消防署が組織的に違法に犬などを射殺していたドイツ

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(Zusammenfassung)
Die Feuerwehr Rostock erschoss illegal Tiere mit Gewehren.
ドイツ、ロストック市では2019年に、飼主のもとから遁走したオオカミ犬(オオカミと犬の雑種)を住民の通報を受けた消防署員が数時間後に射殺しました。ロストック消防署は2000年に動物保安グループが組織化され、以降市中の犬などを安全対策上射殺していました。報道された事件では2015年にサーカスから逃げたシマウマの射殺もあります。しかしロストック市があるメクレンブルク−フォアポンメルン州の州法では、「消防署員は銃の携行と使用は許可されていない」と動物愛護団体から指摘され、現在ロストック消防署の動物保安グループはライフル銃の携行を停止しています。
まず、飼主のもとから遁走した飼犬(オオカミ犬)を住民から通報を受けた数時間後に消防署員が射殺した事件を引用します。
Wolf oder Hund? Feuerwehr erschießt Tier in Rostocker Innenstadt 「オオカミなのか犬なのか?ロストックの下町で消防隊員がその動物を射殺しました」 2019年10月26日
Rostock.
Am frühen Samstagmorgen ist ein Vierbeiner durch die Rostocker Innenstadt gestreift und erlegt worden.
Nach Behördenangaben soll es sich bei dem Tier um einen Wolfshund gehandelt haben.
Die Beamten, die sich sofort auf den Weg machten, konnten das Tier nach einer gewissen Zeit einkreisen.
Zur Sicherheit riefen sie dafür die Gefahrenabwehr Tier der Berufsfeuerwehr Rostock zu Hilfe.
Da das Tier durch sein ständiges Knurren aggressiv auf die Beamten wirkte und niemanden an sich heranließ, wurde es erschossen.
Laut Feuerwehr sei die Gefahr so groß gewesen, dass es keine andere Möglichkeit gab, als den Vierbeiner zu erlegen.
Nach offiziellen Angaben handelt es sich bei dem Tier um einen Wolfshund, der im Privatbesitz gewesen sein soll.
ロストック(ドイツ、メクレンブルク-フォアポンメルン州の都市)
土曜日の早朝、4本足の友人(註 ドイツでは特に犬を指す言い方)がロストック市の下町を徘徊していたために射殺されました。
当局によると、この動物はオオカミと犬の雑種だったと言われています。
すぐに出動した警察官らは、しばらくの後にその動物を取り囲むことができました。
安全のために、警察官らはロストック市の動物保安部門の消防署員に支援を要請しました。
そのオオカミ犬は唸り声をあげ続けて警察官らに攻撃的であり、誰も近づくことができなかったので射殺されました。
消防隊員によると危険性が大変高かったので、4本足の友人(オオカミ犬)を殺す以外に選択肢はありませんでした。
公の情報によると、この動物は個人が飼育しているオオカミ犬と言われています。
2019年に、飼主の元から遁走したオオカミ犬(オオカミと犬の雑種)を、住民から通報を受けたロストック消防署の動物保安グループは数時間後にその犬を射殺しました。これは警察の支援要請によるものです。
ロストック消防署の動物保安グループは2000年に正式に組織化されました。以降、隊員らはライフル銃を携行し、市中での遁走した犬などを射殺してきました。2015年にはサーカスから遁走したシマウマも射殺しています。ロストック消防署の動物保安グループは、わかっているだけで6件の動物に対する銃の使用がありますが、公式には統計はありません。
2019年の飼犬が遁走し、ロストック消防署動物保安グループに殺害された際には、動物保護団体から「ロストック市があるメクレンブルク−フォアポンメルン州法では、消防署員には銃の携行と使用を許可してない」と指摘がありました。つまり、ロストック消防署の動物保安グループによる市中での動物の射殺は違法ということになります。
ロストック市はその指摘を受けて調査を行うとし、調査を終えるまでロストック消防署の動物保安グループの銃の携行と使用を停止しました。なお消防署が徘徊犬猫等の捕獲を行い、公的動物収容所にそれらを収容させる業務はドイツでは合法であり、メクレンブルク−フォアポンメルン州以外の州でも多く採用されています。ドイツには全州で公的動物収容所があり、公的殺処分も行われています。ドイツでは法律に「犬猫等の一次収容は行政の責務である」と明記されています。日本で「ドイツでは公的な動物収容施設はなく民間が保護する」という情報がありますが、荒唐無稽なデマです。
次に、「ロストック市が属するメクレンブルク−フォアポンメルン州法では、消防署員の銃の携行と使用は許可されていない」とし、ロストック消防署員が市中で動物を射殺することが違法であると指摘する動物愛護団体の意見書を引用します。
・Mecklenburg-Vorpommern: Wird jetzt nur noch scharf geschossen? Tierrettung durch Feuerwehr rechtswidrig. Wir fordern ein effektives Tierrettungsmanagement! 「メクレンブルク−フォアポンメルン州:消防隊員は現在攻撃的に動物を射殺するだけなのですか?消防隊による動物の保護は違法です(*)。効果的な動物保護管理が求められます!」 2020年10月2日
* 消防隊員による銃器(麻酔銃も含めて)での射殺以外では、動物の保護収容は州法を確認した限り違法とは解釈されません。
Im Rahmen unserer Recherche zu den durch die Berufsfeuerwehr Rostock erschossenen Tieren “Pumba” und Mr. Blue” konnten nun auf gerichtlichem Wege Unterlagen der Stadt gesichtet werden.
Danach war die Ausstattung der Feuerwehr Rostock/Tierrettung mit Schuss- und Betäubungswaffen wegen Verstoßes gegen § 107 SOG M-V rechtswidrig.
So geschah es auch im Falle der entlaufenen Tiere “Pumba” (Zebra) und “Mr. Blue” (für Wolf gehaltener Hund), die durch Mitarbeiter der Tiernotrettung erschossen wurden. Neben der Tatsache, dass ein Todesschuss jedenfalls im Fall von Mr. Blue wohl nicht erforderlich und damit rechtswidrig war, führt nun auch das Ministerium für Inneres und Europa Mecklenburg-Vorpommern einen weiteren Grund für die Rechtswidrigkeit der Schüsse an: § 107 SOG M-V erlaubt es nur bestimmten Personengruppen zur Gefahrenabwehr von Schusswaffen (einschließlich Betäubungswaffen) Gebrauch zu machen.
Dazu gehören zwar Polizisten, nicht jedoch Beamte der Feuerwehr/Tierrettung oder Tierärzte.
Trotzdem sind diese bereits seit Jahren mit Schusswaffen ausgestattet und bei Tierrettungseinsätzen von der Polizei zur Unterstützung gerufen worden.
ロストックの消防隊が職務で射殺した動物「プンバ(サーカスから逃げ出したシマウマ)」とブルー(遁走した飼犬)に関する調査の一環として、市からの文書を司法手続きを通じて閲覧できるようになりました。
これによると、ロストック消防隊/動物保安員に銃器と麻酔銃を装備させることは、メクレンブルク−フォアポンメルン州「治安と秩序に関する法律」(SOG M-V - Sicherheits- und Ordnungsgesetz
Gesetz über die öffentliche Sicherheit und Ordnung in Mecklenburg-Vorpommern
- Mecklenburg-Vorpommern -)107条に反するために違法でした。
それは遁走した動物「プンバ」(サーカスから逃げ出したシマウマ)と「ブルー(動物保安グループに射殺された飼犬)」(犬をオオカミと間違えた)の射殺です。
ブルー(飼犬)の場合は殺害するための射撃はおそらく必要ではなかったので、それが違法であるという事実に加えて、メクレンブルク−フォアポンメルン州は現在、射殺の違法性の別の理由を挙げています:メクレンブルク「秩序と治安に関する州法」107条では、特定の区分の人にのみ銃器(麻酔銃を含む)を(公務で)使用することを許可しています。
これには警察官は含まれますが、消防隊/動物保安員、または獣医は含まれません。
それにもかかわらず、消防隊の動物保安員は長年銃器で武装しており、動物保護活動中の警察から支援要請で呼ばれてきました。
私がメクレンブルク−フォアポンメルン州の州法、「メクレンブルク−フォアポンメルン州 治安と秩序に関する法律」(SOG M-V - Sicherheits- und Ordnungsgesetz Gesetz über die öffentliche Sicherheit und Ordnung in Mecklenburg-Vorpommern - Mecklenburg-Vorpommern -)107条を私が確認したところ、たしかに消防署員が公務で銃器を携行し、使用することは許可されていません。次回記事では、このメクレンブルク−フォアポンメルン州治安と秩序に関する法律107条の原文を引用し、解説します。
(動画)
BEI ROSTOCK: Feuerwehr erschießt wehrloses Zirkus-Zebra 「ロストックで:消防隊員が無防備なサーカスから逃げ出したシマウマを射殺しました」 2019年10月3日
実際にシマウマが射殺されたのは2015年です。しかし2019年10月に遁走した飼犬がロストックの消防署員に射殺され、その違法性が蒸し返されました。
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