで最も絶滅の危機に瀕している哺乳類の1つで、スコットランド高山地帯の生息数はおそらく100匹ほどです。
絶滅の原因の一つは、飼猫や野良猫との交雑が繰り返されたことです。
現在スコットランドには、約40万匹の野良猫がいる(*)と考えられています。
動物保護活動家らによると、スコットランドの野良猫の多くは病気や飢えに直面し、レンジャーに撃たれたり、早死にしたりしていると言われています。


(*)
 スコットランドの人口1万人当たりの野良猫数は761万匹です。対して東京都の人口1万人当たり野良猫数は149匹です。イギリス、スコットランドの野良猫数は人口比で東京都の5.1倍です。あらっ、小野塚知二狂授は「イギリスには野良猫がいない。日本にはいる」と述べていますが???


 野良猫の被害を受けている、希少生物生息地で野良猫のTNRを行うのは愚策でしょう。ヨーロッパヤマネコが野良猫(イエネコ)から受ける被害は、交雑による遺伝子汚染だけではありません。多くのネコ科の感染症が、野良猫からヨーロッパヤマネコに感染している症例があります。それらの感染症は、すべてワクチンで防げるものではありません。またワクチンの抗体が切れた野良猫は、再捕獲して再度ワクチン接種するのでしょうか。必ず捕獲できる保証はありません。
 このようにイギリスは、かなり猫愛誤な国です。さすがにイギリスは直接野良猫から捕食被害を受けている希少生物地では、TNRは行っていないようですが。後ほど書きますが、イギリスと共にヨーロッパでは突出して野良猫数が多いフランスでも「猫愛誤度」が高いように思います。それが野良猫の多さにつながっているのだと思います。


(動画)

 The Scottish Wildcat - Killed By Feral & Domestic Cats? Highland Tiger Hybridisation & Conservation 「スコットランドヤマネコ(ヨーロッパヤマネコ)は野良猫と飼猫に殺されたのでしょうか? ハイランドタイガー(スコットランドヤマネコ)とイエネコの交雑と保護」 2023年1月22日公開

 「スコットランドヤマネコは主に、野良猫等のイエネコとの交配により絶滅危惧種になった。いずれはイエネコの遺伝子がヤマネコに置き換わり、遺伝的に純粋なスコットランドヤマネコが絶滅する恐れがある。野良猫(イエネコ)の防除も必要」との説明があります。

The Scottish Wildcat is the rarest Mammal in the U.K. due to them being classed as an endangered species.
In this video I discuss the affects of domestic and feral cats on Scottish wildcat populations and the conservation efforts to save them.

スコットランドヤマネコ(ヨーロッパヤマネコ)は絶滅危惧種に分類されている、イギリスでは最も希少な哺乳類です。
このビデオでは、飼猫と野良猫(イエネコ)がスコットランドヤマネコの個体数に与える影響と、それらを救うための保護活動について説明します。


在来種のヨーロッパヤマネコが野良猫との交雑により絶滅の危機に瀕している






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(summary)
The native wild cat, the European wildcat, is endangered due to crossbreeding with feral/stray cats (domestic cats).


 ヨーロッパには2種の在来野生種のヤマネコが生息しています。ヨーロッパオオヤマネコ(Lynx lynx)とヨーロッパヤマネコです。後者のヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)は、一部のヨーロッパの国で野良猫(イエネコ=Felis silvestris catus ネコ科ネコ属のいわゆる「猫」。リビアヤマネコ=Felis lybicaが原種とされていますが、ヨーロッパヤマネコを本種の亜種とする分類もあり、その説に従えばヨーロッパヤマネコはイエネコの祖先とも言えます)との交雑が進み、絶滅が危惧されています。特にイギリス、スイス、北フランス、ドイツです。このことはこれらの国に野良猫が多数生息している証拠です。


 サマリーで記述した通り、ヨーロッパには在来の野生のヤマネコが2種生息しています。ヨーロッパオオヤマネコ(Lynx lynx)と、ヨーロッパヤマネコ(Felis silvestris)です。
 両者は非常に混同されているので、特徴を示しておきます。まず大きさが全然違いますし、外見もかなり異なります。両者は属が異なり、前者はオオヤマネコ属(Lynx)、後者はネコ属です。前者は野良猫(イエネコ=ネコ属 Felis)とは属が異なりますので、交雑はできません。なお本記事で問題にするのは、後者のヨーロッパヤマネコです。

ヨーロッパオオヤマネコ (シベリアオオヤマネコ)

学 名 Lynx lynx
英 名 Eurasian Lynx
分布域 ユーラシア大陸の温帯域以北
生息環境 森林地帯
体 長 70~130cm 程度
尾 長 10~25cm 程度
体 重 14~35kg 程度


(動画)

 目の前に来てくれたヨーロッパオオヤマネコ Eurasian lynx 2018 0219 2018年2月19日 Zoo Duisburg in Germany(ドイツ デュイスブルク動物園)で撮影




ヨーロッパヤマネコ

食肉目ネコ科ネコ属に分類される動物。
家畜化されたイエネコと近縁で、イエネコやその起源と考えられるリビアヤマネコを亜種として含める場合もある。
黒い縞の入った中間調の褐色で、体長45-80 cm、体重3-8 kg、尾長は30cmほどである。
かつてはフェノスカンジアを除くヨーロッパ全域に分布していたが、18世紀末から20世紀中頃にかけて大きく減少。
各地でイエネコとの交雑が進んでいる。
北限はスコットランドだが、グレートブリテン島の他の地域ではすでに見られない。
ヨーロッパ本土ではアルデンヌ周辺とピレネー山脈からイベリア半島にかけて、カルパティア山脈、ジュラ山脈、イタリア半島からバルカン半島にかけてとシチリア島に分布している。



(動画)

 ヨーロッパヤマネコ一家 European wildcat family 2019 0516 2019年5月16日 スイス・チューリッヒ州 Wildnispark Zürich Langenbergで撮影




 繰り返しますが、ヨーロッパヤマネコは野良猫(近種のイエネコ。いわゆる猫)との交雑が進み、絶滅が危惧される状況に至っています。特に深刻なのはイギリスとスイスです。その他にはドイツの一部の州やフランス北部もヨーロッパヤマネコと野良猫(イエネコ)との交雑による、ヨーロッパヤマネコの減少が深刻です。次回以降の記事では、これらの国のヨーロッパヤマネコと野良猫との交雑と、行われている、ヨーロッパヤマネコからイエネコとの交雑を防止する施策について取り上げます。
 ところで驚くほど呆れた、科研から補助金を受けて進められている、小野塚知二東京大学狂授らの研究があります。その研究の内容は、「野良猫がいる社会といない社会はきれいに二分できる。イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などである。イギリスやドイツなどでは野良猫は20世紀中葉までに消滅した。その社会的背景」です。

 小野塚知二狂授が「野良猫がいない国、20世紀中葉までに野良猫は消滅した」筆頭に挙げているイギリスとドイツはいずれも「野良猫によるヨーロッパヤマネコとも交雑」が深刻とされています。その他スイス、フランス北部も小野塚知二狂授は「野良猫がいない国」としていますが、これらの国でもヨーロッパヤマネコと野良猫との交雑が問題視されています。それらの点については、次回以降の記事で取り上げます。
 小野塚知二狂授が「野良猫がいない国」としている国々に本当に野良猫がいないのならば、ヨーロッパヤマネコと野良猫の交雑はあり得ません。まさにこの研究は前提そのものに誤りがあり、話にならないほどの愚行です。このような馬鹿げた研究に補助金迄支給している科研も同類です。


(画像)

 『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』  2019年1月21日 から。

イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。
⼀⽅で現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などになります。
イギリスや北フランス、ドイツなどでは野良猫の消滅過程が必ずあるはずです。


小野塚 キチガイ


野良猫の有無と消滅過程に注目した人間・社会の総合的研究方法の開拓 バカ、キチガイ、税金泥棒リスト(笑)

小野塚知二 東京大学, エグゼクティブ・マネジメント・プログラム室, 名誉教授 (40194609)
研究分担者 藤原 辰史 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (00362400)
新原 道信 中央大学, 文学部, 教授 (10228132)
山井 敏章 立命館大学, 経済学部, 教授 (10230301)
北村 陽子 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (10533151)
高橋 一彦 神戸市外国語大学, 外国語学部, 准教授 (20197130)
芳賀 猛 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20315360)
宮崎 理枝 大月短期大学, 経済科, 教授(移行) (20435283)
渡邉 健太 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (20582208)
鈴木 鉄忠 東洋大学, 国際学部, 准教授 (20726046)
梅垣 千尋 青山学院大学, コミュニティ人間科学部, 教授 (40413059)
長谷川 貴彦 北海道大学, 文学研究院, 教授 (70291226)
石井 香江 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (70457901)
西村 亮平 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80172708)
井上 直子 城西大学, 経済学部, 准教授 (80727602)
永原 陽子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (90172551)

研究の概要
世界は野良猫のいる社会と野良猫のいない社会とに二分できる(笑)ことに着想を得て、野良猫の有無とその消滅過程(笑)から、従来はそれぞれ個別に認識されてきた人間・社会の諸特質を総合的に理解する。



(参考資料)

 私はこれらの記事の通り、各国の野良猫数の推計値(政府機関、学術論文、国会の質疑に用いられた資料等の信頼性が高いものも含まれる)を用いて小野塚知二教授らの野良猫がいる社会といない社会はきれいに二分できる。イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない。現在も野良猫がいるのは⽇本や韓国などアジア諸国、イタリアやスペイン、ポルトガルなどの南欧、アメリカの⾮⼤都市などである。イギリスやドイツなどでは野良猫は20世紀中葉までに消滅した」が、根拠のない妄論であることを証明しました。次回以降では、小野塚狂授が「野良猫がいない」とする国の、直接的なその国の野良猫数の推計の他に側面からこれらの国の野良猫数が多いことを証明します。
 具体的には、在来野生動物のヨーロッパヤマネコと野良猫との交雑の進展と、これらの国での羊の、ネコ科動物が終宿主となるトキソプラズマの感染率の高さです。野良猫がゼロで有れば、このような現象はほぼゼロであるはずです。

野良猫が異常に多いイギリス~第二の都市バーミンガムでは人口と同じ100万匹の野良猫がいる
野良猫900万匹と異常に多いイギリスはドイツなどと異なり、猫の狩猟は事実上禁止されている
野良猫900万匹と異常に多いイギリスは行政が野良猫の捕獲収容を行わない特異な国
野良猫の数が900万匹と異常に多いイギリスでは行政がずさんなTNRを推奨し行われている
小野塚知二東大教授の研究の「イギリスでは野良猫が消滅した」の出典とは?~イギリスの野良猫数は900万匹とされている
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の根拠は便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか~イギリスには900万匹の野良猫がいる
小野塚知二東大教授の「イギリスには野良猫がいない」の典拠は全て噓の便所の落書き以下の京田辺市のホームページなのか
東京都とほぼ同じ人口のバイエルン州には野良猫が東京都の5倍いる~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無知
「ドイツには野良猫が~300万匹いる」とのドイツの資料は多数ある~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の狂気
野良猫の増加に悩むニーダーザクセン州は猫の狩猟を緩和する法改正を行った~「ドイツでは野良猫が消滅した」という東大教授の無学
小野塚知二東大教授らの「ドイツには野良猫がいない」の典拠は自作自演?ドイツには~300万匹の野良猫がいる
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在しトキソプラズマ感染で野生動物に害を及ぼしている~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
北極圏のグリーンランドにも野良猫は存在し家畜がトキソプラズマ感染している~環境省の「イギリスやドイツでは高緯度だから野良猫はいない」という発狂資料
スイスは30万匹の野良猫がいて増加が問題になっている~「スイスには野良猫がいない」という東大教授のバカッぷり(笑)
スイスには30万匹の野良猫がおり毎年10万匹が狩猟で殺される~「スイスには野良猫がいない」という東大教授の無知
オーストリアには25万匹の野良猫(人口比で日本の1.8倍)がいて毎年4万匹が狩猟駆除される~「オーストリアには野良猫がいない」という東大教授の無知
野良猫が1400万匹もいるフランス~「フランスには野良猫がいない」という東大教授の頭は大丈夫か?
野良猫の増加に悩むフランス最北部のリール市が採用した方策~給餌禁止や市民の通報の推奨、警察も野良猫捕獲
スペインとイタリアの野良猫数は東大教授が「野良猫がいない」としているイギリスよりはるかに少ない
東京とソウル市は東大教授が「野良猫がいない」とするイギリス、ドイツより人口当たり野良猫数が少ない(中間総括)

ドイツではインフレの亢進による経営難で4分の1のティアハイムが廃業の危機に瀕している~統括団体はさらなる巨額の補助金の上乗せを要求






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(Zusammenfassung)
Der Deutsche Tierschutzbund befürchtet eine Schließung von bundesweit jedem vierten Tierheim.
Der Vertreter des Deutschen Tierschutzbundes, Schroeder, fordert vom Bund und anderen einen riesigen Zuschuss für Tiheim.


 かねてから東欧等からの格安子犬の輸入の激増などからティアハイムから犬等を購入する客が減り、ティアハイムの経営難は深刻化していました。さらに最近はドイツのインフレ高騰により、光熱費の上昇、獣医師の報酬が2倍になった、最低賃金の引き上げによる人件費の引上げ等により、ティアハイムに経営難は深刻になっています。ティアハイムの4分の1は廃業の危機に瀕しています。ドイツは近年のティアハイムの経営危機に対処して多額の補助金を支給してきましたが、ティアハイムの統括団体であるドイツ、動物保護連盟の会長はさらに連邦政府に日本円で約500億円の巨額の補助金の一時支給と、自治体等への補助金の増額を要求しています。


 ドイツのティアハイムは国際比較で公費補助率が大変高い組織です。収容動物の飼育費が多くの自治体で~31日程度支給されますし、設備投資とその維持費に75%まで補助金を支給するシュレースヴィッヒホルシュタイン州などの州もあります。全運営費の50%超を補助金に頼る施設も珍しくありません。日本で狂ったように「公費は一切支給されていない」と喧伝されているティアハイム・ベルリンは例外的に自立経営に成功している施設ですが、収容動物の飼育費と設備用投資やそのほかの補助金で、年間に日本円で億単位を受給しています。ティアハイム・ベルリンの補助金需給に関しては、私は何度もこちらで取り上げています。(*)
 近年はコロナ流行による保護動物の増加に対する緊急支援金や、ウクライナ避難民が連れてきたペットの保護費用支援のためにも、ドイツ連邦政府は補助金をティアハイムに支給しています。もちろんそれらの補助金を、ティアハイムベルリンも受給しています。
 それにもかかわらず近年のドイツのインフレの高騰により、光熱費や獣医師の費用、人件費の上昇でティアハイムの経営状態は危機的状況に陥っています。ティアハイムの統括団体であるドイツ、動物保護連盟の会長シュレーダー氏は、さらなる巨額の一時的な補助金(日本円で500億円程度)と自治多頭に対する補助金の増額を要求しています。それを報じる、ドイツのメディアの記事から引用します。


Tierschutzbund: Jedes vierte Tierheim vor dem Aus - auch in BW sind Heime in Not 「ドイツ動物保護連盟:ドイツのティアハイムは4分の1が廃業に危機に瀕しています - バーデンビュルテンベルク州でもティアハイムが必要とされています」 2022年11月19日

Der Deutsche Tierschutzbund befürchtet eine Schließung von bundesweit jedem vierten Tierheim.
Neben dem höheren Mindestlohn schlagen demnach die gestiegenen Energiekosten massiv zu Buche.
Laut Tierschutzbund ist die Situation aus mehreren Gründen katastrophal.
So sehe die neue Gebührenordnung für Tierärztinnen und -ärzte zum Teil eine Verdopplung der Honorare vor, die nicht nur die Tierheime in Bedrängnis bringe, sondern auch Halterinnen und Halter.
Viele müssten wegen unbezahlbarer Behandlungskosten ihre langjährigen Gefährten schweren Herzens im Tierheim abgeben.
Überdies kommen die Tierheime wegen steigender Energie- und Personalkosten in die Bredouille.
Schröder fordert Bund und Kommunen auf, die Finanzierung der Häuser zu verbessern.
380 Millionen Euro einmalig reichten aus, um sie auf Vordermann zu bringen.
Die meisten Heime seien alt und energetisch nicht auf dem neuesten Stand - mancherorts hätten sich die Energiekosten verfünffacht.
Tierschutz will einheitliche Finanzierung.
Die Finanzierung der Tierheime sei in jeder Kommune anders: So gebe es Städte mit einer tierartenscharfen Abrechnung, anderswo an der Einwohnerzahl orientierte Pauschalen oder einen Erlass der Pacht städtischer Flächen.
Um nötige Investitionen vorzunehmen und den Winter zu überstehen, forderte Schröder für die Tierheime 160 Millionen Euro aus der Hundesteuer und ebenso viel aus dem 200 Milliarden Euro Entlastungspaket der Bundesregierung.

ドイツ動物保護連盟は、ドイツ全国の動物保護施設の4分の1が(赤字で)閉鎖されるのではないかと心配しています。
ドイツの最低賃金の上昇に加えて、光熱費の費用の増加も大きな影響を及ぼしています。
動物保護連盟によると、状況はいくつかの理由から破局に近いと言います。
例えば獣医師の新たな料金体系では料金が2倍になり、動物保護施設だけでなく飼主にも負担がかかることになります。
治療費が払えないために、長年連れ添った仲間(ペット)を鎮痛な心境でを動物保護施設に引き渡さなければならない飼主も多いでしょう。
さらに光熱費の費用や人件費の高騰により、動物保護施設は苦境に陥っています。
(ドイツ動物保護連盟の会長の)シュレーダー氏は、ドイツ連邦政府および地方の行政当局に対して、ティアハイムの資金調達を改善するよう求めています(つまり補助金ももっと増額せよということ)。
3億8,000 万ユーロの(約570億円)の一時的な補助金の支給は、ティアアイムの経営立て直しのためには十分でした。
ほとんどのティアハイムは古く、光熱関係の設備は最新ではありません。
施設によっては、光熱費が5倍に増加しています。
動物保護活動家は、統一した資金提供(補助金の支給)を求めています。
ティアハイムの資金調達(補助金)は自治体ごとに異なります。
動物の種類ごとに飼育費の補助金の請求額が定められている都市もあれば(*)、保護動物の数に基づいた定額の補助金支給を行うところや自治体の土地の賃貸料が免除されている自治体もあります。
必要な投資をして冬の時代を乗り切るために、シュレーダー氏は動物保護施設への補助金の財源を犬税から1億6000万ユーロ(約240億円)を拠出することを要求し、連邦政府からの2000億ユーロの救済策からも同額を要求しました。



 このように、経営難に陥っているティアハイムを存続させなけれなならないということもありますが、ドイツ連邦政府、州自治体は、極めて多額の補助金を支給しています。しかし「ドイツのティアハイムは公的資金を一切受けていない。すべて寄付金で運営されている」というデマ情報が次々と公開されます。私はその都度、報道元に抗議しているのですが、何らかの意図的なデマ拡散圧力でもあるのかもしれません。
 なお動物保護団体の運営費に占める寄付金依存度は、イギリスの動物保護団体の方が高いです。しかしイギリスの動物保護団体が受ける多額の寄付金については、日本では報じられることはまずありません。例えば以下のような記事です。


ドイツの動物保護施設「ティアハイム」とは?9割以上の保護猫が卒業できる仕組みづくり(*3)

動物愛護先進国ドイツでは、ペットショップで動物を購入することは一般的ではありません。
例えば、猫が欲しいと思えば、まず検討されるのはティアハイムです。(*1)
ティアハイムとは、寄付を資本として、私的に運営されている動物保護施設のこと。(*2)
ここに保護されている動物のほとんどは、飼い主の都合により持ち込まれた場合がほとんどで、(*4)費用は全て寄付で賄われています。


(*)
記事検索 : ティアハイム・ベルリン 補助金

(*1)
Auslandstierschutz versus Tierschutz in Deutschland

 ドイツの犬猫の入手における保護動物のシェアは1割程度。この数値は2014年にに行われた全ドイツケネルクラブ(VDH)による統計調査によるもので、当時より犬の輸入が激増しているので現在はさらに保護犬猫の入手割合は下がっていると思われるます。

(*2)
運営費の50%が補助金漬けのドイツのティアハイム

 近年はティアハイムの倒産が相次ぎ、州自治体は資本の50%を出捐して新たな施設を設立したケースはいくつかあります。

(*3)
5 Gründe, warum manche Hunde besonders schwer vermittelbar sind

 「9割以上の保護猫を卒業できる」とはティアハイムベルリンに限って「9割が譲渡される」と言うことでしょうか。ティアハイム・ベルリンは年次報告書を公開していませんので譲渡率、殺処分率は不明です。ドイツ語検索で同施設の譲渡率9割以上という情報はありません。犬に関してはドイツのティアハイムの平均譲渡率は75%です。大学の調査では26%の犬が殺処分されるとの資料があります。

Hintergrundinformation: Lage der Tierheime

 ドイツは法律上所有者不明犬猫(迷い犬猫、野良犬猫)の保護収容は自治体しかできません。一定期間飼主返還や緊急的な殺処分を行った後に、残りを民間ティアハイムに委譲します。ドイツの全ティアハイムが引き受ける犬猫のうち、そのような行政から移譲を受けたものは平均で70~80%です。したがって直接飼主から引き受けたものは20~30%にすぎません。


 短い文書で、これだけ多数のデマを盛り込めるのは一種の才能かも(笑)。次の記事では「ドイツのインフレで経営難に陥っているティアハイムは保護犬猫の販売価格や、不要犬猫の引き受け手数料を相次いで値上げしている」ことを取り上げます。
 ドイツのティアハイムが寄付を受けていることは否定しませんが、保護動物の販売や老犬老猫の有料ホーム(これは「終生飼育」のからくり)、ペット葬祭事業等の営利事業も運営資金の大きな比率を占めます。これらの営利事業ではVAT(消費税)がかけられています。


(動画)

 Corona und Inflation: Tierheime in der Krise 「コロナとインフレ:経営危機に瀕しているティアハイム」 2023年1月11日(日本語字幕付き)

 ティアハイムへの補助金の増額の請願についても取り上げられています。このハンブルク・ティアハイムは、ドイツ国内ではティアハイム・ベルリンに次ぐ大規模施設です。
 なぜ繰り返し繰り返し「ドイツのティアハイムは公費を一切受けていない」というデマが繰り返されるのか、私は理解できません。何らかの狂信的な団体があり、組織的に嘘プロパガンダを拡散しているのではないかと疑ってしまいます。

Corona, Krieg und Inflation: Für Tierheime war das vergangene Jahr besonders schwer, und auch 2023 wird sich das wahrscheinlich nicht ändern.
Tierarzt- und Futterkosten steigen und viele Haustierbesitzer:innen können sich ihre Lieblinge nicht mehr leisten.
Nicht selten sind sie sogar gezwungen, ihre Haustiere abzugeben oder sogar auszusetzen.
Die Tierheime sind am Limit, denn auch sie leiden unter hohen Strom-, Wasser- und Gaspreisen und fordern mehr Unterstützung vom Staat.

コロナ、戦争、インフレ:昨年はティアハイムにとっては特に困難な年でしたが、そのような状況はおそらく2023年も変わらないでしょう。
獣医師の費用と餌の費用は増加しており、多くのペットの飼主はもはや最愛の子(ペット)を飼う余裕がありません。
ペットを手放さなければならなくなったり、捨てられたりすることも少なくありません。
ティアハイムも電気、水道、ガス料金の高騰に悩まされており政府からのさらなる支援を求めていますが、ティアハイムは限界に達しています。





(動画)

 Energiekrise und hohe Tierarztkosten machen Hamburgs Tierheimen zu schaffen 「エネルギー危機と高額な獣医療費がハンブルク・ティアハイムに問題を引き起こしています」 2022年12月9日(日本語字幕あり)

 こちらもハンブルク・ティアハイムを取り上げています。「犬税を原資にしてティアハイムの補助金の増額」を要求する請願について取り上げられています。

プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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