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続続続々・「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~犬などを違法に殺害し、虐待を行っていたティアハイムや動物保護団体はペットショップでの犬販売を非難する資格があるのか



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Bitte senden Sie mir Ihre Kommentare.   dreieckeier@yahoo.de
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(Zusammenfassung)
Zoo ZajacDie Duisburger Zoohandlung Zajac ist laut Guinness-Buch die größte Zoohandlung der Welt.
Inhaber Norbert Zajac wurde in der Vergangenheit mehrfach heftig für seine Haltungsmethoden kritisiert.
Viele Fälle von Tierquälerei in Tiaheim.
Ich denke, Tierschützer können Zoohandlungen nicht kritisieren.


・右フリーエリアに、ドイツ大使館とスイス大使館のリンクを追加しました。同国の法律や制度に関する問い合わせに応えてくれるはずです(ツイッターなどの情報は余りにも嘘が多いです)。同国の法律・制度に疑問がある方は、こちらにお問い合わせするのが最も正確な情報を得られると思います。私も利用しています。ただし回答は遅いです。


 記事、
「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~「ドイツではペットショップでは犬猫は買えない」と言う狂気のツイッター
続・「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~「ドイツではペットショップでは犬猫は買えない」と言う狂気のツイッター
続々・「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~「ドイツではペットショップでは犬猫は買えない」と言う狂気のツイッター
続続々・「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~犬などを違法に殺害し、虐待を行っていたティアハイムはペットショップでの犬販売を非難する資格があるのか、 
の続きです。
 これらの記事では、ドイツ、デュイスブルクにある世界最大の生体販売ペットショップ(犬猫ももちろん売っています)のオーナー経営者、ノルベルト・ザヤック氏がペットショップで犬を展示販売することを、動物保護活動家が非難する記事をマスメディアに投稿した件を取り上げました。しかし動物保護団体(多くは動物保護施設、「ティアハイム」の資金管理団体であり上部組織です)は、ドイツのペットショップでの犬販売を非難する資格があるのでしょうか。ティアハイムの違法な犬猫などの殺害や虐待事件が過去に何度も起きています。今回は、その具体例をいくつか挙げます。



 前回記事、続続々・「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~犬などを違法に殺害し、虐待を行っていたティアハイムはペットショップでの犬販売を非難する資格があるのか、でも触れましたが、ドイツのティアハムは、「収容し他動物を虐待していた(暴力や劣悪飼育など」、「収容した動物を違法な方法で殺害していた」、「必要がないのに大量に収容動物を殺処分していた」、などが明るみにされ、報道されています。刑事訴追されたティアハイムとその経営者もいます。今回は、その具体例をいくつか挙げます。


Tierquälerei im Tierheim Süderstraße 「ティアハイム・シュデダーシュトラーセでの動物虐待」。2005年。
 こちらではティアハイムにおける動物虐待と、違法な犬の殺害を取り上げています。例えば、ティアハイムの2人の男性職員が、それぞれ犬の首にかけたロープを反対方向に引っ張り、犬を絞殺していました。この事件は起訴されています(判決は不明)。このティアハイムでは、その他の虐待例も収録されています。この記事は、後ほど詳しく取り上げます。

Der Trick des Tierheimchefs, dem beispielsweise auch die Hündin "Sugar" ausgesetzt wurde, um die ein monatelanger Rechtsstreit geführt wurde, besteht ganz einfach darin, den Hund von zwei PflegerInnen mit zwei Leinen in entgegengesetzte Richtung ziehen zu lassen.
Dadurch wird der Hund immer stärker am Hals gewürgt.

例えば、1ヶ月間の裁判で明らかにされた、雌犬「シュガー」でのティアハイムの所長の方法ですが、単に犬を2人の男性飼育員が2本のロープで反対方向に引っ張る(首を絞めて殺す)ことでした。
その結果、犬はきつく首を絞められて殺されます。



Einschläferungen ohne triftigen Grund TV-Bericht erhebt Vorwürfe gegen Krefelder Tierheim 「正当な理由がない殺処分 TV報道はクレーフェルト・ティアハイムに対して疑惑を提起します」。2015年11月24日。ティアハイムが、感電殺などという不適切な方法で、犬猫を大量殺処分していたケース。

Krefeld.
Der Privatsender Vox hat über Vorwürfe berichtet,
Im Krefelder Tierheim sollen 30 bis 40 Tiere "ohne vernünftigen Grund" getötet worden sein .
30 bis 40 Tiere - vor allem Katzen - ohne triftigen Grund eingeschläfert zu haben.
Zudem sollen Hunde mit Stromschlägen traktiert worden sein.
Die Vorwürfe im einzelnen: Das Tierheim soll Katzen mit Pilzerkrankung eingeschläfert haben.

クレーフェルト・ティアハイム。
民放のTV局VOXは、(ティアハイムに対する)疑惑を報道しています。
「合理的な理由」がなく、30〜40頭の動物がクレーフェルト・ティアハイムで殺されています。
特に猫ですが、30〜40匹が正当な理由なく、殺処分されたに違いありません。
他に犬が、伝えられるところによれば、感電死させられていました。
ティアハイムの詳細な反論:ティアハイムは、真菌性の感染症があったために、猫を安楽死させておく必要があったのです。



Schwere Vorwürfe an Tierheim „Nager verfüttert statt vermittelt“ 「ティアハイムの重大な疑惑 新しい飼い主を探す代わりに、げっ歯類(ハムスターやモルモットなど)たちは餌にされた」。2013年6月8日。
 ティアハイムに収容されたペットのげっ歯類(ハムスターやモルモット)が、ティアハイムに収容されている蛇の餌にされていた、ウサギをキッチンの床に叩きつけて殺害していた、犬を殴ったり蹴ったりしていたという、ティアハイム。

Münster - Das Kreistierheim Münster steht in der Kritik.
Dem Vorstand nicht bekannt sei auch eine durch die Ex-Mitarbeiterin bezeugte Tötung eines jungen, am Auge erkrankten Kaninchens durch Aufschlagen auf den Katzen küchenboden.
Die aktuelle Tierheim-Leitung pflegt generell einen sehr rüden Umgangston mit den Hunden.
Läuft etwas nicht so wie gewünscht, werden die Tiere bestenfalls angebrüllt, fast immer aber zusätzlich gezerrt, geschubst und auch getreten.
Andere Nager seien – statt vermittelt zu werden
–an Schlangen verfüttert worden.

ミュンスター・クライスティアハイムが批判されています。
取締役会はまた、元従業員がまだ若い、目が病気にかかったウサギを、キッチンフロアに叩きつけて殺害したと証言したことを知りません。
現在のティアハイムの管理においては、全般的に犬には乱暴な扱いを維持しています。
犬が言う事を聞かない場合は、犬はせいぜい大声で鳴き喚きますが、ほとんど日常的にさらに叩かれて蹴られてきました。
他にげっ歯類(ハムスターやモルモットなど)は - 新しい飼い主に譲渡されることはなく - (ティアハイムで収容されている)ヘビの餌にされました。



Tierheim tötet Hunde 「ティアハイムは犬を殺す」。ティアハイムが犬を銃殺しておきながら、行政からの補助金、4週間分の飼育費を受け取っていたケース。

"Max&Moritz" in Klein-Wohlde läßt seit geraumer Zeit seine "Listen"hunde töten!!!!!!
Heute abend erhielt ich einen Anruf ,Leiterin des Tierheims Roggendorf.
Sie war mit einem ihrer Mitarbeiter unter dem Vorwand auf der Suche nach einem geeigneten Hund für sich in Klein-Wohlde.
Dort wurden ihr von 2 Angestellten einige Hunde gezeigt, unter anderem eine Bordeauxdoggenhündin, sowie ihr vermutlich 2 Jahre alter Sohn(möglicherweise war der Vater ein Tosa Inu).
Frau wurde von den Angestellten erzählt, daß diese Tiere in den nächsten Tagen eingeschläfert würden, da sich für sie kein neuer Besitzer finden würde!!!
Denn man könne ja schließlich nicht alle Hunde retten und außerdem geschähe dies auf Grund der hohen Kosten.
Angeblich zahlt das Amt für Fundtiere 4 Wochen Unterhalt an die private Pension .
Da dort nicht vermittelbare Hunde einfach erschossen und auf dem angrenzenden Acker verscharrt wurden!
Desweiteren werden wir Strafanzeige wegen groben Verstoßes gegen das Tierschutzgesetz stellen.
Wer weiß in wie vielen.
Tierheimen noch so etwas geschieht!!!

クラインーヴォルデにあるティアハイム「マックス&モリッツ」は、ティアハイムの「リスト」犬(ドイツの法律で飼育が禁じられている闘犬カテゴリーの犬種。これらの犬は原則飼育が禁止で、極めて厳しい飼育条件などを満たさない限り、行政により押収されて殺処分されることが法律で定められています)を何度か殺したに違いありません!
今夜私は、ティアハイム・ロゲンドルフの所長から電話を受け取りました。
クラインーヴォルデで、自分に合う犬を見つける口実で(ティアハイム「マックス&モリッツ」で)働いている一人の女性がいました。
そこ(マックス&モリッツ)では、スタッフがいくつかの犬を示しました。
特に、ボルドー・ドッグ(ボルドー・マスティフ)のメス犬と、おそらく父親が土佐犬と思われる2歳のオス犬ですが。
女性はスタッフから言われました。
これらの犬は、飼い主が全く見つからない見込みですので、犬たちは数日中に殺されるだろうと!
ええ、最終的には、すべての犬を救うことができなかったのです、犬を救うコストが高くこれが原因で失敗しました。
報告によれば、犬の飼育費用の4週間分が基金(行政からの飼育費助成金)の事務所から支払われるにもかかわらず。
収容が継続されなくなった犬は、単に射殺されて、隣接する空き地に埋められました!
私たちは(このティアハイムの行為が)、ドイツ連邦動物保護法にすべてが違反するとして、刑事告発を行います。
誰もが、このようなことが多く起きていることを知っています。
ティアハイムでは、またこのようなことが起こります!



 これらは、ドイツのティアハイムの動物に対する、虐待、違法な殺害方法、正当な理由がない大量殺処分の一角です。その他にも多くの実例が有ります。これまで述べた通り、動物保護団体(もしくは動物保護協会。Tierschutzvereine )は、多くはティアハイム(Tierheimen )を傘下に持つ、上部組織です。傘下にティアハイムをもつ、動物保護団体は、ティアハイムと事実上一体です。
 全てのティアハイムが、違法な殺害方法で収容動物を殺処分したり、正当な理由がないにもかかわらず大量殺処分したり、虐待的な動物の取扱いをしていたとは言いません。しかしかなりの頻度でこのような事件がティアハイムで起きています。今まで何度かふれましたが、ティアハイムはインターネットなどの非対面の犬などの販売を行っています。これは、現時点でのティアハイムの動物の取扱いを購入客が確認できないということです。

 動物保護団体は、ズー・ザヤックなどのペットショップが、犬を販売することに反対する理由として以下を挙げています。
1、ペットショップでの展示販売は衝動買いを誘発する。
2、ペットショップでは、購入客が犬の繁殖の状況を見ることができないので、劣悪環境による繁殖が起きる。
3、余剰な犬がティアハイムに在庫されているのに、わざわざ子犬を繁殖させてペットショップで売る必要があるのか。

 しかし、「2、ペットショップでは、購入客が犬の繁殖の状況を見ることができないので、劣悪環境による繁殖が起きる」ですが、ティアハムの動物の飼育状況からすれば、ペットショップを批判する資格があるのか疑問です。また、粗末な暖房設備のない屋外犬舎猫舎などで犬猫などを飼育しているティアハイムが多いです。このような質素なティアハムの方がむしろ金儲け主義ではない良心的た施設であることが多いのですが。
 次回記事では、「3、余剰な犬がティアハイムに在庫されているのに、わざわざ子犬を繁殖させてペットショップで売る必要があるのか」について、私の反論を試みようと思います(続く)。


(動画)

 Tierheim Soest: Wer will diese Hunde haben? 2013/06/21 に公開。「ティアハイム・ゾースト だれかこの犬を欲しい人はいませんか?」。
 ドイツのティアハイムの、プロモーションビデオ。屋外での犬小屋飼育の様子が写っています。ドイツでは一般家庭でもティアハイムでも、屋外での犬小屋飼育が行われています。




(動画)

 Besuch: Hunde, Katzen Duisburg Zoo Zajac 05 2015 HD 「訪問しました:犬と猫。ドイツ、デュイスブルクのペットショップ、ズー・ザヤック 2015年5月」。2015/05/29 に公開。
 ドイツ、デュイスブルクにある、世界最大のペットショップ、ズー・ザヤックにおける、展示ショールーム内の犬と猫の様子。完全空調で床暖房付きのショールームは、上記のティアハイムの屋外犬舎飼育よりはるかに犬の飼育環境が良さそうです。




(画像)

 ツイッター。相変わらずブッ飛んだドイツに関する偽情報が拡散されて、衆愚愛誤がそれを盲目的に信じて拡散させるというのが、日本の動物愛護の異常さです。要するに日本は、「動物愛護後進国」。本当にこういう無知蒙昧な嘘情報のツイッターは有害です。
 「Tierheim(ドイツ国内に1,259件あります)」~ティアハイムは現在、ドイツには550施設あります(Tierheim)。Der größte Dachverband in Deutschland ist der Deutsche Tierschutzbund, der etwa 740 Tierschutzvereine mit rund 550 vereinseigenen Tierheimen vertritt. 「ドイツ最大の統括組織はドイツ動物保護協会であり、これは約550の協同組合所有のティアハイムと、約740の動物保護団体が傘下にある」。折々ティアハイムの組織形態について詳述しますが、資金管理団体(動物保護団体)と、施設運営団体(ティアハイム)は別法人になっています。Tierheim(ティアハイム)の上部組織が、Tierschutzvereine 「動物保護団体」です。動物保護団体がすべて、Tierheimを持っているわけではありません。maimaiさん、ドイツ語読めていますか(笑い)。日本でよく見る「ドイツにはティアハイムが1,000以上ある」という情報は、その情報提供者が無知蒙昧か、ドイツ語がわからない人です。また、ティアハイムは、非対面のインターネット販売を普通に行っています。ティアハイム専用の犬販売サイトがいくつもドイツに有り、大手では常に2万件以上の出品があります(*3)。
 maimaiさんの発言ですが、その他にも「(ドイツでは)犬は家の中で飼います。だからこちらで犬小屋を見た事がありません」。ドイツでは、普通に屋外用犬小屋が売られています。ペットショップにも山積みにされて販売されています。Hundehütte Verkauf 「犬小屋 販売」をドイツ語検索した結果。Hundehütte Verkauf。ドイツは日本と異なり大型犬比率が高く、また狩猟が盛んで猟犬が多いので、犬の屋外飼育率は日本より高いかもしれません。
 maimaiさんの「ペットショップはあります。しかし売っているのはうさぎ、ハムスター、ネズミ、インコ、金魚等です」という発言は、ドイツのペットショップ事情を日本で著しく誤解させる発言で極めて有害です。ドイツは、先進国の中では、おそらく最もエキゾチックアニマルなどのペットショップでの販売が盛んで、取り扱い動物種や店の数、国内の売上高が多い国の部類です。店舗も極めて巨大化しており、本記事で取り上げたZoo Zajac以外にも、従業員を700人近くを抱える、巨大店舗を多店舗展開している最大手の、Kölle Zoo や、Zoo Marktなど多数あります。

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(Zusammenfassung)
Zoo ZajacDie Duisburger Zoohandlung Zajac ist laut Guinness-Buch die größte Zoohandlung der Welt.
Inhaber Norbert Zajac wurde in der Vergangenheit mehrfach heftig für seine Haltungsmethoden kritisiert.
Norbert Zajac stützt sich auf die Genehmigung von Veterinär- und Ordnungsamt gemäß § 11 TierSchG und sieht seine Hundeanlage aufgrund übererfüllter Haltungsrichtlinien als die modernste in Europa.


・右フリーエリアに、ドイツ大使館とスイス大使館のリンクを追加しました。同国の法律や制度に関する問い合わせに応えてくれるはずです(ツイッターなどの情報は余りにも嘘が多いです)。同国の法律・制度に疑問がある方は、こちらにお問い合わせするのが最も正確な情報を得られると思います。私も利用しています。ただし回答は遅いです。


 記事、
「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~「ドイツではペットショップでは犬猫は買えない」と言う狂気のツイッター
続・「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~「ドイツではペットショップでは犬猫は買えない」と言う狂気のツイッター
続々・「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~「ドイツではペットショップでは犬猫は買えない」と言う狂気のツイッター
の続きです。
 前回記事では、ドイツ、デュイスブルクにある世界最大の生体販売ペットショップ(犬猫ももちろん売っています)のオーナー経営者、ノルベルト・ザヤック氏がペットショップで犬を展示販売することを、動物保護活動家が非難する記事をマスメディアに投稿した件を取り上げました。しかし動物保護団体(多くは動物保護施設、「ティアハイム」の資金管理団体であり上部組織です)は、ドイツのペットショップでの犬販売を非難する資格があるのでしょうか。ティアハイムの違法な犬猫などの殺害や虐待事件が過去に何度も起きています。



 ドイツの動物保護団体・活動家らが、ペットショップでの犬販売に反対する理由は、まとめると次の理由であると、連載記事で私は書きました。
1、ペットショップでの展示販売は衝動買いを誘発する。
2、ペットショップでは、購入客が犬の繁殖の状況を見ることができないので、劣悪環境による繁殖が起きる。
3、余剰な犬がティアハイムに在庫されているのに、わざわざ子犬を繁殖させてペットショップで売る必要があるのか。

 「1、」については、前回記事、続々・「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~「ドイツではペットショップでは犬猫は買えない」と言う狂気のツイッター
、で私はズー・ザヤック(Zoo ZAjac。ドイツにある、世界最大のペットショップ)のオーナー社長である、ノルベルト・ザヤック(Norbert Zajac)氏の主張などを取り上げました。つまり「ペットショップにおいても、顧客が犬を飼うにふさわしいのか審査している。対してティアハイムは、非対面で犬などをインターネット販売している。一概にペットショップが衝動買いを誘発するとは言えない」です。今回記事では、「2、ペットショップでは、購入客が犬の繁殖の状況を見ることができないので、劣悪環境による繁殖が起きる」についての反論を、私は試みたいと思います。

 まずドイツの犬販売ですが、ドイツでは日本と異なり、インターネットなどの非対面での通信販売を禁じていません。大変広く行われています。ドイツ国内のブリーダーはもちろんのこと、近年ではポーランドなどの東欧諸国が極めて安く、純血種の子犬をドイツ向けにインターネット販売しています。また、ティアハイムでも、犬などをインターネットなどでの非対面販売していることを前回記事で書きました。
 インターネットの非対面販売では、ペットショップでの販売と同様に、「購入客が犬の繁殖の状況を見ることができないので、劣悪環境による繁殖が起きる」可能性があります。さらに言えば、子犬の販売時の飼育環境は、インターネットなどの非対面通信販売では確認できません。ですから、ドイツ国内、東欧などのドイツ以外の国ともに、ブリーダーによる犬のインターネット販売は、むしろ「生まれてから購入客に引き渡す」全過程で劣悪飼育が起きる可能性があるのです。以下は、ドイツの悪質な、ジャーマン・シェパードのブリーダーと、近年急増している、東欧(ポーランド)のドイツ向け子犬生産(多くがインターネット販売、もしくは露天販売)の、TVドキュメンタリー番組です。


(動画)

 Reportage: Hundequäler 「ルポタージュ:犬の虐待」。2014/07/09 に公開。
 ドイツの人気動物番組、Tier TVのドキュメンタリー番組です。こちらでは、劣悪な飼育で繁殖を行っている、ドイツ国内のジャーマン・シェパードのブリーダーを取り上げています。新聞広告などで犬を非対面で通信販売していることが伝えれられています。例えば、「真夏に犬を木箱で配送し、犬が死にかけた」などです。その他では、犬の虐待で、「死んだ子犬をとなりの空き地に投げ捨てる」などとあります。




(動画)

 Die Reportage - Welpen zum Schnäppchenpreis 「ルポタージュ-バーゲン価格の子犬」。2014/04/14 に公開。
 こちらもドイツのTVドキュメンタリーです。2008年以降、ヨーロッパではシェンゲン協定(国境間移動で検問所を廃止し、原則ヒト・モノ・カネの国境間移動を自由にするヨーロッパの協定)に東欧の多くの国が加入しました。その後は、物価が安い東欧のポーランドなどが、ドイツ人向けに安い純血種の子犬を生産し、インターネットや露天販売を行うことが激増しています。2013年のドイツケネル協会(Verband für das Deutsche Hundewesen (VDH) e.V.)の調査では、ドイツの犬の新規登録のうち、およそ20%が外国からの輸入で、ほとんどがこのルートによるものと推測されます(Daten zur Hundehaltung)。今では、さらにその比率が増えていると思います。




 一方、世界最大のドイツのペットショップ、ズー・ザヤック(Zoo Zajac)ですが、犬の展示販売においては「ヨーロッパの最高水準」と自ら宣言しています。35㎡の床暖房付きの展示ルームと、常駐する獣医師による万全の健康管理体制をアピールしています。ドイツ版、ウィキペディア、Zoo Zajacには、次のような記述があります。

Norbert Zajac stützt sich auf die Genehmigung von Veterinär- und Ordnungsamt gemäß § 11 TierSchG und sieht seine Hundeanlage aufgrund übererfüllter Haltungsrichtlinien als die modernste in Europa.
Die 35 m² großen Boxen sind u. a. mit Fußbodenheizung und Sonnenschutzverglasung ausgestattet.

ノルベルト・ザジャク(Norbert Zajac)氏は、彼の犬の販売施設は、ドイツ連邦動物保護法11条に基づき、獣医局および規制当局の承認を得てなお、法定基準をはるかに超えた、ヨーロッパで最も近代的なものと見なしています。
35㎡のショールームは、床下暖房と、直射日光を遮る装備を備えています。


 では、ペットショップ、ズー・ザヤックを非難し、攻撃している動物保護団体・活動家らは、どれほど素晴らしいことをしているのでしょうか。動物保護団体(もしくは動物保護協会。Tierschutzvereine )は、多くはティアハイム(Tierheimen )を傘下に持つ、上部組織です。傘下にティアハイムをもつ、動物保護団体は、ティアハイムと事実上一体です。ティアハイムは、空調なしの犬舎で、犬を屋外飼育している施設が多くあります(例えばこちらのティアハイムなど。Tierheim-RubrikTierheim Fulda-Hünfeld e. V.)。これらのティアハムに比べれば、空調が万全な、ズー・ザヤックのショールームの方が、はるかに飼育環境は良いでしょう。
 私は、ティアハイムの犯罪について連載記事を書いています。

「ティアハイムは寄付金ヤクザだ」というドイツの評論書~あまりにも多いティアハイムの犯罪
ティアハイム経営幹部の横領詐欺事件~あまりにも多いティアハイムの犯罪
続・ティアハイム経営幹部の横領詐欺事件~あまりにも多いティアハイムの犯罪
続々・ティアハイム経営幹部の横領詐欺事件~あまりにも多いティアハイムの犯罪
「アニマル・レスキュー」という汚いビジネス~あまりにも多いティアハイムの犯罪
続・「アニマル・レスキュー」という汚いビジネス~あまりにも多いティアハイムの犯罪
続々・「アニマル・レスキュー」という汚いビジネス~あまりにも多いティアハイムの犯罪

 今まで私が取り上げたティアハイムの犯罪行為は、ティアハイム幹部の横領、顧客に対する詐欺(アニマル・レスキュー詐欺)などの経済犯罪ですが、ティアハイムの醜聞は、数多くあります。ワクチン接種偽装、収容した動物に対する虐待、違法な方法での殺処分、理由がない大量殺処分など、刑事訴追されたケースもあります。以下に、具体例をいくつか挙げます。これらの事件の詳細は、また改めて「ティアハイムの犯罪」連載で取り上げます。


Tierquälerei im Tierheim Süderstraße 「ティアハイム・シュデダーシュトラーセでの動物虐待」。2005年。

 こちらではティアハイムにおける動物虐待と、違法な犬の殺害を取り上げています。例えば、ティアハイムの2人の職員が、それぞれ犬の首にかけたロープを反対方向に引っ張り、絞殺していました。この事件は起訴されています(判決は不明)。その他の虐待例も収録されています。この記事は、後ほど詳しく取り上げます。


Schwere Vorwürfe an Tierheim „Nager verfüttert statt vermittelt“ 「ティアハイムの重大な疑惑 新しい飼い主を探す代わりに、げっ歯類たちは餌にされた」。2013年6月8日。

 ティアハイムに収容されたペットのげっ歯類(ハムスターやモルモット)が、ティアハイムに収容されている蛇の餌にされていた、ウサギをキッチンの床に叩きつけて殺害していた、犬を殴ったり蹴ったりしていたという、ティアハイム。


Einschläferungen ohne triftigen Grund TV-Bericht erhebt Vorwürfe gegen Krefelder Tierheim 「正当な理由がない殺処分 TV報道はクレーフェルト・ティアハイムに対して疑惑を提起します」。2015年11月24日。

 ティアハイムが、感電殺などの不適切な方法で、犬猫を大量殺処分していたケース。


Tierheim tötet Hunde 「ティアハイムは犬を殺す」。

 ティアハイムが犬を収容直後に銃殺しておきながら、4週間分の公費の飼育助成金を受け取っていたケース。


 次回記事では、上記のとおり概要を示したティアハイムの、「収容動物の違法な殺害」、「正当な理由がない大量殺処分」、「収容動物への暴力などの虐待行為」などのニュースソースの内容を取り上げます。ティアハイムの多くは、犬などのインターネットなどの非対面通信販売を行っています。さらに、ティアハイムの飼育環境は、必ずしも良いところばかりとは言えません(日本で頻繁に紹介されている、ティアハイム・ベルリンですが、このような施設は例外です。ティアハイム・ベルリンは、最も商業的に成功しているティアハイムで、ペットの再販売価格も、ペット引取り料金などものサービス価格もかなり高額です)。
 いずれにしても、動物保護団体(多くが傘下にティアハイムを運営しています)と活動家らが、ドイツにある世界最大のペットショップ、ズー・ザヤックを非難する資格はないと私は思います。


(画像)

 ツイッター。相変わらずブッ飛んだドイツに関する偽情報が拡散されて、衆愚愛誤がそれを盲目的に信じて拡散させるというのが、日本の動物愛護の異常さです。要するに日本は、「動物愛護後進国」。本当にこういう無知蒙昧な嘘情報のツイッターは有害です。
 「Tierheim(ドイツ国内に1,259件あります)」~ティアハイムは現在、ドイツには550施設あります(Tierheim)。Der größte Dachverband in Deutschland ist der Deutsche Tierschutzbund, der etwa 740 Tierschutzvereine mit rund 550 vereinseigenen Tierheimen vertritt. 「ドイツ最大の統括組織はドイツ動物保護協会であり、これは約550の協同組合所有のティアハイムと、約740の動物保護団体が傘下にある」。折々ティアハイムの組織形態について詳述しますが、資金管理団体(動物保護団体)と、施設運営団体(ティアハイム)は別法人になっています。Tierheim(ティアハイム)の上部組織が、Tierschutzvereine 「動物保護団体」です。動物保護団体がすべて、Tierheimを持っているわけではありません。maimaiさん、ドイツ語読めていますか(笑い)。日本でよく見る「ドイツにはティアハイムが1,000以上ある」という情報は、その情報提供者が無知蒙昧か、ドイツ語がわからない人です。また、ティアハイムは、非対面のインターネット販売を普通に行っています。ティアハイム専用の犬販売サイトがいくつもドイツに有り、大手では常に2万件以上の出品があります(*3)。
 maimaiさんの発言ですが、その他にも「(ドイツでは)犬は家の中で飼います。だからこちらで犬小屋を見た事がありません」。ドイツでは、普通に屋外用犬小屋が売られています。ペットショップにも山積みにされて販売されています。Hundehütte Verkauf 「犬小屋 販売」をドイツ語検索した結果。Hundehütte Verkauf。ドイツは日本と異なり大型犬比率が高く、また狩猟が盛んで猟犬が多いので、犬の屋外飼育率は日本より高いかもしれません。
 maimaiさんの「ペットショップはあります。しかし売っているのはうさぎ、ハムスター、ネズミ、インコ、金魚等です」という発言は、ドイツのペットショップ事情を日本で著しく誤解させる発言で極めて有害です。ドイツは、先進国の中では、おそらく最もエキゾチックアニマルなどのペットショップでの販売が盛んで、取り扱い動物種や店の数、国内の売上高が多い国の部類です。店舗も極めて巨大化しており、本記事で取り上げたZoo Zajac以外にも、従業員を700人近くを抱える、巨大店舗を多店舗展開している最大手の、Kölle Zoo や、Zoo Marktなど多数あります。

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Zoo ZajacDie Duisburger Zoohandlung Zajac ist laut Guinness-Buch die größte Zoohandlung der Welt.
Inhaber Norbert Zajac wurde in der Vergangenheit mehrfach heftig für seine Haltungsmethoden kritisiert.
Tierhändler Norbert Zajac mit neuer TV-Show "Mein schlechter Ruf ist total werbewirksam"
Wir schicken im Durchschnitt in der Woche zehn Menschen nach Hause, die mit 1000 Euro oder mehr in der Tasche kommen und einen Hund kaufen wollen, aber von uns keinen kriegen, weil wir die Leute nicht für qualifiziert halten.


・右フリーエリアに、ドイツ大使館とスイス大使館のリンクを追加しました。同国の法律や制度に関する問い合わせに応えてくれるはずです(ツイッターなどの情報は余りにも嘘が多いです)。同国の法律・制度に疑問がある方は、こちらにお問い合わせするのが最も正確な情報を得られると思います。私も利用しています。ただし回答は遅いです。

  記事、
「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~「ドイツではペットショップでは犬猫は買えない」と言う狂気のツイッター
続・「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~「ドイツではペットショップでは犬猫は買えない」と言う狂気のツイッター
の続きです。
 前回記事では、ドイツ、デュイスブルクにある世界最大の生体販売ペットショップ(犬猫ももちろん売っています)のオーナー経営者、ノルベルト・ザヤック氏がペットショップで犬を展示販売することを、動物保護活動家が非難する記事をマスメディアに投稿した件を取り上げました。その点について、ノルベルト・ザヤック氏の反論と、私が思うところを書いてみたいと思います。



 ドイツの動物保護団体が、ペットショップで犬の生態展示販売に反対する理由は、前回記事にまとめたとおり、概ね次のようになります。
1、ペットショップでの展示販売は衝動買いを誘発する。
2、購入客が犬の繁殖の状況を見ることができないので、劣悪環境による繁殖が起きる。
3、余剰な犬がティアハイムに在庫されているのに、わざわざ子犬を繁殖させてペットショップで売る必要があるのか。


 まず、「1、ペットショップでの展示販売は衝動買いを誘発する」ですが、ノルベルト・ザヤック氏は前回記事でも引用した、Tierhändler Norbert Zajac mit neuer TV-Show "Mein schlechter Ruf ist total werbewirksam" 「ドイツの巨大ペットショップのオーナー経営者のノルベルト・ザヤック氏は、新しいTV番組で述べました 『私の悪い評判は、すべて当社の効果的な広告になっています』」(2017年2月1日)の記事で、否定しています。同記事から、再び引用します。


Auch schon mal ein ungutes Gefühl bei einem Kunden gehabt?
Zajac
Das ist bei uns Tagesgeschäft!
Wir schicken im Durchschnitt in der Woche zehn Menschen nach Hause, die mit 1000 Euro oder mehr in der Tasche kommen und einen Hund kaufen wollen, aber von uns keinen kriegen, weil wir die Leute nicht für qualifiziert halten.
Und das ist nicht nur bei Hunden so.
Wir schicken auch Leute nach Hause, die einen Goldhamster oder einen ellensittich kaufen wollen.

あなた(ノルベルト・ザヤック氏)は、今までにお客様に不安を感じたことはありますか(註 このお客さんに販売した動物がちゃんと飼育できるだろうかという不安)?
ノルベルト・ザヤック氏
それは、私たちの日常業務であります!
平均して、1週間に10人の家庭に犬を届けますが、ポケットに1,000ユーロ以上お金をもっていて犬を買いたい人であっても、その人たちが犬を飼う資格を持っていないと当社が判断すれば、その人たちは当社から犬を買うことはできません。
そしてそれは、犬の場合だけではありません。
ゴールデンハムスターや、インコを買いたい人に対しても同様です。



 若干のセールストークもあるでしょう。が、ノルベルト・ザヤック氏は、「犬を売る場合は、その顧客が犬を飼う資格があるのかどうか見極める。もし不安を感じたならば販売しない。犬のみならず、ハムスターやインコといった小動物でもその方針である」と述べています。そのノルベルト・ザヤック氏の主張を盛り込んだプロモーションビデオがあります。ノルベルト・ザヤック氏自ら、販売した子犬を、購入客の家まで届けて、家の状況を確認するという内容です。
 つまりノルベルト・ザヤック氏は、「顧客が犬を飼育する資格があるかどうか店が審査している。だから衝動買いはない」と主張しているのです。


(動画)

 ZOO ZAJAC – HUNDE 「ズー・ザヤック 犬」。2015/12/23 に公開。ペットショップ、ズー・ザヤックのプロモーション。ビデオ。

Norbert Zajac und sein Team präsentieren Ihnen in dem 30 Minuten langen Film die Welt der Hunde bei Zoo Zajac.
Lernen Sie die Hunde vom ersten Tag bei Zoo Zajac bis in ihr neues Zuhause kennen und werfen Sie einen Blick hinter die Kulissen.

ノルベルト・ザヤックと彼のチームは、この30分間の動画の中でズー・ザヤックので犬の世界を紹介しています。
ペットショップ、ズー・ザヤックでは、最初の日に販売した犬の新しい家を知ることにより、その飼育環境を観察します。




 必ずしも、ショップで展示販売することが即、衝動買いにつながるとは言えないかもしれません。一方、ティアハイムでは、多くの施設が、犬などを非対面のインターネット販売をしています(非対面販売をしない施設もあります)。ドイツでは、犬などのペットの生体を、インターネットの非対面で販売をすることを禁止していません(対して日本では、動物愛護管理法により消費者に対しては、非対面の犬などのペットの通信販売は全面的に禁止されています)。ドイツには、多くのティアハイム専用の犬販売サイトが存在します。
 そのひとつが、Tierwelt Tiermarkt Hunde Hunde aus dem Tierheim (20.238) angewendet Filter 「動物の販売 ティアハイムの犬Tierwelt」。このサイトでは、常に2万件以上の商品出品があります。以下が、Tierwelt のページのスクリーンショットです。
 対して、ドイツの世界最大のペットショップ、ズー・ザヤック(Zoo Zajac)では、すべての動物の生体の、インターネットをはじめとする通信販売をしていません。「衝動買いを招く」確率は、必ずしもショップでの店頭展示販売だけが原因だとは言い切れません。むしろインターネット販売のほうがアクセスが楽で衝動買いを招くかもしれません。また、非対面のインターネット販売は、飼い主(買主)の家の様子(飼育環境)を確認することができません。ノルベルト・ザヤック氏の発言が真実ならば、むしろ非対面のインターネット販売をしているティアハイムの方が、衝動買いのリスクが高いとも言えそうです。ズー・ザヤックのHPから、Diese Hunde leben im Moment bei uns: 「当社の犬たちは、私たちと共に生きています」を、引用します。


Grundsätzlich verkaufen wir die hier gezeigten Tiere nicht über das Internet oder telefonisch und versenden Sie auch nicht.
Vor jedem Tierkauf steht ein ausführliches Beratungsgespräch in unserem Geschäft in Duisburg.

当社で展示している動物は、インターネットや電話では販売をせず、出荷しないことを原則としています。
各動物の購入前には、デュイスブルクの当社で詳しく相談を受けています。



(画像)

 ドイツにいくつもある、ティアハイム専用の犬販売サイトの一つ、Tierwelt Tiermarkt Hunde Hunde aus dem Tierheim (20.238) angewendet Filter 「動物の販売 ティアハイムの犬Tierwelt」、のスクリーンショット。ドイツには、このようなティアハイム専用の、インターネット犬販売サイトがいくつもあります。このサイトでは、常にティアハイムから2万点程の、犬の商品出品があります。

ティアハイム 犬


(画像)

 ツイッター。相変わらずブッ飛んだドイツに関する偽情報が拡散されて、衆愚愛誤がそれを盲目的に信じて拡散させるというのが、日本の動物愛護の異常さです。要するに日本は、「動物愛護後進国」。本当にこういう無知蒙昧な嘘情報のツイッターは有害です。
 「Tierheim(ドイツ国内に1,259件あります)」~ティアハイムは現在、ドイツには550施設あります(Tierheim)。Der größte Dachverband in Deutschland ist der Deutsche Tierschutzbund, der etwa 740 Tierschutzvereine mit rund 550 vereinseigenen Tierheimen vertritt. 「ドイツ最大の統括組織はドイツ動物保護協会であり、これは約550の協同組合所有のティアハイムと、約740の動物保護団体が傘下にある」。折々ティアハイムの組織形態について詳述しますが、資金管理団体(動物保護団体)と、施設運営団体(ティアハイム)は別法人になっています。Tierheim(ティアハイム)の上部組織が、Tierschutzvereine 「動物保護団体」です。動物保護団体がすべて、Tierheimを持っているわけではありません。maimaiさん、ドイツ語読めていますか(笑い)。日本でよく見る「ドイツにはティアハイムが1,000以上ある」という情報は、その情報提供者が無知蒙昧か、ドイツ語がわからない人です。また、ティアハイムは、非対面のインターネット販売を普通に行っています。ティアハイム専用の犬販売サイトがいくつもドイツに有り、大手では常に2万件以上の出品があります(*3)。
 maimaiさんの発言ですが、その他にも「(ドイツでは)犬は家の中で飼います。だからこちらで犬小屋を見た事がありません」。ドイツでは、普通に屋外用犬小屋が売られています。ペットショップにも山積みにされて販売されています。Hundehütte Verkauf 「犬小屋 販売」をドイツ語検索した結果。Hundehütte Verkauf。ドイツは日本と異なり大型犬比率が高く、また狩猟が盛んで猟犬が多いので、犬の屋外飼育率は日本より高いかもしれません。
 maimaiさんの「ペットショップはあります。しかし売っているのはうさぎ、ハムスター、ネズミ、インコ、金魚等です」という発言は、ドイツのペットショップ事情を日本で著しく誤解させる発言で極めて有害です。ドイツは、先進国の中では、おそらく最もエキゾチックアニマルなどのペットショップでの販売が盛んで、取り扱い動物種や店の数、国内の売上高が多い国の部類です。店舗も極めて巨大化しており、本記事で取り上げたZoo Zajac以外にも、従業員を700人近くを抱える、巨大店舗を多店舗展開している最大手の、Kölle Zoo や、Zoo Marktなど多数あります。

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続・「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~「ドイツではペットショップでは犬猫は買えない」と言う狂気のツイッター



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(Zusammenfassung)
Zoo ZajacDie Duisburger Zoohandlung Zajac ist laut Guinness-Buch die größte Zoohandlung der Welt.
Inhaber Norbert Zajac wurde in der Vergangenheit mehrfach heftig für seine Haltungsmethoden kritisiert.
Tierhändler Norbert Zajac mit neuer TV-Show "Mein schlechter Ruf ist total werbewirksam"


・右フリーエリアに、ドイツ大使館とスイス大使館のリンクを追加しました。同国の法律や制度に関する問い合わせに応えてくれるはずです(ツイッターなどの情報は余りにも嘘が多いです)。同国の法律・制度に疑問がある方は、こちらにお問い合わせするのが最も正確な情報を得られると思います。私も利用しています。ただし回答は遅いです。

 記事、「犬を売って何が悪い」という、ドイツの世界最大のペットショップオーナー~「ドイツではペットショップでは犬猫は買えない」と言う狂気のツイッター、の続きです。前回記事では、ドイツ、デュイスブルクにある世界最大の生体販売ペットショップ(犬猫ももちろん売っています)のオーナー経営者、ノルベルト・ザヤック氏のユニークな経歴を紹介しました。氏は、頻繁にドイツのTV番組、新聞、雑誌の取材を受けている、ドイツの有名人です。氏は、マスコミを通じて自社の犬の販売を正当化し、反対する動物保護団体とマスメディア上で論争を繰り広げています。


 今年の2月に、ドイツRPTVにより、世界最大のドイツのペットショップ、ズーザヤック(Zoo Zajac)のオーナー経営者、ノルベルト・ザヤック(Norbert Zajac)氏に対する、4部構成のインタビュー番組が放映されました。その内容の概要が、インターネット上のニュースで報じられています。その中では、犬の販売を動物保護活動家から非難されてることに対しての、ノルベルト・ザヤック氏の回答があります。
 Tierhändler Norbert Zajac mit neuer TV-Show "Mein schlechter Ruf ist total werbewirksam" 「ドイツの巨大ペットショップのオーナー経営者のノルベルト・ザヤック氏は、新しいTV番組で述べました 『私の悪い評判は、すべて当社の効果的な広告になっています』」。2017年2月1日、から引用します。


Duisburg.
eine Doku-Reihe über die weltweit größte Zoohandlung aus Duisburg.
Tierschützer hatten Leiter Norbert Zajac im Vorfeld für seine Haltungsmethoden heftig kritisiert. Nun reagiert Zajac: "Die Menschen werden von meiner Show begeistert sein", sagt er im Interview.
In der Vergangenheit haben Sie gerade wegen des Verkaufs von Hundewelpen in der Kritik gestanden.
Zajac
Wir kaufen die Hunde ja erst nach der vollendeten neunten Woche ein, wenn der letzte Muttermilchkontakt bereits stattgefunden hat.
Junghunde sind dann ohnehin lieber unter sich als mit der Mutter zusammen.
Wir kaufen die Hunde also dann, wenn sie von der Mutter entwöhnt sind.
Wenn Sie bei uns einen jungen Hund kaufen, kann der schon "Sitz", "Platz" und "Fuß" und geht ordentlich an der Leine.
Nein, wir haben alle Geschichten aus dem Leben gemacht.
Alles ist real.
Die Leute werden von meiner Sendung begeistert sein!
Und die Tierschützer beruhigt?
Sie quälen sich nicht.
Wir machen das nicht fürs Geld, wir machen das für ein Ideal und für die Tiere.
Zum Hintergrund: Die Duisburger Zoohandlung Zajac ist laut Guinness-Buch die größte Zoohandlung der Welt.
Die vierteilige Sendung "Norberts Zoo", die Einblicke in das Geschäft gibt, startet am Mittwoch um 22.30 Uhr.

デュイスブルク。
ドイツ、デュイスブルクの世界最大のペットショップについてのTVドキュメンタリーシリーズ。
動物の保護活動家は、ノルベルト・ザヤック社長の動物の取り扱いのために暴力的にかねてから批判していました。
ザヤック氏は次のようにインタビューに応えます。
「人々は私のショーに感動します」。
あなたはかねてより、子犬を売ったことで批判されてきました。
ザヤック氏 
当社は、既に完全に離乳を終えた9週齡子犬だけを仕入れています。
若い犬は母犬と一緒にいるよりも、むしろ若い犬たちと一緒になるのを好みます。
だから、当社は犬たちが母犬から離乳してから犬を仕入れます。
お客様が当社から子犬を購入されたならば、すでに「お座り」「待て」「お手」ができて、リードをつけて適切に散歩させることができます。
いいえ、当社はすべて事実の話をしました。
すべてが本当です。
人々は私のこの放送を気に入ることでしょう!
そして、動物保護活動家たちは落ち着つきましたか?
犬たちは苦しんでいません。
当社はお金儲けのために犬販売をしていません、当社は動物の理想のためにそれを行っているのです。
背景:ドイツ、デュイスブルクのペットショップ、ザヤックは、ギネスブックによると世界最大のペットショップです。
水曜日22時30分に始まる4部構成のTV番組、「ノルベルトのZoo」は、ビジネスへの洞察を提供します。



 上記の、ノルベルト・ザヤック氏の、TV番組でのインタビューを受けて、わずか2日後には、動物保護活動家が他のメディアで応酬し非難しています。Gastbeitrag aus Duisburg Tierschützer kritisieren Sat.1-Doku über Duisburger Zoohandlung 「デュイスブルク動物保護活動家のゲスト寄稿 デュイスブルクのペットショップ、ズー・ザヤックについてのドキュメンタリー番組を批判する」。2017年2月3日、から引用します。


Die bei Zoo Zajac zum Verkauf ausgestellten Hundewelpen verführen zu Spontankäufen.
Dabei sollte der Kauf eines Tieres reiflich überlegt sein!
"Tiere sind keine Ware, die man spontan erwirbt. Zudem ist es für die Käufer unmöglich zu sehen, wie die Tiere aufgewachsen sind und wie sich die Elterntiere verhalten", sagt Kampagnenleiterin Denise Schmidt.
In Tierheimen warten unzählige Tiere auf ein Zuhause.

ズー・ザヤック(Zoo Zajac)で販売されている子犬は、衝動買いを誘発します。
動物の購入は、慎重に検討しなければなりません!
「動物は商品ではありませんが、ここでは衝動買いする商品です。さらに購入客がその動物がどのように成長し、その親がどのように行動しているかを見ることは不可能です」と、動物保護広報のディレクターである、デニス・シュミット氏は述べています。
ティアハイムでは、たくさんの動物が飼い主を待っています。



 ドイツの、動物保護活動家の主張によれば、ペットショップが犬を展示販売することに反対する理由は、概ね次の3点になります。
1、ペットショップでの展示販売は衝動買いを誘発する。
2、購入客が犬の繁殖の状況を見ることができないので、劣悪環境による繁殖が起きる。
3、余剰な犬がティアハイムに在庫されているのに、わざわざ子犬を繁殖させてペットショップで売る必要があるのか。

 これらの主張は、驚くほど日本での「ペットショップでの犬猫販売に反対する」、動物愛護(誤)活動家らの主張と同じです。それらについての、ノルベルト・ザヤック氏の反論と、動物愛護(誤)活動家の主張の矛盾点について取り上げます(続く)。


(動画)

 Tierquälerei - Welpen aus dem Schaufenster 「動物虐待 ペットショップのショーウインドの子犬(註 このタイトルは、動画投稿者によるものです)」。2012/01/24 に公開。
 世界最大のペットショップ、ズー・ザヤックでの、犬販売の様子のマスメディアの取材の様子と、それに反対する動物保護活動家らのデモに関する、ドイツのTVニュース。動物保護活動家らのこの行為は、威力業務妨害罪が成立しないのかと、外国人の私も心配になります。




(動画)

 Norbert Zajac .mp4 「ノルベルト・ザヤック氏」。2016/04/15 に公開。ズー・ザヤック(ノルベルト・ザヤック氏が経営する、世界最大のペットショップ)での、生体販売に対する討論。犬の生体販売の他、エキゾチックアニマルや野生動物、毒魚や毒蛇などの生体販売に対しても批判する勢力があります。このように、ズー・ザヤックの経営者のノルベルト・ザヤック氏は頻繁にTVなどのマスメディアに登場し、ドイツでは有名人です。ドイツに10数年住んでいながら、ズー・ザヤックで犬が売られていることを知らないはずがないです。




(画像)

 ツイッター。相変わらずブッ飛んだドイツに関する偽情報が拡散されて、衆愚愛誤がそれを盲目的に信じて拡散させるというのが、日本の動物愛護の異常さです。要するに日本は、「動物愛護後進国」。本当にこういう無知蒙昧な嘘情報のツイッターは有害です。
 「Tierheim(ドイツ国内に1,259件あります)」~ティアハイムは現在、ドイツには550施設あります(Tierheim)。Der größte Dachverband in Deutschland ist der Deutsche Tierschutzbund, der etwa 740 Tierschutzvereine mit rund 550 vereinseigenen Tierheimen vertritt. 「ドイツ最大の統括組織はドイツ動物保護協会であり、これは約550の協同組合所有のティアハイムと、約740の動物保護団体が傘下にある」。折々ティアハイムの組織形態について詳述しますが、資金管理団体(動物保護団体)と、施設運営団体(ティアハイム)は別法人になっています。Tierheim(ティアハイム)の上部組織が、Tierschutzvereine 「動物保護団体」です。動物保護団体がすべて、Tierheimを持っているわけではありません。maimaiさん、ドイツ語読めていますか(笑い)。日本でよく見る「ドイツにはティアハイムが1,000以上ある」という情報は、その情報提供者が無知蒙昧か、ドイツ語がわからない人です。また、ティアハイムは、非対面のインターネット販売を普通に行っています。ティアハイム専用の犬販売サイトがいくつもドイツに有り、大手では常に2万件以上の出品があります(*3)。
 maimaiさんの発言ですが、その他にも「(ドイツでは)犬は家の中で飼います。だからこちらで犬小屋を見た事がありません」。ドイツでは、普通に屋外用犬小屋が売られています。ペットショップにも山積みにされて販売されています。Hundehütte Verkauf 「犬小屋 販売」をドイツ語検索した結果。Hundehütte Verkauf。ドイツは日本と異なり大型犬比率が高く、また狩猟が盛んで猟犬が多いので、犬の屋外飼育率は日本より高いかもしれません。
 maimaiさんの「ペットショップはあります。しかし売っているのはうさぎ、ハムスター、ネズミ、インコ、金魚等です」という発言は、ドイツのペットショップ事情を日本で著しく誤解させる発言で極めて有害です。ドイツは、先進国の中では、おそらく最もエキゾチックアニマルなどのペットショップでの販売が盛んで、取り扱い動物種や店の数、国内の売上高が多い国の部類です。店舗も極めて巨大化しており、本記事で取り上げたZoo Zajac以外にも、従業員を700人近くを抱える、巨大店舗を多店舗展開している最大手の、Kölle Zoo や、Zoo Marktなど多数あります。

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(Zusammenfassung)
Zoo ZajacDie Duisburger Zoohandlung Zajac ist laut Guinness-Buch die größte Zoohandlung der Welt.
Inhaber Norbert Zajac wurde in der Vergangenheit mehrfach heftig für seine Haltungsmethoden kritisiert.



 私は今まで何度か取り上げましたが、世界最大の生体販売ペットショップはドイツにある、Zoo Zajac(ズー・ザヤック)です。もちろん犬猫も展示販売しています。ドイツではこの店のみならず、生体販売ペットショップは約4,100店舗有り(*1)、日本より人口比で多いです。さらに一店舗あたりの規模は大きく、また取り扱い動物種の豊富さなどから、「生体販売ペットショップはドイツでは競争力のある産業分野」とされています。世界最大の生体販売ペットショップ、Zoo Zajacのオーナー経営者である、ノルベルト・ザヤック(Norbert Zajac)氏は、雑誌インタビューやTV番組などに頻繁に出演し、マスコミ露出度が高く、ドイツでは有名人です。ドイツでは知らない人は珍しいと思います。


 私はこのブログでしばしばドイツ、ノルトライン-ヴェストファーレン州のデュイスブルクにある、世界最大のペットショップ、Zoo Zajac(ズー・ザヤック)を取り上げてきました。このペットショップは、2005年にギネス・レコードから、「世界最大のペットショップ」と認定されました。この店のオーナー経営者の、ノルベルト・ザヤック(Norbert Zajac)氏は大変個性的な人でマスコミ露出度が高く、ドイツでは有名人です。
 この店は、珍しいエキゾチックの野生動物なども販売し、常に3,000種、25万個体という驚くべき多くの種類と数の生体を販売しています。もちろん犬猫も売っています。またこのオーナー経営者はもともと小さな鉄工所の見習い工で、ドイツ立志伝中の人です。世界最大のペットショップを育て上げた優れた経営者として、経済団体などから多くの賞を受賞しています。さらに州上院議員にも任命されました(註 ドイツの州上院議員は選挙ではなく任命制。諮問委員会的な性格を持つ)。ドイツ版、ウィキペディアより、Zoo Zajac、から引用します。


Die Zoo Zajac GmbH betreibt in Duisburg-Neumühl das größte Zoogeschäft der Welt.
Die ca. 12.000 m² große Ladenfläche umfasst über 1000 Aquarien, 70 Teichbecken, 500 Terrarien, 40 Volieren, eine Katzenanlage, 150 Kleinsäuger-Gehege und die nach eigenen Angaben modernste Hundeanlage Europas.
Nach abgeschlossener Lehre zum Stahlbauschlosser übernahm Norbert Zajac zusammen mit Ehefrau Jutta 1975 eine zum Verkauf stehende Zoohandlung in Duisburg-Meiderich.
Die zunächst 65 m².
Das 1975 übernommene Zoogeschäft war ein Vollsortimenter, hatte Hunde, Katzen, Nagetiere, Vögel, Fische, Futter und Zubehör im Angebot.
Der Umsatz hat sich laut Aussage Norbert Zajacs macht 15 Mio. Euro im Jahr aus.
Über eine Million Besucher kommt jährlich zu Zoo Zajac, um 3000 verschiedene Gattungen, insgesamt rund 250.000 Tiere und spezielles Zubehör zu sehen.
Rund 200 artenspezialisierte Mitarbeiter, drei Tierärzte, drei bis fünf Auszubildende, vier Diplombiologen, eine Tierheilpraktikerin, drei Hundetrainer und ein Diplomingenieur sind als Kundenberater und Tierpfleger beschäftigt.
Preise und Auszeichnungen
2003: Rhein-Ruhr-Preis
2005: Eintragung ins Guinness-Buch der Rekorde als größte Tierhandlung der Welt
2009: Norbert Zajac wird aufgrund seiner unternehmerischen Leistungen vom Bundesverband mittelständische Wirtschaft (BVMW), Landesverband NRW, in den Wirtschaftssenat NRW berufen.
2010: Norbert Zajac wird vom BVMW zum Unternehmer des Jahres gekürt.
2012:"Dr. Herbert R. Axelrod" -Ehrenpreis gewürdigt.

Zoo Zajac(ズー・ザヤック)株式会社は、デュイスブルクのノイミュール(Duisburg-Neumühl)で営業している、世界最大のペットショップです。
約12,000㎡の売り場面積には、1000以上のアクアリウム、70の池、500のテラリウム、40の鳥舎、猫の販売施設、150の小型哺乳類の檻、そして同社の情報によると、ヨーロッパで最も近代的な犬の販売施設があります。
鉄工所で見習い工として修行を終えたノルベルト・ザヤック氏と彼の妻ユッタ氏は、1975年にデュイスブルクのマイドリッヒでペットショップを買収しました。
最初の店は65㎡でした。
1975年に買収したペットショップは、犬、猫、げっ歯類、鳥類、魚類、フードおよびペットのアクセサリーを提供する、総合的な品揃えのペット販売事業を行っていました。
ノルベルト・ザヤック氏によると、売上高は現在年間1,500万ユーロ(日本円で約20億円)に達しています。
100万人以上の来場者が毎年ズー・ザヤック(Zoo Zajac)にあり、約3,000種、合計25万の動物と、特別なペットのアクセサリーを見ます。
約200人の従業員、3人の獣医師、3人から5人の研修生、4人の大学院生、1人の開業獣医師、3人の犬のトレーナー、大学院博士課程終了者の技術者が、顧客アドバイザーおよび飼育係として雇用されています。
賞と受賞
2003年:ライン・ルゥアー賞受賞。
2005年:世界最大のペットショップとしてギネスブックに掲載されました。
2009年:ノルベルト・ザヤック(Norbert Zajac)氏は、その起業家としての業績により、ドイツ連邦中小企業連合(BVMW)からノルトライン-ヴェストファーレン州上院の経済担当議員に任命されました。
2010年:ノルベルト・ザヤック(Norbert Zajac)氏はドイツ連邦中小企業連合(BVMW)から、「今年の最優秀起業家」(The Entrepreneur of the Year)に選ばれました。
2012年:「ヘルベルト・R・アクセルロット博士(Dr. Herbert R. Axelrod)」名誉賞受賞



 この個性的なドイツの、世界最大のペットショップオーナー経営者である、ノルベルト・ザヤック氏ですが、犬を大々的に販売しているので、頻繁に動物愛護団体・活動家らから攻撃を受けます。それを受けて、ザヤック氏は、自社で「犬の展示販売を行うこと」の正当性をTV番組に出演したり、新聞や雑誌のインタヴューに答えるなどして訴えています。私が見る限り、動物愛護団体・活動家の主張よりも、ノルベルト・ザヤック氏の主張の方が理にかなっていると感じます。
 次回以降の記事で、ノルベルト・ザヤック氏、対動物愛護団体・活動家らのそれぞれの主張を取り上げます。なお、一時期はドイツにおいてはペットショップの業界団体による自主規制により犬の販売は減っていました(*2 民間のペットショップ業界団体、ZZF=Zentralverband Zoo logischer Fachbetriebe e.V. の自主規制によります。日本では「法律によりドイツでは犬猫の販売が禁じられている」という情報が一部で流布されていますが、全くの大嘘です。またドイツではすべてのペットショップがZZFに加入していているわけではありません。未加入のペットショップは、全く犬販売に制限はありません。さらにドイツPETAの覆面調査によれば、ZZF加入のペットショップにおいても、猫の販売が確認されています)。


(動画)

 ZOO ZAJAC – DER FILM 2015/06/25 に公開。ドイツにある、世界最大のペットショップ、ズー・ザヤック(Zoo ZAjac)のプロモーションビデオ。ノルベルト・ザヤック社長みずから世界最大のペットショップ、Zoo Zajacを案内しています。犬猫はもちろん、ナマケモノなどの希少生物、ありとあらゆる哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫、甲殻類などの約3,000種を販売していますが、このプロモーションビデオでは、取り扱い動物は、すべて紹介することができません。




(動画)

 La tienda de animales MÁS GRANDE DEL MUNDO | Zoo Zajac(スペイン語) 2017/11/03 に公開。Zoo Zajacは、ドイツの観光名所にもなっており、外国からの来訪者によるビデオもいくつかyoutubeに公開されています。




(画像)

 ツイッター。相変わらずブッ飛んだドイツに関する偽情報が拡散されて、衆愚愛誤がそれを盲目的に信じて拡散させるというのが、日本の動物愛護の異常さです。要するに日本は、「動物愛護後進国」。本当にこういう無知蒙昧な嘘情報のツイッターは有害です。
 「Tierheim(ドイツ国内に1,259件あります)」~ティアハイムは現在、ドイツには550施設あります(Tierheim)。Der größte Dachverband in Deutschland ist der Deutsche Tierschutzbund, der etwa 740 Tierschutzvereine mit rund 550 vereinseigenen Tierheimen vertritt. 「ドイツ最大の統括組織はドイツ動物保護協会であり、これは約550の協同組合所有のティアハイムと、約740の動物保護団体が傘下にある」。折々ティアハイムの組織形態について詳述しますが、資金管理団体(動物保護団体)と、施設運営団体(ティアハイム)は別法人になっています。Tierheim(ティアハイム)の上部組織が、Tierschutzvereine 「動物保護団体」です。動物保護団体がすべて、Tierheimを持っているわけではありません。maimaiさん、ドイツ語読めていますか(笑い)。日本でよく見る「ドイツにはティアハイムが1,000以上ある」という情報は、その情報提供者が無知蒙昧か、ドイツ語がわからない人です。また、ティアハイムは、非対面のインターネット販売を普通に行っています。ティアハイム専用の犬販売サイトがいくつもドイツに有り、大手では常に2万件以上の出品があります(*3)。
 maimaiさんの発言ですが、その他にも「(ドイツでは)犬は家の中で飼います。だからこちらで犬小屋を見た事がありません」。ドイツでは、普通に屋外用犬小屋が売られています。ペットショップにも山積みにされて販売されています。Hundehütte Verkauf 「犬小屋 販売」をドイツ語検索した結果。Hundehütte Verkauf。ドイツは日本と異なり大型犬比率が高く、また狩猟が盛んで猟犬が多いので、犬の屋外飼育率は日本より高いかもしれません。

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続・アニマルホーダーの唯一の人道的解決策は動物の安楽死~ドイツ



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(Zusammenfassung)
"Animal Hoarding" Tierheim Düsseldorf kämpft um 59 gerettete Katzen
Die 59 Katzen, die am Freitag aus einem Haus in Garath befreit worden sind, haben sich im Tierheim eingelebt und werden hochgepäppelt.
"Bevor sie sich quälen, werden wir Euthanasie in Betracht ziehen", sagt Gassmann.


 前回記事、アニマルホーダーの人道的解決策は動物の安楽死~ドイツ、の続きです。日本ではいわゆる犬猫の、「多頭崩壊(アニマルホーダーの破綻)が相次いでいます。日本は世界でも稀に見る、犬猫に限った「殺処分ゼロ」方針の国です。そのために、多頭崩壊が発生した場合は、動物愛護団体などが当面保護し、犬猫の譲渡先を探すなどをし、殺処分を回避しようとします。保健所も引取りを事実上拒否するケースもあります。しかし犬猫を引き受けた愛護団体が連鎖的に崩壊する事例もあります。また、アニマルホーダーの犬猫は概ね状態が悪く、一般譲渡に適しません。また、譲渡先を選ぶ余裕がなく、不適正飼育の連鎖も起きます。対してドイツでは、ほぼ「アニマルホーダーの犬猫は安楽死一択」としています。


 多頭飼育崩壊つまりアニマルホーダーの破綻ですが、日本の場合は連鎖しやすい特徴があります。マスメディアの報道でも、多頭飼育が増えている」としています。その原因は、前回記事で述べた通り、日本では世界で稀に見る犬猫を殺処分しない方針の国ですので、関わった動物愛護団体が殺処分を回避しようとすることと、保健所が事実上多頭飼育の犬猫の引取りを拒否する場合があります。そのために一度に多数の犬猫を抱え込んだ動物愛護団体自身が多頭崩壊してしまいます。また多数の犬猫の新しい飼い主を短期間で見つけなければならないので、不適正飼育者にも犬猫が譲渡され、譲渡先で無計画繁殖し、新たな多頭飼育崩壊が発生するなどのケースがあります。
 少し古い記事ですが、その多頭飼育の連鎖について特集したマスメディアの記事があります。【多頭飼育崩壊の連鎖】地獄に取り残された犬猫たち SPA!。2013年01月09日、から引用します。


多頭飼育崩壊。
それは、ペットを一か所で何頭も飼育していた飼い主が、ずさんな飼い方をしたために異常繁殖を繰り返し、飼育不可能な状況に陥ることだ。
多くの場合、その現場では糞尿が垂れ流しにされ、エサも満足に与えられないペットたちは、病気や共食い、さらに餓死をして、目も当てられないような惨状が広がることになる。
東京都町田市の一軒家で、なんと105匹もの猫が飼育崩壊の憂き目に遭っていた。
多数の民間ボランティア団体の努力もあり、その町田の猫たちは全頭が保護されることになった。
しかし、「あの町田の猫たちを保護した個人ボランティアの方が、今度は“二次崩壊”を起こしてしまったのです」。
つまり、保護をしすぎたために、今度はボランティアの保護施設内で多頭飼育崩壊が起こってしまったというのだ。
「建物内は糞尿や引っ掻き傷だらけ。臭いも息ができないほどスゴイ状態でした。餌もほとんど与えられてなかったのでしょう。ある部屋では猫の無残な干からびた死体が放置されていました。残された20数頭の犬猫たちは今もその現場に置いておくしかありません。保護できる預け先が見つからないからです」。 
安易に他の場所に預けては、その先でまた次の崩壊が起きるかもしれない……。
 


 このような多頭飼育崩壊連鎖の背景には、世界でも例を見ない、犬猫に限っての「殺処分ゼロ」の日本の方針があります。余剰犬猫>>>>>適正飼育者、という圧倒的な供給過剰の状態では、多頭崩壊が起きるのは必然です。
 では、海外先進国では、多頭飼育崩壊(アニマルホーダー破綻)への対処はどのようにしているのでしょうか。例としてドイツを取り上げます。日本では、「犬猫は殺処分ゼロにすべき」という根拠に、「ドイツは殺処分ゼロを実現しているから」を根拠にしてきました。しかしそれは大嘘です。ドイツには非占有の犬猫を狩猟駆除することを法律で推奨しています。警察官による犬猫の射殺もありますし、通関事務所での検疫不備の犬猫などの押収殺処分もあります。犬の公的殺処分制度が全州にあり、禁止犬種や咬傷犬などを行政が強制的に殺処分する数は相当数あります。そしてアニマルホーダーの犬猫などですが、それらは「殺処分が唯一の人道的選択肢である」と表明しているティアハイムもあります。実際に、アニマルホーダーの犬猫などは、ほとんどが殺処分(安楽死)されます。
 前回記事でも引用しましたが、ドイツのティアハイムの、「アニマルホーダーに対する唯一の人道的解決策は、動物の安楽死である」と明言している、ドイツのティアハイムのHPを再び引用します。同ティアハイムは、「アニマルホーディングは殺害より悪い」としています。Tierheim Pforzheim TIER- UND ARTENSCHUTZINFOS 「ティアハイム・プフォルテンハイム 動物と動物保護の種別に関する情報」。


Tiersammler: Die Krankheit und das Verbrechen
Die durch physische und psychologische Vernachlässigung ausgelösten Verhaltensstörungen, vernichten die Chancen auf Rehabilitierung und Neu adoption vollständig.
Für viele dieser Tiere ist die Euthanasie die einzig humane Option.

アニマルホーダー:それは疾患であり犯罪です
身体的、精神的なネグレクトによって引き起こされるアニマルホーダーが飼育している動物の行動障害は、リハビリと新しい飼い主への譲渡の可能性を完全に破壊します。
これらの動物の多くにとっては、安楽死は人道的な唯一の選択肢です。



 ティアハイム・プフォルテンハイムのHPにあるとおり、アニマルホーダーからレスキューした犬猫は、劣悪飼育により健康状態が悪く、また適切な飼育環境にない、躾をしていないことにより行動障害があるために、一般譲渡に適さないのです。したがって、ティアハイム・プフォルテンハイムは、「アニマルホーダーの動物に対する安楽死は、唯一の人道的な選択肢」としているのです。
 この方針は、ほかのティアハイムにおいても、ドイツにおいては一般的です。実際にドイツのティアハイムにおいては、アニマルホーダーからレスキューした犬猫を安楽死しています。昨年のことですが、デュセルドルフ・ティアハイムは、アニマルホーダーから59匹の猫をレスキューしました。デュセルドルフ・ティアハイムの代表者は、「これらの猫は安楽死する予定である」とマスメディアの取材に対して語っています。
 "Animal Hoarding" Tierheim Düsseldorf kämpft um 59 gerettete Katzen 「アニマルホーディング デュッセルドルフ・ティアハイムはレスキューした猫59匹と戦っています」。2016年11月16日。


Düsseldorf.
Mehrere Dutzend verwahrloste Katzen muss das Düsseldorfer Tierheim aufwändig hochpäppeln.
Sie wurden aus einer Hoarder-Wohnung gerettet.
Die 59 Katzen, die am Freitag aus einem Haus in Garath befreit worden sind, haben sich im Tierheim eingelebt und werden hochgepäppelt.
"Bevor sie sich quälen, werden wir Euthanasie in Betracht ziehen", sagt Gassmann.
Diese Einschätzung teilt auch das Veterinäramt.

デュセルドルフ
ネグレクト飼育されていた数十匹の猫は、デュッセルドルフ・ティアハイムにとっては、その猫を世話するには大変なコスト高になることは間違いありません。
それらの猫たちは、アニマルホーダーのアパートの部屋から救出されました。
ガラースのアニマルホーダーの家から金曜日に救出された59匹の猫は、ティアハイムに収容されてケアされています。
「猫たちが苦しむ前に、安楽死を考慮しています」とガスマン氏(ティアハイム代表者)は言います。
安楽死の査定は、獣医局(行政組織)が行います。



 このように、ドイツでは、アニマルホーダーの犬猫などは、安楽死が一般的に行われています。繰り返しますが、アニマルホーダーの犬猫などは、劣悪飼育により、健康状態が悪いです、また不適正飼育により躾がされていないことが多く、問題行動も抱えてます。それは日本と同じです。そのような理由から、アニマルホーダーから押収した犬猫などは、一般譲渡が難しいのです。それらの犬猫を一般譲渡しようとすれば治療し、さらにリハビリしてしつけなおさなくてはなりません。それには大変な手間とコストがかかります。その上、このような余剰犬猫の数に対して、それらの犬猫を適正に飼育でき、かつ譲渡を希望する飼い主の数は圧倒的に少ないのです。
 日本で喧伝されている「犬猫は殺処分ゼロにすべき」、そしてその根拠としての「ドイツは犬猫殺処分ゼロ」という大嘘は大変有害です。そのような大嘘が、日本の多頭飼育崩壊が連鎖し、さらに多頭飼育崩壊が増加している一因とも言えます。根拠のない大嘘、「ドイツは殺処分ゼロ」を拡散する人たちは無責任です。多頭飼育崩壊(アニマルホーダー破綻)連鎖は動物にとっても人間にとっても不幸です。不幸の連鎖を止めるためには、節度のある致死処分は必然と私は思います。


(動画)

 aktion tier: Animal Hoarding- Fall in Thüringen / TV-Mitschnitt MDR 「アクション・ティア(ドイツの動物保護団体):チューリンゲンのアニマルホーダーのケース MDRTVニュースの録画」。2014年1月8日に公開。法制度がある程度整備されているドイツでさえ、アニマルホーダー化の事前防止と、初期対応は難しいようです。




(画像)

 ドイツの新聞、Thüringen und Deutschland 「チューリンゲンとドイツ」の2013年11月26日記事。この記事からは、次の事柄がわかります。

・アニマルホーダー(劣悪飼育者)への厳罰と、司法による動物の飼育禁止命令。
・アニマルホーダーから行政が押収した動物は、強制的に殺処分(安楽死)を行う。


Berlin, 26.11.2013.
Am vergangenen Freitag, den 22.11.2013, wurde Marietta P. vor dem Amtsgericht Eisenach wegen Tierquälerei in der ehemaligen Kaserne von Vitzeroda zu einer Freiheitsstrafe von 1 Jahr verurteilt.
Die Strafe wurde zur Bewährung ausgesetzt, die Bewährungsdauer beträgt 3 Jahre.
Außerdem muss die 50-jährige Animal Hoarderin 200 Stunden gemeinnützige Tätigkeit ableisten.
Zusätzlich wurde ihr ein generelles Tierhalteverbot für 5 Jahre auferlegt.
Gegenstand des Strafverfahrens war die Tatsache, dass Marietta P. in dem maroden Kasernengebäude bei der behördlichen Räumung am 10.11.2011 etwa 125 Hunde, 6 Katzen und 1 Stachelschwein unter katastrophalen Bedingungen gehalten hat.
Viele Hunde mussten eingeschläfert werden, 4 Hunde sind bis heute nicht vermittelbar.
Schon etliche Male hat die erwerbslose Marietta P. in den vergangenen 20 Jahren an unterschiedlichen Standorten immer wieder unverhältnismäßig viele Tiere unter teilweise katastrophalen Bedingungen gehalten.

ベルリン、2013年11月26日。
先週の金曜日、2013年11月22日に、マリエッタ・Pはヴィッツローダの旧兵舎の廃屋で動物虐待を行ったとして、アイゼナハ地方裁判所で1年間の懲役の判決が言い渡されました。
判決文では執行猶予を明らかにし、保護観察期間を3年としています。
また50歳(マリエッタ・P)のアニマルホーダーには、200時間の社会奉仕活動が科されました。
その上彼女には、5年間の動物の飼育が禁じられました。
刑事訴追の原因は、マリエッタ・Pが、2011年10月11日に公的機関から退去を命じられているにもかかわらず、元兵舎の廃虚と言う劣悪で致命的な条件下で、125頭の犬、6匹の猫、及び1匹のヤマアラシを飼育していたことです。
ほとんどの犬は殺処分(安楽死)させなければなりませんでした、そのうちの4頭の犬の情報は得られていませんが。
過去20年間の間に、無職のマリエッタ・Pはすでに何度も何度も別の場所で、時には致命的な条件下で異常に多くの動物を飼育していました。


マリエッタ

アニマルホーダーの人道的解決策は動物の安楽死~ドイツ



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(Zusammenfassung)
Tierheim Pforzheim TIER- UND ARTENSCHUTZINFOS
Tiersammler: Die Krankheit und das Verbrechen
Die durch physische und psychologische Vernachlässigung ausgelösten Verhaltensstörungen, vernichten die Chancen auf Rehabilitierung und Neu adoption vollständig.
Für viele dieser Tiere ist die Euthanasie die einzig humane Option.


 日本ではいわゆる犬猫の、「多頭崩壊(アニマルホーダーの破綻)が相次いでいます。日本は世界でも稀に見る、犬猫に限った「殺処分ゼロ」方針の国です。そのために、多頭崩壊が発生した場合は、動物愛護団体などが当面保護し、犬猫の譲渡先を探すなどをし、殺処分を回避しようとします。保健所も引取りを事実上拒否するケースもあります。しかし犬猫を引き受けた愛護団体が連鎖的に崩壊する事例もあります。また、アニマルホーダーの犬猫は概ね状態が悪く、一般譲渡に適しません。また、譲渡先を選ぶ余裕がなく、不適正飼育の連鎖も起きます。対してドイツでは、ほぼ「アニマルホーダーの犬猫は安楽死一択」としています。


 まず、最近発生したいわゆる犬猫の多頭飼育崩壊の例をいくつか挙げます。

1、猫50匹放置で“田んぼ”と化した人気市営住宅 「多頭飼育崩壊」の悲劇 (ITmedia ビジネスオンライン) 2017年11月23日

神戸市東灘区の市営住宅で猫53匹を放置していた40代女性が神戸地裁から強制退去処分を受け、近隣住民は約8年ぶりに安息の日々を取り戻した。
女性が残していった部屋は人間の膝の高さまで猫の糞尿(ふんにょう)が堆積。
畳や家具などいたるところに汚物が染み込み、猫の死骸からは大量のハエやウジ虫がわくなど「地獄絵図」そのものだった。
元々は女性が拾ってきた数匹の猫から始まった悲劇は、ペットの大量繁殖で飼い主が飼育不可能になる「多頭飼育崩壊」が背景にあった。
同様の事例は全国で相次いでおり、専門家は「必ず不妊去勢手術を」と強調する。


2、ネコに家が壊される~広がる ペット多頭飼育崩壊~(NHKクローズアップ現代) 2016年11月15日放送

「多頭飼育崩壊」——ペットが飼い主の意図を超えて増え、問題化することです。
最も近い調査では、多頭飼育の苦情件数は、全国で年間およそ1,800件。
ここ数年、トラブルの報告は増加の一途をたどり、対応が追いつかなくなっています。
なぜ、多頭飼育崩壊は起きたのか。
きっかけは6年前、長女がもらってきた雄と雌の2匹のネコでした。
ネコは増え続け、とうとう80匹にまで増えてしまったのです。
25年前から動物の保護活動を行っているNPOの代表、エリザベス・オリバーさんです。
ここ数年、多頭飼育崩壊を起こした高齢者から引き取る動物が増えています。



 上記のマスメディアの報道(産経系とNHK)では、「多頭飼育崩」を防止するためには不妊去勢手術の徹底が必要」と述べられています。さらに、NHKの報道では更に「犬猫の飼育数の上限を設けること、やさらには犬猫の登録義務化し、それを法制化し罰則強化する」ことも挙げられています。
 しかし、いずれもそれらは「未然防止策」です。すでに多頭飼育崩壊したケースでの、犬猫の扱いは日本ではどうなのでしょうか。いずれのメディアも、本記事で取り上げた以外のメディアでも、その問題点を述べていません。

 日本では極めて犬猫に限り、殺処分(安楽死)を忌避する傾向にあります。また保健所も引取り拒否をする傾向にあります。ですから多頭飼育崩壊のケースで、飼育者の飼育能力を超えている、飼育者が傷病で入院、死亡したなどの場合であっても、多くのケースでは「殺処分ゼロ」の名のもとに、動物愛護団体が「レスキュー」します。
 レスキュー後は、一般譲渡するのですが、概してアニマルホーダーの犬猫は健康状態や問題行動が有ります。一般譲渡には適しません。しかし、多頭崩壊の場合は、レスキュー犬猫が一度に多数発生するので、譲渡先を選べないことが多いです。したがって譲渡先で不適正飼育が連鎖して拡大することもありえます。さらに動物愛護団体が一度に多数の犬猫を抱え込むことにより、動物愛護団体自身が多頭崩壊する連鎖も起きます。

 では海外では、多頭崩壊(アニマルホーダー破綻)に対する対策はどうなのでしょうか。次回以降の記事では、例として、ドイツ連邦共和国を取り上げます。ドイツにおける多頭崩壊(アニマルホーダー破綻)対策としては、日本と異なる点は、まとめると以下のようになります。

1、多頭崩壊(アニマルホーダー破綻)を初期の段階で防止するために、行政に動物を押収する権限が与えられてる。
2、犬猫(猫は近年急速に法整備がなされつつあります)とも、個体識別、登録義務が課され、行政が飼育状況を把握しやすい。
3、アニマルホーダー(劣悪飼育者)への厳罰と、司法による動物の飼育禁止命令。
4、アニマルホーダーは精神疾患という位置づけで有り、アニマルホーダーへの精神科治療を促す公的制度がある。
5、アニマルホーダーから行政が押収した動物は、強制的に殺処分(安楽死)を行う。


 いくつかの、ドイツのティアハイムのHPにおいても、「アニマルホーダーの動物の人道的な唯一の対応策は安楽死(殺処分)である」と明記されています。また、ティアハイムが収容したアニマルホーダーの犬猫の、殆どを殺処分(安楽死)したというニュースもしばしばドイツでは報道されます。日本の「殺処分ゼロ」は、「机上の空論」です。すでに限界にきており、いろいろな面で破綻が表面化していると思います。ネコに家が壊される~広がる ペット多頭飼育崩壊~(NHKクローズアップ現代)、では、会田保彦ヤマザキ学園大学教授が、「『終生飼養』の理念は私は大好きで、すばらしいことだと思います。ただ、誤解を恐れずに言えば、これに縛られてしまうと、人と動物の共生の意味がなくなってしまいます」と述べています。現実として、節度のある殺処分(安楽死)は必要不可欠であるということでしょう。
 ドイツのティアハイムの、「アニマルホーダーに対する唯一の人道的解決策は、動物の安楽死である」と明言している、ドイツのティアハイムのHPを引用します。Tierheim Pforzheim TIER- UND ARTENSCHUTZINFOS 「ティアハイム・プフォルテンハイム 動物と動物保護の種別に関する情報」。このHPの記述は、のちの記事でも引用します。

Tiersammler: Die Krankheit und das Verbrechen
Die durch physische und psychologische Vernachlässigung ausgelösten Verhaltensstörungen, vernichten die Chancen auf Rehabilitierung und Neu adoption vollständig.
Für viele dieser Tiere ist die Euthanasie die einzig humane Option.

アニマルホーダー:それは疾患であり犯罪です
身体的、精神的なネグレクトによって引き起こされるアニマルホーダーが飼育している動物の行動障害は、リハビリと新しい飼い主への譲渡の可能性を完全に破壊します。
これらの動物の多くにとっては、安楽死は人道的な唯一の選択肢です。



(画像)

 ドイツの新聞、Thüringen und Deutschland 「チューリンゲンとドイツ」の2013年11月26日記事。この記事からは、次の事柄がわかります。

3、アニマルホーダー(劣悪飼育者)への厳罰と、司法による動物の飼育禁止命令。
5、アニマルホーダーから行政が押収した動物は、強制的に殺処分(安楽死)を行う。


Berlin, 26.11.2013.
Am vergangenen Freitag, den 22.11.2013, wurde Marietta P. vor dem Amtsgericht Eisenach wegen Tierquälerei in der ehemaligen Kaserne von Vitzeroda zu einer Freiheitsstrafe von 1 Jahr verurteilt.
Die Strafe wurde zur Bewährung ausgesetzt, die Bewährungsdauer beträgt 3 Jahre.
Außerdem muss die 50-jährige Animal Hoarderin 200 Stunden gemeinnützige Tätigkeit ableisten.
Zusätzlich wurde ihr ein generelles Tierhalteverbot für 5 Jahre auferlegt.
Gegenstand des Strafverfahrens war die Tatsache, dass Marietta P. in dem maroden Kasernengebäude bei der behördlichen Räumung am 10.11.2011 etwa 125 Hunde, 6 Katzen und 1 Stachelschwein unter katastrophalen Bedingungen gehalten hat.
Viele Hunde mussten eingeschläfert werden, 4 Hunde sind bis heute nicht vermittelbar.
Schon etliche Male hat die erwerbslose Marietta P. in den vergangenen 20 Jahren an unterschiedlichen Standorten immer wieder unverhältnismäßig viele Tiere unter teilweise katastrophalen Bedingungen gehalten.

ベルリン、2013年11月26日。
先週の金曜日、2013年11月22日に、マリエッタ・Pはヴィッツローダの旧兵舎の廃屋で動物虐待を行ったとして、アイゼナハ地方裁判所で1年間の懲役の判決が言い渡されました。
判決文では執行猶予を明らかにし、保護観察期間を3年としています。
また50歳(マリエッタ・P)のアニマルホーダーには、200時間の社会奉仕活動が科されました。
その上彼女には、5年間の動物の飼育が禁じられました。
刑事訴追の原因は、マリエッタ・Pが、2011年10月11日に公的機関から退去を命じられているにもかかわらず、元兵舎の廃虚と言う劣悪で致命的な条件下で、125頭の犬、6匹の猫、及び1匹のヤマアラシを飼育していたことです。
ほとんどの犬は殺処分(安楽死)させなければなりませんでした、そのうちの4頭の犬の情報は得られていませんが。
過去20年間の間に、無職のマリエッタ・Pはすでに何度も何度も別の場所で、時には致命的な条件下で異常に多くの動物を飼育していました。


マリエッタ


(動画)

 ネコに家が壊される~広がる ペット多頭飼育崩壊~ - NHK クローズアップ現代 119匹の野良猫に占領された家 2017/03/14 に公開




(動画)

 猫の殺処分問題の根底にいる無責任飼い主「アニマルホーダー」 2017/06/18 に公開。上記の「NHKクローズアップ現代」と同じ事件と取り上げたTBSの番組。「殺処分に過剰反応したり愛護が使命だと思い込んでる飼い主が「精神疾患にかかっている可能性がある」と解説しているます。テレビで殺処分ゼロ問題の本質を報道した点が評価できると思います。

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続・「アメリカでは猫の殺害が懲役16年になった判決」は日本の動物愛護管理法違反事件の参考にならない



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(Summary)
No charges for Texas veterinarian who killed cat with bow and arrow
BELLVILLE, Texas - A Houston-area veterinarian who killed a cat with a bow and arrow will not face charges at this time after an Austin County grand jury declined to indict her for animal cruelty, reports CBS affiliate KHOU.


 前回記事、「アメリカで猫の殺害が懲役16年になった判決」は日本の動物愛護管理法違反事件の参考にならない、の続きです。今年、税理士である大矢誠被告人が、野良猫(非占有、無主物の猫)を私有地内で捕獲して殺害する様子の動画をインターネットで公開しました。その容疑大矢被告人は逮捕、起訴され、一審で「懲役1年10ヶ月執行猶予4年」の判決が言い渡されました(*)。起訴前から、「日本の動物虐待に対する罪は軽すぎる。大矢誠被告人の実刑にすべし」という署名サイトがいくつも立ち上がりました。では海外先進国と比較して、日本の動物虐待に対する処罰は軽いのでしょうか。「日本の動物虐待に対する処罰が軽すぎる」という根拠に、「アメリカで猫の殺害が懲役16年になった判決」を根拠として挙げている方が多いです。しかしこのアメリカの判決は、大矢誠被告人の事件とは異質です。前回記事では、アメリカの本事件は主たる犯罪が「窃盗罪」であり、大矢誠被告人の事件とは異質であることを書きました。アメリカでは、大矢誠被告人と近似の事件である、私有地内に侵入した近隣の飼い猫を弓矢で射殺した女性獣医師は刑事訴追を受けていません。さらにアメリカの複数の州では、野良猫の狩猟を推進しており、飼い猫とは法律上異なる扱いをしています。

(*)【猫惨殺裁判】杉本彩 執行猶予判決に怒る 「法律で裁かれなくても見合った罰は下るはず」(2017年12月13日)
なおこの記事でも、「アメリカでは猫殺害事件では懲役16年の判決となった」とありますが、この事件が窃盗罪であることに触れていません。
都合の良いつまみ食い、「事実の抜き書き」報道であり、マスメディアの報道としてあるまじきことだと思います。


 日本の動物愛護管理法(動物の愛護及び管理に関する法律)44条4項の1においては、特定の動物を「人が占有していない。非占有」であっても、占有されているものと同位の保護をしています。つまり44条1項の、「みだりな殺傷」の処罰は、特定の動物に対しては、人の占有、非占有にかかわらず、同じ処罰を受けます。
 しかし、「特定の動物が人の占有非占有にかかわらず同位の保護を受ける」規定がある、日本の動物愛護管理法は、国際的にはむしろ例外です。私が今まで述べてきたとおり、ドイツの連邦動物保護法(Tierschutzgesetz)が適用されるのは、「人に占有」されている動物だけです。特に犬猫は、仮に飼い主があったとしても、飼い主が管理していない状態(非占有)であれば、ドイツ連邦狩猟法(Bundesjagdgesetz)23条により、一年を通じて積極的な狩猟駆除の対象とされています。オーストリアも同様です。オーストラリアは積極的な犬猫の狩猟駆除を国家事業として行い、民間人ハンターにも推奨しています。特にニュージーランドの一部自治体では、「野良猫の駆除は土地所有者の義務である」とされています。スイス、オランダは猫に関しては外来生物と同じ扱いで、一年を通じて狩猟駆除が推奨されてます。これらの国にはもちろん犬猫の保護を規定した法律がありますが、占有(飼い犬猫)と非占有(野良犬猫、もしくは飼い主がいても管理していない状態)とは明確に区分しています。

 大矢誠被告人が殺害した猫は野良猫(非占有。無主物)です。つまり上記の国々(ドイツ、オーストリア、スイス、オランダ、オーストリア、ニュージーランド)では、飼い猫の殺害の規定を受けません。例えばドイツでは、狩猟免許を持っていれば、大矢誠被告人の行為を罰することはできません。ドイツには、動物の、特段残酷な殺害を加重処罰する「動物虐待規定(animal cruelty)」はありません(「連邦狩猟法」Bundesjagdgesetz19条では、狩猟動物の殺害においてできるだけ苦しめないとはありますが、処罰規定はありません)。仮に狩猟免許がなくても、無資格狩猟は行政罰のみです(ただしドイツ16州のうち、ノルトライン-ヴェストファーレン州のみは猫の狩猟を禁じている。違反は5,000ユーロまでの行政罰)。
 同様に、アメリカの複数の州では、野良猫を積極的に狩猟駆除すべきと定めています。例えばワイオミング州ですが、1年を通じてほぼ無制限に野良猫の狩猟が合法です。また、野良犬猫もしくは無登録の犬猫(飼い主があったとしても)は、殺害して良いとされています。つまり大矢誠被告人が殺害した猫は野良猫であり、ワイオミング州では合法となります。以下に、ワイオミング州の根拠となる州法を引用します。


Predatory Animal Control Laws, Rules, and Regulation
CHAPTER 6 - PREDATORY ANIMALS
ARTICLE 1 - CONTROL GENERALLY
11-6-101. Permission to eradicate upon refusal of entry by property owner.
Whenever predatory animals become a menace to livestock owned or controlled by any resident of Wyoming and the owner or lessee of any real estate in the vicinity where the livestock is ranged or pastured refuses permission to the owner of the livestock,his agents or employees, to enter upon the real estate for the purpose of destroying such predatory animals, entry may be obtained as provided by W.S.
11-6-102. Application to county commissioners; hearing; determination; limitation on use of firearms.
The owner of the livestock may file a written application with the board of county commissioners of the county where the real estate is located, applying for permission to eradicate predatory animals.
ARTICLE 3 - WYOMING ANIMAL DAMAGE MANAGEMENT PROGRAM
11-6-302. Definitions.
(a) As used in this article:
(ix) "Predatory animal" means:
(A) Coyote, jackrabbit, porcupine, raccoon, red fox, skunk or stray cat

農業、畜産およびその他の動物
第6章 有害動物
第1条 管理の総則
11-6-101 不動産所有者による、それらの動物の侵入防止に基づき、その動物を根絶することの許可。
有害動物がワイオミング州の住人によって所有または管理されている家畜に対する脅威になり、そのような有害動物を殺害する目的で不動産に入ることを、家畜が牧場や牧畜されている周辺の不動産の所有者または賃借人が、家畜の所有者、代理人または従業員に対して許可をしなかった場合は、ワイオミング州によって立ち入りの許可が与えられ、行うことができます。
11-6-102 郡の委員会への申請。聴聞、決定、銃器の使用制限。
家畜の所有者は、不動産が所在する郡の郡委員会に書面で申請し、有害動物を根絶する許可を申請することができます。
第3条 ワイオミング州における動物の害を制御するプログラム
11-6-302 定義
(a)この条文で使用されているもの
(ix)「有害動物」とは、
(A)コヨーテ、ジャックラビット、ヤマアラシ、アライグマ、アカキツネ、スカンクまたは野良猫


TITLE 11. AGRICULTURE, LIVESTOCK AND OTHER ANIMALS. CHAPTER 31. DOGS AND CATS. ARTICLE 1. IN GENERAL.
§ 11-31-211 Property rights in unlicensed dog or cat; no right of action for destruction.
The owner of a dog or cat has no property right in an unlicensed dog or cat, nor does he have any right of action against any person for the destruction of the dog or cat.

農業、畜産およびその他の動物に関する州法 第31章犬と猫  第1条総則
§11-31-211 無免許(飼育のための許可登録を行っていない)の犬または猫の財産権について。
殺害されたことに対しての権利はありません。
犬または猫の飼い主においては、無免許の犬または猫には財産権がありませんし、また、犬または猫が殺害されたとしても、いかなる人に対しても行動する権利(註 損害賠償を求めるなど)がありません。



 その他の点でも、アメリカの判例をもって「日本の動物虐待の罪は軽すぎる」とするのは、無知蒙昧です。無知蒙昧な方には、耳かき一杯の法律論を説明したとしても、頭が飽和状態で入らない徒労となるとは思いますが。
 前回記事で書いたとおり、アメリカの刑事司法制度においては、量刑は単純加算されます。ですから有罪になった場合は、量刑が日本より極端に重くなることが多々あります。この点については、教えて!goo 山ほど同様の犯罪を繰り返した場合の量刑の決め方について、のベストアンサーが良い回答をしています。
 さらにアメリカの場合は、刑事事件では起訴前段階から一般市民が参加する制度が有り、裁判においても陪審制を採用しています。一般市民が裁判に参加することで、判決が極端に振れる傾向があります。
 これ以上は長くなりますので触れません。結論を言えば、「アメリカでは猫を殺害した犯人に対しては懲役16年の判決がある。だからそれに比べれば日本の動物虐待の処罰は軽すぎる」と騒いでいる人達は、あまりにも無知蒙昧で愚かです。都合の良い事実のつまみ食いで、誤った事実を拡散するのは実に有害です。生半可な、断片的な情報のつまみ食いで法律を論じるのは無責任です。


(画像)

 アメリカ、CBSニュース、No charges for Texas veterinarian who killed cat with bow and arrow 「弓と矢で猫を殺したテキサス州の女性獣医師に対する刑事告発はありません」。2015年6月25日、から。これが女性獣医師が猫を弓矢で殺害し、FaceBookでその死体を公開した画像。

クリスティン 刑事訴追なし


 「私有地内に侵入した猫を弓矢で殺害して、その死体をFaceBookで公開した女性獣医師」の事件は、日本では間違いなく動物愛護管理法44条1項の、「みだりな愛護動物の殺傷」となり、有罪になると考えられます。ですから「日本が著しく動物虐待に対する処罰が海外と比べて軽い」とは言えません。「(飼い)猫を(窃盗して)殺害したアメリカの事件は懲役16年になった。だから日本は動物虐待に対して海外と比べて処罰が軽い」と主張している人たちは、原文でアメリカの事件(猫を殺害して懲役16年になった判決)を読んでいるとは思えません。
 日本での本事件の報道では、殺害された猫が飼い猫であることを意識的なのかどうかはわかりませんが、触れていないからです。「都合の良いところだけの抜き書き」です。したがって、アメリカの本事件(猫を殺害して懲役16年になった判決)をもって、「日本の動物虐待に対する処罰は軽い」と主張している人たちは、あまりにも無知蒙昧です。アメリカの「猫の殺害で懲役16年の判決」になった事件と日本の本事件を比較するのであれば、アメリカの事件の概要を原文で確認する責任があります。

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「アメリカで猫の殺害が懲役16年になった判決」は日本の動物愛護管理法違反事件の参考にならない



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(Summary)
No charges for Texas veterinarian who killed cat with bow and arrow
BELLVILLE, Texas - A Houston-area veterinarian who killed a cat with a bow and arrow will not face charges at this time after an Austin County grand jury declined to indict her for animal cruelty, reports CBS affiliate KHOU.


 今年、税理士である大矢誠被告人が、野良猫(非占有、無主物の猫)を私有地内で捕獲して殺害する様子の動画をインターネットで公開しました。その容疑大矢被告人は逮捕、起訴され、一審で「懲役1年10ヶ月執行猶予4年」の判決が言い渡されました(*)。起訴前から、「日本の動物虐待に対する罪は軽すぎる。大矢誠被告人の実刑にすべし」という署名サイトがいくつも立ち上がりました。では海外先進国と比較して、日本の動物虐待に対する処罰は軽いのでしょうか。「日本の動物虐待に対する処罰が軽すぎる」という根拠に、「アメリカで猫の殺害が懲役16年になった判決」を根拠として挙げている方が多いです。しかしこのアメリカの判決は、大矢誠被告人の事件とは異質です。

(*)「猫虐待」元税理士に懲役1年10月 、執行猶予4年…東京地裁判決 弁護士ドットコムニュース(2017年12月12日)


 「日本の動物虐待の罪は軽すぎる」という根拠に、「アメリカでは猫の殺害で懲役16年の判決がある」と拡散している人たちですが、以下の検索結果にあります。大矢誠 アメリカ 懲役16年。結論から言えば、「アメリカの猫の殺害での懲役16年の判決」と、大矢誠被告人の事件は全く異質、かつアメリカと日本の司法制度が異なるために比較することは愚かです。アメリカの本事件は、殺害した猫は盗んだ飼い猫です。アメリカの本事件は、窃盗罪などとの量刑が加算(*1)されているという点では、大矢誠被告人の事件とは全く異なります。
 まず、アメリカ、カリフォルニア州における、「猫の殺害で懲役16年の判決」ですが、アメリカのメディアによるニュースソースを引用します。Serial cat killer sentenced to 16 years in jail 「16年の懲役刑の判決を言い渡された連続猫の殺害犯」。2017年7月17日。


Robert Farmer, 25, was sentenced to 16 years for abducting, torturing and killing nearly two dozen cats that he stole from the streets of a San Jose neighborhood.
A judge read the names of the cats aloud during Farmer’s sentencing, and noted that the body of a tabby cat named Go-Go had not yet been found.
Go-Go’s owner, Miriam Petrova, said Friday’s sentencing provided closure for her and others whose pets were Farmer’s victims.

ロバート・ファーマー被告人(25歳)は、サンノゼ近郊の街から盗んだ約2ダースの猫を捕獲、虐待し、殺害したために16年間の懲役刑の判決を受けました。
裁判官はファーマー被告人の判決の際に、猫の名前を朗読しましたが、「ゴーゴー」と呼ばれる縞模様の猫の死体はまだ見つかっていないと指摘しました。
ゴーゴー(猫の名前)飼い主である、ミリアン・ペトロヴァ氏は、金曜日の判決では、彼女と他の人たちのがファーマー被告人の犠牲だったと語りました。



 上記のニュースソースにあるとおり、アメリカ、カリフォルニア州で20数匹の猫を殺害し、懲役16年の判決を受けた被告人の事件では、殺害された猫は「飼い猫」です。そして被告人は自己所有地の外で、他人の所有物である飼い猫を捕獲(窃盗)しました。ですから本事件は、動物虐待事件というよりは、むしろ窃盗罪と理解すべきでしょう。種となる犯罪事実は窃盗罪で、それに動物の殺害などの刑が加算された判決と考えるのが妥当です。猫の殺害よりも、窃盗罪の方がはるかに法定刑が重いのでから。
 例えば同様の事件が日本で起きた場合は、窃盗罪と動物愛護管理法44条1項違反(愛護動物のみだりな殺傷の禁止)などとの併合罪になります。窃盗罪は、最高で懲役10年になります。動物愛護管理法44条1項違反では、最高で懲役2年となります。それを併合罪ではなく量刑を単純加算するアメリカでは、懲役16年という判決は、日本との刑事司法制度との違いを考慮すれば、特段アメリカが動物虐待に対しての処罰が重いとは言えません。
 ましてや、大矢被告人(猫を殺害し、その様子の動画をインターネット上で公開した)の事件では、殺害された猫は野良猫(無主物)です。つまり窃盗罪は成立しません。また野良猫の捕獲は自己所有地内で行われていました。また大矢被告人は野良猫から財産に対する被害を受けており、野良猫の殺害は、その防除という意味もあります。

 アメリカでは上記の、「飼い猫20数匹を窃盗し殺害した事件での懲役16年の判決」より、大矢被告人の猫殺害事件により近い事件があります。それはテキサス州で発生した事件ですが、女性獣医師が自己所有地に侵入した近隣の飼い猫を、弓で射殺した事件です。女性獣医師は、射殺された猫の死体をFaceBookで公開しました。女性獣医師は「私有地内に侵入する猫から、私有財産を守るためにその猫を殺害した」のです。この事件では、女性獣医師は刑事訴追を受けませんでした。
 なぜならばテキサス州法では「自己所有地内に侵入する犬猫から私有財産を守るために、侵入する犬猫を殺害することは合法」だからです。まさに大矢誠被告人の事件は、このテキサス州の、女性獣医師が自己所有地内に侵入した猫を射殺した事件に近似しています。
 ALDF Fights to Bring Kristen Lindsey to Justice 「ALDF(アメリカの大手動物愛護団体)は、クリスティン・リンジーに正義の制裁を与えるために戦います」。2016年4月、から引用します。


A grand jury investigated the killing but, in June 2015, found there was “insufficient proof” to charge Lindsey with animal cruelty.
The Austin County District Attorney’s office then closed the case, claiming it could not confirm where the cat was killed, whether the cat had an owner, and whether the cat was killed “in a cruel manner.”

大陪審(*1、)がクリスティン・リンジー獣医師の猫の殺害について調査しましたが、2015年6月に、それが動物に対する残虐行為であることを証明するには不十分であることが判明しました。
オースティン郡の地方検察庁は、猫がどこで殺されたか、飼い主がいるかどうか、猫が 「残酷な方法で殺された」のかどうかを確認することができないと主張して、事件を終結させました。


*1大陪審

大陪審(だいばいしん、英: grand jury)は、一般市民から選ばれた陪審員で構成される、犯罪を起訴するか否かを決定する機関をいう。
起訴陪審(きそばいしん)ともいう。
大陪審は、アメリカ合衆国において、権力分立(チェック・アンド・バランス)の仕組みの一貫と考えられており、検察官の処分だけで事件が裁判(トライアル)に付されるのを防ぐという意図がある。


 このような記事もあります。No charges for Texas veterinarian who killed cat with bow and arrow 「弓と矢で猫を殺したテキサス州の女性獣医師に対する刑事告発はありません」。2015年6月25日。


BELLVILLE, Texas - A Houston-area veterinarian who killed a cat with a bow and arrow will not face charges at this time after an Austin County grand jury declined to indict her for animal cruelty, reports CBS affiliate KHOU.
The jury "no-billed" the animal doctor, indicating they examined all the evidence and determined there was insufficient proof to charge.

テキサス州ベルヴィル - オースティン郡の大陪審が動物の残虐行為により、女性獣医師を刑事起訴することを拒否した後に、弓と矢で猫を殺したヒューストン地区の女性獣医師は、現在刑事告発されることはないと、CBS系列のKHOUは報道しています。
陪審員は女性獣医師に対して、「刑事告発状を提出していない」と言い、さらにすべての証拠を精査しましたが、本事件では、刑事告発を請求するには不十分であるとの判断を示しています。



(画像)

 アメリカ、CBSニュース、No charges for Texas veterinarian who killed cat with bow and arrow 「弓と矢で猫を殺したテキサス州の女性獣医師に対する刑事告発はありません」。2015年6月25日、から。これが女性獣医師が猫を弓矢で殺害し、FaceBookでその死体を公開した画像。

クリスティン 刑事訴追なし


 「私有地内に侵入した猫を弓矢で殺害して、その死体をFaceBookで公開した女性獣医師」の事件は、日本では間違いなく動物愛護管理法44条1項の、「みだりな愛護動物の殺傷」となり、有罪になると考えられます。ですから「日本が著しく動物虐待に対する処罰が海外と比べて軽い」とは言えません。ですから「飼い猫を窃盗して殺害したアメリカの事件は懲役16年になった。だから日本は動物虐待に対して海外と比べて処罰が軽い」と主張している人たちは、原文でアメリカの事件(猫を殺害して懲役16年になった判決)を読んでいるとは思えません。日本での本事件の報道では、殺害された猫が飼い猫であることを意識的なのかどうかはわかりませんが、触れていないからです。「都合の良いところだけの抜き書き」です。したがって、アメリカの本事件(猫を殺害して懲役16年になった判決)をもって、「日本の動物虐待に対する処罰は軽い」と主張している人たちは、あまりにも無知蒙昧です。
 さらにアメリカの刑事司法においては、日本とはかなり異なる点があります(たとえば量刑の考え方など)。ですから、アメリカの刑事事件の判決をそのまま日本と比較することは妥当とは言えません。残念ながらツイッターで大騒ぎしている衆愚に対しては、法律的なことは理解する能力が無いでしょうが。その点については、次回以降の記事で取り上げます(続く)。


(追記)

 なお、「ドイツでは大矢誠被告人と同じことをすれば懲役10年以上になる」という「珍」情報も流布されてますが、あまりにもひどい、荒唐無稽な嘘情報です。ドイツでは、仮にその猫が「飼い猫」であったとしても、殺害は最高で懲役3年もしくは2万5,000ユーロまでの罰金です。懲役3年というのは、日本の器物損壊罪と同じ処罰で、特段ドイツが動物の殺害で日本より処罰が厳しいとは言えません(Tierschutzgesetz)。
 さらに、野良猫(無主物。もしくは非占有猫)であれば、ドイツ連邦狩猟法(Bundesjagdgesetz)が適用されます。ドイツ連邦狩猟法23条においては犬猫の狩猟駆除を「狩猟鳥獣を守るため、ハンターの責務である」と推奨しています。仮に狩猟免許のないものが無資格で非占有犬猫を狩猟駆除(殺害)した場合は、5,000ユーロ(日本円で約65万円)までの行政罰にとどまります。ドイツ16州のうち、唯一ノルトライン-ヴェストファーレン州では猫の狩猟を禁じていますが、違反は最高で5,000ユーロまでの行政罰です。その点に関しては、私は以下のような記事を書いています。

「ドイツでは野良猫の殺害は懲役10年になる」という、「猫伯爵」という方のあまりにも面白いドイツ法解説(大笑い)
ドイツでは、野良猫殺害の処罰は最高で5,000ユーロ(65万円)の過料である~猫伯爵氏の珍情報を笑う
ドイツ連邦共和国 ノルトライン=ヴェストファーレン州狩猟法 改正法 2017年10月6日現在~ドイツ連邦共和国では野良猫殺害の刑事罰はない


(画像)

 yoko@動物虐待反対!、のスクリーンショット。
 
猫伯爵

 ドイツ連邦共和国では、野良猫(=無主物。非占有猫)の殺害そのものを刑事罰で罰する法律はありません。したがって、野良猫(無主物)を殺害して、懲役10年以上になった判例はただの一つもありません。懲役10年以上どころか、刑事罰すらありません。野良猫(無主物)は、ドイツ連邦狩猟法(Bundesjagdgesetz)の適用となり、積極的駆除の対象となります。
 ドイツ連邦共和国16州のうち、唯一ノルトライン=ヴェストファーレン州では、州狩猟法の改正により野良猫の狩猟による殺害を禁じました。処罰は行政罰のみで、最高で過料5,000ユーロ(65万円。1ユーロ130円)までが課されます。したがって、ノルトライン=ヴェストファーレン州においても、野良猫の殺害そのものでは刑事罰を受けません。
 ノルトライン=ヴェストファーレン州に限っても、野良猫の殺害での懲役刑はありえません。友人の、ドイツ人弁護士の方に、この条文を教えてあげましょう(大笑い)。ドイツ人の弁護士の方に、「ドイツで大矢誠被告人と同じことをしたら懲役10年以上になる」という判例、根拠法と該当する条文、学説、などをドイツ語原文でぜひ示していただきたいものです。

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まとめ・極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺



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(Zusammenfassung)
Leinenpflicht in Deutschland
・Wird dagegen oder gegen den Leinenzwang in der genannten Zeit verstoßen, können Geldbußen bis zu 25.000 € drohen.
・Jäger dürfen Hunde dann abschießen, wenn sie sich nicht innerhalb der Einwirkung ihrer Halter befinden.
・Wer seinen Hund entgegen dieser Vorgabe(eine generelle Leinenpflicht)an den genannten Orten frei laufen lässt, riskiert nicht nur eine Geldbuße, sondern muss sogar mit der Einziehung des Hundes rechnen.
・Darüber hinaus können freilaufende hunde von Polizisten erschossen werden.


 記事、
極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺
続・極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺
続々・極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺
続続々・極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺
の続きです。
 これらの記事では、近年ドイツ共和国においては犬のリード義務に関する処罰規定が極めて厳しくなったことを取り上げました。例えば、次の事柄です。ドイツ全16州では犬のリード義務規定が有り、違反に対する罰金の最高額はノルトライン=ヴェストファーレン州などでは2万5,000ユーロ(日本円で約325万円)です。ノーリード(*1)の犬は、行政が押収する(殺処分される可能性がある)ことを定めているヘッセン州などがあります。ノーリードの犬は、ドイツ全州でハンターが合法的に射殺できます。さらに、警察法運用指針では、ノーリードの犬は警察官は射殺すべきであると定めています。・ザクセン州、・ザクセンーアンハルト州、・シュレースヴィッヒ-ホルシュタイン州、・チューリンゲン州、を取り上げます。


(*1)「ノーリード」は、和製英語で通じません。私がこのワードを用いるのは、あまりにも日本で定着しており、このワードで検索する方が多いからです。


 ドイツ連邦共和国の犬のリード義務に関して、まとめたサイトがあります。ドイツ全16州においては、各州により犬のリード義務を定めていますが、罰金額などにおいては違いがあります。以下のサイトでは、ドイツ全16州に付いて、犬のリードに関する規則をまとめています。今回記事では、以下の州を取り上げます。 Leinenpflicht in Deutschland 「ドイツ連邦共和国における犬のリード義務」。2016年2月11日。
・ザクセン州
・ザクセン-アンハルト州
・シュレースヴィッヒ-ホルシュタイン州
・チューリンゲン州


・Sachsen
Eine generelle Leinenpflicht besteht in sächsischen Wäldern nicht.
In den Jagdbezirken dürfen Hunde jedoch nicht ohne Aufsicht frei laufen gelassen werden, ansonsten kann ein Bußgeld bis zu 5000 € verhängt werden.

・Sachsen- Anhalt
In der Zeit zwischen dem 1. März und dem 15. Juli müssen Hunde in Sachsen-Anhalt stets angeleint werden.
Es gilt außerdem ganzjährig ein generelles Verbot, seinen Hund in Feld oder Wald einschließlich angrenzender öffentlicher Straßen unbeaufsichtigt laufen zu lassen.
Wird dagegen oder gegen den Leinen zwang in der genannten Zeit verstoßen, können Geldbußen bis zu 25.000 € drohen.
Jäger in Sachsen-Anhalt dürfen Hunde dann abschießen, wenn sie sich nicht innerhalb der Einwirkung ihrer Halter befinden.

・Schleswig- Holstein
In Schleswig- Holstein sind Hunde in folgenden Bereichen an einer Leine zu führen.
Verstöße gegen diese Leinenpflicht können mit Geldbußen bis zu 10.000 € sanktioniert werden.
Gänzlich verboten ist es in Schleswig- Holstein, Hunde mitzunehmen in Kirchen, Kindergärten, Schulen und Krankenhäuser, in Theater, Lichtspielhäuser, Konzert-, Vortrags- und Versammlungsräume sowie in Badeanstalten, auf Kinderspielplätze und Liegewiesen.
In den Wäldern Schleswig- Holsteins gilt ein genereller Leinenzwang.
In den Jagdbezirken dürfen wildernde Hunde getötet werden.
Wer seinen Hund unbeaufsichtigt in einem Jagdbezirk laufen lässt, riskiert außerdem eine Geldbuße bis zu 5000 €.

・Thüringen
In Thüringens Wäldern gilt das ganze Jahr über ein genereller Leinenzwang.
Jäger dürfen aufsichtslose, wildernde Hunde abschießen.
Auch in Thüringen gilt die höchst bedenkliche Regelung, dass sogar Hunde, die sich in Fallen gefangen haben, getötet werden dürfen.

・ザクセン州
ザクセン州の森林地帯全体では、犬のリード義務ははありません。
しかし狩猟地区では、犬は管理することなく自由に走り回れるようにすることはできず、もしそれに違反すれば5,000ユーロ(日本円で約65万円)までの罰金が科せられる可能性があります。

・ザクセン-アンハルト州
3月1日から7月15日までの期間は、ザクセン・アンハルト州では犬は常にリードにつながれていなければなりません。
さらに年間を通じての全般的な禁止があり、近隣の道路を含め、犬を森林や農地に放す事は禁止されています。
一方、当該期間中に犬のリードの強制に違反した場合は、2万5,000ユーロ(日本円で約325万円)までの罰金を科される危険性がります。
ザクセン-アンハルト州のハンターは、犬が飼い主の管理下になければ射殺することができます(註 ハンターが、その犬が飼い犬と認識していても射殺して良いという解釈になります)。

・シュレースヴィヒ-ホルシュタイン州
シュレースヴィヒ=ホルシュタインでは、次の場所では犬をリードでつなぐ義務があります(註 例外的に認められた犬のリードフリーエリア以外の市街地のほぼ全てと考えて良い)。
この義務の違反は、最高で10,000ユーロ(日本円で約130万円)の罰金の対象となる可能性があります。
シュレースヴィヒ-ホルシュタイン州では、教会、幼稚園、学校、病院、劇場、映画館、コンサート、講義室、会議室、水泳場、子供の遊び場、芝生では、犬は完全に禁止されています。
シュレースヴィヒ-ホルシュタイン州の森林では、全域で犬にはリードが義務です。
狩猟区域では、犬が殺害される可能性があります。
狩猟地区に犬を放した人は5,000ユーロ(日本円で約65万円)までの罰金が課されます。

・チューリンゲン州
チューリンゲン州の森林地帯では、1年を通じて犬にはリードが必要です。
ハンターは、管理下にない、狩猟鳥獣に被害を与える犬を射殺することができます。
チューリンゲン州で最も心配な規則は、ライブトラップに捕らえられた犬でさえも、殺される(ことが合法)ということです。



 「人の占有下にない犬は野生動物を食害して有害であるため、積極的に駆除すべきである」というのが、ドイツ連邦共和国の方針であり、連邦狩猟法(Bundesjagdgesetz)23条で明文化されています。それを受けて、各州の狩猟法でも踏襲しています。
 広義の野生動物の保護ですが、生態系の保全、という意味で、州政府が「犬とオオカミの雑種」を殺害駆除することも行われます。最近、ドイツ、チューリンゲン州では、犬とオオカミの雑種の仔が見つかり、州は狩猟駆除し、殺害する方針です。これも一種の「犬(?)の狩猟駆除」でしょう。しかも州が自ら行うものとして。Seltene Paarung mit einem Hund Sechs Wolf-Mischlinge auf der Abschussliste 「犬とのまれな交配 6頭のオオカミと犬との雑種の殺害駆除がリストアップされました」。2017年10月23日。


In Thüringen lassen sechs junge Wolf-Mischlinge die Emotionen hochkochen.
Die Tiere seien ein Problem für den Artenschutz, heißt es, und für den Menschen.
Womöglich werden sie erschossen. Der Grund: Ihr Vater ist ein Hund.
Sechs junge Vierbeiner - halb Wolf, halb Hund - sorgen für Streit.
Sie sind gerade einmal fünf Monate alt. Trotzdem wird schon über ihren Tod diskutiert.

ドイツ、チューリンゲン州では、6頭の若いオオカミと犬との雑種で感情的になっています。
その雑種は種の保存にとっては問題であり、人間の都合だと言われています。
多分、その雑種たちは射殺されるでしょう。
理由は、父親が犬だからです。
半分がオオカミ、半分が犬の雑種の6頭の若い四本足の友人(犬)が紛争を起こします。
雑種たちは、わずか5ヶ月齢です。
それにもかかわらず、彼らの殺害が議論されています。



(画像)

 maimaiさんのその他の発言も、抱腹絶倒で面白く、大変楽しませていただきました。
 「(ドイツでは)森を散歩してると、繋がれていない犬が幸せそうに歩いたり、飼い主と遊んだりしています。誰にも迷惑かけていませんし、阻む権利は誰にもありません」。とツイートしているmaimaiさんですが、もし犬をお飼いならば、ぜひ私がリンクした資料を参考にしてください。ドイツではほぼ全州で、森の中でも犬のリードを義務付ける州法令があります。森の中で犬をリードせずに自由にしていると、極めて高額な罰金が課せられる可能性がありますし、ハンターに射殺される危険性があります。警察官が射殺することもあります。不幸を避けるために。しかし意味ないですね、maimaiさんはドイツ語が全くわからないようですから。
 画像は、ツイッター、のスクリーンショット。精神病院の閉鎖病棟の患者さんたちの会話といったレベル。
 ところで、私が野良猫を殺害した被告人の温情判決署名の発起人ということが拡散されていますが、私とは別人です。この発起人の方の主張に同意できるところがありましたので署名はしました。
 私でしたら、必ず諸外国との法制度を取り上げます。日本の動物愛護管理法では、特定の動物は非占有、さらには無主物であっても、占有物と同位の保護を受けますが、それは国際的に例外です。ドイツなどでは、非占有の犬猫は動物保護法(独 Tierschutzgesetz)の保護を受けません。ドイツにおいては、非占有犬猫の殺害そのものの刑事処罰はありません。またアメリカと異なり、ことさら残虐な殺害を重く罰する、動物虐待条項(Animal Culuty)もありません。


Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
(ドイツは)人権よりペット権が尊重される国ですよ(註 その根拠となる法令と該当する条文を原語で挙げてください。さらにその法令に基づく判例、制度の具体例を挙げてください)。
動物虐待の弁護材料にドイツを持ち出すのはお門違いです。
騙されないで下さい。

じゅにぺこ‏ @happy_junie Sep 13
外出時、ドイツではペットを首輪などで繋いでいないと警察が銃で殺処分してしまうと他者(動物虐待愛好家)に聞きました(註 首輪をして飼い主明示をしていても、人の占有下にない犬は徘徊している状態では、警察官に射殺されます。また首輪をしていてもリードから放れて人の管理下にない犬猫は、狩猟法に則れば射殺しても合法です。現に目立つ首輪をした犬を民間人ハンターが射殺して、無罪になった判例もあります(*1))。
また、別サイトでも野良の動物は法律により銃殺処分だとありましたが本当なのでしょうか(註 先に述べましたとおり、飼い主がいると判別できる犬猫であっても、人が占有していなければ、ドイツでは狩猟駆除が推奨されています。そのような規定がある「野良の動物」は、犬猫だけです。ドイツでの犬猫の狩猟駆除数は、高位推計で50万頭近くです。人口比で日本の公的殺処分の10倍よりはるかに多いです。ただし行うのは多くは民間人ハンター。それとは別に、行政が咬傷犬や禁止犬種を押収して強制的に殺処分する州法がドイツ全州にあり、行政が行う犬の殺処分も相当あります。その場合は、麻酔薬を用いた安楽死が採用されます(*2))。

Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
こっちの犬って躾が行き届いているんです(註 ドイツの犬の咬傷事故は人口比で日本の10倍です(*3)。躾が行き届いているとは、人を咬まないことが最も重要だと思いますが?)。
森を散歩してると、繋がれていない犬が幸せそうに歩いたり、飼い主と遊んだりしています(註 リードをしていなかった為に、飼い主から3mの距離で射殺された犬がいましたが、ハンターの行為は合法とされ刑事訴追されませんでした(*4))。
誰にも迷惑かけていませんし、阻む権利は誰にもありません(註 あまりにもひどい嘘情報で呆れます。情報を不特定多数に対して発信するのであれば、責任を持つべきです。例えばノルトライン=ヴェストファーレン洲では、森林で犬にリードをしなければ、最高で罰金2万5,000ユーロ=325万円です。その他の州でも、ドイツには全州で、州法で犬のリード義務を定めています。行政が犬のリードを強制しています。リードをしていなければ行政が犬を押収して、殺処分する権限があるヘッセン州もあります(*5)。民間人ハンターが犬猫を射殺しても合法ですしその数は高位推計で50万頭近くです。ドイツの警察官が犬などを射殺する数は年間1万頭以上です。都市部より、自然保護区の森の方が、犬のノーリードに対しては厳しい措置が取られます。あなたは現実のドイツには住めません。脳内の妄想ドイツの住民です。有害な嘘情報を公にせずに、精神科に診てもらうことをお勧めします)。


maimai.jpg


(*1)
Gerichtsurteil Hund wurde zu Recht erschossen 「判決 犬は合法的に射殺されました」。2015年10月28日。
ドイツで、首輪をした犬を射殺して、飼い主に無断で犬の死体を廃棄して無罪になったケース。

(*2)
Lesefassung des Hundegesetzes von Berlin 「ベルリン州 犬に関する法律」

「禁止犬種、危険な犬は行政が押収して強制的に殺処分する権限がある。殺処分の費用と死体処理費用は飼い主が負担しなければならない」とされています。

§ 30 Anordnungsbefugnisse
(9) Die zuständige Behörde kann die Tötung eines Hundes anordnen, wenn Tatsachen die Annahme rechtfertigen, dass
auch in Zukunft von dem Hund eine konkrete Gefahr für Leben oder Gesundheit von Menschen oder Tieren ausgeht.
Die Kosten der Tötung und der Tierkörperbeseitigung hat die Halterin oder der Halter des Hundes zu tragen,bei herrenlosen Hunden die letzte Halterin oder der letzte Halter.

30条 行政の強制力
(9)権限のある当局は、その事実が正しいと仮定される場合は、犬の殺害を命ずることができる。
将来的にその犬が人または動物の生命や健康へまさに危険をもたらす可能性がある場合。
犬の殺処分と死体処理のコストは、飼い主か管理者、徘徊犬(野良犬、捨てられた犬)は、最後の飼い主または管理者が負担しなければならない。


(*3)
Keine Frage der Rasse Verhalten von "Kampfhunden" oft anerzogen 「犬の品種特性は疑いの余地がありません 闘犬としての行動はしばしば教え込まれています」。2016年5月23日。
ドイツにおける、犬の咬傷事故件数は年間約35,000件で、人口比で日本の10倍。

(*4)
Hund 3 Meter neben seinem Halter erschossen 「ハンターは、飼い主から3mしか離れていない犬を射殺した」。2015年2月。
飼い主から3mしか離れていない犬を射殺したハンターは、その犬にリードをしていなかったために刑事訴追を受けなかった例。

(*5)
Leinenpflicht in Deutschland 「ドイツの犬のリード義務」。2016年。

(*6)
Rodorf.de Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis 「ノルトライン=ヴェストファーレン州 警察法指針」こちらはノルトライン=ヴェストファーレン州警察法指針ですが、全州に同様の警察法があります)。
「公共の場で飼い主の管理下にない犬は、警察官が射殺して安全を確保するのは職務である。その場合は、ドイツ連邦民法90条aの規定により、警察は民事上の損害賠償責任を負わない」とする、警察法の運用指針。

(*7)
Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland 「ドイツの警察官の銃の発射についての統計」(2016年)。
「ドイツ連邦共和国内における、「動物と財物」に対する発泡件数は、2015年では11,901件。その多くは犬と考えられる」。

ドイツ 警察官による犬などの射殺数 (640x258)

(その他)
日本語しか読めない、maimaiさんやじゅにぺこさんなどの小学生のために。
先進国って何? (七)  ドイツ篇 その一 合法的に駆除される飼い犬・飼い猫 ードイツ連邦狩猟法 青島 啓子 
国立国会図書館 諸外国における犬猫殺処分をめぐる状況  
(註 上記2件の資料においても、ドイツの犬猫狩猟駆除に関して述べられている。しかしこれらの資料は、ドイツにおける、犬の公的殺処分について触れられていない。読者に「ドイツには犬猫の狩猟駆除はあるが、公的殺処分はない」と誤解させる点では劣る資料である)。


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(Zusammenfassung)
Leinenpflicht in Deutschland
・Wird dagegen oder gegen den Leinenzwang in der genannten Zeit verstoßen, können Geldbußen bis zu 25.000 € drohen.
・Jäger dürfen Hunde dann abschießen, wenn sie sich nicht innerhalb der Einwirkung ihrer Halter befinden.
・Wer seinen Hund entgegen dieser Vorgabe(eine generelle Leinenpflicht)an den genannten Orten frei laufen lässt, riskiert nicht nur eine Geldbuße, sondern muss sogar mit der Einziehung des Hundes rechnen.
・Darüber hinaus können freilaufende hunde von Polizisten erschossen werden.


 記事、
極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺
続・極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺
続々・極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺
の続きです。
 これらの記事では、近年ドイツ共和国においては犬のリード義務に関する処罰規定が極めて厳しくなったことを取り上げました。例えば、次の事柄です。ドイツ全16州では犬のリード義務規定が有り、違反に対する罰金の最高額はノルトライン=ヴェストファーレン州などで2万5,000ユーロ(日本円で約325万円)です。・ノーリード(*1)の犬は、行政が押収する(殺処分される可能性がある)ことを定めているヘッセン州などがあります。・ノーリードの犬は、ドイツ全州でハンターが合法的に射殺できます。さらに、・警察法運用指針では、ノーリードの犬は警察官は射殺すべきであると定めています。今回は、・ニーダーザクセン州、・ノルトライン-ヴェストファーレン州、・ラインラント-プファルツ州、・ザールラント州、を取り上げます。


(*1)「ノーリード」は、和製英語で通じません。私がこのワードを用いるのは、あまりにも日本で定着しており、このワードで検索する方が多いからです。


 ドイツ連邦共和国の犬のリード義務に関して、まとめたサイトがあります。ドイツ全16州においては、各州により犬のリード義務を定めていますが、罰金額などにおいては違いがあります。以下のサイトでは、ドイツ全16州に付いて、犬のリードに関する規則をまとめています。今回記事では、以下の州を取り上げます。 Leinenpflicht in Deutschland 「ドイツ連邦共和国における犬のリード義務」。2016年2月11日。
・ニーダーザクセン州
・ノルトライン-ヴェストファーレン州
・ラインラント-プファルツ州
・ザールラント州


・Niedersachsen
In Niedersachsen besteht in der Zeit vom 1. April bis zum 15. Juli eine generelle Leinenpflicht.
Diese besteht vor allem aus den Flächen des Waldes,
umfasst sind aber auch die im usammenhang
bebauten Ortsteile sowie die zugehörigen Wege und die Gewässer.
Denn wer in Niedersachsen die Leinenpflicht missachtet, muss mit einer Geldbuße rechnen.
Niedersächsische Jägerdürfen wie ihre Kollegen aus den anderen Bundesländern einen wildernden Hund töten, wenn dieser sich nicht innerhalb der Einwirkung einer verantwortlichen Person befindet.

・Nordrhein-Westfalen
In Nordrhein-Westfalen sind Hunde in bestimmten Bereichen an einer „zur Vermeidung von Gefahren geeigneten Leine“ zu führen.
Diese Bereiche umfassen Fußgängerzonen, Haupteinkaufsbereiche und andere innerörtliche Bereiche sowie Straßen und Plätze mit vergleichbarem Publikumsverkehr.
Vom Leinenzwang umfasst sind außerdem der Allgemeinheit zugängliche, umfriedete Park-, Garten- und Grünanlagen einschließlich der Kinderspielplätze.
Auch müssen die Vierbeiner bei öffentlichen Versammlungen, Aufzügen, Volksfesten und sonstigen Veranstaltungen mit Menschenansammlungen sowie in öffentlichen Gebäuden, Schulen und Kindergärten an der Leine geführt werden.
Um von Verstößen gegen diese Anleinpflichten von vornherein wirksam abzuschrecken, droht der nordrhein-westfälische Gesetzgeber mit einer Geldbuße bis zu 100.000 € und einer Einziehung des Hundes.
In den Wäldern gilt in Nordrhein-Westfalen außerhalb der Wege eine generelle Leinenpflicht; bei Verstößen kann ein Bußgeld bis zu 25.000 € verhängt werden.
Hält sich ein Hund in einem Jagdgebiet außerhalb der Einwirkung seines Halter auf, so darf der Jäger ihn abschießen.

・Rheinland-Pfalz
In Rheinland-Pfalz besteht selbst in den Wäldern keine generelle Leinenpflicht.
insbesondere für die Naturschutzgebiete können aber gesonderte Regelungen gelten.
Jäger sind in ihren Jagdbezirken befugt, wildernde Hunde zu töten.
Wer seinen Hund dennoch unbeaufsichtigt in einem Jagdrevier laufen lässt, riskiert ein Bußgeld bis zu 5000 €.

・Saarland
Im Saarland sind Hunde bei öffentlichen Versammlungen, Aufzügen, Volksfesten und sonstigen Veranstaltungen mit Menschenansammlungen, in Gaststättenbetrieben, in Einkaufszentren, in Fußgängerzonen und in Haupteinkaufsbereichen sowie in öffentlichen Verkehrsmitteln an der Leine zu führen.
Wildschutzgebieten kann jedoch eine Leinenpflicht für alle Hunde bestehen.
denn bei Verstößen droht eine Geldbuße bis zu 5000 €.
Wird ein Hund wiederholt beim Wildern „erwischt“, darf er ggf. auch erschossen werden.

・ニーダーザクセン州
4月1日から7月15日の期間は、ニーダーザクセン州においては、全般的な犬のリード義務があります。
これは主に森林についてですが、それらは建物が建った地区と、それに関連する道路と水路も含まれます。
ニーダーザクセン州では、リード義務に違反する者は、罰金が科せられる可能性があります。
ニーダーザクセン州のハンターは他の州のハンターと同様に、その犬が管理者である飼い主の管理下にない場合は、狩猟鳥獣に被害を及ぼしている犬を殺害することができます。

・ノルトライン-ヴェストファーレン州
ノルトライン・ヴェストファーレン州では、犬は特定の地域では「危険防止のために適切なリード」により導かなければなりません。
これらの地域には、歩道、主要な商業地域、その他の都心部、同様に公共交通機関を備えた道路や広場などがあります。
リードの使用は、公園、緑地、子供の遊び場などの緑豊かな地域でも義務です。
4足の友人(犬)は、公共の人が集まるところ、エレベーター、フェスティバルなどの人々の集まりや公共の建物、学校、幼稚園などでもつながれていなければなりません。
これらの義務違反を効果的に防止するために、ノルトライン-ヴェストファーレン州議会は、最大1万ユーロ(日本円で約130万円)の罰金と犬の押収で警告しています。
ノルライン・ヴェストファーレン州の森林においては一般的な犬のリード義務以外が適用されます。
違反の場合は2万5,000ユーロ(日本円で325万円)までの罰金を科すことができます。
犬が飼い主の管理下に無い状態で狩猟区域にいる場合は、ハンターはその犬を撃つことが許可されています。

・ラインラント-プファルツ州
ラインランド・プファルツ州では森林では、犬のリード義務はありません。
しかし、特に自然保護区においては、個別の規則を適用することがあります。
ハンターは、狩猟区の狩猟鳥獣に被害を与える犬を殺す権利を持っています。
犬を狩猟区域に放した者は、5,000ユーロ(日本円で65万円)の罰金を科されます。

・ザールラント州
ザールラント州では、犬は公に人が集まるところ、エレベーター、フェスティバルやその他のイベント、レストラン、ショッピングモール、歩行者区域、主要なショッピングエリア、公共交通機関ではリードにつなぐ義務ががあります。
野生動物保護区では、すべての犬に対してのリードが義務付けられているかもしれません。
違反は5,000ユーロ(日本円で約65万円)となる危険性があります。
犬が繰り返し狩猟鳥獣を「捕食」しているような場合は、射殺される可能性があります。



 その他にも上記の州においても、警察官が市中で犬を射殺した事件は多数あります。今年になっても、これらの州で相次いでいます。交通事故で怪我を負った飼い主に寄り添っていた犬を、救助隊員が救助の邪魔になるとして射殺した事件がありました。大変気の毒な犬です。同様の事件がベルリン州でも最近有り、こちらでも取り上げましたが、それとは別の事件です。
 Verkehrsunfall in Niedersachsen Mann wird überfahren - sein Hund muss erschossen werden 「ニーダーザクセン州の交通事故 クルマに轢かれた男-彼の犬を射殺しなければならなかった」。2017年9月9日。


Am Samstag wurde im Kreis Wolfenbüttel ein auf der Straße liegender Mann überrollt.
Die Rettungskräfte mussten seinen Hund erschießen, weil er niemanden an das Unfallopfer heranlassen wollte.
Der Mann starb an der Unfallstelle auf der Kreisstraße 13 bei Klein Dahlum.
Der Hund des Getöteten - ein Rhodesian-Ridgeback-Mischling - musste von den Beamten erschossen werden, weil das Tier die Rettungskräfte nicht an das Unfallopfer heranlassen wollte.

土曜日のことですが、ヴォルフェンビュッテルで道路上に横たわっている男性をクルマが轢きました。
その男性の犬は、被害者(クルマに轢かれた男性)に誰も触れさせようとしなかったので、救助隊員はその犬を射殺する必要がありました。
その男性は、ニーダーザクセン州クレイン・ダラムの郡道路、13号線の事故現場で死亡しました。
被害者の犬-ローデシアン・リッジバックの雑種-は、救助隊員が被害者(クルマに轢かれた飼い主)を連れて行くのを拒んだために、警察官に撃たれなければなりませんでした。



(動画)

 若干古い動画ですが。Ein Film an alle Jäger! 「この映像をすべてのハンターに!」。2007年12月11日 に公開。「犬は野生動物に害を与えない」という趣旨ですが、あまり説得力はありませんね。リードなしで自由にさせている犬が、ウサギに興味を示さなかったというもの。

Wie die Zeitschrift „Partner Hund" berichtete, sollen allein in NRW im Jahr 2002/2003 über 200 Hunde von Jägern angeschossen oder erschossen worden sein.
Es gibt offensichtlich immer noch Jäger, die behaupten, jeder Hund würde wildern und müsse darum ‚vorsorglich' erschossen werden.

犬の雑誌、「犬はパートナー(Partner Hund)」によって報道されたことですが、2002年と2003年に、200頭以上の犬(註 おそらく飼い犬だけの数字だと思われる)がドイツ、ノルトライン-ヴェストファーレン州で、ハンターによって射殺されました。
すべての犬が狩猟鳥獣を食害しており、それを防止するために犬は撃たれなければならないと主張するハンターがいるのは明らかです。





(画像)

 画像は、ツイッター、のスクリーンショット。次から次へと、知ったかぶりのドイツ通(痛)、脳内妄想ドイツ在住者が限なく出てくるのも、日本の動物愛誤の特殊性(後進性)でしょう。
 ところで、私が野良猫を殺害した被告人の温情判決署名の発起人ということが拡散されていますが、私とは別人です。この発起人の方の主張に同意できるところがありましたので署名はしました。
 私でしたら、必ず諸外国との法制度を取り上げます。日本の動物愛護管理法では、特定の動物は非占有、さらには無主物であっても、占有物と同位の保護を受けますが、それは国際的に例外です。ドイツなどでは、非占有の犬猫は動物保護法(独 Tierschutzgesetz)の保護を受けません。ドイツにおいては、非占有犬猫の殺害そのものの刑事処罰はありません。またアメリカと異なり、ことさら残虐な殺害を重く罰する、動物虐待条項(Animal Culuty)もありません。


Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
(ドイツは)人権よりペット権が尊重される国ですよ(註 その根拠となる法令と該当する条文を原語で挙げてください。さらにその法令に基づく判例、制度の具体例を挙げてください)。
動物虐待の弁護材料にドイツを持ち出すのはお門違いです。
騙されないで下さい。

じゅにぺこ‏ @happy_junie Sep 13
外出時、ドイツではペットを首輪などで繋いでいないと警察が銃で殺処分してしまうと他者(動物虐待愛好家)に聞きました(註 首輪をして飼い主明示をしていても、人の占有下にない犬は徘徊している状態では、警察官に射殺されます。また首輪をしていてもリードから放れて人の管理下にない犬猫は、狩猟法に則れば射殺しても合法です。現に目立つ首輪をした犬を民間人ハンターが射殺して、無罪になった判例もあります(*1))。
また、別サイトでも野良の動物は法律により銃殺処分だとありましたが本当なのでしょうか(註 先に述べましたとおり、飼い主がいると判別できる犬猫であっても、人が占有していなければ、ドイツでは狩猟駆除が推奨されています。そのような規定がある「野良の動物」は、犬猫だけです。ドイツでの犬猫の狩猟駆除数は、高位推計で50万頭近くです。人口比で日本の公的殺処分の10倍よりはるかに多いです。ただし行うのは多くは民間人ハンター。それとは別に、行政が咬傷犬や禁止犬種を押収して強制的に殺処分する州法がドイツ全州にあり、行政が行う犬の殺処分も相当あります。その場合は、麻酔薬を用いた安楽死が採用されます(*2))。

Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
こっちの犬って躾が行き届いているんです(註 ドイツの犬の咬傷事故は人口比で日本の10倍です(*3)。躾が行き届いているとは、人を咬まないことが最も重要だと思いますが?)。
森を散歩してると、繋がれていない犬が幸せそうに歩いたり、飼い主と遊んだりしています(註 リードをしていなかった為に、飼い主から3mの距離で射殺された犬がいましたが、ハンターの行為は合法とされ刑事訴追されませんでした(*4))。
誰にも迷惑かけていませんし、阻む権利は誰にもありません(註 あまりにもひどい嘘情報で呆れます。情報を不特定多数に対して発信するのであれば、責任を持つべきです。例えばノルトライン=ヴェストファーレン洲では、森林で犬にリードをしなければ、最高で罰金2万5,000ユーロ=325万円です。その他の州でも、ドイツには全州で、州法で犬のリード義務を定めています。行政が犬のリードを強制しています。リードをしていなければ行政が犬を押収して、殺処分する権限があるヘッセン州もあります(*5)。民間人ハンターが犬猫を射殺しても合法ですしその数は高位推計で50万頭近くです。ドイツの警察官が犬などを射殺する数は年間1万頭以上です。都市部より、自然保護区の森の方が、犬のノーリードに対しては厳しい措置が取られます。あなたは現実のドイツには住めません。脳内の妄想ドイツの住民です。有害な嘘情報を公にせずに、精神科に診てもらうことをお勧めします)。


maimai.jpg


(*1)
Gerichtsurteil Hund wurde zu Recht erschossen 「判決 犬は合法的に射殺されました」。2015年10月28日。
ドイツで、首輪をした犬を射殺して、飼い主に無断で犬の死体を廃棄して無罪になったケース。

(*2)
Lesefassung des Hundegesetzes von Berlin 「ベルリン州 犬に関する法律」

「禁止犬種、危険な犬は行政が押収して強制的に殺処分する権限がある。殺処分の費用と死体処理費用は飼い主が負担しなければならない」とされています。

§ 30 Anordnungsbefugnisse
(9) Die zuständige Behörde kann die Tötung eines Hundes anordnen, wenn Tatsachen die Annahme rechtfertigen, dass
auch in Zukunft von dem Hund eine konkrete Gefahr für Leben oder Gesundheit von Menschen oder Tieren ausgeht.
Die Kosten der Tötung und der Tierkörperbeseitigung hat die Halterin oder der Halter des Hundes zu tragen,bei herrenlosen Hunden die letzte Halterin oder der letzte Halter.

30条 行政の強制力
(9)権限のある当局は、その事実が正しいと仮定される場合は、犬の殺害を命ずることができる。
将来的にその犬が人または動物の生命や健康へまさに危険をもたらす可能性がある場合。
犬の殺処分と死体処理のコストは、飼い主か管理者、徘徊犬(野良犬、捨てられた犬)は、最後の飼い主または管理者が負担しなければならない。


(*3)
Keine Frage der Rasse Verhalten von "Kampfhunden" oft anerzogen 「犬の品種特性は疑いの余地がありません 闘犬としての行動はしばしば教え込まれています」。2016年5月23日。
ドイツにおける、犬の咬傷事故件数は年間約35,000件で、人口比で日本の10倍。

(*4)
Hund 3 Meter neben seinem Halter erschossen 「ハンターは、飼い主から3mしか離れていない犬を射殺した」。2015年2月。
飼い主から3mしか離れていない犬を射殺したハンターは、その犬にリードをしていなかったために刑事訴追を受けなかった例。

(*5)
Leinenpflicht in Deutschland 「ドイツの犬のリード義務」。2016年。

(*6)
Rodorf.de Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis 「ノルトライン=ヴェストファーレン州 警察法指針」こちらはノルトライン=ヴェストファーレン州警察法指針ですが、全州に同様の警察法があります)。
「公共の場で飼い主の管理下にない犬は、警察官が射殺して安全を確保するのは職務である。その場合は、ドイツ連邦民法90条aの規定により、警察は民事上の損害賠償責任を負わない」とする、警察法の運用指針。

(*7)
Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland 「ドイツの警察官の銃の発射についての統計」(2016年)。
「ドイツ連邦共和国内における、「動物と財物」に対する発泡件数は、2015年では11,901件。その多くは犬と考えられる」。

ドイツ 警察官による犬などの射殺数 (640x258)

(その他)
日本語しか読めない、maimaiさんやじゅにぺこさんなどの小学生のために。
先進国って何? (七)  ドイツ篇 その一 合法的に駆除される飼い犬・飼い猫 ードイツ連邦狩猟法 青島 啓子 
国立国会図書館 諸外国における犬猫殺処分をめぐる状況  
(註 上記2件の資料においても、ドイツの犬猫狩猟駆除に関して述べられている。しかしこれらの資料は、ドイツにおける、犬の公的殺処分について触れられていない。読者に「ドイツには犬猫の狩猟駆除はあるが、公的殺処分はない」と誤解させる点では劣る資料である)。


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続々・極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺



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(Zusammenfassung)
Leinenpflicht in Deutschland
・Wird dagegen oder gegen den Leinenzwang in der genannten Zeit verstoßen, können Geldbußen bis zu 25.000 € drohen.
・Jäger dürfen Hunde dann abschießen, wenn sie sich nicht innerhalb der Einwirkung ihrer Halter befinden.
・Wer seinen Hund entgegen dieser Vorgabe(eine generelle Leinenpflicht)an den genannten Orten frei laufen lässt, riskiert nicht nur eine Geldbuße, sondern muss sogar mit der Einziehung des Hundes rechnen.
・Darüber hinaus können freilaufende hunde von Polizisten erschossen werden.


 記事、
極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺
続・極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺
の続きです。
 これらの記事では、近年ドイツ共和国においては犬のリード義務に関する処罰規定が極めて厳しくなったことを取り上げました。例えば、次の事柄です。ドイツ全16州では犬のリード義務規定が有り、違反に対する罰金の最高額はノルトライン=ヴェストファーレン州などでは2万5,000ユーロ(日本円で約325万円)です。・ノーリード(*1)の犬は、行政が押収する(殺処分される可能性がある)ことを定めているヘッセン州などがあります。・ノーリードの犬は、ドイツ全州でハンターが合法的に射殺できます。さらに、・警察法運用指針では、ノーリードの犬は警察官は射殺すべきであると定めています。今回は、・ブレーメン州、・ハンブルク州、・ヘッセン州、・メクレンブルクーフォアポンメルン州を取り上げます。


(*1)「ノーリード」は、和製英語で通じません。私がこのワードを用いるのは、あまりにも日本で定着しており、このワードで検索する方が多いからです。


 ドイツ連邦共和国の犬のリード義務に関して、まとめたサイトがあります。ドイツ全16州においては、各州により犬のリード義務を定めていますが、罰金額などにおいては違いがあります。以下のサイトでは、ドイツ全16州に付いて、犬のリードに関する規則をまとめています。今回記事では、以下の州を取り上げます。 Leinenpflicht in Deutschland 「ドイツ連邦共和国における犬のリード義務」。2016年2月11日。
・ブレーメン州
・ハンブルク州
・ヘッセン州
・メクレンブルクーフォアポンメルン州


・Bremen
Jedoch sind läufige Hündinnen sowie Hunde, die in öffentlichen Verkehrsmitteln, Geschäften, Einkaufszentren und bei Veranstaltungen mit Menschenansammlungen mitgeführt werden, an der Leine zu führen, ansonsten droht ein Bußgeld bis zu 5000 €.
Auch in Bremen sind Jäger befugt, im Rahmen des Jagdschutzes freilaufende Hunde zu töten, wenn sich diese außerhalb der Einwirkung ihres Halters befinden.

・Hamburg
Außerhalb des eigenen eingefriedeten Besitztums, in Mehrfamilienhäusern außerhalb der eigenen Wohnung, sind Hunde an einer reißfesten Leine zu führen.
Sie müssen an einer reißfesten Leine geführt werden, welche nicht länger als 2 m sein darf.
müssen Hunde in den Wäldern Hamburgs und auch in den meisten Nationalparks an der kurzen Leine geführt werden.
Ebenfalls besteht ein generelles Verbot, im Naturschutzgebiet Auenlandschaft Norderelbe einen Hund mitzuführen.
Auch in Hamburg dürfen Jäger einen wildernden Hund töten.
Nach dem Hamburgischen Jagdgesetz erstreckt sich das Tötungsrecht des Jägers sogar ausdrücklich auch auf Tiere, die sich in Fallen gefangen haben.

・Hessen
Eine generelle Leinenpflicht besteht in Hessen insbesondere bei öffentlichen Versammlungen, Aufzügen, Volksfesten, Märkten, Messen und sonstigen Veranstaltungen mit Menschenansammlungen sowie in Gaststätten und in öffentlichen Verkehrsmitteln.
Wer seinen Hund entgegen dieser Vorgabe an den genannten Orten frei laufen lässt, riskiert nicht nur eine Geldbuße, sondern muss sogar mit der Einziehung des Hundes rechnen.
Ebenfalls eine Geldbuße bis zu 5000 € droht demjenigen Hundehalter, der seinen Vierbeiner in Hessen außerhalb seines eigenen eingefriedeten Besitztums laufen lässt, ohne ihn zu beaufsichtigen.
In den Wäldern Hessens,denn auch hier dürfen Jäger in ihrem Jagdbezirk Hunde abschießen.

・Mecklenburg- Vorpommern
Einen Leinenzwang gibt es bei Versammlungen, Umzügen, Volksfesten, sonstigen öffentlichen Veranstaltungen sowie an Orte mit großen Menschenansammlungen und in öffentliche Verkehrsmittel, Verkaufsstätten oder Tiergärten.
Wer gegen diese Vorgaben verstößt, muss mit einem Bußgeld bis zu 5000 € rechnen.
auch droht die Einziehung des Hundes durch die Ordnungsbehörden.
In den Wäldern Mecklenburg- Vorpommerns gilt eine generelle Anleinpflicht.
bei Verstößen droht ein Bußgeld bis zu 7500 € sowie die Einziehung des Hundes.
Auch hier dürfen Hunde, die Wild aufsuchen oder verfolgen und die sich außerhalb der Einwirkung ihres Halters befinden,
von Jägern getötet werden.

・ブレーメン州
ただし雌犬であっても雄犬であっても、公共交通機関内、商店、ショッピングモール、人が集まるイベントではリードにつながなければならず、さもなければ5,000ユーロ(日本円で約65万円。1ユーロ130円)までの罰金が科される危険があります。
ブレーメン州においては、ハンターは飼い主の管理外にある場合は、狩猟鳥獣保護の一環として、自由に徘徊している犬を殺す権限も与えられています。

・ハンブルク州
塀で囲われた私有地以外、集合住宅においては自分の部屋の外では、犬は切れない丈夫なリードをしなければなりません。
犬は、切れない丈夫なリードで保持されなければならず、リードの長さは2 mを超えてはなりません。
犬はハンブルクの森林や、ほとんどの国立公園は、リードでつながれていなければなりません。
自然保護区の、Auenlandschaft Norderelbe においては、犬を連れて行くことが全般に禁止されています。
またハンブルク州では、ハンターは狩猟鳥獣に被害を与える犬を殺すことが許可されています。
ハンブルク州狩猟法によれば、ハンターの犬を殺害する権利は、捕獲された後の動物(ライブトラップで捕獲した後に殺害すること)にも及ぶとさえ明示されています。

・ヘッセン州
ヘッセン州では、特に公共の場で人が集まるところ、エレベーター、フェスティバル、市場、見本市、レストラン、公共交通機関では、全般的な犬のリード義務がありあす。
上記の場所で自分の犬を自由にさせる人は、この要件に反することとなり、罰金を科すだけでなく、犬が押収される可能性もあります。
犬を管理でずに、塀で囲われた私有地の外に4本足(犬)を出した場合は、犬の飼い主は5,000ユーロの罰金が科される危険があります。
ヘッセン州の森では、ここでもハンターは、狩猟区で犬を撃つことが許可されています。

・メクレンブルク-フォアポンメルン州
人が集まるところでは犬のリード義務があり、パレード、フェスティバル、その他の公的行事、大勢の人が集まる公共交通機関や商店や動物園などです。
これらの要件に違反する人は5,000ユーロまでの罰金が科せられ、規制当局が犬を押収する危険性もあります。
メクレンブルク-フォアポンメルンの森林では、犬の全般的なリード義務があります。
違反した場合には、7,500ユーロ(97万5,000円)の罰金と犬が押収される危険があります。
さらに、狩猟鳥獣を追いかけたり、飼い主の管理下にない犬は、ハンターによって殺害されます。



 その他にも上記の4州においても、警察官が犬を射殺する事件が頻繁に報道されます。今年、ヘッセン州で起きた事件ですが、強姦容疑者宅を捜索した際に、警察官は、容疑者の飼い犬を射殺しました。その犬は、警察官が踏み込んだ時は、容疑者の傍らでおとなしく横たわっていただけでした。
 Kampfhund neben Herrchen getötet 「飼い主の傍らで警察官から殺害された闘犬種の犬」。2017年3月12日、から引用します。


Prostituierte hatte Mann (42) wegen Vergewaltigung angezeigt.
Kampfhund „Šaro“ starb neben seinem Herrchen, wurde von SEK-Beamten erschossen.
Beim Einsatz gegen einen mutmaßlichen Vergewaltiger erschoss das SEK im vornehmen Taunus-Kurort Bad Soden den Kampfhund des Verdächtigen.

売春婦は、42歳の男に強姦されたと通報しました。
闘犬種の「ザーロ」は飼い主(強姦容疑者)の隣で警察官に撃たれて死にました。
強姦の疑いのある人物に対抗して、警察官は(ヘッセン州)タウヌス・クロート・バース・ソーデンで容疑者の闘犬種の犬を射殺しました。



(画像)

 ハンブルク州の地方紙、Winsener Stadtkurierの記事より。2012年12月19日。逃げ出して町を徘徊していた飼い犬を警察官が射殺した事件。

“Unsere Beamten wurden von einem Kampfhund angegriffen, der daraufhin erschossen wurde”, heißt es in der Pressemitteilung der Polizei.
“Fast wäre noch ein zweiter Hund erschossen worden, ein 15 Wochen alter Welpe. Die Beamten hatten schon angelegt, als sich das Frauchen dazwischen warf.”

「当警察署の警察官は、その後射殺された闘犬カテゴリーの犬から攻撃を受けていたのです」。
そのように警察はプレスリリースで述べています。
「さらに次の犬が射殺されることは間違いないでしょう、15週齡の仔犬(今回射殺されたディッガ)が射殺されたあとには。警察当局の、飼い主に落ち度があるというシナリオは最初から作られていたのです」。


警察 犬 射殺


(動画)

 ヘッセン州リュッセルスハイムで、一般市民が撮影した動画。逃げ出した2頭の飼い犬を警察官らが射殺しています。2014年9月23日公開。この犬は首輪も飼い主明示もしていました。




(画像)

 画像は、ツイッター、のスクリーンショット。次から次へと、知ったかぶりのドイツ通(痛)、脳内妄想ドイツ在住者が限なく出てくるのも、日本の動物愛誤の特殊性(後進性)でしょう。
 ところで、私が野良猫を殺害した被告人の温情判決署名の発起人ということが拡散されていますが、私とは別人です。この発起人の方の主張に同意できるところがありましたので署名はしました。
 私でしたら、必ず諸外国との法制度を取り上げます。日本の動物愛護管理法では、特定の動物は非占有、さらには無主物であっても、占有物と同位の保護を受けますが、それは国際的に例外です。ドイツなどでは、非占有の犬猫は動物保護法(独 Tierschutzgesetz)の保護を受けません。ドイツにおいては、非占有犬猫の殺害そのものの刑事処罰はありません。またアメリカと異なり、ことさら残虐な殺害を重く罰する、動物虐待条項(Animal Culuty)もありません。


Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
(ドイツは)人権よりペット権が尊重される国ですよ(註 その根拠となる法令と該当する条文を原語で挙げてください。さらにその法令に基づく判例、制度の具体例を挙げてください)。
動物虐待の弁護材料にドイツを持ち出すのはお門違いです。
騙されないで下さい。

じゅにぺこ‏ @happy_junie Sep 13
外出時、ドイツではペットを首輪などで繋いでいないと警察が銃で殺処分してしまうと他者(動物虐待愛好家)に聞きました(註 首輪をして飼い主明示をしていても、人の占有下にない犬は徘徊している状態では、警察官に射殺されます。また首輪をしていてもリードから放れて人の管理下にない犬猫は、狩猟法に則れば射殺しても合法です。現に目立つ首輪をした犬を民間人ハンターが射殺して、無罪になった判例もあります(*1))。
また、別サイトでも野良の動物は法律により銃殺処分だとありましたが本当なのでしょうか(註 先に述べましたとおり、飼い主がいると判別できる犬猫であっても、人が占有していなければ、ドイツでは狩猟駆除が推奨されています。そのような規定がある「野良の動物」は、犬猫だけです。ドイツでの犬猫の狩猟駆除数は、高位推計で50万頭近くです。人口比で日本の公的殺処分の10倍よりはるかに多いです。ただし行うのは多くは民間人ハンター。それとは別に、行政が咬傷犬や禁止犬種を押収して強制的に殺処分する州法がドイツ全州にあり、行政が行う犬の殺処分も相当あります。その場合は、麻酔薬を用いた安楽死が採用されます(*2))。

Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
こっちの犬って躾が行き届いているんです(註 ドイツの犬の咬傷事故は人口比で日本の10倍です(*3)。躾が行き届いているとは、人を咬まないことが最も重要だと思いますが?)。
森を散歩してると、繋がれていない犬が幸せそうに歩いたり、飼い主と遊んだりしています(註 リードをしていなかった為に、飼い主から3mの距離で射殺された犬がいましたが、ハンターの行為は合法とされ刑事訴追されませんでした(*4))。
誰にも迷惑かけていませんし、阻む権利は誰にもありません(註 あまりにもひどい嘘情報で呆れます。情報を不特定多数に対して発信するのであれば、責任を持つべきです。例えばノルトライン=ヴェストファーレン洲では、森林で犬にリードをしなければ、最高で罰金2万5,000ユーロ=325万円です。その他の州でも、ドイツには全州で、州法で犬のリード義務を定めています。行政が犬のリードを強制しています。リードをしていなければ行政が犬を押収して、殺処分する権限があるヘッセン州もあります(*5)。民間人ハンターが犬猫を射殺しても合法ですしその数は高位推計で50万頭近くです。ドイツの警察官が犬などを射殺する数は年間1万頭以上です。都市部より、自然保護区の森の方が、犬のノーリードに対しては厳しい措置が取られます。あなたは現実のドイツには住めません。脳内の妄想ドイツの住民です。有害な嘘情報を公にせずに、精神科に診てもらうことをお勧めします)。


maimai.jpg


(*1)
Gerichtsurteil Hund wurde zu Recht erschossen 「判決 犬は合法的に射殺されました」。2015年10月28日。
ドイツで、首輪をした犬を射殺して、飼い主に無断で犬の死体を廃棄して無罪になったケース。

(*2)
Lesefassung des Hundegesetzes von Berlin 「ベルリン州 犬に関する法律」

「禁止犬種、危険な犬は行政が押収して強制的に殺処分する権限がある。殺処分の費用と死体処理費用は飼い主が負担しなければならない」とされています。

§ 30 Anordnungsbefugnisse
(9) Die zuständige Behörde kann die Tötung eines Hundes anordnen, wenn Tatsachen die Annahme rechtfertigen, dass
auch in Zukunft von dem Hund eine konkrete Gefahr für Leben oder Gesundheit von Menschen oder Tieren ausgeht.
Die Kosten der Tötung und der Tierkörperbeseitigung hat die Halterin oder der Halter des Hundes zu tragen,bei herrenlosen Hunden die letzte Halterin oder der letzte Halter.

30条 行政の強制力
(9)権限のある当局は、その事実が正しいと仮定される場合は、犬の殺害を命ずることができる。
将来的にその犬が人または動物の生命や健康へまさに危険をもたらす可能性がある場合。
犬の殺処分と死体処理のコストは、飼い主か管理者、徘徊犬(野良犬、捨てられた犬)は、最後の飼い主または管理者が負担しなければならない。


(*3)
Keine Frage der Rasse Verhalten von "Kampfhunden" oft anerzogen 「犬の品種特性は疑いの余地がありません 闘犬としての行動はしばしば教え込まれています」。2016年5月23日。
ドイツにおける、犬の咬傷事故件数は年間約35,000件で、人口比で日本の10倍。

(*4)
Hund 3 Meter neben seinem Halter erschossen 「ハンターは、飼い主から3mしか離れていない犬を射殺した」。2015年2月。
飼い主から3mしか離れていない犬を射殺したハンターは、その犬にリードをしていなかったために刑事訴追を受けなかった例。

(*5)
Leinenpflicht in Deutschland 「ドイツの犬のリード義務」。2016年。

(*6)
Rodorf.de Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis 「ノルトライン=ヴェストファーレン州 警察法指針」こちらはノルトライン=ヴェストファーレン州警察法指針ですが、全州に同様の警察法があります)。
「公共の場で飼い主の管理下にない犬は、警察官が射殺して安全を確保するのは職務である。その場合は、ドイツ連邦民法90条aの規定により、警察は民事上の損害賠償責任を負わない」とする、警察法の運用指針。

(*7)
Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland 「ドイツの警察官の銃の発射についての統計」(2016年)。
「ドイツ連邦共和国内における、「動物と財物」に対する発泡件数は、2015年では11,901件。その多くは犬と考えられる」。

ドイツ 警察官による犬などの射殺数 (640x258)

(その他)
日本語しか読めない、maimaiさんやじゅにぺこさんなどの小学生のために。
先進国って何? (七)  ドイツ篇 その一 合法的に駆除される飼い犬・飼い猫 ードイツ連邦狩猟法 青島 啓子 
国立国会図書館 諸外国における犬猫殺処分をめぐる状況  
(註 上記2件の資料においても、ドイツの犬猫狩猟駆除に関して述べられている。しかしこれらの資料は、ドイツにおける、犬の公的殺処分について触れられていない。読者に「ドイツには犬猫の狩猟駆除はあるが、公的殺処分はない」と誤解させる点では劣る資料である)。


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野良猫の激増によりドイツの狩猟団体は、野良猫の狩猟存続を強く求めている~「ドイツには野良犬猫がいない」という狂気のツイッター



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(Zusammenfassung)
KatzensteuerDeutscher Jagdverband befürwortet Steuer für Katzen
Schätzungsweise 2,5 Millionen streunende Katzen leben in Deutschland.
Die Zunahme streunender Katzen (Katzenflut) in Deutschland ist ein sehr ernstes.

 
 前回記事、野良猫の増加で猫税の導入が検討されたドイツ~「ドイツには野良犬猫がいない」という狂気のツイッター、の続きです。前回記事では、ドイツでは現在(2017年)野良猫の数が250万匹と推定されています。数年前の推計値は200万匹でした。「野良猫の増加を抑制し、その対策のためのコストを猫飼育者に負担させるための猫税を導入すべし」という、ドイツの狩猟団体代表者の意見を前回記事で取り上げました。野良猫の激増は、動物保護団体も問題視しており、「猫の洪水状態で制御不能」としています。さらにドイツの狩猟団体は野良猫による狩猟鳥獣の被害を防止するために、野良猫の狩猟駆除の存続を強く求めています。


 ドイツにおける野良猫の激増を「猫の洪水」と評して、危機感を募らせているドイツの動物保護活動家がいます。「そのためには猫の不妊去勢の推進が必要」としていますが、一方では「農村部ではその意識が低いので無意味」という意見もあります。
 Tierfreunde kämpfen gegen Katzenflut: Muss ein Gesetz her? 「動物の友人(動物保護活動家)は猫の洪水と戦う そのための新しい法律が求められます」。2017年7月15日、から引用します。なお、Katzenflut 「猫の洪水」というワードは、頻繁にドイツの動物保護関係の資料で目にします。それほどドイツでは、野良猫の増加が深刻だということです。


„Diese Flut an herrenlosen Katzen ist enorm und wird immer schlimmer“, sagt Renate Pammer.
„Da muss unbedingt etwas geschehen.“
Die Lösung heißt: verpflichtende Kastration für alle Freigänger-Katzen.
„Völliger Unsinn“,sagt Gerwin Dietze.
Noch gravierender ist das Problem mit den Katzen, die mehroder weniger frei auf Höfen im ländlichen Raum leben.
Die vermehren sich unkontrolliert, und eine Katze kann schon im Alter von sechs Monaten trächtigwerden.

「洪水状態の野良猫の数は膨大であり、この状況は悪化している」と、レナーテ・パルマー氏は述べています。
「何か対策をしなければならない」。
解決策は、すべての屋外猫の強制去勢です。
ゲルヴィン・ディーツェ氏は、「全く無意味である」と述べています。
より深刻なのは、農村地域の農場の、多かれ少なかれ、自由に暮らしている猫の問題です。
猫たちは制御不能に増殖し、メス猫は6ヶ月齢で妊娠することが可能です。



 ドイツでは多数の野良猫が存在しており、さらに増殖し、それを制御することが困難とされています。そのような状況により、かねてからドイツの州狩猟協会代表者は、「野良猫による狩猟鳥獣への被害を防止するために、野良猫の狩猟駆除が必要である。今後も野良猫の狩猟駆除が合法であることを望む」と公言しています。
 それを伝える記事から引用します。Tierchützer nennen Abschuss"groben Unfug" Jäger wollen weiter streunende Katzen abschießen 「動物保護活動家は、射撃を『乱暴な悪戯』と呼びます ハンターは野良猫を撃ち続けます」。2014年5月8日、から引用します。


Nach geltendem Recht dürfen Jäger Katzen töten, wenn sich diese 200 Meter vom nächsten Haus entfernt haben.
Deutschlandweit gebe es zwei Millionen verwilderte Katzen, die großen Schaden in der Natur anrichteten.
Auch Hunde dürfen von Jägern erschossen werden, sofern kein Hundehalter auszumachen ist und die Tiere Wild hetzen.
Dagegen will sich die Organisation zur Wehr setzen.
"Wildernde Katzen gefährden massiv den Schutz wild lebender Tierarten", sagte der Verbandspräsident.
Eine streunende Katze könne pro Jahr bis zu 1000 Vögel, Kleinsäuger und Amphibien erbeuten.

現在の法律では、ハンターは最寄りの民家かから200メートル離れたところでは、猫を殺すことができます。
ドイツでは200万匹の野良猫が生息しており、自然界に大きな被害をもたらしてきました。
犬でさえ、飼い主が特定されない場合は犬は野生化しているとみなされ、ハンターによって射殺されることが許可されています。
一方、ノルトライン=ヴェストファーレン州狩猟協会は、それを守りたいとしています。
「猫が野生生物を襲うので、野生生物保護が危うくなります」と、州狩猟協会会長は言いました。
一匹の野良猫は、毎年1000の鳥、小型哺乳動物、両生類を捕獲する可能性があります。



 前回記事、野良猫の増加で猫税の導入が検討されたドイツ~「ドイツには野良犬猫がいない」という狂気のツイッター、とともに引用したドイツのマスメディアの記事により、次のことがわかります。
1、ドイツでは野良猫が多く、ドイツ全土では250万匹にも増殖していて、在来生物への被害が問題化しています。
2、野良猫を減らすための不妊去勢ですが、その効果を疑問視する意見もあります。
3、野良猫による野生生物への被害を防止するためには、ドイツでは引き続き野良猫の狩猟駆除が必要との意見が根強い。



(動画)

 Warum Katzen zum Problem werden - Focus TV Reportage 「なぜ猫が問題になるのか - Focus TV ルポタージュ」。2015年6月3日に公開。ドイツ、大手メディアによる、ドイツの野良猫問題に関するTVルポタージュ番組。
 こちらでは野良猫に給餌をする様子が写っていますが、2015年にドイツ連邦狩猟法25条で、給餌を禁じました(Bundesjagdgesetz)。つまり違法行為です。またドイツでは事実上、TNRは条例で禁じられており、公的制度は現在まで皆無のはずです。「ドイツには200万の野良猫が生息してさらに増えており、感染症の原因になるなどの問題がある」とあります。

Die Katze ist das Haustier Nummer 1 in Deutschland.
Doch sind sie für andere mittlerweile zur Plage geworden.
Denn die Anzahl der streunenden Katzen in Deutschland steigt stetig. Tierschutzorganisationen schätzen die Zahl der Freigänger-Katzen auf bis zu zwei Millionen.
Und so werden die Rufe nach einem einheitlichen bundesweiten Kastrationsgesetz immer lauter.

猫はドイツでは最も多いペットです。
しかし、猫たちは無関係な人の感染症の原因になっています。
ドイツでは、野良猫の数が着実に増えているためです。
動物保護団体は、自由に徘徊する猫の数を最大200万匹(註 2017年の推計値は250万匹)と推定しています。
そして、統一されたドイツ連邦法による猫の去勢法制化(*1)の呼びかけは、ますます大きくなっています。

 (*1)2013年にドイツ連邦動物保護法(Tierschutzgesetz)改正で、13条で猫の繁殖制限が盛り込まれました。つまり飼い猫の個体識別、登録、室内飼いと不妊去勢の努力義務、事実上の野良猫への給餌禁止、などを下位法で立法することを求める条文が加えられました。さらに2015年には、ドイツ連邦狩猟法(Bundesjagdgesetz)25条で給餌禁止が盛り込まれました。




 ドイツの野良猫の増加、それによる野生動物への被害という問題の深刻さ、そのための野良猫の狩猟駆除が容認されていることがご理解いただけると思います。しかし日本では、ツイッターなどで、恐るべき大嘘を拡散している有害人物がいます。こちらのツイッターのスクリーンショットがそれです(ツイッター)。
 この中でmaimaiという方は「ドイツには野良猫、犬いません」と言い切っています。野良猫、犬がいないということは、「野良猫犬の存在がゼロ」ということですよね。そんな国が地球上にあるのでしょうか。人口30万人あまりの北限の国、アイスランドでは国が積極的に野良猫根絶事業を繰り返し行い、2015年にほぼ根絶させたとはしていますが。私がいくら探してみても「ドイツには野良猫犬がいない」という情報は、ドイツ語ではただの一つもありませんでした。「ドイツでは野良猫犬の数は非常に少ない。制御されている」という情報すら、ただの一つもありませんでした。ぜひ、maimaiさんに「ドイツでは野良猫犬はいない」とのドイツ語文献を原文で示していただきたいものです。私は大変興味がありますので。それと「ドイツで近所の飼い猫を捕まえて食べた中国人」のニュースも見つかりませんでした。ぜひニュースソースをご提示していただきたいものです。


(画像)

 ツイッター、のスクリーンショット。

maimai 1


(画像)

 maimaiさんのその他の発言も、抱腹絶倒で面白く、大変楽しませていただきました。画像は、ツイッター、のスクリーンショット。精神病院の閉鎖病棟の患者さんたちの会話といったレベル。
 ところで、私が野良猫を殺害した被告人の温情判決署名の発起人ということが拡散されていますが、私とは別人です。この発起人の方の主張に同意できるところがありましたので署名はしました。
 私でしたら、必ず諸外国との法制度を取り上げます。日本の動物愛護管理法では、特定の動物は非占有、さらには無主物であっても、占有物と同位の保護を受けますが、それは国際的に例外です。ドイツなどでは、非占有の犬猫は動物保護法(独 Tierschutzgesetz)の保護を受けません。

Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
(ドイツは)人権よりペット権が尊重される国ですよ(註 その根拠となる法令と該当する条文を原語で挙げてください。さらにその法令に基づく判例、制度の具体例を挙げてください)。
動物虐待の弁護材料にドイツを持ち出すのはお門違いです。
騙されないで下さい。

じゅにぺこ‏ @happy_junie Sep 13
外出時、ドイツではペットを首輪などで繋いでいないと警察が銃で殺処分してしまうと他者(動物虐待愛好家)に聞きました(註 首輪をして飼い主明示をしていても、人の占有下にない犬は徘徊している状態では、警察官に射殺されます。また首輪をしていてもリードから放れて人の管理下にない犬猫は、狩猟法に則れば射殺しても合法です。現に目立つ首輪をした犬を民間人ハンターが射殺して、無罪になった判例もあります(*1))。
また、別サイトでも野良の動物は法律により銃殺処分だとありましたが本当なのでしょうか(註 先に述べましたとおり、飼い主がいると判別できる犬猫であっても、人が占有していなければ、ドイツでは狩猟駆除が推奨されています。そのような規定があるのは、犬猫だけです。ドイツでの犬猫の狩猟駆除数は、高位推計で50万頭近くです。人口比で日本の公的殺処分の10倍よりはるかに多いです。ただし行うのは多くは民間人ハンター。それとは別に、行政が咬傷犬や禁止犬種を押収して強制的に殺処分する州法がドイツ全州にあり、行政が行う犬の殺処分も相当あります。その場合は、麻酔薬を用いた安楽死が採用されます(*2))。

Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
こっちの犬って躾が行き届いているんです(註 ドイツの犬の咬傷事故は人口比で日本の10倍です(*3)。躾が行き届いているとは、人を咬まないことが最も重要だと思いますが?)。
森を散歩してると、繋がれていない犬が幸せそうに歩いたり、飼い主と遊んだりしています(註 リードをしていなかった為に、飼い主から3mの距離で射殺された犬がいましたが、ハンターの行為は合法とされ刑事訴追されませんでした(*4))。
誰にも迷惑かけていませんし、阻む権利は誰にもありません(註 あまりにもひどい嘘情報で呆れます。情報を不特定多数に対して発信するのであれば、責任を持つべきです。例えばノルトライン=ヴェストファーレン洲では、森林で犬にリードをしなければ、最高で罰金2万5,000ユーロ=325万円です。その他の州でも、ドイツには全州で、州法で犬のリード義務を定めています。行政が犬のリードを強制しています。リードをしていなければ行政が犬を押収して、殺処分する権限があるヘッセン州もあります(*5)。民間人ハンターが犬猫を射殺しても合法ですしその数は高位推計で50万頭近くです。ドイツの警察官が犬などを射殺する数は年間1万頭以上です。都市部より、自然保護区の森の方が、犬のノーリードに対しては厳しい措置が取られます。あなたは現実のドイツには住めません。脳内の妄想ドイツの住民です。有害な嘘情報を公にせずに、精神科に診てもらうことをお勧めします)。


maimai.jpg


(*1)
Gerichtsurteil Hund wurde zu Recht erschossen 「判決 犬は合法的に射殺されました」。2015年10月28日。
ドイツで、首輪をした犬を射殺して、飼い主に無断で犬の死体を廃棄して無罪になったケース。

(*2)
Lesefassung des Hundegesetzes von Berlin 「ベルリン州 犬に関する法律」

「禁止犬種、危険な犬は行政が押収して強制的に殺処分する権限がある。殺処分の費用と死体処理費用は飼い主が負担しなければならない」とされています。

§ 30 Anordnungsbefugnisse
(9) Die zuständige Behörde kann die Tötung eines Hundes anordnen, wenn Tatsachen die Annahme rechtfertigen, dass
auch in Zukunft von dem Hund eine konkrete Gefahr für Leben oder Gesundheit von Menschen oder Tieren ausgeht.
Die Kosten der Tötung und der Tierkörperbeseitigung hat die Halterin oder der Halter des Hundes zu tragen,bei herrenlosen Hunden die letzte Halterin oder der letzte Halter.

30条 行政の強制力
(9)権限のある当局は、その事実が正しいと仮定される場合は、犬の殺害を命ずることができる。
将来的にその犬が人または動物の生命や健康へまさに危険をもたらす可能性がある場合。
犬の殺処分と死体処理のコストは、飼い主か管理者、徘徊犬(野良犬、捨てられた犬)は、最後の飼い主または管理者が負担しなければならない。


(*3)
Keine Frage der Rasse Verhalten von "Kampfhunden" oft anerzogen 「犬の品種特性は疑いの余地がありません 闘犬としての行動はしばしば教え込まれています」。2016年5月23日。
ドイツにおける、犬の咬傷事故件数は年間約35,000件で、人口比で日本の10倍。

(*4)
Hund 3 Meter neben seinem Halter erschossen 「ハンターは、飼い主から3mしか離れていない犬を射殺した」。2015年2月。
飼い主から3mしか離れていない犬を射殺したハンターは、その犬にリードをしていなかったために刑事訴追を受けなかった例。

(*5)
Leinenpflicht in Deutschland 「ドイツの犬のリード義務」。2016年。

(*6)
Rodorf.de Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis 「ノルトライン=ヴェストファーレン州 警察法指針」こちらはノルトライン=ヴェストファーレン州警察法指針ですが、全州に同様の警察法があります)。
「公共の場で飼い主の管理下にない犬は、警察官が射殺して安全を確保するのは職務である。その場合は、ドイツ連邦民法90条aの規定により、警察は民事上の損害賠償責任を負わない」とする、警察法の運用指針。

(*7)
Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland 「ドイツの警察官の銃の発射についての統計」(2016年)。
「ドイツ連邦共和国内における、「動物と財物」に対する発泡件数は、2015年では11,901件。その多くは犬と考えられる」。

ドイツ 警察官による犬などの射殺数 (640x258)

(その他)
日本語しか読めない、maimaiさんやじゅにぺこさんなどの小学生のために。
先進国って何? (七)  ドイツ篇 その一 合法的に駆除される飼い犬・飼い猫 ードイツ連邦狩猟法 青島 啓子 
国立国会図書館 諸外国における犬猫殺処分をめぐる状況  
(註 上記2件の資料においても、ドイツの犬猫狩猟駆除に関して述べられている。しかしこれらの資料は、ドイツにおける、犬の公的殺処分について触れられていない。読者に「ドイツには犬猫の狩猟駆除はあるが、公的殺処分はない」と誤解させる点では劣る資料である)。

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野良猫の増加で猫税の導入が検討されたドイツ~「ドイツには野良犬猫がいない」という狂気のツイッター



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(Zusammenfassung)
KatzensteuerDeutscher Jagdverband befürwortet Steuer für Katzen
Schätzungsweise 2,5 Millionen streunende Katzen leben in Deutschland.
Die Zunahme streunender Katzen (Katzenflut) in Deutschland ist ein sehr ernstes.


 私は今までに、ドイツにおける野良猫の増加問題を何度か取り上げてきました。野良猫数は、数年前まではドイツ全土で200万匹と推計されていましたが、2017年の推計値は250万匹です。野良猫の増加は、生態系への悪影響が問題視されています。そのためにドイツの狩猟関係者は、今後も野良猫の狩猟駆除の存続を強く求めています。また、狩猟団体代表者は今年、野良猫対策費を猫の飼い主に負担させるための、猫税の導入を提言しました。


 かつて私は、ドイツでの野良猫の増加が深刻であり、「猫の洪水状態で制御不能」というドイツの動物保護団体の発言を取り上げています。また、「ドイツでは年間50万頭ものペットが捨てられるために、それが野良猫犬になる」という、ドイツのマスメディアの記事も引用しています(ドイツでは、年間50万頭ものペットが捨てられる~ドイツでは、警察官が犬などを射殺する数が年間約1万2,000頭にもなる要因、など)。ドイツでは、高位推計で年間50万頭近くの犬猫が狩猟駆除されていますが、その数はほぼ「ドイツ国内で捨てられるペットの総数」と一致することが興味深いです。
 まず、「現在(2017年)ドイツ全土では野良猫の数が250万匹と推定され、生態系への悪影響が懸念されている。狩猟関係者は、野良猫対策費を猫飼育者に負担させるために猫税の導入を提言している」との、ニュースソースから引用します。なお、「日本では猫にも犬税と同様に課税させる」という情報が一部で流布されていますが、誤りです。現在、猫税(毎年保有税として課税する)を犬税と同様に導入しているドイツの自治体(犬税は地方税です)は皆無です。ドイツで犬以外に毎年ペットの保有に課税される動物は、非事業者の馬税を導入している自治体がわずかにあります。
 KatzensteuerDeutscher Jagdverband befürwortet Steuer für Katzen 「野良猫の数を抑制するために ドイツ狩猟協会が猫に対する課税を提唱しています」。2017年1月23日(ビデオ有り)。


Der Deutsche Jagdverband befürwortet eine Katzensteuer.
"Angesichts von zweieinhalb Millionen besitzerlosen, unterernährten Katzen, die die Artenvielfalt gefährden, fordern wir, dass Katzenbesitzer mehr Verantwortung übernehmen", sagte Verbandspräsident Hartwig Fischer der "Bild"-Zeitung vom Montag.
Als Schritt in die richtige Richtung bezeichnete Fischer die Umsetzung des Paderborner Modells.
Die Stadt Paderborn hatte 2008 die Kastrations- und Meldepflicht für alle Katzen verordnet.
"Wenn das nicht hilft, ist die Politik gefordert, weitere Maßnahmen zu treffen, zu denen auch eine Katzensteuer gehören könnte", sagte Fischer.
Angesichts der wachsenden Zahl von Katzen in den Tierheimen und auf der Straße fordert der Tierschutzbund seit längerem eine bundesweite Kastrationspflicht für Freigängerkatzen aus Privathaushalten.
Nötig sei ein "Kastrations-, Kennzeichnungs- und Registrierungsgebot für Freigängerkatzen".

ドイツ狩猟協会は猫税を提唱しています。
「250万匹の飼い主がいない栄養不良の猫は生物多様性を危険にさらすために、私たちは、猫の飼い主がより多くの責任を負うことを要求する」と、同協会のハートウィッグ・フィッシャー会長は、月曜日に大手新聞「ビルト」紙に語りました。
フィッシャー氏は、パーダーボルン市(註 ドイツで初めて2008年に、飼い猫の個体識別、登録義務、室内飼い不妊去勢推奨を定めた条例を制定した自治体)のモデルを採用することが正しい方向への一歩として説明しました。
パーダーボルン市では、2008年からすべての猫に去勢と登録が必要となりました(註 現在では多くのドイツの自治体が採用しています)。
「それが野良猫数抑制の助けにならないなら、猫税を含むさらなる実行を移す政策が必要になるかもしれません」とフィッシャー氏は言いました。
ドイツ動物保護連盟は、ティアハイムと街中の猫の数が増加していることを考慮して、民間で飼われている猫の去勢義務化を全面的に求めています。
自由に外に出歩ける猫には、「去勢・個体識別、登録義務」が必要です。



(動画)

 Warum Katzen zum Problem werden - Focus TV Reportage 「なぜ猫が問題になるのか - Focus TV ルポタージュ」。2015年6月3日に公開。ドイツ、大手メディアによる、ドイツの野良猫問題に関するTVルポタージュ番組。
 こちらでは野良猫に給餌をする様子が写っていますが、2015年にドイツ連邦狩猟法25条で、給餌を禁じました(Bundesjagdgesetz)。つまり違法行為です。またドイツでは事実上、TNRは条例で事実上禁じられており、公的制度は現在まで皆無のはずです。次回に内容の訳文を掲載します。この動画の中でも「ドイツでは200万の野良猫が生息してさらに増えており、感染症の原因になるなどの問題がある」とあります。




 このようなドイツにおける、「洪水状態の」野良猫増殖により、ドイツの狩猟団体は、今後も猫の狩猟駆除が認められ続けることを強く望んでいます。なぜならば、先に引用した記事にもあるとおり、野良猫は生態系に悪影響を及ぼすからです。その点については、次回以降の記事で書きます。
 ドイツの野良猫の増加、それによる野生動物への被害という問題の深刻さ、そのための野良猫の狩猟駆除が容認されていることがご理解いただけると思います。しかし日本では、ツイッターなどで、恐るべき大嘘を拡散している有害人物がいます。こちらのツイッターのスクリーンショットがそれです(ツイッター)。
 この中でmaimaiという方は「ドイツには野良猫、犬いません」と言い切っています。野良猫、犬がいないということは、「野良猫犬の存在がゼロ」ということですよね。そんな国が地球上にあるのでしょうか。人口30万人あまりの北限の国、アイスランドでは国が積極的に野良猫根絶事業を繰り返し行い、2015年にほぼ根絶させたとはしていますが。私がいくら探してみても「ドイツには野良猫犬がいない」という情報は、ドイツ語ではただの一つもありませんでした。「ドイツでは野良猫犬の数は非常に少ない。制御されている」という情報すら、ただの一つもありませんでした。ぜひ、maimaiさんに「ドイツでは野良猫犬はいない」とのドイツ語文献を原文で示していただきたいものです。私は大変興味がありますので。それと「ドイツで近所の飼い猫を捕まえて食べていた中国人」のニュースも見つかりませんでした。ぜひニュースソースをご提示していただきたいものです。


(画像)

 ツイッター、のスクリーンショット。

maimai 1


(画像)

 maimaiさんのその他の発言も、抱腹絶倒で面白く、大変楽しませていただきました。画像は、ツイッター、のスクリーンショット。精神病院の閉鎖病棟の患者さんたちの会話といったレベル。
 ところで、私が野良猫を殺害した被告人の温情判決署名の発起人ということが拡散されていますが、私とは別人です。この発起人の方の主張に同意できるところがありましたので署名はしました。
 私でしたら、必ず諸外国との法制度を取り上げます。日本の動物愛護管理法では、特定の動物は非占有、さらには無主物であっても、占有物と同位の保護を受けますが、それは国際的に例外です。ドイツなどでは、非占有の犬猫は動物保護法(独 Tierschutzgesetz)の保護を受けません。ドイツにおいては、非占有犬猫の殺害そのものの刑事処罰はありません。またアメリカと異なり、ことさら残虐な殺害を重く罰する、動物虐待条項(Animal Culuty)もありません。


Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
(ドイツは)人権よりペット権が尊重される国ですよ(註 本気でお思いならば、即精神科を受診された方が良いでしょう。もしくはその根拠となる法令と該当する条文を原語で挙げてください。さらにその法令に基づく判例、制度の具体例を挙げてください)。
動物虐待の弁護材料にドイツを持ち出すのはお門違いです。
騙されないで下さい。

じゅにぺこ‏ @happy_junie Sep 13
外出時、ドイツではペットを首輪などで繋いでいないと警察が銃で殺処分してしまうと他者(動物虐待愛好家)に聞きました(註 首輪をして飼い主明示をしていても、人の占有下にない犬は徘徊している状態では、警察官に射殺されます。また首輪をしていてもリードから放れて人の管理下にない犬猫は、狩猟法に則れば射殺しても合法です。現に目立つ首輪をした犬を民間人ハンターが射殺して、無罪になった判例もあります(*1))。
また、別サイトでも野良の動物は法律により銃殺処分だとありましたが本当なのでしょうか(註 先に述べましたとおり、飼い主がいると判別できる犬猫であっても、人が占有していなければ、ドイツでは狩猟駆除が推奨されています。そのような規定がある「野良の動物」は、犬猫だけです。ドイツでの犬猫の狩猟駆除数は、高位推計で50万頭近くです。人口比で日本の公的殺処分の10倍よりはるかに多いです。ただし行うのは多くは民間人ハンター。それとは別に、行政が咬傷犬や禁止犬種を押収して強制的に殺処分する州法がドイツ全州にあり、行政が行う犬の殺処分も相当あります。その場合は、麻酔薬を用いた安楽死が採用されます(*2))。

Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
こっちの犬って躾が行き届いているんです(註 ドイツの犬の咬傷事故は人口比で日本の10倍です(*3)。躾が行き届いているとは、人を咬まないことが最も重要だと思いますが?)。
森を散歩してると、繋がれていない犬が幸せそうに歩いたり、飼い主と遊んだりしています(註 リードをしていなかった為に、飼い主から3mの距離で射殺された犬がいましたが、ハンターの行為は合法とされ刑事訴追されませんでした(*4))。
誰にも迷惑かけていませんし、阻む権利は誰にもありません(註 あまりにもひどい嘘情報で呆れます。情報を不特定多数に対して発信するのであれば、責任を持つべきです。例えばノルトライン=ヴェストファーレン洲では、森林で犬にリードをしなければ、最高で罰金2万5,000ユーロ=325万円です。その他の州でも、ドイツには全州で、州法で犬のリード義務を定めています。行政が犬のリードを強制しています。リードをしていなければ行政が犬を押収して、殺処分する権限があるヘッセン州もあります(*5)。民間人ハンターが犬猫を射殺しても合法ですしその数は高位推計で50万頭近くです。ドイツの警察官が犬などを射殺する数は年間1万頭以上です。都市部より、自然保護区の森の方が、犬のノーリードに対しては厳しい措置が取られます。あなたは現実のドイツには住めません。脳内の妄想ドイツの住民です。有害な嘘情報を公にせずに、精神科に診てもらうことをお勧めします)。


maimai.jpg


(*1)
Gerichtsurteil Hund wurde zu Recht erschossen 「判決 犬は合法的に射殺されました」。2015年10月28日。
ドイツで、首輪をした犬を射殺して、飼い主に無断で犬の死体を廃棄して無罪になったケース。

(*2)
Lesefassung des Hundegesetzes von Berlin 「ベルリン州 犬に関する法律」

「禁止犬種、危険な犬は行政が押収して強制的に殺処分する権限がある。殺処分の費用と死体処理費用は飼い主が負担しなければならない」とされています。

§ 30 Anordnungsbefugnisse
(9) Die zuständige Behörde kann die Tötung eines Hundes anordnen, wenn Tatsachen die Annahme rechtfertigen, dass
auch in Zukunft von dem Hund eine konkrete Gefahr für Leben oder Gesundheit von Menschen oder Tieren ausgeht.
Die Kosten der Tötung und der Tierkörperbeseitigung hat die Halterin oder der Halter des Hundes zu tragen,bei herrenlosen Hunden die letzte Halterin oder der letzte Halter.

30条 行政の強制力
(9)権限のある当局は、その事実が正しいと仮定される場合は、犬の殺害を命ずることができる。
将来的にその犬が人または動物の生命や健康へまさに危険をもたらす可能性がある場合。
犬の殺処分と死体処理のコストは、飼い主か管理者、徘徊犬(野良犬、捨てられた犬)は、最後の飼い主または管理者が負担しなければならない。


(*3)
Keine Frage der Rasse Verhalten von "Kampfhunden" oft anerzogen 「犬の品種特性は疑いの余地がありません 闘犬としての行動はしばしば教え込まれています」。2016年5月23日。
ドイツにおける、犬の咬傷事故件数は年間約35,000件で、人口比で日本の10倍。

(*4)
Hund 3 Meter neben seinem Halter erschossen 「ハンターは、飼い主から3mしか離れていない犬を射殺した」。2015年2月。
飼い主から3mしか離れていない犬を射殺したハンターは、その犬にリードをしていなかったために刑事訴追を受けなかった例。

(*5)
Leinenpflicht in Deutschland 「ドイツの犬のリード義務」。2016年。

(*6)
Rodorf.de Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis 「ノルトライン=ヴェストファーレン州 警察法指針」こちらはノルトライン=ヴェストファーレン州警察法指針ですが、全州に同様の警察法があります)。
「公共の場で飼い主の管理下にない犬は、警察官が射殺して安全を確保するのは職務である。その場合は、ドイツ連邦民法90条aの規定により、警察は民事上の損害賠償責任を負わない」とする、警察法の運用指針。

(*7)
Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland 「ドイツの警察官の銃の発射についての統計」(2016年)。
「ドイツ連邦共和国内における、「動物と財物」に対する発泡件数は、2015年では11,901件。その多くは犬と考えられる」。

ドイツ 警察官による犬などの射殺数 (640x258)

(その他)
日本語しか読めない、maimaiさんやじゅにぺこさんなどの小学生のために。
先進国って何? (七)  ドイツ篇 その一 合法的に駆除される飼い犬・飼い猫 ードイツ連邦狩猟法 青島 啓子 
国立国会図書館 諸外国における犬猫殺処分をめぐる状況  
(註 上記2件の資料においても、ドイツの犬猫狩猟駆除に関して述べられている。しかしこれらの資料は、ドイツにおける、犬の公的殺処分について触れられていない。読者に「ドイツには犬猫の狩猟駆除はあるが、公的殺処分はない」と誤解させる点では劣る資料である)。










リードを放したというだけで犬を警察官に射殺された飼い主の悲痛~ドイツ、ベルリン



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(Zusammenfassung)
Leinenpflicht in Deutschland
・Wird dagegen oder gegen den Leinenzwang in der genannten Zeit verstoßen, können Geldbußen bis zu 25.000 € drohen.
・Jäger dürfen Hunde dann abschießen, wenn sie sich nicht innerhalb der Einwirkung ihrer Halter befinden.
・Wer seinen Hund entgegen dieser Vorgabe(eine generelle Leinenpflicht)an den genannten Orten frei laufen lässt, riskiert nicht nur eine Geldbuße, sondern muss sogar mit der Einziehung des Hundes rechnen.
・Darüber hinaus können freilaufende hunde von Polizisten erschossen werden.


 前回記事、極めて厳しいドイツの犬のリード義務~最高2万5,000ユーロ(325万円)の罰金、犬の押収殺処分、ハンターや警察官による射殺、に関連する記事です。前回記事では、ドイツ連邦共和国では、全州で犬のリードが義務付けられており、違反者には・5,000ユーロ(日本円で約65万円)から2万5,000ユーロ(日本円で約325万円)の罰金、・行政による犬の押収(殺処分されることもありうる)、・ノーリード(*1)の犬は、ハンターが射殺することが合法、むしろ法律で推奨されている、・さらに警察法指針では、ノーリードの犬が公共の場にいる場合は射殺することを職務として定めていることを書きました。前回記事では、・バーデン=ヴュルテンブルク州、・バイエルン州、・ベルリン州、・ブランデンブルク州の、犬のリード義務を取り上げました。今回は、ベルリン州で「リードを外したというだけで愛犬を警察官に射殺された飼い主」の悲痛な、FaceBookによる抗議を取り上げます。

(*1)「ノーリード」は、和製英語で通じません。私がこのワードを用いるのは、あまりにも日本で定着しており、このワードで検索する方が多いからです。


 2015年に、ベルリン州の公園で警察官が犬を射殺しました。犬の飼い主は、犬を池で水浴びさせようとしてリードを外したところ、その直後に警察官が犬を拳銃で射殺しました。犬は、何ら危険な状態とは言えませんでした。警察官が本事件で犬を射殺した理由は、まさに「リードを外したから」というだけしか考えられません。
 2015年に本事件はが発生した直後は、警察への批判や、ドイツでの警察官による積極的な犬の射殺についての議論が盛り上がりました。かなりの割合で、ドイツの世論は、「警察官が積極的に市中で犬を射殺すること」、それが単に「リードをしていなかった」という理由であっても、支持していました。事実、本事件の発生前の数年間で統計でも、ドイツ国内においては、警察官が市中で犬を射殺する件数は増えています(*2)。また、報道される件数も増えていると感じます。この事件を、私はかつて記事にしています。

(*2)
Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland 「ドイツの警察官の銃の発射についての統計」(2016年)。
「ドイツ連邦共和国内における、「動物と財物」に対する発泡件数は、2015年では11,901件。その多くは犬と考えられる」。

警察官がノーリード(オフリーシュ)の犬を射殺することに対するドイツの世論
続・警察官がノーリード(オフリーシュ)の犬を射殺することに対するドイツの世論
続々・警察官がノーリード(オフリーシュ)の犬を射殺することに対するドイツの世論

 この事件においては、愛犬を射殺された飼い主、マルク・ジーメルス氏が、FaceBookで抗議しています。犬の飼い主ご本人の、FaceBookの該当するTLは削除されましたが、マスメディアにその記述内容がそのまま残っています。この、愛犬を警察官に射殺された飼い主の悲痛さが伝わってきます。
 Polizist erschießt Hund - Besitzer schimpft auf Facebook 「警察官は犬を射殺する-犬の飼い主はFaceBookで抗議しています」。2015年8月12日、より、愛犬を警察官に射殺された、マルク・ジーメルス氏のFaceBookのTLの投稿文(*3)を引用します。

(*3)オリジナルの、犬の飼い主の、マルク・ジーメルス氏のFaceBookはこちら。引用したTLは削除されています。最近の更新はありません。Marc Siemers


### BITTE TEILEN###
# LIEBEVOLLER HUND ERSCHOSSEN #
Mein Hund "Danti" wurde gestern (10.08.2015) von einem offensichtlich überforderten Polizisten im Volkspark Humboldthain erschossen.
Ich möchte auf diesem Weg mein Schweigen brechen und die wahre Geschichte erzählen.
Dieser machte sich gestern Mittag auf den Weg in den Volkspark Humboldthain um den beiden Hunden eine Abkühlung zu verschaffen.
Als er die Hunde los machte, damit die Beiden sich ein wenig erfrischen können, rannten sie zur Wasserstelle.
Es waren schließlich über 30°C.
Plötzlich schrie ein Polizist sofort los, dass er die Hunde wieder an die Leine nehmen soll.
Diese Möglichkeit bot der Beamte meinem Freund allerdings nicht.
Eine Sekunde später war mein Danti tot.
Hingerichtet, aus 25m, von einem sogenannten "Ordnungshüter".
Ich möchte auf diese Weise die Geschichte ins rechte Licht rücken und versuchen vielleicht noch ein paar Zeugen zu finden.
Anmerkung: Hunde werden rechtlich immer noch als "Gegenstände" bewertet.
Wir sollten alle gemeinsam dafür sorgen das dies geändert wird.
Marc
❤ DANTI, WIR VERMISSEN DICH ❤

###シェアをお願いします###
#愛する犬が射殺されました#
私の犬「ダンティ」は、フォルクスパーク フンボルターンで、明らかに残酷な警察官によって昨日(2015年8月10日)射殺されました。
私は沈黙を破り、真実を伝えたいと思います。
フォルクスパーク フンボルターンに、2頭の犬を涼ませるために向かった昨日の昼頃でした。
犬たちを少しリフレッシュさせるために、犬たちのリードを解き放すと、犬たちは池にむかって走りました。
気温は30度を超えていました。
突然警察官は、直ちに犬をリードにつなげと叫びました。
警察官は私の友人(犬たち)に、猶予を与えませんでした。
1秒後には、私の「ダンティ」は死んでいました。
25m離れた位置から、いわゆる「法の執行(註 犬の射殺)」が実行されたのです。
私はこの場でもって、この出来事を目撃したであろう、何人かの証人を探してみたいと思っています。
注意:ドイツでは、犬はまだ法的には「単なる物、物体」として評価されています。
私たちすべてが、それを変えるために協力しなければなりません。
マルク
❤ダンティ、私たちはあなたを失ってしまった❤



(画像)

 本事件を報じる、Beamter fühlt sich bedroht Polizei-Streife erschießt Hund" 「警察官は脅威を感じていました パトロール中の警察官は犬を射殺しました」。2015年11月8日の記事より。警察官に「リードを外した」という理由だけで飼い主の目の前で射殺された、「ダンティ」の死体を片付ける、ベルリン警察の警察官。

ダンティ


(画像)

 画像は、ツイッター、のスクリーンショット。次から次へと、知ったかぶりのドイツ通(痛)、脳内妄想ドイツ在住者が限なく出てくるのも、日本の動物愛誤の特殊性(後進性)でしょう。精神病院の閉鎖病棟の患者さんたちの会話といったレベル。
 ところで、私が野良猫を殺害した被告人の温情判決署名の発起人ということが拡散されていますが、私とは別人です。この発起人の方の主張に同意できるところがありましたので署名はしました。
 私でしたら、必ず諸外国との法制度を取り上げます。日本の動物愛護管理法では、特定の動物は非占有、さらには無主物であっても、占有物と同位の保護を受けますが、それは国際的に例外です。ドイツなどでは、非占有の犬猫は動物保護法(独 Tierschutzgesetz)の保護を受けません。ドイツにおいては、非占有犬猫の殺害そのものの刑事処罰はありません。またアメリカと異なり、ことさら残虐な殺害を重く罰する、動物虐待条項(Animal Culuty)もありません。


Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
(ドイツは)人権よりペット権が尊重される国ですよ(註 その根拠となる法令と該当する条文を原語で挙げてください。さらにその法令に基づく判例、制度の具体例を挙げてください)。
動物虐待の弁護材料にドイツを持ち出すのはお門違いです。
騙されないで下さい。

じゅにぺこ‏ @happy_junie Sep 13
外出時、ドイツではペットを首輪などで繋いでいないと警察が銃で殺処分してしまうと他者(動物虐待愛好家)に聞きました(註 首輪をして飼い主明示をしていても、人の占有下にない犬は徘徊している状態では、警察官に射殺されます。また首輪をしていてもリードから放れて人の管理下にない犬猫は、狩猟法に則れば射殺しても合法です。現に目立つ首輪をした犬を民間人ハンターが射殺して、無罪になった判例もあります(*1))。
また、別サイトでも野良の動物は法律により銃殺処分だとありましたが本当なのでしょうか(註 先に述べましたとおり、飼い主がいると判別できる犬猫であっても、人が占有していなければ、ドイツでは狩猟駆除が推奨されています。そのような規定がある「野良の動物」は、犬猫だけです。ドイツでの犬猫の狩猟駆除数は、高位推計で50万頭近くです。人口比で日本の公的殺処分の10倍よりはるかに多いです。ただし行うのは多くは民間人ハンター。それとは別に、行政が咬傷犬や禁止犬種を押収して強制的に殺処分する州法がドイツ全州にあり、行政が行う犬の殺処分も相当あります。その場合は、麻酔薬を用いた安楽死が採用されます(*2))。

Maimai‏ @MaimaiMaiful Sep 13
こっちの犬って躾が行き届いているんです(註 ドイツの犬の咬傷事故は人口比で日本の10倍です(*3)。躾が行き届いているとは、人を咬まないことが最も重要だと思いますが?)。
森を散歩してると、繋がれていない犬が幸せそうに歩いたり、飼い主と遊んだりしています(註 リードをしていなかった為に、飼い主から3mの距離で射殺された犬がいましたが、ハンターの行為は合法とされ刑事訴追されませんでした(*4))。
誰にも迷惑かけていませんし、阻む権利は誰にもありません(註 あまりにもひどい嘘情報で呆れます。情報を不特定多数に対して発信するのであれば、責任を持つべきです。例えばノルトライン=ヴェストファーレン洲では、森林で犬にリードをしなければ、最高で罰金2万5,000ユーロ=325万円です。その他の州でも、ドイツには全州で、州法で犬のリード義務を定めています。行政が犬のリードを強制しています。リードをしていなければ行政が犬を押収して、殺処分する権限があるヘッセン州もあります(*5)。民間人ハンターが犬猫を射殺しても合法ですしその数は高位推計で50万頭近くです。ドイツの警察官が犬などを射殺する数は年間1万頭以上です。都市部より、自然保護区の森の方が、犬のノーリードに対しては厳しい措置が取られます。あなたは現実のドイツには住めません。脳内の妄想ドイツの住民です。有害な嘘情報を公にせずに、精神科に診てもらうことをお勧めします)。


maimai.jpg


(*1)
Gerichtsurteil Hund wurde zu Recht erschossen 「判決 犬は合法的に射殺されました」。2015年10月28日。
ドイツで、首輪をした犬を射殺して、飼い主に無断で犬の死体を廃棄して無罪になったケース。

(*2)
Lesefassung des Hundegesetzes von Berlin 「ベルリン州 犬に関する法律」

「禁止犬種、危険な犬は行政が押収して強制的に殺処分する権限がある。殺処分の費用と死体処理費用は飼い主が負担しなければならない」とされています。

§ 30 Anordnungsbefugnisse
(9) Die zuständige Behörde kann die Tötung eines Hundes anordnen, wenn Tatsachen die Annahme rechtfertigen, dass
auch in Zukunft von dem Hund eine konkrete Gefahr für Leben oder Gesundheit von Menschen oder Tieren ausgeht.
Die Kosten der Tötung und der Tierkörperbeseitigung hat die Halterin oder der Halter des Hundes zu tragen,bei herrenlosen Hunden die letzte Halterin oder der letzte Halter.

30条 行政の強制力
(9)権限のある当局は、その事実が正しいと仮定される場合は、犬の殺害を命ずることができる。
将来的にその犬が人または動物の生命や健康へまさに危険をもたらす可能性がある場合。
犬の殺処分と死体処理のコストは、飼い主か管理者、徘徊犬(野良犬、捨てられた犬)は、最後の飼い主または管理者が負担しなければならない。


(*3)
Keine Frage der Rasse Verhalten von "Kampfhunden" oft anerzogen 「犬の品種特性は疑いの余地がありません 闘犬としての行動はしばしば教え込まれています」。2016年5月23日。
ドイツにおける、犬の咬傷事故件数は年間約35,000件で、人口比で日本の10倍。

(*4)
Hund 3 Meter neben seinem Halter erschossen 「ハンターは、飼い主から3mしか離れていない犬を射殺した」。2015年2月。
飼い主から3mしか離れていない犬を射殺したハンターは、その犬にリードをしていなかったために刑事訴追を受けなかった例。

(*5)
Leinenpflicht in Deutschland 「ドイツの犬のリード義務」。2016年。

(*6)
Rodorf.de Polizeiliches Grundlagenwissen für Studium und Praxis 「ノルトライン=ヴェストファーレン州 警察法指針」こちらはノルトライン=ヴェストファーレン州警察法指針ですが、全州に同様の警察法があります)。
「公共の場で飼い主の管理下にない犬は、警察官が射殺して安全を確保するのは職務である。その場合は、ドイツ連邦民法90条aの規定により、警察は民事上の損害賠償責任を負わない」とする、警察法の運用指針。

(*7)
Statistiken zum polizeilichen Schusswaffengebrauch in Deutschland 「ドイツの警察官の銃の発射についての統計」(2016年)。
「ドイツ連邦共和国内における、「動物と財物」に対する発泡件数は、2015年では11,901件。その多くは犬と考えられる」。

ドイツ 警察官による犬などの射殺数 (640x258)

(その他)
日本語しか読めない、maimaiさんやじゅにぺこさんなどの小学生のために。
先進国って何? (七)  ドイツ篇 その一 合法的に駆除される飼い犬・飼い猫 ードイツ連邦狩猟法 青島 啓子 
国立国会図書館 諸外国における犬猫殺処分をめぐる状況  
(註 上記2件の資料においても、ドイツの犬猫狩猟駆除に関して述べられている。しかしこれらの資料は、ドイツにおける、犬の公的殺処分について触れられていない。読者に「ドイツには犬猫の狩猟駆除はあるが、公的殺処分はない」と誤解させる点では劣る資料である)。

 maimaiさんの、「(ドイツは)人権よりペット権が尊重される国ですよ」とは随分状況が異なるようですが?maimaiさんは妄想がひどすぎませんか。
 maimaiさんは、「リードを外しただけで愛犬を警察官に射殺されてしまった」、マルク・ジーメルス氏にメッセンジャーで問合わせてみられたらいかがでしょうか。ドイツ語ができる、愛誤ではない方に、メールの文面を訳してもらいましょう。maimaiさん以外の方でも、FaceBookで直接お尋ねになってはいかがでしょうか。


(画像)

 あきれたNHKの、赤恥大嘘番組。「2012年11月1日の地球イチバン 地球でイチバン ペットが幸せな街~ドイツ・ベルリン~」。これほど酷い大嘘、偏向番組を垂れながして、外交問題にならないか私は心配しています。この番組でも誤りを数十回NHKに問いただしました。この番組の内容は、90%以上が大嘘、しかも正反対の大嘘です。例えば「ドイツではペッショップにペットはいない」ですが、ドイツは、人口比で日本より生体販売ペットショップの数が多いです。また犬猫も売っています。
 maimaiさんなどの、ドイツ在住者(もしくは妄想ドイツ在住者)のドイツの動物愛護情報は、このような日本のメディアによる情報の丸写しです。対して、現実のドイツの法令や統計、マスメディアや政府広報による情報は、ひとつも伝えていません。本番組のHPから。

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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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