「アメリカでは一部の州でペットショップでの生体販売を禁じている」という大学准教授の無知蒙昧~加隈良枝帝京科学大学准教授



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(Summary)
Currently there are no state laws of Retail Pet Sale Bans in the United States.
It is only the municipality (county) ordinance.


 帝京科学大学准教授で、加隈 良枝 (かくま よしえ)という方がいらっしゃいます。この方は新興のネットメディアに記事を寄稿されたりしていますが、誤りが多いので指摘します。大学准教授という立場にありながら、基本的な事柄(例えば英語文献で簡単に入手できるデータ)も確認しない。それで職業研究者としてやっていけることこそ、最大の日本の動物愛護の後進性でしょう。さらにこの方は、省庁の外部委員すら務めておられます。

 まず、帝京科学大学准教授の、加隈 良枝 (かくま よしえ)氏の略歴は、次のとおりです。、この方も博士課程は東京大学ですね。


動物福祉・動物愛護に関する研究を行っています。
特に犬や猫の福祉(ストレスの行動学的・生理学的評価、適切な飼育環境、適正な譲渡システム、野良猫や地域猫の管理等)や、動物福祉の普及や動物愛護活動の在り方等を主な研究テーマとしています。
・専門分野 動物福祉学、人と動物の関係学
・主な研究課題 動物福祉・動物愛護の理論と実践 社会におけるペットとの共生に関する研究 
・担当科目 動物福祉論など
・学位 2002年 7月 博士(農学)(東京大学)
・その他の活動 中央環境審議会動物愛護部会動物愛護管理のあり方検討小委員会委員(2010年~2013年) 獣医事審議会専門委員(2013年~2015年)



 加隈良枝帝京科学大学准教授がメディアでのインタビューに応じた記事ですが、あまりにも誤りが多いので指摘します。この方の主張されることは同意できるところが多いので残念です。指摘した引用部分は完全に誤りですが、その他にも曖昧ではありますが、正確とは言えない、著しく誤認を招く部分がいくつかあります。欧米の動物福祉は日本の手本となり得るか。2017年2月1日。から引用します。


ペット大国"とも呼ばれるアメリカでも、子犬の生体展示販売を行うペットショップがないわけではなく(一部には禁止されている州もある)。

 現在アメリカでは、州で子犬のペットショップの生体展示販売を禁じている州は一州もありません(2017年6月現在)。州法、州規則(State Law、State regulations)では現在皆無です。例外的に自治体の条例(Ordinance、Municipal ordinance)があるのみです。ぜひ「一部には禁止されている州もある」ですが、具体的な州名を上げていただきたいものです。自治体条例にとどまるのと、州法で禁じるのとでは大きな差があります。
 資料、Jurisdictions with Retail Pet Sale Bans 「小売業者のペット販売を禁止している区域」。(2017年年6月現在)によれば、アメリカでペットショップ(小売)での犬の展示販売(一部猫なども含む条例がある)を禁じる条例がある自治体は次のとおりです。数は多いように見えますが、アメリカの自治体数は数万レベルですので、小売業者のペットショップが犬などを販売することを禁じる条例がある自治体はまだまだ例外と言えます。

・Albuquerque, NM
・South Lake Tahoe, CA
・Flagler Beach, FL
・West Hollywood, CA
・Hermosa Beach, CA
・Turlock, CA
・El Paso, TX
・Austin, TX
・Lake Worth, FL
・Fountain, CO
・Coral Gables, FL
・Opa-Locka, FL
・North Bay Village, FL
・Glendale, CA
・Irvine, CA
・Dana Point, CA
・Chula Vista, CA
・Hallandale Beach, FL
・Laguna Beach, CA
・Point Pleasant, NJ
・Aliso Viejo, CA
・Huntington Beach, CA
・Waukegan, IL
・Brick, NJ
・Manasquan, NJ
・Los Angeles, CA
・Point Pleasant Beach, NJ
・Burbank, CA
・Rancho Mirage, CA
・Bernalillo County, NM
・Hoboken, NJ
・San Diego, CA
・Oceanport, NJ
・Margate, FL
・Pinecrest, FL
・North Brunswick, NJ
・Palmetto Bay, FL
・Ventura County, CA
・Coconut Creek, FL
・Wellington, FL
・Surfside, FL
・Aventura, FL
・Chicago, IL
・Wilton Manors, FL
・Greenacres, FL
・North Lauderdale, FL
・Cook County, IL
・Bay Harbor Islands, FL
・Pompano Beach, FL
・North Miami Beach, FL
・Miami Beach, FL
・Bal Harbour, FL
・Sunny Isles Beach, FL
・East Providence, RI
・Dania Beach, FL
・Palm Beach Gardens, FL
・Juno Beach, FL
・Cutler Bay, FL
・North Palm Beach, FL
・Randolph, NJ
・Hypoluxo, FL
・Jupiter, FL - Enacted October 2014
・Homestead, FL
・Chino Hills, CA
・Tamarac, FL
・Palm Beach, FL
・Oceanside, CA
・Montgomery County, MD
・Long Beach, CA
・Garden Grove, CA
・Lauderhill, FL
・Encinitas, CA
・Fernandina Beach, FL
・Jacksonville Beach, FL
・Beverly Hills, CA
・Eastpointe, MI
・Camden County, NJ
・Vista, CA
・Memphis, MI
・Salt Lake County, UT
・Voorhees, NJ
・Brooklawn, NJ
・Audubon, NJ
・Palm Springs, CA
・Waterford, NJ
・Deerfield Beach, FL
・West Melbourne, FL
・Cherry Hill, NJ
・Casselberry, FL
・Merchantville, NJ
・Runnemede, NJ
・Pittsburgh, PA
・Somerdale, NJ
・Laurel Springs, NJ
・Oaklyn, NJ
・Westville, NJ
・Fraser, MI
・Haddon Heights, NJ
・Gloucester Township, NJ
・Glassboro, NJ
・Magnolia, NJ
・Neptune Beach, FL
・Las Vegas, NV
・San Marcos, CA
・Sarasota County, FL
・Bellmawr, NJ
・South Miami, FL
・Cathedral City, CA
・Warrenville, IL
・Truckee, CA
・Berlin Township, NJ
・Mamaroneck Village, NY
・Boston, MA
・Delray Beach, FL
・Clementon, NJ
・Pine Hill, NJ
・Haddon Township, NJ
・Winslow, NJ
・Jackson, NJ
・Mount Pleasant, NY
・Collingswood, NJ
・Audubon Park, NJ
・Indio, CA
・La Quinta, CA
・Mount Ephraim, NJ
・Barrington, NJ
・Philadelphia, PA
・Berlin Borough, NJ
・East Brunswick, NJ
・Gloucester City, NJ
・Carlsbad, CA
・Chesilhurst, NJ
・Greenwich, NJ
・Pennsauken, NJ
・Mesquite, NV
・Clayton, NJ
・Hollywood, FL
・Colton, CA
・Beverly, NJ
・Mantua, NJ
・Gibbsboro, NJ
・Little Ferry, NJ
・Wyckoff, NJ
・Washington Township (Gloucester County), NJ
・Lindenwold, NJ
・Hackensack, NJ
・Bordentown, NJ
・Hi-Nella, NJ
・Mount Holly, NJ
・Pitman, NJ
・Camden City, NJ
・Maywood, NJ
・Solana Beach, CA
・East Rutherford, NJ
・Petersburg, FL
・Union City, NJ
・Glen Rock, NJ
・Woodcliff Lake, NJ
・Saddle Brook, NJ
・Washington Township (Burlington County), NJ
・Key West, FL
・Miramar, FL
・Rye Brook, NY
・Upper Saddle River, NJ
・Portland, ME
・Eatontown, NJ
・Swedesboro, NJ
・Ridgefield, NJ
・Fanwood, NJ
・Fairview, NJ
・Wallington, NJ
・Yorktown, NY
・New Milford, NJ
・Palm Beach County, FL
・Hamilton, NJ
・Ridgewood, NJ
・Edgewater, NJ
・Woodbury Heights, NJ
・Marlboro, NJ
・Fair Lawn, NJ
・Port Chester, NY
・Ocean, NJ
・Safety Harbor, FL
・North Arlington, NJ
・Watchung, NJ
・Frenchtown, NJ
・North Las Vegas, NV
・Palisades Park, NJ
・Union Beach, NJ
・Cliffside Park, NJ
・Stratford, NJ
・Francisco, CA
・Burlington, NJ
・Bradley Beach, NJ
・Haddonfield, NJ
・Bound Brook, NJ
・Livingston, NJ
・Holmes Beach, FL
・Roseville, MN
・Canton, GA
・Franklin, NJ
・Manalapan, NJ
・Scotch Plains, NJ
・Lodi, NJ
・Secaucus, NJ
・East Newark, NJ
・Rio Rancho, NM
・Stoneham, MA
・Roselle Park, NJ
・Harrison (Gloucester County), NJ
・Sacramento, CA
・Holly Springs, GA
・Waleska, GA
・Brielle, NJ



(動画)

 Saddest Puppy Mills: Pet Store Sells Dogs From Puppy Mill | The Dodo 「サディストの子犬工場 ペットショップはパピーミルで仕入れた子犬を売る」。2017年1月13日公開。




(動画)

 Petland Is A Huge Pet Store Chain 「ペットランドは巨大な生体販売ペットストアのチェーンです」。2016年1月7日公開。アメリカ、オハイオ州に本部を置く、巨大生体販売ペットショップチェーン、ペットランドを批判するビデオ。
 They're accused of buying thousands of dogs from puppy mills. 「ペットランドは何千もの犬を、パピーミルから仕入れたと批判されています」。




 「アメリカでは犬のペットショップ(小売業)での犬の生体展示販売を禁じている州があるかどうか」は、ごく簡単な英文検索でわかります。それすら、加隈良枝帝京科学大学准教授は怠ったということでしょう。まさに専門分野の「動物福祉論」に属することがらであり、基本的な情報です。氏は、動物福祉に関する専門の職業研究者であり、省庁の外部委員も勤めている方です。しかしこのような方が、基本的な知識すらないのです。それはすなわち、日本の動物愛護(動物福祉とは申しません)の証拠だと思います。
 動物福祉に関する研究は、学術的には横断的な分野です。例えば動物に対する政策であれば法学分野や政治学分野が関係します。ある種の動物の食用習慣(それを規制する根拠があるかどうか、倫理的にどうかなど)は文化人類学などが関係するでしょう。そのほか、動物学や農学(獣医学や畜産学)ももちろん関係します。それらについて、幅広い知識を習得することは大変困難です。その割には、動物福祉という学術分野はメジャーではありません。そのニッチ(間隙)に怪しげな人物が入り込み、誤った知識を拡散しているのが、日本の動物愛護の現状です(誤解を招くといけませんね。加隈良枝帝京科学大学准教授のことを指しているのではありません。かなり経歴に疑問がある方ですら、「海外動物愛護の専門家」としてマスメディアに露出しています。そのような方が環境省の外部委員を務めて、海外の誤訳資料を提出しているケースすらあります)。
 
 加隈良枝氏は私個人の感想ですが、比較的良い主張をされていると思います。苦言を申し上げますが、ですからなおさらのこと、メディアでの情報提供には細心の注意を払っていただきたいと思います。
 次回以降の記事では、次のことがらについてソースを提示して指摘したいと思います。完全に誤りとは言えませんが、読者に誤解を与える内容です。


・ドイツではレストランもほとんどが犬連れOKで、一緒に入れないのは屋内の食料品店や病院など。

 ドイツでは、日本で喧伝されてるほど犬同行が許可されているレストランは多くありません。特に外資系は犬お断りが多いです。レストラン以外の小売・サービス業では、ファブリック(繊維製品。服など)の店は、ほぼ全てで犬禁止です。また児童公園では、ドイツでは、おそらく全てで犬全面禁止です。墓地などの宗教施設やシーズン中のビーチ、湖畔など、ドイツでは禁止です。ドイツは、日本より犬を制限している場所がむしろ多いとも言えます。


・首都ベルリンには州管轄のノーリードOKの森がある。

 グリューネヴァルト(Grunewald。一帯に複数の公園があり、グリューネヴァルトは総称です)のことを指していると思われます。グリューネヴァルト以外でも、全域で犬のノーリード(これは和製英語で通じませんが)が許可されている公園はベルリンにはないと思います。
 グリューネヴァルトは、日本では「全域でノーリードの広大な公園」と紹介されています。しかし犬にリードをしなくてよい面積は、グリューネヴァルトの全面積の4%に過ぎません。日本でも、広い公立の公園では、いわゆる「ドッグラン」を併設しているところが多いです。日本と決定的に異なるところは、グリューネヴァルトでは、「犬全面禁止」エリアがかなりの割合を占めるということです。「犬禁止エリア」に犬を侵入させた場合は罰金刑に処せられます。日本の公園ではまずないと思います。


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250体以上の頭部が切断された猫の死体が見つかった~イギリス



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(Summary)
M25 cat killer
The M25 Cat Killer (also referred to by the media as the Croydon Cat Killer or the Cat Ripper of Croydon) is an unidentified individual or group thought to have killed, dismembered and decapitated more than 250 cats beginning in 2014 in Croydon.
But since spreading across and around London.


 最近、東京都三鷹市で、頭部がない猫の死体が発見されました。人為的に殺害されたことが疑われています。このような猫の惨殺事件(?)は、海外でも珍しくありません。昨年から今年にかけてのことですが、イギリスでは、頭部が切断されたなどの猫の死体が250体以上発見されました。しかし犯人はいまだに逮捕されていません。


 まず三鷹市の、猫殺害(?)のニュースソースから引用します。頭部ないネコの死骸見つかる、東京・三鷹市。2017年6月20日(ビデオ有り)。


20日、東京・三鷹市のアパートの駐輪場で頭のないネコの死骸が見つかりました。
ネコは25センチほどで、首輪がついていないことから、野良猫とみられています。
警視庁は動物愛護法違反の疑いも視野に捜査しています。



 このような、人による(?)猫の惨殺事件は、海外でも珍しくありません。昨年は、イギリスのロンドン近郊で頭部を切断されたなどの猫の死体が100体以上見つかりました(その後も猫の惨殺事件は続いており、今では頭部を切断されたなどの猫の死体が250体以上見つかっています)。しかし犯人は見つかっていません。
 CROYDON CAT RIPPER Death toll for beheaded moggies exceeds 100 pets 「クロイドンというあだ名の猫切り裂き屋 首を切り落とされたペットの猫の死体は100体を超えます」。2016年8月7日。


Blame for two more brutally butchered felines has been placed at the door of the twisted killer targeting South East England.
TWO more decapitated moggies have been blamed on the Croydon Cat Killer who is believed to have butchered more than 100.
Investigators now fear the killer responsible is committing mutilations more frequently, with 70 of the 100 reported in the past five months alone.
Nicknamed the Croydon Cat Killer, the first deaths were recorded near the south London borough, but it’s believed the monster has since struck across Greater London and the South-East, including Surrey, Kent, Berkshire and the Isle of Wight.
Cat campaigner Boudicca urged owners within the M25 to keep their pets in overnight.

2体の残酷に惨殺された猫の死体が、サウス・イースト・イングランドを標的としたひねくれた猫キラーにより置かれています。
さらなる2体の頭部を切断された猫の死体は、100匹以上(*1、現在も猫の殺害は続いており、既に250匹が殺害されています)の猫を殺害したと信じられている、クロイドンというあだ名のキャット・キラーの犯行とされています。
捜査官は現在、100匹の猫殺害のうち70件は過去5ヶ月間に発生しているために、キャットキラーがより頻繁に猫を切り裂き殺害することを恐れています。
クロイドンとうあだ名のキャットキラーによる最初の殺害は、ロンドン南部地方の近くで記録されていましたが、それ以降サリー、ケント、バークシャーとワイト島で犯行に及んだと考えられています。
猫の保護活動家であるブディッカ氏は、M25線(*2)環内の猫の飼い主に、猫を夜間も室内に保つように勧めています。


*1、M25 cat killer
*2、M25とは、ロンドン近郊の環状自動車道路。当初は猫殺害犯は犯行現場の地名のクロイドン(Croydon )とあだ名されましたが、犯行がM25線環内に広く及ぶようになったために、M25キャットキラー(M25 cat killer)と呼ばれるようになりました。


 上記は2016年の記事ですが、クロイドン(M25)とあだ名されたキャットキラーは、まだ逮捕されていません。その後も犯行を繰り返し、今では250体以上の頭部を切断されたなどの猫の死体が発見されています。しかし同一犯ではない可能性もあります。模倣犯が複数いる可能性も否定できません。ペットの猫の命を守るためには、先の記事にあるように、何よりも危険な屋外に出さないことが最も重要だと思います。
 M25 cat killer may have struck in Hertfordshire following discovery of decapitated pet 「M25キャットキラーは、頭部を切断されたペットの猫の死体発見により、ハートフォードシャーで猫を襲った可能性があります」。2017年5月22日、より引用します。


The notorious M25 cat killer may have struck in Hertfordshire after a cat was found decapitated last week.
The pet cat, reportedly called Jack, was found with its head removed in St Albans on Wednesday, May 17.

先週頭部を切断された猫が発見されたましたが、悪名高いM25キャットキラーが、ハートフォードシャーで猫を襲った可能性があります。
伝えられるところによれば、ジャックと呼ばれる飼い猫は5月17日水曜日に、セント・オールバンズで頭を切断された状態で見つかりました。



(画像)

 キャットキラー、クロイドンにより殺害された猫の死体。WARNING GRAPHIC CONTENT: Croydon cat killer, who is thought to have struck in Crystal Palace, strikes again in 'sexually motivated' attack 「閲覧注意 残酷な画像あり:クリスタルパレスを襲ったと思われるクロイドンのキャットキラーは、「性的衝動」により再び攻撃します」。2016年2月25日。


(動画)

 Croydon Cat Killer: on the road with the woman trying to catch the person responsible. 「クロイドンというあだ名のキャットキラー:女性は路上で犯人を捕まえようとしています」。2016年6月3日。BBCニュース。しかし犯人は未だに逮捕されていません。その後も猫の殺害は続き、250匹以上が殺害されています。




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イギリスの馬肉タブー~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想」まとめ



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(Summary)
Why do the British have such a revulsion over the idea of eating horsemeat?
There is no real logic.
Taboo of dog meat cat meat in some countries is also the same.
The killing of Specific animals for meat is still an emotive subject as many people see them as companion animals rather than a food source.



 記事、
「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想
憲法で牛の屠殺を禁じ、犬を大量殺処分しているインド~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想
「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想~インドでは牛の屠殺は憲法で例外なく禁じられているが犬は食用である
44州で犬猫の食用屠殺が合法なアメリカ合衆国~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想
馬の屠殺を連邦法で禁じ、44州で犬猫の食用屠殺が合法なアメリカ合衆国~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想
の続きです。「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観は幻想」の連載においては、インドとアメリカ合衆国の事例を挙げました。犬猫に優越してインドでは牛馬など、アメリカでは馬を保護していることを書きました。今回はイギリスの馬肉タブーなど、ヨーロッパの事情について書きます。



 「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観は幻想」の連載においては、インドとアメリカ合衆国を例に挙げて、「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」、つまり「犬猫はその他の飼育動物に対して優越して保護されるべき存在であり、殺したり食用にしてはならない」が、単なる思い込み、幻想であることを書きました。
 インドでは牛の屠殺を憲法で禁じていますが、犬は食用です。動物の殺害においてもインドでは、犬猫に対して牛、馬などの家畜は法律上はるかに優越して保護されています。
 アメリカでは44州で犬猫の食用屠殺が合法で実際に食されています。対して馬の屠殺は連邦法で禁じられています。動物虐待の処罰においてもカリフォルニア州では、馬は犬猫などの他の動物において著しく優越して保護されています。今回は、ヨーロッパについて書きます。

 私は今まで何度も、スイスの犬猫食習慣について記事にしています。スイスでは犬猫の食用屠殺は合法で、農村部では一般的に食べられています。スイスのマスメディアのインターネット調査によれば、10%半ばのスイス国民が「犬猫を食べている。食べたことがある」と回答しています。次のような記事です。
「スイスで犬または猫の肉を食べたことがある人の割合は15%」というマスメディアの調査
「スイスで猫肉を食べる人の割合は3%」は嘘?~実際ははるかに多いとの調査結果がある


(画像)

 «Schweizer sind Katzenfresser» 「スイス人は猫を食べる」(2014年11月27日)、より転載。 

スイス 猫肉


(画像)

 Ein einig Volk von Hunde-Fressern 「新聞でのスイスの悪評 犬を食べることに寛容なスイス国民」。2013年4月1日、より転載。

スイス 犬肉


 ヨーロッパにおいては、スイスでは犬猫食、そのほかポーランドなども現在も犬食が行われています。反面イギリスにおいては、馬肉は絶対的にタブー視されています。法律では禁じられてはいませんが、日本での犬猫食に匹敵するでしょう(日本でも犬猫食は禁じられていません。犬肉の輸入統計があります。一部の韓国料理店などでは普通に提供されています)。
 なお、イギリスは犬肉を禁じる法律もなく、ロンドンの中華レストランで提供されています。アングロサクソン系のイギリス人は、犬肉を食べる習慣はほぼありません。イギリス人にとっては、馬肉は犬猫肉に匹敵するタブーです。以下に、イギリスにおける馬肉タブーについての、BBCニュースの記事がありますので引用します。Why are the British revolted by the idea of horsemeat? 「なぜイギリス人は馬肉を食べるという考えに敵対するのですか?」。2013年1月18日。


Why do the British have such a revulsion over the idea of eating horsemeat?
There is no real logic as to why plenty of Britons are perfectly willing to eat cows, pigs, and chickens, but see horses as taboo, according to Dr Roger Mugford, an animal psychologist who runs the Animal Behaviour Centre.
Part of the reason is people frequently see horses as pets, and humans tend to put "extra qualities and values" on animals they call pets, he says.
History is also responsible for attitudes towards horses, according to Mugford.
Horses helped out in warfare.
There have been huge sacrifices alongside riders in historic battles.
Their widespread use as working animals has had a lasting effect.
Before railways, horses were the main means of transport.
Why is one species cherished while another is spurned?
Rather than seeing them as "cute", others may be more inclined to think of horses as majestic, or associate them with nobility.
The killing of horses for meat is still an emotive subject as many people see them as companion animals rather than a food source, according to the RSPCA.

なぜイギリス人は、馬肉を食べるという考えに対して、このように嫌悪感を持つのでしょうか?
多くのイギリス人が牛、豚、鶏を全く普通に食べていますが、それについては本当は論理はありませんが、the Animal Behaviour Centre 「動物行動センター」の動物心理学者、ロジャー・マグフォード博士によると、馬肉はタブーと見なされます。
その理由の一つは、人々がしばしば馬をペットとして見ているためで、人間はペットと呼ばれる動物では「余分な資質と価値」がありますと、ロジャー・マグフォード博士は言います。
マグフォード博士によれば、歴史にもまた、そのような馬の扱いの原因があります。
馬は戦争に寄与しました。
歴史的な戦いでは騎馬兵とともに、馬は大きな犠牲が払われてきました。
使役動物としての馬の利用は、永続的な効果をもたらしました。
鉄道が普及する以前は、馬が主要な輸送手段でした。
他の動物種が見捨てられているのに、なぜある1つの種が保護されているのですか?
馬を「愛らしい」と見ている人以外は、馬は雄大であるいは高貴なものとして考える傾向があります。
RSPCAによると、 肉のために馬を殺害することは、多くに人が馬を食料としてではなくコンパニオン・アニマル(伴侶動物)としてみなすために、いまだに感情的な問題です。



 上記のBBCのニュースにおいても、イギリス人にとって馬肉が絶対的なタブー(禁忌)である理由を、「馬は伴侶動物であり他の動物種とは異なる」ことを挙げています。つまり日本の犬猫愛護家の、「犬猫は他の飼育動物種と異なる」との主張と同じで、馬が犬猫に置き代わったに過ぎません。「どのような動物種が人にとって特別な存在であり、他の動物種に対して優越して保護すべきか、食用としてはならないか」は、絶対的な規範基準というものはありません。個々人の主観的な感情(単なる好き嫌い)や、その国や民族の宗教を包含した文化、歴史的背景などにより、流動的に変化します。
 「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」。つまり「犬猫は人にとっては伴侶動物としての特別な存在であり、他の飼育動物種とは異なる。したがって犬猫は他の飼育動物種に対して優越して保護するのは普遍的価値観であり、犬猫に限り絶対殺してはならないし、食用としてもならない」は単なる幻想、根拠のない思い込みです。しかし日本で「(犬猫)動物愛護活動家」を自称している人たちは、それが普遍的な価値観、倫理と主張しています。彼らは海外の事情や歴史的背景などを学ぶ必要があると思います。日本の「犬猫至上主義者」は、どれだけ日本の動物愛護を歪めているか計り知れません。


(動画)

 Eating Horse Meat?! 「馬を食べる?!」。2016年1月16日。日本での馬肉食を驚きを持って収録されたビデオ。アングロサクソン系(特にアメリカ人)にとっては、日本の馬肉食は、韓国中国での犬猫食に匹敵するほどの非倫理的で野蛮な行為に思われていると感じます。日本人が、中国や韓国の犬猫肉の料理屋のビデオを見るのと同じ感覚でしょう。なお、アメリカでは鯨、イルカは、食用として提供することは刑事罰の対象です。日本人が中国、韓国などの犬猫食を攻撃し、「欧米に倣った先進国」ぶるのは、滑稽にすら見えます。




(動画)

 Spencer Wilson: Pit bull attacks Horse, Family Fights to save Dog's Life 「スペンサー・ウィルソン:馬を攻撃したピット・ブル。犬の飼い主の家族は犬の命を救うために戦っています」。2017年5月20日公開。
 アメリカ、オレゴン州で、馬を襲ってけがをさせた犬は、強制殺処分の行政命令が郡により出されました。犬の飼い主は裁判を提起し、犬の殺処分を回避しようとしています。Now the dogs fate is in the hands of the courts.「現在犬の運命は、裁判所の手に委ねられています」。隣家の馬に噛み付いた犬は、すぐさま馬の飼い主から頭部と首に銃撃を受けました。犬は瀕死の重傷を負いましたが、犬の飼い主が獣医師に運び、大手術により一命を取り留めました。馬はごく軽症でした。興味深い事件ですので、後ほど改めて記事にします。

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馬の屠殺を連邦法で禁じ、44州で犬猫の食用屠殺が合法なアメリカ合衆国~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想



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(Summary)
Restriction of human consumption of horse meat in the U.S. has generally involved legislation at local, state, and federal levels.
American laws reflect American values. Americans generally find consuming horse meat revolting and unethical.
The laws reflect this attitude.
This really isn't all that surprising.


 記事、
「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想
憲法で牛の屠殺を禁じ、犬を大量殺処分しているインド~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想
「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想~インドでは牛の屠殺は憲法で例外なく禁じられているが犬は食用である
44州で犬猫の食用屠殺が合法なアメリカ合衆国~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想
の続きです。アメリカ合衆国では、連邦議会で馬の屠殺を禁じる法案が可決されました。さらに州法でさらに厳しい馬の屠殺と、馬肉の流通を罰している州があります。馬の屠殺と食肉の流通を、「懲役2年以上」という重罪に定めているカリフォルニア州などがあります。対してアメリカ合衆国では現在44州で犬猫の屠殺が全く合法です。つまり日本の愛誤家が主張している、「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想です。


 アメリカ合衆国では現在44州で、犬猫の食用屠殺が全く合法であることは、前回記事で書きました。ソースは、前回記事のリンクをご参照下さい。
44州で犬猫の食用屠殺が合法なアメリカ合衆国~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想

 今回記事では、アメリカ合衆国では、馬の屠殺を禁じる連邦法が可決成立したことを書きます。さらに馬の屠殺が合法的な国への馬の輸出を禁じとの法案が現在連邦下院議会で審議されています。仮にその法案が成立すれば、アメリカ国内の馬は国内での屠殺を禁じ、さらに輸出先で屠殺を行うこともできなくなります。それ以前にも、アメリカ合衆国では、1970年代に野生馬、野良馬の殺害を禁じ、ペットフード目的の馬の殺害を禁じています(*1、)。アメリカは、大変馬の保護に厚い国です。
 2007年の、馬の屠殺を禁じることと、馬の屠殺が合法的な国への馬の輸出を禁じる、アメリカ連邦法の2つの草案が提出された件について、カナダの獣医学雑誌、The Canadian Veterinary journal、に論文が掲載されています(*2、)。The United States’ prohibition of horsemeat for human consumption: Is this a good law? 「アメリカ合衆国連邦の馬を人間の食用目的とすることの禁止:これは良い法律ですか?」。2007年9月、より引用します。


On January 27, 2007, simultaneous bills were
introduced in the Senate and the House to prohibit the slaughter of horses for human consumption and to ban the transport of live horses from the United States to countries where they could be slaughtered for human consumption.
A commercial market for horsemeat as food has never emerged in the USA.
The proban group supports a position that American horses are not bred for human consumption and to use horseflesh for this purpose is cruel, unnecessary, disrespectful, and immoral.
Killing animals for food has been long identified as a moral question that affects food choice .
Both the Senate Bill and the House Bill , introduced in the 1st session of the 110th Congress, contain the clauses “horses and other equines play a vital role in the collective experience of the United States and deserve protection and compassion” and “unlike cows, pigs, and many other animals, horses and other equines are not raised for the purpose of being slaughtered for human consumption.”
Horsemeat consumption, seen as part of pagan sacrifices and celebration, understandably resulted in severe sanction under archaic Irish Canon Law .
In California, since 1998, a 2nd offence of offering horsemeat as human food is punishable by a mandatory minimum sentence of imprisonment in the state prison for not less than 2 y.
Interestingly, the California Penal Code stipulates that conviction for intentionally and maliciously committing an act of mutilation, maiming, torturing, or wounding a living animal may be punished by incarceration in a county jail for not more than 1 y — a misdemeanour, as is bestiality .

In California, eating horsemeat is restricted under the Criminal Code.
The ethical argument posed by the antislaughter proponents is based on the belief that horses are different from other farm animals.

2007年1月27日に、人間の食用などのための馬の屠殺を禁止し、生きた馬の米国から人間の食用などの屠殺ができる国への輸送を禁止するための法案がアメリカ連邦上院と下院に同時に提出されました(馬の屠殺禁止法案は可決成立しました)。
食品としての馬肉の商業市場は、アメリカではけして、いままで出現したことはありません。
馬屠殺に反対するグループは、アメリカの馬は人間の食肉などのために繁殖をしているのではないという立場を支持し、人の食用という目的のために馬肉を使用することは、残酷、不必要、非礼、不道徳であるとしています。
食用目的で動物を殺すことは、長い間、食糧の選択に影響を及ぼす道徳的な問題として認識されてきました。
第110回通常連邦議会の第1回目で提出された上院法案と下院法案は共に、「すべての馬は、アメリカ合衆国における全社会の歴史において重要な役割を果たしたために、保護することと思いやることに値します。すべての馬は牛、豚、および他の多くの動物とは異なり、人の食料として屠殺されることはありません」との条項を含みます。
馬肉を食べる事は、旧アイルランド(イギリス)のキャノン法においては、異教の生け贄と呪術の一環として見なされ、当然のことながら厳重な処罰を受けました。
カリフォルニア州では1998年以来、人間の食糧として馬肉を提供することは第二種犯罪であり、2年以上の州の刑務所に拘禁されます(*3)。
興味深いことにカリフォルニア州刑法では、故意にかつ悪意を持って、生きている動物に障害を与えること、苦しめること、または傷つける行為は、1年以下の郡刑務所での収監によって罰せられることを規定していますーそれと同様に、獣姦罪は軽微な犯罪です。

カリフォルニアでは、馬肉は刑法の下で禁止されています。
馬屠殺反対派の倫理的議論は、馬は他の家畜とは異なるとの考えに基づいています。



 以上より、次の事柄がわかります。
・アメリカでは合衆国連邦で馬の屠殺を禁じているが、犬猫は44州で食用屠殺が合法である。
・アメリカ連邦両院議会に提出された法案では、「馬は他の飼育動物種とは異なり、保護すべきであり屠殺は禁じる」としました。
・カリフォルニア州では、馬の屠殺と馬肉の提供は懲役2年以上の犯罪であり重罪である。
・対してカリフォルニア州では、他の動物(犬猫など)の殺傷は懲役1年以下であり、馬の屠殺の方がはるかに重罪である。
・アメリカは、馬はほかの飼育動物(犬猫なども含む)に対して、極めて優遇して保護している。


 「馬は他の動物と異なるから食用にしてはならない」は、犬猫食を攻撃する犬猫愛護の、「犬猫は他の動物と異なる」は、馬と犬猫が入れ替わっただけで、全く同じ理屈なので笑止千万です。つまり、日本の動物愛護(誤)家が声高に主張している、「犬猫は人の伴侶動物であり、他の動物種とは異なる。したがってほかの飼育動物種に対して優越して保護し、殺傷をより厳しく禁じ、食用としてはならないとするのは当然であり、普遍的な価値観である。特に先進国と言われる欧米においては、それが当然の倫理観である」は全くの誤りです。
 この連載の最初の記事、「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想、では、犬猫食に反対する、Toshiaki Morioka氏のTL、なぜ犬食は問題なのか、を引用しました。こちらではこのように主張されています。「犬猫が人との共生主体である(犬猫は他の飼育動物とは異なる存在)」「したがって他の家畜に対して優越して保護されるべき(つまり食用としてはならない)」。

 苦言を申し上げますが、Toshiaki Morioka氏は、何一つとしてその主張の根拠、出典を提示していません。単なる個人の誤った「思い込み」を述べているだけです。SNSとはいえ、公に情報を発信するのであれば、もう少し事実関係を調べるべきではないかと思います。無責任ですし、結果として自分の無知蒙昧を晒しているにすぎません。
 今回は、アメリカ合衆国においては、馬は特別な存在だということを書きました。アメリカ合衆国では馬は他の飼育動物(犬猫などのペットも含む)に優越して保護されており、食用屠殺は大変厳しく禁じられています。


(動画)

 Japan horse peta short med 「日本の馬 PETA」。2009年6月6日。アメリカに本部を置く、世界最大規模の動物愛護団体が制作したビデオ。アメリカから「繁殖馬」という名目で日本に輸出されている馬が屠殺されているとしています。2017年現在、アメリカ連邦下院議会において、アメリカからの馬の輸出を禁じる法案が審議されています(*2)。
 アメリカでは、日本の馬肉食習慣に対しても、かなり批判的です。日本の馬肉食は、今後は鯨、イルカ食と同様に、日本バッシングの道具にされる可能性はあります。

Undercover investigators have recorded exclusive footage in a Japanese horse slaughterhouse in which 4,500 horses are killed and cut up each year—to be processed into food for dogs and humans—many of them racehorses.
Ten years ago Charismatic won the 125th Kentucky Derby and the Preakness Stakes.
Charismatic was sold soon after like a commodity and exported to Japan for breeding purposes.
In 2008, more than 100,000 American-bred horses were exported to Canada, Mexico, and Japan and slaughtered for meat—many of these were thoroughbreds.

PETAの覆面捜査員は、犬と人間の食料のために、毎年4500頭の馬ー多くの競走馬が殺されて切り取られて精肉にされている日本の馬の屠殺場(熊本)の独占的な映像を記録しています。
10年前にカリスマティックス(馬の名前)は、第125回ケンタッキーダービーとプレアクネスステークスを勝利しました。
カリスマティックスはすぐに、まるで商品のように売られ、繁殖目的で日本に輸出されました。
2008年には、カナダ、メキシコ、日本に10万頭以上のアメリカ産馬が輸出され、肉用に屠殺されました(註 2017年現在、アメリカ連邦下院議会において、アメリカからの馬の輸出を禁じる法案が審議されています。*3)。
これらの多くはサラブレッドです。





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44州で犬猫の食用屠殺が合法なアメリカ合衆国~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想



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(Summary)
For dog meat is still perfectly legal in most of the United States.
In fact, just six states—Virginia, California, Hawaii, New York, Georgia, and Michigan—have outlawed dog and cat meat.
people in the States do kill dogs and cats and eat them.
However, in Hawaii and other places, the production of dog meat is actually done.




 記事、
「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想
憲法で牛の屠殺を禁じ、犬を大量殺処分しているインド~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想
「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想~インドでは牛の屠殺は憲法で例外なく禁じられているが犬は食用である
の続きです。アメリカ合衆国では、44州で犬と猫の食用屠殺が合法です。州法で現在、犬と猫の食用屠殺を禁じているのはわずか6州です。しかも禁じている州でも、実際に犬肉の商業生産が行われています。



 アメリカ合衆国では現在、44州で犬と猫の食用屠殺を禁じていません(つまり犬猫肉が合法)。犬と猫の食用屠殺を禁じているのはわずかに、ニューヨーク州、カリフォルニア州、バージニア州、ジョージア州、ミシガン州、ハワイ州の6州のみです(Dog & Cat Meat Trade Prohibition Act H.R. 1406)。これらの州では一応、犬猫の食用屠殺は州法で禁じているものの、いわゆる「ザル法」です。例えばハワイ州では事実上、犬肉の工業生産が行われています。この点については私は記事にしています(事実上犬肉が合法的に生産されているハワイ州)。
 ハワイ州の規定では「食用目的として飼育された犬猫であって、人道的な屠殺方法であれば」食用を禁じていないのです。ハワイ州以外でも、犬猫の食用屠殺を禁じているニューヨーク州やカリフォルニア州でも、レストランが犬肉を提供したという報道は、メディアが報道しています。

 現在アメリカが44州で犬猫の食用屠殺が合法であり、実際に食用とされ、販売もされているという資料が多数あります。Selling Dog and Cat Meat Is Still Legal in Most of U.S.—but a Federal Ban Could Soon Be in Place (*1、)「アメリカ合衆国連邦がすぐにでも禁じることができるのにー犬と猫の肉を売ることはアメリカのほとんどではいまだに合法です」。2017年3月17日、から引用します。


For dog meat is still perfectly legal in most of the United States.
In fact, just six states—Virginia, California, Hawaii, New York, Georgia, and Michigan—have outlawed dog and cat meat.
people in the States do kill dogs and cats and eat them.
The evidence is usually hidden, but the practice does go on, as multiple LCA investigations have revealed.
In a particularly disturbing case in Wisconsin in the ‘90s, a class B animal dealer—was also a dog butcher.
The dealer’s name was Ervin Stebane, and he would reportedly steal dogs from people’s yards, grab them from the streets or obtain them from well-meaning families who naively posted “free to good home” ads.
Stebane would tie a dog tightly to a post, shoot it in the head, slit its throat and then, once the blood had drained, sell it to customers seeking fresh dog meat.
He charged $25 to $75 a dog, depending on size.
But Stebane was never charged for selling dog meat.
He couldn’t be, because there was no law against it.

犬肉は、アメリカのほとんどの州では、未だに完全に合法です。
実際にバージニア州、カリフォルニア州、ハワイ州、ニューヨーク州、ジョージア州、ミシガン州の6つの州だけが、犬と猫の肉を禁止しています。
アメリカの人々は犬や猫を殺して食べます。
犬猫肉食の証拠は普通は隠されていますが、LCA(アメリカの動物愛護団体)の複数の調査が明らかにしましたので、その習慣は続いています。
ウィスコンシン州の、90年代に起きた特に世間を騒がせたケースでは、動物販売業者が犬肉屋でもあったということでした。
その動物販売業者の名前は、アーヴィン・ステバンといい、彼は人の庭から犬を盗んだり、路上で犬を捕まえたり、「無料で犬の良い飼い主(譲渡先)を見つけます」という広告を単純に掲示して、善意の家族から犬をだまし取ったりしていただろうと伝えられています。
ステバンは犬の首をしっかりと柱に縛りつけ、頭を銃で撃ち、喉を切り裂いて血抜きをした後に、新鮮な犬の肉を求めていた顧客に販売しました。
彼は犬の大きさ応じて、25ドルから75ドルを顧客に請求しました。
しかしステバンは、犬の肉を売ったことで決して刑事訴追されませんでした。
ステバンには、犬の肉を売ったことに違反する法律がなかったので、刑事訴追ができませんでした。



 その他にも、アメリカ合衆国では、「レストランで犬肉が売られている」、「犬の繁殖業者が食用に犬を出荷していた」というニュースがいくつも見つかります。その一つを例示します。


Chinatown Meat Market Denies Selling Dog Meat (After Admitting It) 「チャイナタウンの食肉市場は犬肉の販売を拒否しました(犬肉の販売を認めた後に)。2011年11月3日。

A CBS affiliate in Minneapolis investigating the owner of an illegal puppy farm reports that at least 170 dogs were sold to a Chinatown meat market, which in turn sold them as food.

ミネアポリスのCBS(アメリカ4大メディアの一つ)の関係者は、違法な子犬の繁殖業者の所有者を調べて、少なくとも170頭の犬がチャイナタウンの食肉市場に、食料として売却されたことを報道しています。



 以上のように、アメリカ合衆国では50州のうち44州が、犬猫の食用屠殺が全く合法です。例外的に犬猫の食用屠殺を禁じている6州でも、ハワイ州では事実上犬肉の工業生産が行われています。
 そのほか、信頼性の低いローカルメディアの記事は割愛しましたが、犬猫肉を禁じている6州のうちの、ニューヨーク州やカリフォルニア州のロサンゼルス市のレストランでも犬肉を提供しているという記事が見つかりました。実際にアメリカでは多くの州で犬猫肉は全く合法で、実際に食べられています。

 連載の最初の記事(「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想)で引用した、Facebookの投稿者(なぜ犬食は問題なのか)は、無知蒙昧です。
 このFacebookの管理人である、Toshiaki Morioka氏の主張、「犬猫が人との共生主体である」「したがって他の家畜に対して優越して保護されるべき」は、その裏付けとなる学説などの証拠がありません。仮に「犬猫が人との共生主体であり、家畜に対して優越して保護されるべき」が、普遍的な価値観であるのならば、圧倒的に多数の国で、犬猫を家畜に優越して保護する法律や制度があるはずです。すなわち「犬猫に限り食用にしてはならない」や、「犬猫に限り殺処分してはならない」です。しかしそうではありません。最も世界に対して影響力のある先進国アメリカの、ほとんどの州で犬猫肉が合法で実際に食されているのです。たいして家畜である馬は、アメリカ合衆国連邦法で屠殺が禁じられています。州によっては、馬の屠殺と馬肉の流通は重罪です。次回はアメリカ合衆国における、「馬の屠殺禁止」について書きます。


(動画)

 6 Surprising Cat Eating Countries 「6つの猫を食べる意外な国」。2015年8月15日公開。6位スイス、5位オーストラリア、1位アメリカ(笑)。こちらでは「ハワイ州に犬猫食習慣がある」としていますが、ハワイ州では、アメリカ合衆国で例外的に犬猫食を禁じている6州の一つです。




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「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想~インドでは牛の屠殺は憲法で例外なく禁じられているが犬は食用である



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(Summary)
India is prohibiting the slaughter of cattle in the Constitution.
But Indian people eat dog meat.
Dog meat,Nagaland and few other north eastern states where it is considered by some as 'healthy'.
In India and Nagaland State, more than 30,000 dogs are thought to be killed each year, for edible purposes.


 記事、
「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想
憲法で牛の屠殺を禁じ、犬を大量殺処分しているインド~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想
の続きです。
 インドでは憲法で牛の屠殺を例外なく禁じています(*1、)。さらにインドでは刑法では、「牛、馬」などの家畜に対しては経済的価値の有無にかかわらず、殺傷は最高刑が5年と罰金の併科という重罪です。対して野良猫や犬(無主物。所有者がない、経済的価値がないもの)は、殺傷に対して罰する規定がありません(禁止される殺害方法はあります)(*2)。食用においてもインドでは、牛の食用屠殺を例外なく禁じていますが、犬食はかなり広く行われています。


*1、インドでは憲法で牛の屠殺を例外なく禁じています。

出典はこちらの記事に示しています。
憲法で牛の屠殺を禁じ、犬を大量殺処分しているインド~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」という幻想

*2、インドでは刑法(動物虐待に関する章)では「牛、馬」などの家畜に対しては、経済的価値の有無にかかわらず、殺傷は最高刑が5年と罰金の併科という重罪です。対して野良猫や犬(無主物。所有者がない、経済的価値がないもの)は、殺傷に対して罰する規定がありません(禁止される殺害方法はあります)。

出典はこちらに示しています。「インドは殺処分を廃止した」は大嘘


 今回の記事は、インドの犬食について書きます。サマリーで述べた通りインドでは、牛の屠殺が例外なく禁じていますが、犬を食べる習慣はかなり一般的です。インドの犬食については、屠殺方法や管理手法などが残虐という理由から、多くの外国の動物愛護団体が批判しています。
 インドの犬食についての情報は、極めて多数あります。その一例をあげます。The dog meat death pits: Terrified animals are hog-tied and thrown on top of each other before being clubbed to death for India's illegal canine flesh trade in shocking footage 「犬肉の死の小屋 おびえる犬たちが足首を縛られ、棍棒で殴り殺される前に投げ込まれるインドの違法な犬肉売買の衝撃的な映像」。2016年7月13日。イギリス、デイリーメール紙(なおこの報道は外国のイギリスのメディアであり、偏向があります。インドの法令においては、犬の食用屠殺や食用そのものをを禁じる規定はありません)。


It's thought more than 30,000 dogs are killed in Nagaland state every year.
The chilling video was shot in a dog meat death pit in Kohima, where canines were beaten with wooden sticks and killed in front of each other for their meat.
Dogs packed in sacks with just their heads poking out,
their mouth either stitched closed or bound tight with rope to keep them quiet.
During transport and display in the markets, they are denied movement, food or water, before finally being clubbed to death.
The consumption of dog meat is already against the law in India, as is the cruel transport and treatment of animals, which violates animal transportation provisions and the Prevention of Cruelty to Animals Act, 1960.
But these provisions are being openly ignored by the traders.
Dog meat,Nagaland and few other north eastern states where it is considered by some as 'healthy'.

インド、ナーガランド州では、毎年3万頭以上の犬が殺されていると考えられています。
この冷酷なビデオは、コヒマの犬肉の死の小屋で撮影され、ここで犬は木製の棒で殴られ、肉のために全て殺されました。
犬は袋に詰め込まれれて頭だけを突き出して、犬たちの口は閉じた状態になっているか、ロープで縛られているので、静かにさせられています。
市場までの輸送や展示中の、犬たちは最終的に殺されるまでは、運動、食べ物、または水を与えられません。
犬の肉の消費は既にインドでは違法となっており、動物の残酷な輸送と扱いと同様に、「動物輸送規定」および「1960年の動物虐待防止法」に違反しています(註 インドの犬肉食生産流通販売においては、輸送手段や取り扱いに違反するだけで、犬の食用屠殺そのものや犬肉食を禁じる法律はインドにはありません。その点においては、本記事は偏向があると思います)。
しかしこれらの条項は、犬肉の取引業者によって公然と無視されています。
犬の肉は、ナーガランド州といくつかのインドの他の北東部の州では、「健康的な食材」とみなされています。



 つまりこの連載の最初の記事で引用した、なぜ犬食は問題なのか。Toshiaki Morioka氏の主張、「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は、誤りです。
 インドでは、動物の殺害においては、刑法(動物虐待に関する章)では著しく「牛、馬」などの家畜を、野良犬野良猫に優越して保護しています。「牛、馬」などの家畜の殺傷に関しては、最高刑が懲役5年という重罪であるにもかかわらず、野良犬野良猫(飼い主がいない。経済的に無価値、無主物)の殺害を罰することはできません。さらに犬猫の食用屠殺を禁じる規定はありません(註  リンクのイギリス、デイリーメール紙の記事にあるような、輸送や扱いにおいての基準を満たさないことと犬の食用屠殺は別問題)。対して、インドは憲法で牛の屠殺を例外なく禁じています。

 このような反論があるでしょう。「インドはヒンズー教という特殊な宗教がある。さらに先進国とは言えない。だから動物に関する規定はインドは例外であり、参考にはならない。欧米などの先進国の価値観が普遍的であり、それに倣うべきである。欧米では犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されているではないか」。しかしこれも誤りです。欧米ではスイスなどの、犬猫食が合法で食べる習慣がある国がいくつかあります。
 アメリカ合衆国では馬の食用屠殺は連邦法で禁じていますが、犬猫の食用屠殺は44州で合法です。アメリカの両連邦議会は「馬は特別な存在でほかの家畜(犬猫も家畜です)に優越して保護されるべきである」と決議しました。さらには、「馬は人の伴侶動物、友人である、他の動物とは異なる」という意見がインターネッ上で多数見つかります。また「ほかのコンパニオン動物である犬猫の殺害は容認されるが馬はそうではない」ともあります。次回以降は、アメリカについて述べます。


(動画)

 Dog Meat Market in Nagaland India 「インド、ナーガランド州の犬肉市場」。2017年4月13日公開。。

People of Nagaland State in North - East India eat Dog Meat.
Video shows selling dog meats in a Nagaland Market.
Dog Meat Price in Nagaland is around 2700 RS per Dog.

インド北東部のナーガランド州の人々は犬肉を食べます。
ビデオは、ナーガランドの市場で犬の肉を売っていることを示しています。
ナーガランドの犬肉の価格は、犬1頭あたり約2700インドルピーです。
 




(動画)

 Dog Meat in Biryani; Food Samples Collected from Hotel in Kanpur - Aaj Ki Khabar 「ビリヤニ(インド風混ぜご飯)の犬の肉 ウッタル・プラデーシュ州、カンプールのアジャイキハバールのホテルから収集した食品サンプル」。2017年4月22日公開。
 ホテルで提供した料理に、犬肉を用いていたようです。この事件は、犬肉が禁じられているために違法だということではなく、不当表示が問題になったということでしょう。インドというお国柄ですから、これは氷山の一角として認識したほうがよさそうです。カンプールはかなりの大都市で、日本人のインド旅行者も、知らずのうちに犬肉を食べているかもしれません。

「インドは殺処分を廃止した」は大嘘



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(Summary)
India has been incessantly, indiscriminately killing stray dogs for decades.
For example, in Kerala State killing 500,000 dogs each year.
The Indian Penal Code does not specifically recognize offences against animals
and crimes like killing or maiming, which are dealt under the category of offences against "property" of people and this excludes stray animals as they are not "assets".


 「インドでは殺処分(とは犬猫のことか)を廃止した」と多くの日本のメディアが報じています。しかしそれは大嘘です。インドでは徘徊している野良犬、野良猫(経済的価値がない飼い主のない猫。無主物)は、殺害を罰する法律の規定を見つけることはできませんでした(ストリキニーネの使用を禁じるなど一部の殺害方法を禁止する規定はあります)。犬の公的殺処分を公表している自治体もあります。さらに民間人による「自警団」の野犬殺害まで含めれば、殺処分の推計値は膨大な数にのぼります。例えばケララ州1州だけでも年間50万頭の野犬を殺処分しており、その数は人口比で日本の約120倍です。


 最近、日本のメディアで「インドは殺処分(とは犬猫のことか)を廃止している」との報道が目立ちます。さらに、この報道を受けて「インドは殺処分ゼロである。対して日本は動物愛護においては後進国だ」とブログで拡散している動物愛護活動家などが見られます。しかし結論から先に申し上げれば、「インドでは殺処分ゼロである」は全く事実に反する大嘘です。
 「インドは殺処分を廃止した」とのマスメディアの報道を例示します。台湾でペットの殺処分廃止、アジアではインドに次いで2番目(ヤフーニュース)。2017年6月10日、から引用します。なお、ヤフーニュースは削除が早いので、「続き」で記事内容をコピーしてあります。


台湾でペットの殺処分廃止、アジアではインドに次いで2番目
No-killへの挑戦 殺処分廃止へ大きく動き出した台湾
犬は友にもなり、家族にもなり、かけがえのない人生のパートナーになり得る。猫とのつかず離れずの関係は、心に豊かさを与えてくれることだろう。
そんな犬や猫たちを、“処分”することは、心が痛い。
台湾では2015年2月の動物保護法の改正時に、2年後には収容動物の殺処分を廃止する。
2年が経った今年の2月4日から、それが施行されたということである。
こうした殺処分廃止は、アジアではインドに次いで台湾が2番目である(*1, 2, 3)。
参考資料:
(*1)Animal euthanasia ban goes into effect / TAIPEI TIMES
(*2)Euthanasia ban may pile stress on shelters:groups / TAIPEI TIMES
(*3)動物収容所での殺処分ゼロに アジアで2番目:台湾/フォーカス台湾NEWS CHANNEL



 上記の記事ですが、出典の資料の(*1)、(*2)はそれぞれ、
(*1)Animal euthanasia ban goes into effect / TAIPEI TIMES(Taiwan bans euthanasia of stray animals
(*2)Euthanasia ban may pile stress on shelters:groups / TAIPEI TIMES(Animal euthanasia ban goes into effect
ですが、どちらもインドのことについては一切書かれていませんでした。「インドが殺処分を廃止した」は、日本語の記事を書いた記者の捏造でしょう。


 前回記事、憲法で牛の屠殺を禁じ、犬を大量殺処分しているインド~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」という幻想、で引用した、Kerala ~ what you should know as a tourist 「インド、ケララ州~観光客として知っておくこと」(日本語自動翻訳、動画あり)、では、インド南部のケララ州では、毎年50万頭もの野良犬を殺処分していることが書かれています。
 それでは実際の、インドの犬や猫の殺傷に関する法律の条文や、司法判断を見ていきたいと思います。前回記事では、インドでは憲法で牛の屠殺を禁じていることを書きましたが、動物の殺傷に関する罰則規定は刑法に規定されています。具体的にインド刑法の条文を引用します。


Central Government Act Section 429 in The Indian Penal Code
Mischief by killing or maiming cattle, etc., of any value or any animal of the value of fifty rupees.
Whoever commits mis­chief by killing, poisoning, maiming or rendering useless, any elephant, camel, horse, mule, buffalo, bull, cow or ox, whatever may be the value thereof, or any other animal of the value of fifty rupees or upwards, shall be punished with imprisonment of either description for a term which may extend to five years, or with fine, or with both. 

中央政府法 インド刑法第429条
牛などと、任意のそのほかの50ルピー以上の経済的価値があるいかなる動物を殺害する、もしくは後遺障害を与え他人に被害を与えること。
何人であっても、すべての象、ラクダ、ウマ、ラバ、水牛、野牛、雌牛、雄牛はその経済的価値にかかわらず、または経済価値が50ルピー以上のすべての動物を殺害、毒を与える、後遺障害を与える、または無用な死体の利用をした者は、5年間までの懲役刑か罰金、またはその両方が科されます。



 インドの刑法においては、動物の殺害について、「象、ラクダ、馬、ラバ、水牛、野牛、雌牛、雄牛」に関しては経済的価値にかかわらず殺傷したり屠殺して死体を利用すれば最高刑が懲役5年と罰金の併科になります。つまり牛や馬などの特定の動物種は、飼い主がいない野良(経済的価値がない、無主物)であっても、最高で懲役5年に罰せられます。
 しかし「象、ラクダ、馬、ラバ、水牛、野牛、雌牛、雄牛」以外の、かつ経済的価値のない動物、つまり無主物である野良犬、猫の殺害に関しては罰することができません。なお野生動物に関しては別の保護規定が有ります。

 インドでは犬に関しては、民間のアニマルシェルターに収容した場合の規定があります。民間のボランティア団体が任意に、野良犬、徘徊犬をアニマルシェルターに収容し、健康な個体のみ不妊去勢をして再リリースすることを認めています。猫ではありません。犬をアニマルシェルターに収容した場合の殺処分規定の法律と条文を引用します。
 Central Government Act The Animal Birth Control (Dogs) Rules, 2001 「インド中央政府 犬バースコントロール規則」。


9.Euthanasia of Street Dogs.—Incurably ill and mortally wounded dogs as diagnosed by a qualified veterinarian appointed by the committee shall be euthanised during specified hours in a humane manner by administering sodium pentathol for adult dogs and Thiopental Introperitoneal for puppies by a qualified veterinarian or euthanised in any other humane manner approved by Animal Welfare Board of India.
The person responsible for euthanising shall make sure that the animal is dead, before disposal.

9条 野良犬の安楽死(殺処分)。
インドの動物福祉委員会によって任命された資格のある獣医師により診断された傷病犬は、成犬にはペントバルビタールナトリウムを投与することによって、および子犬は、インドの動物福祉委員会によって任命された資格のある獣医師によって、チオペンタール腹腔内投与、またはほかの人道的な方法により、特定の期間内に安楽死させなければなりません。
安楽死の責任者は、(犬を)処分する前に動物(犬)が死んでいることを確認しなければなりません。



 つまり、「傷病犬は安楽死(殺処分)して良い」という許可規定ではなく「殺処分しなければならない」(shall be euthanised )という義務規定です。殺処分の許可を与える規定ではないです。
 その他、犬に関しては、例えば残酷な殺害方法(筋弛緩剤のストリキニーネの使用)を禁じる法令はあります。このような禁止事項がある背景には、ストリキニーネによる犬の殺処分が広く行われてきたと推測します。なお猫に関しては、アニマルシェルターへの収容やTNRの規定は見つかっていません。

 インドの犬などの殺害について、インド刑法と最高裁判例を解説した、インドのサイトがあります。それには、私が前述した事柄が書かれています。つまり「経済的価値がなく、かつ特定の動物(象、ラクダ、ウマ、ラバ、水牛、野牛、雌牛、雄牛)以外は、殺傷に対してインドでは罰する規定がない」ということです。また、インドでは、最高裁判所が犬の殺害を認めています。
 Is it legal to kill a street dog in India? 「インドでは野良犬を殺害することは合法でしょうか?」。2016年10月4日、を引用します。


Supreme court has not banned killing of dogs altogether.
As the Supreme Court observed, “There can be no trace of doubt that there has to be compassion for dogs. and they should not be killed in an indiscriminate manner, but indubitably the lives of the human beings are to be saved, and one should not suffer due to dog bite because of administrative lapse.”
Killing a house pet can attract a jail term of up to five years.
But stray dog is not a pet dog, it is nuisance which pause threat to humans .
The Indian Penal Code does not specifically recognize offences against animals
and crimes like killing or maiming, which are dealt under the category of offences against "property" of people and this excludes stray animals as they are not "assets".

最高裁判所は犬の殺害を完全に禁止していません。
最高裁判所が認めたとおり、「犬には同情が必要であることは間違いありません。 無差別に殺されるべきではありませんが、人の生命は救われるべきであり、行政上の過失のために犬の咬傷によって人が苦しんではなりません」。
家庭(人が飼育している)のペットを殺すことは、最高5年間の刑期をもたらす可能性があります。
しかし、野良犬(飼い主がいない、無主物)はペットの犬ではありません、人間に脅威を与える迷惑な存在です。
インドの刑法は、動物に対する犯罪を特に認めていません。
人の「財産(つまり飼育動物、経済的価値がある動物)」に対する、犯罪の範疇で扱われている殺害や傷害のような行為は犯罪ですが、野良(人に飼われていない、無主物。経済的価値がない)の動物は「財産」ではないので、(刑法上の処罰から)除外されています。



(動画)

 Kerala goes on a culling spree to kill stray dogs. 「インド、ケララ州は、野良犬の殺害をすることによって野良犬の淘汰を続ける」。2016年9月28日公開。これは地方行政機関が行うことですから、完全に「公的殺処分」です。

A local administrative body in Kerala state has gone on a culling spree to kill all stray dogs in their village following repeated complaints of menace from residents in Kerala’s Thiruvananthapuram city.

インド、ケララ州の地方行政機関は、ケララ州のティルヴァナンタプラム市に住む住民から、野良犬による脅威があるとの訴えを繰り返し受けて、村の野良犬をすべて殺害しようとしている。





(動画)

 Kill stray dog in Njarakkal Manorama NEWS 「インド、ナラカカルの野犬を殺せ マノラマニュース」。2016年9月6日。




(参考資料)

 「インドでは(犬猫の)殺処分を廃止した」と報じるニュースサイトや個人ブログ。インドは、所有者のない犬猫に関しては殺害方法方法の制限をする法令(残酷な殺害方法は禁止する)はあります。猫に関しては、公的殺処分は無いようです。

「動物の殺処分禁止インド」。2016年2月8日。

台湾、殺処分廃止。アジアではインドに次いで2番目

インド 殺処分


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憲法で牛の屠殺を禁じ、犬を大量殺処分しているインド~「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想



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(Summary)
India is prohibiting the slaughter of cattle by the Constitution.
Meanwhile, there are no provisions prohibiting the murder of stray dogs and stray cats in India.
CONSTITUTION OF INDIA (Updated upto (One Hundredth Amendment) Act, 2015)
48. Organisation of agriculture and animal husbandry.
—The State shall endeavour to organise agriculture and animal husbandry on modern and scientific lines and shall, in particular, take steps for preserving and improving the breeds, and prohibiting the slaughter, of cows and calves and other milch and draught cattle.


 前回記事、「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想、の続きです。前回記事では、日本の動物愛護家が主張している「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」が誤りであると述べました。動物愛護家が主張している、「犬猫は人類の長い歴史で、伴侶動物として地位を確立した。したがって使役や食料を目的とした他の飼育動物とは異なる」。「欧米など先進国ではその考えが定着しており、普遍的な倫理としてほかの国もそれに倣うべきである」はいずれも当てはまりません。今回は具体例としてインドを取り上げます。インドは憲法で牛の屠殺を禁じていますが、犬を大量殺処分しています。


 「インドは殺処分を廃止している」という、日本のメディアの報道があります。記事の内容からは「犬猫の殺処分」を廃止していると取れますが、これは完全に誤りです。インドは憲法で牛の殺害を禁じているのに対して、極めて多くの犬を殺処分しています。また犬食が行われています。
 問題のメディアの記事から引用します。台湾、犬猫の殺処分廃止 アジアでインドに次ぐ2番目。2017年2月6日(山陽新聞)。


台湾政府は6日、捨てられた犬や猫などを収容する各地の公立施設で行われてきた犬猫の殺処分を同日から全面的に廃止したと発表した。
台湾政府によると、アジアではインドに次ぐ2番目の導入で、世界的にも例が少ない。



 「公立施設内」での殺処分に限るということでしょうか。しかしインドの法令を調べた限り、インドではアニマルシェルターは民営のようです(のちの記事で根拠法を挙げます。州・自治体によっては公営シェルターがあるのかもしれませんが)。「インドでは犬猫の殺処分を廃止している」と解釈できる文章です。もしこの報道が「インドでは犬猫の殺処分を廃止している」という意味ならば、誤りです。インドは狂犬病対策のために、犬を毒殺などで極めて大量に殺処分しています。南部のケララ州(人口33,387,677 人)だけでも、毎年50万もの野犬を殺処分しています。人口比ではインドのケララ州は、日本の118倍もの犬を殺処分していることになります(2017年日本の人口速報値1億2698万人/平成27年度環境省発表犬殺処分数15,811頭)。
 それを裏付けるニュースソースを引用します。Kerala ~ what you should know as a tourist 「インド、ケララ州~観光客として知っておくこと」(日本語自動翻訳、動画あり)。


Kerala kills 500,000 dogs each year by poisoning them on its streets to keep itself ‘stray dog free’and to present you - the tourist - the squeaky clean ‘God’s Own Country’ that you wanted to see.
Kerala kills 500,000 dogs a year for YOUR tourist money.
And they do this every year.
From the beginning of tourist season to the end of it, so that you - the tourist - won't be bothered by stray dogs.

インド、ケララ州は自らを、「野良犬がいない状態」に保つために、そして観光客が見たいと思っていた、きれいな「神の国」を観光客に見せるために、街頭に毒を仕掛けることによって毎年50万匹の犬を殺します。
ケララ州では、年間50万頭の犬を殺しています。
そして彼らは毎年そのようにしています。
観光シーズンの初めから終わりまでー観光客ーが野良犬に悩まされないように。



(動画)

 The dangerous stray dogs in Kerala will be killed, says State Government. 「ケララ州政府は、ケララ州の危険な野良犬は殺されるべきだと述べています」。2016年8月23日。英語のタイトルしか私は理解できませんが。「州政府が野良犬を殺害する」と発表しているというニュースでしょうね。




(動画)

 Vigilante Group Set Up To Kill Stray Dogs In Kerala 「インド、ケララ州で野良犬を殺害するために設立された自衛団グループ」。2015年9月24日公開。




 対してインドでは、最高法規である憲法で牛の屠殺を禁じています。例えば日本の動物愛護管理法44条1項のように「愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する」といった、「みだりではない=正当な理由があれば殺害できる」規定ではなく、例外のない屠殺禁止規定です。なお、インド憲法においては牛以外の動物で殺害を禁じる条文はありません。インドの国民の大多数がヒンズー教徒であることから、「牛は神聖なものである」という、ヒンズー教の教義に則ったということでしょう。
 以下に、インド憲法から該当する条文を引用します(英語版)。CONSTITUTION OF INDIA (Updated upto (One Hundredth Amendment) Act, 2015)


48. Organisation of agriculture and animal husbandry.
—The State shall endeavour to organise agriculture and animal husbandry on modern and scientific lines and shall, in particular, take steps for preserving and improving the breeds, and prohibiting the slaughter, of cows and calves and other milch and draught cattle.

48条 農業と畜産の組織。
国は近代的な農業と畜産を組織することを努力し、そして具体的には家畜の品種の保存と改善のための措置を取ること、さらに牛と子牛、その他の乳牛と使役牛の屠殺を禁止する。



 インドは牛を特別な存在であり、他の飼育動物に優越して保護しています。屠殺は憲法で禁じられ、牛を食べることは違法行為です。次回以降の記事で取り上げますが、インドでは刑法においても、動物の殺害においては、犬猫に対して「牛、馬」などの家畜を優越して保護しています。またインドの多くの州で犬は食用です。つまり日本の動物愛護家が主張している、「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」、つまり「犬猫はほかの家畜と異なり、殺したり食べたりしてはいけない」は誤りです。
 このような反論があるかもしれません。「インドはヒンズー教徒が大多数を占め、欧米などの先進国とは異なる価値観を持つ。欧米などの先進国の価値観がスタンダードであり、それを普遍的価値観として倣うべきだ」。しかしこの連載で書きますが、アメリカ合衆国は、合衆国連邦法で馬の屠殺を禁じています。アメリカ連邦両議会は、「馬は特別な動物でほかの家畜に優越して保護されるべきである」と決議しています。アメリカ合衆国で、連邦両議会がこのように決議した動物は馬だけです。対してアメリカ合衆国では、44州で犬猫の食用屠殺が合法です。


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「犬猫は特別な存在だから家畜に優越して保護されるのは普遍的価値観」は幻想



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Domestic/Inländisch

 「犬猫に限り絶対殺してはならない」という、犬猫ノーキル支持者や、犬猫食に反対している人が多いです。彼らにその理由を尋ねると、概ね次のような回答が返って着ます。「1、犬猫は人類の長い歴史で、伴侶動物として地位を確立した。したがって使役や食料を目的とした他の飼育動物とは異なる」。「2、欧米など先進国ではその考えが定着しており、普遍的な倫理としてほかの国もそれに倣うべきである」です。しかしそれは幻想です。まず「1、」ですが、犬猫、特に犬は家畜化当初は使役が目的であり、ペット目的で飼育されるようになったのは歴史上ごく新しい現象です。「2、」ですが、欧米でも犬猫食がありますし、犬猫の殺処分が行われています。スイスでは犬猫食習慣がありますし、アメリカでは44州で犬猫の食用屠殺が合法です。対してアメリカでは馬の屠殺を連邦法で禁じています。


 韓国の犬肉の合法化に反対するFaceBookのTLがあります。そこではサマリーであげた理由で犬肉に反対しています。なぜ犬食は問題なのか。Toshiaki Morioka氏のTL、2014年4月4日、から引用します。


文化相対主義に対する批判
犬は人間と共通の「共生主体」として存在してきた。
家畜は人間から自然の捕食者からの保護を受ける代わりに、人間に対し労働と死を提供する。
一方、犬や猫の場合は原初的に人間とは「相利共生(Mutualism、異なる生物種が同所的に生活することで互いに利益を得ることができる共生関係のこと)」の関係にある。



 つまり、犬猫は人との「双利共生となる存在である」は、犬猫食や犬猫の殺処分に反対する人たちの、「犬猫は人との伴侶動物であり、それ以外の家畜とは異なる特別な存在」という主張と同じです。そしてそれが「普遍的な価値観」であるから、犬猫食は禁じられるべきであり、犬猫に限り、殺処分はしてはならないと結論づけています。
 しかし、上記のFacebookの管理人である、Toshiaki Morioka氏の主張は、あくまでも個人的な思い込みです。「犬猫が人との共生主体である」「したがって他の家畜に対して優越して保護されるべき」は、その裏付けとなる学説などの証拠がありません。仮に「犬猫が人との共生主体であり、家畜に対して優越して保護されるべき」が、普遍的な価値観であるのならば、圧倒的に多数の国で、犬猫を家畜に優越して保護する法律や制度があるはずです。すなわち「犬猫に限り食用にしてはならない」や、「犬猫に限り殺処分してはならない」です。しかしそうではありません。

 さらに、「犬や猫の場合は原初的に人間とは『相利共生(Mutualism、異なる生物種が同所的に生活することで互いに利益を得ることができる共生関係のこと)』の関係にある」も意味不明です。「家畜は人間から自然の捕食者からの保護を受ける代わりに、人間に対し労働と死を提供する」は、「双利共生」ではないのですかね?
 特に犬は家畜化された原初においては、まさに使役(労働)と食料(死)を目的としていました。北極圏で生活するイヌイットにとっては、犬はそりをひかせる使役目的の家畜であり、食料です。植物がなく草食動物を飼育できない気候条件により、犬がまさに豚や農耕で使役された牛の代わりをしているのです。犬猫が使役や食料を目的とせず愛玩で飼われるようになったのは、人類の歴史上、ごく新しい時期です。

 私が海外の法規を調べたところ、犬猫に限り他の家畜に優越して保護する法令は特別多くはありません。日本の動物愛護管理法に規定される、動物取扱業者の犬猫に限った終生飼育義務などがあるくらいです。むしろ最高法規で特定の動物の殺害を禁じる国は、私が調べた限り犬猫よりも、他の家畜で禁じている国の方が多いと感じます。
 例えばインドでは、最高法規である憲法で牛の屠殺を禁じています。対してインドでは、憲法では犬猫の保護には全く言及していません。インドでは、牛の屠殺は憲法で厳しく禁じていますが、ナーガランド州などの多くの州では、犬は食用です。さらにケララ州では、年間約50万頭の犬を州が公的制度として殺処分しています。インドの他の州でも、犬は多くが殺処分されています。

 またアメリカ合衆国では、馬の屠殺を2014年に連邦法で禁じました。アメリカ合衆国で馬の屠殺を禁じた連邦法が成立した際は、議会では、上院下院とも、「馬は特別な存在であり、他の飼育動物種に対して優越して保護すべきである」と決議されました。カリフォルニア州ではさらに独自の州法で、馬の屠殺と馬肉の商業流通に対しては、大変厳しい刑事罰を科しています。懲役2年以上の重罪となります。
 一方アメリカでは、犬猫は、現在44州で食用目的の屠殺が合法です。アメリカは建国以来、連邦議会で「犬猫は特別な存在であり、他の飼育動物種に対して優越して保護すべきである」とされたことは皆無であると断言します。アメリカ合衆国では、犬猫の食用屠殺を例外的に禁じている6州の一つにハワイ州があります。しかしハワイ州では州法で犬の食用屠殺が禁じられているにもかかわらず、実際は犬肉の工業生産が行われています。

 EUでは、馬肉の貿易が禁じられています。イギリスでは犬肉馬肉とも法律では禁じられていませんが、事実上、馬肉は絶対禁忌とされています。日本では、犬猫肉は法律では禁じていませんが、犬猫肉は一般的には忌避されています(実際には犬肉はかなりの量が日本に輸入されており、普通に提供するレンストランも存在します)。それと同様のことがイギリスの馬肉でも当てはまるということです。対してイギリスでは、ロンドンの中華料理レストランなどで犬肉料理を提供する店が存在します。さらに犬猫肉を食べることが一般的なヨーロッパの国にはスイスがあります。
 「欧米などの先進国の動物愛護の価値観では、犬猫は絶対殺してはならないのであり、ほかの家畜に対して優越して保護される特別な存在である。ましてや犬猫を食用とするのはとんでもないことである」は、全くの誤りです。次回以降の記事では、次の事柄について、論じます。

1、インド憲法による牛の殺害の禁止と、犬の大量公的殺処分と犬食習慣について。
2、アメリカ合衆国の連邦法における馬の屠殺禁止と、44州で犬猫の食用屠殺が合法である点について。
3、イギリスにおける馬肉タブーとヨーロッパにおける犬猫食について。



(動画)

 Shopping for Dog Meat and Bugs in Dimapur | DAY 22 Part 1 「インド、ナーガランド州、ディマプールの市場で犬肉と食用昆虫のお買い物」。2016年8月19日公開。

Dimapur's special Wednesday market was the best we have seen, with king chilis, dried eel and frog, along with live silk worms and fresh dog meat.

ディマプールの特別な水曜日の市場は、巨大なトウガラシ、ウナギの干物、カエル、生きたカイコの幼虫、新鮮な犬の肉などあり、私たちが見た中で最高のものでした。





(動画)

 NEW YORK CHINESE RESTAURANTS ARE NOW ALLOWED TO SELL DOG MEAT! 「ニューヨークの中華料理レストランでは、今では犬肉を販売することが許可されています」。2015年1月26日公開。

A New York restaurant has been granted permission to consume and sell dog meat.
A Chinese group successfully argued that the banning of the consumption of dog meat violated their religious rights.

ニューヨークのレストランでは、犬の肉を食べたり売ったりすることが許可されています。
中国人のグループは、犬の肉の消費を禁止することは、彼らの宗教上の権利に違反していると主張しました。




(動画)

 People eats dogs and cats in Switzerland 「スイスの人々は犬と猫を食べる」。2015年2月25日公開。

警察官の犬射殺~ドイツはアメリカより許容されているのか



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(Zusammenfassung)
Mutter ließ es nur fünf Minuten alleinBaby Susannahvon Pitbull zerfleischt
Grand Rapids (Michigan/USA) – Als ihre Mutter die drei Wochen alte Susannah für fünf Minuten alleine ließ, fiel der Pitbull über das Baby her.
Der Hund biss dem Kind in den Kopf, zerfleischte es regelrecht – und fügte ihm tödliche Verletzungen zu.


 前回記事、高齢女性を噛み殺した2頭の犬はその場で警察官に射殺された~ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク、では、ドイツ、バーデン=ヴュルテンブルクでの警察官による犬射殺を取り上げました。2頭の大型犬が72歳の女性を噛み殺した事件おいて、警察官は現場で加害犬を射殺しました。同時期にアメリカ、ミシガン州では、ピットブルが生後3週間の女の赤ちゃんを噛み殺しました。3頭のピットブルは、アニマルシェルターに収容されました(後に殺処分が決定される可能性はあります)。警察官が犬を積極的に射殺することに対しては、ドイツはアメリカより許容度が高いのでしょうか。


 前回記事で取り上げた事件はこちらです。Baden-Württemberg Großer Hund beißt 72-jährige Passantin tot 「バーデン=ヴュルテンベルク 大型犬は72歳の女性の歩行者に噛み付きましたー歩行者は死にました」。(2017年5月31日)、から再び引用します。


Die Polizei ermittelt nach einer tödlichen Hundeattacke gegen die Halterin.
Eine 72-jährige Passantin wurde dabei Opfer eines Kangals.
Der Hund wurde getötet.
Der Hund der Rasse Kangal fügte der Frau am Dienstagabend tödliche Verletzungen an Kopf und Hals zu, wie die Polizei Konstanz und die Staatsanwaltschaft Hechingen am Mittwoch mitteilten.
Der aggressive türkische Herdenschutzhund wurde von Polizeibeamten erschossen.
Gegen die Frau und ihren getrennt lebenden Ehemann ermittelt die Kriminalpolizei nun wegen fahrlässiger Tötung.
Die Staatsanwaltschaft ordnete die Obduktion der getöteten 72-Jährigen an.
Die Hunde sollen seziert werden.

警察は犬による死亡咬傷事故の後に、飼い主を調べています。
72歳の女性が、カンガール(註 犬の品種名)の犠牲者でした。
2頭の犬は警察官により、その場で殺害されました。
バーデン=ヴュルテンベルク州の街で、72歳の歩行者を2頭の犬が攻撃し、歩行者は噛まれて死亡しました。
カンガール種の犬は、火曜日の夜に女性の頭と首に致命的なけがを負わせたと、コンスタンツ警察署とヘッヒンゲン検察庁は急遽公表しました。
攻撃的なトルコ原産の番犬(註 本事件のカンガール種の犬)は、警察官により射殺されました。
飼い主の女性と別居中の夫に対しては、殺人罪としての犯罪捜査検討されています。
検察官は、72歳の被害者女性の遺体の司法解剖を命じました。
犬も解剖しなければなりません。



 ちょうど同じ時期に、アメリカ、ミシガン州で生後3週間女の赤ちゃんが、3頭のピットブル種の赤ちゃんの親の飼い犬に噛み殺されました。2017年5月25日のことです。犬たちは、一旦はアニマルシェルターに収容されました。この事件を報じるニュース、Mutter ließ es nur fünf Minuten allein Baby Susannahvon Pitbull zerfleischt 「母親が目を離したのはわずか5分間だけでした 赤ちゃんのスザンナちゃんはピットブルに切り裂かれました」。2017年5月29日(ドイツ語 Bild紙)、から引用します。


Nur drei Wochen wurde Susannah alt.
Sie wurde in den USA in der vergangenen Woche durch eine Hunde-Attacke getötet Foto: privat
Grand Rapids (Michigan/USA) – Als ihre Mutter die drei Wochen alte Susannah für fünf Minuten alleine ließ, fiel der Pitbull über das Baby her.
Einer der drei Familien-Pitbulls stand in der Nähe seines wehrlosen Opfers.
Seine Schnauze war blutverschmiert.
Die drei Pitbulls kamen in ein Tierheim.
Sie stehen unter Quarantäne.

スザンナちゃん(註 犬に噛み殺された女の赤ちゃん)は、わずか生後3週齡でした。
先週アメリカでスザンナちゃんは、犬の攻撃により殺されました。
グランド・ラピッズ(アメリカ、ミシガン州)ー赤ちゃんの母親がわずか5分間だけ、3週齢のスザンナちゃんから離れて一人にした時にピットブルは、その時赤ちゃんに襲いかかりました。
家族同様の飼い犬である3頭のピットブルのうちの1頭は、あまりにも無防備な被害者(犬に殺されたスザンナちゃん)のそばに立っていました。
その鼻先は血まみれでした。
3頭のピットブルは、アニマルシェルターに収容されました。
ピットブルたちは現在隔離されています。



(動画)

 3週齡の女の赤ちゃんを、家族の飼い犬であるピットブルが殺害した事件を記者会見で報告する警察幹部。Sgt. Terry Dixon talks about a pit bull that killed 3-week-old girl 「テリー・ディクソン警部は、ピットブル犬が、3週齡の女の赤ちゃんを殺害したことについて話します」。2017年5月27日公開。
 



 同時期に発生した、ドイツとアメリカの犬による死亡咬傷事件について、ドイツのインターネットフォーラムが取り上げています。まずドイツの事件です。Rentnerin von Kangal getötet 「年金生活者はカンゴール種の犬に殺された」での意見は次のようなものがあります。Wenigstens haben die Beamten konsequent und richtig gehandelt. 「少なくとも前述の事件では、警察官は正しい行いをしました」。
 対してアメリカの事件です。25.5.2017 Grand Rapids (USA): Pitbull beißt dreiwöchiges Mädchen tot 「2017年5月25日 アメリカ、グランド・ラピッズでピットブルが3週齡の女の赤ちゃんを噛み殺した」での意見は、次のようなものがあります。Leider hat man bei der örtlichen Polizeibehörde den Schuß nicht gehört. 「残念ながら私たちは地元の警察官による犬の射殺を聞いていません」。

 少し古い統計ですが、私は警察官が積極的に犬を射殺することに対する、ドイツの世論調査を取り上げたことがあります。警察官が公道上で犬を射殺、ドイツ世論の76,32%が警察官による犬射殺を支持した。残念ながらニュースソースはリンク切れになりましたが、記事全文はコピーしています。この事件では、射殺された犬は、まだ人に対して攻撃的な行動を示していませんでした。
 Muensterschezeitung 「ミュンスターツァイトング紙」の2013年の世論調査によれば、警察官が積極的に犬を射殺することに対する世論調査は次のとおりでした。


Abstimmung
Halten Sie es für richtig, dass die Polizisten die zwei aggressiven Hunde erschossen haben?
Polizeibeamte haben am späten Mittwochabend in Münster-Nienberge zwei aggressive, freilaufende Kampfhunde erschossen.
76,32% - Ja, die Hunde hätten andernfalls Menschen gefährden können.
18,62% - Nein, die Tiere haben doch nichts getan.
5,06% - Weiß nicht.
Gesamt 870 Stimmen

投票
あなたは警察官が2頭の攻撃的な犬を射殺したことを正しいとを思いますか?
警察官が水曜日の夜遅く、ミュンスター・ニーエンベルガで2頭の攻撃的な、自由に徘徊している犬を射殺しました。
76.32%    はい正しいと思います。犬はそうしなければ人を危険にさらすだろう。
18.62%    いいえ正しいとは思いません。犬はまだ何もしていません。
5.06%    わかりません。
合計870票



(参考資料)

 「警察官が市中で犬を射殺することを許容しますか?」というアンケートを行っています。よろしければ投票してください。ページ右下のフリーエリアから。

高齢女性を噛み殺した2頭の犬はその場で警察官に射殺された~ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク



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(Zusammenfassung)
Baden-Württemberg Großer Hund beißt 72-jährige Passantin tot
Die Polizei ermittelt nach einer tödlichen Hundeattacke gegen die Halterin.
Eine 72-jährige Passantin wurde dabei Opfer eines Kangals.
Der Hund wurde getötet.


 今年の5月30日のことですが、大変痛ましい事件がドイツ、バーデン=ヴュルテンべルク州で発生しました。72歳の女性を2頭の大型犬が襲い、噛み殺しました。駆けつけた警察官がその場で犬を射殺しました。警察は、本事件を殺人事件として43歳の女性飼い主と、その夫を取り調べると公表しました。ドイツの世論は概ね、犬を拘束していなかった飼い主を非難し、犬を射殺した警察官を擁護しています。


 この事件を報じるニュース、Baden-Württemberg Großer Hund beißt 72-jährige Passantin tot 「バーデン=ヴュルテンベルク 大型犬は72歳の女性の歩行者に噛み付きましたー歩行者は死にました」。(2017年5月31日)、から引用します。


Die Polizei ermittelt nach einer tödlichen Hundeattacke gegen die Halterin.
Eine 72-jährige Passantin wurde dabei Opfer eines Kangals.
Der Hund wurde getötet.
Der Hund der Rasse Kangal fügte der Frau am Dienstagabend tödliche Verletzungen an Kopf und Hals zu, wie die Polizei Konstanz und die Staatsanwaltschaft Hechingen am Mittwoch mitteilten.
Der aggressive türkische Herdenschutzhund wurde von Polizeibeamten erschossen.
Gegen die Frau und ihren getrennt lebenden Ehemann ermittelt die Kriminalpolizei nun wegen fahrlässiger Tötung.
Die Staatsanwaltschaft ordnete die Obduktion der getöteten 72-Jährigen an.
Die Hunde sollen seziert werden.

警察は犬による死亡咬傷事故の後に、飼い主を調べています。
72歳の女性が、カンガール(註 犬の品種名)の犠牲者でした。
2頭の犬は警察官により、その場で殺害されました。
バーデン=ヴュルテンベルク州の街で、72歳の歩行者を2頭の犬が攻撃し、歩行者は噛まれて死亡しました。
カンガール種の犬は、火曜日の夜に女性の頭と首に致命的なけがを負わせたと、コンスタンツ警察署とヘッヒンゲン検察庁は急遽公表しました。
攻撃的なトルコ原産の番犬(註 本事件のカンガール種の犬)は、警察官により射殺されました。
飼い主の女性と別居中の夫に対しては、殺人罪としての犯罪捜査が検討されています。
検察官は、72歳の被害者女性の遺体の司法解剖を命じました。
犬も解剖しなければなりません。



(動画)

Hund beißt 72-Jährige tot 「72歳の女性は犬に噛まれて死にました」(ビデオニュース)。2017年5月31日。


 一方、時期を同じくして、アメリカ、ミシガン州では生後3週間女の赤ちゃんが飼い犬の、3頭のピットブル種の犬に噛み殺されました。母親が目を離したわずか5分のあいだでした。2017年5月25日のことです。犬たちは、一旦はアニマルシェルターに収容されました。このニュースは、後ほど記事で取り上げます。Mutter ließ es nur fünf Minuten allein Baby Susannahvon Pitbull zerfleischt 「母親が目を離したのはわずか5分間だけでした 赤ちゃんのスザンナちゃんはピットブルに切り裂かれました」。2017年5月29日(ドイツ語)。
 この2つの事件を受けて、ドイツのフォーラムでは、「ドイツの事件で警察官が犬を射殺したのは正当な行為である」としています。対してアメリカの事件を対比させて、「犬を殺処分しないのは不当だ」という意見でした。このフォーラムの意見も取り上げようと思います。


(参考資料)

ヤンバルクイナ襲う野犬、観光客も被害 沖縄北部「ペット捨てないで」。2017年6月3日(沖縄タイムス)。

沖縄県国頭村は飼い犬の野犬化によって、ヤンバルクイナなど貴重な生物が被害に遭うとして、「犬を捨てないで」と呼び掛けている。
被害は観光客にも出ている。
5月15日には辺戸岬を訪れた観光客の女性が野犬に追い掛けられ、祖国復帰闘争碑前で助けを求める「事件」があった。

 「殺処分ゼロ」の数字だけを追い求めるあまり、沖縄県では、野犬の捕獲をしない、犬の引取りをしないということが横行しているようです。これは沖縄在住の読者様から情報提供いただいています。
 その弊害が出てきているということでしょう、希少生物への被害の他、人への被害が顕在化しつつあるようです。日本は犬の飼育比率では小型犬が多いということもあり、人の咬傷事故数は統計上は国際比較では少ないです。しかし犬による人身事故は、海外では頻繁に起きています。野犬を放置すれば、いずれは重大な咬傷事故が起きるのは必至です。まさしく「ノーキル」の弊害です。沖縄県は、自治体の責務を省みられたい。野犬の放置による人身事故は、作為義務違反として東京高裁で不法行為として認定されています。


(動画)

 Hund beißt Rentnerin tot und wird erschossen 「犬は72歳の年金受給者を噛み殺し、射殺されました」。2017年6月3日公開。加害犬の女性飼い主の家からは、20匹の猫も発見されました。この飼い主は、いわゆる「アニマルホーダー」であり、不適正飼育者ということでしょう。家もゴミ屋敷っぽいですし。

無許可持込の犬猫は即殺、野良猫は根絶という国、アイスランド



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(Summary)
Tourist Sneaks Cat Into Iceland, and Iceland Kills the Cat
Swiss woman also gets billed for disinfecting her camper


 ヨーロッパ最北部の小さな島国である、アイスランド。この国は、世界でも数少ない狂犬病清浄国です。それと同時に、ヨーロッパ大陸から隔絶した島国という特殊な地勢条件から特異な生態系が存在しています。アイスランドは、生態系保護と狂犬病対策のために、2000年に国内全域で、野良猫根絶事業を行いました。そのような理由からアイスランドでは、海外からの犬猫などの持ち込みは大変厳しく、無許可持ち込みの場合は、即時殺処分されます。


 まずアイスランドの説明から。アイスランド。「アイスランド共和国、通称アイスランドは、北ヨーロッパの北大西洋上に位置する共和制を取る国家である。首都はレイキャビク。総人口は約31万人。面積は102,828km2と、日本の北海道と四国を合わせた程度の面積である。多くの火山が存在し、温泉も存在する」。レイキャビクは、最も高緯度の独立国の首都です。
 このアイスランドですが、ヨーロッパ大陸から隔絶した絶海の孤島という地勢条件もあり、特異な生態系が存在します。希少種の野鳥の繁殖地として重要な場所です。また、狂犬病清浄国です。そのような理由から、アイスランドでは犬猫など国内持ち込みの検疫は厳しく、無断持ち込みは当局に押収されて即時殺処分されます。

 今年の4月に、フェリーで自家用車に飼い猫を乗車させて通関手続きなしに飼い猫をアイスランドに持ち込んだスイス人女性がいます。それはアイスランド警察に発覚することとなり女性は逮捕されました。さらにその猫はアイスランド警察により押収され、即時殺処分されました。
 記事、Tourist Sneaks Cat Into Iceland, and Iceland Kills the Cat 「観光客が猫をアイスランドに無許可で持ち込んだために、アイスランド当局は猫を殺しました」。2017年4月30日。


Swiss woman also gets billed for disinfecting her camper.
Iceland's beauty attracts more than a million travelers from around the world every year.
A Swiss woman in her 60s entered the country in her camper by ferry and snuck her cat in along with her.
Under Icelandic law, pets entering the country can only pass through Keflavík International Airport, must have the proper paperwork, and must be quarantined for a month, reports the Iceland Review.
Police acting on a tip arrested the woman in Höfn in southeastern Iceland within two hours of her arrival and promptly brought her cat to a vet, where it was killed.
Iceland has a delicate ecosystem to protect, and that many diseases found in animals all over the world have never been detected in Iceland—including rabies.
Iceland Magazine reports that this isn't the first time a cat has been smuggled onto the island only to be euthanized.
In 2003, police put down a French couple's cat they'd hidden in their RV.

その上スイスの女性旅行者は、自分のキャンピングカーの消毒代まで請求されました。
アイスランドの美しさは、毎年世界中から百万人以上の旅行者を呼びよせています。
60歳代のスイス人女性は、フェリーで自分のキャンピングカーで入国しましたが、一緒に自分の飼い猫を潜入させました。
アイスランドの法律では、ペットを入国させる場合はケフラビク国際空港経由のみだけが許可されており、必要な書類を揃えていなければならず、さらにペットは1ヶ月間隔離されなければなりません。
警察は、そのスイス人女性の到着から2時間以内に、アイスランド南東部のホフンで女性を逮捕しました。
そしてすぐに彼女の猫を獣医に連れて行き、そこで殺害しました。
アイスランドでは保護すべき繊細な生態系があり、狂犬病を含む、世界中の動物に見られる多くの病気は、アイスランドでは全く検出されていません。
アイスランドの雑誌によれば、猫が安楽死させられるためだけに島に密入国されたのは、これが初めてではないとのことです。
2003年には、アイスランドの警察は、フランス人の夫婦がRV車に隠していた猫を安楽死させました。



 アイスランドでは、国外からの犬猫などのペットの持ち込みに対しては大変厳しい対応をしています。その背景には、アイスランドが野良猫野良犬の根絶を国の方針としていることが挙げられます。野良犬野良猫の根絶方針の理由は、先に述べた特異な生態系の保護と、狂犬病をはじめとする感染症の予防です。
 驚くことに、アイスランドでは、首都のレイキャビクでは一般市民の犬の飼育が禁止されています。飼っている犬が逃げ出して野良犬となり、生態系に悪影響を及ぼすことを防止するためでしょう、野良猫に関しては、アイスランドは過去から現在まで根絶事業を継続してきました。今ではほとんどアイスランドでは、野良猫は根絶されているようです。アイスランドの首都、レイキャビクでの犬飼育禁止の法律と、アイスランドの国家事業としての野良猫根絶は、また別の機会に記事にします。
 記事、10 interesting things you (probably) didn't know about Reykjavík. 「アイスランドの首都レイキャビクについて、おそらくあなたが知らなかった10の興味深い事柄」。2015年10月8日。


The feral cat population was brought under control in the 1980s and ‘90s.
A massive operation in 2000 to eradicate the remaining feral population found only a handful of cats who didn’t have a warm windowsill to return to.

野良猫の数は、アイスランドでは1980年代と90年代にコントロール下に置かれました。
*1、2000年には野良猫の根絶事業(eradicate 一匹も残さず)が行われましたが、帰ることのできる暖かい家がない(註 つまり「野良猫」)、生き残った野良猫の数は、ほんの一握りしか見つけられませんでした。

*1、2015年にも野良猫根絶事業を行っています。それによりほぼ根絶に成功したとされています。


(動画)

 a pet shop in reykjavik iceland. 2007/10/27 に公開。わずか人口30万人あまりの小国、アイスランド。そのアイスランドの首都、レイキャビクでは、なんと法律で犬の飼育が禁止されています。それでもしっかりと、レイキャビクには生体販売ペットショップが存在します。
 さすがに犬が売られていないのは間違いないようです(笑)。「ヨーロッパではペットショップでは犬猫を売っていない」。それを言う人は、なぜアイスランドを例示しないのですかね。巨大な子犬猫生体販売に特化した、生体販売ペットショップがあるイギリスや、世界最大の、犬猫も売っている超巨大生体販売ペットショップがあるドイツをなぜ、「ペットショップがない」「犬猫が売られていない」と必死になるのでしょうか???

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ニセのガンジーの格言を引用して得意満面!~高井たかしセンセイ、大丈夫ですか?



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India

 前回記事、東大出身の赤恥三愛誤~高井たかし衆議院議員、の続きです。前回記事では、高井たかし衆議院議員が国会質問などで繰り返し引用している、マハトマ・ガンジーの格言、「国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る」は、海外では、ニセモノであるということが通説になっていることを書きました。ガンジー自身による著作や演説などでは、一切出典がないからです。ガンジーのこの格言が後世に捏造されたいきさつについて、アメリカ人が調べた文献があります。


 高井たかし衆議院議員(高井 崇志(たかい たかし、1969年9月26日 - )は、日本の政治家。民進党所属の衆議院議員(2期))は、マハトマ・ガンジーの格言として、「国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る」を何度も国会質問で引用しています。
 例えば次のようなものです。第189回国会 総務委員会 第18号(平成27年8月27日(木曜日))第190回国会 予算委員会第六分科会 第1号 平成二十八年二月二十二日(月曜日)などです。前者より、以下に引用します。


○高井委員 
動物のことかよと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、私は非常に重要だと。
小さな命一つ守れずに、大きな命、人の命は守れません。
マハトマ・ガンジーがこういう言葉を残しています。
国家の偉大さや道徳的水準は、その国で動物がどう扱われているかによって判断できる。
私も本当にそのとおりだと思うんです。
ところが、我が国では今、殺処分というのが行われています。
これが今、我が国では十三万匹、大分減ってきてはいるんですけれども、まだある。
ちなみに、ドイツは殺処分はゼロにしています。



 高井たかし議員の、得意満面の様子が目に浮かぶようです。しかしながら、このガンジーの格言、「国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る」 (英語)"The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated."、は、海外では後世の捏造、創作であるとの説が定説となっています。
 その根拠は、ガンジー自身の著作や演説などでは、一切出典がないからです。その点について述べられている英語やドイツ語の文献は多数あります。その一例を以下に挙げます。


Animal rights

The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated.
Widely attributed to Mohandas Gandhi, but not found in his works.

国の偉大さとその道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。
ひろくマハトマ・ガンジーによるものとされていますが、マハトマ・ガンジー自身の著作にはこの言葉は見当たりません。



 「国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る」 (英語)"The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated."、について「真にガンジー自身によるものか」という疑問を持って、インド政府発行のマハトマ・ガンジーの著作全集98巻をすべて調べたアメリカ人がいます。結果は、この言葉は一切ガンジー自身の著作には載っていなかったのです。全集には、演説、手紙、電報の写し、新聞・雑誌の記事、他の作家の作品に書いた序文などが含まれていますが、この格言は、そのどこにも存在していませんでした。
 Mahatma Gandhi Hoax Quote Greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way that its animals are treated 「マハトマ・ガンジー:ホーックスの引用 国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る」。2013年9月13日、から引用します。


"The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way that its animals are treated."
No-one ever points directly to anything that Gandhi actually wrote.
A good initial reason to be suspicious about the validity of the Gandhi quote revolves around,variant versions of the same quote exist.
One variant on the above reads:
The moral progress of a nation and its greatness should be judged by the way it treats its animals.
Another variant appears in the book "What is Hinduism?. "
The text was prepared by the editors of Hinduism Today.
"One can measure the greatness of a nation and its moral progress by the way it treats its animals. Cow protection to me is not mere protection of the cow. It means protection of all that lives and is helpless and weak in the world. The cow means the entire subhuman world."
I have just finished a painstaking search of all 98 volumes of the Collected Works of Mahatma Gandhi that were issued in 1999 by the Publications Division of the Government of India.
The collected works contain his speeches, letters, transcriptions of even telegrams, newspaper and magazine articles, prefaces he wrote to other writer’s works and so on.
The result of my search is that there is no such quote to be found in any of the 98 volumes!
The quote in What is Hinduism is partly true, namely from the second sentence onwards “Cow protection … entire subhuman world”. Gandhi did make those remarks about cow protection. However when one consults the Collected Works the first sentence about moral progress is nowhere to be seen!
Gandhi addressed the difficult problem of dealing with stray dogs in India, especially those being carriers of rabies.
In the 7 pieces Gandhi defended the position of killing stray dogs because of the problems associated with dogs being feral, harming humans etc.
Humanitarian instinct demands destruction of such animals in an instantaneous and painless measure.
We must let Gandhi be who he is rather than reinventing him into an image of our own liking.

「国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る(The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated)」。
この格言は、ガンジーが実際に書いたとは、誰も指摘していません。
この格言が、ガンジーの引用であることが妥当であるとに対して疑いがあることの有力な第一の理由は、同じ引用の変形版が存在することです。
上記の格言の1つ目の変形版。
「国の道徳的進歩とその偉大さは、動物を扱う方法によって判断されるべきです(The moral progress of a nation and its greatness should be judged by the way it treats its animals)」。
もう1つの変形版がガンジーの著作、「ヒンズー教とは何か」に記述されています。
その文章は、今日、ヒンズー教徒の編集者によって改ざんされています。
(改ざん後の文章は)「国家の偉大さとその道徳的進歩は、動物を扱う方法で測定することができます。私にとって牛の保護は、単なる牛の保護ではありません。それは世界の弱い、生きるすべての人の保護を意味します。 牛は人間の世界の全体を意味します(One can measure the greatness of a nation and its moral progress by the way it treats its animals. Cow protection to me is not mere protection of the cow. It means protection of all that lives and is helpless and weak in the world. The cow means the entire subhuman world)」です。
私は1999年に、インド政府の出版部門が発行したマハトマガンジーの収集著作98巻のすべてに対する、徹底的な調査を終えました。
収集された著作には、彼の演説、手紙、電報の転写、新聞と雑誌の記事、他の作家の作品に書いた序文などが含まれています。
私の調査結果では、98巻のいずれにもそのような引用がないということです!
前述の著書、「ヒンドゥー教とは何か」の引用は部分的に真実です。
すなわち2番目の文章以降の、「牛の保護~人間の世界全体(註 「私にとって牛の保護は、単なる牛の保護ではありません。それは世界の弱い、生きるすべての人の保護を意味します。 牛は人間の世界の全体を意味します」 Cow protection to me is not mere protection of the cow. It means protection of all that lives and is helpless and weak in the world. The cow means the entire subhuman world、の部分)」の、ガンジーが牛の保護に関する発言をした部分です。
しかし、収集されたガンジーの著作を調べたところ、「道徳的進歩(註 「国家の偉大さとその道徳的進歩は、動物を扱う方法で測定することができます」 One can measure the greatness of a nation and its moral progress by the way it treats its animals、の部分)」についての、最初の文章はどこにも見られませんでした!
ガンジーはインドの、特に狂犬病に感染している野良犬を扱うという、難しい問題に取り組みました。
ガンジーは犬の野生化に起因する、人に危害を与える問題により、野良犬を殺すことを「7つのこと」という著作で擁護していました。
人道主義は、そのような動物(野良犬)の殺害を速やかにかつ痛みのない方法で行うことを要求する、と。
私たちは私たち自身の好みのイメージにガンジーを変えるよりも、彼がどういう人物なのかはガンジーに任せなければなりません。



 もともとのガンジーの著作では、ヒンズー教に基づく「牛の保護」に関してガンジーは記述をしていました。それをガンジー本人の死後に、記述に「国家の偉大さとその道徳的進歩は、動物を扱う方法で測定することができます(One can measure the greatness of a nation and its moral progress by the way it treats its animals)」、を付け加えて改ざんした人物がいるようです。
 さらに、ガンジー本人の記述よりも、後に改ざんして付け加えられた「国家の偉大さとその道徳的進歩は、動物を扱う方法で測定することができます(One can measure the greatness of a nation and its moral progress by the way it treats its animals)」の方が有名になり、その部分だけが引用されるようになったということのようです。そして、「国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る(The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated)」にさらにさらに改ざんされ、それが完全にガンジー自身の格言として定着したということで間違いないようです。

 ガンジーはもともとは彼自身の著作で、「牛の保護」について記述していました。ヒンズー教では牛は特別に保護すべき動物とされています。ガンジー自身はヒンズー教徒でしたので、その教義に法ったのです。対してガンジーは、狂犬病などの対策として、犬の殺害は容認していました。
 この「ニセ」のガンジーの格言ですが、特に犬猫愛護者に好んで引用されます。犬猫愛護者は「犬猫は動物の中でも特別な存在であり、牛豚などの家畜に優越する存在である」との考えです。ガンジーの偽の格言を得意になって引用する犬猫愛護者は滑稽です。

 なお現在のインドでも、牛の殺害は絶対禁忌で憲法で禁じています。対して野犬の公的殺処分は極めて多く、ケララ州一州だけでも年間50万頭を毒殺などで公的殺処分しています(インドは23州あります)。一部の日本のメディアは「インドは(犬猫のことか?)殺処分ゼロ」と報じていますが、全くの誤りです。また、ケララ州やナーガランド州などでは犬は食用です。
 折々、インドの犬の公的殺処分や、犬食習慣についてもソースを挙げます。いずれにしても、高井たかし議員の、このガンジーのニセ格言を得意満面になって、犬猫の殺処分ゼロを訴える国会質問で引用するとは滑稽の極みです。想像しただけで、こちらが赤面してしまいます。


(動画)

 マハトマ・ガンジー格言集。この中でも、「国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る」は、収録されていません。




(動画)

 Kerala Dog Killing - Exposing the Larger Picture, the Hidden Agenda 「インド、ケララ州の犬殺害。写真を大きく公開します。隠れた議題」。2015年9月15日公開。別に驚きに値しません。マハトマ・ガンジーは、野犬の殺害を指示していました。

Kerala, the southern state of India has been incessantly, indiscriminately killing stray dogs for decades.

インド南部のケララ州は、何十年にもわたって野蛮に犬を無差別に殺しています。


東大出身の赤恥三愛誤~高井たかし衆議院議員



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Domestic/Inländisch

 東大出身の赤恥三愛誤といえば、・福島みずほ参議院議員、・太田匡彦朝日新聞記者、そして今回取り上げる、高井たかし衆議院議員だと私は思います。このお三方は、「ドイツ殺処分ゼロ」、「ドイツのティアハイムは殺処分ゼロで、非営利で飼育放棄されたペットを終生飼育する」、「イギリスやドイツには生体販売ショップはない。犬猫の売買を禁じている」、などの大嘘プロパガンダ拡散の旗振り役です。今回は、高井たかし議員の抱腹絶倒な国会質問を紹介します。高井たかし議員は国会質問で、海外ではすでに後世の捏造であることが定説となっているガンジーの格言を繰り返し引用しています。


 まず、福島みずほ参議院議員と、太田匡彦朝日新聞記者の赤恥ぶりのおさらいです。


・福島みずほ議員

 私はこのような記事をかつて書いています。福島みずほ氏の無知蒙昧があまりにもひどすぎる。「イギリスなどは、犬猫の売買を禁止している」「イギリスやドイツなどが、殺処分ゼロを目指しているか実現しています。ドイツは殺処分ゼロ」~真実は「イギリスでは多数の犬猫が銃により殺処分されています」。この記事では、福島みずほ氏のブログの内容を取り上げました。
 再び、福島みずほ氏のブログ記事から引用します。福島みずほのどきどき日記 犬・猫殺処分ゼロを目指して。2014年4月1日。


参議院の予算委員会で、犬・猫殺処分問題について質問をしました。
①*1、イギリスなどは、犬猫の売買を禁止していることから学ぶべきではないか。
②(自治体の愛護センターは海外を見習い)殺処分のための施設ではなく、里親を探すための施設に転換すべき。
③*2、イギリスやドイツなどが、殺処分ゼロを目指しているか、実現しています。ドイツは殺処分ゼロ。


 4月1日(エイプリルフール)にアップした記事ということでもお笑いなのですが、上記の①③はどちらも正反対の大嘘です。詳細は、「続き」の私の過去記事のリンクをお読みください。
 とりあえず、「①イギリスなどは、犬猫の売買を禁止していることから学ぶべきではないか」の反証を挙げておきます。イギリスでは、法律でペットショップが販売して良い動物種として「犬猫」が筆頭にあげられています。イギリスの犬取得割合にしめるペットショップから購入+インターネット販売で購入(日本ではインターネットでのペット販売は禁止されています)は、日本の犬取得割合に占めるペットショップから購入する割合よりむしろ多いのです。


(動画)

 Dogs 4 Us Demo Jan 2012.wmv。2012年2月1日公開。Dogs4Usに対する抗議デモ。2012年1月。イギリスの、子犬猫の生体販売の安売りに特化した、巨大生体販売ペットショップ、Dogs4Us(店の名前)。この店舗では、わずか5週齡の子犬が展示販売され、さらに仕入れは劣悪な環境のパピー・ミルから行っていると、イギリスの動物愛護団体から批判されています。

There was faces in many of the pens, each had a plastic box for shelter and just and sprinkling of sawdust to soak up the urine.
No home checks are made, anyone with 500 Pound-800 Pound can simply buy one and take it away.
While inside puppies as young as 5 weeks were listless and looking ill .

多くの人に覗き込まれ、それぞれショーケース内には隠れるためのプラスティック製の箱があり、子犬の尿を吸収するためにはおがくずをふりかけるだけです。
飼い主の自宅のチェックは行われず、だれでも500ポンド〜800ポンドを持っている人は、簡単に子犬を買って持ち帰ることができます。
5週齡ほどの幼い子犬の中には、病気に見えるものもあります。







・太田匡彦朝日新聞記者

 この方が書いた記事に嘘に対しても、私は何度もこちらで取り上げています。具体例については*3、「続き」をご覧下さい。あまりにも面白いものは、次のようなものがあります。
 私は自身の記事、太田匡彦氏の記事、「猫ブームの危うい側面 犬の二の舞いを踏むな」はバカの証明、で太田匡彦氏の朝日新聞の記事、第13回 猫ブームの危うい側面 犬の二の舞いを踏むな、を取り上げています。このタイトルの「二の舞を踏む」は正しくありません。「二の舞を演じる」が正しいのです。内容も然ることながら、朝日新聞も記事タイトルで慣用句の誤用を見落としたということです。朝日新聞のインテリジェンスも劣化しているということでしょうか。

 さらに太田匡彦氏の噴飯ものの記事の一例はこちらです。朝日新聞社の雑誌、アエラの記事ですが、ドイツのティアハイム・ベルリンが「一匹たりとて殺処分しない」と何度も強調しています。ティアハム・ベルリンは、ドイツの最大手新聞社、Bild 紙の取材に対して最高経営責任者が、「わが施設では健康上問題のない動物(犬など)も殺処分しています」と公言しています。また、当のティアハイム・ベルリンは自らHPで「傷病動物、問題行動のある動物、緊急時やむを得ない場合は殺処分します」と明確に記述しています。
 以下に、太田匡彦氏のアエラの記事と、ティアハイム・ベルリンのHPの該当する記述の箇所の、スクリーンショットを挙げておきます。


(画像)

 ティアハイム・ベルリンのHP、FAQ「よくある質問」から。FAQ

(Q)Werden Tiere eingeschläfert?
(A)Wenn ein Tier gemäß der Tierheimordnung des Deutschen Tierschutzbundes nicht behebbare, konstante Verhaltensstörungen zeigt, so dass ein Weiterleben entweder nur mit schweren Leiden verbunden wäre oder eine akute Gefährdung der Umwelt vorhanden ist.

(Q)動物(犬など)を安楽死させるのはどのような場合ですか?
(A)ドイツの動物保護連盟のティアハイムのガイドラインによれば、一定の行動障害を示す動物、深刻な傷病のいずれかが致死処分を行えるとされ、または緊急を要する危険性の回避のためであれば可能です。

ティアハイム・ベルリン 安楽死


(画像)

 問題の、太田匡彦氏による記事、AREA '09.9.7号『犬を殺さないドイツの常識』。「『私たちは一匹も殺さない』と動物保護施設の職員は言う。そこには気負いはない。それがドイツでは当たり前のことなのだ」。

アエラ (567x800)



・高井たかし衆議院議員

 前置きが長くなりました。本記事の本題です。まず、高井たかし衆議院議員という方とはこのような方です。高井 崇志(たかい たかし、1969年9月26日 - )は、日本の政治家。民進党所属の衆議院議員(2期)
 この方が行った、第189回国会 総務委員会 第18号(平成27年8月27日(木曜日))、での質問の噴飯ぶりはあまりにもひどいです。以下に引用します。


○高井委員 
動物のことかよと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、私は非常に重要だと。
小さな命一つ守れずに、大きな命、人の命は守れません。
マハトマ・ガンジーがこういう言葉を残しています。
国家の偉大さや道徳的水準は、その国で動物がどう扱われているかによって判断できる。
私も本当にそのとおりだと思うんです。
ところが、我が国では今、殺処分というのが行われています。
これが今、我が国では十三万匹、大分減ってきてはいるんですけれども、まだある。
ちなみに、ドイツは殺処分はゼロにしています。



 このガンジーの格言、「国家の偉大さや道徳的水準は、その国で動物がどう扱われているかによって判断できる」(英語 “The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated.”)ですが、高井たかし議員はよほど好きなのか、国会質問などで繰り返しています。例えば、第190回国会 予算委員会第六分科会 第1号 平成二十八年二月二十二日(月曜日)、においても質問で引用しています。
 しかしこのガンジーのものとされているこの格言は、海外では「後世の捏造である」が定説です。その理由は、ガンジーの著作や演説では、一切そのような記述や発言がないということです。この格言に関する、英語・独語などの「後世の捏造である。ガンジー自身によるものではない」という文献が多数あります。次回は、そのソースをいくつか挙げます。それにしても、信ぴょう性に疑いがあるガンジーの格言を得意になって、何度も国会で繰り返す高井たかし議員の滑稽ぶりは、見ているこちらのほうが赤面してしまいます。これほど得意になって繰り返すのならば、秘書にその格言の信ぴょう性でも調べさせたらどうかと、他人事ながら思います(失笑)。


Animal rights
ex) The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated.
Widely attributed to Mohandas Gandhi, but not found in his works.

Talk:Mahatma Gandhi

Fido’ll Love It, and So Will His Peeps: Community Meeting Planned for Dog Park in Bixby Park

Animals Matter to God


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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数4332
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・カテゴリー(猫)別最高順位7682ブログ中17位
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

・座右の銘は「人の行く裏に道あり花の山」
・好きな生き物 メジロ
・尊敬する人 ガブリエルシャネル(シャネル社創業者)
・好きな言葉 Das Beste oder nichts「最善か無か」。ダイムラー・ベンツ社の企業理念。私自身は何事も中途半端でいい加減です。ですからこの言葉に憧れます。

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