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ヨーロッパの犬食~「犬食するのは動物愛護後進国だ」という東大教授の無知蒙昧







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(Zusammenfassung)
Hundefleisch in Europa


 記事、
「野良猫の多い国は子供が少ない」と言う東大教授のトンデモ理論(笑)
「18世紀にイギリスにクマがいた」と言う東大教授の痴性
イギリスに野良猫が突出して多い理由~「イギリスでは野良猫は消滅した」と言う東大教授の痴性
続・イギリスに野良猫が突出して多い理由~「イギリスでは野良猫は消滅した」と言う東大教授の痴性
スイスの犬食~「犬食するのは動物愛護後進国だ」という東大教授の無知蒙昧
の続きです。
 東京大学教授の小野塚知二氏は、「イギリスやドイツでは20世紀中葉に野良猫は消滅した(野良猫はゼロと言う意味になる)」と主張しています。しかしイギリスは自然条件や社会制度、人口密度などが近い西ヨーロッパの国の中では、突出して野良猫が多いという推計があります。さらに「韓国はヨーロッパと異なり動物愛護後進国であるために犬食がある」とも述べています。しかしヨーロッパでも根強く犬猫食習慣が残っている国地域があります。



 東京大学の小野塚知二教授(経済学)氏は、繰り返し「イギリスやドイツでは20世紀中葉に野良猫は消滅した(「野良猫はいない。野良猫ゼロ」と言う意味になります)」と主張しています。これが全く根拠のないデタラメであることは、連載の記事で述べたことです。イギリスは自然条件や人口密度が近い西ヨーロッパの国に比べて突出して人口比で野良猫の数が多いのです。
 さらに小野塚知二教授は、「韓国はヨーロッパと異なり動物愛護後進国であるために犬食が行われている」とも述べています。しかしヨーロッパでは、犬猫食習慣が根強く残る国や地域がいくつも存在します。前回記事で取り上げたスイスの犬猫食習慣は、ヨーロッパでは周知の事実です。北イタリアの猫食も良く知られています。また法律で明確に犬猫食を禁じているヨーロッパの国はごくわずかです。小野塚教授が「動物愛護先進国」の筆頭として挙げているイギリスでは、犬猫の食用と殺が合法です。小野塚教授の無知蒙昧ぶりには呆れます。

 小野塚教授の「韓国は(ヨーロッパとは異なり)動物愛護後進国であるために、犬食が行われている」、と言う内容の資料はこちらです。日本ペットサミット(東京大学獣医学教授が代表の任意団体)が行った講演会ですが、その草稿(作成者は小野塚教授ご自身ではないようです)です。
 野良猫のいる社会といない社会 その比較と移行過程(小野塚知二先生) から引用します。


野良猫のいない社会に対し、⽇本も含めて野良猫がいる社会はどのようになっているのでしょうか。
「簡単にいえば、動物愛護先進国ではありません。たとえば動物愛護の精神からすれば、韓国で⽝を⾷べていることは⼤問題になります。そのような国では、猫に飼い主がいないことが特別に不幸だとはあまり考えられてきていませんでした」。
「これらの国々(野良猫のいる社会)では帝国主義や⼈種主義、⺠族学が未成熟か未定着でした。イギリスやフランスのように完全な形で帝国主義を作れなかった国ともいえます」。



 読めば読むほど支離滅裂な内容で、この人はアタマが大丈夫なのかと心配になりますが。要するに小野塚教授の論旨は、「帝国主義とは“⽂明”によって“野蛮”を教化・善導・保護しようという発想であり、その延長として動物愛護がある。したがってイギリスを筆頭とする帝国主義が進展したヨーロッパの国々は動物愛護先進国であり、野良猫が消滅し、犬食もない」です。
 小野塚教授の論に従えば、「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない=動物愛護先進国=動物愛護後進国である韓国と異なり、犬食はない」と言うことになります。しかし前回記事で取り上げた通り、ヨーロッパの国々の中ではスイスは特に犬猫食が合法で盛んです。
 その他のヨーロッパの国について述べれば、ドイツは2010年までスイスと同じく、個人消費での犬の食用と殺が合法でした。2010年に犬の食用と殺が法律で禁じられたものの、処罰規定が行政罰の過料のみと軽いです。法学者らは「個人の犬肉目的の犬のと殺を厳罰化することは違憲の可能性がある」としています。ドイツでは比較的犬肉食がかつては盛んで、1986年まで犬肉の商業生産流通が合法でした。犬肉と殺場があり、ミュンヘンなどには犬肉屋が存在していました。
 またフランスでも戦時中は犬肉屋が存在していました。現在もスイス、フランス、デンマーク、イギリスは犬の食用と殺が合法です。現在ヨーロッパで明確に犬肉禁じる法律の規定があるのは、ドイツ、オーストリア、ポーランドだけと思われます。ドイツ語版ウキペディア、Hundefleisch 「犬肉」から引用します。


Während der Belagerung von Paris 1870/71 boten Speisekarten eine Auswahl mehrerer Hundefleischgerichte an.
Es gab beispielsweise geschnetzelte Hundeleber, Schulterfilet vom Hund in Tomatensauce und Hundekeule garniert mit jungen Ratten.
Jahrhundert wurden beispielsweise in den Jahren 1904 bis 1924 in den Städten Chemnitz, Breslau und München zusammen etwa 42.400 Hunde zum Verzehr geschlachtet.
In dieser Zeit unterlag die Schlachtung von Hunden in Deutschland der gesetzlichen Fleischbeschau.
Eine Änderung, die mit dem Verbot von Hundeschlachtung zur Fleischgewinnung einherging, erfuhr das Gesetz erst 1986.
Das Verbot, Hundefleisch zu gewinnen und anzubieten, ergibt sich.
für Deutschland seit Mai 2010 aus § 22 Abs. 1a der Tierische Lebensmittel-Hygieneverordnung (Tier-LMHV).
Experten halten zumindest die Strafbewehrung dieses Verbots aber aus verfassungsrechtlichen Gründen für bedenklich.

1870年から71年にかけてのフランスのパリ封鎖の期間においては、レストランのメニューは、いくつかの犬肉料理を選ぶことができました。
犬のレバーの薄切り、犬のロースのトマトソース煮、ラットの肉をトッピングした犬の脚肉料理がありました。
たとえば1904年から1924年の間に(ドイツでは)、約42,400頭の犬がケムニッツ、ヴロツワフ、ミュンヘンの都市で肉消費のために屠殺されました。
この間においては、ドイツでの犬のと殺は正規の肉検査の対象となりました。
肉生産のための犬のと殺が禁止とへと変わるのは、1986年の法律の制定までありませんでした(註 この時の立法は、犬肉の商業生産流通を禁じるのみでした。個人が犬を食用と殺することは引き続き合法でした)。
犬肉の生産と提供の禁止が成立へ
2010年5月以降の、ドイツの動物性食品衛生規則(Tier-LMHV)の22条1aから。
専門家は少なくともこの禁止事項の懲罰的強化を検討していますが、違憲となることが懸念されています。



(画像)

 Dog meat から  Worldwide laws on killing dogs for consumption 「食用のために犬をと殺することに関する各国の法律」 この表を見る限り、特にヨーロッパの国が多く犬肉を禁じているとはいえないと思います。アジアでは台湾やフィリピンが犬の食用と殺を禁じています。

・Dog killing is not illegal 「犬の食用と殺が合法な国」は、ヨーロッパではイギリス、フランス、スイス、デンマークがあります。
・Dog killing is illegal 「犬の食用と殺が違法な国」は、明確に禁じているのは、ヨーロッパではドイツ、オーストリア、ポーランドです。しかしポーランドは犬食習慣が根強く残り、特に犬脂はドイツ語で隠語で「ポーランドのラード」と言われています。
・Unknown 「犬の食用と殺の法規制は不明」な国ですが、上記の他の国は本資料では不明としています。
・Dog killing is partially illegal 「犬の食用と殺は一部で違法」な国ですが、アメリカ合衆国などがあります。アメリカ合衆国では、先住民族であるハワイ原住民やインディアンなどは伝統文化を守るために犬の食用と殺が合法です。

dog meat


(動画)

 Dogs, puppies and dog meat for sale in north-east India: animal cruelty or way of life? 2015/01/02
 インドでは明文化した犬の食用と殺を禁じていますが、実際には犬肉はかなり食べられているようです。食品衛生上の問題と思われます。法律に基づいた食肉検査がありませんので。




 小野塚教授の「韓国はヨーロッパとは異なり動物愛護後進国であるために、犬食が行われている」、と言う発言はあまりにも無知と言わざるを得ません。いずれにしても小野塚教授の「イギリスは野良猫が消滅した国の筆頭で、20世紀中葉には野良猫は存在しなかった。その原因はイギリスで帝国主義が発展したからである」との論旨は荒唐無稽、支離滅裂、奇妙奇天烈で、読めば読むほど「この人のアタマは大丈夫なのだろうか」と心配になります。イギリスはヨーロッパの中では格段に野良猫が多いのです。いくつか信頼性の低い日本の推計値と比べても、人口比で数倍はあります。またすでに指摘した通り「18、9世紀ごろにイギリスにクマがいた」も同様です。イギリスでは1種のみ生息していたヨーロッパヒグマが少なくとも10世紀には絶滅しており、18、9世紀にはクマが存在しませんでした。
 東京大学の教授がなんら原典を調べずに妄想を大学の広報誌に書き、いくつもの講演会を行う日本の知性の劣化は心配すべきでしょう。またこのような内容の講演を依頼する主催者側の知性も底辺レベルです。1つは東京大農学部教授(獣医学)の主催の講演会で、もう一つは山口大学の猫サークルです。
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徳之島のTNRは歴史的愚策だった~今後の奄美群島の猫対策はどうあるべきか






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 記事、                        
徳之島のTNRは歴史的愚策だった~増え続ける未去勢猫
徳之島のTNRは歴史的愚策だった~野良猫が在来希少生物を捕食しているという証拠
徳之島のTNRは歴史的愚策だった~給餌はむしろ猫による在来生物への捕食圧を高める
の続きです。
 奄美群島では、猫による在来希少種の捕食被害が深刻です。TNR団体が奄美群島のうちの徳之島で2014年から猫のTNRを行っています。その総括と言うべき学術論文が2019年11月7日に発表されました。結論から言えば、徳之島のTNRは歴史的愚策です。では今後は徳之島も含めて奄美群島の猫管理はどうするべきなのでしょうか。本論文はその点についても提言しています。



 希少な固有種が多く生息し、学術的価値が高い奄美群島。この奄美群島では、希少固有種のアマミノクロウサギなどが、人が持ち込んだ猫により捕食圧を受けています。奄美群島の一つ、徳之島における希少動物の猫による捕食対策を時系列にまとめました。

2014年:環境省は、2014年に徳之島におけるノネコの捕獲事業(譲渡先が見つからなければ殺処分の可能性がある)を開始しました。一方それに反対する日本のTNR団体「(財)どうぶつ基金」が、徳之島でTNR事業を開始し、現在も継続しています。
2017年:しかし徳之島においては、TNR事業開始後もアマミノクロウサギ等の希少生物が猫に捕食される例が確認されましたそのことを重く見た環境省は、徳之島を含めた奄美群島でのノネコ捕獲事業の強化を公表しました。
2019年:猫の捕獲に反対するTNR団体と、猫の捕獲を強化の方針を打ち出した環境省が対立しています。

 徳之島においては、TNRが「猫の捕獲」の代替案になりうるのでしょうか。つまり「捕獲(殺処分)」を行うのと同等に期待できる、「島内での猫による希少生物の捕食を減少させることができたのでしょうか。この点について総括した、詳細な分析を行った学術論文が2019年11月7日に発表されました。
 結論から言えば、徳之島におけるTNR事業は、「猫による希少生物の捕食圧を減少させる効果は全くありません」でした。むしろTNRをすることで人工給餌される猫がおり(条例では飼い猫以外の猫への給餌は禁止されているのですが)、人口給餌は逆に野生動物への捕食圧を高めるという結論が導き出されました。またTNR事業が継続しているにもかかわらず、猫の不妊去勢率は低いままです。
 それがこちらの論文です。Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 2019年11月7日(以下、「本論文」と記述する)。


Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 2019年11月7日

 この論文の要旨は次の通りになります。

(現状)
1、徳之島の飼い猫以外の猫は、ノネコ(feral cat)と野良猫)(stray cat)が明確に区分できるという前提である。
2、野良猫は希少生物の捕食はしないとの前提で、TNRが行われている。捕獲(~殺処分)はノネコのみ。
3、(条例で禁止されているにもかかわらず)野良猫への給餌が行われている(糞の分析調査)。

(課題)
1、徘徊するノネコ(feral cat)と野良猫(stray cat)は生息域を自由に越境し、野良猫も希少生物を捕食している(糞の分析調査)。したがって両者は区分できない。
2、自由に徘徊している猫の不妊去勢済み猫の比率は13%と低く、TNRが効果をあげたとはいえない。
3、禁止されているにもかかわらず野良猫への餌やりは行われており、それはむしろ希少生物の捕食圧を高めている。なぜならば人口給餌により猫は助けられ、それらの猫が希少生物の生息地の自然地域に移動するからである。

(対策の提言)
1、飼い猫の完全室内飼いを行うこと。
2、島の猫対策はTNRではなく、捕獲(殺処分も含める)をするべきである。
3、室内飼い猫以外の猫への給餌を完全に断つこと。




 徳之島のTNR事業は、徳之島のノネコと野良猫が明確に区分できるという前提で、野良猫のみを対象に実施していました。しかしノネコと野良猫は区分できず、生息域を自由に行き来し、食性もほぼ変わりませんでした。ノネコも野良猫も、希少動物をかなりの割合で捕食していました。
 また(これは私の推測ですが)TNR事業は、TNRの活動家や支援者が、野良猫に給餌を行うことにつながった可能性があります。さらに島の住民もTNR事業開始以降に、むしろ野良猫ノネコに対して給餌を行うことが増えた可能性があります。それは、ノネコ野良猫とも、ドライキャットフードの採餌率が7割近くにのぼることが糞便分析で明らかになっているからです。しかしノネコ野良猫に給餌をすることは、むしろ猫による在来生物への捕食圧を高めるのです。この事実は、すでに複数の論文が出されています。徳之島では、飼い猫以外への猫の給餌は、条例で禁止されているのですが。

 この点について本論文は、今後の徳之島における、猫の管理の在り方を次のように提言しています。特に強調しているのは「3、」の、自由に徘徊する猫への給餌禁止です。本論文においては、人為的な給餌が最も猫による捕食圧を高めているとしているからです。
1、飼い猫の完全室内飼いを行うこと。
2、島の猫対策はTNRではなく、捕獲(殺処分も含める)をするべきである。
3、室内飼いの飼い猫以外の猫への給餌を完全に断つこと。
 本論文、Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 2019年11月7日 から引用します。


The main predator management options are trapping, which has occurred on Tokunoshima Island, and lethal control.
In the case of human-driven hyper-predation, preventing the access of cats to artificial resources is a more cost-effective way of reducing the predator population in the long term.
Several methods should thus be combined, including lethal control and resource subsidization control, to develop an effective conservation strategy.
Tokunoshima Island has regulations about keeping pet cats indoors and prohibits the feeding of unowned cats.
However, as the mixing model showed high dependence on artificial resources, it is likely that many people are not following these regulations.
The effectiveness and validity of this method (TNR) should thus be reconsidered.
In conclusion, our study provides strong circumstantial evidence of anthropogenic resource subsidization on free-ranging cats.
It points out the possibility of human-driven hyper-predation and provides important support for promoting local and global invasive predator control management.

捕食者(在来生物を捕食する猫)に対する主な管理代替案は、徳之島で始められた、わなでの捕獲と殺処分による制御です。
人により促進されてきたハイパープレデーション(過剰な捕食活動)の場合は、 猫が人工的な餌を採餌できないようにすることは、長期的に捕食者の数を減らす、より費用対効果の高い方法です。
したがって効果的な在来生物の保全戦略を策定するためには、殺処分による制御を含む、猫への人による給餌を制御するいくつかの方法を組み合わせる必要があります。
徳之島には、飼い猫を屋内に飼うことに関する規則があり、飼い猫以外への給餌は禁止されています。
しかし複数の例によれば、猫は人工的な給餌に高い依存性を示したため、多くの人々がこれらの規則(給餌禁止)を守っていない可能性があります。
この方法(TNR)の有効性と妥当性を再検討する必要もあります。
結論として私たちの研究は、自由に徘徊する猫に対する人為的な給餌があることの、強力な状況証拠を提供しています。
それはハイパープレデーション(過剰な捕食活動)を、人が促進した可能性を指摘しており、そして局所的および包括的な侵略的な捕食者の、制御管理を推進するための重要な支援となります。



 私見をいくつか付け加えます。現在施行されている徳之島町の猫飼養条例での「飼い猫以外への猫の給餌禁止」規定は、処罰規定は最高でも過料2万円が上限です。例えば、「飼い猫の飼い主明示」、「飼い猫の放し飼い禁止」、「飼い猫以外への給餌給水禁止」、「飼い猫の遺棄の禁止」などです。罰則規定の引き上げを行い、実効性を持たせることが必要でしょう。特に「給餌禁止」の厳罰化は必要と感じます。またマイクロチップは努力規定ですが、これを義務化し、自由に徘徊している猫は捕獲すること。マイクロチップにより飼い主を特定し、放し飼いの処罰を実効性のあるものにすることも必要でしょう。
 いずれにしても徳之島におけるTNR事業は、なんら猫の数を減らすことはありませんでした。それ以上にノネコ野良猫への給餌を促進することにより、さらに猫による在来生物の捕食圧を高めたのです。まさに無益有害な歴史的愚策と言ってよいでしょう。


(参考資料)

○徳之島町飼い猫の適正な飼養及び管理に関する条例 平成25年12月12日条例第43号


(動画)

 奄美大島ノネコ捕獲ワナは灼熱地獄54度以上!実証実験!2019/08/04 
 あい変わらず詭弁を炸裂させている、徳之島のTNR実施団体の代表者。「徳之島での箱わなでの猫の捕獲」に反対しています。その理由の一つは、「箱わなは希少生物の誤捕獲があり、希少生物も殺すことになる」です。事実、ケナガネズミ1匹が誤捕獲されて死んだことが確認されています。しかしノネコ野良猫1個体が1年間に哺乳類や鳥類を数百個体捕食する可能性を考えれば、猫の箱わなでの捕獲の利益の方がはるかに高いといえます。誤捕獲が問題ならば、ハンターによる目視での射殺や、猫白血病ウイルスの感染駆除などを、海外先進国に倣って取り入れればよいのです。

徳之島のTNRは歴史的愚策だった~給餌はむしろ猫による在来生物への捕食圧を高める






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 記事、                        
徳之島のTNRは歴史的愚策だった~増え続ける未去勢猫
徳之島のTNRは歴史的愚策だった~野良猫が在来希少生物を捕食しているという証拠
の続きです。
 奄美群島では、猫による在来希少種の捕食被害が深刻です。TNR団体が奄美群島のうちの徳之島で2014年から猫のTNRを行っています。その総括と言うべき学術論文が2019年11月7日に発表されました。結論から言えば、徳之島のTNRは歴史的愚策です。いわゆる野良猫(stray cat)は、希少生物を捕食していないという前提で、TNRが実施されています。さらに条例で禁止されているにもかかわらず、飼い猫以外の野良猫ノネコにキャットフードなどの給餌が行われていることも判明しました。これはむしろ、猫による在来生物への捕食圧を高めるのです。



 希少な固有種が多く生息し、学術的価値が高い奄美群島。この奄美群島では、希少固有種のアマミノクロウサギなどが、人が持ち込んだ猫により捕食圧を受けています。奄美群島の一つ、徳之島における希少動物の猫による捕食対策を時系列にまとめました。

2014年:環境省は、2014年に徳之島におけるノネコの捕獲事業(譲渡先が見つからなければ殺処分の可能性がある)を開始しました。一方それに反対する日本のTNR団体「(財)どうぶつ基金」が、徳之島でTNR事業を開始し、現在も継続しています。
2017年:しかし徳之島においては、TNR事業開始後もアマミノクロウサギ等の希少生物が猫に捕食される例が確認されました。そのことを重く見た環境省は、徳之島を含めた奄美群島でのノネコ捕獲事業の強化を公表しました。
2019年:猫の捕獲に反対するTNR団体と、猫の捕獲を強化の方針を打ち出した環境省が対立しています。

 徳之島においては、TNRが「猫の捕獲」の代替案になりうるのでしょうか。つまり「捕獲(殺処分)」を行うのと同等に期待できる、「島内での猫による希少生物の捕食を減少させることができたのでしょうか。この点について総括した、詳細な分析を行った学術論文が2019年11月7日に発表されました。
 結論から言えば、徳之島におけるTNR事業は、「猫による希少生物の捕食圧を減少させる効果は全くありません」でした。むしろTNRをすることで人工給餌される猫がおり(条例では飼い猫以外の猫への給餌は禁止されているのですが)、人口給餌は逆に野生動物への捕食圧を高めるという結論が導き出されました。またTNR事業が継続しているにもかかわらず、猫の不妊去勢率は低いままです。
 それがこちらの論文です。Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 2019年11月7日(以下、「本論文」と記述する)。


Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 2019年11月7日

 この論文の要旨は次の通りになります。

(現状)
1、徳之島の飼い猫以外の猫は、ノネコ(feral cat)と野良猫)(stray cat)が明確に区分できるという前提である。
2、野良猫は希少生物の捕食はしないとの前提で、TNRが行われている。捕獲(~殺処分)はノネコのみ。
3、(条例で禁止されているにもかかわらず)野良猫への給餌が行われている(糞の分析調査)。

(課題)
1、徘徊するノネコ(feral cat)と野良猫(stray cat)は生息域を自由に越境し、野良猫も希少生物を捕食している(糞の分析調査)。したがって両者は区分できない。
2、自由に徘徊している猫の不妊去勢済み猫の比率は13%と低く、TNRが効果をあげたとはいえない。
3、禁止されているにもかかわらず野良猫への餌やりは行われており、それはむしろ希少生物の捕食圧を高めている。なぜならば人口給餌により猫は助けられ、それらの猫が希少生物の生息地の自然地域に移動するからである。

(対策の提言)
1、飼い猫の完全室内飼いを行うこと。
2、島の猫対策はTNRではなく、捕獲(殺処分も含める)をするべきである。
3、室内飼いの飼い猫以外の猫への給餌を完全に断つこと。




 徳之島で猫のTNR事業を行っている、「(財)どうぶつ基金」は、「野良猫に餌をやることはノネコ化を防ぐことになる。そのために野良猫に餌を与えることは在来生物の保護につながる」との発言を行っています。(財)どうぶつ基金のHPの記事、ノネコ管理計画の疑問点と問題点と提案 2019年4月10日の記事では、次のような発言があるからです。「ノラ猫に餌やりを禁止していると、ノネコを増やす原因にならないか心配です」。 
 「野良猫に餌やりすることは、猫による在来生物への捕食を防止することになり、在来生物の保護になる」と主張している動物愛誤活動家が多いのは事実です。しかし本論文では、「人口給餌はむしろ猫による在来生物への捕食圧を高める。在来生物保護によっては有害」と断じています。

 本論文では、オーストラリアの世界遺産の島、マッコーリ島の例を挙げています。マッコーリ島では、先に移入した猫が約60年間在来野生生物の固有種のインコと共存してきました。しかしその後新たに移入されたウサギが野生下で定着増殖し、猫の餌となりました。そのウサギを捕食した猫は急速に数を増やし、10年後にインコを絶滅に追いやりました。それと同様の効果が、徳之島での猫の人口給餌(註 マッコーリ島でのウサギの移入と同じ効果がキャットフードによる人口給餌にある)でも表れているとしています。
 Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 2019年11月7日 から引用します。


The presence of abundant exotic prey promotes population growth of invasive predators, thereby enhancing the predation pressure on native prey (hyper-predation).
Not only the exotic prey but also feeding by humans is likely to cause “hyper-predation”.
Here, we combined fecal and stable isotope analyses to reveal short- and long-term food habits of free-ranging cats on Tokunoshima Island.
Although 20.1% of the feral cat feces contained evidence of forest-living species, stable isotope analysis suggested that the cats were mostly dependent on artificial resources.
These results indicate that the invasive free-ranging cats are aided by anthropogenic feeding, and they move from the human habituated area to natural areas with high biodiversity.
These findings suggest the possibility of human feeding indirectly accelerates the effect of cat predation. 

We obtained different brands of dried cat food (n = 9) and hair samples of Amami rabbit (n = 7), Ryukyu rat (n = 7), and black rats (n = 7) as candidate cat dietary resources.
that artificial resources were the largest component in energy consumption of the “feral” (67.8%; 95% highest density region: 62.8–72.8%) and “stray” cats (69.0%; 59.3–78.8%), followed by farmland animals (“feral”: 17.9%; 13.4–22.3%, “stray”: 18.5%; 9.7–27.3%) and forest animals (“feral”: 14.3%; 11.6–17.1%, “stray”: 12.4%; 9.7–27.3%).

豊富な外来生物の獲物の存在は、侵略的な外来生物である捕食者である個体数増加を促し、これにより、在来の固有種である被食者に対する捕食圧が高まります(ハイパープレデーション 「過剰な捕食活動」)。
外来動物の獲物のみならず、人間による給餌も、「ハイパープレデーション 過剰な捕食活動」を引き起こす可能性があります。
我々は、糞便と安定同位体分析を組み合わせることで、徳之島の自由に徘徊する猫の短期および長期の食習慣を明らかにしました。
ノネコの糞便の20.1%には、森林に生息する野生種が捕食されている証拠が含まれていましたが、安定同位体分析により、これらのノネコは主に人工的な餌に依存していることが示唆されました。
これらの結果は、侵略性の自由に徘徊する猫が人為的な給餌によって助けられ、人間の居住地から生物多様性の高い自然地域に移動していることを示しています。
これらの発見は人による給餌が、猫の野生動物の捕食の効果を間接的に進めている可能性を示唆しています。

我々は猫の餌の元となるものとして、さまざまなブランドのドライキャットフード(n = 9)とアマミノクロウサギ(n = 7)、リュウキュウネズミ(n = 7)、クロネズミ(n = 7)の毛サンプルを入手しました。
安定同位体分析R(SIAR)によれば、人による給餌が「ノネコ」(67.8%; 95%最高密度領域:62.8–72.8%)および「野良猫」(69.0%; 59.3–78.8%))のエネルギー消費量の最大成分であることを示しました。
そして、農村に住む動物(「ノネコ」:17.9%、13.4ー22.3%、「野良猫」:18.5%、9.7ー27.3%)、および森林にすむ動物(「ノネコ」:14.3%、11.6ー17.1%、「野良猫」:12.4%; 9.7–27.3%)と続きます(註 「ノネコ」「野良猫」に関わらず徳之島の猫は、人による給餌(ドライキャットフード)に最も依存しており、いずれも7割近くを占めているということです。そして「ノネコ」「野良猫」に関わらず、在来生物を捕食していることが明らかになったということです)。



 いわゆる「ノネコ」も、「野良猫」とほぼ変わらない割合、しかも非常に高い割合(必要カロリーの7割近く)を人による給餌に頼っていたことは驚きです。実は徳之島町は、条例により飼い猫以外の猫への給餌を禁じています(○徳之島町飼い猫の適正な飼養及び管理に関する条例 平成25年12月12日条例第43号)。この条例の施行は2013年ですから、徳之島のTNR事業の開始よりも先んじています。
 しかしこれほどの人工給餌が行われているということはいったいどういうことでしょうか。私は、徳之島のTNR団体が給餌を行い、かつ住民にも給餌を推奨したのではないかと推測します。「捕食者の侵略的外来種への給餌は、むしろ在来生物への捕食圧を高める」。これはすでに本論文以前から指摘されていることです。徳之島でのTNRは、全くTNR猫の比率を高めることに成功しておらず、それはすなわち猫の個体数減少効果は全くないと、私は前回記事で本論文から引用しました。さらにTNRはおそらく自由に徘徊する猫への給餌を進める結果となり、それがさらに在来生物への捕食圧を高めています。徳之島のTNRは歴史的な失敗であり、かつ稀有な環境破壊事業です。  


(動画) 

 絶滅危惧のネズミを猫が襲う瞬間を撮影 鹿児島・徳之島 (朝日新聞社) 2018/02/28公開     

鹿児島県徳之島町天城山付近で、絶滅の恐れがある国の天然記念物ケナガネズミを猫が襲う瞬間の動画が撮影された。 
同島と奄美大島では野生化した猫(ノネコ)に希少動物が捕食される被害が問題化しており、環境省や町は捕獲ワナの増設など対策を強化する。


           

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スイスの犬食~「犬食するのは動物愛護後進国だ」という東大教授の無知蒙昧







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(Zusammenfassung)
Hundefleisch in der Schweiz


 記事、
「野良猫の多い国は子供が少ない」と言う東大教授のトンデモ理論(笑)
「18世紀にイギリスにクマがいた」と言う東大教授の痴性
イギリスに野良猫が突出して多い理由~「イギリスでは野良猫は消滅した」と言う東大教授の痴性
続・イギリスに野良猫が突出して多い理由~「イギリスでは野良猫は消滅した」と言う東大教授の痴性
の続きです。
 東京大学教授の小野塚知二氏は、「イギリスやドイツでは20世紀中葉に野良猫は消滅した(野良猫はゼロと言う意味になる)」と主張しています。しかしイギリスは自然条件や社会制度、人口密度などが近い西ヨーロッパの国の中では、突出して野良猫が多いという推計があります。さらに「韓国はヨーロッパと異なり動物愛護後進国であるために犬食がある」とも述べています。しかしヨーロッパでも根強く犬猫食習慣が残っている国地域があります。



 東京大学の小野塚知二教授(経済学)氏は、繰り返し「イギリスやドイツでは20世紀中葉に野良猫は消滅した(「野良猫はいない。野良猫ゼロ」と言う意味になります)」と主張しています。これが全く根拠のないデタラメであることは、連載の記事で述べたことです。イギリスは自然条件や人口密度が近い西ヨーロッパの国に比べて突出して人口比で野良猫の数が多いのです。
 さらに小野塚知二教授は、「韓国はヨーロッパと異なり動物愛護後進国であるために犬食が行われている」とも述べています。しかしヨーロッパでは、犬猫食習慣が根強く残る国や地域がいくつも存在します。例えばスイスの犬猫食習慣は、ヨーロッパでは周知の事実です。北イタリアの猫食も良く知られています。また法律で明確に犬猫食を禁じているヨーロッパの国はごくわずかです。小野塚教授が「動物愛護先進国」の筆頭として挙げているイギリスでは、犬猫の食用と殺が合法です。小野塚教授の無知蒙昧ぶりには呆れます。

 小野塚教授の「韓国は(ヨーロッパとは異なり)動物愛護後進国であるために、犬食が行われている」、と言う内容の資料はこちらです。日本ペットサミット(東京大学獣医学教授が代表の任意団体)が行った講演会ですが、その草稿(作成者は小野塚教授ご自身ではないようです)です。
 野良猫のいる社会といない社会 その比較と移行過程(小野塚知二先生) から引用します。


野良猫のいない社会に対し、⽇本も含めて野良猫がいる社会はどのようになっているのでしょうか。
「簡単にいえば、動物愛護先進国ではありません。たとえば動物愛護の精神からすれば、韓国で⽝を⾷べている ことは⼤問題になります。そのような国では、猫に飼い主がいないことが特別に不幸だとはあまり考えられてき ていませんでした」。
「これらの国々(野良猫のいる社会)では帝国主義や⼈種主義、⺠族学が未成熟か未定着でした。イギリスやフランスのように完全な 形で帝国主義を作れなかった国ともいえます」。



 読めば読むほど支離滅裂な内容で、この人はアタマが大丈夫なのかと心配になりますが。要するに小野塚教授の論旨は、「帝国主義とは“⽂明”によって“野蛮”を教化・善導・保護しようという発想であり、その延長として動物愛護がある。したがってイギリスを筆頭とする帝国主義が進展したヨーロッパの国々は動物愛護先進国であり、野良猫が消滅し、犬食もない」です。
 小野塚教授の論に従えば、「イギリス、北フランス、ドイツ、オーストリア、スイスには野良猫がいない=動物愛護先進国=動物愛護後進国である韓国と異なり、犬食はない」と言うことになります。しかしサマリーですでに述べたことですが、ヨーロッパの国々の中ではスイスは特に犬猫食が合法で盛んです。

 スイスの犬食(猫食もそうですが)はしばしばヨーロッパのメディアで取り上げられます。またしばしば国内外からスイスの犬猫食の非合法化を求める声が上がります。しかしスイスでは今のところ、犬猫食の禁止の立法の動きはありません。
 スイスの犬(と猫)食の実態を伝える、ヴィーガン団体が作成したビデオがあります。これは架空のスイスの、犬猫肉料理を提供するレストランです。このレストランではスイスでは「商業流通は認められていないが、個人が自分が所有する犬猫を食用として消費するのは合法」であることから、客に新たに犬猫を購入したことにし、その犬猫を料理するとの設定です。事実スイスでは、犬猫の飼い主が犬猫の生体を肉屋に持ち込んでと殺と精肉加工を依頼することが合法で、実際に行われています。スイスには同様のレストランがいくつもあるとしています。
 Katzenbraten und Hundegulasch?? In der Schweiz kann man es bestellen 「猫のローストと犬の煮込み料理?? それはレストランで注文できます」 2019年8月25日


Nach Schätzungen einer Appenzeller Tierschützerin gibt es ca. 250.000 Schweizer, die Katzen und Hunde verspeisen.
In diesem Video wird ein „ganz besonderes“ Schweizer Restaurant vorgestellt.
Das Restaurant ist ein „Beispiel“ für viele Restaurants, die Gerichte mit Katzen- und Hundefleisch auf ihrer Speisekarte anbieten.
Es gibt in der Schweiz ein Verbot für den Verzehr, aber das Verbot gilt nur für den kommerziellen Verkehr;
Gewinnung und Verzehr für den Eigengebrauch sind zulässig.
Deshalb werden die Restaurantbesucher im Video vorher zu Tierbesitzern, anschließend ihr eigenes, neu erworbenes Tier verzehren.
Es sei darum gegangen, auf den Widerspruch aufmerksam zu machen, dass die einen Tiere als essbar, die anderen als nicht essbar betrachtet würden.

アッペンツェラー(註 スイスの地名)のアニマルライツ活動家の推定では、猫と犬を食べるスイス人は約250,000人です。(*1)
このビデオでは、「非常に特殊な」スイスのレストランを紹介しています。
このレストランは、メニューに猫と犬の肉料理を提供する、多くのレストランの1例です。
スイスでは犬猫肉の消費が禁止されていますが、禁止は商業流通のみ適用されます。
個人消費のために(犬猫を)入手することと、食べることは許可されています。
そのために、ビデオに写っているレストランのお客さんは、彼ら自身が(肉になった)ペットの所有者であり、手に入れたばかりの動物(犬猫)を食べているのです(註 便宜上犬猫の生体を犬猫料理を希望する客に販売した形にして、それを料理する)。
(このビデオは)ある動物は食用と見なされ、他の動物は食用と見なされないという矛盾を問題提起するものでした。


(*1)この数値はスイスの人口の約3%ですが、元記事の内容から判断すれば、「犬猫肉を食べる習慣がある」人の意味であると思われます。例えばスイスの他のマスメディアの調査によれば、「犬猫肉を食べたことがある人(日常的な習慣ではない)の割合は15%」とあり、ドイツの新聞社の調査によれば「48%のスイスの国民が犬猫肉を食べたことがある」としています。私はこれらのソースに基づき、記事を書いています。
続・「スイスで犬または猫の肉を食べたことがある人の割合は15%」というマスメディアの調査


(動画)

 Europäisches Restaurant tischt Hunde- und Katzenfleisch auf!b 「ヨーロッパのレストランでは犬と猫の料理が楽しめます」 2016/02/16
 記事、Katzenbraten und Hundegulasch?? In der Schweiz kann man es bestellen 「猫のローストと犬の煮込み料理?? それはレストランで注文できます」 2019年8月25日 で取り上げられたビデオ




 小野塚教授の「韓国はヨーロッパとは異なり動物愛護後進国であるために、犬食が行われている」、と言う発言はあまりにも無知と言わざるを得ません。スイスに限らず、現在ヨーロッパではイギリスとデンマークでも犬の食用と殺が合法です。明らかに犬の食用と殺を法律で明文化して禁止しているのは、ヨーロッパではドイツ、オーストリア、ポーランドの3カ国だけと思われます。 
 2010年に犬の食用と殺を禁じたドイツは、比較的近代まで犬のと殺場があり、正規の法律に基づく食肉検査が行われていました。1986年までミュンヘンなどの大都市で犬肉屋が営業していたことが記録に残っています。
 小野塚教授が「完全な形で帝国主義が作れた国(=動物愛護先進国。したがって犬食がない)」としてフランスも挙げていますが、フランスでは戦時中にパリなどの大都市で犬肉屋が営業していました。ポーランドは法律で犬の食用と殺を禁じる明文規定がある例外的な国ですが、犬食習慣が残っています。ドイツ語で「ポーランドのラード」と言えば、犬の食用脂肪の隠語です。スイス以外の犬食については、次回以降の記事で取り上げます。

徳之島のTNRは歴史的愚策だった~野良猫が在来希少生物を捕食しているという証拠






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 記事、徳之島のTNRは歴史的愚策だった~増え続ける未去勢猫、の続きです。
 奄美群島では、猫による在来希少種の捕食被害が深刻です。TNR団体が奄美群島のうちの徳之島で2014年から猫のTNRを行っています。その総括と言うべき学術論文が2019年11月7日に発表されました。結論から言えば、徳之島のTNRは歴史的愚策です。いわゆる野良猫(stray cat)は、希少生物を捕食していないという前提で、TNRが実施されています。対してノネコ(feral cat)は野生生物生息地と生息域が重なり、野生生物を捕食しているという前提で捕獲(殺処分)が行われています。しかし最近公表された学術論文は野良猫とノネコを明確に区分することはできず、野良猫も糞から希少生物を捕食している証拠が見つかりました。


 希少な固有種が多く生息し、学術的価値が高い奄美群島。この奄美群島では、希少固有種のアマミノクロウサギなどが、人が持ち込んだ猫により捕食圧を受けています。奄美群島の一つ、徳之島における希少動物の猫による捕食対策を時系列にまとめました。

2014年:環境省は、2014年に徳之島におけるノネコの捕獲事業(譲渡先が見つからなければ殺処分の可能性がある)を開始しました。一方それに反対する日本のTNR団体「(財)どうぶつ基金」が、徳之島でTNR事業を開始し、現在も継続しています。
2017年:しかし徳之島においては、TNR事業開始後もアマミノクロウサギ等の希少生物が猫に捕食される例が確認されましたそのことを重く見た環境省は、徳之島を含めた奄美群島でのノネコ捕獲事業の強化を公表しました。
2019年:猫の捕獲に反対するTNR団体と、猫の捕獲を強化の方針を打ち出した環境省が対立しています。

 徳之島においては、TNRが「猫の捕獲」の代替案になりうるのでしょうか。つまり「捕獲(殺処分)」を行うのと同等に期待できる、「島内での猫による希少生物の捕食を減少させることができたのでしょうか。この点について総括した、詳細な分析を行った学術論文が2019年11月7日に発表されました。
 結論から言えば、徳之島におけるTNR事業は、「猫による希少生物の捕食圧を減少させる効果は全くありません」でした。むしろTNRをすることで人工給餌される猫がおり(条例では飼い猫以外の猫への給餌は禁止されているのですが)、人口給餌は逆に野生動物への捕食圧を高めるという結論が導き出されました。またTNR事業が継続しているにもかかわらず、猫の不妊去勢率は低いままです。
 それがこちらの論文です。Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 2019年11月7日


Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 2019年11月7日

 この論文の要旨は次の通りになります。

(現状)
1、徳之島の飼い猫以外の猫は、ノネコ(feral cat)と野良猫)(stray cat)が明確に区分できるという前提である。
2、野良猫は希少生物の捕食はしないとの前提で、TNRが行われている。捕獲(~殺処分)はノネコのみ。
3、(条例で禁止されているにもかかわらず)野良猫への給餌が行われている(糞の分析調査)。

(課題)
1、徘徊するノネコ(feral cat)と野良猫(stray cat)は生息域を自由に越境し、野良猫も希少生物を捕食している(糞の分析調査)。したがって両者は区分できない。
2、自由に徘徊している猫の不妊去勢済み猫の比率は13%と低く、TNRが効果をあげたとはいえない。
3、禁止されているにもかかわらず野良猫への餌やりは行われており、それはむしろ希少生物の捕食圧を高めている。なぜならば人口給餌により猫は助けられ、それらの猫が希少生物の生息地の自然地域に移動するからである。

(対策の提言)
1、飼い猫の完全室内飼いを行うこと。
2、島の猫対策はTNRではなく、捕獲(殺処分も含める)をするべきである。
3、室内飼いの飼い猫以外の猫への給餌を完全に断つこと。




 今回記事では上記の論文に基づいて、「野良猫とノネコが明確に区分できる」、「野良猫は希少な野生動物を捕食しない」と言う前提で野良猫を捕獲(殺処分)せずにTNRを進めてきたことが誤りだつたことを述べます。本論文では、次の事柄が述べられています。

・野良猫とノネコは区分できない。生息域を野良猫ノネコは自由に行き来する。
・また野良猫がノネコに移行することはたやすい。
・さらに野良猫も希少な野生動物を捕食している。

 つまり、「野良猫とノネコは明確に区分できる」、「野良猫がノネコに移行することはない」、「野良猫は希少な野生動物を捕食しない」と言う前提で野良猫は捕獲(殺処分)せずに、TNRを行ってきた」ことが、完全に誤りだったこと言うことです。以下に、該当する記述を、Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 2019年11月7日 から引用します。


Scientifically, the term “feral” means completely independent and rarely interacting with humans, whereas “stray” cats do not have an owner but still depend on human care.
The division of “feral” and “stray” cats by the government suggests their assumption that cats rarely migrate between forests and residential areas, but it is still unclear whether this division is scientifically appropriate due to the lack of studies on free-ranging cats on Tokunoshima Island.
Tokunoshima Island is characterized by small forested areas, so it is rather likely that “feral” cats and “stray” cats have access to both wild animals in the forest and artificial food in the villages.
In total, 208 “feral” cats (75 females, 123 males, and 10 unidentified) and 54 “stray” cats (22 females, 30 males, and 2 unidentified) were captured, and 198 fecal samples (from 174 “feral” cats and 24 “stray” cats) were obtained.
A total of 13.4% of the cats (31 “feral” and 4 “stray”) were ear-tipped, which means that they had been captured as “stray” cats and sterilized.
Six threatened species (at least 43 individuals) were detected in 13.5% of the fecal samples.

科学的には「ノネコ(feral cat)」という用語は、完全に人から独立しており、ほとんど人に依存していないことを意味します。
一方、「野良猫(stray cat)」)は、飼い主はいませんが、人が世話を受け、それに依存しています。
政府による「ノネコ」と「野良猫」の区分は、猫が森林と人の居住地域の間をめったに移動しないという仮定を意味していますが、徳之島では自由に徘徊する猫に関する研究が不足しているために、この区分が科学的に適切であるかどうかはまだ不明です。
徳之島の森林地帯は小さいことが特徴であるために、「ノネコ」と「野良猫」はともに、森林に生息する野生動物と、村落の人工的な餌の両方から採餌することができる可能性が高いです。
合計で、208匹の「ノネコ」(メス75匹、オス123匹、不明10匹)と54匹の「野良猫」(メス22匹、オス30匹、不明2匹)が捕獲され、198の糞便サンプル(174匹の「ノネコ」と24頭の「野良猫」)が得られました(註 捕獲された場所で「ノネコ」と「野良猫」を区分したと思われる)。
合計13.4%の猫(31匹の「ノネコ」と4匹の「野良猫」)が耳カットされており、つまりこれらの猫の全ては「野良猫」として捕獲され、不妊去勢されていたということです(註 つまり捕獲場所から「ノネコ」とされる猫31匹が「野良猫」としてTNRの対象となっていた)。
(註 アマミノクロウサギを含む)6つの絶滅危惧種(少なくとも絶滅危惧種43個体分)が、糞便サンプルの13.5%で検出されました。



 この論文においては証拠から、「ノネコ」、「野良猫」は明確に区分はできない」と結論付けています。「ノネコ」の生息域で捕獲した本来「ノネコ」であるはずの猫の13.4%に、TNR事業による耳カットがあったからです。このことは、かつて人の居住地域で捕獲され、不妊去勢後にリリースされた「野良猫」が森林に移動して「ノネコ」になったことを意味します(もしくは「ノネコ」、「野良猫」は森林、人の居住地域間を自由に移動し、区分することができない)。
 つまり、TNR事業を行う前提である、「ノネコと野良猫は明確に区分できる。野良猫は希少な野生動物の生息域には入らず捕食することがないので殺処分する必要はない。増殖を抑制する(新たな「ノネコ」の供給を絶つ)TNRを行うだけでも、野生動物の捕食を防止できる」と言うことが根底から覆ることになります。TNRを行った野良猫も希少生物が生息する森林地帯に入り、ノネコに転化していることが証明されたからです。徳之島での野良猫のTNRは、全く希少生物の捕食防止には効果がなかったということです。


(動画)

 飼い猫が野生化し小動物を襲い生態系破壊 2017/03/18
 こちらは奄美大島での撮影。奄美群島での猫によるアマミノクロウサギなどの捕食被害はかねてより糞便調査で明らかだったのです。TNRで猫の捕食圧を受けている野生動物が保護できるという詭弁は、私には理解できません。

徳之島のTNRは歴史的愚策だった~増え続ける未去勢猫






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 奄美群島では、猫による在来希少種の捕食被害が深刻です。TNR団体が奄美群島のうちの徳之島で2014年から猫のTNRを行っています。その総括と言うべき学術論文が2019年11月7日に発表されました。結論から言えば、徳之島のTNRは歴史的愚策です。2014年のTNRの開始以降も、猫(ノネコ、野良猫に関わらず)捕食圧は深刻です。また継続的なTNR活動におかかわらず、不妊去勢された猫の比率は13%と低水準で増えていません。さらに条例で禁止されているにもかかわらず、野良猫への給餌が行われています。これはむしろ在来生物の捕食圧を高めるのです。


 希少な固有種が多く生息し、学術的価値が高い奄美群島。この奄美群島では、希少固有種のアマミノクロウサギなどが人が持ち込んだ猫により捕食圧を受けています。奄美群島の一つ、徳之島における希少動物の猫による捕食対策を時系列にまとめました。

2014年:環境省は、2014年に徳之島におけるノネコの捕獲事業(譲渡先が見つからなければ殺処分の可能性がある)を開始しました。一方それに反対する日本のTNR団体「(財)どうぶつ基金」が、徳之島でTNR事業を開始し、現在も継続しています。
2017年:しかし徳之島においては、TNR事業開始後もアマミノクロウサギ等の希少生物が猫に捕食される例が確認されましたそのことを重く見た環境省は、徳之島を含めた奄美群島でのノネコ捕獲事業の強化を公表しました。
2019年:猫の捕獲に反対するTNR団体と、猫の捕獲を強化の方針を打ち出した環境省が対立しています。

 徳之島においては、TNRが「猫の捕獲(殺処分)」の代替案になりうるのでしょうか。つまり「捕獲(殺処分)」を行うのと同等に期待できる、「島内での猫による希少生物の捕食を減少させることができた」のでしょうか。この点について総括した、詳細な分析を行った学術論文が2019年11月7日に発表されました。
 結論から言えば、徳之島におけるTNR事業は、「猫による希少生物の捕食圧を減少させる効果」は全くありませんでした。むしろTNRをすることで人口給餌される猫がおり(条例では飼い猫以外の猫への給餌は禁止されているのですが)、人口給餌は逆に野生動物への捕食圧を高めるという結論が導き出されました。それがこちらの論文です。Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 2019年11月7日


Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 2019年11月7日

 この論文の要旨は次の通りになります。

(現状)
1、徳之島の飼い猫以外の猫は、ノネコ(feral cat)と野良猫)(stray cat)が明確に区分できるという前提である。
2、野良猫は希少生物の捕食はしないとの前提で、TNRが行われている。捕獲(~殺処分)はノネコのみ。
3、(条例で禁止されているにもかかわらず)野良猫への給餌が行われている(糞の分析調査)。

(課題)
1、徘徊するノネコ(feral cat)と野良猫(stray cat)は生息域を自由に越境し、野良猫も希少生物を捕食している(糞の分析調査)。したがって両者は区分できない。
2、自由に徘徊している猫の不妊去勢済み猫の比率は13%と低く、TNRが効果をあげたとはいえない。
3、禁止されているにもかかわらず野良猫への餌やりは行われており、それはむしろ希少生物の捕食圧を高めている。なぜならば人口給餌により猫は助けられ、それらの猫が希少生物の生息地の自然地域に移動するからである。

(対策の提言)
1、飼い猫の完全室内飼いを行うこと。
2、島の猫対策はTNRではなく、捕獲(殺処分も含める)をするべきである。
3、室内飼いの飼い猫以外の猫への給餌を完全に断つこと。



 各論については、次回以降の記事でいくつかを取り上げます。先に、私がこの論文の記述で驚愕したことを述べておきます。この論文によると、2018年に徳之島で捕獲した猫のうち、不妊去勢済みを証明する耳カットがあった猫は、全体の13%に過ぎなかったということです。その記述を、Predation on endangered species by human-subsidized domestic cats on Tokunoshima Island 「徳之島における人間が援助しているイエネコ種による絶滅危惧種の捕食」 から引用します。


According to the local Tokunoshima Island government, 2,797 “stray” cats were captured and sterilized from April 2014 to March 2018.
However, only 13% of the captured cats were ear-tipped, and this proportion is not increasing.
The results imply the huge number of cats on the island and their successful reproduction.
We assume that stable and inexhaustible human-derived resources enable cats to sustain this large population.

地元の徳之島自治体によると、2014年4月から2018年3月までに2,797匹の「野良猫(stray cat)」が捕獲され、不妊去勢されました。
しかし捕獲された猫のうち、わずか13%しか不妊去勢済みを示す耳カットがなく、この割合は増えていません。
この結果は、島にいる膨大な数の猫と、それらの猫が繁殖に成功しているこを暗示しています。
安定的で継続的な、人由来による餌により、猫はこの大きな個体群の維持が可能であると考えられます。



 2014年から現在にかけて継続してTNR事業が行われているにもかかわらず、経年を経ても自由に徘徊する猫の不妊去勢率は上がりませんでした。その要因については論文では触れていません。私は次のように分析します。

1、当初の野良猫の数の推計値が過少であった。そもそも野良猫とノネコは明確に区分できず、それらの双方の生息域を自由に行き来している。「野良猫」の推計値を基にしてTNRの必要数を計算したとしても無意味。
2、未去勢猫が不妊去勢済み猫に対して生存競争で優位になり、不妊去勢猫が早く死んだ。それを未去勢猫の繁殖個体によりすぐに充当された。
3、TNR事業を行った団体の、TNR数の公表が過大であった。


 いずれも可能性が考えられますし、1、2、3の複合要因かもしれません。しかし私は「2」の要因が最も大きいと思います。この事実、すなわち「5年を経ても島内の不妊去勢済み猫の比率は上がっていない」というだけでも、徳之島におけるTNR事業が完全に失敗であったことを示しています。TNR団体は「TNRにより野良猫が減少し、いずれは島の希少生物の捕食は軽減~なくなる」と主張してこの事業を進めているからです。

 TNR団体による記事、徳之島ごとさくらねこTNR事業 2014年10月04日においては、「徳之島にいる猫(推定3,000匹)の不妊去勢手術を実施する」と記述しています。おそらくこの3,000匹とは、「野良猫(stray cat)」のみの数であり、ノネコ(feral cat)を含めていないのではないでしょうか。
 同団体の別の記事、第6回徳之島ごとさくらねこTNR 新聞記事 2016年02月02日 においては、
①TNRの期間 2014年~2016年にかけての約3年間
②TNR実施数 2,140(猫の生息総数3,000匹の71%)

との記述があります。そして同団体によれば、その後も徳之島でTNR事業を続けているとのことです。2016年時点で「島の(自由に徘徊している猫)の71%が不妊去勢され、その後もTNR事業が続けられ、その結果、2019年の不妊去勢猫の比率が13%と言うことはいずれにしても、完全にTNRにより猫の生殖抑制に失敗したということです。徳之島におけるTNRは、まさに歴史的愚策といっても差し支えないでしょう。


(動画)

 徳之島ごとさくらねこ一斉TNR 2017/09/20
 この動画では、徳之島のTNR団体が「アマミノクロウサギ猫被害死体ゼロに」としています。しかし今回取り上げた論文では、ノネコ野良猫とも、糞分析の結果から、アマミノクロウサギを含めて、在来希少生物が猫の捕食被害を受けているを証明しています。それは次回以降の記事で書きます。それにしても「悪性外来種とその捕食圧を受けている在来生物との共生を目指す」とは意味不明です。




(参考資料)

ノネコから解放されたアマミノクロウサギ 〜駆除による回復評価〜 Population release of Amami rabbit by feral cat control in Tokunoshima island 日本生態学会第66回全国大会 (2019年3月、神戸) 講演要旨

2017年02月01日 (お知らせ)ネコによるアマミノクロウサギの捕食について(徳之島) (環境省)

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続・イギリスに野良猫が突出して多い理由~「イギリスでは野良猫は消滅した」と言う東大教授の痴性







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(summary)
Among the Western European countries, the United Kingdom has a remarkable number of stray cats and stand out the number of stray cats.


 記事、
「野良猫の多い国は子供が少ない」と言う東大教授のトンデモ理論(笑)
「18世紀にイギリスにクマがいた」と言う東大教授の痴性
イギリスに野良猫が突出して多い理由~「イギリスでは野良猫は消滅した」と言う東大教授の痴性
の続きです。
 東京大学教授の小野塚知二氏は、「イギリスやドイツでは20世紀中葉に野良猫は消滅した(野良猫はゼロと言う意味になる)」と主張しています。しかしイギリスは自然条件や社会制度、人口密度などが近い西ヨーロッパの国の中では、突出して野良猫が多いという推計があります。その理由を考察します。



 東京大学の小野塚知二教授(経済学)氏は、繰り返し「イギリスやドイツでは20世紀中葉に野良猫は消滅した(「野良猫はいない。野良猫ゼロ」と言う意味になります)」と主張しています。例えば、東京大学の広報誌「淡青」(*1)や、東京大学農学部教授が主催している、「日本ペットサミット」での講演会(*2)、山口大学での講演会などです(*3)。
 いかし小野塚教授は、「イギリスやドイツでは20世紀中葉に野良猫が消滅した」ことの根拠となる出典を一切挙げていません。私は数回東京大学にメールをして問い合わせをしましたが、一切お返事はありません。

(*1)野良猫のいる社会といない社会 | 広報誌「淡青」37号より(東京大学) 2018年12月4日 
(*2)野良猫のいる社会といない社会 その比較と移行過程(小野塚知二先生)
(*3)山口大学の「山大ニャンコ大作戦勉強会」講演会 2019年10月7日

 小野塚知二教授の上記の論旨は、次の通りです。
1、世界の国は、野良猫がある国とない国にはっきりと二分できる。
2、野良猫がない国はイギリス、ドイツなどで、これらの国は20世紀中葉に野良猫は消滅した。
3、野良猫がこれらの国で消滅した原因は、帝国主義の進展に伴う核家族化である。


 しかし上記の、小野塚教授の論旨はデタラメです。小野塚教授は「野良猫がない国」の筆頭としてイギリスを挙げていますが、前回記事で示した通りイギリスは、自然条件や人口密度などが比較的近い西ヨーロッパの、ドイツ、スイス、オランダに比べれば、突出して野良猫の数が多いのです。イギリスは、これらの国と比較すれば、人口比で20倍から2.2倍も野良猫が多いのです。つまり前提条件で、「2」で誤りがあるのですから、導かれた結論、「3」もデタラメ、誤りと言うことになります。
 結論から言えば、その国の野良猫の数は、帝国主義の進展とは何ら関係がありません。前回記事で述べたことですが、野良猫も外来生物の一種です。外来生物がその地域で定着して個体数を増やすか否かは、前回記事でも述べた通り、次の要因が挙げられます。

1、気候、地勢などの自然条件がその種に適している。
2、強力な捕食者や、競合する種がいない(人による駆除も含まれる)
3、餌となるものが多く、採餌が容易である(人による給餌も含まれる)。

4、その他に、犬猫やカワラバトなどのように人が飼育している動物種に限り、飼育されている個体数が多く、遺棄や遁走などで常に供給圧力があるかどうかでも、その地での個体数は影響を受けます。

 イギリスと、ドイツ、スイス、オランダの3カ国は、「1」はほぼ同じ条件です。決定的にイギリスが他の3カ国と異なる点は、「2」です。ドイツ、スイス、オランダの狩猟法は、通年非占有猫(その多くが野良猫である)の駆除が合法です。また、積極的な駆除をむしろ国が推奨しているといえます。対してイギリスは、非占有猫の狩猟に対する制限があり、ほぼ野良猫の狩猟駆除が行われていません。
 その他に、イギリスは猫のTNRの公的助成制度があり、比較的他の3国に比べれば、野良猫への給餌に寛容です。それは「3」の条件に該当します。またイギリスは人口比での猫飼育数が他の3カ国に比較すれば多いです。それは「4」の条件に該当します。しかし最も野良猫の数に大きな影響を与えているのは、「2」の、人による狩猟駆除が広く行われているか否かという点でしょう。以下に、イギリスと、ドイツ、スイス、オランダの狩猟法を引用します。


・ドイツ
Bundesjagdgesetz § 23 Inhalt des Jagdschutzes 「連邦狩猟法」
Der Jagdschutz umfaßt nach näherer Bestimmung durch die Länder den Schutz des Wildes insbesondere vor Wilderern, Futternot, Wildseuchen, vor wildernden Hunden und Katzen sowie die Sorge für die Einhaltung der zum Schutz des Wildes und der Jagd erlassenen Vorschriften.

 連邦狩猟法23条で、非占有の犬猫は通年狩猟対象と定められている。年間に狩猟駆除される猫の数は、30万匹~50万匹と推定されている。

・スイス
Bundesgesetz über die Jagd und den Schutz wildlebender Säugetiere und Vögel 「スイス連邦狩猟法」
Art. 5 Jagdbare Arten und Schonzeiten
Während des ganzen Jahres können gejagt werden:
a.Marderhund, Waschbär und verwilderte Hauskatze;

 連邦狩猟法 で、猫はアライグマなどと同列で駆除すべき外来生物で、通年狩猟が合法である。年間10万匹の野良猫が狩猟駆除されていると推定されている。

・オランダ
Dutch stray cats in focus(ワーゲニンゲン大学) 「オランダにおける野良猫の焦点」(英語) 2015年5月7日
The Royal Dutch Hunters organization estimates that nowadays yearly between 8,000 and 13,500 stray cats are being shot. 「ロイヤル・ダッチ・ハンターズ(Royal Dutch Hunters)によると、オランダでは現在、年間に8,000匹から13,500匹の野良猫が射殺されていると推定されています」。

 オランダでは、野良猫は狩猟対象であり、相当数(人口比で日本の公的殺処分の3倍)の猫を狩猟駆除している。



 対してイギリスですが、猫(野良猫 非占有猫)の狩猟統計は見つかりませんでした。イギリスにおいては、猫に限らず飼育動物種は、「完全に野生化したものは狩猟が合法だが、人が関与したものは狩猟できない」との「動物福祉法 2006」に規定があります。外見は、放し飼いの飼い猫と野良猫は区別がつきませんので、飼い猫の誤射の可能性があるために、事実上野良猫の狩猟はできないのです。
 Animal Welfare Act 2006 「動物福祉法 2006」から引用します。

Section 2. “Protected animal”
An animal is a “protected animal” for the purposes of this Act if—
(a)it is of a kind which is commonly domesticated in the British Islands,
(b)it is under the control of man whether on a permanent or temporary basis, or
(c)it is not living in a wild state.

第2節 「本法で保護される動物」
仮に以下の条件であれば、当該動物は、本法の目的とする「保護される動物」です。
(a)一般的に、イギリス諸島で飼育されている種類のすべてであり、
(b)永続的または一時的に人により管理下に有り、または、
(c)それが野生状態で生きていないもの。



 結論を繰り返しますが、イギリスが、自然条件や人口密度が近い西ヨーロッパの他の国と比べて極めて野良猫の数が多い最も大きな原因は、狩猟法にあります。狩猟法により、野良猫または非占有猫の狩猟駆除が積極的に行われれば、比較的野良猫の増殖は抑制されます。しかしイギリスのように駆除されることがなければ、数が大きく増えるということです。
 いずれにしても、小野塚知二東京大学教授の、
1、世界の国は、野良猫がある国とない国にはっきりと二分できる。
2、野良猫がない国はイギリス、ドイツなどで、これらの国は20世紀中葉に野良猫は消滅した。
3、野良猫がこれらの国で消滅した原因は、帝国主義の進展に伴う核家族化である。
は、前提条件が間違っていますし、荒唐無稽な妄論です。



(参考資料)

(イギリス)
Felis catus (cat)
学術誌。「イギリスには900万の野良猫が生息している」 
The UK's first 'cat census' has been launched to help keep the nation's nine million strays 'safe and warm' 2018年4月11日
「イギリスには800万匹の飼い猫と900万匹の野良猫と150万匹のノネコがいる」

イギリスの1万人当たり野良猫数
野良猫だけの数:1,364匹
ノネコを含む数:1,590匹

(スイス)
«Über 100'000 tote Kätzchen pro Jahr» – nun fordert Petition Kastrationspflicht
「スイスには「30万匹の野良猫が生息し、毎年10万匹の野良猫が殺害されている」 2017年8月2日

スイスの1万人あたり野良猫数(記事の内容からの猫を含む数とした)
350匹

(ドイツ)
Die K-Frage: Braucht Deutschland eine Katzensteuer? 2017年1月23日
「ドイツには250万匹の野良猫が生息している」
Zahl der herrenlosen Katzen enorm gestiegen | wp.de | Hagen 2015年1月9日
「ドイツには300万の野良猫が生息している」

ドイツの1万人当たり野良猫の数(記事の内容から、ノネコを含む数とした)
301匹から361匹

(オランダ)
Dutch stray cats in focus オランダ ワーゲニンゲン大学
「オランダの野良猫の推計値は、135,590匹から1,207,331匹の範囲」

オランダの野良猫の数(記事の記述からノネコを含む数と判断した)
80匹から710匹



(動画)

 M25 CAT KILLER: Police Investigation 「M25 キャットキラーの警察の捜査」 2017/09/04
 イギリス、ロンドン近郊では、2015年から2017年頃までに、猫の頭部を切断した死体が400体以上見つかりました。放し飼い猫もありますが、多くの野良猫ノネコも犠牲になりました。かなり具体的な犯人像が公開され、情報提供者に10,000ポンド(約140万円)の報奨金も用意されましたが、犯人の逮捕には至りませんでした。狭い範囲でそれだけ多くの猫の殺害死体が見つかるということは、ロンドンは野良猫もノネコもかなり多いということでしょう。

DESCRIPTION OF POTENTIAL SUSPECT: Male, 40s, white, with short brown hair, between 5'8 and 5'11', average build, possibly with some acne scarring to his face, dressed in dark clothing.
A £10,000 Reward has been offered for the conviction of the brutal and sadistic M25 Cat Killer.

潜在的な容疑者の説明:男性、40代、白人、短い茶色の髪、5'8から5'11フィートの間の身長で平均的な体格、おそらく顔にニキビ跡があり、黒っぽい服を着ています。
残忍でサディスティックな、M25キャットキラーの有罪判決のために、10,000ポンドの報酬金が用意されました。





(参考資料)

 Critical assessment of claims regarding management of feral cats by trap-neuter-return. 「トラップ・ニューター・リターンによる野良猫の個体数管理に関する主張に対する批判的評価」(2009年)。アメリカ、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、地理学の研究グループによる論文。多くの資料の「イギリスの野良猫の数は900万匹」の根拠はこちらと思われます。
 この論文は若干古いですが、TNRの効果を否定する内容です。論理的でわかりやすい良い内容と思いますので、折々こちらでも紹介しようと思います。

Estimated that the 9 million (feral stray)cats in Britain kill at least 52–63 million mammals, 25–29 million birds, and 4–6 million reptiles each summer.

イギリスの900万匹の(野良)猫が、毎年夏に少なくとも52〜6300万匹の哺乳類、25〜29百万羽の鳥類、および4〜600万匹の爬虫類を殺すと推定されています。

イギリスに野良猫が突出して多い理由~「イギリスでは野良猫は消滅した」と言う東大教授の痴性







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(summary)
Among the Western European countries, the United Kingdom has a remarkable number of stray cats and stand out the number of stray cats.


 記事、
「野良猫の多い国は子供が少ない」と言う東大教授のトンデモ理論(笑)
「18世紀にイギリスにクマがいた」と言う東大教授の痴性
 の続きです。東京大学教授の小野塚知二氏は、「イギリスやドイツでは20世紀中葉に野良猫は消滅した(野良猫はゼロと言う意味になる)」と主張しています。しかしイギリスは自然条件や社会制度、人口密度などが近い西ヨーロッパの国の中では、突出して野良猫が多いという推計があります。



 東京大学の小野塚知二教授(経済学)氏は、繰り返し「イギリスやドイツでは20世紀中葉に野良猫は消滅した(「野良猫はいない。野良猫ゼロ」と言う意味になります)」と主張しています。例えば、東京大学の広報誌「淡青」(*1)や、東京大学農学部教授が主催している、「日本ペットサミット」での講演会(*2)、山口大学での講演会などです(*3)。
 いかし小野塚教授は、「イギリスやドイツでは20世紀中葉に野良猫が消滅した」ことの根拠となる出典を一切挙げていません。私は数回東京大学にメールをして問い合わせをしましたが、一切お返事はありません。

(*1)野良猫のいる社会といない社会 | 広報誌「淡青」37号より(東京大学) 2018年12月4日 
(*2)野良猫のいる社会といない社会 その比較と移行過程(小野塚知二先生)
(*3)山口大学の「山大ニャンコ大作戦勉強会」講演会 2019年10月7日

 小野塚知二教授の上記の論旨は、次の通りです。
1、世界の国は、野良猫がある国とない国にはっきりと二分できる。
2、野良猫がない国はイギリス、ドイツなどで、これらの国は20世紀中葉に野良猫は消滅した。
3、野良猫がこれらの国で消滅した原因は、帝国主義の進展に伴う核家族化である。


 何とも奇妙奇天烈な論旨ですが。まず最初に「1」と「2」です。小野塚教授は「野良猫がない国」の筆頭としてイギリスを挙げていますが、野良猫の推計値を出している西ヨーロッパの国の中では、イギリスは突出して野良猫の数が多いのです。したがって小野塚教授の論旨の前提が覆ることになります。また「野良猫のある国といない国ははっきりと二分できる」とは言えません。
 比較的「多い少ない」はありますが、熱帯から亜寒帯で人が生活している国では、多かれ少なかれ野良猫は生息しています。アメリカ合衆国やオセアニアなどの島嶼では、例外的に人為的に駆除を徹底した結果、野良猫ゼロを実現したところはあります。
 「野良猫がいない国」として小野塚教授が筆頭に挙げているイギリスと、他のヨーロッパの国々との人口当たりの野良猫数の比較は次の通りです。イギリスは、自然条件や人口密度などが近い、西ヨーロッパのドイツ、スイス、オランダと比較すれば、人口比で20倍から2.2倍も野良猫が多いのです。


(イギリス)
Felis catus (cat)
学術誌。「イギリスには900万の野良猫が生息している」 
The UK's first 'cat census' has been launched to help keep the nation's nine million strays 'safe and warm' 2018年4月11日
「イギリスには800万匹の飼い猫と900万匹の野良猫と150万匹のノネコがいる」

イギリスの1万人当たり野良猫数
野良猫だけの数:1,364匹
ノネコを含む数:1,590匹

(スイス)
«Über 100'000 tote Kätzchen pro Jahr» – nun fordert Petition Kastrationspflicht
「スイスには「30万匹の野良猫が生息し、毎年10万匹の野良猫が殺害されている」 2017年8月2日

スイスの1万人あたり野良猫数(記事の内容からの猫を含む数とした)
350匹

(ドイツ)
Die K-Frage: Braucht Deutschland eine Katzensteuer? 2017年1月23日
「ドイツには250万匹の野良猫が生息している」
Zahl der herrenlosen Katzen enorm gestiegen | wp.de | Hagen 2015年1月9日
「ドイツには300万の野良猫が生息している」

ドイツの1万人当たり野良猫の数(記事の内容から、ノネコを含む数とした)
301匹から361匹

(オランダ)
Dutch stray cats in focus オランダ ワーゲニンゲン大学
「オランダの野良猫の推計値は、135,590匹から1,207,331匹の範囲」

オランダの野良猫の数(記事の記述からノネコを含む数と判断した)
80匹から710匹


 
 次に「3」です。野良猫の生息数は、「その国の帝国主義の進展や核家族化」は、全く関係ありません。野良猫も、外来生物の一種です。外来生物がその地で定着して個体数を増やせるかどうかは、以下の3点でほぼ決まります。
1、気候、地勢などの自然条件がその種に適している。
2、強力な捕食者や、競合する種がいない(人による駆除も含まれる)
3、餌となるものが多く、採餌が容易である(人による給餌も含まれる)。

 その他に、犬猫やカワラバトなどのように人が飼育している動物種に限り、飼育されている個体数が多く、遺棄や遁走などで常に供給圧力があるかどうかでも、その地での個体数は影響を受けます。

 なぜ「イギリスは他の西ヨーロッパの国に比べて野良猫の数が多いのか」。その考察は、次回の記事で詳述します。先に申し上げれば、ドイツ、スイス、オランダの3カ国は、イギリスとは異なる共通した法制度があります。それはその3ヵ国が、「非占有猫は通年狩猟を行ってよい。むしろ非占有猫の狩猟駆除を国が推奨している」ことがあります。イギリスでは、非占有猫の狩猟は制限されており、野良猫ノネコを狩猟することが困難です。
 人が人為的にその種を駆除することは、「2、強力な捕食者や、競合する種がいない(人による駆除も含まれる)」に当てはまります。またイギリスは比較的野良猫への給餌がTNR活動などの公的助成もあり、寛容と思われます。それは、「3、餌となるものが多く、採餌が容易である(人による給餌も含まれる)」です。またイギリスは、比較的他の国に比べて、ペットの猫の飼育数が多いことも、野良猫が多い要因であると思われます。


(動画)

 Thousands of cats are secretly living in London | Mayhew 「数千匹の猫がひっそりとロンドンに住んでいます メイヒュー」 2019/04/04
 このメイヒューのビデオでは、ノネコは都市部に住んでいても人慣れしていない猫と定義づけているようです。まさか小野塚教授は「イギリスにはノネコはいるけど野良猫はない」とはおっしゃいませんよね(笑い)。「イギリスには900万匹の野良猫と150万匹のノネコがいる」と言う資料もあります。それに基づけば、ロンドンでは最大で5万匹以上の野良猫がいるということになります。増殖がコントロールされていないとも述べられています。
 
Did you know there are thousands of cats secretly living in London and all over the UK?
Do you know the difference between a feral cat and a stray cat?

ロンドンやイギリス中にひそかに何千匹もの猫が住んでいるのをご存知ですか?
ノネコ(feral cat)と野良猫(stray cat)の違いを知っていますか?




経営者の脱税、犬の違法殺害、横領~ティアハイムの犯罪はあまりにも多い






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(Zusammenfassung)
Plau: Haftstrafe für Ex-Chef von Tierschutzverein


 記事、
ドイツ第2位のハンブルク・ティアハイムは犯罪のデパート
警察が押収した密輸犬を横領して転売したティアハイム~ティアハイムの犯罪はあまりにも多い
横領事件を繰り返して実刑判決を受けたティアハイムの経営トップ~ティアハイムの犯罪はあまりにも多い
の続きです。
 ドイツ、ラインラント・プファルツ州の動物保護協会(ドナーズベルク・ティアハイムの上部団体)の、経営者に関する刑事事件についてです。経営者は、脱税、犬の違法殺害、ティアハイムの資金の横領、組織の独裁私物化により、刑事告発されました。警察は捜査に着手しました。経営者は、再任を否決されました。ティアハイムの犯罪発生率は、ドイツにあるティアハイムの数が520施設程度であることを思えば異常に高いといえます。近年のティアハイムの寄付金収入が激減しているのは、ティアハイムの不祥事も大きな要因でしょう。



 サマリーで示した事件を報道する、ニュースソースから引用します。Langjähriger Vorstand abgewählt - anonymer Brief mit schweren Vorwürfen Eklat beim Tierschutzverein Donnersberg  「長年続いたティアハイムの取締役の再任は否決されましたー重大な刑事告発を伴う匿名の手紙により ドナーズベルク動物保護協会のスキャンダル」 2019年3月22日


Die Bandbreite der Vorwürfe und Geschehnisse, basierend auf einem anonymen Brief, ist groß.
Anzeige wurde erstattet, die Polizei ermittelt.
In der alljährlichen Sitzung des Tierschutzvereins Donnersberg wurde die Vorstandsvorsitzende Silvia Enders nicht entlastet und musste sich schweren Vorwürfen unterziehen.
Unter anderem werfen Mitglieder ihr Steuerhinterziehung, die Tötung eines Hundes, Unterschlagung und selbstherrliche Vereinsführung vor.
Ein anonymer Brief mit Anschuldigungen wurde verlesen.
Unprofessionelle und teilweise vereinsschädigende Maßnahmen, ein schlechter Umgang mit Tieren sowie Verstöße gegen das Vereinsrecht werden der Vorstandschaft unterstellt.
Diese Punkte seien auch dem Deutschen Tierschutzbund bekannt.

匿名の手紙に基づく、刑事告発による事件の範囲は広範にわたります。
告発状は受理され、警察は捜査を始めました。
ドナーズベルク動物保護協会の年次総会では、ドナースベルクの最高経営責任者であるシルビア・エンダース氏は、心休まることがなく、重大な刑事告発に対応しなければなりませんでした。
特に他の取締役は、脱税、犬の違法殺害、横領と独裁的な組織の指導の在り方を非難しています。
告発がある匿名の手紙が読まれました。
専門能力に欠け組織の一部に損害を与えた行為、動物に対する不適切な取扱いなどの協会の法律違反は、取締役会に引き継がれます。
これらの点は、ドイツ動物保護協会も知るところとなりました。



 アニマルシェルターに対する公費の助成ですが、先行した海外ではどのような問題が起きているのか分析する必要があると思います。そのためには正確な情報を伝えることが、マスメディアや研究機関、省庁などの義務と言えます。しかし海外の動物愛護に関する情報は、これらの全ての機関により、あまりにもひどい誤り、嘘、偏向情報がもたらされています。
 まず正確な情報を入手することです。それからすべてにおいて、日本は動物愛護に対する政策の見直しをするべきだと思います。前提となる情報に誤りがあれば、それを前提とした議論は、ボタンの掛け違いですべて間違えることになります。

 私見ですが私はアニマルシェルターは、現状の公的施設の動物愛護センターを拡充させる方が良いと思います。収容日数を伸ばし、期限までに譲渡が決まらなければ殺処分やむなし(どこの国でもそうしています)。譲渡活動は、限定的にボランティアを活用するなどです。神戸市動物管理センターと民間ボランティアの協働組織は、1つのモデルケースかもしれません(神戸市動物管理センターと「CCクロ」の取り組み)。しかし当初の理念とは、かなり変化しているとの情報もありますが。
 ふるさと納税(これも一種の「公費」です)で多額の資金を集め、多額の使途不明金の発生や、狂犬病予防法違反などの違法行為を行うアニマルシェルターが日本でも出てきています。ドイツに限らず、私営のアニマルシェルターへの公費助成は、不正の温床になっていることが大変多いのです。ドイツ以外の国の私営のアニマルシェルターの不正については、折々記事にします。


(画像)

 シェルターへの補助金や公営シェルターがうまくいかない理由 2016年7月10日 から
 「まとめサイト」を立ち上げた、はらぺこプリマスさんですが、ティアハイムの運営に対して大いに誤解しているようです。ドイツのティアハイムの運営資金は、かなりを公的な補助金に頼っています。また近年の経営悪化で、その額を増額している州自治体が続出しています。
 「シェルターに公的資金をつぎ込めば、保護した犬猫のウンコやスタッフのウンコや遊興費になる」と述べています。それはまさに真実で、補助金漬けのティアハイムでは、きわめて多くの経営者による資金の横領事件が発生しています。まさに「税金がスタッフのウンコ」になっているのがドイツのティアハイムです。経営トップ夫妻の多額横領事件で紛糾したティアハイム・ベルリンですが、経営トップ夫妻は、ティアハイム・ベルリンの資金を高級ディナーの費用にも充てていました。まさに税金が経営トップ夫妻のウンコになった実例です。アニマルシェルターへの公的支援は、ドイツのティアハイムは「他山の石」とするべきでしょう。

4はらぺこプリマス

横領事件を繰り返して実刑判決を受けたティアハイムの経営トップ~ティアハイムの犯罪はあまりにも多い






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(Zusammenfassung)
Plau: Haftstrafe für Ex-Chef von Tierschutzverein


 記事、
ドイツ第2位のハンブルク・ティアハイムは犯罪のデパート
警察が押収した密輸犬を横領して転売したティアハイム~ティアハイムの犯罪はあまりにも多い
の続きです。
 ドイツ、メクレンブルクーフォアポンメルン州の、ティアハイムの元経営トップに関する刑事事件についてです。元経営トップは、ティアハイムとその上部団体の動物保護協会の資金を繰り返し横領したなどの犯罪事実により、今年実刑判決を受けました。ティアハイムの犯罪発生率は、ドイツにあるティアハイムの数が520施設程度とごく少ないことを思えば、異常に高いといえます。近年のティアハイムの寄付金収入が激減しているのは、ティアハイムの不祥事も大きな要因だと思います。



 サマリーで示した通り、今年、メクレンブルク・フォアポンメルン州のティアハイムや、その上部組織の動物保護協会の資金を横領するなどの犯罪行為を繰り返したことで、元経営トップが実刑判決を受けました。その事件を報じる記事から引用します。
 Plau: Haftstrafe für Ex-Chef von Tierschutzverein 「プラウ:元動物保護協会(ティアハイム・プラウ・アム・ゼーの上部団体)の元経営トップの実刑判決」 2019年5月29日


Der frühere Vorsitzende des Tierschutzvereins Plau am See (Landkreis Ludwigslust-Parchim) ist wegen Untreue zu einer Freiheitsstrafe verurteilt worden. Das Amtsgericht verhängte ein Jahr und vier Monate ohne Bewährung.
Zudem soll der 62-Jährige rund 8.700 Euro Geldstrafe zahlen, weil er Sozialleistungen nicht abgeführt hatte.
Das Gericht sah es als erwiesen an, dass der frühere Vereinschef in elf Fällen Sozialbeiträge für zwei ehemalige Angestellte des Tierheims nicht gezahlt hatte.
Zudem wurde er in fünf Fällen der Untreue für schuldig gesprochen, weil er Vereinsgelder in Höhe von mehreren Tausend Euro unrechtmäßig an sich genommen hatte.
Er ist bereits mehrfach wegen verschiedener Vermögensdelikte vorbestraft, daher wurde die Freiheitsstrafe nicht erneut zur Bewährung ausgesetzt, so der Richter, der mit seinem Urteil über die Forderung der Staatsanwaltschaft hinausging.
Diese hatte eine Freiheitsstrafe von einem Jahr und zwei Monaten gefordert.

動物保護協会(註 ティアハイム・プラウ・アム・ゼーの上部組織)プラウ・アム・ゼー(ルードヴィッヒストルスト・パルヒム地区)の元会長は、横領により懲役刑を言い渡されました。
地方裁判所は、執行猶予なしで1年4か月の懲役を科しました。
さらに、62歳の元会長は社会保障費を支払っていなかったために、約8,700ユーロの罰金を支払わなければなりません。
裁判所は元会長が11件のケースで、ティアハイムの従業員2人の社会保障費を支払っていなかったことが証明されたとしています。
さらに元会長は、動物保護協会の資金から数千ユーロの金額を違法に取得した、5件の横領の犯罪事実で有罪判決を受けました。
元会長は今までにさまざまな経済犯罪で何度か有罪判決を受けていますので、したがって執行猶予により再び懲役刑の判決が回避されることはありません、と裁判官は言い渡しました。
この1年4カ月の懲役の判決は、検察官の求刑の1年2カ月を超えるものでした。


 ティアハイムの資金を横領したなどの犯罪事実により、1年4カ月の実刑判決を受けた、プラウ動物保護協会(註 ティアハイム・プラウ・アム・ゼーの上部組織)の元会長は、2017年にもティアハイムの資金を横領したことで、検察庁から捜査を受けています。その記事から引用します。
 Tierheim Plau am See vor dem Aus 「ティアハイム・プラウ・アム・ゼーは、解散に直面しています」 2017年9月29日


Dem Tierheim in Plau am See (Landkreis Ludwigslust-Parchim) droht nach mehr als 20 Jahren das Aus.
Unterdessen laufen die Ermittlungen der Staatsanwaltschaft Schwerin wegen des Verdachts der Untreue gegen den ehemaligen Vereinsvorsitzenden weiter.
Ihm wird vorgeworfen, Vereinsgelder zweckentfremdet eingesetzt zu haben.

ティアハイム・プラウ・アム・ゼー(ルートヴィヒ・スラストパルヒム地区)は、2020年以降は、存続の危機に脅かされていいます。
一方、シュベリン検察官の捜査は、元動物保護協会(註 ティアハイム・プラウ・アム・ゼーの上部団体)会長に対する横領の疑いにより、継続しています。
元会長は、動物保護協会の資金を横領したと告訴されています。



 前回記事でも述べたことですが、ドイツにはティアハイムは520程度しかありません。その数の少なさからすれば、ティアハイムとその上部団体の動物保護協会における犯罪発生率は、異常ともいえるほど多いのです。その荒廃ぶりは凄いましいです。
 今回引用した記事では、経営トップが繰り返しティアハイムとその上部団体の動物保護協会の資金を横領しています。そのような内部統制に問題があるティアハイムでも、認可取り消しがされないのも驚きです。しかしそれは、ドイツの動物保護行政上、やむを得ない面もあるのでしょう。多い年で、ティアハイムの犯罪は、マスメディアにより数回程度報道されています。


(動画)

 Hunde vermittlung - Februar/März 2019 (Tierheim Hannover TV) 「犬の仲介 2月/3月 ティアハイム・ハノーファーTV) 2019/02/22
 映像メディアを駆使しても、ティアハイムの保護動物の譲渡数は減少傾向ですし、寄付金も減少しています。その理由は、ティアハイムのあまりにも多い犯罪の発生もかなり影響していると思います。金融危機はすでに収束して、ドイツは現在好景気です。

「18世紀にイギリスにクマがいた」と言う東大教授の痴性







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(summary)
Badger-baiting (uk)


 記事、「野良猫の多い国は子供が少ない」と言う東大教授のトンデモ理論(笑)、の続きです。
 「イギリスでは20世紀中葉に野良猫が消滅した。それは帝国主義の進展と核家族化が原因である」という、妄論を公表している方がいます。東京大学教授の小野塚知二氏です。真実はイギリスは西ヨーロッパ諸国の中でも野良猫の数が多い国です。例えばドイツ、スイス、オランダと比較すれば、野良猫の数は人口比で数倍~十数倍も多いのです。この妄論の中で小野塚教授は、他にもデタラメを羅列しています。「18世紀にイギリスにクマがいた」もそうです。イギリスではクマは有史以降は、ヨーロッパヒグマ1種が生息していましたが、10世紀ごろに絶滅しました。したがって18世紀にはイギリスにはクマは存在しませんでした。



 サマリーで示した、小野塚知二東京大学教授の妄論の公開はいくつかありますが、その1つを例示します。日本ペットサミット テーマ「野良猫のいる社会といない社会」、で小野塚教授が行った講演会の資料があります。野良猫のいる社会といない社会 その比較と移行過程(小野塚知二先生) から引用します。


18世紀、19世紀のイギリスでは、下層階級の⼈々が動物いじめをするのは 格好の暇つぶしであり、遊びとされていました。
⼀番⼈気があったのは、森からクマをつかまえてきて、そのク マに多数の⽝をけしかけるというもので、⽝たちに咬まれてクマが死んでいくところを⾒るのがもっとも残忍で あり、盛り上がるショーだったようです。



 この記述ですと、18世紀、19世紀のイギリスには野生のクマがいたことになります。しかしイギリス(uk)ではクマは、有史以降では1種のみ生息していたヨーロッパヒグマが、スコットランドで10世紀ごろにまでに絶滅したとする日本の文献があります(*1)。BBCの報道では、イギリス(uk)の大きな面積を占める大ブリテン島では、425年から594年の間にすでにヨーロッパヒグマは絶滅したとされています(*2)。  
 したがって18世紀ごろのイギリスでは、野生のクマは存在しませんでした。つまり、「森からクマをつかまえてきて、そのク マに多数の⽝をけしかける」と言うことはあり得ません。
(*1)ヒグマ
(*2)Lost history of brown bears in Britain revealed 2018年7月4日

 おそらく小野塚教授は、イギリスで18世紀ごろに盛んに行われてきたアナグマショー(Badger-baiting)と勘違いしていると思われます。これはアナグマに犬をけしかけて殺害させる見世物で、現在も非合法で行われています。しばしば摘発されたニュースが報道されます。
 アナグマはイタチ科アナグマ属に属する動物の総称で、クマ科動物の総称のクマとは異なります。また「下層階級の暇つぶし」との記述ですが、伝統的にアナグマショーは、貴族の娯楽です。以下にウィキペディアを引用しますが、掲載されている絵画のアナグマショーの全ての観客の着衣は、フロックコートまたはモーニングコートでシルクハットを着用しています。これらの衣類は上流階級か中流階級でなければ着用できません。Badger-baiting から引用します。


Badger-baiting is a form of animal cruelty in which badgers are baited with dogs.
Drawing the badger came to England in the 18th century and soon became a very popular sideshow in the pit.
It provided a new opportunity to win or lose money by betting. Drawing the badger thus became a permanent part of the fight in the pit.
Baits were staged outside the pit in cellars or taverns, as an interesting attraction for the guests.
Badger baiting was outlawed in the United Kingdom as early as 1835, with the Cruelty to Animals Act.
Despite having been illegal for over 170 years, badger baiting has continued in a clandestine manner throughout Britain and Ireland until the present day.

アナグマショー(bagder-Baiting)は、アナグマを犬の餌食にする動物虐待の一形態です。
アナグマの見世物は、18世紀にイギリスに始まり、そしてすぐに大変人気のある劇場での余興となりました。
それはお金を賭けることにより、勝ったり負けたるすることの新しい機会となりました。
アナグマを見世物で戦わせることは、劇場での恒久的な演目になりました。
アナグマショーは、観客のための魅力的な出し物として、地下室や居酒屋で劇場の外でも開催されました。
イギリスでは、動物虐待法により、アナグマショーが1835年には禁止されました。
170年以上違法であったにもかかわらず、アナグマショーは現在までイギリスとアイルランドに存在します。



(画像)

 Badger-baiting から。観客の着衣は、すべてフロックコートかモーニングコートにシルクハットの着用です。つまり上流階級の貴族か、中流でも医師や弁護士などの専門職に属する人々です。当時のイギリスは階級による着衣が厳然と区別されていました。

アナグマショー


 その他でも、野良猫のいる社会といない社会 その比較と移行過程(小野塚知二先生)では、小野塚教授は、「20世紀中葉に野良猫が消滅した国」の筆頭としてイギリスを挙げています。しかし西ヨーロッパで野良猫の生息数の推計値を出している国の中では、イギリスは突出して野良猫(人口比)で多いのです。
 小野塚教授は、「イギリスでは20世紀中葉に野良猫が消滅した」の、出典を一切示していません。小野塚教授の単なる憶測と思われます。根拠のない憶測、思い込みで「帝国主義の進展と核家族化の進展が野良猫消滅の原因」と結論付けてしまう乱暴な論旨は、大学生どころか高校生のレポートでも赤点でしょう。それを東大教授がやってしまうのだから呆れます。私はバカと言う文言を使うことをいさめられますが、それはバカじゃやなければ何なのですかね?日本の知性の劣化は東大にまで及んでいるとは。


(参考資料)

猫をとりまく諸問題を多面的に考える 環境省動物愛護管理室 長田 啓

 私は記事「野良猫の多い国は子供が少ない」と言う東大教授のトンデモ理論(笑) で、「日本の野良猫の数」を、かつて日本ペットフード工業会(現 一般社団法人ペットフード協会)が2008年まで推計値を出していて、2008年の280万匹を「日本野良猫数」としました。しかし平成30年に、一般社団法人ペットフード協会が「世帯数あたりの給餌をしている外猫(飼い猫ではない)の数と外猫に給餌している世帯の割合」を公表しています。
 それに基づいて環境省が「日本の野良猫の数は820万匹」と言う推計値を出しています。今後は私も、「日本野良猫数は820万匹」との推計値を用います。ただしこの数値は、「外猫に餌をやっている世帯数×給餌されている猫」に基づいています。つまり複数の給餌者から給餌されている猫が重複されている数値です。さらに給餌を受けていない「ノネコ」は除外されます。かなり乱暴な推計値です。あくまでも参考値です。
 それにしても2008年の日本の野良猫の推計値が280万匹で、10年で3倍ちかくにまで増えるのは異常です。この期間は、環境省が地域猫を推進し、殺処分ゼロ運動が活発化した時期と重なります。

警察が押収した密輸犬を横領して転売したティアハイム~ティアハイムの犯罪はあまりにも多い






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(Zusammenfassung)
Weiter keine Spur von Hunden: Passauer Tierheimleitung droht Haft


 記事、ドイツ第2位のハンブルク・ティアハイムは犯罪のデパート、の続きです。
 最近起きた事件です。ドイツ、バイエルン州にあるパッサウ・ティアハイムが、警察が押収した密輸犬の収容を受託しました。しかしその犬をティアハイムが横領し、一般客に販売(?)しました。ティアハイムの女性経営トップは、警察・検察から、「警察の押収品の犬を横領した」疑いで取り調べを受けています。その女性は、懲役刑が科される可能性におびえています。



 サマリーで示した事件を報じる、ドイツのマスメディアの記事はこちらです。Weiter keine Spur von Hunden: Passauer Tierheimleitung droht Haft 「行政から収容を受託した犬は跡かたなく消えた:パッサウ・ティアハイムの経営者は懲役刑におびえています」 2019年8月7日 から引用します。


Von den inzwischen weit über Bayern hinaus bekannten Hunden, die im März bei einer Kontrolle auf der A3 beschlagnahmt und im Tierheim Passau untergebracht wurden, fehlt noch immer jede Spur.
Der Tierheimleitung droht im schlimmsten Fall sogar eine Haftstrafe.
Von Geldstrafe bis zu Freiheitsstrafe von fünf Jahren reicht der Strafrahmen bei "veruntreuender Unterschlagung", wie sie der Passauer Tierheimleitung vorgeworfen wird.
Gegen die Verantwortlichen des Tierheims Passau ist bei der Staatsanwaltschaft Passau nach wie vor ein Ermittlungsverfahren wegen des Verdachts der Unterschlagung.
Mitte März waren Tiere bei einer Grenzkontrolle beschlagnahmt worden.
Mehrere Hunde aus dem Transport von Rumänien nach Großbritannien, der für Tierschutzvereine durchgeführt wurde, wurden vorübergehend ins Tierheim Passau gebracht.

今のところ、バイエルン州で有名になった、今年の3月に高速道路A3号線の検問中に押収された(註 警察の検問中に見つかって押収された密輸犬)、パッサウ・ティアハイムに収容された犬の痕跡は見つかっていません。
ティアハイムの経営トップは最悪の場合、懲役刑を科されることに脅かされています。
犬の「横領」は、罰金から5年の懲役までですが、パッサウ・ティアハイムの経営トップはそれにより刑事告発されています。
ティアハイムの経営トップは横領の疑いに関する犯罪捜査で、パッサウの検察庁で捜査を受けています。
今年の3月中旬に、国境の検問で犬は(註 密輸で)押収されました。
ルーマニアからイギリスへ密輸される何頭かの犬は動物保護協会により、一時的にティアハイム・パッサウに運ばれました。
州の獣医事務所による収容期限の後に、警察が再びパッサウ・ティアハイムに赴いたところ、それらの犬は跡形もなく消えていました。



 この事件の経緯は次の通りです。今年3月中旬に、ルーマニアからイギリスまで犬を密輸するために陸路密輸業者がドイツを通過しようとしたところ、警察の検問にあって犬が押収されました。警察は押収した犬の収容を、パッサウ・ティアハイムに委託しました。州の獣医師事務所が指定した期限(註 おそらく狂犬病予防接種がされていなかったことから、狂犬病の感染の有無の経過観察の期間を指定したものと思われます)の後に、警察が再びパッサウ・ティアハイムに犬の引取に赴いたところ、それらの犬が跡かたなく消えていたということです。おそらくティアハイムは、その犬を一般客に転売したものと思われます。
 他のドイツマスメディアの報道では、「ティアハイムの経営トップが犬が病理検査で殺処分されることを恐れたから」と擁護しているものもあります。狂犬病の確定検査では、脳組織を取り出して検査しなければならず、殺処分が必須となるからです。仮に本当にその犬が狂犬病に感染していたとしたら、譲渡先の飼い主を狂犬病感染の危険にさらすことになります。私は、ティアハイムトップの行為は許容できません。

 まず成立する犯罪は、行政(警察の押収物)に所有権があるものを、無断で処分したことによる横領罪です。また、狂犬病ワクチンが未接種、さらに狂犬病の感染がある犬を無許可で国内に放出したことによる狂犬病法違反です。
 ドイツでは、日本のように、公的機関による犬猫の収容施設が基本的にはありません(短期収容施設を持つ自治体はあります)。例えば通関法違反による密輸や狂犬病法による犬などの押収においても、ドイツでは民間施設のティアハイムに収容を委託します(註 もちろん行政が委託した場合は行政から飼育費が公費支出されます)。多くの自治体では、そのような犬猫などの収容施設を持ちませんので、民間のティアハイムに収容を委託しているのです。

 私は、行政による押収動物の収容を民間施設に委託するのは、問題が生じる可能性が高いと思います。パッサウ・ティアハイムの本事件のような場合、パッサウ・ティアハイムが勝手に横流しした犬が仮に狂犬病に感染していたらどうなのでしょうか。一般市民を極めて危険な感染症の危険にさらすことになります。
 日本では、公的機関の「動物愛護センター(保健所)」がその機能を担っています。公的機関であれば、狂犬病の疑いのある犬猫などの経過観察中に、一般客に販売や譲渡されるということはあり得ません。


(動画)

 Passauer Tierheim nimmt illegal transportierte Welpen auf 「パッサウ・ティアハイムは、違法貿易の子犬を取得しました」 2017/04/12
 これは2017年公開の動画ですが、パッサウ・ティアハイムは、以前から違法貿易で押収された子犬を取得し、再販売していた実績があるようです。ビデオに写っている、Stefanie Orthuber 「ステファニー・オルソバー」氏が、今回引用した記事の記述にある、警察が押収した犬を押収した疑いで捜査されている、「ティハイムの経営トップ」でしょう。

ドイツ第2位のハンブルク・ティアハイムは犯罪のデパート






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(Zusammenfassung)
Zahlreiche Straftaten des Hamburger Tierschutzvereins.


 ドイツ国内で第2の規模を誇る、ハンブルク・ティアハイムと、その上部団体ハンブルク動物保護協会ですが、現在(2019年)いくつもの違法行為で刑事事件として捜査されています。まずルーマニアからの犬の違法輸入です。狂犬病ワクチンの接種をしなかった、正規の検疫を受けなかったなどです。また従業員による寄付金の横領と、従業員に対するハラスメント、違法解雇、従業員の闇残業などの労働法違反もあります。まさに「犯罪のデパート」と化した、最大手ティアハイムの荒廃ぶりは目に余ります。


 サマリーで示した通り、ドイツ第2位の規模のティアハイムを擁するハンブルク動物保護協会とハンブルク・ティアハイムは、多くの犯罪により刑事告発され、司法当局により捜査されています。
・ルーマニアからの500頭もの多数の犬の違法輸入(通関手続きをしていない、狂犬病ワクチンが未接種など)をはじめ、
・従業員による寄付金の横領や、
・労働法違反もあります。

 まさに「犯罪のデパート」と化した、ドイツ第2位のティアハイムです。それを報じるドイツのマスメディアの記事には、Was ist dran? Schwere Vorwürfe gegen Hamburger Tierschutzverein 「それは何ですか?ハンブルク・ティアハイムに対する深刻な告発の数々」 2019年2月11日、などがあります。以下に引用します。


Verstöße gegen die Impf- und Einreisevorschriften?
Import von Hunden aus Rumänien?
Mobbing?
Das Bezirksamt Mitte prüft schwere Vorwürfe gegen den Hamburger Tierschutzverein.
Ermittelt die Behörde nach eigenen Angaben seit mehreren Monaten wegen des Verdachts auf zahlreiche Verstöße gegen Vorschriften und Gesetze.
Außerdem habe das Tierheim 500 Hunde aus Rumänien nach Hamburg geholt und dabei gegen Impf- und Einreisevorschriften verstoßen.
Schließlich gebe es Probleme in der Personalführung.
Mehreren Mitarbeitern sei gekündigt worden.
Die Personalpolitik des Vorstands ist geprägt von Ausbeutung, Bedrohung und Mobbing.
Auch strafrechtliche Konsequenzen könnten laut einer Sprecherin des Bezirksamts, nicht ausgeschlossen werden.
Zu den Kündigungen heißt es, die betreffende Person habe 88 Euro Spendengelder unterschlagen.
Bei der dritten Kündigung eines Betriebsratsmitglieds wegen Arbeitszeitbetrugs sei das Verfahren noch nicht abgeschlossen.
Bei der dritten Kündigung eines Betriebsratsmitglieds wegen Arbeitszeitbetrugs sei das Verfahren noch nicht abgeschlossen.
Des Hamburger Tierschutzvereins von 1841 e. V., der mehr als 5200 Mitglieder hat und Deutschlands zweitgrößtes Tierheim unterhält.
Jährlich werden bis zu 10.000 Tiere aufgenommen.

ワクチン未接種と犬の輸入規則の違反?
ルーマニアからの犬の違法輸入?
職場でのハラスメント?
地方行政当局は、ハンブルク動物保護協会(ハンブルク・ティアハイムの上部組織)に対する重大な告発を確認しています。
司法当局によると、当局は数ヶ月間、ハンブルク動物保護協会の規制や法律の多数の違反を調査してきました。
さらにハンブルク・ティアハイムは、ルーマニアからハンブルグに違法に500頭の犬を持ち込み、予防接種義務と輸入規制に違反していました。
最後に、人事管理に問題があります。
複数の従業員が違法に解雇されました。
ハンブルク動物保護協会の取締役会での人事方針は、搾取と脅迫、とハラスメントに特徴づけられます。
地方行政当局は、ハンブルク動物保護協会の犯罪の事実を除外することはできませんでした。
解雇は、従業員が88ユーロの寄付金を横領したからだとされています。
労使間メンバーでの協議の3回目の終了時には、まだ勤務時間の不正(註 上限労働時間の超過や闇残業)に関する協議は継続中でした。
1841年設立のハンブルク動物保護協会は5200人を超える会員を持ち、ドイツで2番目に大きなティアハイムを持っています。
毎年、最大で10,000頭の動物が収容されています。



 ドイツのティアハイムと、その上部団体の動物保護協会の犯罪は頻繁に発生します。ドイツ最大の規模を誇るティアハイム・ベルリンも、まさに「犯罪のデパート」と言うべき組織です。過去には、経営トップ夫妻がティアハイムの資金を横領、詐取し、個人の贅沢三昧に充てていました。調度品や高級服、私的な高級ディナーやさらには家の購入資金至るまで、ティアハイムの資金が流用されていました。その事件が決着するまでには、7年もの歳月を要しました。また、健康な若い犬を違法に殺害して、その死体を多数、毎週ベルリン自由大学獣医学部に解剖用として納入していました。
 大規模ティアハイムの他、小規模施設においても犯罪の多さは例外ではなく、それらについても私は多くを記事にしています。最近1年間に限っても、犬の違法殺害、組織の資金を役員が横領する、警察が密輸犬を押収し、ティアハイムに収容を委託したところ、ティアハイムがその犬を一般客に転売したという横領事件などがあります。ティアハイムの数が500あまりと数が少ないことをかんがみれば、ティアハイムの犯罪発生率は異常なほど高いといわざるを得ません。


 私は過去に、ティアハイム・ベルリンの犯罪について何度か記事にしています。以下に例示します。
醜聞にまみれたティアハイム・ベルリン~あまりにも多いティアハイムの犯罪
保護犬を殺害し、実験用に払い下げていたティアハイム・ベルリン~あまりにも多いティアハイムの犯罪
ティアハイム・ベルリン代表の横領スキャンダル~あまりにも多いティアハイムの犯罪
続・ティアハイム・ベルリン代表の横領スキャンダル~あまりにも多いティアハイムの犯罪
続々・ティアハイム・ベルリン代表の横領スキャンダル~あまりにも多いティアハイムの犯罪
まとめ・ティアハイム・ベルリン代表の横領スキャンダル~あまりにも多いティアハイムの犯罪

 また、ティアハイムの犯罪については、このような記事を書いています。
記事検索 : ティアハイムの犯罪 1ページ

 その他にも、今年に入ってからも、ティアハイムの犯罪はいくつも報道されています。次回記事で、そのいくつかを取り上げます。


(動画)

 Rumänische Straßenhunde | BR24 「ルーマニアの野良犬」 2017/06/07公開
 ティアハイムやその上部組織である動物保護協会が、東欧やギリシャなどの南欧の動物保護に遅れた国から「犬を救出する」と言う名目でドイツに犬を持ち込み、法外な値段で売る「アニマル・レスキュー詐欺が数年来ドイツで問題になっています。正規の通関手続きをしない、狂犬病ワクチンを接種しないなどの違法行為は頻繁にあります。またドイツの野良犬をこれらの国々からのレスキュー犬と詐称して高値で売ったり、これらの国で雑種犬を繁殖していることすらあります。「犬の輸送費用や治療費」を最初に請求して、「輸送中に犬が死んだ(嘘)」などと理由をつけて犬が引き渡されないケースもあります。

Es ist ein Skandal: Geld verdienen mit dem Leid von Tieren - mit dem Leid von Straßenhunden aus Rumänien.
Was dort in Tierheimen täglich abläuft, wollen deutsche Tierschützer nicht länger dulden.

スキャンダル:ルーマニアの野良犬の苦しみでお金を稼ぐ。
ドイツのアニマルライツ活動家は、もはやティアハイムで毎日起きていることを許容したくはありません。


イギリスの900万匹の野良猫をすべて殺さなければならない理由







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(summary)
One that would deal with the more than nine million stray cats currently living in Britain.
They will need to be euthanised.
That's science-speak for killed.


 イギリスには900万匹以上の野良猫が生息していると推定されています。アメリカで出版された、Cat Wars(2016年初版)と言う本があります。アメリカのスミソニアン博物館の研究員が著者です。その内容は、「野良猫による生態系への被害はにとって極めて重大である。また人畜感染症のリスクもある。対処方法は野良猫をすべて殺すことである」 です。イギリスにおいても、その意見を数百万人が支持しているとされています。


 サマリーで示した、イギリスにおける Cat Wars という著作の内容を紹介する記事はこちらです。またこの著作に基づき、「イギリス国内でも野良猫問題の解決策は、自由に徘徊している900万匹の野良猫をすべて殺害するしかない」という考えを支持している人が数百万人はいるだろうとしています。
 Why we should KILL every stray cat in Britain: That's the deeply controversial conclusion of a new book. Here, in a piece that will appal millions, a naturalist backs a cull 「イギリスのすべての野良猫を殺さなければならない理由とは:それは新しい本で、大きな論争の的となっている結論です。 この著作は数百万人の読者を魅了する作品で、自然主義者は野良猫の駆除を支持しています」 2016年9月22日最終更新 から引用します。


Cats may be cuddly, but our popular pet is also a lethal killer — responsible for the deaths of millions of wild birds and mammals every year.
And now one leading scientist has called for a wholesale cull of millions of moggies.
And, to be honest, I'm inclined to agree with him.
In his book Cat Wars: The Devastating Consequences Of A Cuddly Killer, U.S. bird expert Dr Peter Marra gives his stark verdict on the cat problem.
They kill 55 million birds in the UK — and 2.4 billion in the U.S.
But it's not just their devastating impact on wildlife that bothers him — cats also threaten human health by passing on infections such as toxoplasmosis, which can be spread via cat faeces.
This may sound radical, but when the alternative is simply allowing these domestic killers to roam free, I believe we have to take his suggestion seriously.
He proposed a far more radical solution — one that would deal with the more than nine million stray cats currently living in Britain.
They will need to be euthanised.
That's science-speak for killed.
Accurate figures on the carnage they cause are hard to come by, but the latest estimate from the Mammal Society suggests that cats bring in as many as 275 million prey items every year in the UK, of which 55 million are birds.
culling these cuddly killers may be the only solution.

猫はかわいいかもしれませんが、この好まれるペットは、毎年数百万羽の野鳥や哺乳類市の原因となる、必殺の殺し屋でもあるのです。
そして今、一流の科学者の1人が、何百万匹もの野良猫の殺害を求めています。
そして正直に言うと、私は彼にむしろ同意しています。
自身の著作、キャットウォーズで:皆殺しの殺し屋がもたらした壊滅的な結果に対して、アメリカ合衆国の鳥の専門家であるピーター・マーラ博士は、猫の問題に対して厳しい評決を下します。
猫は、イギリスでは5500万羽、アメリカ合衆国では24億羽の鳥を殺しています。
しかし野生動物への壊滅的な影響だけではなく、猫は糞便を介して広がる可能性のある、トキソプラズマ症などの感染を引き起こすことで人間の健康を脅かしています。
過激に聞こえるかもしれませんが、これらの国内の殺し屋(猫)が自由に歩き回ることを単に許すのであれば、マーラ博士の提案を真剣に受け止めなければならないと思います。
マーラ博士は、はるかに過激な解決策を提案しました。
それは、現在イギリスに生息している900万匹以上の野良猫に対処するものです。
猫たちは安楽死させる必要があります。
安楽死とは、殺害の学術用語です。
猫たちが引き起こす野生動物の殺害の正確な数字は入手が難しいですが、哺乳類学会の最新の推定では、猫はイギリスで毎年2億7500万個体の動物を餌食とし、そのうち5500万個体は鳥です。
猫と言う、かわいい殺し屋を殺害することが唯一の解決策かもしれません。



 「飼い猫として室内飼い出来なかった、自由に屋外を徘徊する野良猫はすべて殺害すべきである」と言う意見を支持する人がイギリスにおいても数百万人に上ります。その大きな要因は、イギリスに生息する野良猫の数が極めて多く、その被害も深刻と言うことが挙げられます。引用した記事では、「イギリスには900万匹の野良猫がいる」としていますが、「イギリスには900万匹の野良猫の他に、150万匹のノネコが生息している」と言う推計もあります。
 イギリスは、野良猫の推計値を出している西ヨーロッパの中では、大変野良猫の数が多いのです。例えばドイツやスイスと比較すれば、人口比で数倍です。以下に、イギリス、ドイツ、スイス、オランダの野良猫の数の推計値の資料を挙げます。


(イギリス)
Felis catus (cat)
学術誌。「イギリスには900万の野良猫が生息している」 
The UK's first 'cat census' has been launched to help keep the nation's nine million strays 'safe and warm' 2018年4月11日
「イギリスには800万匹の飼い猫と900万匹の野良猫と150万匹のノネコがいる」

(スイス)
«Über 100'000 tote Kätzchen pro Jahr» – nun fordert Petition Kastrationspflicht
「スイスには「30万匹の野良猫が生息し、毎年10万匹の野良猫が殺害されている」 2017年8月2日

(ドイツ)
Die K-Frage: Braucht Deutschland eine Katzensteuer? 2017年1月23日
「ドイツには250万匹の野良猫が生息している」

(オランダ)
Dutch stray cats in focus オランダ ワーゲニンゲン大学
「オランダの野良猫の推計値は、135,590匹から1,207,331匹の範囲」



 イギリスは、大陸西ヨーロッパの、スイス、ドイツ、オランダに比較すれば、人口比で数倍も野良猫の数が多いのです。その要因について、私の分析は折々記事にします。
 しかし驚くべきデタラメを述べている方がいます。東京大学教授の、小野塚知二氏(経済学)です。小野塚教授は「20世紀中葉に野良猫が消滅した国」として筆頭にイギリスを挙げています。『野良猫のいる社会といない社会 その⽐較と移⾏過程:⼩野塚知⼆先⽣』 です。この論説においてはその他にも多くの誤りがあります。それらの妄論についての反論は、次回以降の記事で取り上げます。


(画像)

 「イギリスにおいても900万匹の野良猫をすべて殺害すべき」の根拠となった著作、Cat Wars のアメリカ合衆国版。

cat wars


(参考資料)

猫をとりまく諸問題を多面的に考える 環境省動物愛護管理室 長田 啓

 私は本記事で、「日本の野良猫の数」を、かつて日本ペットフード工業会(一般社団法人ペットフード協会)が2008年まで推計値を出していて、2008年の280万匹を「日本野良猫数」としました。しかし平成30年に、一般社団法人ペットフード協会が「世帯あたりの給餌をしている外猫(飼い猫ではない)の数」を公表しています。それに基づいて環境省が「日本の野良猫の数は820万匹と言う推計値を出しています。今後は私も、「日本野良猫数は820万匹」との推計値を用います。ただしこの数値は、「外猫に餌をやっている世帯数×給餌されている猫」に基づいています。つまり複数の給餌者から給餌されている猫が重複されている数値です。さらに給餌を受けていない「ノネコ」は除外されます。あくまでも参考値です。
 それにしても2008年の日本の野良猫の推計値が280万匹で、10年で3倍近くにまで増えるのは異常です。この期間は、環境省が地域猫を推進し、殺処分ゼロ運動が活発化した時期と重なります。

犬販売を行っているドイツの世界最大のペットショップの業績は絶好調~三菱UFJリサーチ&コンサルティングのデタラメ






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(Zusammenfassung)
Zoo Zajac
Das Unternehmen entwickelt sich gut.


 記事、
インターネットで犬を売るティアハイム、飼主審査を行うペットショップ(ドイツ)~三菱UFJリサーチ&コンサルティングのデタラメ
続・インターネットで犬を売るティアハイム、飼主審査を行うペットショップ(ドイツ)~三菱UFJリサーチ&コンサルティングのデタラメ
の続きです。
 「ドイツではペットショップでの犬の生体販売を否定し、非難する世論が多い」という、日本の情報があります。しかしこれは偏向です。ドイツにある世界最大のペットショップ、Zoo Zajac では2012年に犬の展示販売を始めましたが、その後も業績は順調で、さらに売り場面積を拡大しています。「犬のペットショップでの展示販売を否定し、非難する世論」が優勢ならば、なぜこのペットショップは業績が好調で、売り場面積を拡張しているのでしょうか。



 「ドイツではペットショップでの犬の生体販売を否定し、非難する世論が多い」と言う情報を例示します。動物愛護管理に係る海外調査報告書 平成29年8月 調査機関 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(以下、本報告書と記述する)です。本報告書から引用します。


ドイツでは犬については(ペットショップでの生体販売を)好ましくないと思っている人も少なくないという。
世界一の売り場面積を誇る「Zoo Zajac」。
犬猫(*1)の販売を止めるようにデモが起きたり、嘆願書を集めたりする動きもある。(18ページ)


(*1)Zoo Zajac は、2008年に子猫、2012年に子犬の販売を開始しました。デモが起きたのは、当社が子犬の販売を行うことを表明した2012年前後に数回ありました。子犬の販売に対する反対デモで、猫ではありません。


 引用した、動物愛護管理に係る海外調査報告書 平成29年8月 調査機関 三菱UFJリサーチ&コンサルティング の記述では、「ドイツでは、ペットショップで子犬を販売することに反対する世論が多数である」との意味になります(=少なくない)。この記述では、Zoo Zajac に対する不買運動が起きたり、子犬子猫の販売停止や、すぐにでも倒産にでも追い込まれるのではないかと言う勢いです。
 デモが起きたのは、Zoo Zajac が犬販売を始めることを表明した2011年から犬の販売を開始した2012年にかけて、100~150名ほどの人数で数回行われました。現在は収束しています。2012年当時は、Zoo Zajac の売り場面積は8,000㎡で、来店客は1万人をこえていました。「1万人の来店客対150名のデモ」です。Zoo Zajac は2012年以降も業績は好調で、現在は売り場面積をさらに拡張して、12,000㎡になりました。犬の販売フロアーも拡張しています。
 「ドイツではペットショップでの犬の販売を好ましくないと思っている」世論が多数であれば、Zoo Zajac の業績拡大や犬の販売フロアー拡張は矛盾します。またデモを主導したのは、Animal Peace と言う過激派アニマルライツ団体です。過去にも過激な活動で問題を起こしています。2018年は、咬傷犬を行政命令により殺処分した獣医師の殺害予告で、刑事訴追を受けています。ですからこのデモが、ドイツの一般的な世論とするのは無理があります。

 このデモなどの、子犬のペットショップでの販売反対運動について、Zoo Zajac の経営者である、ノルベルト・サヤック氏は、マスメディアに対して持論を述べています。
 Hundehandel Tierschützer sollen Welpen-Käufer bei Zoo Zajac beschimpft haben 「犬の販売 アニマルライツ活動家は、Zoo Zajacで子犬の購入客を侮辱したと言われています。2012年1月23日


Die „Initiative gegen Welpen-Discount“ will am heutigen Montag mit der bislang größten Demo verhindern, dass Menschen Hunde bei Zoo Zajac kaufen.
Tierhändler Zajac berichtet, Aktivisten hätten Kunden „aufs Übelste beschimpft“.
Veranstalter Massimo Zerbo reist zu seiner sechsten Demo in Duisburg wieder aus Stuttgart an und rechnet ab 15.30 Uhr mit „100 bis 150 Unterstützern“.
Norbert Zajac ficht das freilich nicht an.
Schon gar nicht nach diesem Wochenende: „Wir hatten am Samstag mehr als 10.000 Besucher im Geschäft, so voll war der laden noch nie.
Nach „neuen, schlechten Erfahrungen“ vom Wochenende aber geht er verbal in die Offensive:
Zajac unterstellt Gegnern „wirtschaftliche Interessen“
Die „Aggressivität dieser Leute“ erklärt der Tierhändler mit „deren wirtschaftlichen Interessen“:
Die Organisationen der Demonstranten verdienen nach Zajacs Darstellung“ „Geld, indem sie Straßenhunde aus dem Mittelmeerraum importieren und in Deutschland verkaufen.
dass sie Angst haben, ihre Hunde demnächst nicht mehr verkaufen zu können, wenn bald mehr Zoofachgeschäfte Hunde verkaufen.

「子犬の安売りに反対するイニシアチブ」(註 デモのグループ名)は、本日月曜に、最大のデモで人々がZoo Zajac で犬を買うことを妨害したいとしています。
ペット販売業者のザヤック氏は、アニマルライツ活動家が可能な限り、最悪の方法で Zoo Zajac で犬を買う顧客を「侮辱した」と言っています。
主催者のマッシモ・ゼルボ氏は、デュイスブルク(註 Zoo Zajac の所在地)での6回目のデモのためにシュトゥットガルトに戻り、15時30分から「100人から150人の支持者」が必要だとしています。
ノルベルト・ザヤック氏は、それを問題にもしていません。
特に今週末以降では: 「土曜日には1万人以上のお客様が来店しましたが、店がこれほどまでに忙しかったことは今までありませんでした」。
週末から始まった、「新たな、いやな経験」の後は、ノルベルト・ザヤック氏の言葉は攻撃的でした。
ザヤック氏は、アニマルライツ活動家らの「経済的利益」を非難します。
「アニマルライツ活動家らの攻撃性」は、「彼らの経済的利益が目的だ」と、ペット販売業者のザヤック氏は説明します。
ザヤック氏の金銭面での分析による説明によると、デモ隊の組織は、地中海に面した国から路上に捨てられた野良犬をドイツに輸入して販売することにより、お金を稼いでいます。(*1)
彼らが恐れていることは、より多くのペットショップがこれから犬を売るようになると、すぐにでも彼らは犬を売ることができなくなるからです。


(*1)いわゆる「アニマルレスキュー詐欺」。南ヨーロッパや東欧の動物保護に遅れた国から「犬を救出した」という名目で、雑種の無価値な、さらに病気や障害のある犬を高く売りつけるというもの。これらの国から正規の通関手続きを経ずにドイツに持ち込んだり、ドイツ国内の犬を偽装したり、これらの国で雑種犬を意図的に繁殖させたりしています。ティアハイムやティアハイムの上部組織である動物保護協会も行っており、刑事訴追を受けたティアハイムもあります。


 先に述べた通り、Zoo Zajac でのデモは、当社が犬の販売を行うことを表明し、実際開始した2012年前後に数回おきました。以降はありません。2008年に子猫の販売を開始しましたが、その時はデモは起きていません。したがって、動物愛護管理に係る海外調査報告書 平成29年8月 調査機関 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(以下、「本報告書」と記述する)の、「犬猫の販売を止めるようにデモが起き」は誤りです。
 来店客数が1万人を超えている状況で、100名から150名ほどのデモが起きたとしても、影響力は限定的でしょう。また前回記事でも書きましたが、デモを主導したのはAnimal Peaceと言う過激派アニマルライツ団体です。この団体は、2018年に行政命令により犬の殺処分を行った獣医師の殺害予告を行い、刑事訴追を受けました。そのような反社会的な団体の主張を「ドイツの一般世論」とする本報告書の記述は偏向と言わざるを得ません。また「犬をペットショップで売ることに批判的な世論が多数」であれば、Zoo Zajac が2012年に犬の販売を始めたのちは、規模を縮小するか、廃止しているはずです。公開されている動画などを見る限り、2012年当時より現在は、犬の販売面積は著しく拡大しています。

 動物愛護団体が、ペットショップで犬を販売することに反対なのは、「商売敵」であることが最大の理由です。Zoo Zajacは、ドイツの動物愛護団体から、「4~5週齢の子犬を売っている」、「病気の子犬を売っており、購入後はすぐに死ぬ」と言う、誹謗中傷を拡散されました。それらはすべて事実無根です。子犬はすべて9週齢以上で親元から離されたもので、店舗には獣医師が常駐しており、感染症対策を万全にしています。
 ティアハイムを傘下に持つ動物保護協会やティアハイムは、動物愛護に遅れた外国から犬などを「保護した」と言う名目で違法に輸入し、高値で販売しています。マスメディアで報道された事件だけでもいくつもあります。ティアハイムの役員が外国から犬を保護し、ティアハイムに報告せずに販売した例や、獣医師の資格がないティアハイムの職員がワクチン未接種で密輸した犬にワクチン接種を行ったなど、多数の事件があります。
 ドイツの消費者団体と弁護士会は、ティアハイムやティアハイムの上部団体である動物保護協会による、「アニマルレスキュー詐欺」に警告をしています。はなはだしきは、代金だけ受け取って犬を引き渡さなかった(「犬が輸送中に死んだ」などという言い訳をする)詐欺すらあります。今年は、ドイツで2番目の規模のハンブルク・ティアハイムが、犬を東欧から違法輸入(狂犬病ワクチン未接種など)し、刑事訴追を受けています。その他にもハンブルク・ティアハイムは、寄付金の横領や労働法違反でも警察検察の捜査を受けています。この件については後ほど詳しく記事にします。

 動物愛護管理に係る海外調査報告書 平成29年8月 調査機関 三菱UFJリサーチ&コンサルティングでは、「ティアハイムでは安易な譲渡を防いでいる(「(すべてのティアハイムでは)購入客は飼育講義を受けることが必須」などの嘘情報すらもちいて)=善」、「ペットショップでの犬猫販売はデモが起きるなどドイツの世論では批判を受けている=悪」と無理やり結論付けています。中立、客観性、正確さを求められる公的機関から受注した報告書としては、報報告書は完全に欠陥文書です。
 なお、Zoo Zajac の創業者のノルベルト・ザヤック氏は、優秀な経営者として多くの賞を受賞しています。また功績により、ノルトラインーヴェストファーレン州の上院議員に任命されています(註 ドイツの連邦、州の上院議員は選挙ではなく政府から任命される)。日本では、「ティアハイム=善(真実は極めて違法行為が多い)」、「ペットショップはドイツでは非難の的=悪(真実は、業績は順調で消費者の支持が厚い)」と言う図式を無理やり当てはめていますが、実際は異なるようです。本報告書は、日本でも偏向したデマ情報をもとに、作成者の妄想や思い込みを基に作文されたもので、なんら報告書としての価値はなく、有害なだけです。


(動画)

 Tierrechte-Tierschutz ZDF Heute - Zoo Zajac verkauft Welpen!「動物の権利擁護、動物愛護(誤?)団体ZDF Heute - ZooZajacは仔犬を販売している!」 2012年2月17日公開

 Zoo Zajac の一日当たり来店客が1万人を超えるのに対し、「犬販売反対デモ」の人員は最大でも150名あまりでまばら。動物愛護管理に係る海外調査報告書 平成29年8月 調査機関 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの記述ですと、Zoo Zajac は犬の販売でドイツ国民の大多数から非難を受け、すぐにでも犬販売の廃止に追い込まれそうな勢いですが(笑い)。しかしこれは、ドイツでも業務妨害罪が成立するのではないでしょうか?
 メディアは、Hundewelpen sollen in Zukunft das Geschäft zum Blühen bringen. 「子犬販売が活況で、(Zoo Zajacの)将来のビジネスは有望です」と伝えています。




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さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
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