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犬糞と戦うドイツ



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(Zusammenfassung)
Immer Ärger mit dem Hundeko tDNA-Analysen sollen Täter überführen
Auf stinkende und eklige Hundehaufen kann gut und gerne verzichtet werden.
Doch es gibt immer noch genug Hundebesitzer, die die Hinterlassenschaften ihrer Vierbeiner nicht entsorgen.
London geht das Problem nun an und Deutschland könnte bald folgen.

 ドイツでは、犬糞の放置が社会問題になっています。犬糞の放置は、ドイツにおける犬の毒殺事件の多発の一因であることは間違いないと思います。また他人の庭に飼い犬に糞をさせたことにより、暴力事件に発展したケースもあります。ドイツの一部の自治体は、飼い犬のDNAを登録させ、それを犬糞放置犯人の検挙に役立てようという計画があります。ドイツの名誉のために申し上げれば、他の西ヨーロッパ諸国においても犬糞放置は大問題になっています。既にロンドンでは飼い犬のDNA登録制度は施行されています。


 私はイギリス、ロンドン特別区の犬糞放置犯検挙のために、飼い犬のDNAの登録義務が施行されたニュースを取り上げています。西ヨーロッパ諸国では犬糞放置が大問題になっています。ドイツの一部自治体では、ロンドン特別区に倣って、飼い犬のDNAの登録を義務付ける計画があります。
 Immer Ärger mit dem Hundeko tDNA-Analysen sollen Täter überführen 「犬糞のトラブル DNA鑑定により犬糞放置犯罪者を有罪にします」。2015年6月28日、より、引用します。


Auf stinkende und eklige Hundehaufen kann gut und gerne verzichtet werden.
Doch es gibt immer noch genug Hundebesitzer, die die Hinterlassenschaften ihrer Vierbeiner nicht entsorgen.
London geht das Problem nun an und Deutschland könnte bald folgen.
Kot unterm Schuh, stinkende Reste am Fahrradreifen, widerliche Hinterlassenschaften auf dem Kinderspielplatz, Tretminen in Parks zuhauf.
Eine Datenbank mit Hunde-DNA könnte die Lösung sein.
Einige US-Städte arbeiten schon damit.
London startet dazu im kommenden Jahr ein Pilotprojekt.

臭くて嫌な犬糞は、無くすことも少なくすることもできません。
しかし、彼らの4本足の友人(飼い犬)の糞を処分しない犬の飼い主が今でもたくさんいます。
ロンドンは今まさに(犬糞放置は)問題になっており、ドイツはすぐにでも追随することができます。
靴の下犬糞、自転車のタイヤに臭い犬が残したもの、遊び場に嫌な犬の落し物、犬糞地雷は公園にたくさんあります。
飼い犬のDNAのデータベースが解決策になる可能性があります。
アメリカのいくつかの自治体は、すでにそれを利用しています。
ロンドンは、来年モデル事業を開始します。



 私は、日本の犬のしつけや飼育マナーは、それほど悪くはないということをしばしばこのブログで述べています。その根拠の一つが「日本では犬糞放置は比較的少ない」です。それと際立って日本は犬の咬傷事故が少ないのです。ちなみに人口比では日本の犬の咬傷事故の発生数は、ドイツの10分の1です。
 「ドイツの犬のしつけはすばらしい。飼い主の犬に対する意識が高い」と絶賛している方が多いです。しかし、犬のしつけの良さ、飼い主の意識の高さとは、犬の飼育で無関係の人に迷惑をかけないということが第一ではないでしょうか。その点では、日本は世界に誇って良いと思います。


(動画)

 Hundekot 「犬糞」。2014/05/09 に公開。お食事中の方は閲覧をご遠慮下さい。80 jähriger Rentner versucht sich als Rapperund rebelliert gegen die täglichen 55 Tonnen Hundekot auf den Strassen der Bundeshauptstadt Berlin. 「犬の糞がドイツの首都ベルリンの路上に毎日55トンも放置されることに抗議して、80歳の年金受給者は、ラッパーになろうとしています」。




(参考資料)

Forensik: Kommunen erwägen DNA-Datenbank für Hundekot 「自治体は犬の糞放置取締のためのDNAデータベースを構築することを検討しています。

Kosten: 70 bis 80 Euro pro Hund für die Datenbank-Anlage.
犬糞放置摘発のためのデーターベース構築のためのコスト:データベースシステムのための犬一頭あたりのコストは70〜80ユーロ。
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スイスは日本の約23倍の数の猫を殺処分している!(スイスの狩猟駆除数は年間10万匹で、人口比で日本の公的殺処分の約23倍)

Ich verurteile den Terrorismus in Berlin.



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(Zusammenfassung)
100'000 Kätzchen werden jedes Jahr getötet
in der Schweiz jährlich schätzungsweise 100'000 unerwünschte Katzen getötet , das heisst erschlagen, ertränkt, erstickt, erschossen oder eingeschläfert.


 12月18日に放映されたABC朝日放送の番組、ワンだランドスイスが殺処分ゼロを実現できた理由(ビデオ有り)についてです。この番組では、「スイスは(犬猫の)殺処分ゼロを実現している」とくり返し報じています。しかしスイスには、飼育禁止の犬種、咬傷事故を起こした犬を行政が押収して強制的に殺処分する権限があり、犬の殺処分数は一定数あります。また、市中や農村地で徘徊犬や野犬がいた場合は、警察官や森林管理官が射殺する権限があり、一定数あります。猫はスイスでは公的殺処分の制度はありませんが、スイス連邦狩猟法では猫は一年を通じて狩猟して良い種と定められています。一年間のスイスにおける猫狩猟駆除数は約10万匹と推定されており、その数は日本の猫の公的殺処分数の人口比で約23倍です。


 まずスイスで猫が狩猟駆除の対象である根拠となる法律の条文を挙げます。Bundesgesetz über die Jagd und den Schutz wildlebender Säugetiere und Vögel(Jagdgesetz, JSG)
「野生の哺乳類や鳥類の保護に関するスイス連邦の狩猟に関する法律」(以下、「スイス連邦狩猟法」と記述します)。


Art. 5 Jagdbare Arten und Schonzeiten
1 Die jagdbaren Arten und die Schonzeiten werden wie folgt festgelegt:
3 Während des ganzen Jahres können gejagt werden:
a Marderhund, Waschbär und verwilderte Hauskatze;

第5条 狩猟をして良い動物種と期間について
1 次のように狩猟をして良い動物種と期間が定められています。
3 年間を通じて狩猟して良いもの。
a タヌキ、アライグマと野良猫。



 次に、スイスで実際に野良猫が年間10万匹狩猟駆除されている実情を報じる、スイスのマスメディアの記事から引用します。100'000 Kätzchen werden jedes Jahr getötet 「スイスでは毎年10万匹の子猫が殺されます」。2014年9月23日。


Unkontrolliert kommen jedes Jahr Unmengen Kätzchen zur Welt.
Bauern und Private ersticken, ertränken, erschiessen oder erschlagen dann die überzähligen Tiere.
Insbesondere auf Bauernhöfen kommen jedes Jahr Dutzende Kätzchen auf die Welt,
die niemand will.
Sie töten die Tiere, indem sie sie ertränken, erschlagen, vergasen oder ersticken.
Aber auch Private machen auf wilde Kätzchen Jagd.
Rund 100'000 kleine Kätzchen erleiden.
Sie geht davon aus, dass die über 100'000 streunenden und halb verwilderten Katzen jedes Jahr zwischen 160'000 bis 320'000
Katzenwelpen gebären.
«Ein beträchtlicher Teil davon wird getötet, sonst hätten wir viel mehr Katzen in der Schweiz.»
Beim Schweizer Tierschutz bestätigt man das Problem der Katzentötungen.
In grossem Stil werde dies vor allem noch in ländlichen Gebieten gemacht.

毎年繁殖制限されずに、たくさんの子猫がスイスでは生まれてきました。
農家や一般の民間人は、首を絞め、溺死させ、銃で撃つなどして余った子猫を殺します。
特に農場で毎年生まれる数十匹の子猫は世界中で誰も望んでいません。
農家は、毒ガスや窒息、溺死などにより、子猫を殺します。
しかし一般の民間人も、野生化した子猫の狩猟を行います。
約10万匹の子猫が駆除されます。
10万匹以上の野良猫と半野生化した猫は、毎年16万匹から32万匹の子猫を毎年出産していると推定されています。
「それらの子猫のうちのかなりの部分が殺されている。そうでなければ、スイスではもっと多くの猫がいるはずです」。
スイスの動物保護においては、猫の殺害の問題が確認されています。
大規模に、猫の殺害はまだ、主に農村部で行われます。



 スイスにおいては、猫の公的殺処分の制度はありません(ごく例外的に輸入における通関時の検疫不備や、危険が生じた場合の警察官による射殺はあるでしょう)。ですから「殺処分」を、「行政が引取り、もしくは行政が捕獲して行政が法律に基づいた制度としての殺処分」は、スイスは猫ではありません。それを「狭義の殺処分」とすればです。

 しかし、有害生物の駆除として、民間人が合法的に行う猫の殺害駆除は、「広義の殺処分」と言えると思います。殺処分を、民間人による狩猟駆除まで範疇を広げた場合、スイスの殺処分数は人口比で、日本のなんと23倍になるのです。日本の人口は現在、約1億2700万人です。対してスイスの人口は、約824万人です。日本はスイスの15.4倍です。一方、日本での平成27年度の猫の公的殺処分数は、67,091匹です(犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況 環境省)。つまり人口比でスイスは、日本の23.0倍の猫を殺処分していることになるのです。
 ABC朝日放送の、ワンだランドスイスが殺処分ゼロを実現できた理由で述べられている、「スイスでは(犬猫の)殺処分ゼロを実現した」という報道は、著しい偏向を通り越した、明らかな「誤り」「嘘」です。


(参考資料)

 スイスの猫の狩猟駆除数が年間約10万匹であるとする資料は多数あります。

Das Katzenelend in der Schweiz ist gross. 「スイスの猫は極めて悲惨な状況にある」。

放し飼いの猫に対する不妊去勢の義務化を請願する署名サイト。
この署名活動をしている団体は、猫の狩猟に対しては反対していません。
野猫、野良猫、徘徊猫の狩猟を禁じることは、あまりにもハードルが高いという認識なのだと思います。

in der Schweiz jährlich schätzungsweise 100'000 unerwünschte Katzen getötet , das heisst erschlagen, ertränkt, erstickt, erschossen oder eingeschläfert.
スイスにおける推定10万匹の不要な猫はすなわち、溺死、窒息死、射殺または安楽死により死にました。



(動画)

 クラシックを斬新な解釈でジャズにアレンジした巨匠、オイゲン・キケロ氏。Eugen Cicero Trio - Live at the Subway in Köln
2014年公開。1997年のドイツ、ケルン市の地下鉄構内でのライブの後に急死されました。今聴きなおしても新鮮です。 


続きを読む

スイスの一部の農村ではクリスマスに猫肉料理を食べる習慣がある

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(Summary)
Fight dog meat


 記事、猫の去勢を拒否した多頭飼い飼い主の男の理由は「増やして食べるため」だった~スイス、の続きです。本記事ではスイスでは犬猫の食用屠殺が合法であることと、猫の多頭飼いの農家の男性に動物愛護団体が猫の去勢をするように申し入れたところ「食べるために増やしている」と拒否されたことを書きました。今回はスイスの犬猫食習慣、特にクリスマスには猫肉が食されることと、猫の毛皮がスイスで生産されてることを書きます。


 アメリカに、fight dog meatという、犬肉の反対運動をしている団体があります。2016年3月1日に同団体は、スイスの犬猫食と猫毛皮に関する記事をHPに公開しています。以下に、Fight dog meat 「スイス:残酷な犬猫の肉と毛皮の商業取引」。2016年3月1日。


I have stood in stores in Switzerland and held cat-skin-fur blankets dog-skin-fur overcoats and cat-skin-fur overcoats.
The Swiss dog and cat meat trade and fur-skin trade does exist, with the Rottweiler dog being the favorite dog to eat.
Dog farmers admitted that many of the dogs were bludgeoned to death, and some were shot.
Farmers in the Appenzell and St.Gallen areas regularly slaughter dogs and cats .
Dog meat is used to make sausages, casseroles, and a fatty remedy for rheumatism.
Cats are often cooked with wine and garlic at Christmas time, in the same style as rabbit.
Swiss cat-skin-fur is falsely believed to cure rheumatism, even though there is no scientific proof to back up these claims.
Switzerland’s cat-skin-fur trade was so out of control that laws were passed in 2013 to try and curb the sale of cat fur.
Prior to 2013, it is believed that astronomical numbers of cats were brutally slaughtered for their pelts.
A Swiss television crew filmed an undercover documentary on the cat-skin-fur trade and filmed cat butchers admitting that they ‘cook the [cat] leftovers to eat.”
Switzerland need to enforce their laws and stamp out the cat-skin-fur trade because not enforcing the law has accelerated prices for cat-skin-fur blankets.
In 1993 the Swiss parliament rejected changing laws to protect dogs and cats against human consumption.
The Swiss Veterinary Office sided with Swiss dog meat butchers, justifying the practice of eating dogs and cats.

私はスイスの商店に立ち寄り、猫の毛皮の毛布と犬の毛皮のオーバーコートと猫の毛皮のオーバーコートを手にとってみました。
スイスの犬と猫の肉の商業取引と毛皮の商業取引は存在し、ロットワイラー種の犬は食用として好まれます。
スイスの犬の繁殖家は、多くの犬を殺害し、一部は射殺されたことを認めました。
アッペンツェルとザンガレンの農家は、定期的に犬や猫を屠殺します。
犬の肉はソーセージ、キャセロール、リウマチの治療のためのラードとして用いられます。
猫はクリスマスの時にはウサギと同じように、ワインとニンニクで調理されることがよくあります。
スイスの猫毛皮は、それを裏付ける科学的証拠はありませんが、リウマチを治療すると誤って信じられています。
スイスの猫毛皮の商業取引は規制を受けていませんでしたので、2013年には猫毛皮の販売を抑制する法律が制定されました。
2013年以前には、天文学的な数の猫が、散弾銃の弾丸により残酷に虐殺されたと考えられています。
スイスのテレビ局の番組制作班が、猫の毛皮の商業取引に関する覆面ドキュメンタリーを撮影していますが、その中では猫肉屋たちが射殺した「猫」の残り(=毛皮を取ったあとの肉)を調理していることを認めました。
スイスは法律(2013年に成立した、猫毛皮の商業取引を抑制する法律)を執行する必要があります。
法律を執行しないと、猫毛皮の毛布の価格が高騰したために、猫の毛皮の商業取引をなくすことができません。
1993年にスイスの連邦議会は、犬と猫を人間の食用消費から守る(犬猫肉禁止)ための法律の改正を否決しました。
スイスの連邦獣医局は、スイスの犬肉屋に味方し、犬と猫を食べる行為を正当化しました。



 2013年に、一応スイスでは猫の毛皮に限り、販売を「抑制(curb)」しました。curbは、法律で完全に禁止する=banとは意味が異なります。curbは、「抑制する」「歯止めをかける」といった意味です。具体的に法律の条文を確認していませんが、条件付きで猫の毛皮の販売は許可されるということと理解します。犬の毛皮に関しては、現在もスイスでは法的規制がないということでしょう。そのために、2016年時点で、スイスでは犬猫の毛皮のコートや、猫毛皮毛布が売られているということだと思います。
 2008年には、EUでは域内外においての犬猫肉と毛皮の輸出入と域内の流通を禁じました。猫毛皮の価格が高騰しているとのことですが、おそらくドイツやオーストリアの需要もあるのではないかと推測します。スイスはEUには加盟していません。しかしシェンゲン協定(協定締結国間においては、相互に国境検問もなくし、ヒトモノカネに移動を原則自由とするヨーロッパの国々の協定)には加盟しています。ドイツ人やオーストリア人が自国で買えなくてもリウマチ治療用の猫毛皮が欲しければ、スイスで購入すればよいのです。条約上ではドイツ、オーストリアには猫毛皮は持ち込めなくても、国境検問がなければ事実上自由に持ち込めます。それを「ザル法」といいます。


(画像)

 Fight dog meat 「スイス:残酷な犬猫の肉と毛皮の商業取引」。2,016年3月1日、より。スイスで生産された猫と犬の毛皮。

猫毛皮スイス 


(追記)

 ABC朝日放送の番組、スイスが殺処分ゼロを実現できた理由。スイスで食肉や毛皮用に屠殺される犬猫は殺処分にはならないのでしょうね?肉や毛皮を目的とする殺害ならば「屠殺」ということで。それならば日本も殺処分ゼロを実現するのは簡単です。日本では犬猫を食べる習慣がないですから、犬猫は三味線用皮革に屠殺し、余った犬猫は肥料の原料に屠殺すればいいのです。
 なおスイスでは、犬の公的殺処分は法律で定められており、飼育禁止犬種や咬傷事故を起こした犬は行政が押収して強制的に殺処分します。また野良犬野犬は森林管理官や警察官が射殺します。猫は一年を通じて狩猟駆除対象であり、人口800万人台のスイスで10万匹が狩猟駆除されています。その数は、日本の猫の公的殺処分数の人口比で23倍です。次回以降の記事で取り上げます。

安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~ニュージーランドでは野猫・野良猫は害獣として積極的に駆除されている

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(Summary)
Legal treatment of feral and stray cats in New Zealand.
ex)Feral and stray cats Listen to this page


 記事、安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~ニュージーランド、オークランドの犬殺処分数は人口比で日本の20倍、では、ニュージーランドの都市、オークランドの公的統計では、犬の殺処分数が人口比で日本の約20倍であることを述べました。オークランドはニュージーランドの人口の約3分の1を占める大都市であり、ニュージーランド全域の殺処分率をそのまま当てはめて推計出来ると思います。しかし残念ながら、猫の殺処分数についての公的統計はニュージーランドにはありません。ではニュージーランドにおける、猫の事実上の殺処分はどうなのでしょうか。


 ニュージーランドでは、人口の3分の1を占める大都市、オークランドが、犬の殺処分数について公的統計を発表しています。しかし猫の統計はありません。では、猫はニュージーランドでは「殺処分ゼロ」なのでしょうか(笑い)。今回記事では、ニュージーランドにおける野良猫の法的地位と、事実上の殺処分について取り上げます。
 私はこのような記事を書いています。資料編・沖縄県は、先進国ニュージーランドを見習え!~野良猫野良犬放置によるヤンバルクイナの危機。この記事では、ニュージーランド政府は2,016年に、「2050年までに野良猫などの外来哺乳類を毒餌などを用いた積極的な駆除により、根絶させる目標」を採択していることを述べました。その根拠となる、ニュージーランドにおける、野良猫の法的地位を、ギズボーン市のHPから引用します。Feral and stray cats Listen to this page 「野猫と野良猫について」。


Feral cats are described as any cat that's not being actively cared for that lives in the wild.
Stray, unwanted or pest cats are domestic cats that have been abandoned or strayed from their owners.
Feral cats are classified as 'Limited Control Animal Pests' in the Gisborne district.
Property owners are responsible for the destruction.
We provide services for the control of stray and pest cats in residential urban areas.
Residential properties in urban areas
We can lend a trap for stray cats causing problems on a residential property in some urban areas.
Staff can also help with the removal and destruction of the cat if you can't do it.
Commercial and industrial properties, schools, hospitals and other businesses need to pay a pest contractor.
Rural areas - shooting cats.
Night shooting with a spotlight is an effective way to control feral cats in rural areas.

野猫は、野生下で生きていて、人から積極的に世話されていない猫として説明することができます。
野良猫、それは望ましくない有害生物であり、飼い主から捨てられた、または迷子になったイエネコ種です。
ギズボーン地区に生息する野猫は、「存在すべきではない防除対象の有害生物」として分類されています。
野猫は、不動産所有者が殺害駆除する責任を負います。 
行政は都市の住宅地においては、野良猫の防除サービスを提供しています。
都市部の住宅地
行政は問題を引き起こす野良猫のために、いくつかの都市部の住宅地にわなを貸すことができます。
行政担当者は、あなたができない場合は、猫の除去と殺害を助けることもできます。
(野良猫の除去と殺害は)商業用および工業用の不動産物件、学校、病院およびその他の事業所は、有害生物駆除業者に有料で依頼する必要があります。
農村部では~猫は射殺。
スポットライトによる夜間の射殺は、農村地域の野猫を制御する効果的な方法です。



 以上より、ニュージーランドでは、野猫・野良猫は日本で言えば、ドブネズミ、クマネズミの類のように、一般民間人や有害生物駆除業者(日本でもネズミ駆除業者があります)が自由に殺害駆除でき、それが推奨されていることがわかります。さらに行政も自ら駆除を行っています。
 そのために猫の殺処分数は、ニュージーランドでは犬のように統計がないのかもしれません。日本でも、ドブネズミ、クマネズミの駆除数は、統計値がありませんから。以下は、野猫野良猫の駆除を行う業者のHPです。coastal pest solutions.co (スライド・ショー有り)、から引用します。


Feral Cat Control
I have since undertaken cat control and eradication at many sites throughout NZ.
CPS Cat Control Services:
• Kill Trapping
• Day and Night Shooting operations

野猫の防除
当社は以前から、ニュージーランドの多くの場所で猫の防除と駆除根絶を行ってきました。
CPS(coastal pest solutions.co)のキャットコントロールサービス
• 罠で捕獲して殺害
• 昼と夜の射殺を行います



(画像)

 ニュージーランドの有害生物駆除業者、coastal pest solutions.coのHPから。coastal pest solutions.co

ニューランド 野良猫駆除


 安井美沙子氏の、「「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い。声なきもの、弱い存在をないがしろにする国は先進国とは言えません」(「犬猫殺処分ゼロ」実現への高いハードル 超党派の議員連盟が発足、今後の課題とは?)との発言ですが。ニュージーランドが猫の殺処分の公的数値を出していないから、まさか「ニュージーランドは(猫は)殺処分ゼロだ。ニュージーランドにに比べて日本は格段に猫の殺処分が多い。さすがニュージーランドが先進国。猫の殺処分をしている日本は先進国とは言えません」というのでしょうか。
 ドイツの殺処分ゼロ(実はドイツは犬の公的殺処分数はかなりあります。猫では制度化された公的殺処分はないです。まれに警察官に職務として射殺されることはあります。しかし犬猫とも民間人の狩猟駆除や犬の警察官による射殺はかなりの数があります)もその理屈に近いです。日本の動物愛護(誤)活動家の知識と思考のレベルとはその程度です(苦笑)。

猫の去勢を拒否した多頭飼い飼い主の男の理由は「増やして食べるため」だった~スイス

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(Zusammenfassung)
"Der Katzenfresser" Warum ein Schweizer Bauer lieber Katzen als Sushi isst
Ja, in der Schweiz darf man Katzen essen.
Trotzdem gibt es viel Aufregung um einen Bauern, der die Tiere nicht kastrieren lassen will - sie landen bei ihm nämlich auf dem Teller.


 スイスの事件です。猫の多頭飼育で動物愛護上問題があると、動物愛護団体が猫多頭飼育の男に、猫の去勢を行うように申し入れました。しかしその男は、猫の去勢を拒否しました。理由は「食べるために猫を増やしているから」です。スイスは、犬猫の食用屠殺が合法ですし、農村部は今でも犬猫食の習慣が根強く残っています。


 スイスの動物愛護団体がスイスの農村部、アッペンツェルに住む、猫の多頭飼いの男性に対して猫の去勢をするように申し入れました。しかしその男は「猫は増やして食用にするために飼っている。去勢なんてとんでもない」と断りました。スイスでは、犬猫の食用屠殺が合法であり、未だに農村部では犬猫食習慣が根強く残っています。
 その事件を伝えるニュース、"Der Katzenfresser" Warum ein Schweizer Bauer lieber Katzen als Sushi isst 「『猫を食べる人』 なぜスイスの農民は、寿司を食べるのと同じように猫を食べることを好むのでしょうか?」。2015年5月11日。


Ja, in der Schweiz darf man Katzen essen.
Trotzdem gibt es viel Aufregung um einen Bauern, der die Tiere nicht kastrieren lassen will - sie landen bei ihm nämlich auf dem Teller.
Ungewöhnliche Essgewohnheiten in der Schweiz.
Ein Bauer, der seine Katzen nicht kastrieren lassen wollte, da er sie ja verspeisen möchte, ist kein Einzelfall.
Der Mann, den sie "den Katzenfresser" nennen, lebt in dem kleinen Dorf Haslen in Appenzell Innerrhoden.
Er hat viele Katzen.
So viele, dass er darauf hingewiesen wurde, diese kastrieren zu lassen.
Der Bauer weigerte sich jedoch , da die Tiere unter anderem für den Verzehr gedacht sind.
Das berichtet der Appenzeller Tierschutzverein in seinem Jahresbericht unter dem Titel "Der Katzenfresser".
Eine Nachbarin hatte sich demnach bei den Tierschützern gemeldet, woraufhin Vorstandsmitglied Brigitte Willi den Mann im Winter auf seinem Hof besuchte.
Daraufhin trat sie nach vier Amtsjahren zurück.
In der Schweiz ist der Verzehr von Katzenfleisch im eigenen Haushalt nicht verboten.
In den Kantonen Bern, Luzern und Jura sei es Tradition, zu Weihnachten Katzenfleisch zu essen .
Auch Hundefett habe eine lange Tradition und soll gegen Rheuma helfen.

ええ、スイスでは猫を食べることができます。
それにもかかわらず、猫を去勢したくない農家の周辺では、騒ぎがたくさん起こりますー猫は猫として、つまりまな板の上で生涯を終えます。
スイスの異常な食習慣。
食用にしたいから、飼っている猫を去勢したくない農民は、ええ、それは例外的なケースではありません。
動物愛護団体が、「猫食い人種」と呼んでいる男は、アッペンツェル・インナーローデン準州の、小さな村ハスレンに住んでいます。
その男は、多くの猫を飼っています。
猫の数が大変多く、それらの猫を去勢することを(動物愛護団体から)指摘されています。
しかし農民の男は拒否しました。
猫は、特に食用としての消費のために意図されているからです。
それは、スイスの動物愛護団体、アッペンツェルSPCAにおける年次報告書で、タイトル「猫を食べる人」で報告されています。
動物愛護団体の役員の一人である、ブリジット・ウィリー氏が、その男(猫の去勢をしない理由は増やして食べるためといった飼い主)の農場を冬に訪れた以降は、隣人がその男の様子をブリジット・ウィリー氏に報告していました。
彼女(ブリジット・ウィリー氏)はその4年後に、動物愛護団体の役員を辞任しました(猫の去勢の説得に嫌気がさしたのかもしれませんね)。
スイスでは、家庭での猫の肉を食べることは禁止されていません。
ベルン、ルツェルンとジュラ州では、クリスマスに猫の肉を食べるのは伝統です。
犬のラードも長い伝統を持っており、リウマチの治療効果があるとされています。



 少し長くなりましたので、続きは次回以降の記事に書きます。続きでは、スイスで未だに根強い、猫食の習慣について書きます。リンクのニュースにあるとおり、スイスでは伝統的にクリスマスのご馳走として、猫か犬の料理を食べる地域があります。主に山間部の農村地帯です。
 スイスはひとりあたりGDPが日本の倍近くある、先進国の筆頭です。日本人は、「猫(や犬)食習慣」は、中進国や発展途上国のアジアなどに限られると思っている方がほとんどです。猫犬肉は、かなり広い地域で食されています。インド、中南米にもかなり一般的に猫または犬を食べる地域があります。


(画像)

 かつてデンマークの学生が、「行き過ぎた動物愛護の批判」のパフォーマンスとして、猫を料理し、その様子をFaceBookに投稿しました。非難轟々の中でも、スイスのメディアは、彼女たちに対しては好意的な報道をしました。自国に猫食習慣があるからでしょう。なお、私は彼女らの猫肉を食べるパフォーマンスはさて置き、主張には同意できるところがあります。
 びっくり!世界の猫事情~猫肉はスイスでは普通の食材です(2)

猫肉を食べるローラ・ベーゲ・モーテンセン。
「人々は猫の屠殺により、私たちを脅迫している。そしてFacebookから利用を禁止されました」。
それにもかかわらず、彼女らは言います「私たちがこのキャンペーンで言いたいことは100%」。
飼育動物を(種によって)区別する必要がありますか?


Laura Böge Mortensen essen Katzenfleisch.
«Die Leute drohen uns abzuschlachten.» Und: Sie wurden aus Facebook verbannt.
Trotzdem sagen sie: «Wir stehen 100 Prozent hinter unserer Aktion.»
Muss man Haus- und Nutztiere unterscheiden?


katzenbraten-studis.jpg

安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~ニュージーランド、オークランドの犬殺処分数は人口比で日本の20倍



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(Summary)
Auckland Council Animal Management Annual Report 2012/2013
4.1. Key Data; 1 July 2012 - 30 June 2013
No. of Dogs Euthanased 1 July 2012- 30 June 2013. 3,690


  元参議院議員、安井美沙子氏は「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」と発言しました。しかしこの発言は真実とは全く正反対の妄言です。私はドイツ、イギリス、フランス、オーストラリアなどの犬猫殺処分数を今まで記事にしてきましたが、実数はいずれも人口比で日本の数倍~数十倍です。今回は、ニュージーランドの殺処分について述べます。結論から言えば、ニュージーランド最大の都市、オークランドの公的アニマルシェルターにおける犬の殺処分数は、人口比で日本の約20倍です。


 元参議院議員、安井美沙子氏は「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」と発言しました。その発言は次のとおりです。「犬猫殺処分ゼロ」実現への高いハードル 超党派の議員連盟が発足、今後の課題とは?。東洋経済社記事(2015年2月18日)、から引用します。


(2015年)2月12日に「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(通称・ハッピーゼロ議連)の設立総会が開かれた。
犬猫の殺処分は自治事務であるため、各自治体の取り組み方が重要になる。
民主党・新緑風会の安井美沙子参院議員は、ハッピーゼロ議連のメンバーで、(2月)10日の参院決算委員会では「動物収容・譲渡対策施設整備補助金」について質問した。
日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い。国として殺処分数の目標を立てるなど、なんとか数を減らせないだろうか」。
質問する際に安井氏は、資料として殺処分された犬や猫の死体が重なっている写真を委員会で配布した。
「声なきもの、弱い存在をないがしろにする国は先進国とは言えません」。



 今回は、ニュージーランドの公的アニマルシェルターに収容された犬の殺処分について述べます。残念ながら、ニュージーランド全土における、公的アニマルシェルターの犬猫殺処分に関する信頼できる統計資料は見つかりませんでした。しかしニュージーランド最大の都市、オークランドの自治体が作成した、大変信頼性の高い、公的アニマルシェルターに収容された犬の殺処分に関する資料があります。ニュージーランドは、人口の約3分の1がオークランドに集中しています。従って、オークランドの統計値は、そのままニュージーランドの公的殺処分率として推定できるものと思います。結論から先に言えば、オークランドのアニマルシェルターに収容された犬の公的殺処分数は、人口比で日本の公的殺処分の約20倍です。
 以下に、ニュージーランド、オークランドの自治体の公的統計資料、Auckland Council Animal Management Annual Report 2012/2013 「オークランド 動物管理に関する報告書 2012年~2913年」4.1. Key Data; 1 July 2012 - 30 June 2013~によれば、No. of Dogs Euthanased 1 July 2012- 30 June 2013. 3,690 「安楽死を行った犬の数 2012年7月1日〜2013年6月30日 3,690」とあります。

 オークランドの人口は1,454,300人で、日本の人口はオークランドの約27倍です。日本の平成27年度の犬の公的殺処分数は、15,811頭です(犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(動物愛護管理行政事務提要より作成)~環境省)。つまりオークランドは、人口比で約20倍の犬を殺処分していることになります。
 残念ながら、ニュージーランド全域の公的殺処分統計は見つかりませんでした(ニュージーランドは公的アニマルシェルターに収容するおは犬だけ)。しかしこの数値は1単位で自治体が集計したものであり、信頼性が極めて高いものです。またオークランドは、ニュージーランドの人口の約3分の1を占める大都市であり、ニュージーランド全域をこの数値によって推測できると思います。

 他に、オークランドの犬殺処分に関する、ニュージーランドのマスメディアの報道があります。Pound becomes death row for dogs 「犬の収容所は犬の死刑囚収容所になった」。2011年12月30日、から引用します。


More than 3300 dogs impounded in Auckland were destroyed in 2010-11 after being unclaimed by their owners and deemed too dangerous to be adopted.
Only 670 dogs were given to new homes, according to Auckland Council figures for the year to July.

(2011年統計値では)オークランドで公的アニマルシェルターに収容された3,300頭以上の犬たちは、飼い主から返還請求されず、一般譲渡するにはあまりにも危険であると判断されて殺処分されました(2012/2013年統計は3,690ですので、390頭、つまり1割も増えていることになります)。
昨年7月から今年7月のオークランド自治体の統計数によれば、新しい家庭に譲渡された犬はたったの670頭です。



 ニュージーランドは先進国の一つであることは、誰もが認めています。元参議院議員安井美沙子氏の、「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い。声なきもの、弱い存在をないがしろにする国は先進国とは言えません」との発言はあまりにも無責任ですし、もはや狂気に近いです。国会議員たる者は、もう少し発言に責任を持ち、発言の前に事実関係を調べるべきでしょう。
 ニュージーランドは述べた通り人口比で日本と比べれば、殺処分数は極めて多いのです。安井美沙子氏の国会議員時代の無責任発言は問題外ですが、プロのマスメディアにおいても「ニュージーランドは殺処分がない」と根拠もなく、無責任な嘘捏造報道が行われています。次回記事では、そのような、厚顔無恥なライターのニュースソースを例示したいと思います。


(動画)

 In NZ it's legal to kill your family dog, barbecue it, and eat it. 「ニュージーランドでは、飼い犬を殺してバーベキューして食べることは合法です」。2009/09/24に公開。「飼い犬を殺してバーベキューにした人」の、ニュージーランドのTVニュース。

In New Zealand, it's legal to kill your family dog, barbecue it, and eat it.
Mr Taufa's wife found the dog noisy and messy, so hubby killed the dog and proceeded to start barbecuing it.
"Dog is good food," Mr Taufa insisted, surprised that the SPCA took an interest in his family's dinner plans.
He used to cook dogs back in Tonga without hassle.
The dog-roasting Mr Taufa won't be charged with anything.
So long as you kill it quickly and painlessly, the law lets you eat your dog.

ニュージーランドでは、飼い犬を殺してバーベキューにして食べることは合法です。
タウファ氏の妻は、飼い犬が騒々しく厄介であることに気づいたために犬を殺し、バーベキューをしました。
「犬はいい食べ物だ」とタウファ氏は、SPCA(動物愛護団体)が、タウファさんの家族の夕食のプランに関心を示したことに驚きました。
彼は、簡単にトングで犬を調理していました。
犬を飼っているタウファさんには、何の費用もかかりません。
犬を痛み無く即死させる限り、ニュージーランドの法律では、犬を食べて良いのです。




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「住宅密集地でも飼い猫を狩猟駆除すべきだ」と主張しているドイツの政治家~ドイツでの猫被害は相当ひどいようです



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(Zusammenfassung)
Katzen-Ärger in Kiel"Sehr starkes Problem": CDU-Mann will Hauskatzen jetzt zum Abschuss frei geben
Im Kieler Stadtteil Russee machen Katzen den Menschen zu schaffen und die Besitzer scheinen unbelehrbar.
Ein CDU-Mann schlug deshalb im Ortsbeirat vor, die Katzen zu einem Fall für den Jäger zu machen.
Das wäre aber nicht ganz legal.


 ドイツの地方政治家で、「住宅密集地でも飼い猫の狩猟を認め、自由に射殺すべきだ」と主張している人がいます。ドイツでは連邦狩猟法の規定により犬猫は、人の占有下になければ通年射殺などで狩猟駆除することが合法です。しかし各州で、狩猟は民家から一定の距離がなければならないとされています。都市部の住宅密集地では、猟銃を使用して猫を駆除することの合法化は難しいでしょう。しかしこのような政策提言を行う政治家が現れるということは、ドイツにおける都市部の猫被害は相当ひどいのではないかと推測します。


 Katzen-Ärger in Kiel"Sehr starkes Problem": CDU-Mann will Hauskatzen jetzt zum Abschuss frei geben 「キール市の猫のトラブル 『それは大変大きな問題です』:CDU(Christlich-Demokratische Union Deutschlands ドイツキリスト教民主同盟。現在ドイツ連邦共和国の政権与党)の党員は現在、飼い猫を自由に射殺することを望んでいます」。2016年8月19日、から、以下に引用します。なおキール市は、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の州都であり、人口が約240万人の大都市です。


Im Kieler Stadtteil Russee machen Katzen den Menschen zu schaffen und die Besitzer scheinen unbelehrbar.
Ein CDU-Mann schlug deshalb im Ortsbeirat vor, die Katzen zu einem Fall für den Jäger zu machen.
Das wäre aber nicht ganz legal.
Der CDU-Ortsbeirat Sven Plaumann will mit einer rabiaten Maßnahme gegen Katzen vorgehen.
Habe der Politiker ein "sehr starkes Katzenproblem" im Wohngebiet Russeer Forst festgestellt.
Der Katzen-Kot in Gärten und auf Spielplätzen würde den Anwohnern zu schaffen machen.
Aus rechtlicher Sicht ist Plaumanns Vorschlag nicht legal.
Zwar werden in Schleswig-Holstein laut den "Kieler Nachrichten" jährlich tatsächlich mehrere Tausend Katzen von Jägern erlegt.
Zudem dürfen Jäger nicht in bewohnten Gebieten schießen.
Zum nächsten Haus muss ein Mindestabstand von 200 Metern eingehalten werden.

キール市ルゼー区の猫は住民をヘトヘトに困らせて、そして飼い主は聞く耳を持たないように見えます。
そのためにCDU(政党)の党員である、オルツバイラーツ氏は、猫の狩猟をルゼー区でも行えるようにすることを提案しました。
しかしそれは、全く合法とは言えないのです。
CDU の党員、オルツバイラーツ・スヴェン・パールマン氏は、猫に対する冷酷な提案により攻撃の標的にされるでしょう。
政治家(オルツバイラーツ氏)が抱く、「大変大きな猫の問題」は、住宅地、ルゼーに森林を見出しました(住宅地が狩猟可能な森林地帯と同じなのかという皮肉の意味)。
庭や遊び場での猫の糞が、住民にもたらされることになるでしょう。
法的な観点からすれば、オルツバイラーツ・スヴェン・パールマン氏の政策提言は合法的ではありません。
シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州においては、年間数千匹の猫を、「キールの人々による処刑」により、ハンターが殺しているのは事実です。
一方ハンターは、人口密集地域で動物を射殺することはできません。
狩猟における発砲は、最も近い民家から、最小でも200メートルの距離を維持しなければならないからです。



 「住宅密集地でも飼い猫は狩猟対象として射殺すべき」との政策提言を行った地方政治家、オルツバイラーツ・スヴェン・パールマン氏ですが、この政策提言はほかのメディアでは好意的に報じられています。ただそのニュースを探したところ、既にリンク切れでした。好意的とは、「野良猫、放し飼いの猫は狂犬病感染を拡大させるリスクがある。狂犬病予防のためにも、都市部の野良猫・放し飼い猫は狩猟という手段を講じても、積極的に駆除すべきだ」です。それを報じたメディアは、狂犬病予防という点を評価しています。ヨーロッパ大陸、特にポーランドなどの東欧は、今でも狂犬病は少なからず発生しています。それらの国と国境を接しているドイツは、狂犬病が脅威とされているからです。
 いずれにしても、ドイツにおいても、野良猫と外飼い猫の被害はひどいようです。私は、住宅地密集地で鉄砲玉が飛んでくるくらいならば、猫の糞尿被害の方がまだマシかなという気もします。しかし日本と異なり、猫被害に対して積極的な狩猟駆除という政策を提言できるドイツはある面羨ましいです。日本ではまず考えられません。


(動画)

 Katze mit Schlagfalle getötet 「デストラップにより殺された猫」。2015/06/11 に公開。EUでは、トラバサミなどのデストラップの使用は2008年から禁止されています。しかしこのようなわなの生産~販売~所持、は、ドイツでは取り締まる法律がありません。しばしばドイツでは、デストラップの犠牲になる飼い猫飼い犬がいます。私は、デストラップをドイツ政府は黙認しているのではないかと思うことすらあります。その点については、機会があれば記事にします。動画は、住宅地で飼い猫をデストラップで殺された飼い主のニュースです。
 そのほかドイツのインターネット上では、「猫を不凍液や殺鼠剤で駆除する方法」などのサイトもあります(事実上、外猫駆除の情報提供を行うサイト。例えば「私の猫は不凍液で殺された」や、「猫にとってはこのようなものが致死的であるから気を付けよう」という投稿サイトです。折々紹介します。ドイツの犬の毒餌の作り方サイトは、私はこのブログで紹介しています)。法改正などを行わなくてもドイツでは、水面下では違法なデストラップや、市販の化学製品などを用いて猫が駆除されています。ドイツでも猫被害がひどいのだと推測します。猫のためにも、飼い猫は室内飼いするべきだと思います。

Die Besitzer sind entsetzt: Eine Katze aus dem nordhessischen Rosenthal ist mit einer so genannten Schlagfalle getötet worden.
Fallen dieser Art sind in der EU verboten.

猫の飼い主はショックを受けています:ヘッセン州ローゼンタールで猫は、いわゆるデストラップで殺されました。
この種のトラップは、EUでは禁止されています。


安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリアは年間1万7,000頭のレースドッグを殺処分している。その数だけで日本の犬殺処分数より多い



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(Summary)
Animals Australia The voice for animals
Greyhound racing begins as a gamble and for most dogs ends in tragedy.
But not every dog is suited to racing.
The industry itself has admitted to killing up to 17,000 healthy dogs each year — 7,000 pups and young dogs never even make it to the track, and thousands of dogs 'retired' from racing will die — simply because they are too slow to win.


 記事、
安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリアでのアニマルシェルターにおける犬猫殺処分数は人口比で日本の18倍
安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリア連邦政府の200万野良猫駆除事業などは?
の続きです。これらの記事では、オーストラリアではアニマルシェルターに収容された犬猫は、年間約25万頭が殺処分されており、この数は日本の殺処分数の約18倍であること。またオーストラリアでは公的事業として野良猫野犬の駆除(例えば現在連邦政府による野良猫200万匹駆除5ヵ年計画が実行中です)と民間人による野良猫野犬の狩猟などによる駆除が積極的に行われていることを書きました。その上で、オーストラリアの実質的な犬猫殺処分数は、人口比で日本の数十倍であることを述べました。さらにオーストラリアではドッグレースが盛んで、レースドッグが年間1万7,000頭も殺処分されます。また、レースドッグの訓練のために、子猫も生き餌として用いられます。



 サマリーで説明したとおり、オーストラリアではアニマルシェルターに収容したペット25万頭のほか、公的事業と民間人による野良猫野犬の数は相当数あり、それらを合算すれば、オーストラリアは人口比で日本の数十倍の数の犬猫を殺処分していることになります。
 さらにオーストラリアでは、ドッグレースが盛んに行われています。オーストラリアのドッグレース業界では、引退したなどのレースドッグのグレイハウンド種の犬を年間1万7,000頭殺処分しているとされています。そのほか、レースドッグとしての能力が低いと思われる子犬は、レースドッグとして訓練される前に毎年7,000頭が殺処分されます。また、レース中に死ぬレースドッグは毎週5頭とされています。一方、レースドッグの訓練で用いられる生き餌では、ミニブタ、ポッサム、ウサギ、仔猫です。ドッグレース業界では、レースドッグのグレイハンド種の犬のみならず、「生き餌」として、猫も相当数が殺されていることになります(リンクの、Animals Australia The voice for animals、のHPに掲載されたビデオに、レースドッグの訓練で、レースドッグに噛み殺される仔猫が写っています)。


(画像)

 オーストラリアの動物愛護団体、Animals Australia The voice for animals のHPから、Greyhound racing「グレイハウンド・レーシング」に掲載されたものです。

オーストラリア ドッグレース


 「オーストラリアでは、年間1万7,000頭のレースドッグが殺処分されている」ことを裏付けるマスメディアのニュースも多数あります。Greyhound industry kills up to 17,000 young dogs, warned about being shut down, inquiry hears 「グレイハウンド(ドッグレース)業界は17,000頭の若い犬を殺すので、閉鎖を警告され、苦情を受けています」。2015年9月29日。オーストラリアabcニュースから引用します。


The Australian greyhound racing industry is responsible for the deaths of as many as 17,000 young dogs a year,.
The RSPCA received a mere 410 greyhounds and managed to re-home just 154 of them over a six-year period.
And conversely, would an industry which kills thousands of young greyhounds every year without really batting an eyelid, care one jot about using live baits to train their dogs, be they rabbits, possums, piglets, kittens or chickens?
intentionally inducing fear and pain in animals by using them as live bait was unacceptable to society.

オーストラリアのグレイハウンドのドッググレース業界は、一年間で17,000匹もの若い犬が死ぬ原因となっています。
RSPCA(動物保護団体)は、6年以上の期間に、たったの410頭のグレイハウンドを引取り、わずか154頭のグレイハウンドを新しい飼い主に譲渡したに過ぎません。
逆に、毎年数千もの若いグレイハウンドを毎年平然と殺害する産業の彼らは、彼らの犬を訓練するために生きている餌、それらはウサギ、ポッサム、ミニブタ、子猫または鶏ですが、それを利用することに対してわずかでも気にするでしょうか?
動物を生き餌として、恐怖や痛みを意図的に誘発することは、社会には受け入れられません。



 オーストラリアの現状を鑑みれば、安井美沙子元参議委員議員の発言、「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」(「犬猫殺処分ゼロ」実現への高いハードル 超党派の議員連盟が発足、今後の課題とは?)は真実とは正反対の大嘘です。
 まさに狂気発言であり、無責任と通り越してこの方の精神状態を疑います。せめて安井美沙子氏が国会議員に再選されなかったことは、かろうじて日本にも良識のかけらが残っていたということでしょうか。


(動画)

 Gone Are The Dogs - Greyhound Rally - Greyhound Racing Kills - This will make you Dry!!. 2013/12/30 に公開。ほとんどのレースドッグは不運で殺処分されるとあります。

安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリア連邦政府の200万野良猫駆除事業などは?



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(Summary)
Wild dogs
Wild dogs, it is subject to management programs in grazing areas because of its predation of livestock.


 前回記事、安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリアでのアニマルシェルターにおける犬猫殺処分数は人口比で日本の18倍、の続きです。前回記事に続いて、元参議院議員、安井美沙子氏の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との発言について検証します。前回記事では、オーストラリアのアニマルシェルターにおける、ペットの殺処分は年間250,000万頭で、人口比で日本の犬猫殺処分数の約18倍であることを述べました。さらにオーストラリアは国の事業として野良犬猫の駆除を行っています。既に私は「オーストラリアの200万匹野良猫駆除5ヵ年計画」について記事にしています。今回は野犬の駆除について述べます。これらの数とアニマルシェルターでの安楽死数を合算すれば、オーストラリアは人口比で日本の数十倍の犬猫殺処分を行っていることになります。


 オーストラリア連邦政府は、「我が国の生態系に悪影響を与える野良猫は積極的に駆除を行う。根絶(ゼロ)が望ましいゴールである」と表明しています。現在、オーストラリア連邦政府は「5ヵ年野良猫200万匹駆除事業」を実施中です。年間に換算すれば40万匹です。連邦政府以外でも州政府や自治体などの公的な野良猫駆除事業が行われています。政府機関による野良猫駆除事業は、「公的殺処分」そのものと言えるでしょう(「オーストラリア政府による野良猫200万匹駆除」は、実は骨抜きにされた公的事業)。
 また、オーストラリアでは、野良猫の駆除を民間人ハンターに推奨しています。オーストラリアの銃狩猟人口は、人口比で日本の18倍で、野良猫は、オーストラリアの民間人ハンターのレジャーハンティングにおける最も一般的な狩猟対象の一つです(Hunting in Australia)。つまり連邦政府などが公的事業として行う野良猫駆除の他に、民間人ハンターによる野良猫の狩猟駆除数は相当数あるということです。

 今回記事では、オーストラリアにおける野犬の狩猟について述べます。オーストラリアでは、野犬は野良猫とともに「有害生物」として法律で定められ、毒殺や民間人ハンターによる駆除が推奨されています。
 オーストラリア連邦政府HP、Wild dogs 「野犬」(オーストラリア連邦政府 農業食糧庁広報)、より引用します。


Wild dogs
It is subject to management programs in grazing areas because of its predation of livestock.
Problems caused by wild dogs
Wild dogs kill and eat mainly according to need in unstocked areas.
Such attacks and harassment may cause severe losses to pastoralists.
Wild dogs can act as vectors for dog diseases such as distemper and mange.
They could also be vectors for the rabies virus, should it ever enter Australia.
Legal status
Wild or feral dogs and dingos are declared pests under the Biosecurity and Agriculture Management Act 2007.
Control method
The control of dingoes and wild dogs in and near livestock grazing areas is the responsibility of the landowner. Techniques for the control of wild dogs include baiting with meat poisoned with 1080 (sodium fluoroacetate) and to a lesser extent, trapping and shooting.

野犬
野犬は家畜を襲って食べるために、放牧地での制御計画の対象になっています。
野犬による問題
野犬は主に、彼らが必要としている家畜の放牧域で家畜を殺して食べます。
そのような攻撃や迷惑は、牧畜業者に深刻な損失をもたらす可能性があります。
ジステンパーや疥癬などの犬の病気の感染源として適応する可能性があります。
野犬はまた、オーストラリアに入るかもしれない、狂犬病の感染源になる可能性もあります。
野犬の法的地位
野犬または野良犬およびディンゴ(オーストラリアの原住民が有史以前に持ち込んだ犬が野生化したもの。遺伝的には犬と同じ)は、Biosecurity and Agriculture Management Act 2007 「生物の保護及び農業管理法2007」に基づいて、有害生物として定められています。
野犬の制御方法
家畜の放牧地周辺のディンゴや野犬の制御は、土地所有者の責任です。
野犬の防除のための技術は、1080(ナトリウムフルオロアセテート)による毒殺および、限定的な罠と射殺があります。



(動画)

 Hunting Wild Dogs in Australia. 「野犬の狩猟」。2013年11月19日公開。オーストラリアでは野良猫とともに野犬はオーストラリアの在来生物を食害し、さらに家畜に被害を与えるために、駆除が進められています。国や民間の野犬駆除事業では毒餌が多く用いられます。わな、射殺も民間人も含めて野犬駆除に広く用いられます。野良猫、野犬の狩猟駆除は、民間人に推奨されています。この動画では、「牧場主が野犬一頭あたり100ドルの報奨金を出す」としています。
 野犬野良猫駆除の数は、もちろん動物保護団体が運営するアニマルシェルターで行われた安楽死(殺処分数)には含まれません。これらの公的な野犬野良猫の駆除、民間人による狩猟駆除数を合わせれば、オーストラリアは人口比で日本の数十倍は殺処分していることになります。まさに、元参議院議員の安井美沙子氏の、「日本は海外と比べて突出して犬猫の殺処分数が多い」は狂気の沙汰です。


安井美沙子元参議院議員の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との狂気発言~オーストラリアでのアニマルシェルターにおける犬猫殺処分数は人口比で日本の18倍



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(Summary)
Animal Rescue Qld Inc Active in Queensland
Sadly, every year more than 250,000 pets are euthanized at pounds and shelters across Australia.

 「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」と発言した(元)国会議員がいます。民主党・新緑風会の安井美沙子(元)参院議員です。氏は、「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(通称・ハッピーゼロ議連)のメンバーであり、事実上自治体の犬猫の引取りに対して有形無形の圧力をかけている人物です。では、「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」のでしょうか。殺処分数に関して今まで取り上げてこなかった国々について、信頼できる統計資料が存在する先進国についてシリーズで取り上げていきます。


 安井美沙子元参議院議員の、「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との発言は次のとおりです。「犬猫殺処分ゼロ」実現への高いハードル 超党派の議員連盟が発足、今後の課題とは?(2015年2月18日)、から引用します。


(2015年)2月12日に「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(通称・ハッピーゼロ議連)の設立総会が開かれた。
犬猫の殺処分は自治事務であるため、各自治体の取り組み方が重要になる。
民主党・新緑風会の安井美沙子参院議員は、ハッピーゼロ議連のメンバーで、(2月)10日の参院決算委員会では「動物収容・譲渡対策施設整備補助金」について質問した。
日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い。国として殺処分数の目標を立てるなど、なんとか数を減らせないだろうか」。
質問する際に安井氏は、資料として殺処分された犬や猫の死体が重なっている写真を委員会で配布した。
「声なきもの、弱い存在をないがしろにする国は先進国とは言えません」。



 私は既にアメリカやフランスのアニマルシェルターの収容された犬猫の殺処分数が、推計で人口比で日本の十数倍であることは何度か記事にしました。イギリスやドイツにおいても、実数(例えば民間人のブリーダーなど営利犬繁殖者による私的な殺処分や、野良犬野良猫の狩猟駆除や警察官による射殺などを含めた数)の殺処分では、イギリスやドイツでも日本の数倍~十数倍あることを何度化記事にしています。
 そのほかの特に先進国で、犬猫殺処分の信頼できる統計資料がある国の殺処分数を調べ、連載記事にすることにしました。今回はオーストラリアです。

 オーストラリアにはアニマルシェルターが多数存在し、不要ペットなどの引受と譲渡活動を行っています。大手では、RSPCA Australia 「RSPCA オーストラリア」、ANIMAL WELFARE LEAGUE QLD「アニマル・ウェルフェア・リーグ クイーンズランド」、Australian Animal Rescue 「オーストラリアン・アニマル・レスキュー」などがあります。
 その中でも、RSPCA Australia 「RSPCA オーストラリア」は、自らのアニマルシェルターで引き受けた動物の譲渡実績や安楽死処置数の詳細な統計を公表しています。RSPCA Australia National Statistics 2014-2015 「オーストラリア全土の統計 2014-2015」。


The RSPCA receives thousands of animals every year in every state and territory in Australia.
Annual statistics on the numbers of animals received, reclaimed or rehomed are compiled on a national basis by RSPCA Australia.
The following statistics cover the 2014 to 2015 financial year and give details on the receipt and placement of animals by each state and territory RSPCA during that period.
Euthanased 6,765 dogs
Euthanased 17,398 cats

RSPCAは、毎年オーストラリアのあらゆる州と準州で数千の動物を引き受けます。
RSPCAオーストラリアでは、引き受けた動物、返還された動物、または新しい飼い主に譲渡された動物の、全国の年次統計がまとめられています。
以下の統計は、2014年から2015年までの会計年度を対象としており、その期間におけるRSPCAによる各州および準州の動物の処置です。
安楽死 6,765 犬
安楽死 17,398 猫



 つまり数あるオーストラリアのアニマルシェルターのうちの、一保護団体であるRSPCAオーストラリアの施設だけで、犬猫の合計24,613頭を殺処分しているのです。オーストラリアの人口は日本の6倍です。人口比では、たった一つのRSPCAオーストラリアの殺処分数だけで、日本の1.7倍もの犬猫を殺処分しているのです。 
 では、全てのアニマルシェルターの殺処分数を合算すれば、どのくらいの数になるのでしょうか。オーストラリアの大手アニマルシェルター運営団体、アニマルレスキュー・クイーンズランド・インクが、オーストラリア全体のシェルターに収容されたペットの殺処分数の推計値を公表しています。同団体のHP、Animal Rescue Qld Inc Active in Queensland 「アニマルレスキュー・クイーンズランド インク クイーンズランド州で活動」から、引用します。


Animal Rescue Queensland (ARQ) is a non-profit group dedicated to saving the lives of animals throughout South East Queensland including Brisbane, the Gold Coast, the Sunshine Coast, Toowoomba and Ipswich, Mackay and Central Queensland.
Sadly, every year more than 250,000 pets are euthanized at pounds and shelters across Australia.

アニマル・レスキュー・クイーンズランド(ARQ)は、ブリスベンを含むクイーンズランド州南東部全体と、ゴールドコースト、 サンシャインコースト、トゥーンバとイプスウィッチ、マッカイとセントラルクイーンズランドで動物の命を救うことに奉仕する非営利団体です。
悲しいことに、オーストラリア全土では、毎年250,000頭を超えるペットが安楽死させられています。



 上記によれば、オーストラリアの大手アニマルレスキュー団体の記述では、オーストラリア全土では、毎年25万頭のペットが安楽死処分されているとあります。この推計値を正しいということを前提とします。オーストラリアの人口は最新の統計で22,268,384 人(約2,227万人)です。つまり日本の人口の6分の1です。
 日本の殺処分数は、平成27年度では、犬猫の合計が82,902頭です(犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(動物愛護管理行政事務提要より作成)環境省)。つまり人口比では、オーストラリアは日本の18.1倍もの数の犬猫を殺処分していることになるのです。
 まさに、安井美沙子元参議院議員の、「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」との発言は狂気に近いと言えます。事実無根の「日本の犬猫の殺処分数は諸外国と比較して格段に多い」により、行政に事実上の圧力をかけ、犬猫の引取りを妨げているとしたらもはや犯罪に近いと言えます。このような方が、国会議員に再選されなかったことは、せめての幸運です。


(動画)

 Wild dogs kill native Australian animals & livestock.wmv. 「野犬はオーストラリアの在来生物と家畜を殺す」。2010/06/03公開。オーストラリアでは野良猫とともに野犬はオーストラリアの在来生物を食害し、さらに家畜に被害を与えるために、駆除が進められています。国の野犬駆除事業では毒餌も用いられます。わな、射殺も民間人も含めて野犬駆除に広く用いられます。野良猫、野犬の狩猟駆除は、民間人に推奨されています。
 野良猫、野犬駆除の数は、もちろん動物保護団体が運営するアニマルシェルターで行われた安楽死(殺処分数)には含まれません。オーストラリアは、一体どれだけの数の犬猫を殺処分しているのやら。

鳥インフルエンザに感染した猫は広範囲にウイルスを流出させる可能性があります~ネイチャー誌



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(Summary)
Nature International Weekly Journal of Science
Can cats spread avian flu?
Cats infected with H5N1 may shed the virus extensively!


 現在日本では、鳥インフルエンザ(H5N6型)が発生しています。食用アヒル(フランスカモ)を飼育している青森市の農場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で、農林水産省は12月5日に、「小動物が家きん舎内にウイルスを持ち込んだ可能性がある」ことを明らかにしました。鳥インフルエンザの、鳥以外の小動物が感染原因になった可能性や、小動物が感染原因になりうるとの研究は、かなり以前から学術論文が発表されています。しかし日本では、小動物、特に猫などのペットが感染原因になることをかたくなに否定する人達がいます。感情を排した、疫学的な議論と対策が講じられることを期待します。


 まず、青森県で発生した食用アヒルの鳥インフルエンザについての、農林水産省の見解を報じるニュースを引用します。小動物が媒介の可能性 青森・鳥インフルの1例目。2016年12月6日。(デーリー東北新聞社)


食用アヒル(フランスカモ)を飼育している青森市の農場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で、農林水産省は5日、1例目の農場に関する感染経路や原因について、ネズミなどの小動物が家きん舎内にウイルスを持ち込んだ可能性があることを明らかにした。
調査では、農場管理人らが家きん舎に出入りする際の長靴や、軽トラックなどの資材を消毒するなど、農場で衛生管理を実施していたことを確認。
家きん舎の周囲を二重の金網で囲んでいたほか、ネズミ対策のわなを仕掛けるなど、野鳥や野生動物対策を複数講じていたことも分かった。
家禽舎の基礎部分には、小型の野鳥や小動物が侵入できる最大幅約5センチ、長さ約40センチのひび割れがあったことが判明。舎内では、ネズミの死骸も見つかった。
鳥インフルエンザは一般的に、野鳥などがウイルスを持ち込んだり、人や物、小動物の媒介で感染したりするケースが多いことから、今回も同様の原因で発生した可能性があるという。



 前回記事、鳥インフルエンザ感染拡大防止のために、ドイツの自治体は猫を外に出すことを禁じたでは、現在ドイツにおいても鳥インフルエンザ(H5NN8型)が発生しており、犬猫の外出禁止措置が講じられていることを書きました。ドイツの自治体は、明確に「犬猫は鳥インフルエンザの感染拡大原因になる。犬や猫が鳥インフルエンザに感染した鳥を運ぶなどの可能性があるからである」としているからです。また、犬猫は鳥を狩ったり、死んだ鳥を運ばなくても、体に付着したウイルス運ぶことにより、間接的感染の原因になります。
 上記で引用した記事では「ネズミ」がウイルスを持ち込んだ可能性が示唆されています。しかしネズミと猫は緊密な関係です。猫がウイルスを付着させたネズミを狩り、それを鶏舎などに持ち込む、またウイルスが付着したネズミを狩ることにより、猫にウイルスが付着することも可能性は高いでしょう。

 犬猫などの哺乳類は、鳥インフルエンザの感受性が低い(感染しにくい)のは事実で、それが「犬猫(特に猫)による感染拡大リスクはない」とかたくなに主張する人たちの根拠になっています。つまり「犬猫(特に猫)に対する規制は必要ない」と。
 しかし、「猫は鳥インフルエンザに感染し、猫は広範囲に鳥インフルエンザウイルスを流出させる」とする学術論文がかなり以前から発表されているのです。以下に、学術誌、Nature International Weekly Journal of Science誌の記事、Can cats spread avian flu? 「猫は鳥インフルエンザウイルスを拡散させる可能性がありますか?」。2006年3月8日。より引用します。


Can cats spread avian flu?
Felines are fast becoming a new focus for fears over avian flu, as cats infected with the deadly H5N1 strain are reported in Austria, Germany, Thailand and Indonesia.
That followed detection of the virus in a dead cat on the northern island of Rügen, Germany, on 28 February, and news that 8 of 111 apparently healthy cats tested close to bird flu outbreaks in central Thailand carried antibodies to the virus.
Cats infected with H5N1 may shed the virus extensively.
In February 2004, the WHO reported the first outbreak in domestic cats.
H5N1 was found in two of three cats tested from a household of 15 cats (of which 14 died) in Nakornpathom, Indonesia.
Later in 2004, Albert Osterhaus's team from Erasmus University in Rotterdam showed experimentally that domestic cats do die from H5N1 and do transmit it to other cats (T. Kuiken et al. Science 306, 241; 2004).
And in January this year, the virus was found not only in sputum but also in faeces of experimentally infected cats, suggesting that infected animals may shed the virus extensively (G. F. Rimmelzwaan et al. Am. J. Pathol. 168, 176–183; 2006).

猫が鳥インフルエンザを広めることは可能でしょうか?
致命的なH5N1ウイルス株に感染した猫は、オーストリア、ドイツ、タイ、インドネシアで報告されているために、鳥インフルエンザに対する恐怖の新たな焦点になっています。
2月28日にドイツ北部のリューゲン島で死亡した猫からウイルスが検出され、111頭中8頭で鳥インフルエンザの発生を確認しました。
H5N1に感染した猫は広範囲にウイルスを流出させる可能性があります。
2004年2月、WHOはカイネコ種(いわゆる「猫」)の猫で、初めての流行を報告しました。
インドネシアのナコンパトムでH5N1型鳥インフルエンザウイルスは、一般家庭から15匹の飼われている猫(そのうち14匹が死亡した)で試験した3匹の猫のうち2​​匹で検出されました。
2004年後半にロッテルダムのエラスムス大学のアルバート・オスターハウス研究チームは、イエネコ種のネコがH5N1により死亡し、それを他のネコに感染させることを実験的に示しました(T. Kuikenら、Science 306,241; 2004)。
今年1月、このウイルスは痰中だけでなく、実験的に感染した猫の糞便中にも発見され、感染した動物が広範にウイルスを流出させる可能性があることが示唆されています(GF Rimmelzwaanら、Am。J. Pathol。168、176-183; 2006)。


(動画)

 前回記事に続いてのアップで申し訳ないです。しかしドイツでは、鳥インフルエンザ時には飼い犬猫の外出を禁じます。また平時から養鶏場の経営者は、猫などの小動物を「鶏に害を与える」として駆除しています。またそれが合法です。日本は、あまりにも猫に関しては管理がおろそかです。放し飼い猫、野良猫、猫を屋外で管理する手法である「地域猫」がもたらす、感染症のリスクを、感情を排した、疫学的な見地により議論していただきたいです。
 PETAs Ermittler machen grausigen Fund 「PETAの調査員はゾッとするような発見をしました」。ドイツPETA、HPより。ドイツでは、通年屋外を自由に徘徊している猫・犬の狩猟駆除が合法です。養鶏場の経営者は、養鶏場に侵入した猫の駆除を行っています。 

Ihre Katze ist verschwunden? Vielleicht war es der Jäger…
PETA-Ermittler machen einen grausamen Fund in einer Kadavertonne einer Hühnerfarm März 2012.
Dort befanden sich erschossene und sogar erschlagene Katzen.
Der zuständige Pächterzeigt sich allerdings ungerührt:„Wenn die Katze wildert, hab‘ ich da Verständnisdafür, wenn die erschossen wird.
Auf die Frage, woran man denn erkenne, ob eine Katze „wild“ sei oder ein Zuhause habe, hieß es dann aber, das könne man nicht erkennen.“
„Haustierabschuss“ ist gängige Praxis.
Jährlich werden etwa 400.000 Katzen und 65.000 Hunde von Jägern erschossen, in den allermeisten Fällen handelt es sich um tierische Familienangehörige.
Eine Katze gilt bereits dann als „wildernd“ (und darf somit frei abgeschossen werden), wenn sie sich je nach Bundesland 200 bis 500 Meter vom nächsten Haus entfernt aufhält.
Hunde, die nicht angeleint waren, wurden bereits in unmittelbarer Nähe ihres menschlichen Begleiters erschossen.

あなたの猫が行方不明?多分、それはハンターに殺されたのでしょう・・・
PETAの調査員は、2012年3月に、養鶏場の死体保管コンテナで陰惨な発見をしました。
そこには射殺された猫の死体がありました。
しかしハンターは動揺せずに答えました。
「なぜならば、私はその猫が養鶏場の鶏に被害を及ぼしている野良猫と理解したから射殺したのです」。
「その猫が野良猫なのか飼い猫なのか、あなたは知っていたのか」と尋ねたところ、彼は「判別できませんでした」と答えました。
ペットが射殺されるのは一般的です。
ドイツでは、毎年約40万匹の猫と6万5千頭の犬がハンターに殺され、それらのほとんどに飼い主がいます。
猫は州によって異なりますが、民家から200mから500m離れていれば、野生化しているとみなされ、それは自由に射殺して良いということを意味します。
首輪と紐を付けていなかった犬は、飼い主などの目の前で射殺されました。

鳥インフルエンザ感染拡大防止のために、ドイツの自治体は猫を外に出すことを禁じた



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(Zusammenfassung)
Vogelgrippe Das müssen Sie über die Haustier-Auflagen wissen
Nach dem Fund einer an Vogelgrippe erkrankten Wildente im Kreis Peine dürfen Katzen und Hunde in Arpke, Immensen, Sievershausen, Hämelerwald, Dolgen und Haimar sowie in Dedenhausen, Dollbergen, Katensen und Schwüblingsen nicht mehr frei laufen. Der Amtstierarzt der Region Hannover gibt Antworten auf die häufigsten Fragen.

 日本を含む東アジアでは、鳥インフルエンザが流行しています。日本においてもいくつかの養鶏場で鳥インフルエンザが発生しました。多くの鶏などの健康な家禽が殺処分されました。このような痛ましいことがこれ以上起きないように、今後も鳥インフルエンザの拡大阻止に向けての対策がなされることを期待いたします。さらに一般市民でも、感染拡大防止に協力するのは義務であると思います。ドイツなどの西ヨーロッパでも、鳥インフルエンザが流行の兆しを見せています。ドイツの自治体が一般市民に対して鳥インフルエンザの感染拡大防止に向けて禁止措置を講じたことがあります。それは「猫を屋外に出すことの禁止」などです。


 現在、ドイツから始まった、鳥インフルエンザ(H5N8型)が西ヨーロッパで流行の懸念があります。それを受けて、ドイツの大都市、ハノーバー市(ハノーファー。ニーダー・ザクセン州の州都。人口516万人)では、鳥インフルエンザの拡大防止のために、一般市民に対する禁止措置をいくつか講じました。それは「猫を室外から出すことの禁止」などです。
 ハノーバー市HPの、鳥インフルエンザに関する広報から。Vogelgrippe Das müssen Sie über die Haustier-Auflagen wissen 「鳥インフルエンザについて あなたがペットに関する制限事項について知っておく必要があります」。2016年11月17日。


Mit dem Freilaufverbot für Hunde und Katzen soll verhindert werden, dass sie tote Wildvögel finden und durch
die Gegend schleppen, sodass sich das Virus H5N8 weiter ausbreitet.
Erkrankte Tiere lassen sich zudem in der Regel einfacher jagen, sodass sie für Katzen zu einer leichten Beute werden.
Hunde an die Leine, Katzen ins Haus.
In einigen Orten an der Grenze zum Kreis Peine gelten zusätzliche Schutzmaßnahmen – unter anderem dürfen hier Hunde und Katzen nicht mehr frei laufen.
Außerdem müssen Hunde und Katzen eingesperrt oder angeleint werden.

H5N8型鳥インフルエンザウイルスの感染が拡大し続けているので、犬や猫は死んだ野鳥を見つけ、感染区域内でそれを運ぶために、犬猫の自由な徘徊を禁止し、それを防止しなければなりません。
また病気にかかった鳥は、通常より簡単に狩ることができますので、猫の格好の餌食になります。
犬は係留すること、猫は室内に保つこと。
ペイネ地区の境界内のいくつかの場所では、追加の注意事項が適用されますーもはやここでは、特に犬や猫の自由な移動は許可されません。
また、犬や猫は、ケージに閉じ込めるか、係留しなければなりません。



 鳥インフルエンザはいくつかの型が有り、毒性が強く、今まで養鶏場などに多大な感染被害をもたらしたウイルスの型は、H5N1、H5N6、H5N8、があります。H5N1型、H5N8型は、犬猫の致死的感染が確認されています。犬猫などの哺乳類から、ほかの哺乳類や鳥への感染は今のところ確認されていないようです。しかし、ウイルスの変異によって、これらのH5型鳥インフルエンザウイルスが哺乳類→哺乳類、哺乳類→鳥類、への感染能力を獲得する可能性は常にあると言えます。
 極めて深刻な被害を畜産業にもたらし、かつヒト感染の被害を潜在的に内包した鳥インフルエンザに対する対策は、「予防原則」であるべきです。つまり現時点では確認されていなくても、「起こりうる可能性が高いリスク」に対しては、事前に可能な限り対策を講じるということです。

 また、ウイルス感染は、機械的な伝播においても起こりえます。つまり、非感受性動物(ウイルス感染しない動物)であっても、体に付着したウイルスを運ぶことにより感染を拡大させるなどです。ハノーバー市広報にあるように、鳥インフルエンザウイルスに感染した鳥の死体を、猫が咥えて運び、ウイルスをばらまくなどの間接的感染もあります。
 日本で喧伝されている、「犬猫などは、鳥インフルエンザに感染しない(致死的感染例はいくつも報告されています)から、対策は不要。リスクはない」は、大変危険だと思います。日本における鳥インフルエンザ対策としては、感染が発生した地域の道路や車両を消毒したり、鶏舎に入る人の消毒などを行う、鶏舎への野鳥の侵入防止を行っています。
  日本の、鳥インフルエンザ対策は、次のとおりです。<鳥インフル>東北厳戒 対策徹底も不安消えず。2016年12月4日。
 「各生産者は、出入り口や鶏舎周辺などへの消石灰散布、出入りする人や車両の制限、従業員の長靴の履き替えや靴底の消毒の徹底など対策に懸命だ。鶏舎には野鳥の侵入防止策を施し、従業員に対して野鳥が集まる場所に近づかないように呼び掛ける業者もいる。『これ以上、対策はない』???」。自由に徘徊する猫などの小動物の対策は、ドイツに比べれば全くの無策です。
 日本では、野良猫や自由に徘徊する放し飼い猫などに対しては全く無策です。犬は日本では、まず放し飼いすることはありませんし、野犬は少ないです。しかし野良猫の存在や放し飼いが多い猫は危険です。日本においても、野良猫、放し飼い猫の感染症拡大リスクについても、感情を排した冷静な対策を期待します。


(動画)

 ドイツでは、通年屋外を自由に徘徊している猫・犬の狩猟駆除が合法です。通年許可されているのは「猫・犬」のみです。養鶏場の経営者は、養鶏場に侵入した猫の駆除を行っています。徘徊猫の狩猟駆除までいたらなくても、猫の放し飼いの禁止や、野良猫への給餌は見直すべきではないでしょうか。
 PETAs Ermittler machen grausigen Fund 「PETAの調査員はゾッとするような発見をしました」。ドイツPETA、HPより。 

Ihre Katze ist verschwunden? Vielleicht war es der Jäger…
PETA-Ermittler machen einen grausamen Fund in einer Kadavertonne einer Hühnerfarm März 2012.
Dort befanden sich erschossene und sogar erschlagene Katzen.
Der zuständige Pächterzeigt sich allerdings ungerührt:„Wenn die Katze wildert, hab‘ ich da Verständnisdafür, wenn die erschossen wird.
Auf die Frage, woran man denn erkenne, ob eine Katze „wild“ sei oder ein Zuhause habe, hieß es dann aber, das könne man nicht erkennen.“
„Haustierabschuss“ ist gängige Praxis.
Jährlich werden etwa 400.000 Katzen und 65.000 Hunde von Jägern erschossen, in den allermeisten Fällen handelt es sich um tierische Familienangehörige.
Eine Katze gilt bereits dann als „wildernd“ (und darf somit frei abgeschossen werden), wenn sie sich je nach Bundesland 200 bis 500 Meter vom nächsten Haus entfernt aufhält.
Hunde, die nicht angeleint waren, wurden bereits in unmittelbarer Nähe ihres menschlichen Begleiters erschossen.

あなたの猫が行方不明?多分、それはハンターに殺されたのでしょう・・・
PETAの調査員は、2012年3月に、養鶏場の死体保管コンテナで陰惨な発見をしました。
そこには射殺された猫の死体がありました。
しかしハンターは動揺せずに答えました。
「なぜならば、私はその猫が養鶏場の鶏に被害を及ぼしている野良猫と理解したから射殺したのです」。
「その猫が野良猫なのか飼い猫なのか、あなたは知っていたのか」と尋ねたところ、彼は「判別できませんでした」と答えました。
ペットが射殺されるのは一般的です。
ドイツでは、毎年約40万匹の猫と6万5千頭の犬がハンターに殺され、それらのほとんどに飼い主がいます。
猫は州によって異なりますが、民家から200mから500m離れていれば、野生化しているとみなされ、それは自由に射殺して良いということを意味します。
首輪と紐を付けていなかった犬は、飼い主などの目の前で射殺されました。




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イギリス(アイルランド)が中国に輸出したレースドッグのグレイハウンド犬は食用にされていた



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(Summary)
Horrifying footage of a greyhound being boiled alive in China brings stokes fury over export of Irish dogs
A SHOCKING video of a greyhound being boiled alive in China has emerged online.
The clip originated from FightDogMeat in Australia, an organisation that works to expose cruelty in the dog and cat meat and fur trade worldwide.
In a post on their website, the organisation has said the killing took place in Shijiazhuang, the capital of North China’s Hebei Province, with a population of just under two million people.


 イギリスはもともとドッグレースの人気が高く、グレイハウンドのレースドッグの生産が盛んです。中国のマカオでもドッグレースが開催されており、イギリス(アイルランド)では、グレイハウンドのレースドッグをマカオに輸出しています。しかし中国でそれらのレースドッグが生きたまま茹でられて食用にされている動画が公開されました。イギリス(アイルランド)の犬保護団体は大変ショックを受けています。


 イギリスでは大変、ドッグレースが盛んに行われていて、人気があります。そのためにグレイハウンドのレースドッグの生産がアイルランドで盛んです。中国領のマカオでもドッグレースが行われており、アイルランドからグレイハウンドのレースドッグが中国に輸出されています。しかし最近youtubeに、中国でグレイハウンド犬が生きたままゆでられて食用にされる動画が公開されました。イギリス(アイルランド)の犬保護団体のメンバーは大変ショックを受けました。そしてアイルランド政府に、中国へのグレイハウンドのレース犬の輸出を禁じるように求めています。
 俺らの事件を報道する記事、Horrifying footage of a greyhound being boiled alive in China brings stokes fury over export of Irish dogs 「中国でのグレイハウンドが生きたまま茹でられる恐ろしい映像が、アイルランドの中国への犬の輸出に対する怒りをかき立てました」。2016年9月8日、から引用します。


A SHOCKING video of a greyhound being boiled alive in China has emerged online.
The killing took place in Shijiazhuang, the capital of North China’s Hebei Province.
Three animal charities in Ireland have also placed pressure on the Irish government to ban greyhound exportation to China.
Animal rights campaigners said that if a dog is ill, injured or fails to place in the top three in five consecutive races, it is euthanised at the racecourse in Macau, China.
China is just one of the countries that concern us, but dogs are also being exported to countries such as Pakistan where there is equally no protection from inhumane conditions and death.
In the footage from China, the greyhound is carried by a man to a drum of boiling water.
The greyhound is then tossed into the vat, where its painful screams erupt from the container.

中国で生きたまま茹でられているグレイハウンドの、ショッキングな動画がオンライン上に公開されました。
殺害は、中国北部の河北省の首都である石家荘で起きました。
また、アイルランドの3つの動物保護団体は、グレイハウンド犬の中国への輸出を禁止するように、アイルランド政府に圧力をかけています。
動物の権利活動家は、犬が病気になったり、負傷したり、または5回の連続してレースでトップ3に入らなければ、マカオのドッグレース業界で安楽死させられると述べていました。
中国は私たちの懸念すべき国の一つにすぎません、犬はまた、非人道的な状態や死から保護されていないパキスタンのような国にも輸出されています。
中国の映像では、グレイハウンドは人によって痛々しい叫び声が容器から漏れ出す入れ物、熱湯が入った大桶まで運ばれ投げ込まれます。



(動画)

 上記で引用したニュースソースの動画です。本ニュースソースでは、動画はすでに削除されています。✦THE CRUEL FATE OF RACING GREYHOUNDS EXPORTED TO CHINA✦ 「中国へ輸出されたグレイハウンドの逃れられない運命」。2016/11/06 に公開。
 私見を述べさせていただけば、生きたまま犬を茹でるとは到底思えません。すでに屠殺を終えた犬の死体の洗浄と体毛除去をするために湯せんしてるのではないでしょうか。火をくべていない湯で犬が茹で上がるとは思えません。犬の鳴き声は、ほかの犬のものや、あとから編集で入れることができます。もしかしたらかなりの部分を編集している可能性もあります。しかし「生き茹で」の真偽はさておき、イギリスから中国に輸出されたレースドッグのグレイハウンド犬のいくつかは、食用にされていることは間違いないようです。
 中国への、グレイハウンド犬のレースドッグの輸出は、イギリス国内でのレース犬の殺処分の非難が背景にあるかもしれません。批判の矛先が自分たちグレイハンド業界に向かないように、「輸出してしまえ」という魂胆があることは否定できません。輸出先で殺処分されたり食用にされるのがわかっていながら輸出するのは、輸出元の国が殺処分するのとあまり変わらないような気がします。

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野良猫への餌やりを禁じた山梨県庁の厚顔無恥~ぜひ県庁舎を「地域猫」のモデル事業にしてください



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 山梨県庁庁舎敷地内での、野良猫の餌やりが問題になっています。周辺住民とそれのみならず遠方からも噂を聞きつけた猫好きが餌やりに訪れています。山梨県庁は、庁舎敷地内での餌やりを禁止しました。「餌やり禁止」の看板を掲示し、県庁職員が餌やりの現場を見つけ次第、やめるように注意をしています。しかし休日、閉庁後に給餌者が訪れることも多く、「餌やり禁止」は効果がありません。猫被害は県庁敷地内にとどまらず、周辺の商店にまで拡大しています。一方で山梨県(動物愛護指導センター)は、野良猫への餌やりを容認し、野良猫との共存を推奨しています。


 まず、山梨県庁敷地内での野良猫餌やりのニュースソースを引用します。山梨県庁は「居心地いいニャン」 ファンの餌やり止まらず。産経ニュース(2016年10月25日)。


(山梨)県内では甲府市の県庁に多くの野良猫が集まり、猫好きの間で話題となっている。
施設を管理する県は「芝生や植木を荒らされる」と困惑し、来庁者に餌を与えないよう呼びかけているものの、改善される様子はない。
県庁内を拠点とする猫は数多く、一度に10匹以上が確認できる時間帯もある。
周辺の人に聞くと「ここ1、2年で急に増えた」という。
餌を与える一部の人に反応して、集まるようになったとみられる。
こうした状況に県庁は困惑している。
庁舎管理を担当する財産管理課は「芝生や植木を荒らすし、糞尿(ふんにょう)の問題もあり、早くいなくなってほしい」と話す。
野良猫の繁殖や近隣の飲食店からの苦情も深刻な問題だという。
県も「行政の権限で捕まえられない」(衛生薬務課)という。
このため、県は4月、議事堂前に「エサを与えないで」という張り紙を掲げた。
餌やりは半年後の今も続いている。県は現場を見つけたら、口頭でも注意したいとしている。
甲府市(県庁所在地)では、市内に生息する野良猫も対象に、1件につき不妊手術で6千円、去勢手術も4千円の助成金を支払う制度を導入した。
野良猫の場合は、日常的に餌を与えている人が「猫愛護者」の届け出を行い、対象の猫を写真を添えて特定する必要がある。
ただ、この制度を県庁内の野良猫に活用するのは容易ではない。
通りすがりに餌やりをする人も多く、申請する「猫愛護者」の特定も難しい。
県衛生薬務課の動物愛護の担当者は「餌をあげている人と話し合い、県が共同で管理するのも一つの手段ではあるのだが…」と言葉を濁す。
「県庁内の意思決定や費用のほか、誰が責任者になり、糞尿の処理などをするのかなど、合意やルールづくりは簡単ではない」とも指摘する。


(動画)

 テレビ朝日のニュース番組。県庁にたくさんの野良ネコ ふんをまき散らすなども(16/11/23)。概ね、上記の産経ニュースの内容と同じです。




(画像)

 山梨県、動物愛護指導センターの広報紙、人と動物のふれあいステーション 山梨県動物愛護指導センターだより37号 猫に罪はないはず

山梨県 動物愛護指導センター


 山梨県の飼い主のない猫への餌やりに対する見解は、所管する「山梨県動物愛護指導センター」が示していると言えます。上記の山梨県動物愛護指導センターの広報紙をまとめれば、次のようになります。
・猫の被害に困っている方がいますが、猫に悪気はありません。猫に罪はないのです。
・猫を排除するのではなく、猫も地域の一員として共に生活する(つまり猫による被害を受忍せよ。餌やりの容認)。
・地域猫活動が、人と飼い主のいない猫との共存していくための有効な方法である。


 ということは、山梨県庁での餌やり禁止と猫の排除は、山梨県の見解とは異なります。山梨県は、「制度(地域猫)を県庁内の野良猫に活用するのは容易ではない」と弁解しています。その理由として「日常的に餌を与えている人『猫愛護者』の届け出を行い、対象の猫を写真を添えて特定する必要がある。しかし、通りすがりに餌やりをする人も多く、申請する『猫愛護者』の特定も難しい」ことを挙げています。しかしどこの餌やり場でも同じです。むしろ山梨県庁舎には24時間警備員がいるはずですし、県庁敷地内であれば施設管理権者が餌やりさんに身元を問いただすことも可能でしょう。例えば公園での餌やりさんを、一般人が特定する方がよほど困難です。
 さらに、「県庁内の意思決定や費用のほか、誰が責任者になり、糞尿の処理などをするのかなど、合意やルールづくりは簡単ではない」ともあります。しかしこれらの問題は、地域住民間でも同じことが言えるのです。つまり山梨県庁は、困ること到底不可能なことを、一般市民に対して行うことを指導し、自分たちは「嫌なことはしない」「手を汚したくない」のです。あまりの厚顔無恥ぶりに呆れます。

 「地域猫」を推進している自治体においては、ぜひ自治体庁舎や自治体の施設で行っていただきたい。猫の餌やりさんも、ぜひ地域猫を推進し、餌やりを容認している自治体のお膝元で飼い主のいない猫の屋外飼育をするべきです。
 山梨県は、県庁敷地内で猫の餌やりが行われていることを絶好の機会と捉え、ぜひ「地域猫」のモデルケースをして行うべきです。山梨県が県民に対して指導している、「猫は罪がないから、共生しましょう。そのためには地域猫が有効な方法である」ことを実証してください。

まとめ・イギリスの犬の公的殺処分数は人口比では日本と同程度~民間の殺処分数を加えれば、その数倍~10倍の犬を殺処分している



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(Summary)
.@DefraGovUK: "BAN THE BOLT" ABOLISH THE USE OF THE CAPTIVE BOLT GUN TO DESTROY GREYHOUNDS IN THE UK.
Under existing UK legislation, any person can use a bolt gun to destroy a greyhound(Other pet dog also), if they are the legal owner.
Attempted destruction of greyhounds (Other pet dog also)by bolt has resulted in innocent dogs being left to suffer in agony for hours, before being found and taken to a veterinary surgery to be finally put to sleep by lethal injection.


 記事、
イギリスの犬の公的殺処分数は人口比では日本と同程度~民間の殺処分数を加えれば、その数倍~10倍の犬を殺処分している
続・イギリスの犬の公的殺処分数は人口比では日本と同程度~民間の殺処分数を加えれば、その数倍~10倍の犬を殺処分している
の続きです。前回記事では、イギリスの民間アニマルシェルターの殺処分率・数が大変高いことと、それが公的な統計値として現れないことを述べました。その上で、イギリスの民間アニマルシェルターの殺処分数を考慮すれば、人口比でイギリスは、日本の数倍もの犬猫を殺処分していることを述べました。今回はそのほかに、イギリスではブリーダーやレースドッグ(ドッグレースの犬。競馬の犬版のようなもの)も相当数の犬を殺処分していることを述べます。イギリスでは、犬の所有者管理者が、拳銃などで犬を私的に殺処分することが合法です。



 イギリスが公表している公的殺処分数(犬のみ)は、民間のアニマルシェルターが行っている犬猫の殺処分数は一切反映されません。イギリスの公的殺処分数は、制度上低く抑えられます。公的殺処分が行われなかった犬は、民間のアニマルシェルターに移譲され、そこで殺処分されるからです。また、イギリスの自治体は、所有者からの犬猫の引取りを行っていません。飼い犬猫は、民間シェルターが引き取ります。民間シェルターの殺処分率は、大変権威のある、RSPCA(「英国王立動物虐待防止協会 」The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals)ですら、約半数です。犬猫の収容動物を、主に家畜屠殺用拳銃で殺処分していました。
 さらにイギリスの民間のアニマルシェルター以外にも、ブリーダーやレースドッグのオーナーが犬を殺処分する数も相当数あります。イギリスでは、犬の所有者・管理者が拳銃などで私的に犬を殺処分することが合法です。

 まず、犬のプリーダーによる犬の私的な殺処分についての資料を引用します。イギリスでは、いわゆるパピーミル(Puppy mill。主にアメリカ圏でもちいられます。仔犬工場という意味で、劣悪な飼育環境で大量生産を行う犬の繁殖業者のことを指します)のことを、Battery Dog Farm、Battery breederといいます。Batteryは、採卵用鶏の狭いケージを Battery cage といい、それに由来します(なおEUでは、鶏の飼育においては、Battery cage は禁止されています)。イギリスの文献では、繁殖用メス犬が洋済みになった際の殺処分方法では、しばしば銃殺や溺死などが用いられているとあります。また、生まれた子犬は5頭に1頭は「ボルトガンでの射殺やバケツに沈めて殺処分される」との記述も見つかります。
 Puppy farming began as a cottage industry and grew into a multi million pound business. 「子犬農場は、同族経営業種として数百万ポンドのビジネスに成長しました」、から引用します。


What is a Puppy Farm/Battery Dog Farm?
puppy farmers are dog breeders who mass produce puppies on a commercial scale.
They breed indiscriminately from their bitches and stud dogs and sell their litters of puppies to dealers and agents who then sell them onto pet shops in the UK and export.
Her end was no better, drowning, clubbing or shooting were the horrendous methods used.
The puppy farmers treated the breeding bitch as livestock.
sadly for the majority, this has not changed, even today.

Puppy Farm / Battery Dog Farmとは何ですか?
パピー・ファームとは、商業規模で子犬を大量生産する犬のブリーダーです。
彼らは繁殖用の所有雌犬から無差別に子犬を繁殖し、同腹の子犬を卸売業者やイギリスのペットショップに輸出する(イギリス=UKでは、ウェールズ、スコットランド、イングランド間の商業取引を「貿易」と言います。ここで取り上げられているのは、ウェールズのブリーダーです)代理店に販売します。
繁殖用メス犬の最期は良くはありませんでした、溺死殺、撲殺や射殺は殺処分で用いられる恐ろしい方法でした。
パピー・ファームは、繁殖用雌犬を家畜として扱いました。
残念ながら大多数の業者にとっては、これは今日でも変わっていません。



 また、イギリスでは、ドッグレースが極めて盛んに行われています。これはいわば、競馬の犬版とも言えるものです。レースドッグにはグレイハウンドが用いられますが、レースドックの生産・育成・引退までの過程において、多くの犬が私的に殺処分されます。つまり、障害のある犬、レースドッグとして素質がない犬、レース中に怪我をした犬、引退した犬は、犬のオーナーやトレーナーにより、殺処分されます。イギリスにおけるその数は、年間10,000頭になると推計されています。
 殺処分方法も、現行のイギリスの法律では、犬の所有者・管理者であれば、拳銃を用いても良いとされます。事実、家畜屠殺用拳銃が多用されており、犬の殺処分方法での拳銃の禁止を求める署名活動がイギリスではしばしば行われます。しかし現在も禁止に至っていません。
 グレイハウイギリスにおける、犬の銃による殺処分の禁止の法改正を求める署名サイトから引用します。.@DefraGovUK: "BAN THE BOLT" ABOLISH THE USE OF THE CAPTIVE BOLT GUN TO DESTROY GREYHOUNDS IN THE UK.「ボルト銃(家畜屠殺用銃)による犬の殺処分の禁止を求める イギリスでのグレイハウンドを殺処分するために家畜用屠殺銃の使用を廃絶すること」。


Each year an estimated 10,000 ex-racing greyhounds are 'unaccounted' for -- puppies that don’t make the grade, dogs that sustain injuries, are pregnant or unable to find homes, most are less than five years old.
Many of these dogs are disposed of in the most 'economical' way - by bolt gun.
Under existing UK legislation, any person can use a bolt gun to destroy a greyhound, if they are the legal owner.
These dogs should at the very least be entitled to a humane death.
Destruction of greyhounds should only be performed by use of intravenous euthanasia, administered by qualified veterinary surgeons.
We are calling on them to immediately abolish the use of captive bolt guns to destroy greyhounds in the UK.

毎年推定で万単位の、元レーシング・グレイハウンドは「行方不明」とされていますー規格に満たない仔犬、負傷した犬、妊娠した犬の5歳未満の年齢の犬はほとんど新しい飼い主を見つけることができません。
これらの犬の多くは、最も「経済的」な方法で殺処分されているのですー家畜屠殺用銃で。
現在のイギリスの法律の下では、すべての人は法的な犬の所有者であれば、グレイハウンドなどの飼い犬を殺害するために、家畜用屠殺銃を使用することができます。
これらの犬たちは、最低限でも人道的に殺害される権利があるべきです。
グレイハウンドの殺処分は、有資格者の獣医師により、静脈注射による安楽死で行われるべきです。
私たちは、すぐにでもイギリスにおいて、グレイハウンドを殺処分するために家畜用屠殺銃の使用を廃絶するように呼び求めています。



 以上のように、イギリスが公的統計値として発表している「犬の殺処分数 70,85頭」は、氷山の一角とも言えるのです。犬に関して言えば、公的殺処分数70,85頭に加え、前回記事で指摘した、民間のアニマルシェルターによる殺処分数129,743頭、そしてレースドッグの殺処分数10,000頭、を合算すれば、日本の公的犬殺処分数の人口比では10倍程度になるのです。さらにブリーダーによる繁殖用雌犬と仔犬の間引きによる、私的な殺処分も加えれば、さらに増えます。
 対して日本では、民間の保護施設が私的に殺処分を行うことはまずありません。またブリーダーなどの営利繁殖業者の私的な殺処分は違法であるために、ほとんど行われていないと推測できます。


(動画)

 Greyhounds Raced 2 Death 「グレイハウンドレース中における2頭の死」。2012/04/15 に公開。多くの、グレイハウンドのレース犬の殺処分例が収録されています。「拳銃で頭部を打ち抜かれて殺害された」、「数千頭のグレイハウンドを合法的に殺処分していた男」などです。

Last year (2011) over 10,000 Greyhounds where disposed of by the racing industry in the UK & Ireland.
昨年(2011年)には、10,000頭以上のグレイハウンドが英国とアイルランドのレース業界で殺処分されました。



プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
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1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
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よろしくお願いします。

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