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「ドイツには野良猫がいない」は大嘘。推計でドイツには300万匹の野良猫が生息している。






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(Zusammenfassung)
Schätzungsweise 2~3 Millionen streunende Katzen leben in Deutschland.
Die Zunahme streunender Katzen (Katzenflut) in Deutschland ist ein sehr ernstes.


 日本ではしばしば「ドイツには野良猫がいない」と報道されています。しかし学術調査や狩猟団体、動物愛護団体は「ドイツには野良猫が多い。制御不能に増えている」とし、推計で250万~300万匹の野良猫が生息しているとされています。ただ日本とは異なり、野良猫は人への警戒心が強いと思われ、人前にはあまり姿を現さないのは事実です。その理由は日本は野良猫に餌やりをする人が多く、虐待者も少ないことが原因と思います。日本では安心して野良猫は餌を求め、人前に出てくるのだと思います。ドイツでは餌やりには厳しい司法判断があり餌やりをする人が少なく、また屋外猫は通年狩猟駆除が合法です。


 サマリーで示した、「ドイツには野良猫がいない」という記事から引用します。


ドイツには野良猫がいない! 現地サッカーライターが移住後に知った国内の動物保護 2022年4月7日

ドイツ移住直後に違和感 野良犬も野良猫もまったくいない!
野良犬がいないのはもちろんのこと、野良猫の姿さえ1匹も見かけない! 
ドイツでは、街中で猫の姿を見るのはまれです。でも、それにはれっきとした理由があります。
僕は移住直後、ドイツの街中で猫が闊歩していようものならば、すぐさま住民たちが“当局”へ通報して保護されてしまうという話を耳にしました。
“当局”とは「ティアハイム」のこと。
ドイツ語で「ティア(tier)」は動物、「ハイム(heim)」は家の意で、すなわち「動物の家」ということになります。



 上記の記事では「ドイツには野良猫が全くいない」とありますが、ライターの体感的な感想です。しかしドイツの学術調査等では、ドイツには200万から高位推計で300万匹の野良猫が生息しているとされています。
 一方日本全体の野良猫生息数の推計値はありませんが、かつて東京都が野良猫生息数を調査したことがあります。それによれば東京の野良猫生息数は11万匹とされています。人口比では日本全国では約100万匹ということになりますが、私はこの数値は過少と思います(*)。しかしそれに比べれば、「ドイツの野良猫生息数は日本よりきわめて多い」ということになります。以下に、「ドイツには~300万匹の野良猫が生息している」という資料をいくつかあげます。

(*)2.東京都「飼い主のいない猫との共生モデルプラン」


Kommunale Hochschule für Verwaltung in Niedersachen Die Eindämmung der unkontrollierten Vermehrung der Katzenpopulation mittels Verordnung über die Kastrations- und Kennzeichnungspflicht von freilaufenden Katzen 「ニーダーザクセン州立行政大学 放し飼いの猫を去勢し個体識別(マイクロチップ等)義務とする条例による猫の無制限な増加の抑制について」 2015年
~ 
 こちらの論文では「ドイツ全土の野良猫の生息数は~300万匹である」としています。野良猫の数の抑制のための飼猫の去勢義務と個体識別と登録義務の条例化の効果を検証した論文

Aus diesen Gründen leben Schätzungen zufolge ca. zwei bis drei Millionen freilebenden Katzen in Deutschland.

これらの理由からドイツでは、野良猫が約200万から300万匹の野良猫が生息していると推定されています(論文本文 1ページ)。


AM 8. AUGUST IST WELTKATZENTAG VIER PFOTEN fordert Kennzeichnungs- und Registrierungspflicht für beliebtestes Heimtier 「8月8日は『世界猫の日』です 最も人気がある4本足(猫)には飼主明示と登録の義務化が必要です」 2021年8月5日

Insgesamt leben demnach 15,7 Millionen Katzen in 26 Prozent der deutschen Haushalte – in 34 Prozent davon sogar zwei oder mehr Katzen.
Zudem leben nach Schätzungen zwei bis drei Millionen Straßenkatzen in Deutschland, die häufig an Krankheiten und Unterernährung leiden.
Die meisten der streunenden Katzen sind nicht kastriert und vermehren sich unkontrolliert mit anderen Streunerkatzen, nicht kastrierten Hauskatzen oder Wildkatzen.
Unter den heimatlosen Katzen sind auch Tiere, die einmal ein Zuhause hatten, jedoch entlaufen sind oder ausgesetzt wurden.
Eine bundesweite Kennzeichnungs- und Registrierungspflicht würde dabei helfen, vermisste Katzen wieder mit ihren Familien zu vereinen oder diejenigen strafrechtlich verfolgen zu können, die ihr Tier illegal ausgesetzt haben.

合計1570万匹の猫がドイツの世帯の26%で飼われており、2匹以上飼っている世帯ですら34%もあります。
さらに推定によると、ドイツには200〜300万匹の野良猫が生息しており、しばしば病気や栄養失調に苦しんでいます。
野良猫のほとんどは去勢されておらず、他の野良猫や不妊去勢されていない飼猫やノネコ(Wildekatzen をノネコと訳しましたが、ヨーロッパには在来の野生のヤマネコのヨーロッパヤマネコが生息しており、それを指しているかもしれません。イエネコとの交雑が進み、遺伝子汚染が問題視されています)と繁殖します。
野良猫の中にはかつて飼主がいたものの、逃げ出したり捨てられたものもあります。
ドイツ全土で共通した飼主明示と登録義務は、行方不明の猫を飼主に戻したり、猫を違法に捨てた人の犯罪を追及するのに役立ちます。



 「ドイツには野良猫はいない」ですが、体感的には当たっていると思います。しかしそれは正確に「ドイツでは野良猫数はほぼゼロである」ということにはなりません。ドイツでは野良猫が人を警戒して人前に姿を現すことがあまりないので、住んでいる人は「ドイツには野良猫がいない」と感じるのだと思います。
 私が思うには日本で野良猫が多く感じるのは、日本では餌やりをする人が多く、また虐待する人が少ないので野良猫が安心して人前に出てくるのだと思います。さらに日本は行政は野良猫の捕獲をしません。そのために野良猫は誰に対しても警戒心がなく、なれなれしく近づきます。野良猫の狩猟も禁じられています。
 対してドイツでは、野良猫の餌やりに対しては厳しい司法判断が多くあります。例えば「野良猫が原因で交通事故が発生し、その損害に対してその野良猫に給餌していて者に3分の2の損害賠償を命じた」、「マンション(区分所有物件)の供用部分で野良猫に餌やりをしていた者に対して、餌やりを続けた場合は25万ユーロ(3,450万円 1ユーロー138円)の制裁金を科す、もしくは6か月までの拘禁を科す」などです。そのような国では恐ろしくて餌やりはできません。
 また猟奇的な猫の虐殺事件が頻繁にドイツでは発生します。おびただしい数の猫の死体が人目に付くように放置されたり、切断された猫の死体を再び縫い合わせて墓地にさらすなどがしばしば報道されます。それ以前に、非占有猫はドイツでは一定の条件下では通年狩猟駆除が合法で、高位推計では年間50万匹の猫が狩猟駆除されています。また行政が野良犬猫共捕獲し、公的動物収容所に収容したうえで公的殺処分も行っています。警察官が射殺することもあります。そのために野良猫は人を警戒して、人前に姿を現さないことが多いのだと思います。
 それらの違いが多くの人が、「日本では野良猫が人前に出てくる=野良猫が多いように感じる」、「ドイツでは野良猫はあまり人前に出てこない=野良猫がほぼいないように感じる」理由だと私は思います。


(動画)

 Hungrige Straßen Katzen füttern! - Meine Abendroutine 「お腹がすいた猫を養っています! - 私の夜の日課」 2021年 ドイツにも一定数の「餌やり既知外」は存在します。そのような人の前には野良猫はゾロゾロと出てきます。




(動画)

 Straßenkatzen - Eine Dokumentation über die Katzenhilfe Bremen e.V. 「野良猫 - 猫の救助・ブレーメンの猫保護団体に関するドキュメント」 2013年1月8日

 「あなたは見ることはないでしょうが、ドイツには200万匹の野良猫がいます」という冒頭のナレーションがあります。これは2013年のドキュメンタリーですが、ドイツでは野良猫が増加傾向であるという情報もあります。このブレーメンの保護団体は野良猫を捕獲して去勢した後に譲渡やリリースを行っています(現在は州法改正や条例制定で私人のTNRは難しくなっています)。動画では猫の繁殖力の強さを指摘し、不妊去勢の重要性を説いています。組織的に野良猫に給餌をしている乗馬クラブもあります(現在はドイツでは条例制定により、多くの自治体では野良猫の給餌は難しくなっています)。

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日本の生体販売ビジネスは利益率が低く世界最大のペットショップチェーンの純利益は日本大手の289倍~杉本彩氏の醜悪な知ったかぶり







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(summary)
A huge pet shop chain in the United States .
Income statement for Petsmart, the world's largest pet store chain.


 記事、
「ドイツでは犬の乗車チケットの自動販売機がある」という、懲りない杉本彩氏の妄想発言
「ドイツではカフェなどに犬を同行でき動物の権利が確立されている」という杉本彩らの無知無学
犬が宿泊できるホテル等の数は日本はドイツの6倍ある〜「ドイツでは犬がホテルを自由に出入り」という杉本彩氏の狂気の発言
ドイツでの犬の宿泊は犬可宿泊施設がドイツの6倍ある日本に比べて非常に困難〜杉本彩氏の妄想
ドイツのタクシー運転手はほとんどがアラブ人で盲導犬ですら乗車拒否が横行している
「犬の乗車はクレートに密閉するか、短時間であればハーネスとベルトで固定しなければならない」というドイツの道路交通法
ペットショップ数売上共激減している日本は先進国では例外〜「日本はペットショップが減らない」という杉本彩氏らの狂気
ペット生体販売が激減している日本、激増しているドイツ〜杉本彩氏らの狂った真逆のデマ
ペット生体販売ビジネスの巨大化が欧米に遅れた日本~杉本彩氏の狂気のデマ発言
の続きです。
 動物愛誤活動家の杉本彩氏は頻繁にマスコミ等にしゃしゃり出て意見をしていますがそれらはほぼ真逆のデタラメで、特に海外情報では私が確認した限り正確なものは一つもありませんでした。前回は杉本彩氏の「日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して大きな利益をあげている」は嘘であることを述べます。日本最大のイオンペットは日本の上場企業平均や、海外の大手ペットショップチェーンに比べて著しく利益率が低いのです。



 「ペットショップの数はなかなか減りません。日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくい」との杉本彩氏らのデマ発言ですが、以下に引用します。


二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 2022年3月19日

二階堂ふみ(以下ふみ):日本ではペットショップで動物を買うことがまだ当たり前に行われているし、ペットショップの数はなかなか減りませんよね。
杉本彩(以下杉本):日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくいものになっているのも事実ですよね。

ふみ:海外では動物をモノのようにショーケースに入れて展示販売しているところをあまり見かけませんよね。犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて(笑)。
ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしているし、電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機があるんですよね。
日本は誰でもなんの審査もなく動物を入手して飼育できるし、繁殖業や動物を販売する事業者も登録さえすればできる。


 杉本彩氏の「日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげている」ですが、真逆の大嘘、デマです。日本最大の生体販売ペットショップはイオンペットですが、日本の上場企業の売上高当期純利益の平均が2021年でで6.8%なのに対して、2021年はイオンペットは0.48%です。イオンペットは非上場ですが、事業規模から上場企業と比較しました。小売業は利益率は低い傾向にありますが、売上高純利益率で1%を下回るのは、利益率では最低の部類です。
 さらに海外の巨大生体販売ペットショップ企業と比べても、イオンペットの利益率の低さは極端に低いです。例えば世界最大の生体販売ペットショップチェーン、ペッツマート社の売上高純利益率は6.1%と約13倍です。さらに純利益額はペッツマート社はイオンペットの289倍あります。以下にそれらを裏付ける資料を提示します。
 

イオンペット 売上/利益/業績推移の決算グラフで経営分析 2021 2022年3月26日

 この資料によれば、日本最大の生体販売ペットショップチェーンのイオンペットの2021年の売上は404億円。当期純利益は1億9,200万円です。したがって売上高当期純利益率は0.48%になります。


〈決算ランキング〉上場企業、純利益率3年ぶり最高 4~6月6.8%、海運や医療好調 川崎汽が首位で58.4% 2021年9月3日

 「2021年4~6月期の売上高純利益率(金融など除く)は前年同期比4.4ポイント増の6.8%と、4~6月期として3年ぶりに過去最高となった」とあります。イオンペットは非上場ですが、事業規模から上場企業と比較するのが適切と思います。全上場企業の売上高純利益率の平均は6.8%で、それに比べればイオンペットの0.48%はあまりにも低いと言わざるを得ません。概ね小売業は利益率は低いのですが、売上高純利益率で1%を切るのは利益率としては最低の部類です。


PetSmart Inc (PETM) 世界最大の生体販売ペットショップチェーン、ペッツマート(Petsmart)の2014年の4半期ごとの損益計算書。

 この資料によれば2014年のペッツマートの売上は約70億ドルで、売上高純利益は4.3億ドルです。したがって2014年の同社の売上高純利益率は6.1%になります。なおこれは2014年の損益計算書ですが、同社は株式を公開しておらず、公開されている詳細な損益計算書はこれしか見つかりませんでした。ペッツマート社の利益率はイオンペットの13倍です。純利益額はイオンペットの289倍です(1ドル=129円として計算した)。


 以上より、次のことが分かります。
・日本最大の生体販売ペットショップチェーンのイオンペットは、日本の他の企業に比べれば利益率が極めて低い。
・国際比較においても日本の生体販売ペットショップ企業は、同業の海外の巨大企業に比べて著しく利益率が低い。例えば生体販売ペットショップチェーン世界1位のペッツマートの売上高純利益率は日本最大のイオンペットの13倍です。利益額は289倍です。


 したがって杉本彩氏の「日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげている」は根拠のない大嘘です。日本最大の生体販売ペットショップはイオンペットですが、この企業の売上高純利益率0.48%とは、赤字黒字のギリギリ境界線上にあるレベルです。損益分岐点比率(BEP)では、少し金利が上がった程度でも容易に赤字転落するレベルと思われます。
 イオンは連結で8兆6,000億円もある日本最大の流通事業者です。売上で404億円、純利益で1億円台などという事業はそもそも利益を目的としたものではなくイオングループの総合的な品揃えの一環として、グループの顧客の利便性を提供するサービスを目的としていると思われます。それにしても中卒の元ポルノ女優という経歴ながら、無知無学のぶっ飛んだデマ嘘を機関銃のように連発するのは本人よりこちらが赤面します。財務諸表のイロハも判っていないようです。さらに外国語での財務諸表の検索は当然ながら無理でしょうが、憶測思い込みだけで発言することのリスクを考えないのでしょう。マスコミもこの様な戯言を取り上げて記事にするとは日本人の知能の劣化は絶望的です。


(動画)

 PetSmart tour 「ペットマートツアー」 2020年6月22日公開

 生体販売ペットショップで世界1位の店舗数、売上を誇る、ペッツマートの店舗の様子。店舗数もさることながら、1店舗当たりの巨大化は日本の生体販売ペットショップ企業は足元にも及びません。
 なおペッツマートの純利益額は日本の最大の生体販売ペットショップのイオンペットの289倍。比べ物になりません。それを「日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげている」とべらべらと超上から目線で偉そうに公言する、杉本彩氏の無知無学、数字が読めないとはいえあまりもひどすぎ。滑稽を通り越して醜悪。




(動画)

 Puppy Adoption at Petsmart (Mar 2, 2019) Lost Dogs 「ペッツマートでの子犬の養子縁組 2019年3月2日 迷い犬」 2019年3月3日

 世界1位の生体販売ペットショップチェーン、ペッツマートの店舗では、「保護犬猫の養子縁組」の常設展示コーナーが大概の店にあります。ペッツマートは「犬猫は保護動物しか販売しない」と公言していますが、実際には偽装保護犬猫とおもわれる犬猫が販売されています。パピーミル生産の子犬でもいったん保護団体がペットオークションなどで仕入れれば保護犬となり、それをペットショップに卸せば「保護犬」として販売しても詐欺にはなりません。純血種と思われる(ラブラドール)と思われる同腹の子犬が保護犬として販売されています。つまり一般のペットショップでの犬猫販売と同じ。




(動画)

 Petsmart SLO 2022年1月31日 ペッツマートは「保護犬猫」という名目で、犬猫の展示販売を常設して行っています。

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ペット生体販売ビジネスの巨大化が欧米に遅れた日本~杉本彩氏の狂気のデマ発言







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A huge pet shop chain in the United States and Germany.


 記事、
「ドイツでは犬の乗車チケットの自動販売機がある」という、懲りない杉本彩氏の妄想発言
「ドイツではカフェなどに犬を同行でき動物の権利が確立されている」という杉本彩らの無知無学
犬が宿泊できるホテル等の数は日本はドイツの6倍ある〜「ドイツでは犬がホテルを自由に出入り」という杉本彩氏の狂気の発言
ドイツでの犬の宿泊は犬可宿泊施設がドイツの6倍ある日本に比べて非常に困難〜杉本彩氏の妄想
ドイツのタクシー運転手はほとんどがアラブ人で盲導犬ですら乗車拒否が横行している
「犬の乗車はクレートに密閉するか、短時間であればハーネスとベルトで固定しなければならない」というドイツの道路交通法
ペットショップ数売上共激減している日本は先進国では例外〜「日本はペットショップが減らない」という杉本彩氏らの狂気
ペット生体販売が激減している日本、激増しているドイツ〜杉本彩氏らの狂った真逆のデマ
の続きです。
 動物愛誤活動家の杉本彩氏は頻繁にマスコミ等にしゃしゃり出て意見をしていますがそれらはほぼ真逆のデタラメで、特に海外情報では私が確認した限り正確なものは一つもありませんでした。前回は杉本彩氏の「日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して大きな利益をあげている」は偏向であることを述べます。生体販売ペットショップは日本より欧米のほうがはるかに巨大化が進んでいます



 「ペットショップの数はなかなか減りません。日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくい」との杉本彩氏らのデマ発言ですが、以下に引用します。


二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 2022年3月19日

二階堂ふみ(以下ふみ):日本ではペットショップで動物を買うことがまだ当たり前に行われているし、ペットショップの数はなかなか減りませんよね。
杉本彩(以下杉本):日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくいものになっているのも事実ですよね。

ふみ:海外では動物をモノのようにショーケースに入れて展示販売しているところをあまり見かけませんよね。犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて(笑)。
ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしているし、電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機があるんですよね。
日本は誰でもなんの審査もなく動物を入手して飼育できるし、繁殖業や動物を販売する事業者も登録さえすればできる。



 この杉本彩氏の「日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して大きな利益をあげている」ですが、過去にもこのような発言をしています。「生体展示販売によるペットビジネスがここまで巨大化している国は日本くらいのもの」(杉本彩さん「ペットの生体展示販売という、野蛮なビジネスモデルをなくしたい」)。つまりこの発言は「日本の生体販売ビジネスは大企業が参入し=巨大化していて、このような国は例外的である=海外の生体販売ビジネスは日本と比べて大企業はなく零細である」という意味です。
 しかしこれは真実とは正反対のとんでもない大嘘です。生体販売ペットショップチェーンの売り上げは、世界では上位企業がアメリカ、ドイツ、イギリスが上位を独占
しています。例えば売上が世界大1位のペッツマート(Petsmart)社は日本最大のイオンペットの22倍です。世界2位はアメリカのぺトコです。世界3位、ドイツ1位の生体販売ペットショップチェーンのドイツのフレスナプフ社はドイツ国内だけでも売り上げがイオンペットの6倍以上、ドイツ国外にも展開している店舗の連結では11倍もあります。以下に、それらを裏付ける資料を示します。


数字で見るイオンペット 国内最大級の規模を 誇る店舗数 2021年8月末時点

 イオンペットは日本国内で最多の店舗数を誇り、最も規模が大きい生体販売ペットショップチェーンとされています。直近の売上高は404億円です(2021年8月末時点)


 一方、世界で売り上げが大きい生体販売ペットショップチェーンは、1位はアメリカのペッツマート(Petsmart)社、2位はアメリカのぺトコ(Petco)社、3位はドイツのフレスナプフ(Fressnapf)社です。それぞれの売上をしめします。


PetSmart ペッツマート社(世界最大の売り上げを誇る生体販売ペットショップチェーン)

PetSmart is a privately held American chain of pet superstores, which sell pet products, services, and small pets.
Revenue Increase$7 billion (2020)

ペッツマート社(PetSmart)はペット製品、ペット関連サービス、小型のペット生体を販売する株式非公開のアメリカのペット生体販売のスーパーストアチェーンです。
2020年の売上は70億ドルでした。



Fressnapf フレスナプフ社(世界3位 ドイツ1位の売り上げを誇る生体販売ペットショップチェーン)

Sie ist mit über 1650 Märkten in elf europäischen Ländern (Deutschland, Österreich, Schweiz, Italien, Frankreich, Ungarn, Polen, Luxemburg, Irland, Dänemark, Belgien).
Fressnapf-Gruppe nach PetSmart und Petco auf Rang drei.

フレスナプフ社はヨーロッパの11ヶ国(ドイツ、オーストリア、スイス、イタリア、フランス、ハンガリー、ポーランド、ルクセンブルグ、アイルランド、デンマーク、ベルギー)に1650を超える店舗があります。
フレスナプフグループは、ペッツマート社(PetSmart アメリカ)、ぺトコ社(Petco アメリカ)に次ぐ世界3位の生体販売ペットショップチェーンです。



(画像)

 Bruttoumsatz von Fressnapf in Deutschland und Europa in den Geschäftsjahren 2004 bis 2021 「2004年から2021年の期間にかけてのドイツとヨーロッパでのフレスナプフ社(Fressnapf)の総売上高推移。同社の2021年の総売上高は、ドイツ国内とドイツ以外の連結で31.7億ユーロ、ドイツ国内では18.1億ユーロでした。

フレスナプフ社 売上推移


 したがって、世界1位の売り上げを誇るアメリカの生体販売ペットショップチェーン、ペッツマート社の売上は、日本最大のイオンペットの22倍以上になります。世界3位、ドイツ1位の生体販売ペットショップチェーンのフレスナプフ社の売上は、連結ではイオンペットの約11倍であり、ドイツ国内の売上に限っても6.2倍になります。その他では、ヨーロッパ2位の売り上げの生体販売ペットショップチェーンはイギリスのペットアットホームで、イオンペットの3倍以上あります(Leading pet care retailers in Europe in 2019, based on turnover*)。
 日本最大の売り上げを誇る生体販売ペットショップチェーンのイオンペットですが、欧米の巨大生体販売ペットショップチェーンの売上に比べれば~数十分の1に過ぎないのです。日本は生体販売ペットショップチェーンの巨大化に遅れた国と言えるのです。
 つまり杉本彩氏の「日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげている。生体展示販売によるペットビジネスがここまで巨大化している国は日本くらいのもの」は、真実とは正反対の大デマ、嘘なのです。このような荒唐無稽な発言を公に頻繁に根拠もなく繰り返すのは疾患レベルの作話症があるか、知能が正常に満たないとしか私には思えません。いずれにせよ、悪質なデマは止められたい。


(動画)

 Fressnapf XXL 「フレスナプフ社の超大型店舗」 

 世界3位、ドイツ1位の生体販売ペットショップチェーンのフレスナプフ社の店舗。ワニの生体や巨大なニシキヘビが普通に店頭販売されており、ドイツのペット販売と、一般飼主の購入の規制の緩さがうかがえます。ドイツには多くの州で日本の動物愛護管理法の特定動物の規制に相当する法規制が皆無です。そのために一般の人が日本ではほぼ購入飼育できない動物でも無届でペットショップから購入し、飼育することができます。




(動画)

 Arbeiten in der größten Zoohandlung der Welt: Nix mit faul rumhängen! | Galileo | ProSieben 2021年

 世界最大の店舗面積を誇る生体販売ペットショップ、ZooZajac。現在の売り場面積は1万3,000㎡で、東京ドームのグラウンドの広さとほぼ同じです。しかし同社はドイツ国内でも、売上では上位7社にも入りません。1店舗しか持たないからです。いかにドイツの生体販売ペットショップの層が厚いかということです。
 日本は生体販売ペットショップは、1店舗当たりの巨大化も欧米に比べて遅れています。1,000㎡台でも「超巨大店店舗」として紹介されています。日本最大のイオンペットですが、私が見た限りイオンのショッピングセンターの品ぞろえの一環として100㎡前後の店舗が申し訳程度に併設されているように思えます。ペット生体の数も種類も貧相です。犬猫を置いている店でも多くても4.5頭とかそんなレベルです。ドイツの巨大店舗の犬の売場とは比べ物になりません。

 

犬を必ず旅行に連れて行く飼主の割合は日本はドイツの2倍







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(Zusammenfassung)
In Deutschland bestätigte das Meinungsforschungsinstitut Forsa in einer Umfrage, dass 42 % der Hundebesitzer Hund grundsätzlich mit in den Urlaub nehmen.
Auf der anderen Seite übertrifft in Japan 80%.


 「旅行の際は必ず愛犬を連れていく割合」に関する日本の調査があります。それによれば、日本の犬の飼主の80%以上が「旅行の際は愛犬を必ず連れていく」とあります。同様の調査がドイツでもあり、「旅行には必ず犬を連れていく」という飼主は42%でした。つまり日本は、「犬を旅行に連れていく」飼主の割合は、ドイツの倍もあるのです。その理由はドイツではリゾート地で犬が宿泊できる施設が少ないことと、西ヨーロッパでは公共のビーチはほぼ100%、シーズン中は犬が完全に禁止されているなど、犬の同行に制限が多いことが理由と思われます。


 サマリーで述べた通り、日本とドイツを比較すれば「旅行に犬を必ず連れていく飼主」の割合は、日本はドイツの2倍あります。日本は80%超、ドイツは42%にとどまります。それを裏付ける調査資料から引用します。


お金かかっても「愛犬と一緒に旅行したい」8割超 ペット同伴の需要高く 2022年4月20日

観光場所が制限されたり旅費が高くなったとしても愛犬を旅行に連れて行くと答えた割合は、80%を超えた。
「旅先選びに愛犬を連れて行けるかどうかを考慮する人」は92%、「観光場所を制限されても愛犬を旅行に連れて行きたい」と答えた人は81%、「旅費が高くても旅行に連れて行きたい」と答えた人は84%だった。


(画像)

 ・お金かかっても「愛犬と一緒に旅行したい」8割超 ペット同伴の需要高く から。

日本 犬 旅行に連れていく 割合


 一方、ドイツにおいても同様の調査があります。以下に引用します。


Reisen mit Hund – unbeschwert Urlaub machen 「犬と一緒に旅行するーがっかりしないために」

Das Meinungsforschungsinstitut Forsa bestätigt in einer Umfrage, dass 42% der Hundebesitzer ihren Hund grundsätzlich mit in den Urlaub nehmen und knapp 20% zumindest gelegentlich.

世論調査機関のフォルサによる調査では、犬の飼主の42%が必ず休日に犬を連れて行き、少なくとも20%は時々は犬を連れて行くことが確認されています。



 なぜこれほどまでに日本はドイツと比べて犬を旅行に連れていく割合が多いのでしょうか。引用したドイツの資料、Reisen mit Hund – unbeschwert Urlaub machen 「犬と一緒に旅行するーがっかりしないために」 では、ヨーロッパでは犬と旅行をするには制限が多いことが挙げられています。続けて本資料から引用します。


So dürfen in die Schweiz keine kupierten Hunde einreisen, nach Dänemark oder Frankreich keine als gefährlich eingestufte Hunderassen.
In Italien musst du Maulkorb und Leine immer dabei haben und in Spanien und Portugal dürfen Hunde nicht in öffentlichen Verkehrsmitteln mitfahren.
In einigen Regionen Spaniens gehen die Restriktionen weit, so dass Hunde nicht auf Promenaden mitgeführt werden dürfen.
Sie sind keine gern gesehen Gäste in Restaurants (auch nicht auf Außenterrassen), in öffentlichen Gebäuden und an Strände.
Selbst Wanderregionen sind ihnen teilweise verwehrt, wenn diese beispielsweise in Nationalparks liegen.

たとえば断尾された犬はスイスに入国できません。
また危険と分類された犬種はデンマーク(*)やフランスに入国できません。
イタリアでは常に犬には口輪リードをしていなければならず、スペインとポルトガルでは犬は公共交通機関で旅行することができません。
スペインの一部の地域では犬の制限が厳しく、散歩専用道では犬の同伴は許可されていません。
犬たちはレストラン(屋外テラスでさえも)、公共の建物やビーチ(*1)ではお客様として歓迎していません(利用を拒否される)。
ハイキングができる場所ですら、たとえば国立公園にある場合などは犬が拒否されることがあります。

(*)デンマークは13種の犬種とその雑種は禁止犬種と法律で規定されており、外国からの旅行者が連れてきた犬でも警察が没収し、強制的に殺処分します。

(*1)西ヨーロッパの公営ビーチはほぼ100%犬の入場を禁止しています。ドイツではシュレースヴィッヒーホルシュタイン州では、州内の公営ビーチは全てシーズン中は犬が禁止されており、違反者は1万ユーロ(日本円で約140万円)までの罰金が科されます(ビーチに犬を連れて入ると罰金10,000ユーロ(約130万円)~ドイツ、シュレースヴィッヒ・ホルシュタイン州)。


 日本は特にリゾート地では犬などのペット同伴での宿泊ができる施設が増えています。実はドイツは犬が宿泊できる施設はそれほど多くはありません。日本のほうが多いのです(ドイツでの犬の宿泊は犬可宿泊施設がドイツの6倍ある日本に比べて非常に困難〜杉本彩氏の妄想)。
 また完全に犬を禁止しているビーチは日本では少数です。このような理由から、日本のほうがドイツより犬を旅行に連れていく飼主の割合が2倍も多いのだと思います。ドイツやヨーロッパの多くの国よりも、日本は犬に寛容と言えます。

 しかし真逆のデマを流している芸能人とマスコミがあります。二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 です。「海外では犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしている」とは、彼女らの妄想を元とした発言でしょう。
 ドイツに限っても、日本では通常犬を禁じていない場所施設で、犬を禁止しています。先に述べたシーズン中のビーチもそうですが、児童公園ではほぼ100%犬は禁止、墓地などの宗教施設も法律では禁止していなくても犬の入場は禁忌です。大規模公園でも犬を完全に禁止するエリアが多くあります。


(動画)

 Hundeverbot am Elbstrand? Das sagen Hamburger 「犬はエルベ川の河川敷で禁止されたのですか?ハンブルクの住民は(文句を)言っています」 2017年3月16日

 ハンブルク州では、エルベ川の河川敷は通年犬が禁止されることとなりました。罰金は初回は20ユーロ(2,800円程度)。日本では犬を禁止している公園などはまれにありますが、罰金を科すことは少ないです。多分河川敷で犬を全面禁止にしたところは日本ではないと思います。禁止した理由は、犬の飼主のマナーが悪く、糞を片づけないことが主な理由です。そのほか遊歩道などでも犬を全面禁止する例がドイツでは増えています。


ペット生体販売が激減している日本、激増しているドイツ〜杉本彩氏らの狂った真逆のデマ







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(Zusammenfassung)
Mit rund 4,3 Milliarden Euro erreichten die Umsätze im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland im Jahr 2020 ihren bisherigen Höhepunkt, während die Umsätze in den letzten Jahren stetig stiegen.
Dagegen sind die Umsätze im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Japan deutlich zurückgegange.


 記事、
「ドイツでは犬の乗車チケットの自動販売機がある」という、懲りない杉本彩氏の妄想発言
「ドイツではカフェなどに犬を同行でき動物の権利が確立されている」という杉本彩らの無知無学
犬が宿泊できるホテル等の数は日本はドイツの6倍ある〜「ドイツでは犬がホテルを自由に出入り」という杉本彩氏の狂気の発言
ドイツでの犬の宿泊は犬可宿泊施設がドイツの6倍ある日本に比べて非常に困難〜杉本彩氏の妄想
ドイツのタクシー運転手はほとんどがアラブ人で盲導犬ですら乗車拒否が横行している
「犬の乗車はクレートに密閉するか、短時間であればハーネスとベルトで固定しなければならない」というドイツの道路交通法
ペットショップ数売上共激減している日本は先進国では例外〜「日本はペットショップが減らない」という杉本彩氏らの狂気
の続きです。
 動物愛誤活動家の杉本彩氏は頻繁にマスコミ等にしゃしゃり出て意見をしていますが、それらはほぼ真逆のデタラメで、特に海外情報では私が確認した限り正確なものは一つもありませんでした。前回は杉本彩氏らの「日本はペットショップが減らない」という発言が大嘘であることを述べました。杉本彩氏は過去に「ドイツは生体販売が激減した」という大デマを発言しています。ドイツは16年余りで生体販売ペットショップの売上が約4倍と激増しています。



 「ペットショップの数はなかなか減りません。日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくい」との杉本彩氏らのデマ発言ですが、以下に引用します。


二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 2022年3月19日

二階堂ふみ(以下ふみ):日本ではペットショップで動物を買うことがまだ当たり前に行われているし、ペットショップの数はなかなか減りませんよね。
杉本彩(以下杉本):日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくいものになっているのも事実ですよね。

ふみ:海外では動物をモノのようにショーケースに入れて展示販売しているところをあまり見かけませんよね。犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて(笑)。
ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしているし、電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機があるんですよね。
日本は誰でもなんの審査もなく動物を入手して飼育できるし、繁殖業や動物を販売する事業者も登録さえすればできる。



 結論から言えば、ペットショップの数はなかなか減りません。日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくい」との杉本彩氏らの発言ですが、真実とは真逆も真逆、正反対の大嘘です。今回は「(日本の)ペットショップの数はなかなか減りません」は大嘘であることを述べます。
 前回記事では、日本の生体販売ペットショップが20年間で店舗数は14%減少し、売上は49%と激減していることを述べました。これほど店舗数売上とも減少している業種は、日本国内でも稀です。国際比較でも、これほど生体販売ペットショップの店舗数売りげとも激減している国は確認できていません。

 杉本彩氏はかつて動物愛護先進国のドイツでは、国がペットショップへの規制を強めて厳しいルールを設けたことでビジネスが成り立たなくなり、生体展示販売が激減した」という真逆も真逆の大デマをベラベラとしゃべりまくり、私は何度もご本人とその発言を掲載したメディアに抗議しています。
 「日本に『は』」の副助詞「は」ですが、「他と区別する」、「強調する」意味があります(助詞とは)。つまり杉本彩氏らの発言は、「日本は他の国と異なりペットショップが減らない(区別)」、「日本は著しくペットショプが減らない(強調)」と述べています。前回記事でも述べましたが、例えばドイツは16年間程度の期間で生体販売展示販売ペットショップの売上が約4倍と激増しています。これほどまでに生体展示販売ペットショップの売上が激増している国は、先進国では他に例を見ません。杉本彩氏は、過去に私が送った資料を当然見ていながら、意図的にデマ嘘を拡散してると思われます。問題の過去の杉本彩氏の発言を引用します。


杉本彩さん「ペットの生体展示販売という、野蛮なビジネスモデルをなくしたい」 2019年11月24日 

「生体展示販売によるペットビジネスがここまで巨大化している国は日本くらいのもの。街のあちこちにペットショップが存在し、動物たちがショーケースに陳列されて販売されている。日本では当たり前の光景ですが、動物愛護先進国の人たちの目には、“信じられない野蛮な行為”に映っているでしょう」
また、悪質なペット業者が絶えない要因には、開業のハードルの低さも挙げられると杉本さんは言う(*)。  
動物愛護先進国のドイツでは、国がペットショップへの規制を強めて厳しいルールを設けたことでビジネスが成り立たなくなり、生体展示販売が激減したという。


(*)例えばドイツと日本(第一種)の動物取扱業の開業であるが、明らかにドイツのほうが資格審査では寛容であると思われる。この点については別の記事で詳述する。


 繰返しますが、ドイツでの生体展示販売を行うペットショップの売上は17年間で約4倍以上と激増しています。同時期のドイツのGDP成長率が約1.5倍ということを鑑みれば、ドイツ国内では生体展示販売ペットショップという業種は例外的に高成長をしています。また国際的にも、ドイツほど生体展示販売ペットショップの成長が著しい国は例を見ません。それを裏付ける最新の統計資料から引用します。


(画像)

 Nettoumsatz im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2003 bis 2020「2003年から2020年にかけての生きたペットとペット用品を販売する小売業の売上高推移」 2022年3月14日(有料サイトなので一部マスキングされています)

Mit rund 4,3 Milliarden Euro erreichten die Umsätze im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland im Jahr 2020 ihren bisherigen Höhepunkt.
Während die Umsätze in den letzten Jahren stetig stiegen.

ドイツのペット用品と生きているペットの小売業売上高は約43億ユーロで、2020年に過去最高に達しました。
ドイツの生体展示販売ペットショップは、近年は着実に売上を伸ばしています。


 なおドイツの生体展示販売ペットショップの店舗数ですが、17年間ではやや増加していますが、最近5年間では微減です。それはドイツでは1店舗あたりの巨大化が進み、大企業の大型店が個人事業主のペットショップに置き換わってるからです。
 ドイツの生体展示販売ペットショップの売上は2003年には10億ユーロに達しませんでしたが、2020年には43億ユーロとなりました。同期間のドイツのGDPの伸びは約1.5倍で、生体展示販売ペットショップの売上はドイツでは例外的に激増しています。

ドイツ ペットショップ 売上推移 1


 対して日本の生体展示販売ペットショップは、繰り返しますが店舗数、売上とも激減しています。特に売上は2002年から2016年にかけてわずか14年間で49%も激減しています。同期間の日本のGDPは7%近く成長していますので、生体展示販売ペットショップは日本国内に限っても例外的に衰退している業種と言えます。


(画像)

 経済センサス‐基礎調査 調査の結果 をもとに作成した、日本の「ペット小売業・ペット用品小売業 事業所数と年間販売学の推移」のグラフ。
 ペットショップ数は2002年は5861件、2016年は5041件と約16%減少している。これほど店舗数売上とも減少している業種は日本でも例外と言える。
 
日本 ペットショップ数 推移 総務省統計局


 生体展示販売ペットショップという業種は、日本は国際比較でも最も衰退が著しい業種で、ドイツは逆に最も高成長しているのです。 つまり杉本彩氏らの発言「ペットショップの数は日本ではなかなか減りません」は、真逆も真逆、真実とは正反対の卒倒しそうな大嘘デマです。私が過去に杉本彩氏には資料を提示してデマ発言に抗議し、その発言を掲載したマスコミにもしています。それにも関わらず、繰り返し繰返し荒唐無稽なデマを公に発言し続ける杉本彩氏は、何らかの精神疾患があるとしか私には思えません。この様な狂人の妄想レベルの戯言を記事にするマスメディアも同類でしょう。
 「日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくい」、「生体展示販売によるペットビジネスがここまで巨大化している国は日本くらいのもの」も全く真実に反します。日本はアメリカやドイツに比べて、生体展示販売ペットショップの巨大化が極めて遅れた国です。例えば生体展示販売ペットショップ企業の規模ですが、上位はアメリカ、ドイツが占めています。世界最大の生体展示販売ペットショップチェーンのペッツマートの売り上げは日本最大のイオンペットの22倍以上、世界3位のドイツのフレスナプフ社は6倍以上(ドイツ国内の売上に限る。ヨーロッパの複数国で店舗がある)です。対GDPにおいても、日本はこれらの国に比べて生体展示販売ペットショップの寄与が低いのです。これらの点については次回以降の記事で述べます。

ペットショップ数売上共激減している日本は先進国では例外〜「日本はペットショップが減らない」という杉本彩氏らの狂気







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domestic/inländisch

 記事、
「ドイツでは犬の乗車チケットの自動販売機がある」という、懲りない杉本彩氏の妄想発言
「ドイツではカフェなどに犬を同行でき動物の権利が確立されている」という杉本彩らの無知無学
犬が宿泊できるホテル等の数は日本はドイツの6倍ある〜「ドイツでは犬がホテルを自由に出入り」という杉本彩氏の狂気の発言
ドイツでの犬の宿泊は犬可宿泊施設がドイツの6倍ある日本に比べて非常に困難〜杉本彩氏の妄想
ドイツのタクシー運転手はほとんどがアラブ人で盲導犬ですら乗車拒否が横行している
「犬の乗車はクレートに密閉するか、短時間であればハーネスとベルトで固定しなければならない」というドイツの道路交通法
の続きです。
 動物愛誤活動家の杉本彩氏は頻繁にマスコミ等にしゃしゃり出て意見をしていますが、それらはほぼ真逆のデタラメで、特に海外情報では私が確認した限り、正確なものは一つもありませんでした。今回は杉本彩氏らの「日本はペットショップが減らない」という発言が大嘘であることを述べます。結論を述べれば日本のペットショップは先進国の中では例外的に数売上とも激減しています。



 「ペットショップの数はなかなか減りません。日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくい」との杉本彩氏らのデマ発言ですが、以下に引用します。


二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 2022年3月19日

二階堂ふみ(以下ふみ):日本ではペットショップで動物を買うことがまだ当たり前に行われているし、ペットショップの数はなかなか減りませんよね。
杉本彩(以下杉本):日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくいものになっているのも事実ですよね。

ふみ:海外では動物をモノのようにショーケースに入れて展示販売しているところをあまり見かけませんよね。犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて(笑)。
ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしているし、電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機があるんですよね。
日本は誰でもなんの審査もなく動物を入手して飼育できるし、繁殖業や動物を販売する事業者も登録さえすればできる。



 結論から言えば、ペットショップの数はなかなか減りません。日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくい」との杉本彩氏らの発言ですが、真実とは真逆も真逆、正反対の大嘘です。今回は「(日本の)ペットショップの数はなかなか減りません」は大嘘であることを述べます。
 日本の生体販売ペットショップですが、20年間で店舗数は14%減少し、売上は49%と激減しています。これほど店舗数売上とも減少している業種は、日本国内でも稀です。同時期の日本の国内総生産は成長率が停滞したとはいえ、GDPが7%近く増加しています。したがって経済成長が停滞している日本においてもペットショップという業種は、売上店舗数が激減している例外的な業種なのです。

 これは他の先進国では見られない現象です。アメリカ、ドイツ等は、生体販売ペットショップの売上は国の経済成長を大きく上回る成長をしています。
 特にドイツはおそらく先進国では生体販売ペットショップの成長率はもっとも高い国と思われます。ドイツは2003年から2016年の13年間で年間でGDPが約1.5倍になりましたが、生体販売ペットショップの売上は約4倍に激増しています。アメリカは2003年から2017年の14年間に、生体販売ペットショップの売上は36%増加しています。店舗数は12%増加しています。以下に、その裏付けとなる資料を引用します。


(画像)

 経済センサス‐基礎調査 調査の結果 をもとに作成した、日本の「ペット小売業・ペット用品小売業 事業所数と年間販売学の推移」のグラフ。
 ペットショップ数は2002年は5861件、2016年は5041件と約16%減少している。これほど店舗数売上とも減少している業種は日本でも例外と言える。
 
日本 ペットショップ数 推移 総務省統計局


(画像)

 Anzahl der Unternehmen im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2009 bis 2019 「2009年から2019年にかけてのドイツにおけるペット生体の需要とペット生体を販売する法人ペットショップ(註 個人事業主は含まない)の数(註 この数には生体販売を専門に行うペットショップ以外にも、例えばホームセンターなどの一部門でペットの生体販売を行う企業も含む)」2021年
 ドツではペットショップの増加数はそれほど著しくはありませんが、個人事業主の店が微増であるのに対し、法人店の巨大化が進んだ事により、ペットショップの売上は他国に例を見ないほどの成長を示しています。

Die Statistik zeigt die Entwicklung der Anzahl der Unternehmen im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2009 bis 2019 auf.
Im deutschen Tier- und Zoofachhandel gab es zum 31. Dezember 2019 insgesamt 3.294 Unternehmen.

本統計は2009年から2019年にかけてのドイツにおけるペット生体の需要と、ペット生体を販売部門を持つ小売業法人の数の推移を示しています。
2019年12月31日現在、ドイツのペットおよびペット販売を行う企業数(註 個人企業主は含まない)は合計3,294社です。


ドイツ ペットショップ 法人店 推移

 なお個人事業主も含むペット生体販売を行うペットショップの総数は、ドイツ全土では古い統計で4,300店です。これは日本のペットショップ数の約1.3倍です。

Tierhandlungen – Geschäfte auf Kosten der Tiere 「ペットショップ 動物を犠牲にする店」 2012年7月14日

Viele der Tiere stammen von Züchtern, aus Tierheimen, aus dem Ausland ─ oder aus einer der ca. 4300 Zoohandlungen deutschlandweit.

ほとんどの動物は、ブリーダー、ティアハイム、外国から輸入したり、またはドイツ全土にある約4,300のペットショップの1つから購入することができます。



(画像)

 Nettoumsatz im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2003 bis 2019 「2003年から2019年にかけてのドイツにおけるペット生体の需要とペット生体販売も行う小売店(ペットショップ)の純売上高推移」 2021年

Die Statistik zeigt den Nettoumsatz im Einzelhandel mit zoologischem Bedarf und lebenden Tieren in Deutschland in den Jahren 2003 bis 2019.
Betrachtet wird der überwiegend stationäre Fachhandel, Internet- und Versandhändler sind nicht enthalten.
Im Jahr 2019setzten die Zoofachhändler in Deutschland netto rund 3,7 Milliarden Euro um.

本統計は2003年から2019年にかけてのドイツにおける、ペット生体の需要とペット生体販売も行う小売店の純売上高を示しています。
主にペットを専門に販売する固定型店舗で、インターネット販売、通信販売会社は含まれていません。
2019年、ドイツのペットショップ(生体販売専門店)の純売上高は約37億ユーロでした。


 2003年には、ドイツのペット生体販売ペットショップ店の総売上高は10億ユーロに達しませんでしたが、2019年には37億ユーロ(約4810億円 1ユーロ=130円)に達しました。16年間で約4倍にペット生体販売ペットショップの売上が激増したのです。これほどまでに成長した業種はドイツでは稀で、国内総生産(GDP)の成長をはるかに上回ります。
 ドイツの2003年から2017年にかけての国内総生産は1.5倍程度です(040 世界経済の長期推移からわかる事 小松製作所 2020年

ドイツ 生体販売ペットショップ 売上高推移


(画像)

 IBISWorld Industry Report 45391 Pet Stores in the US 「IBISWorld 業界調査報告書45391 アメリカ合衆国のペットストア」
 この資料は、アメリカの大手シンクタンク、IBIS Worldによるものです。本資料によれば、2017年のアメリカ合衆国における、個人事業の生体販売ペットショップと、法人の生体販売ペットショップの合計は、33,659件あります。この数は、人口比で日本の生体販売ペットショップの数の2.7倍です。さらに生体販売ペットショップは店舗数、売上高、従業員数とも増え、2003年から2017年の14年間に生体販売ペットショップの売上は36%増加しています。店舗数は12%増加しています。

 IBISWorld Industry Report 45391 Pet Stores in the US 「IBISWorld 業界調査報告書45391 アメリカ合衆国のペットストア】2012年」 (31ページ)

アメリカ ペットショップ統計


 杉本彩氏らの「ペットショップの数はかなか減りません。日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから壊しにくい」との発言は、まさに真逆も真逆、真実とは正反対の大嘘、デマです。特に日本のペットショップ数と売上の推移は、日本語で調べれば統計資料がすぐに見つかります。それすらせずに公の場で「日本はペットショップが減らない」と荒唐無稽な発言をするとは、知能が足りないか、嘘と知りつつしていれば何らかの精神疾患すら疑われます。このような狂気とも言えるデマを掲載するマスメディアの見識も疑います。
 次回以降では日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげている」が嘘デマであることを述べます。日本の生体販売ペットショップ企業は、アメリカ、ドイツに比べて著しく売上利益とも劣ります。生体販売ペットショップの売上の上位企業は、アメリカとドイツの企業が独占しています。例えば世界最大のアメリカの生体販売ペットショップチェーン企業のペッツマート社の売上70億ドル以上で、日本最大手のイオンペット404億円(2021年)の22倍以上あります。世界3位のドイツ、フレスナプフ社はイオンペットの売上の6倍以上(連結ではなくドイツ国内のみ)あります。次回以降の記事ではそれらの点について述べます。

*私はイオンペットの売上を年間100億円として計算した記述を過去にしていましたが、正しくはイオンペットの2021年の売上は404億年です。私が参考にした資料はおそらく売上総利益(粗利)を売上と誤って記載していたと思われます。お詫びします。

「海外では犬の屋外飼育を禁止している国がある」という、わんちゃんホンポのデマ記事






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(summary)
A law that restricts the sale of dogs and cats in pet stores.


 記事、「ドイツでは長時間犬に留守番をさせてはならない法律があるので共働き家庭は犬を預けなければならない」というわんちゃんホンポの大嘘記事、の続きです。
 「わんちゃんホンポ」というメットメディアがあります。このメディアが配信する海外情報に関する記事では、私は一度も正確なものを見たことがありません。最近でもまさに妄想作文レベルの記事を配信しています。日本とは違う!ペットにまつわる『海外の法律』5選 ですが、私はスウェーデンの法律は確認していません。しかしその他の記述ではほぼ嘘誤りか、デマです。今回は「海外では犬を屋外で飼育してはならないという法律がある」などの記述がデマであることを述べます。



 前回記事では、問題の「わんちゃんホンポの記事」の、「(ドイツでは)犬だけを長時間留守番させてはいけない。日本でも共働き家庭が増えているため、長時間、犬が1匹でお留守番するという環境が増えてきていますが、これが禁止されているのです」が嘘であることを述べました。今回記事では、他の記述の嘘、偏向について述べます。以下に該当する記述を引用します。


日本とは違う!ペットにまつわる『海外の法律』5選 2022年4月9日

1.ペットショップでの犬や猫の販売を禁止
2.犬を屋外で飼育してはいけない



 上記の1、2ですが、前提として具体的な国名と法令に内容の記述がないのは無意味と思います。まず最初に、「1.ペットショップでの犬や猫の販売を禁止」について述べます。
 現在「ペットショップでの犬猫販売を制限している国、州、自治体」がいくつかありますが、完全に禁止してるところは1つも確認していません。全ての法令で「ペットショップでの犬猫の販売は原則禁止するが例外規定があり、従前どおり犬猫が販売されている」のです。具体例をあげれば次のとおりです。


1.ペットショップでの犬や猫の販売を禁止 に関して

① アメリカ合衆国カリフォルニア州等のいくつかの州と自治体
 アメリカ合衆国内の「ペットショップでの犬猫の販売禁止」ですが、確認した限りすべての州法条例で「犬猫は保護団体由来のものであればペットショップは展示販売して良い」とされています。つまり形式的にでも一旦保護団体が取得してペットショップに卸せば、ペットショップはそれらの犬猫を展示販売できます。現に保護団体がパピーミルから大量に子犬を買い付けて、ペットショップに卸しています。
 またアメリカの法律では、ペットショップの定義が「自ら生産を行わずにペット生体を仕入れて小売再販売する業者」です。したがって「ペット生体の店舗での展示販売を行う業者」であっても、自宅などで犬猫を繁殖させ、ブリーダーの届け出をし散れば、「ペットショップという形態の店舗」で犬猫の展示飯場が合法となります。したがって「ペットショップでの犬猫販売禁止」を立法した州、自治体でも、従前どおり犬猫が売られています。
 2024年に同様の法律がフランスでも施行されますが、「保護団体由来の犬猫ならば、ペットショップでの店舗での展示販売が許可」されています。カナダの一部の自治体の条例とオーストラリアの西オーストラリア州法等も同様の規定です。


(動画)

 1st time at Fancy Puppy Pet Store in Corona cute cocker spaniel puppies in Eastvale ca Philomena's 「カリフォルニア州のイーストベール・フィロメナの素敵な子犬販売ペットショップにはじめて訪問しました」 2019年5月20日

 カリフォルニア州では2019年1月1日以降は、ペットショップは犬猫ウサギに限り、保護団体由来のものしか販売できなくなりました。しかしその後もペットショップでは従前どおり犬猫ウサギが販売されています。それは「1 ペットショップ」がブリーダーの認可を得てペットショップの規制を回避した、「2 形式的だけ保護団体を経由した形にして、以前の通りパピーミルなどの商業繁殖者から犬などを仕入れ販売している」ことが理由です。またカリフォルニア州ではこの法律の違反では「3 処罰が行政罰の500ドルまで」ですので、年商数百万ドルの大型店舗では抑止力はないでしょう。




②  イギリス
 イギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4カ国からなる連合国家です。イングランド、スコットランド、ウェールズでは「犬猫の販売は生後6ヶ月齢以上に限る」としています。つまり6ヶ月齢以上であれば犬猫はペットショップで販売できます。また北アイルランドでは、8週齢以上であれば、ペットショップで犬猫を展示販売できます。

③ ベルギー
 「ペットショップ(自家繁殖しないペット小売業者)での犬猫販売を禁じる」としています。「ペットショップ」という店舗形態であっても、事業主が自家繁殖をしてブリーダーの登録をしていれば、犬猫の店頭展示販売が許可されます。

④ オーストリア
 「ペットショップ(ペットの自家繁殖を行わず、仕入れて小売する業態)の犬猫の販売」を動物保護法で禁じていますが、それは商業施設に限ったことです。自家繁殖しないペット小売業者であっても、自宅に保管してあるものや、インターネットでの販売は許可されます。

 なお日本で喧伝されている「ペットショップでは犬猫の販売が禁止されてる国」として、ドイツ、スイス、オランダがありますが、禁じる法律はありません。


2.犬を屋外で飼育してはいけない に関して

 私が調べた限り、「犬の屋外飼育を禁止する」法律はありませんでした。アメリカ合衆国ペンシルベニア州では、鎖に繋いだままで一定の条件下での犬を屋外に置くことを禁じています。例えば無人で厳冬期や猛暑の時期に一定時間以上鎖で繋いだままなどは禁じています。しかしきちんとした犬小屋を用意し、鎖に係留していなければ屋外飼育は許可されています。ペンシルベニア州の、犬の屋外飼育の禁止に関する法律の条文を引用します。

Pennsylvania General assembly 2017 Act 10 「ペンシルベニア州 2017年の包括的な法改正」

§ 5536. Tethering of unattended dog.
(a) Presumptions.--
(1) Tethering an unattended dog out of doors for less than nine hours within a 24-hour period when all of the following conditions are present shall create a rebuttable presumption that a dog has not been the subject of neglect within the meaning of section 5532 (relating to neglect of animal):
(i) The tether is of a type commonly used for the size and breed of dog and is at least three times the length of the dog as measured from the tip of its nose to the base of its tail or 10 feet, whichever is longer.
(ii) The tether is secured to a well-fitted collar or harness by means of a swivel anchor, swivel latch or other mechanism designed to prevent the dog from becoming entangled.
(iii) The tethered dog has access to potable water and an area of shade that permits the dog to escape the direct rays of the sun.
(iv) The dog has not been tethered for longer than 30 minutes in temperatures above 90 or below 32 degrees Fahrenheit.

5536条 無人の犬を鎖で係留すること
(a)推定
1項 以下のすべての条件を満たした場合は、24時間以内に無人で犬を9時間未満屋外に拘束することは、犬が5532条の定義のネグレクトの範囲内の対象ではないという反証が可能な推定とあります (動物のネグレクトに関して)
(i)鎖は犬の大きさと品種に適した一般的に使用される形状であり、犬の鼻の先から尾の付け根までの長さの少なくとも3倍、または10フィートのいずれか長くなければなりません 。
(ii)鎖は回転式の固定具、回転式の留め金、または犬が絡まないように設計されたその他の機能のあるものによって、適切に取り付けられた首輪またはハーネスに固定されていること。
(iii)つながれた犬は飲料水が自由に飲めることと、犬が直射日光を逃れることができる日陰に行けること。
(iv)犬は華氏90度以上(摂氏32.2度)または華氏32度(摂氏0度)以下の温度で30分以上鎖で拘束されてはなりません。



 「犬の屋外飼育の制限」に関して、近い法令の規定は探してもこれだけでした。この法律があるペンシルベニア州においても、犬を鎖で拘束せずに、断熱性のある犬舎に自由に出入りできる状態であれば犬の屋外飼育は許可されます。
 なお追記すれば問題の記事では記述はありませんが、日本で流布されている「ドイツでは犬の屋外飼育が禁止されている」という情報は全く根拠のない嘘です。ドイツでは、犬の屋外飼育を禁じる法律はありません。
 私は問題の記事に、「2.犬を屋外で飼育してはならない」ん、具体的な国と法令を示していただくよう二コメントしました。しかしそのコメントは非表示です。もちろん回答はありません。情報を公にするのであれば、その情報が正しいことを証明するために出典を求められれば回答するのが責任と、私は思います。


(動画)

 DIY-Hundehütte 「DIYで犬小屋を作る」2020年7月25日

 DIYでなくても、ドイツの巨大ペットショップや通販ではこの様な外置きの犬小屋が多数売られています。ドイツでは、普通に犬が屋外飼育されています。追記ですが、日本で喧伝されている「ドイツの犬舎は最低6㎡以上でなければならない」ですが、これは犬を常に閉じ込めて飼育し、散歩にも出さない状態の例外規定です。逆に言えば、広い犬舎を確保すれば毎日運動をしなくても良いとうことです。日本では、海外の動物愛護に関する法律が原文を読みもしない人により、曲解、歪曲、拡大解釈されて誤って伝えられていることがほとんどです。

「ドイツでは長時間犬に留守番をさせてはならない法律があるので共働き家庭は犬を預けなければならない」というわんちゃんホンポの大嘘記事






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(Zusammenfassung)
Tierschutz-Hundeverordnung
§ 2 Allgemeine Anforderungen an das Halten


 「わんちゃんホンポ」というメットメディアがあります。このメディアが配信する海外情報に関する記事では、私は一度も正確なものを見たことがありません。最近でもまさに妄想作文レベルの記事を配信しています。日本とは違う!ペットにまつわる『海外の法律』5選 ですが、私はスウェーデンの法律は確認していません。しかしその他の記述ではほぼ嘘誤りか、デマです。今回は「犬だけを長時間留守番させてはいけない」が嘘であることを述べます。


 問題の、わんちゃんホンポの記事から引用します。


日本とは違う!ペットにまつわる『海外の法律』5選 2022年4月9日

4.犬だけを長時間留守番させてはいけない
ドイツは世界の中でも動物に関する法律が厳しく制定されている国として知られています。
特に「犬だけを長時間、留守番させてはいけない」というルールがあります。
日本でも共働き家庭が増えているため、長時間、犬が1匹でお留守番するという環境が増えてきていますが、これが禁止されているのです。
では、女性も男性も働いている国ではどのように対応しているのでしょうか。例えば、在宅勤務することで対応していたり、国によっては保育園のように、仕事中は犬を預かってくれるサービスを設けているところもあります。


 「長時間」という曖昧な規定は処罰がある法令ではありえません。通常勤務時間であればフルタイムで、通勤時間も含めて10時間程度でしょう。ドイツでは「○時間以上犬だけで留守番させてはならない」という法律の規定はありません。ドイツで犬の飼養が具体的に規定されている法令は、ドイツ犬規則(Tierschutz-Hundeverordnung これは省令です。「犬条例」と訳されている資料が多々ありますが誤訳です)です。本規則では、犬の飼主が犬に接する頻度などの義務について定めていますが、「成犬は少なくとも1日2回は接しなければならない」と、「20週齢までの子犬は1日のうち4時間以上は接しなければならない」という規定があります。
 成犬であれば、朝晩の給餌やトイレの掃除で一日2回以上は必ず接します。勤務時間等で10時間以上家を空けていても本規則に違反することはありません。また20週齢までの子犬であっても、朝の給餌と7時に帰宅してから給餌と世話をしたり遊べば4時間は十分に接することができます。したがって「共働きの夫婦が犬を飼うときは外部の犬を預かってくれるサービスを利用しなければならない」は、妄想作文です。以下に、具体的に、法令原文を引用します。


Tierschutz-Hundeverordnung 「ドイツ犬規則(省令)」

§ 2 Allgemeine Anforderungen an das Halten
(1) 2. mehrmals täglich in ausreichender Dauer Umgang mit der Person, die den Hund hält, betreut oder zu betreuen hat (Betreuungsperson), zu gewähren und
3. Abweichend von Satz 1 Nummer 2 ist Welpen bis zu einem Alter von zwanzig Wochen mindestens vier Stunden je Tag Umgang mit einer Betreuungsperson zu gewähren.

2条 犬を飼育するために一般的な要件
1項2号 犬は、飼っている人、世話をしている人、または世話をしなければならない人(飼育者)と十分な期間、1日に数回接触できるようにしなければなりません。
3号 1項2号の例外規定として、20週齢までの子犬は少なくとも1日4時間は飼育者と接触することにより飼育が許可されます。



 私は今まで何度も、「わんちゃんホンポ」の海外情報の誤りを編集部に指摘しています。しかし全く改まりません。このネットメディアのライターは、海外情報を記事にする場合は、例えばドイツならばドイツの法令原文や統計、政府文書などのもっとも重要な原典を全く確認せずに、思い込み、想像、妄想で書いてると思われます。マスメディアにおいては、デマの拡散は恥ずかしいことだと思いますし、社会にも有害です。編集責任者はそれを自覚していただきたいです。
 問題の記事は、今回指摘した以外でも(私はスウェーデンの法令は確認していませんが)、ほぼ嘘誤り偏向の羅列です。それh次回以降の記事で指摘します。


(動画)

 Tierschutz Hundeverordnung ab 1.1.22 - Sinn oder Blödsinn 「犬保護規則での22年1月1日からの改正 そのセンスと無意味さ」 2022年2月3日

 Tierschutz Hundeverordnung 「ドイツ犬保護規則(省令)」が大きく改正され、例えばスパイクカラー(金属製の首輪の内側に突起がついたもの)の使用などの禁止が施行されました。
 わんちゃんホンポですが、この点でも間違った記事を公開しえいます。ドイツ「動物福祉法」には犬の飼養やブリーダーの数値基準の規定はありません〜わんちゃんホンポのデマ記事 です。本記事ではスパイクカラーなどの禁止を犬保護規則(省令)ではなく、ドイツ動物保護法(Tierschutzgesetz)での改正としていました。ライターはまったく原典を確認していません。コタツ記事でも妄想だけで書くには酷いと思う。

「犬の乗車はクレートに密閉するか、短時間であればハーネスとベルトで固定しなければならない」というドイツの道路交通法







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(Zusammenfassung)
So transportieren Sie Ihren Hund richtig im Pkw.
Der §23 der Straßenverkehrsordnung (StVO) schreibt allgemein vor, dass im Fahrzeug mitgeführtes Transportgut in einer Weise gesichert werden muss, dass Mitfahrende und Verkehrssicherheit nicht gefährdet werden.
Das bezieht sich auch auf den Hund an Bord.


 記事、
「ドイツでは犬の乗車チケットの自動販売機がある」という、懲りない杉本彩氏の妄想発言
「ドイツではカフェなどに犬を同行でき動物の権利が確立されている」という杉本彩らの無知無学
犬が宿泊できるホテル等の数は日本はドイツの6倍ある〜「ドイツでは犬がホテルを自由に出入り」という杉本彩氏の狂気の発言
ドイツでの犬の宿泊は犬可宿泊施設がドイツの6倍ある日本に比べて非常に困難〜杉本彩氏の妄想
ドイツのタクシー運転手はほとんどがアラブ人で盲導犬ですら乗車拒否が横行している
の続きです。
 動物愛誤活動家の杉本彩氏は典型的な欧米出羽守、ドイツ出羽守で「欧米」、中でもドイツに関するデマ嘘発言が大好きです。しかし私が知る限り正確な情報は一つもありませんでした。杉本彩氏と二階堂ふみ氏の対談記事では「ドイツではタクシーの運転手が営業車に自分の犬を載せて勤務している」とあります。このような事例がある可能性は否定しませんが、それを一般的と誤認させるのは問題です。ドイツの道路交通法では「犬の乗車ではクレートに密閉するか、短時間に限りハーネスとベルトで固定しなければならない」としています。もし法律を順守するならば、長時間のタクシー運転手の勤務時間では虐待でしょう。



 「ドイツではタクシー運転手が自分の犬を営業車に載せながら勤務している」という、杉本彩氏らの発言はこちらです。


二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 2022年3月19日

二階堂ふみ(以下ふみ):日本ではペットショップで動物を買うことがまだ当たり前に行われているし、ペットショップの数はかなか減りませんよね。
杉本彩(以下杉本):日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくいものになっているのも事実ですよね。
ふみ:海外では動物をモノのようにショーケースに入れて展示販売しているところをあまり見かけませんよね。犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて(笑)。
ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしているし、電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機があるんですよね。
日本は誰でもなんの審査もなく動物を入手して飼育できるし、繁殖業や動物を販売する事業者も登録さえすればできる。



 「ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて」。この発言では、犬は拘束されていない状態と解せます。少なくとも「シートに座っていて」ですから、クレートに入れていません。
 ドイツでの犬の自動車の乗車ですが、道路交通法に規定があります。具体的には「犬を自動車に乗せる場合はクレートに密閉した状態で入れクレートを固定すること。短時間に限り、ハーネスと専用のベルトで犬を固定することが許可される」です。つまり犬が自由な状態でシートに座っていればそれは道路交通法違反であり、30ユーロ以上の反則金が科される可能性があります。また事故があれば、犬は固定していなければウィンドウを突き破って車外に放り出される可能性があり、犬にとっても危険です。その運転手は勤務時間内に道路交通法違反をしていたのでしょうか。仮に「ハーネスとベルトで固定していた」としても、タクシー運転手の長い勤務時間では明らかに虐待です。まず犬の自動車の乗車に関する、ドイツの道路交通法の資料を引用します。


Hunde im Auto transportieren: Das müssen Fahrzeughalter beachten 「自動車での犬の輸送:自動車の所有者はこれらのことを考慮しなければなりません」 2022年3月29日

Viele Hundebesitzer lassen ihre Vierbeiner ungesichert im Auto mitfahren. Das ist nicht nur lebensgefährlich, sondern auch strafbar.
Wir zeigen Ihnen sichere Transportmöglichkeiten.
Bußgeld für Hundehalter.
Gerade auf kurzen Strecken nehmen Fahrzeughalter oftmals keine Rücksicht auf die Sicherheit für Mensch und Tier: Der Hund wird im Fußraum, auf dem Beifahrersitz bzw.
Für große Hunde eignen sich stabile Transportboxen aus Metall besonders gut, die im Kofferraum sicher unterbracht werden können.
Mittelgroße Hunde können mithilfe eines Geschirrs und eines Sicherheitsgurtes gesichert werden.
Für kleine Hunde hingegen gibt es ebenfalls spezielle Transportboxen.
Für kurze Strecken können Sie Ihr Haustier mit einem speziellen Sicherheitsgurt für das Auto anschnallen.
Nehmen Sie in jedem Fall ein möglichst kurzes und stabiles Hundegeschirr, das am Sicherheitsgurt befestigt wird.

多くの犬の飼い主は、4本足の友人(犬)が安全でない状態で自動車に乗せていますが、これは犬の命を脅かすだけでなく、罰せられる犯罪でもあります。
安全な犬の輸送の選択肢をご紹介します。
(安全な輸送方法でなければ)犬の飼い主には反則金が科されます。
特に短距離の乗車では、自動車の所有者は人や動物の安全に注意を払わないことがよくあり、犬は車内で足元、助手席にいます(がこれは違反です)。
トランクに安全に収納できる金属製の頑丈な輸送用のクレートは、大型犬に特に適しています。
中型犬はハーネスとシートベルトで固定できます。
一方小型犬用の、専用の輸送クレートもあります。
短距離の場合は、専用の自動車のシートベルトでペットを拘束することができます。
いずれの場合も、できるだけ短く安定した犬用ハーネスを安全ベルトに取り付けて使用してください。



Die perfekten Hunde-Autos 「完全に正しい犬の自動車の乗車」 2022年1月25日

Sicherheitsvorschriften für den Transport von Hunden im Auto
Der §23 der Straßenverkehrsordnung (StVO) schreibt allgemein vor, dass im Fahrzeug mitgeführtes Transportgut in einer Weise gesichert werden muss, dass Mitfahrende und Verkehrssicherheit nicht gefährdet werden.
Das bezieht sich auch auf den Hund an Bord.
Die Fellnasen dürfen nur dann mitfahren, wenn sie so untergebracht werden können, dass sie während der Fahrt oder bei einem Unfall nicht zu einer Gefahr werden.
Der Platz auf der Hutablage oder auf dem Schoß von Mitfahrenden ist also in jedem Fall tabu. Sonst droht ein Bußgeld in Höhe von mindestens 30 Euro.
Der Hund darf etwa mitfahren, wenn er
auf dem Rücksitz ein Hundegeschirr zum Anschnallen trägt oder in einem geschlossenen Hundesitz Platz findet,
im hinteren Fußraum in Transporttasche oder Box untergebracht ist,
in einer Hundebox auf dem Rücksitz oder im Ladeabteil reist,
seinen eigenen eingebauten Transportkäfig im Laderaum zur Verfügung hat,
das Ladeabteil etwa durch ein Hundegitter vom Fahrgastraum abgetrennt ist.

自動車で犬を輸送するための安全規則
ドイツ道路交通法 (StVO) の23条では、車両で輸送される物品は乗客と道路の安全が危険にさらされないように固定しなければならないと規定しています。
これは車内の犬にも適用されます。
犬は移動中または事故の際に危険にならないように収容できる場合にのみ、自動車の乗車が許可されます。
荷物の棚や乗客の膝の上は、いかなる場合でもしてはなりません。
違反した場合は、少なくとも30ユーロの罰金のリスクがあります。
犬は、
後部座席に固定する犬の専用ハーネスを着用するか、密閉した犬の専用の座席に収容すれば自動車に乗車することができます。
輸送用バッグまたは箱に入れて後部座席の足元に保管すること。
後部座席またはラゲッジスペースの犬専用クレートで移動すること。
ラゲッジスペースを利用した、犬専用に組み込んだ輸送用ケージが自動車にあること。
犬用のラゲッジスペースは、ドッグをガードによって客室(人が乗車するスペース)から分離されていること。



 上記の通り、犬を自動車に条はさせる場合はドイツ道路交通法の規定により「クレートで密閉状態するか、短距離に限りハーネスと専用のベルトで固定した場合、犬専用の収容スペースが荷物室にあり、人が乗車するスペースと完全に分離していることのみ許可される」と規定されています。「違反した場合は30ユーロ(日本円で4,000あまり)の反則金が科せられる」のです。
 「ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて」の発言では、犬は拘束されていない状態と解せます。少なくとも「後ろのシートに座っていて」ですから、クレートに入れていません。また後部シートに「ハーネスとベルトで拘束している状態」とも解せなくはないですが、この方法は短距離に限るとしています。タクシー運転手の労働時間は長時間です。そのような状態で長時間犬を乗車させることは虐待ですし、「短距離に限る」とされています。

 つまり、ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて」は、法令違反であることは間違いなく、さらには動物虐待なのです。杉本彩氏らは「ドイツではこのように犬はタクシー運転手の勤務中ですら連れていけるほど犬に寛容なのだ」ということをデマでも強調したいという意図があったのだと思われます。「タクシー運転手が勤務中に営業車内に自分の飼犬を乗せている」という従業員の道路交通法違反を、タクシー会社が容認しているとは考えにくいです。杉本彩氏らの経験が嘘とは断言しませんし、そのようなケースが有ることは否定しません。しかし明らかに違反行為で犬の虐待でもあり、安全運行に反する行為を「ドイツでは犬の権利が確立されている」という飛躍は有害だと私は思います。日本では犬の乗車についての道路交通法の規定はありませんが、杉本彩氏らの発言は「動物愛護先進国のドイツ」の誤った事情で危険な犬の乗車が増える可能性すらあります。
 その様なことは少し考えればわかることです。要するに、彼女らは知能が正常に満たない「愛誤」なのです。この様な馬鹿げた発言を記事にして、公にするマスメディの知性も疑います。


(動画)

 Hunde sicher im Auto transportieren- Darauf musst Du achten 「自動車に犬を乗車させて安全に輸送する-あなたはこれらの点に注意を払わなけれなりません」 2021年7月18日公開

 このビデオでは、犬を自動車に乗車させる場合は、座席にベルトで固定する方法ですら危険と指摘しています。犬は専用のクレートで、さらに内側に緩衝材を用いるなどするべきとしています。「タクシーの運転手が座席に犬を乗せているドイツは犬の権利が確立された国」という杉本綾氏らの発言は呆れます。動物愛護を語る(騙る)割には無知。日本でも、犬の無防備な自動車の乗車は危険と指摘されています。だから彼女らは「愛誤」なのです。まさに赤恥の上塗り(笑)。

ドイツのタクシー運転手はほとんどがアラブ人で盲導犬ですら乗車拒否が横行している







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(Zusammenfassung)
Hunden wird in Deutschland oft die Taxifahrt verwehrt. Der Grund ist, dass viele Taxifahrer Muslime sind.


 記事、
「ドイツでは犬の乗車チケットの自動販売機がある」という、懲りない杉本彩氏の妄想発言
「ドイツではカフェなどに犬を同行でき動物の権利が確立されている」という杉本彩らの無知無学
犬が宿泊できるホテル等の数は日本はドイツの6倍ある〜「ドイツでは犬がホテルを自由に出入り」という杉本彩氏の狂気の発言
ドイツでの犬の宿泊は犬可宿泊施設がドイツの6倍ある日本に比べて非常に困難〜杉本彩氏の妄想
の続きです。
 動物愛誤活動家の杉本彩氏は典型的な欧米出羽守、ドイツ出羽守で「欧米」、中でもドイツに関するデマ嘘発言が大好きです。しかし私が知る限り正確な情報は一つもありませんでした。杉本彩氏と二階堂ふみ氏の対談記事では「ドイツではタクシーの運転手が営業者に自分の犬を載せて勤務している」とあります。このような事例がある可能性は否定しませんが、それを一般的と誤認させるのは問題です。ドイツではタクシー運転手はほぼアラブ人で、盲導犬ですら乗車拒否が横行しています。イスラム教徒にとっては犬が不浄だからです。



 「ドイツではタクシー運転手が自分の犬を営業車に載せながら勤務している」という、杉本彩氏らの発言はこちらです。


二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 2022年3月19日


二階堂ふみ(以下ふみ):日本ではペットショップで動物を買うことがまだ当たり前に行われているし、ペットショップの数はかなか減りませんよね。
杉本彩(以下杉本):日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくいものになっているのも事実ですよね。
ふみ:海外では動物をモノのようにショーケースに入れて展示販売しているところをあまり見かけませんよね。犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて(笑)。
ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしているし、電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機があるんですよね。
日本は誰でもなんの審査もなく動物を入手して飼育できるし、繁殖業や動物を販売する事業者も登録さえすればできる。



 「ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて」という記述に関してです。この様な事例が個別にある可能性は否定しません。しかし読者への、「ドイツではタクシー運転手が営業車に勤務中ですら犬を乗せることすら許されている、犬を人扱いする国」という嘘プロパガンダを意図したものと私は感じられます。
 実際には、ドイツのタクシー運転手はアラブ系移民が大変多いのです。特定の職業が同じ国の出身者で占められることはよくあります。例えばニューヨーク市のタクシー運転手は9割がインド系とされています。アラブ系の人はイスラム教信者の中でも特に厳格です。イスラム教では犬は不浄とされています。そのために盲導犬ですらドイツでは乗車拒否にあうことが多く、社会問題になっています。ですから一般にはドイツのタクシー運転手は、犬には好意的ではありません。
 
 さらにドイツの道路交通法では次のように定められています。「犬は自動車に乗車させる場合は完全に密封されたクレートに入れて固定するか、ハーネスとベルトで固定しなければならない。その場合は短時間に限る。違反者は30ユーロ以上の反則金が科される」。
 タクシーの運転手は長時間勤務です。もし犬が長時間ハーネスとベルトでがんじがらめで固定されているのならば、それは動物虐待でしょう。さらに問題の記事の記述では、ハーネスと専用のベルトで犬が固定されていることは伺えません。犬をクレートに入れず、ハーネスとベルトで固定しなければ道路交通法違反です。タクシー会社が従業員の、勤務中の道路交通違反を許可するはずがありません。またドイツは移民が約2割で、多くがイスラム教です。営業車にタクシー運転手が自分の犬を勤務中に乗車させていれば客からクレームが来るはずですし、そのような点からも「ドイツではタクシー運転手が勤務中に自分の犬を営業車に載せている」ことは一般的には考えられません。今回は「ドイツのタクシー運転手の殆どが犬を不浄とするアラブ人のイスラム教徒であるため、盲導犬ですら乗車拒否が多い」点について述べます。以下に、それを裏付けるニュースソースから引用します。


Viele Taxifahrer wollen Hunde nicht mitnehmen 「(ドイツでは)多くのタクシードライバーが犬を乗車させたくない」 2019年2月26日

Ein Mann wollte mit seinem Dackelmischling vom Hauptbahnhof nach Hause fahren.
Doch er musste lange suchen, bis ein Taxifahrer fand, der ihn und sein Haustier mitnahm.
Immer wieder hätten die Fahrer es abgelehnt, die beiden Männer und den kleinen Hund zu transportieren.
„Ein griechischer Taxifahrer hat uns dann endlich mitgenommen“, sagt Schwarz.
„Er meinte, die meisten Fahrer seien Araber und in ihrer Kultur gelten Hunde als unrein“, sagt Schwarz.

ある男性はダックスフントの雑種を連れて、大きな鉄道の駅から家に帰りたいと思っていました。
しかしペットの犬を乗せてくれるタクシー運転手を見つけるのに、長い時間がかかりました。
タクシー運転手は、その男性と小型犬の乗車を繰り返し拒否しました。
「ギリシャ人のタクシー運転手がついに私たちを乗せてくれました」とその男性、シュワルツさんは言います。
「ギリシャ人運転手は、ほとんどのタクシー運転手はアラブ人であり、アラブ人の文化においては犬は不浄だと考えられていると話していました」とシュワルツさんは言っています。


Taxifahrer lehnt Fahrgast mit Blindenhund ab

Jetzt stritt sich der blinde Mann vor Gericht mit einem Taxifahrer, weil dieser ihm und seinem Hund die Beförderung verweigerte.
Vor allem, wenn es ein Taxifahrer ist, der sich weigert, ihn mit seinem Hund zu befördern.
Und das komme durchaus öfter vor.
In diesem konkreten Fall, der jetzt vor dem Amtsgericht verhandelt wird, soll es der selbstständig arbeitende Saffer N. gewesen sein, der am 2. Juni vergangenen Jahres dem Blinden und dessen Hund den Transport verweigert habe.
Weil der 32-Jährige damit gegen die Beförderungspflicht verstoßen habe, wurde ihm ein Bußgeld von 450 Euro auferlegt, gegen das der Taxifahrer Einspruch einlegte und es somit jetzt zum Prozess kommt.
Wegen vorsätzlichen Verstoßes gegen die Beförderungspflicht verhängt die Amtsrichterin schließlich ein Bußgeld von 250 Euro.

(乗車拒否された)視覚障碍者は、彼と彼の盲導犬を乗車させることを拒否したタクシー運転手と裁判所の法廷にいました。
特にタクシー運転手の場合は、犬の乗車を拒否することがかなり頻繁に起こります。
現在地方裁判所で審理されているこの事件では、昨年6月2日に視覚障害者と彼の盲導犬の乗車を拒否した個人タクシー運転手の(イスラム教徒の)ザーファ Nだったと言われています。
32歳のザーファ N運転手はタクシー輸送義務に違反したため、450ユーロの罰金が科せられました。
それに対してタクシー運転手のザーファ Nは、これに対して上訴し、裁判が行われているところです。
地方裁判所の裁判官はタクシーの輸送義務に故意に違反したとして、最終的に250ユーロの罰金をタクシー運転手に科しました。


 次回記事では、「ドイツの道路交通法では犬を自動車に乗車させる場合はクレートに密封して固定するか、短時間であればはハーネスと専用のベルトで固定しなければならない」という規則について述べます。


(動画)

 Lkw-Fahrer bindet Hund an Stoßstange und fährt los! 「トラックの運転手が犬をバンパーに結び付けて運転しました!」 2018年9月20日

 ドイツでトラック運転手が自分の犬を勤務中に同乗させ、休憩時に犬をバンパーに繋いでいたのを忘れてトラックを発進させ、高速道路本線まで進入したというもの。「これが犬に対する本当の愛」という投稿もあり笑える。しかし職業運転手が飼犬を営業車に同乗させるのは虐待でしょう。しっかり固定しなければ事故の衝撃で吹っ飛んで、窓を付き破って路上に放り出されるかもしれません。長時間、ハーネスとベルトで固定するのも虐待です。杉本彩氏らの「ドイツではタクシー運転手が犬を同乗させている」可能性はゼロとはいいませんが、虐待の一種です。

「日本の犬猫の殺処分率は90%以上。フランスはほとんどない」という東洋経済社のぶったまげた痴性






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France/Frankreich

 最近海外の動物愛護に関するデマ記事が多い東洋経済社です。かねてから指摘しようと思っていましたが最近、超弩級の荒唐無稽な、ぶっ倒れそうになるほどの支離滅裂なデマ記事を公開しました。日本とフランスの動物愛護に関する比較記事ですが、書かれていることはほぼ全てが真逆の嘘です。それにしても「日本の犬猫殺処分率は90%以上」などの誤りは、日本語文献すら調べてい無いという証拠です。ライターの思い込み、妄想を羅列しただけですが、この様な恥ずかしい記事をノーチェックで公開した東洋経済者の痴(恥)性にも呆れます。


 サマリーで示した、問題の東洋経済社の記事から引用します。


「猫を捨てる人」がフランスで激増した悲しい事情 コロナ禍で飼う人が増えたのは他国と一緒だが  2022年4月6日

1、2021年に議会上院が2024年からペットショップでの犬と猫の販売を禁止する動物保護に関する法を可決した。
2、日本の場合、引き取られた犬と猫が殺処分になる割合は9割以上というショッキングな数字が出ている。
3、フランスでは保健所に収容された動物は一般的には殺処分されることはあまりない。



 結論から述べれば、上記の1、2、3、の記述はすべて正反対の大嘘です。順を追って出典を示し説明します。


1、2021年に議会上院が2024年からペットショップでの犬と猫の販売を禁止する動物保護に関する法を可決した。

 ペットショップでは原則犬と猫の販売が禁じられますが、「保護犬猫」に限り保護団体を協力すれば店舗での展示販売ができます。この点については私は記事にしています。

「フランスではペットショップでは全ての動物の展示が禁止される」というコタツ記事より酷いNHKのデマ報道

 上記の記事では、問題のフランスの法改正(LOI n° 2021-1539 du 30 novembre 2021 visant à lutter contre la maltraitance animale et conforter le lien entre les animaux et les hommes 「反動物虐待および動物と人間のきずなを強化することを目的とした法律 2021年11月30日改正法 法律番号2021-1539」 日本で「動物の権利法(私は本法を「フランス反動物虐待法」と記述しています)」と訳されている)の、改正後の条文と解説がフランス政府の資料の原文を引用してます。本法15条では明確に「ペットショップは保護犬猫を保護団体と協力の上、店舗で展示販売できる」としています。


2、日本の場合、引き取られた犬と猫が殺処分になる割合は9割以上というショッキングな数字が出ている。

 日本の令和2年度の犬と猫の公的殺処分率ですが、それぞれ犬は15%、猫は44%です。またフランスは保健所(人の健康と公衆衛生を所管する行政組織)は、不要犬猫、野良犬猫の扱いをしません。フランスでは各自治体に公的な犬猫の収容施設を設けることが義務付けられていますが、所管は農業食料省です。


(画像)

 犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(動物愛護管理行政事務提要より作成) 対象期間:令和2年4月1日~令和3年3月31日(2020年4月1日~2021年3月31日) 環境省 から。

犬猫殺処分数 令和2年度 環境省

 この資料によれば、直近の令和2年の日本の犬猫殺処分率は、
・犬   15%
・猫   44%

です。したがって「日本の場合、引き取られた犬と猫が殺処分になる割合は9割以上」は、根拠のない完全なデマ、大嘘です。


 3、フランスでは保健所に収容された動物は一般的には殺処分されることはあまりない。

 まず「フランスでは保健所に収容された動物」との記述に関してです。フランスでは不要犬猫等の動物の扱いは「保健所(人の健康や公衆衛生を担う行政組織)」ではありません。農業食糧省が管轄する、アニマルシェルターです。
 日本ではそれを保健所(人の健康や公衆衛生を担う省=厚生労働省の所管)が担っていますが、国際的には例外です。フランスの他、アメリカの大多数の州(50州48州 2018年調べ)、イギリス、ドイツなどは農業畜産関係の省庁が管轄しています。
 フランスでは不要犬猫等を収容し、飼主返還や殺処分を行う組織を各自治体が設置することを義務付けており、それをFourrière animale(フォーリエール・アニマル)と言います。所管は、フランス農業食料省です。フランスの保健省の管轄ではなく、フランスの保健所は、犬猫等の動物は取り扱いません。

Fourrière animale 「フォーリエール・アニマル」 フランスの公的動物収容所について ウィキペディア
Fourrière animale「フォーリエール・アニマル」に関する資料。フランス農業食料省

 次に「フランスでは動物は一般的には殺処分されることはあまりない」に関してです。国会上院の資料によれば(Disparités en matière d'euthanasie dans les fourrières animales En moyenne, 80 % des chats entrant en fourrière sont euthanasiés et. 「平均して、犬猫収容施設に入る猫の80%は安楽死させられます」)、「フランスでの猫殺処分率は平均で80%」としています。日本の「犬の殺処分率15% 猫の殺処分率44%」と比べれば、フランスの犬猫殺処分率は極めて高いと言えます。
 私はこの点について、フランス国会上院の資料を根拠に記事を書いています。また地方の公的動物収容所では、犬の殺処分率が80%以上の施設があります。またほぼ100%の殺処分率のフランスの動物収容所が地方で散見されます。

フランスの犬の殺処分率は80%、日本は17%~フランスは殺処分数もさることながら殺処分率も著しく高い


(動画)

 80% des chiens récupérés par la fourrière de Sainte-Marie finissent euthanasiés 「フランス サントマリーの公的犬収容所では80%の犬が安楽死(殺処分)される」 2018年7月4日

Reportage à la fourrière de Sainte-Marie qui récupère une quinzaine de chiens errants par jour.
En 2017, ce sont pas moins de 1935 chiens qui sont entrés en fourrière. Parmi eux, 1667 ont fini par être euthanasiés

1日に約15匹の野良犬を収容するサントマリー動物収容所の報告。
2017年には1,935頭以上の犬が収容され、そのうちの1,667頭が安楽死(殺処分)させられました 。





 またフランスの年間の犬猫殺処分数は多くの動物愛護団体等が「年間50万頭」と推計しており、大変多いのです。「フランスでの犬猫の殺処分数は年間50万頭」という多くの資料があります。例えばこのようなものです。Mein erstes Mal: Einen Hund adoptieren 「私の初めての経験:犬を養子に迎えること」 2019年2月25日(ドイツ語記事)。Offizielle Zahlen über die Anzahl der Tötungen gibt es keine, inoffizielle Schätzungen gehen von bis zu 500.000 Tieren pro Jahr aus. 「(フランスの犬猫の)殺処分数に関する公の数字はありませんが、公表値ではない推定では、年間最大50万頭の動物が殺処分されています。
 フランスの犬猫殺処分数は人口比では日本の約40倍という多さです。私はこの点に関しては以下の通り、記事にしています。

フランスの犬猫殺処分数は年間50万頭~牧原秀樹衆議院議員の無知蒙昧


(動画)

 stop euthanasie 「安楽死をやめよ」。2012/04/04 に公開。フランス語による、フランスの犬猫殺処分に反対するビデオ。閲覧注意。犬猫の殺処分シーン有り。このビデオでも、「フランスにおける年間の犬猫殺処分数は50万頭」とされています(フランス語)。

ドイツでの犬の宿泊は犬可宿泊施設がドイツの6倍ある日本に比べて非常に困難〜杉本彩氏の妄想







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(Zusammenfassung)
In Deutschland gibt es 202 Hotels, in denen Hunde übernachten dürfen, und 1285 in Japan.


 記事、
「ドイツでは犬の乗車チケットの自動販売機がある」という、懲りない杉本彩氏の妄想発言
「ドイツではカフェなどに犬を同行でき動物の権利が確立されている」という杉本彩らの無知無学
犬が宿泊できるホテル等の数は日本はドイツの6倍ある〜「ドイツでは犬がホテルを自由に出入り」という杉本彩氏の狂気の発言
の続きです。
 動物愛誤活動家の杉本彩氏は典型的な欧米出羽守、ドイツ出羽守で「欧米」、中でもドイツに関するデマ嘘発言が大好きです。しかし私が知る限り正確な情報は一つもありませんでした。杉本彩氏と二階堂ふみ氏の対談記事では「ドイツでは犬が自由にホテルに出入りしている」と発言しています。これは「ドイツではほぼすべてのホテルで犬が制限できる」という意味になります。これは真逆の大嘘です。前回記事では日本はドイツの6倍の犬宿泊施設があることを述べ、ドイツは極めて少ない事を述べました。また宿泊できるホテル等であってもレストランの利用を禁止するなど、制限が多いのです。



 「ドイツでは犬が自由にホテルに出入りしている」という、杉本彩氏らの発言はこちらです。


二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 2022年3月19日


二階堂ふみ(以下ふみ):日本ではペットショップで動物を買うことがまだ当たり前に行われているし、ペットショップの数はかなか減りませんよね。
杉本彩(以下杉本):日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくいものになっているのも事実ですよね。
ふみ:海外では動物をモノのようにショーケースに入れて展示販売しているところをあまり見かけませんよね。犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて(笑)。
ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしているし、電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機があるんですよね。
日本は誰でもなんの審査もなく動物を入手して飼育できるし、繁殖業や動物を販売する事業者も登録さえすればできる。


 
 このドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしている」との発言ですが、読者は「ドイツでは全てかほとんどのホテルで犬が無制限で利用できる」と解するはずです。しかしこれは真逆も真逆、正反対の大嘘です。
 ドイツでホテル等の宿泊施設で犬が宿泊できるのは202施設です。貸別荘25件を加えても227件です。対して日本は1285件あります。この数はドイツの約6.4倍で、人口比に直しても日本は犬が泊まれる宿泊施設が4.2倍も多いのです。
 さらにドイツで犬が利用できるホテル等は、施設内のレストランも利用できる施設はわずかです(81施設)。また「犬が宿泊できるホテル」として検索サイトに登録しているホテルでも。犬等が泊まれる部屋は専用の部屋に限られます、例えば1,000室以上ある大型ホテルで仮に「犬が宿泊できる専用部屋」が1室しかなかったとしても、検索サイトに「犬が宿泊できるホテル」として登録できます。また犬等と宿泊する場合はかなり高価な追加料金が発生します。そのようなことからドイツでは、「宿泊施設は犬等のペットには優しくない。日本のほうがはるかに犬等の利用に好意的である」といえます。
 
したがって杉本彩氏の「ドイツでは犬が自由にホテルに出入りしている」との発言(これは「ドイツではほぼすべてのホテルで犬が制限なく利用できる」と読者は解するでしょう)は真逆の大嘘、デマです。以下に、それを裏付ける出典を示します。


Urlaub mit Hund 「ドイツでの犬と一緒の休日」 2021年7月19日

Wenn Haustiere in der Unterkunft erlaubt sind, müsst ihr noch einiges beachten.
Viele Hotels haben nur eine bestimmte Anzahl an „Hundezimmern“, deshalb solltet ihr immer vor der Buchung nachfragen, ob und wie viele Vierbeiner euch begleiten dürfen.
Auch wenn Haustiere im Hotel übernachten dürfen, kann es sein, dass der Vierbeiner nicht mit in den Speisesaal darf.
Auch wenn Hunde erlaubt sind müsst ihr in vielen Unterkünften einen Aufpreis für euren vierbeinigen.

(ドイツの宿泊施設で)ペットの宿泊が許可されている場合でも、いくつかのことを考慮する必要があります。
多くのホテルには限られた数の「犬可の専用部屋」しかないために、予約する前に4本足の友人(犬)が同行できるかどうか、そしてその数か可能かを常に確認する必要があります。
ペットの宿泊が許可されている場合でも、4本足の友人(犬)はレストランに同伴できない場合があります。
犬が許可されている場合でも、多くの宿泊施設では4本足の友人(犬)に追加料金を支払う必要があります。



 さらにドイツは年間のペットの遺棄数が50万(犬猫以外の小動物も含む)と推計されています。まさに「ペット遺棄大国」です。この点については、私は何度か複数のソースを引用して記事にしています。
 特にドイツでペットの遺棄が増えるのは、夏の長期休暇の時期です。複数の資料によれば、夏の長期休暇の時期にペットの遺棄がドイツで増えるのは、「ドイツではペットを受け入れる宿泊施設が少ない」ことや、「人気のビーチリゾートで犬を禁止している場合ばほとんど」が要因として挙げられています。杉本彩氏の「ドイツでは犬がホテルに自由に出入りし」という発言は、全くのデタラメです。杉本綾氏の思いつきや妄想であり、根拠がありません。以下にそれを裏付けるソースを示します。


Ferienzeit: Viele Haustiere werden ausgesetzt 「ドイツではホリデーシーズンに多くのペットが捨てられます」 2018年7月13日

Für viele Familien beginnt mit den großen Sommerferien die schönste Zeit des Jahres.
Für viele Haustiere hingegen kann es zur schlimmsten Zeit werden – mit Ferienbeginn werden viele von ihnen einfach ausgesetzt.
Urlaub mit einem Haustier, das kann schwierig werden.
Deutschlandweit sind es in der Regel 500.000 Tiere, die jährlich ausgesetzt werden – die Dunkelziffer, da sind sich die Tierschutzvereine sicher, dürfte noch weit höher liegen.

多くの家族にとって、一年の最高の時期は長い夏休みから始まります。
一方、多くのペットにとって、それは最悪の時期になる可能性があります-休日が始まると、それらの多くは単に放棄されます。
ペットと一緒に旅行するのは難しいことだからです。
ドイツでは、通常、毎年50万頭の動物が遺棄されていますー報告されていない事例の数を含めれは、動物保護団体が確信しているようにそれよりはるかに多い可能性があります。



 問題の杉本彩氏の発言は、これまで指摘した事柄以外でも、全てが真実とは真逆の正反対、嘘デマの羅列です。調べもせずに単なる思い込み、妄想を公の場でべらべらと喋るまくるのは極めて有害です。これほど酷いのは、何らかの疾患が原因の作話症すら疑われます。杉本彩氏は、然るべき医療機関を受診した方が良いと、私は思います。


(画像)

 日本で喧伝されているよりも、ドイツでははるかに犬を禁止している場所、施設が多いのです。

 ドイツ、ベルリン市内の児童公園入口に掲げられている看板。「犬禁止」と明示されています。ドイツ国内ではほぼ100%児童公園では犬禁止です。

ベルリン 犬禁止


 ドイツのレストランやホテルの入口によく掲げられている「犬はお断りします」の看板。この様な看板を掲げていても犬を同行させる飼主が多いのがドイツ。なお盲導犬や介助犬は法律でホテル等の同行が認められています。

レストラン 犬禁止 (300x180) (300x180) (2) (300x180)


 日本で「全域が犬のリードフリーの広大な公園」と紹介されているベルリンのグリューネヴァルトの区域。2つの湖がある遊泳地区は、2015年から「犬全面禁止」となり、犬を侵入させた飼主には罰金が課されるようになりました。なおグリューネヴァルトで犬のノーリード(リードフリー)が許可されているのは、全体の面積の4%です。ドイツでは、ビーチなどの遊泳場所も、ほぼすべてで犬が禁止されています。

シュラハテンジー 犬禁止

犬が宿泊できるホテル等の数は日本はドイツの6倍ある〜「ドイツでは犬がホテルを自由に出入り」という杉本彩氏の狂気の発言







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(Zusammenfassung)
In Deutschland gibt es 202 Hotels, in denen Hunde übernachten dürfen, und 1285 in Japan.


 記事、
「ドイツでは犬の乗車チケットの自動販売機がある」という、懲りない杉本彩氏の妄想発言
「ドイツではカフェなどに犬を同行でき動物の権利が確立されている」という杉本彩らの無知無学
の続きです。
 吸った息で嘘を吐かなければ窒息して死ぬ人」。動物愛誤活動家の杉本彩氏はそのような人です。典型的な欧米出羽守、ドイツ出羽守で「欧米」、中でもドイツに関する発言が大好きです。しかし悲しいかな、私が知る限り、正確な情報は一つもありませんでした。杉本彩氏と二階堂ふみ氏の対談記事では「ドイツでは犬が自由にホテルに出入りしている」と発言しています。これは「ドイツではほぼすべてのホテルで犬が制限なく利用できる」という意味になります。しかし真逆の大嘘です。ドイツで犬が利用できるホテルは極めて少なく、日本の6分の1しかありません。また宿泊できるホテルであってもレストランの利用を禁止しているホテルが大半です。



 「ドイツでは犬が自由にホテルに出入りしている」という、杉本彩氏らの発言はこちらです。


二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 2022年3月19日


二階堂ふみ(以下ふみ):日本ではペットショップで動物を買うことがまだ当たり前に行われているし、ペットショップの数はかなか減りませんよね。
杉本彩(以下杉本):日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくいものになっているのも事実ですよね。
ふみ:海外では動物をモノのようにショーケースに入れて展示販売しているところをあまり見かけませんよね。犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。
ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしているし、電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機があるんですよね。
日本は誰でもなんの審査もなく動物を入手して飼育できるし、繁殖業や動物を販売する事業者も登録さえすればできる。


 
 このドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしている」との発言ですが、読者は「ドイツでは全てかほとんどのホテルで犬が無制限で利用できる」と解するはずです。しかしこれは真逆も真逆、正反対の大嘘です。
 ドイツでホテル等の宿泊施設で犬が宿泊できるのは202施設です。貸別荘25件を加えても227件です。さらにホテル内のレストランも利用できる施設はわずか81施設です。対して日本では、犬が宿泊できるホテル等の宿泊施設は1,285件あります。日本のほうがドイツより6倍以上も犬が宿泊できるホテル等が多いのです。ドイツの人口は日本の66%ですので人口比でも日本はドイツより、犬が宿泊できるホテル等が4倍も多いのです。以下に、それを裏付ける資料をいくつか例示します。


(画像)

 Hundehotel.info 「犬が泊まれるホテル」(ドイツの犬が泊まれるホテルの検索サイト)から。最初の以下の画面が現れます。

ドイツ 犬宿泊 ホテル 検索サイト


 Hundehotels を選択し、さらに、 hundefreundliche Unterkünfte suchen 「犬に優しいホテルを探しています」から、Name des Hundehotels, Region, Ort... 「犬可ホテルの名称、地域、場所…」をクリックすると、Alle Hundehotels in Deutschlnd(202) 「全てのドイツ国内の犬が泊まれるホテル(202件)」という表示が現れます。
 この表示をクリックすれば、ドイツ国内の犬が泊まれるホテル202件の内、「ホテル内のレストランが利用できる」などの絞り込みが行なえます。ドイツ国内で犬が宿泊できるホテル等は202件で、さらにホテル内のレストランも利用できるのは81件であることがわかります。

ドイツ 犬 宿泊可 ホテル 202


 なお、Ferienhäuser finden 「貸別荘」で検索したところ、ドイツ国内では25件あります。したがってドイツ国内での犬が宿泊できるホテル等は202件で、貸別荘を含めても「ドイツで犬が宿泊できる施設」の総数は227件に過ぎません。


(画像)

 楽天トラベル ペットと泊まれる宿 検索結果 から。 日本での犬が宿泊できるホテル等の施設ですが、1285件あります。

日本 ペットと泊まれる宿


 日本での犬が宿泊できるホテル等の施設ですが、1285件です。対してドイツは202件です。貸別荘をく踏めても227件です。つまり日本で犬が宿泊できるホテル等の宿泊施設は、ドイツより6.4倍も多いのです。人口比で換算しても、4.2倍も多いのです。したがって杉本彩氏の「ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしている(この記述は「ドイツでは全て。もしくはほぼすべてのホテルで無制限に犬が利用できる」と読者は解するでしょう)」は真実とは真逆の正反対の大嘘、デマなのです。そのような真実とは正反対の嘘、デマを根拠もなく公にベラベラと得意になって喋りまくる杉本彩氏はなんらかの精神疾患すら私は疑います。
 さらにドイツでは犬などのぺットのホテル等の利用においては、ホテル内のレストランの利用は禁止するところがほとんどです。先に示したドイツの「犬が利用できるホテル等」の検索サイトでは、ホテル内のレストランも利用できる施設はわずか81件でした。また犬が利用できるホテル等では、ドイツでは専用の部屋に限られます。例えば1,000室ある大型ホテルで「犬宿泊可」の部屋が1室しか無い場合でも「犬が宿泊できるホテル」として検索サイトに登録しています。したがって犬を連れての旅行は、ドイツでは大変困難なこととされています。次回記事では、ドイツでのホテル等での犬の宿泊事情について述べます。

「ドイツではカフェなどに犬を同行でき動物の権利が確立されている」という杉本彩らの無知無学







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(Zusammenfassung)
Hunde sind nicht erlaubt in Supermarkt, in Restaurant und in Textilshops.


 記事、「ドイツでは犬の乗車チケットの自動販売機がある」という、懲りない杉本彩氏の妄想発言、の続きです。
 「吸った息で嘘を吐かなければ窒息して死ぬ人」。動物愛誤活動家の杉本彩氏はそのような人です。典型的な欧米出羽守、ドイツ出羽守で「欧米」、中でもドイツに関する発言が大好きです。しかし悲しいかな、私が知る限り、正確な情報は一つもありませんでした。杉本彩氏と二階堂ふみ氏の対談記事では「ドイツではカフェなどに犬を同行させることができる動物の権利が確立された国」という吹き出す発言が収録されています。ドイツでは日本で喧伝されているほど店での犬同行はできません。半面日本では禁止されていない場所で厳しく制限されています。



 「ドイツではカフェなどの店に犬を同行することができる動物の権利が確立した国」という、杉本彩氏らの発言はこちらです。


二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 2022年3月19日

二階堂ふみ(以下ふみ):日本ではペットショップで動物を買うことがまだ当たり前に行われているし、ペットショップの数はかなか減りませんよね。
杉本彩(以下杉本):日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくいものになっているのも事実ですよね。
ふみ:海外では動物をモノのようにショーケースに入れて展示販売しているところをあまり見かけませんよね。犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて(笑)。
ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしているし、電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機があるんですよね。
日本は誰でもなんの審査もなく動物を入手して飼育できるし、繁殖業や動物を販売する事業者も登録さえすればできる。



 前回記事では杉本彩氏の「ドイツでは電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機がある」という発言が大嘘であることを指摘しました。今回はドイツにおける犬の店の利用について述べます。
 結論から言えば、ドイツでは日本で喧伝されているほど飲食店では犬の入店が許可されてはいません。マスコミや動物愛誤家の情報では「全てかほぼすべての飲食店で犬の入店が許されており、食品店以外は犬の入店は自由である」とあります。正確な統計はありませんが、私や他のドイツ在住者の体験では飲食店での犬可は、大都市で半分あるかないか、と言ったところです。また繊維製品を扱う店(衣類やカーテンなどのファブリック)や医薬品を扱う店はほぼ100%犬お断りです。それを裏付けるドイツの資料があります。引用するのは、ドイツ移住を希望する人向けのドイツ情報サイトですので、実情に近いと言えます。


Darf man mit Hund ins Restaurant ? 「(ドイツでは)犬はレストランで許可されていますか?」

Da dies ja meistens verboten ist.
Da ist Deutschland wirklich sehr spiessig.....

Ich finde es eckelig(ecklig?) !
Bei uns ist sowas unvorstellbar.

Die Tiere müssen immer draussen bleiben!

Dafür braucht man in 90% der Welt doch kein Gesetz.
Hunde sind nicht erlaubt in Supermarkt, in Restaurant und in Textilshops.

多くの犬の飼い主がレストランに行くと、実際はほとんどのレストランで犬が禁止されています。
ドイツという国は、(犬をレストランで禁止するので)本当に息苦しいです・・・

私は犬がいることが嫌だと思います!
私たちと(犬がレストランで)一緒にいるのは、想像を絶します。

動物は、常に外にいなければなりません!

そのため(レストランでの犬禁止)、この分野では法律が90%必要でしょうが。
犬はレストランで、ファブリックの店で(繊維製品。服など)、スーパーマーケットでは(実際問題)許可されていません。


 
 とはいえ、ドイツでは日本より犬の入店できる飲食店が多いのは認めます。しかし犬可であっても「テラス席のみ(ヨーロッパではテラス席が多い、日本はテラス席は断りがなくても犬はOKだろう)」という店も多いですし、店が「犬の入店お断り」というステッカーを店頭に貼ってあるにも関わらず、犬を入店させる飼主がドイツには多いのです。
 さらに日本では禁止されていない場所でドイツでは厳しく犬を制限する法律があります。例えばシーズン中のビーチや湖の遊泳場では、特殊なプライベートビーチを除いてドイツでは100%犬の同行が禁止されています。シュレースヴィッヒーホルシュタイン州ではシーズン中は犬のビーチの入場を禁止し、違反した飼い主には1万ユーロ(約135万円)の罰金を科す法律があります。
 またドイツ全土では、児童公園はほぼ100%犬の入場を禁止しています。逃げ出した犬が児童公園内で徘徊し、通報を受けた警察官が出動し、飼主の目前(犬が飼主の呼び戻しに応じなかった)ために犬を射殺した事件がベルリン州でありました。日本で完全に法律で犬の入場を禁止してる公園はほぼないと思います。そのほかドイツでは墓地などの宗教施設や公園の芝生などでも犬が禁止されることが多いです。
 犬を禁止する場所と許可する場所は日本とドイツをはじめとするヨーロッパでは異なります。一概にドイツのほうが犬を同行できる場所が多いとは言えません。それは文化の差でしょう。
 
 杉本彩氏らは、僅かな例で表面的な事柄と言うか、実際にドイツで体験したわけではなく、伝聞と自身の思い込み妄想で発言していると思われます。それも一部のカフェで犬連れて入店できることが「ドイツでは動物の権利が確立している」とはお笑いです。そのような荒唐無稽なことを超上から目線で偉そうに知ったかぶりで喋りまくるのは、滑稽を通り越して醜悪です。必死で「犬を人並みに扱っている」ということをデマで、「ドイツは動物の権利が確立されている」という妄論を広めたいカルトめいた使命でもあるのですかね。なおホテルに関する杉本氏の発言も著しい偏向があります。それは次回記事で述べます。
 日本では犬の入場を完全に禁止した公園はほぼないと思われますし、もしあったとしても犬が入り込んで飼主が呼び戻しに失敗したとしても、警察官がサブマシンガンまで持ち出して犬を射殺することはありえません。そのような国が「動物の権利が確立している」とはお笑いです。


(参考資料)

 Hunde am Strand: Neues Gesetz schafft Verwirrung  「ビーチでの犬:新しい法律が混乱を招いています」 2017年9月19日 

Das im vergangenen Jahr novellierte Landesnaturschutzgesetz sieht vor, dass Hundehalter mit ihren Tieren erst ab 1. November an den Strand dürfen, einen Monat später als bisher.
Lübeck/Kiel
Aus Naturschutzgründen sei es völlig egal, ob Hunde ab Oktober oder ab November an den Strand gelassen werden.
Es geht um touristische Belange.
Wo es keine Strandsatzung gibt, greift das Verbot automatisch.

昨年のシュレースヴィッヒーホルシュタイン州自然保護法(Landesnaturschutzgesetz )の改正により犬の飼い主は、11月1日までにビーチに行くことができないと規定されています。
リューベック/キール
自然保護が理由で、犬禁止を10月から11月にするかが問われているのではありません。
それは観光客の問題です。
そのビーチに独自の法令がないばあいは、自動的に犬が禁止となります。



(参考資料)

Am Ende schoss die Polizeibehörde schritt nicht gegen aggressiven Kampfhund ein「結論は、警察官が攻撃的な闘犬を射殺したのは職務権限内という事です」 2010年12月22日

Ein aggressiver Staffordshire-Terrier tobte auf einem Spielplatz in Neukölln.
Polizisten erschossen das Tier,das vorher schon auffällig geworden war.
Die Nachbarn sind erleichtert.
Denn der Kampfhund „Schoko“, den ein Polizist am vergangenen Freitag auf einem Spielplatz am Sinsheimer Weg in Ost-Neukölln erschoss, war dort offenbar schon mehrfach durch sein aggressives Verhalten aufgefallen.
„Hunde verboten“ steht unübersehbar am Eingang des Spielplatzes am Sinsheimer Weg in Neukölln.

攻撃的なスタッフォードシャー・テリアは、ノイケルン区の子供の遊び場で興奮していました。
犬の興奮状態は既に顕著になっていたので、警察官はその犬を射殺しました。
近隣の人は、安堵しています。
先週金曜日に、東ノイケルンのジンスハイマー通りの遊び場で警察官が射殺した闘犬種の「ショコ」は、その攻撃的な行動のために何度か注目を集めていたようです。
「犬は禁じられています」という看板には、ノイケルンのシンスハイマー通りの遊び場の入り口にはっきりと書かれています。


Polizei erschießt Hund auf Berliner Spielplatz
Vom "Hunde verboten"-Schild lassen sich weder Hund noch Herrchen beeindrucken.
Der Kampfhund verbeißt sich in einer Kinderseilbahn auf dem Spielplatz im Sinsheimer Weg in Neukölln.

ベルリンの児童公園で、警察官は犬を射殺しました。
2010年年12月月20日
「犬禁止」の看板は、どの犬の飼い主に対しても、(ここは犬が禁止であるとの)認識を与えることができます。
闘犬種の犬は、ノイケルンのジンスハイマー通りの児童公園で、子ども用のケーブルカーに噛み付いていました。

(*ドイツ全土で、ほぼ全ての児童公園が犬禁止です)。

6-format36.jpg


Ein Anwohner ruft die Polizei.
Nicht wegen des Hundes auf dem Spielplatz, sondern weil der Hund angeblich geschlagen wurde.
Die Polizei trifft ein und sondiert die Lage.

地元住民が警察に通報しました。
児童公園は犬は禁じられていますが、伝えられた情報によれば、その犬は(飼い主から)暴行を受けていました(飼い主から逃げ出したということでしょう)。
警察が到着し、状況が調べられました。


2-format11.jpg


Die Polizisten sind mit Maschinepistolen und einem Schutzschild angerückt.
Rechts im Bild übrigens der Hundehalter.

警察官はサブマシンガンと盾で武装しました。
画像の一番右は、この犬の飼い主です。


3-formatOriginal.jpg


Als der Hund plötzlich in Richtung Herrchen und den Beamten stürmt, entschließen sich die Polizisten zu handeln.
Mit mehreren Schüssen aus der Maschinenpistole wird das Tier niedergestreckt.

犬が突然警察官と飼い主に向かってきたので、警察官は行動を起こしました。
サブマシンガンの銃弾が犬に向かって、数発撃ち込まれました。


ノイケルン 機関銃


Das Tier verendet im Schnee.

犬は、雪の中で死にました。


ノイケルン犬

「ドイツでは犬の乗車チケットの自動販売機がある」という、懲りない杉本彩氏の妄想発言







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(Zusammenfassung)
In Deutschland gibt es keine Bahn Fahrkartenautomaten für Hunde.


 「吸った息で嘘を吐かなければ窒息して死ぬ人」。動物愛誤活動家の杉本彩氏はそのような人です。典型的な欧米出羽守、ドイツ出羽守で「欧米」、中でもドイツに関する発言が大好きです。しかし悲しいかな、私が知る限り、正確な情報は一つもありませんでした。その都度指摘して出典を求め注意をしているのですが、発言を裏付ける証拠を示した回答があったことは一度もありません。意地でもデマを拡散したい何らかの精神疾患があるのか、知能が正常に満たないのかと疑われます。最近も「ドイツでは犬の電車のチケット販売機がある」という大ぼらを吹いていました。


 「ドイツには犬の電車のチケットの販売機がある」という大ぼら発言はこちらです。


二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 2022年3月19日


二階堂ふみ(以下ふみ):日本ではペットショップで動物を買うことがまだ当たり前に行われているし、ペットショップの数はかなか減りませんよね。
杉本彩(以下杉本):日本の生体販売ビジネスには大企業が参入して、大きな利益をあげているから、壊しにくいものになっているのも事実ですよね。
ふみ:海外では動物をモノのようにショーケースに入れて展示販売しているところをあまり見かけませんよね。犬と一緒にカフェに入ったり、動物と一緒にお店に入ったりする人が街のいたるところにいて、そもそも動物の権利が確立されている。ドイツでタクシーを拾ったらドライバーさんの犬がすでに後ろのシートに座っていて(笑)。
ドイツではホテルのなかでも犬が自由に出入りしているし、電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機があるんですよね。
日本は誰でもなんの審査もなく動物を入手して飼育できるし、繁殖業や動物を販売する事業者も登録さえすればできる。



 「(ドイツでは)電車に乗るときは犬のチケットの自動販売機がある」との記述ですが、「犬用の乗車券専用の自動販売機」という意味になります。結論から述べれば、ドイツには犬の専用の電車のチケット販売機はありません。さらに乗車券の自動販売機では、「犬の乗車券」の選択肢すらありません。今回例示したバーデンービュルテンベルク州の鉄道乗車券の自動販売機では、大型犬を乗車させる場合は「子供用の半額乗車券」を代用して購入します。
 ドイツでは、鉄道のシェアは約7割がDeutsche Bahn 「ドイツ鉄道」です。一部のローカル線は州の補助金で運営されているケースもありますが、ドイツ鉄道が運営受託をしています。同社は1996年に株式会社に移行したものの、多くの株式は連邦政府が保有しており、実際は国有企業です。
 ドイツ国内の運賃体系と発券システムは、ほぼ全土で共通しています。私が調べたところ、ドイツでは「電車の犬用のチケット自動販売機」は1つも見つかっていません。なおドイツの鉄道運賃体型は大変複雑で、1つの自動販売機でタッチパネルで選択して目的のチケットを買うのですが、それにも「犬(hund)」専用乗車券の表示はありません。一例として、バーデン・ビュルテンベルク州の、ドイツ鉄道の鉄道料金についてのHPから引用します。


Reisen mit Hund und Katze in der Bahn

Großer Hund in der Bahn: Zugfahren zum halben Preis
Hunde, die zu groß für Transportboxen sind, müssen angeleint sein und einen Maulkorb tragen.
Für das Ticket zahlen Sie 50% des Fahrpreises.
Tickets im Reisezentrum oder am Automaten kaufen
Wir empfehlen, die Tickets für Ihr Haustier im Reisezentrum oder am Automaten zu kaufen.
Geben Sie hier bitte Ihren Hund als Kind von 6-14 Jahren ohne Begleitung an und wählen Sie den Postversand.

猫や犬を電車に乗車させる
電車に乗車させる大型犬:乗車料金は正規の料金の半額が加算されます
キャリーに収納するには大きすぎる犬は、リードでつなぎ口輪を装着しなければなりません。
(そのような犬の)乗車券は、正規の運賃の50%です。
発券窓口か、乗車券自動販売機から乗車券を購入する
ペットの乗車券は発券窓口または乗車券自動販売機で購入することをお勧めします。
乗車券自動販売機で犬の乗車券を買うには、同伴者のいない6〜14歳の子供の乗車券を選択して購入してください。



 以下に、具体的にドイツ鉄道の典型的な乗車券自動販売機での乗車券購入方法を示します。なおドイツの鉄道の料金体系は大変複雑で、時間帯や祝休日、特定の活動、グループ割引、一日乗車券など多くの割引料金があります。一台の自動販売機でタッチパネルを選択することにより、それらの割引料金の乗車券がすべて買える仕組みになっています。
 しかしこの乗車券自動販売機においても、「犬(hund)」を明示した選択肢はありません。最初の画面(画像1)から、Gesamtes Angebot 「全ての乗車券」を選択します。2番目の画面で、Spezial und Sparangebote 「特別料金と割引料金」と選択します。この資料では次の画面は表示されていませんが、「同伴者のいない6歳から14歳の子供料金」の選択肢が出てきますので、それを選択し、子供用乗車券を買います。それが大型犬を電車に乗車させるための乗車券の買い方です。


(画像1)

 S-Bahn-Chaos in Stuttgart (こちらはバーデン-ビュルテンベルク州シュツットガルト市の鉄道の乗車券の自動販売機)

バーデン・ビュルテンベルク 電車 切符自動販売機


(画像2)

バーデン・ビュルテンベルク 電車 切符 自動販売機


 蛇足ですが、州によって犬の乗車料金は若干異なります。ベルリン州は犬は「持ち込み荷物」 として、自転車の持ち込み料金と同じです。犬を乗車させる場合は乗車券の自動販売機で、「自転車等持ち込み」を選択します。なおベルリン州では、時間帯により犬自転車の電車にへの持ち込みを禁止しています。
 ドイツ、オランダなどでは、鉄道内に犬も自転車も持ち込めます。しかし日本のサイクリストは「ドイツなどでは自転車を電車内に持ち込める。それができない日本はサイクリストの人権が守られていない後進国だ、キイィィイーッ!」と、狂人じみた人が騒ぎません。それが動物愛誤家の異常性です。
 
 二階堂ふみと杉本 彩、人と動物が幸せに共生する社会 での杉本彩氏らの引用した発言ですが、今回指摘した以外でもデマもしくは偏向です。
 それらの点については、次回以降に記事にします。それにしても「犬の乗車券の自動販売機」とは(笑)。「見てきたように嘘を付く」と言いますね。私は杉本彩氏は何らかの疾患による作話症すら疑っています。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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