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ドイツで犬の首吊り殺害死体が見つかったが、世論は無反応だった



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(Zusammenfassung)
Polizei sucht Besitzer Tierquäler erhängte Hund im Wald
"Die sächsische Polizei jagt einen brutalen Tierquäler. Der Unbekannte hatte einen Hund an seiner eigenen Leine im Wald erhängt. Ein Spaziergänger fand das tote Tier. Eine furchtbare Entdeckung machte ein Spaziergänger im Wald im deutschen Bundesland Sachsen: Er fand einen etwa zwei Jahre alten Riesenschnauzer-Mischling an seiner Leine erhängt. In Parthenstein im Landkreis Nordsachsen, nördlich von Leipzig entdeckte der Passant den Kadaver."
Im Gegensatz dazu ist die öffentliche Meinung in Japan zu Überreaktionen gegen Tierquälerei .


 数日前(2016年4月26日)に、ドイツ、ザクセン州の森の中で、首吊り状態で殺害された犬の死体が発見されました。犬の飼い主が殺害したに間違いありません。警察は捜査を開始しました。しかしドイツの世論は、このニュースに対して無関心で冷淡です。野良猫の虐殺事件の報道で日本が過剰に反応するのとは対照的です。


 Polizei sucht Besitzer Tierquäler erhängte Hund im Wald 「警察は犬の飼い主を探しています 動物虐待者は、森の中で犬を絞首刑にしました」。2016年4月26日、より引用します。


Die sächsische Polizei jagt einen brutalen Tierquäler.
Der Unbekannte hatte einen Hund an seiner eigenen Leine im Wald erhängt.
Er fand einen etwa zwei Jahre alten Riesenschnauzer-Mischling an seiner Leine erhängt.
Er rief sofort die Polizei.
Die Behörden suchen nun nach dem brutalen Hundemörder, der den Vierbeiner qualvoll verenden ließ.

(Kommentieren )
Censorship
Passiert alle Jahre wieder in Spanien zu mass...Ist halt allen egal, solange es keine Berichte gibt..

サクソン警察は、残忍な動物虐待者を追跡しています。
未知の人物が、森の中で犬のリード(リーシュ)で犬を吊るして絞首刑にしていました。
この恐ろしい発見はドイツ、ザクセン州の、森の中で歩行者により発見されました。
歩行者は、自分のリード(リーシュ)で絞首刑にされた、約2歳のジャイアント・シュナウザーの雑種犬を発見しました。
歩行者は、すぐに警察を呼びました。
警察は現在、四本足(犬のこと)を苦しめて死なせた残忍な犬殺しを探しています。

(コメント)
HN 検閲
このようなことは頻繁にスペインで毎年起きます...このような事(報道で騒ぐこと)は全て止めて、報道はやめなさい...


(動画)

 ドイツ、ザクセン州で発見された、犬の首吊り死体。

ドイツ 犬 首吊り


 この事件はドイツ国内で起きたにもかかわらず、報じたのがドイツのメディアではなくオーストリアのメディアというのも、ドイツ人にとっては犬虐殺に対しては興味がないということなのでしょうか。4月29日時点で投稿されたコメントは、たったの5コメントでした。
 そして上記で紹介したとおり、「このような事件は取るに足らないこと。報道する価値がない」というコメントが有り、読者の反応は本事件に対して至って冷淡、無関心です。「こんな事件は珍しくもない。いちいち報道するなよ、ウザイ」と言ったニュアンスでしょうか。

 一方同時期に日本では、野良猫に熱湯をかけて殺害した男が逮捕されたという事件が報道されました。猫に熱湯掛け殺す=容疑で41歳男逮捕―警視庁 時事通信 4月26日(火)18時59分配信(ヤフーニュース)。本記事から引用します。


猫に熱湯を掛けるなどして殺したとして、警視庁田園調布署は26日までに、動物愛護法違反容疑で、東京都大田区東雪谷、自称アルバイト小松卓也容疑者(41)を逮捕した。
同容疑者は昨年8月~今年3月、野良猫約10匹を殺し、近所に捨てたと供述している。自宅近くにわなを仕掛けて捕まえていたという。
逮捕容疑は3月17日、自宅の風呂場や廊下で、猫1匹に熱湯を掛けたり、頭部を床にたたき付けたりして殺した疑い。 


 驚くことに、本ニュースが報じられた半日ほどでコメント投稿の数が5,000件を超えました。ドイツの犬虐殺事件の報道のコメント投稿数の1、000倍です。そしてその内容のほぼ全てが猫を殺害した犯人の糾弾、常道を逸した攻撃と罵詈雑言です。もちろん野良猫をこの様に殺害する行為は褒められたものではありませんが、この事件に対する一般世論の過熱ぶりにも「異常さ」を私は感じます。野良猫を殺害した背景、例えば野良猫の放置や不適正飼育者による迷惑などもあるでしょう。しかし言及しているコメントはほぼ皆無です。
 やはり日本は、動物愛護(誤)に関しては、感情移入が激しすぎる人が多い特殊な国なのでしょうか。私はむしろ危険なものを感じます。


(画像)

 2016年4月28日時点での、「ヤフーニュース」の、本報道に寄せられたコメント。コメントの数もさることながら「いいね!」の数が凄すぎる。海外ではありえませんね。日本は異常な動物愛護(誤)国家なのでしょうか。

ヤフーニュース 猫 熱湯
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御蔵島のTNRはいつまで過ちを繰り返すのか~オオミズナギドリ絶滅の危機



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(Domestic/inländisch)

 伊豆諸島に属する、御蔵島(東京都御蔵島村)は、日本でも有数の、地上で営巣するオオミズナギドリの繁殖地と知られています。非常に生態系保全の上では重要な位置を占めています。しかしかつて島民が持ち込んだ猫が野生化し、オオミズナギドリの営巣地を襲い、ヒナや親鳥を殺害しています。猫の駆除に反対する動物愛誤団体はTNRを行いましたが、猫の個体数削減には至らず逆に激増し、結局は猫は島外排出の方針となりました。


 オオミズナギドリとは、ミズナギドリ目ミズナギドリ科オオミズナギドリ属に分類される海鳥類です。2ー3月に集団繁殖地に飛来して、斜面にある森林に横穴を掘り、枯葉などを敷いた巣に、6-7月に1回に1個の卵を産みます。地上で繁殖する種で、伊豆諸島の御蔵島は本種の集団営巣地として重要な場所です。 
 しかしサマリーで述べた通り、近年かつて島民が持ち込んだ猫が野生化して、その猫が2007年には約300匹にまで増えて(5年後の2012年には500匹までさらに激増)、オオミズナギドリの営巣地を襲い、大変深刻な被害が生じています。2007年ごろに、御蔵島の猫を「ノネコ」として有害鳥獣駆除する話も持ち上がりました。しかし動物愛護団体、NPO法人 アニマルライツセンターなどの反対により、有害駆除からTNRの強化へと方針転換しました。アニマルライツセンターが中心となり、2009年に、104匹の猫の不妊去勢手術を行い、TNRにより再びリリースしました。(NPO法人 アニマルライツセンター 東京都御蔵島における猫の不妊去勢事業)。アニマルライツセンター以外にも行った、TNRの2005年から2015年にかけての10年間の期間におけるTNRの猫の総数は389匹です。

 しかしオオミズナギドリの減少はさらに急激に進み、2007年から2012年の5年間にかけて、オオミズナギドリの生息数は12%も減少しました。オオミズナギドリの減少の原因は、猫による食害と断定されています。つまり、NPO法人 アニマルライツセンターが中心となって行ったTNRは、全くオオミズナギドリの保全の効果がなかったということが証明されました。
 さらに2007年時点での野良猫の総数が300匹と推定されていたのが、TNR活動の本格的な活動開始の5年後の2012年には、野良猫の数は500匹にまで激増しました。なんと5年という短期間に、TNRの強化を行ったにもかかわらず、67%も野良猫の数が増加したのです。私の推測ですが、愛護団体が御蔵島に滞在することとなり、野良猫に給餌をおこなったのではないでしょうか。それが野良猫の増加の原因だと思います。

 急遽、2015年2月から御蔵島は、自然保護団体である、アウトドア自然保護基金と、(公財)自然保護助成基金のプロ・ナトゥーラ・ファンドの支援を受けて、公益財団法人 山階鳥類研究所による、野良猫を捕獲~島外排出の活動に方針転換しました。
 しかし島外に持ち出した御蔵島の猫の譲渡先は絶対的に不足しているのが現状です。2015年に、御蔵島での猫対策は、捕獲~島外排出に方針転換したにもかかわらず、一部はいまだに不妊去勢後に再放獣しています(30匹)。絶対的な譲渡先不足と、完全に野生化したノネコの成体は飼い猫化は難しいことなどが理由です。(オオミズナギドリの繁殖地 御蔵島 ノネコ里親プロジェクト)。


(動画)

 オオミズナギドリの営巣の様子。地上に横穴を掘り、そこで産卵し、ひなを育てます。地上で営巣する鳥は、今まで生息していなかった猫を移入すればひとたまりもありません。また猫は食べる目的だけではなく、鳥を殺傷します。このような在来生物の危機的状況下で猫の駆除を行わず、TNRで再リリースする国は、先進国では日本だけでしょう。
 日本は生態系保護という点では恥ずべき後進国です。また動物愛護を野生動物まで範疇を広げれば、まさに日本は世界に例を見ない、最悪の動物愛護後進国です。(注 この動画は御蔵島ではありません)。




 私はかつて、北海道の天売島の猫TNRの失敗を記事にしています。
天売島野良猫考~TNRは1990年代には既に失敗していたー1
天売島野良猫考~TNRは1990年代には既に失敗していたー2

 北海道の天売島は、絶滅危惧種のウミガラス(オロロン鳥)の貴重な繁殖地であり、その他ウトウやウミネコにとっても重要な繁殖地です。この天売島でも、島民が持ち込んだ猫が野生化して野鳥に被害を及ぼすようになりました。野良猫(ノネコ)は、1990年代初頭には200匹にまで増えました。
 環境省は、1992年から1997年の5年間にわたり、島に生息する猫の総数に匹敵する200匹の猫を不妊去勢して再放獣しました。しかし5年後も、TNRによる猫の減少効果~希少な在来生物への被害の軽減効果は全くありませんでした。現在では島内の猫は1.5倍の300匹にまで増えています。現在では天売島の猫は捕獲して島外に排出するとの方針を転換しています。

 私は北海道の天売島のTNRの失敗の先例があるのに、なぜ御蔵島ではTNRを強行したのか理解に苦しみます。伊豆諸島の御蔵島の方が、北海道の天売島より気候条件は良いでしょう。つまり猫にとってはより生存環境が良い~TNRが失敗する確率がより高い、ということになるからです。
 天売島では5年間で、TNR開始当初と同数の数の不妊去勢手術を猫に行いました。しかし猫の数は1.5倍に増えました。御蔵島では、10年かけてTNR開始当初の猫の数の約1.3倍(TNR開始当初300匹。TNR実施は389匹)の数のTNRを行いましたが、10年後には1.67倍に猫は激増しました。やはり御蔵島においても、TNRは大失敗に終わったのです。

 希少生物は、絶滅してしまえば二度と元に戻ることはありません。また希少種が現に外来生物の捕食被害に遭っていれば、保護は緊急性を要します。TNRが既にひどい失敗をしたという先例があるにもかかわらず、なぜTNRを採用しなければならないのでしょうか。対してTNRの成功例はひとつもありません。諸外国においても、特に島嶼という地勢条件では、在来希少生物が外来生物の猫などの捕食被害になどに遭って絶滅が危惧される状況にあれば、外来生物は殺処分~駆除、が一択です。また外来生物(猫など)の根絶に成功した例は多数あるのです。
 私は大変疑問に思います。なぜTNRを強行しなければならないのでしょうか。不妊去勢手術をめぐって、水面下では汚い利権でも絡んでいるのでしょうか。それとも野良猫愛誤という人たちはすべからく知能が正常に満たない、もしくは猫偏執の異常者なのでしょうか。いずれにしても緊急性を要する在来生物保護において全く効果がないTNRを強行し過ちを繰り返す日本は、世界に恥ずべき後進国です。


(画像)

 私がSNSに熱心ではない理由です。人様のページを勝手に貼って申し訳ないですが、私のFeceBookはドイツ語設定なのですが、人様のページを見てもこうなります。
 ツイッターでは何人かの方からフォローいただいていますが、メールアドレス変更後に何度かログインしようとして現在凍結中です。こちらからフォローをお返ししたいのですが、凍結解除がうまくいかなくて・・・。私はSNSの使い方が未だによくわからない化石人間です。

fb1

「処分して殺すのがいいと思っても、愛護団体が怖い」。
「獣医師会で色々やって、捨てられた仔猫でトンカツを作ろう」。
「山中で迷っている子供たちはいいな、仔猫は食べられてしまった」。
「犬も猫も保護されればいいけれど、山に捨てられてトンカツにされて生きているわけがない」。
ということか?

オーストラリアの世論の96%が、希少生物保護のための野良猫根絶を支持した



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(Summary)
MORE than 96 per cent of French Island’s population supports a plan to eradicate feral cats.
The federal government’s threatened species commissioner Gregory Andrews said , “What a delightful thing it would be to eradicate feral cats from the island, which is a recognised Ramsar wetlands site and is making a name for itself as a clean and green food producing and tourism area only an hour and a half from Melbourne.”


 最近のことですが、オーストラリアの、フレンチ・アイランド島(島嶼)で野良猫の根絶計画がオーストラリア連邦政府から説明されました。島の住民の96%が野良猫の根絶に賛成しました。オーストラリアではフレンチ・アイランド島の野良猫根絶計画は例外ではなく、いくつかの島嶼部で野良猫の根絶に成功しています。


 私は記事、アメリカの世論は、ハワイの在来生物を守るために野良猫を殺処分することを支持した、で、アメリカ連邦政府の研究機関が「在来の野生生物を保護するために、ハワイでの野良猫を殺処分すべきである」との意見を述べたことを書きました。マスメディアのインターネット調査では、アメリカの世論はわずかの差で野良猫の殺処分に賛成しました。私は、野良猫の殺処分に対する賛成が少なかったことに驚いています。
 一方最近のことですが、オーストラリアのフレンチ・アイランド島で、野良猫の根絶計画が持ち上がりました。連邦政府の担当者が野良猫の根絶の必要性を説明しました。島の住民は、島に生息する野良猫の根絶に対して96%が支持しました。それを報じる記事から引用します。

 
plans to end reign of feralcats 「(希少生物生息地での)野良猫の支配を終わらせる計画」。2016年4月12日。

MORE than 96 per cent of French Island’s population supports a plan to eradicate feral cats – and that’s music to the ears of the federal government’s threatened species commissioner Gregory Andrews.
There has already been some success, with about 1300 feral cats culled over the past five years making life safer for threatened species.
He said removing feral cats had a three-fold benefit: protecting wildlife from becoming a cat’s dinner, removing the threat of disease being spread by the cats, such as toxoplasmosis, which causes abortions and birth deformities in mammals, including humans, and by assisting farmers as the disease reduces lambing rates and makes their meat unsafe for consumption.
Feral cats are believed responsible for 20 of the 29 mammal extinctions in Australia since white settlement and are “implicated” in eight of the remaining nine extinctions.
Another 124 species threatened by feral cats are deemed “at risk”.
Development of the Curiosity cat-baiting system, with its poison pellet in a sausage, was dependent on it not threatening other species.
What a delightful thing it would be to eradicate feral cats from the island.

フレンチ・アイランド島の人口以上の96%が、野良猫を根絶するための計画を支持していますーそしてそれは、連邦政府の絶滅危惧種担当局長の、グレゴリー・アンドリュース氏の耳には心地よい音楽です。
過去5年間で、約1,300匹の野良猫を駆除することにより、絶滅危惧種の生息をより安全にした、いくつかの成功例がすでにありました。
グレゴリー・アンドリュース氏は、野良猫の除去は3倍の利益をもたらすと言いました。
それは猫の晩御飯となる野生動物を保護し、猫によって拡散される、人を含む哺乳動物での流産や奇形出産を引き起こすトキソプラズマ症などの病気の危険性を除去することであり、そして(猫によって拡散される)感染症が減少することは、農家を家畜の分娩率の低減と安全ではない消費のための肉の生産の回避を支援することになります。
野良猫は白人の定住以来、オーストラリアで29種類の哺乳類の絶滅のうち、20種が原因と考えられ、残りの9種類の種の絶滅種のうち、8種類に「関係」しています。
その他にも、野良猫によって脅かされている124種は「絶滅のリスクがある」とみなされています。
好奇心(Curiosityキュリオシティ。毒餌の名称)という猫のための毒餌システムの開発は、特殊な毒ペレットを仕込んだソーセージであり、それは他の動物種に対して危険ではないということに対応していました。
喜ばしいことに、野良猫が島から根絶されることでしょう。



(画像)

 In February 2013 French Island National Park ranger Dave Stevenson, above, showed The News a photograph of a 5.5-kilogram cat, one of 700 ferals he said were caught over the previous three years. 「上記の記事から。2013年2月に、フランチ・アイランド国立公園のレンジャー、デイブ・スティーブンソン氏は、過去3年間に捕獲駆除された700匹の野良猫のうちの一つだと、5.5キロの猫の写真を示しました」。

フレンチアイランド 


 オーストラリアはアメリカのハワイ州とは異なり有袋類が生息し、より生態系が特殊です。また畜産業が盛んです。ですから生態系に対する悪影響がハワイ州より、より深刻であり、野良猫の存在はトキソプラズマ感染の拡大(トキスプラズマ感染は家畜の出生率低下につながり、またトキソプラズマに感染した肉は食用として認められない)は、産業の打撃となります。ですからハワイ州よりオーストラリアの島嶼の方が、より野良猫駆除に対して積極的であり、賛成する人が多いのでしょう。しかしアメリカ合衆国では、連邦政府の施策により、いくつもの野良猫を根絶させた島嶼があります。
 引用した記事にあるとおり、オーストラリアでは、野良猫は非常に積極的に駆除されています。また機会があれば記事にしますが、オーストラリアの他、ニュージーランドや太平洋の島嶼部などの地勢的に隔絶したところでは、いくつもの野良猫根絶に成功した地域があります。

 このように地勢的に隔絶した地域でかつ在来の希少生物を保護しなければならない島嶼部では、野良猫などの悪性外来種は駆除~根絶が国際標準です。日本では、例えば天売島、小笠原群島、奄美群島(アマミノクロウサギ)、沖縄本島(ヤンバルクイナなど)、西表島(イリオモテヤマネコ)などは、野良猫は本来であれば駆除~根絶が第一選択肢でしょう。
 このような地域においても日本ではTNRを提唱する団体が存在し、事実上殺処分を行えずTNRを行っている地域(徳之島など)や、過去に行って大失敗した地域(天売島)があります。日本は国際標準から外れた特殊な国です。生態系の保護という見地からすれば、世界に恥ずべき後進国です。


(動画)

 オーストアリア政府は200万匹の野良猫を駆除する方針ですが、有名人愛誤に噛み付かれています。その大物愛誤の一人がブリジット・バルドー氏。オーストラリアでは、野良猫問題が大変深刻です。2015年10月14日公開。

アメリカ合衆国は、わな、射殺、毒餌、ウイルスにより野良猫を駆除~根絶させてきた



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(Summary)
Eradication policy of stray cats in the United States.
It was successful in eradication of feral cats in some areas.
The history of mammal eradications in Hawai`i and the United States associated islands of the Central Pacific Hess, S.C.; and J.D. Jacobi.
Abstract Many eradications of mammal taxa have been accomplished on United States associated islands of the Central Pacific, beginning in 1910. Commonly eradicated species are rabbits (Oryctolagus cuniculus), rats (Rattus spp.), feral cats (Felis catus), and several feral ungulates from smaller islands and fenced natural areas on larger Hawaiian Islands.
Vegetation and avifauna have demonstrated dramatic recovery as a direct result of eradications.



 私は今まで、オーストラリアとニュージーランドにおける、野良猫の駆除~在来野生生物を保護するための野良猫根絶計画、について紹介してきました。ニュージーランドは在来種の肉食哺乳類が生息していなかったために、野生化した野良猫は大変な被害を生態系に与えます。またオーストラリアも有袋類という特殊な生態系を守るためには、野良猫の駆除~根絶は当然でしょう。オセアニアでは、一部の島嶼部で野良猫の根絶に成功した例があります。さらにアメリカ合衆国でも、島嶼部では野良猫は駆除~根絶が連邦政府の方針です。駆除の方法も、わな、射殺、毒餌、ウイルス感染などて徹底しています。


 アメリカ合衆国における、野良猫の駆除~根絶の歴史についての学術報告書があります。U.S. Geological Survey Pacific Island Ecosystems Research Center「アメリカ連邦地質調査研究所 太平洋島嶼生態系研究センター」の研究員らによるものです。この学術報告書においては、アメリカ合衆国においてもオセアニアと同じく、島嶼部では極めて厳格に野良猫の駆除~根絶が行われていたことが分かります。
 射殺やわなのみならず、毒餌や猫ウイルス性白血病の感染症の人為的感染も行われています。特に島嶼部の野良猫による在来生物に対する被害を防止するには、駆除~根絶が世界的な標準手法であると思います。島嶼においては、鳥の繁殖地であることが多く、外来種の移入に対して極めて脆弱であることが挙げられます。また隔絶した地勢条件のために特異な進化を遂げた希少な固有種が多いこと、そして面積が狭いことにより、野良猫の根絶~駆除の成功率が高いからです。
 以下に、The history of mammal eradications in Hawai`i and the United States associated islands of the Central Pacific 「中部太平洋のアメリカ合衆国に属する島々とハワイ諸島における(外来悪性)哺乳類の根絶の歴史」(2011年)を引用します。


abstract Many eradications of mammal taxa have been accomplished on United States associated islands of the Central Pacific, beginning in 1910. Commonly eradicated species are rabbits (Oryctolagus cuniculus), rats (Rattus spp.), feral cats (Felis catus), and several feral ungulates from smaller islands and fenced natural areas on larger Hawaiian Islands.
Vegetation and avifauna have demonstrated dramatic recovery as a direct result of eradications.

table 1
Mammal eradications from U.S. administered islands of the Central Pacific.
Cats
Baker 164(Area ha) 1937 1960s( Year )Direct pursuit-hunting(Introduced Eradicated Method)
Howland 184 1937 1986 Shooting, trapping
Jarvis 450 1885? 1937 Died out 1990 Shooting, trapping, poisoning, virus
Wake 737 1960s 2004 Shooting, trapping

Feral cats continue to present challenges to managers of natural areas on islands where they are known to prey on birds,
but there is little prospect for island-wide eradication.
Cats were eradicated from Baker Island in 1964, Howland Island in 1987, and Jarvis Island in 1990.
Hunting on Baker and Howland sufficed, but Jarvis also required trapping, poisoning, and feline panleucopaenia virus to a limited extent .
Feral cat eradication was completed on Wake Atoll in 2004 by Marine Endeavors.

哺乳動物に分類される動物種群においては多くの根絶が、 中部太平洋のアメリカ合衆国に属する島嶼で達成されてきました。
1910年から一般的に根絶種とされたウサギ(Oryctolagus cuniculus=イエウサギ)から始まり、ラット(ドブネズミ属)、野良猫(Felis catus=イエネコ)、そして小さな島々と、大きなハワイ諸島でフェンスで囲まれた自然地域での野生化した数種の有蹄類です。
植生と鳥類相は、(有害外来哺乳類の)根絶の直接の効果があり、劇的な回復を示しました。

表1
中部太平洋のアメリカ合衆国に属する島々において根絶された哺乳類。

ベイカー島 164(根絶区域の広さ ヘクタール) 1937年~1960年代 直接狩猟により駆除(用いられた根絶方法方法)
ハウランド島 184(根絶区域の広さ ヘクタール) 1937年 射殺、わな(用いられた根絶方法)
ジャービス島 450(根絶区域の広さ ヘクタール) 1985年?1937年 1990年根絶成功 わな、毒餌、ウイルス感染駆除(用いられた根絶方法)
ウェイク島 737(根絶区域の広さ ヘクタール) 1960年 2004年 トラップ、射殺(用いられた根絶方法)

野良猫は、鳥を餌食にすることが知られていて、島の自然地域の管理者に難題を提示し続けています。
しかし、島全体の野良猫の根絶のための見通しは、ほんのわずかしかありません。
オアフ島の営巣地での、オオミズナギドリの猫の捕食は、オオミズナギドリの繁殖において全滅を引き起こしました。
猫は1964年にベーカー島、1987年にハウランド島、1990年にはジャービス島で根絶されました。
ベイカー島とハウランド島においては、猫の根絶は狩猟で十分でしたが、ジャービス島はさらに限られた範囲ではありますが、わな、毒餌、およびネコ白血病病ウイルスの感染を必要としました。
ウェイク環礁における野良猫の根絶は、海兵隊の取り組みによって、2004年に完了しました。



(動画)

 Hundreds of feral felines leave mess in Hawaii Kai 「数百の野良猫は、ハワイカイ島を混乱させます」。2010年10月25日。もちろんカイ島では餌やり禁止で、公園にもその旨を警告する看板が立てられています。でも、このような状況を目撃した日本人愛誤は勝手に「ハワイでは野良猫の餌やりが推奨されていて餌やりは尊敬される行為」などと脳内変換して日本に広めるのだろうでしょうね(苦笑)。猫の駆除も重要ですが、餌やり禁止の厳格化の方が優先順位が高いと思います。
 ドイツの犬のノーリード(オフリーシュ)も同じ。街のいたるところに「犬のリード(リーシュ)は義務です」とか、「ここでは犬は禁止です」という看板が立ててありますが、守らない犬の飼い主が多いです。日本人愛誤はドイツ語が読めません。勝手に脳内変換して「ドイツでは犬のノーリードが許されている」という大嘘を日本に広めます。

アメリカの世論は、ハワイの在来生物を守るために野良猫を殺処分することを支持した



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(Summary)
Should Hawaii kill feral cats to protect our nene? Dec 16, 2015
Australia plans to kill two million wild cats to protect its native species.
Now, Hawaii could be brought into the "war on cats" controversy as new research points to growing threats to native wildlife.
A majority of the American public opinion was in favor of killing of feral cats.



 アメリカ合衆国、ハワイ州では、野良猫が感染源となるトキソプラズマにより、在来の希少野生生物が深刻な被害を受けています。アメリカ連邦政府の研究者らは、「ハワイ州では在来生物保護のために野良猫の殺処分を行うべきである」と提案しています。マスメディアのオンライン世論調査では、「ハワイの野良猫を殺処分すべき」についての賛成が反対を上回りました。


 アメリカ合衆国、ハワイ州では、野良猫による在来野生生物の被害が深刻です。野良猫が感染源となるトキソプラズマ寄生虫により、ハワイガン(野鳥)、ハワイカラス、ハワイアザラシなどの希少生物がトキソプラズマの感染し、それによる死亡と言う、深刻な被害を受けています。アメリカ連邦政府の研究者らは、野良猫の殺処分を提唱しています。アメリカのメディアはオンラインでその賛否を調査しました。結果は「野良猫の殺処分の賛成である」が反対を上回りました。
 これがその結果です。Should Hawaii kill feral cats in order to protect the endangered nene? 「ハワイ州は絶滅危惧のハワイガンを保護するために野良猫を殺すべきでしょうか?」。2016年1月16日。


A federal wildlife biologist is raising the red flag and calling for community action after pointing to growing concern about a feral cat parasite.
It's also threatening the endangered nene goose as well.
Australia plans to kill two million wild cats to protect its native species.
Now, Hawaii could be brought into the "war on cats" controversy as new research points to growing threats to native wildlife.
The study looked at 94 nene geese on the islands of Molokai, Maui and Kauai.
It determined that the parasite spread by feral cat feces is widespread in those areas, finding that 20 to 50 percent of the nene were infected.
Work's research comes on top of the alarming news that linked the toxoplasmosis disease to the deaths of Hawaiian monk seals.
The parasite has also led to the demise of the Hawaiian crow in the wild.
"We have got a non-native cat polluting the ecosystem with the parasite. It's affecting Hawaiian seals, it's affecting Hawaiian crows and nene, and it is a zoonotic pathogen. It does affect human beings and there are studies that say it does alter human behavior," said Work.
Killing cats is a drastic measure.
"I think it would be part of the solution. You have to get to the source and it is responsible cat ownership," said Work.
What do you think?
Should Hawaii kill feral cats in order to protect the endangered nene goose?

アメリカ連邦政府の野生生物学者は、警告のレッドカードを掲げて野良猫の寄生虫についての関心の高まりを指した後に、地域社会への行動を求めています。
野良猫はまた、同様に絶滅危惧種であるハワイガン(野鳥)を脅かしています。
オーストラリアは、在来種を保護するために200万匹の野猫を殺すために計画しています。
これでハワイ州は、野生生物への脅威の増大により、新たな研究の焦点として、「猫への宣戦布告」論争に持ち込むことができました。
モロカイ島、マウイ島とカウアイ島の島における94羽のハワイガンについての調査研究があります。
この研究では、野良猫の糞で拡散された寄生虫が、ハワイガンの20~50%に感染していたことを発見し、これらの地域で感染が拡大していると判断しました。
研究では、ハワイモンクアザラシの死亡がトキソプラズマ症に関連しているとし、憂慮すべきニュースとしています。
寄生虫(トキソプラズマ)はまた、野生のハワイカラスの死因となっています。
「私たちは、寄生虫(トキソプラズマ)により生態系を汚染する非在来種の猫を持っています。猫が感染源となるトキソプラズマがハワイアザラシそしてハワイカラスとハワイガンに影響を与えていますし、それは人畜共通感染症の病原体でもあります。それが人間に影響を与えず、人間の行動を変えないと言う研究がありますか」と研究では述べられました。
「猫を殺すことは、思い切った措置です。 あなたがた解決策を講じる必要があり、それが責任ある猫の飼い主のあり方です」と研究では述べています。
みなさんはどう思いますか?
ハワイは絶滅の危機に瀕するハワイガン(野鳥)を保護するために野良猫を殺す必要がありますか?



(画像)

 オンライン投票。2016年3月31日現在。「猫を殺処分することに賛成」が「反対」を上回っている。

ハワイ 猫駆除


 ハワイは地勢的に隔絶しており、そのために固有の在来種が多く生息します。それらの在来種は、人が持ち込んだ野生化した猫による食害や、猫がもたらした感染症により生息数を減らしています。ハワイ州では、今までいくつかの島で、野良猫を根絶してきた歴史があります。わな、射殺、毒餌や、猫のみに感染するウイルスの散布まで行いました。
 アメリカ合衆国(ハワイ州の他の島嶼部もあります)の、野良猫野猫の根絶の歴史について、次回記事で述べます。オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ合衆国のハワイなどのなどの島嶼部、ミクロネシアなどでは、野生生物保護のためには、野良猫野猫を根絶することが方針です。それが国際的なスタンダードです。狂信的な「(猫だけ)殺処分ゼロ」猫愛好家のわがままにより、極めて保護の緊急性の高い在来野生生物の生息地でもTNRを行っている日本は例外です。

続・野良猫愛誤家の野良猫の死に対するダブルスタンダード



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Domestic/inländisch

 記事、野良猫愛誤家の野良猫の死に対するダブルスタンダード、の続きです。前回記事では、いわゆる野良猫愛誤家が、野良猫の意図的な殺害とそうでない死に対する反応に極端に差があることを述べました。前回記事では愛媛県松山市の、毒餌により野良猫や放し飼い猫が殺害されたというニュースと、沖縄県の路上死猫の数が沖縄県の殺処分数に匹敵するというニュースを対比させました。今回はなぜ野良猫愛誤家が、意図的な野良猫の殺害と、それ以外の死と、反応が極端に異なるのか背景について考察します。


 前回記事では、サマリーで述べた通り、愛媛県松山市の、毒餌により野良猫や放し飼い猫が殺害されたというニュースと、沖縄県の路上死猫の数が沖縄県の殺処分数に匹敵するというニュースを取り上げました。意図的に野良猫を殺害したと思われる事件に対しては多数のコメントが寄せられ、犯人に対しての非難・攻撃は凄ましいです。対して沖縄県の年間路上死猫が、沖縄県の公的殺処分数を上回ることに対しては驚く程猫愛誤家は冷淡で、ほとんど反応を示しませんでした。両者の事例を比較すれば、沖縄県の路上死猫の数の方がはるかに多いにもかかわらずです。
 それと私が不思議に思うことがあります。それはTNRに伴う不妊去勢手術、特にメスに対してですが、術後管理の悪さから、多くの猫がリリース後にすぐに死んでいることを問題視する野良猫愛誤家は皆無なことです。メスの不妊手術は大変侵襲度が高い手術です。人間にとっては、子宮がんが卵巣にまで転移して、内性器をすべて切除する大手術に匹敵します。健康で生命力がある猫であっても、不妊手術の術後管理は十分にしなければ、命に関わります。

 猫の不妊手術の術後管理についての資料を引用します。獣医師が解説!ネコの避妊・去勢に関する正しい知識


・安全な麻酔のために
手術前12~18時間程度の絶食が必要となります。
手術前日の夜は食事を控え、手術当日にお水は飲ませないようにしましょう。
もし胃の中に未消化物が残っていると手術中にそれを吐いてしまう可能性があります。
・麻酔から覚めて
完全に麻酔が覚めるまでは動物病院で獣医師の管理下に置かれます。
通常は術後半日程度の絶食が必要となります。
・術後管理のポイント
術後に傷口を舐めないようにするために、通常はエリザベス・カラーや腹帯(メスのみ)を装着した状態で退院します。
自宅に連れ帰って数日間は、傷口が開いてしまうのを避けるため激しい運動はなるべくさせないようにしましょう。
もし糸が取れてしまったり、舐め過ぎにより術創がただれてしまった場合は早急に動物病院を受診しましょう。
・お薬が出たら
退院時に抗生物質や消炎剤などのお薬が処方。



 以上の不妊手術の際の術前術後の管理が、地域猫活動に伴うTNRで実施されているとは到底思えません。せいぜい前日に捕獲し、術後は麻酔が覚めた後に早ければ当日に、遅くても翌日にはリリースしているケースが多いと思います。つまり術前術後管理が十分にできていないということです。おそらくTNRで不妊手術に用いられる手術糸は吸収糸(溶けて組織に吸収されるために抜糸がいらない)か、金属糸(ステープラー。ホッチキスのようなもの。自然に抜け落ちる)で、術後の抜糸が必要ないものでしょう。
 早期にリリースし、後に捕獲出来るとは限らない、術後に人の管理下にない猫は、術後に激しい運動をする(野良では当然そうなります)ことが考えられます。腹帯やエリザベスカラーを使用することもできません。そのような状況では、かなりの確率で、TNR後のメス猫は早く死んでいるのは間違いありません。このような動物愛護活動を長年されてきた方のブログがあります。2015-3-22さんかくたまご様返信 2015年3月22日 (日)、より引用します。


30年くらいも昔になりますか? 
香枦園浜(兵庫県西宮市)の改修工事をした際に テトラポット等の陰からトラックで搬出するほどの猫の死体が出たことがありました。
当時 某団体が野外巡回不妊手術を盛んにしていましたが 責任者の弁に「不妊手術で死に至るのはリスクの内である」と言い切った輩がいました。
術後管理もできないことを承知で実施していましたから、死に至ってよいという前提であったと感じましたが、当該団体は「安楽死処置」(安楽殺処置)批判を盛んにしていました。



 私が不思議に思うのは、前回記事でも述べましたが、猫にとっては毒殺であっても交通事故であったも、苦しんで死ぬことには変わらないのです。今回の事例においても、TNRの不妊手術が原因で死ぬのも、安楽死処置により死ぬのも、猫にとっては何ら死ぬことには変わりないのです。むしろ、TNRのための不妊手術の術後管理の悪さにより死ぬ方が、猫にとっては苦痛でしょう。
 しかしなぜ野良猫愛誤家(TNRをされている方、地域猫支持者と同義と私は思います)は、放し飼い(地域猫も一種の放し飼いです)が原因で猫が交通事故で死ぬことには無関心で冷淡なのでしょうか。TNRの不妊手術の術後管理の悪さから猫が死ぬことは前提で容認するのに、安楽死処置は非難するのでしょうか。

 私は分析するのですが、いわゆる野良猫愛誤家は、猫に対する愛情でTNRや地域猫活動をしているのではないのです。つまり猫のこと、動物愛護に適うこと、を考えて活動しているのではないのです。では、彼らの活動は何のためなのでしょうか。それは彼ら自身の「エゴイズム」「ナルシシズム」のためです。猫のためになる、真に動物愛護に適うことを目的としているのではなくて、彼らの活動が「エゴイズム」「ナルシシズム」、つまり「なんて私はすばらしい活動をしているのだ」、「このような猫に優しい私って素晴らしい」という自己肯定感と賞賛を得たい欲求に根ざしているからです。
 だから「エゴイズム」「ナルシシズム」のため、「自己肯定感」「賞賛」を得るための地域猫活動の結果、猫の放し飼いで意図的な毒殺よりも、それよりも公的殺処分数よりはるかに多くの猫が交通事故死しても冷淡でいられるのです。TNRの不妊手術で大量の猫が安楽死処置より多くの、そして悲惨な死に方をしても無視できるのです。毒殺犯や殺処分の非難や攻撃も、「エゴイズム」と「ナルシシズム」から来た、カタルシスに過ぎないのです。野良猫愛誤家は、自分たちの「エゴイズム」とナルシシズム」のために、猫を利用しているにすぎません。真の動物愛護とは対局にあります。利用された猫にとっては、単なる虐待に過ぎないでしょう。


(動画)
 
 地域猫の普及とともに、TNRに伴う不妊手術の術後管理の悪さから不妊手術が直接の死で死ぬ猫の数は相当数あると推測されます。動物虐待事件として表面化する猫の死亡例よりも、不妊手術が直接の原因である死亡例の方が数としては多いのではないでしょうか。地域猫活動をしていれば、当然不妊手術の術創が開いて死んだ猫の死体なども目撃しているはずです。しかし地域猫推進派は、その事実について一切言及しません。
 TNRによる不妊手術の死亡率が客観的に数値化され、それが証明され、その値がかなり高かった場合。そして地域猫活動家がそれを認識しつつ行っていたのであれば(故意)、私は地域猫活動も動物愛護管理法44条違反(愛護動物のみだりな殺傷)が成立すると思います。野良猫愛誤家は、猫の毒殺や意図的な殺害が疑われる事件に対しては過剰なほど反応しますが、彼らがしていることは動物愛護と対極です。かつて野良猫の外傷がある死体が発見されたケースでは、「猫虐待犯」に対する攻撃は凄ましかったですが、原因がアライグマとわかると途端にトーンダウンします。放し飼いを継続することこそが猫の虐待なのですが。

 「殺処分ゼロ」を声高に叫ぶ野良猫愛誤つまり地域猫の熱狂的支持者ですが、TNRの名を借りた最も残酷な殺処分を行っている、もしくは猫虐殺犯でもあるのです。まさにブラックジョークです。
 TNRというずいぶんコストも手間もかけた殺処分方法を行って野良猫を減らしてくれるのはいいのですが、TNRの取りこぼし猫に過剰な給餌を行い、極限まで繁殖させてTNR=残酷な殺処分、で減らした以上に野良猫を増やします。社会環境、公衆衛生、生態系を破壊し、その上コストと手間の無駄使いをし、最悪な動物虐待者でもある。しかし偽善者ヅラをする。それが地域猫活動家です。

野良猫愛誤家の野良猫の死に対するダブルスタンダード



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 最近相次いで、野良猫の「死」に関するニュースが報じられました。ひとつは愛媛県松山市の、毒餌により野良猫や放し飼い猫が殺害されたというニュースです。もう一つは、沖縄県の路上死猫の数が、沖縄県の殺処分数に匹敵するというニュースです。どちらも猫が苦しんで死ぬことには変わりがありません。しかしいわゆる「野良猫愛誤家」の反応の差には大きな違いがあります。


 まず最初に、2016年4月5日に報じられた、愛媛県松山市で発生した、猫の毒殺事件を報じたニュースから引用します。猫の不審死相次ぐ 毒エサか?青いチクワ見つかる 愛媛県。(ハザードラボ)。


愛媛県松山市内で猫の不審死が相次いでおり、猫の保護活動を行うNPO法人「えひめイヌ・ネコの会」は、毒餌を食べて殺されたおそれもあるとして注意を呼びかけている。
三番町では今年に入ってから5匹、松末地区では昨年5月以降12匹の猫の死骸が確認されており、市の清掃課でも「特定の地域でこれだけ多くの死骸が相次いで発見されるのは不自然」だと見ている。
死骸が見つかった地域では、毒物と見られる青い薬剤が混じったチクワなどが発見されている。

 
(動画)

 南海放送ニュース「毒入りのエサ? ネコの不審死相次ぐ」。2016年4月5日公開。




 上記の事件は、yahoo! ニュースでも配信されました。残念ながらこのyahoo! ニュースは既にリンク切れです。yahoo! ニュースは一般読者からのコメントが投稿できますが、過剰と言える反応でした。つまりコメントの数の多さと、毒餌をおいた犯人に対する非難、攻撃の凄さです。このニュースの情報を頂いた方のコメントにより、その過剰とも言える反応がわかると思います。
 これがコメントです。続・日本ほど野良猫の餌やりに寛容な先進国はない~日本の動物愛護を貶める狂気の言論テロリスト、THEペット法塾、吉田眞澄氏(アメリカ編)、から引用します。


16/04/05 サンジュ様
>“青いチクワ”食べ? ネコが連続死 農薬入りか
まあ路上に毒物まくのは良くないですけどね。
でも「涙が止まりません」とか言ってるバカ、年間何十万と自然死してるのはなんでスルーしてるんでしょうね。
野良猫がいる限り涙がいくらあっても足りないでしょうにw
こういう事件が起こっても根本原因を考えずにすべての問題を毒餌撒いた奴だけに背負わすから不幸な猫が減らないんだっていつになったら気づくんでしょうね。
毒餌撒こうが撒くまいが猫なんて外に居ればこういう最期って決まってるのにね。
猫を殺したのは毒餌撒いた奴じゃなくて無責任に猫と関わって繁殖させた餌やりだっての。
野良猫は繁殖した時点で悲惨な死はほぼ確定してるんだよ。
この発狂してるバカどもの怒りの矛先が餌やりに向かわない限り野良猫の不幸は終わりません。


 上記の、サンジュ様のコメントには全く同意します。同じくサンジュ様から、数日後に野良猫の死に関わるニュースの情報提供を受けました。これは、沖縄県での年間の路上死猫の数が、沖縄県の行政殺処分される猫の数とほぼ同数というニュースです。あずそのニュースを引用します。
 yahoo! ニュース沖縄では1日7匹の猫が車にひかれ死んでいる。沖縄タイムス 4月12日(火)16時19分配信。(このニュース全文を「続き」にコピーしてます)。


沖縄本島の国道と県道で、車にひかれるなどして死んだ猫が回収された件数は2015年度、2684件に上った。
1日約7匹がれき死している計算で、14年度の県内の猫の殺処分数2679匹に並ぶ多さだ。
原因の一つは、飼い猫を家の外に出したり、野良猫に餌をあげたりする「あいまいな飼い方」だと専門家は指摘する。
専門家は「自分の猫だという認識と責任を持って飼ってほしい」と呼び掛けている。
職員によると、犬より猫の死がいが圧倒的に多く、1日に3、4件回収することもあるという。
猫の死がいの回収件数は、国道で1334件(北部420件、南部914件)、県道で1350件(北部248件、中部538件、南部564件)。
*1、離島や本島の市町村道の回収件数を加えると、実際はさらに多いとみられる。
「飼っているのか、いないのか分からないようなあいまいな飼い方が多い」ことが原因。
飼い猫が自由に外に出られるようにしたり、野良猫に餌をあげたりするなど「あいまいな飼い方」が多くなる。
「まずは首輪、避妊・去勢手術とワクチン、そして室内飼育など、『事故死』のリスクを減らす対策を飼い主がしっかり取る必要がある。室内飼育が当たり前という意識になれば、ひかれて死ぬ猫も減っていくはずだ」。


*1、つまり離島や本当の市町村道の回収件数を加えれば、沖縄県の年間殺処分数を上回ることになります。さらに路上死猫が全て回収されて公的な統計数に反映されるわけではありません。私的に処分した、山間部の道路ではねられて、そのまま回収されずに放置されたものも相当数あると思われます。それらをすべて合算すれば、沖縄県の公的殺処分をはるかに上回る数の猫が路上死しているのは間違いないでしょう。


 このニュースの情報提供されたサンジュさんはこのようにコメントされています。コメントのあった記事、世論に従い、日本は野良猫への餌やり禁止の厳罰化に踏み切るべきである、から引用します。


16/04/12 サンジュ様
>>沖縄では1日7匹の猫が車にひかれ死んでいる
なかなか興味深い記事ですがいつも人為的っぽい死に方する野良猫や殺処分、一部の極端な「悪い業者」に対する記事には狂ったように多くの頓珍漢コメントが集まるお馴染みのヤフコメが水を打ったように静かですw
ホント自称愛猫家って猫の命自体には興味ないんですね。


 上記のコメントにも、私は同意します。私は常常奇異に思うことがあります。それは、例えば近年では、東京大田区で起きた連続猫殺害事件や、本記事で紹介した松山市の猫毒殺事件に対してはいわゆる猫愛誤はコメントの数の多さも然ることながら、過剰との言える反応~つまり犯人に対する批判や攻撃があります。しかし、本記事で紹介した沖縄県の年間の路上死猫数などの意図的な殺害以外の、猫の死に対してはコメント数も極端に少なく、冷淡で反応を示さないことです。
 猫にとっては、クルマに轢かれて路上死するのも、意図的に毒餌で殺害されるのも同じく「死」であり、それらの死は、どちらも苦痛を伴う死であるに違いありません。それにもかかわらず、なぜ意図的な猫殺害だけに過剰に反応するのでしょうか。次回記事ではそれに対する分析を行いたいと思います。

太田匡彦氏は「ドイツ動物愛護の嘘プロパガンダ」の旗艦



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"Wenn die Deutschen den Hund zu bekommen. Fast alle der Deutschen einen Hund aus einem Tierheim zu bekommen.", Masahiko Ota, Asahi Shimbun Reporter sagt.
Aber es ist eine große Lüge.
Es gibt solche Statistiken.
tierschutzbund kampene rettet die tiehime
Heimtierstudie „Wirtschaftsfaktor Heimtierhaltung“ Zur wirtschaftlichen Bedeutung der Heimtierhaltung in Deutschland Prof. Dr. Renate Ohr, UniversitätGöttingenNovember 2014
Tierheim Hund Marktanteil beträgt etwa 10 Prozent, in Deutschland.


 日本で定着しているドイツの動物愛護情報は次のとおりです。
・犬猫の殺処分はゼロ。
・ティアハイムは非営利団体で、(著しく無料か極めて安価と誤認させる)浮遊犬猫や不要ペットをすべて引き取り、一般譲渡する。
・ティアハイムは「殺処分ゼロ」。
・ティアハイムは、一般譲渡できなかった動物は終生飼育(著しく無料と誤認させる)する。
・ドイツでは犬などのペットの入手はほとんどがティアハイムからである。
これらはすべて真実とは正反対の「大嘘」ですが、この「大嘘」情報を意図的に日本に定着させた張本人、そして旗艦とも言える人物が朝日新聞記者の太田匡彦氏です。



 上記サマリーで指摘した、日本におけるドイツ動物愛護自浄の真実とは正反対の、「嘘プロパガンダ」の意図的拡散の端途は、太田匡彦氏であると思います。氏の2009年9月7日ののAERAの記事、「犬を殺さないドイツの常識」を始め、氏の一連の「犬を殺すのは誰か」(朝日文庫 2013年7月5日)などは、まさに「嘘プロパガンダ」の推進と言えるものです。
 このAERAの記事以降に、途端に「日本は動物愛護後進国で殺処分を行っている野蛮な国」「対してドイツは殺処分ゼロである」「ドイツには生体販売ペットショップはない」(これらの情報は繰り返しますが、全く事実無根の真実とは正反対の大嘘です。公的殺処分はドイツでも相当数が実施されています。また生体販売ペットショップの数は、人口比でドイツの方がはるかに多いのです)。

 太田匡彦氏は、「ドイツが殺処分ゼロを実現できた理由」として、ティアハイムの存在を上げています。 私は記事、ティアハイムの犬の販売シェアは1割に過ぎない(ドイツ)~太田匡彦氏の「ドイツではほとんどが保護施設から犬を入手する」は狂気の嘘プロパガンダ、で太田匡彦氏が2009年に雑誌、AERA(2009年9月7日号)「犬を殺さないドイツの常識」で書いた記事を取り上げました。その中で太田匡彦氏は、ドイツのティアハイムを次のように紹介しています。
①恵まれた保護施設ティアハイムがあり、最後まで(飼育放棄されたペットの)面倒を(無料か著しく安価と誤認させる。つまりドイツのティアハイムは全て非営利)みる。
②ドイツではペットショップから犬を購入する事は殆どなく、こうした保護施設(ティアハイム)から犬を迎える家庭が殆どである。
③日本は行政によって殺処分が行われている、先進国としてありえない。


 ①②③は、真実とは正反対の「大嘘」ですが、それは過去記事に根拠を示しています。前回記事では、「②ドイツではペットショップから犬を購入する事は殆どなく、こうした保護施設(ティアハイム)から犬を迎える家庭が殆どである」が大嘘であることを統計を挙げて指摘しました。今回は、ドイツでは「ティアハイム」をどのように定義づけているかを紹介します。ドイツ版ウィキペディアのティアハイムに関する記述を引用します。ドイツ版ウィキペディアは、太田匡彦氏が言う、ティアハイムの「①非営利性と殺処分ゼロ」を完全に否定する記述をしています。太田雅彦氏のティアハイムの紹介と、ドイツ版ウィキペディアのティアハイム(Tierhime)の記述のギャップに驚かれるでしょう。
 それでもドイツ版ウィキペディアより、太田匡彦氏の記事を信用しますか(大笑い)。以下にTierheim-Wikipediaを引用します。なお、ドイツにも愛誤という人種は少なからず存在し、都合の良いティアハイムの記述に対して、ウィキペディア事務局から記述の訂正を求められています。


Tierhime
In diesem Artikel oder Abschnitt fehlen folgende wichtige Informationen: Rechts- und Gesundheitsaspekte;
Zahlenwerk (wieviele Tiere werden abgegeben, wieviele eingeschläfert, wieviele Fundtiere.
welche Tiere am meisten; Kosten pro Tier im Durchschn. usw.), übliche Regularien bei Abgabe/Übergabe (Preis, Vertrag).
Es gibt auch zahlreiche, rein kommerzielle privatwirtschaftliche Tierheime, die man kaum als gemeinnützig bezeichnen kann.

ティアハイム
この記事またはセクションでは、次の重要な情報が欠落しています。
統計(どのくらいの多くの動物を安楽死させ、またどのくらいの数の動物を譲渡したのか、またはほとんどの動物における平均の単価など)。
譲渡/(他のティアハイムへの)転送における、(価格、契約)のための共通のルールについて。
(ティアハイムが)非営利であるとは、まず記述することはできません。
非常に多くの、純粋に商業的な私営のティアハイムがあるからです。



(画像)

 問題の、太田匡彦氏による記事、AREA '09.9.7号『犬を殺さないドイツの常識』。このように真実に反することを堂々とマスメディアに書ききってしまう神経は、私にとっては理解不能です。

アエラ (567x800)


 ドイツ版、ウィキペディアの記述にあるとおり、ティアハイムでは一定数の収容動物の安楽死が行われていることが一般に周知されていることがお分かりいただけると思います。
 また非営利団体であることが否定されていることもお分かりいただけると思います。純粋に商業目的としたティアハイムが非常に多く存在します
し、またティアハイムの動物の販売やサービスの提供には付加価値税(VAT。日本の消費税に相当する。公益法人やNPO法人の非営利団体が行う非営利事業に対しては、日本でも法人税や消費税は課税されません)が課税されますし、利益に対しては法人税(個人事業主であれば所得税)が課税されます。ドイツにおいても、非営利団体は、付加価値税や法人税は課税されません)が課税されます。

 ドイツのティアハイムが、「殺処分ゼロである」「無料か極めて安価で不要ペットを引き取り、無料か極めて安価で一般譲渡し、譲渡できなかった動物は終生飼育する。非営利」などという情報が定着しているのは、世界広しといえども、ドイツやティアハイム関係者も含めて日本だけです。
 太田匡彦氏のAERAの記事などから始まった、あからさまなドイツの動物愛護に関する「嘘プロパガンダ」の拡散は、一体何を目的としているのでしょうか。動機がわからないところが私にとってはなんとも不可解です。


(画像)

太田匡彦


 太田匡彦氏が海外の動物愛に関するジャーナリストとしての地位を確立したとも言える著作、「犬を殺すのは誰か」を全面に打ち出しています。しかし氏は、日本の殺処分数やペットショップ数など日本の統計値を頻繁に引用しますが、比較としているヨーロッパの国の統計値を具体的に出したことは私が知る限り、一度もありません。例えば「ドイツの家庭は犬を入手するときは殆どが保護施設(ティアハイム)からである」や、「ペットをショーケースに入れて展示販売することは欧米ではきわめてまれである」などです。
 氏は博士課程も終了し、研究者でもあるようです。研究者やジャーナリストで、「殆ど」「「きわめて」「まれ」などという、形容詞を多用する方は、私は信用していません。ティアハイムの犬販売シェアや、欧米の人口当たりの生体販売ペットショップ数の比較を具体的数値を上げるべきでしょう。少し考えれば、氏が主張していることの矛盾点に気がつくはずです。


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ティアハイムの犬の販売シェアは1割に過ぎない(ドイツ)~太田匡彦氏の「ドイツではほとんどが保護施設から犬を入手する」は狂気の嘘プロパガンダ



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(Zusammenfassung)
"Wenn die Deutschen den Hund zu bekommen. Fast alle der Deutschen einen Hund aus einem Tierheim zu bekommen.", Masahiko Ota, Asahi Shimbun Reporter sagt.
Aber es ist eine große Lüge.
Es gibt solche Statistiken.
tierschutzbund kampene rettet die tiehime
Heimtierstudie „Wirtschaftsfaktor Heimtierhaltung“ Zur wirtschaftlichen Bedeutung der Heimtierhaltung in Deutschland Prof. Dr. Renate Ohr, UniversitätGöttingenNovember 2014
Tierheim Hund Marktanteil beträgt etwa 10 Prozent, in Deutschland.



 朝日新聞記者である太田匡彦氏は、朝日新聞系の雑誌「アエラ」で、ドイツのティアハイム・ベルリンを記事にしています。この記事に書かれていることはほぼ全てが嘘、捏造、誤りです。今回は、「ドイツで犬を入手する場合は、ほとんどが保護施設(ティアハイム)からである」が大嘘であることを指摘します。ドイツの犬の入手におけるティアハイムのシェアは、約1割にしか過ぎません。


 問題のAERA(「アエラ)」(2009年9月7日号)「犬を殺さないドイツの常識」の記事の要旨です。ここで書かれていることは、ほぼ全てが「嘘」です。それを7年も指摘する人がなく、ネット上でも数多く引用されているということは、まさに日本の動物愛護の後進性~動物愛護関係者の無知蒙昧、を象徴的に示すものです。

①ドイツは犬に対して日本よりも意識が高い。
②恵まれた保護施設ティアハイムがあり、最後まで面倒をみる。
ドイツではペットショップから犬を購入する事は殆どなく、こうした保護施設から犬を迎える家庭が殆どである。
④日本は行政によって殺処分が行われている、先進国としてありえない。



(画像)

 問題の、太田匡彦氏による記事、AREA '09.9.7号『犬を殺さないドイツの常識』の誌面。

アエラ (567x800)


 私は今までこのブログ記事で、太田匡彦氏がこのAERAの記事で書いてきたことのうち、②④が嘘、捏造、誤りであることを何度も根拠(ドイツの法令、統計、マスメディアの報道、ドイツの自治体やティアハイムのHP、年次報告書などの証拠)を挙げて述べてきました。今回は、③の、「ドイツではペットショップから犬を購入する事は殆どなく、こうした保護施設から犬を迎える家庭が殆どである」が大嘘であることを述べます。


②*1、恵まれた保護施設ティアハイムがあり、最後まで面倒(=終生飼育。著しく無料と誤認させる)をみる。
③ドイツではペットショップから犬を購入する事は殆どなく、こうした保護施設から犬を迎える家庭が殆どである。
④*2、日本は行政によって殺処分が行われている、先進国としてありえない。


*1、ティアハイムが収容動物の終生飼育を行っているというのは、元飼い主が極めて高額の飼育料(犬であれば一日当たり10ユーロ~程度)を支払い続けることにより可能です。再販売目的の収容動物の収容期間は平均して3ヶ月もありません。ティアハイムは健康上問題のない動物も殺処分を行っています。ティアハイム・ベルリンは経営トップが殺処分を行っていることを大手新聞社に公表していますし、自らHPに明言しています。年次報告書を公表しているティアハイムの中には、猫の殺処分率が50%のところもあります。
*2、ドイツでは各州に、犬の強制殺処分を行う権限と義務が州政府にあることを明記した州法があります。行政による犬の殺処分は一定数有り、例えばヘッセン州では、人口比で東京都の6倍もの犬を殺処分していました(州内務省統計)。


 結論から言えば、ドイツにおけるティアハイムの犬の販売シェアは、概ね1割程度と推定されます。どのように解釈したとしても「1割程度」の販売シェアが「殆ど」とは言えません。「殆ど」を、goo辞書はこのように解説しています。「大多数。大部分。全部とはいえないが、それに近い程度に。おおかた。大部分」。goo辞書に従えば、「殆ど」は数値化すれば90%前後と理解して良いと思います。
 ですから太田雅彦氏の、AERAの記事の記述「ドイツでは、こうした保護施設から犬を迎える家庭が殆どである」は「大嘘」です。保護施設(ティアハイム)からの、ドイツの家庭の犬の入手ェアが1割程度という根拠は、ドイツにおけるいくつかの統計を基にしています。それらの統計値を以下に引用します。


tierschutzbund kampene rettet die tiehime「ティアハイム連盟 キャンペーン ティアハイムの救助」。2010年。

この資料は若干古いですが、ティアハイムの経営危機についての報告です。この中で、ドイツ国内のティアハイムの引受動物数の推移のグラフ(1995年~2009年)があります。
犬は1995年がドイツ全体で83,700頭だったのが一貫して減り続け、2009年には74,900頭にまで減っています。
新しい統計値が欲しかったのですが、探してもこれしか見つかりませんでした。
現在では、ドイツ全土におけるティアハイムの犬の引受数はさらに減っていると推測しますが、やむを得ずこの数値を用います。
全ドイツの、ティアハイムの犬の引受数は、2009年は、74,900頭でした。
去数年間にわたり、犬の引受数が低減しているので、現在ではさらに減少している可能性が高いです。

Heimtierstudie „Wirtschaftsfaktor Heimtierhaltung“ Zur wirtschaftlichen Bedeutung der Heimtierhaltung in Deutschland Prof. Dr. Renate Ohr, UniversitätGöttingenNovember 2014「ペット研究 ペットの所有における『経済的要因』 ドイツのペットの所有の経済的重要性」。レナーテOHR教授、ゲッティンゲン大学 2014年9月。

ドイツ国内における犬の営利生産数は、31万5、000~33万5,000頭と推定される。
成犬(再販売)も含めたドイツの犬の民間での取得数は高位推計で、およそ57万頭と推測される。
これら数値は、あくまでもペット用(家庭用)の犬です。

Daten zur Hundehaltung「犬の入手に関するデータ」(VDH ドイツケンネル協会)。2015年。

ドイツにおける新規取得犬(仔犬)数は、年間約50万頭と推定されるが、そのうちの10万頭は輸入犬である。
一次取得(仔犬)に限れば、ドイツにおける営利事業者(ブリーダー、ペットショップ、飼い主が外国のペットショップ、露天販売で購入するなど)からの入手は83.7~87.3%である。


 ①の、ドイツティアハイム連盟による、ドイツ全土におけるティアハイムの犬の引受数は、2009年で74,900頭(現在はさらに減っていると思われます)です。引受した犬を全て一般譲渡するわけではありません。施設内死亡や殺処分も一定数ありますから、一般譲渡は私は概ね7割未満と推測します(年次報告書を公表しているティアハイムでは、概ね殺処分率が3割であるため)。
 つまり、ドイツの全ティアハイムが一般譲渡した犬の総数は、52、000頭程度と推測するのが妥当です。さらに②の資料によれば、ドイツ全土における犬の取得数は年間で約57万頭(2014年)です。以上から、ドイツの家庭におけるティアハイムの犬の入手シェアは、約9%程度と推測されます。仮に、ティアハイムが引き受けた犬を全て一般譲渡したとしても(ありえませんが)、最大で13%のシェアにしかなりません。

 従って統計数字から導くことができる、全ドイツにおけるティアハイムの犬販売シェアは、概算ではありますが、1割前後としか考えられないのです。AERAの太田雅彦氏の記事では「ドイツでは、保護施設(ティアハイム)から犬を入手するのが殆どである」とありますが、太田匡彦氏は、「殆ど」とは、具体的に何割程度という認識なのでしょうか。ぜひご本人に直接お尋ねしたいものです。
 もし太田匡彦氏が、「1割程度」を、「殆ど」という認識であれば、この方の日本語の能力が義務教育終了レベルに達していないのでしょう。もしくは、なんら根拠もなく単なる思い込みでマスメディアという媒体に誤ってことをを平気で流布したということでしょうか。そうであればジャーナリストとしての資格はありません。もしくは「嘘」と知りつつ、何らなの私権により、もしくは何らかの狂信的なカルトに等しい思想の持ち主で、意図的にマスメディアという一種の公共的媒体を悪用して、嘘情報を日本に定着させようとしたということでしょうか。もしそうであれば太田匡彦氏は、言論を用いるテロリストにも等しいと私は思います。

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自称ドイツ連邦獣医学博士サマの怪しげなオフレコ発言



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 日本の動物愛護(誤)界のカリスマ的存在の女性の方がいらっしゃいます。自称、ドイツ連邦獣医学博士でドイツ在住、そして「ドッグジャーナリスト」です。しばしば日本に帰国して「ドイツの動物愛護」についての講演会を開催してます。この方の講演会での発言やプライベートな発言などで、しばしば「この発言はおかしいのではないか」「その真偽はどうなのか」という問い合わせが私にあります。最近もオフレコで、この方が仰天するような発言をされていたとの情報を、コメントでいただきました。


 私がいただいたコメントにこのようなものがあります。その方がこのような発言をしたという確たる証拠はありませんので、実名は伏せてあります。しかしこの方は、ドイツの動物愛護に関する評論の第一人者と日本では思われています。また「ドッグジャーナリスト」であり、ドイツ連邦共和国の獣医師免許をお持ちで獣医学博士と自称されていることはサマリーでも述べました。
 発言が真実であるのならば、またそれを確信されているのならば、堂々とメディアを通じてお書きになればよいのではないでしょうか。以前にも、ドイツの犬のリーシュ(リード)規則について、オフレコの講演会で、真実と正反対なことを発言されていたと伝え聞いています。
 このブログの読者様から頂いたコメントの一部を引用します。該当するコメントがあった記事はこちらです。ブログ記事を再開します


2015年11月29日 広島にて

Q,別の方がドイツと日本のペットの違いを質問 

A,(*1)ティアハイムに収容された犬や猫は訓練をして里親を見つけてくれます。ティアハイムでの殺処分はありません。
A,(*2)ドイツにはペットショップは1軒だけです。
A,(*5)ドイツはとても厳しい決まりがあって犬を1匹飼う条件は32平米の飼育スペースが無いと犬を飼うことは出来ない。ペットショップは1軒あります。日本のように身近な場所にショップが無いためペットが欲しい人はブリーダーかシェルターで里親になるのです。
A,(*3)オーストリア、スイス、オランダにはペットショップはありません。(*4)イタリアは殺処分禁止になりました。


 真実は次のとおりです。今までこのブログ記事で述べてきたこともありますが、その他の件については折々取り上げます。

*1、ティアハイムは、健康な動物も殺処分を行っています。例えば、ティアハイム・ベルリンのHPに明確に「行動上問題のある動物は殺処分を行う」と記述しています。年次報告書を公開しているティアハイムの中には、猫の殺処分率が50%のところもあります。
*2、ドイツは人口比で日本より生体販売ペットショップ数が多いです。犬猫を販売している超大型ペットショップも複数あります。
*3、いずれの国にも生体販売ペットショップがあります。犬猫も販売されています。
*4、イタリアには、犬の公的殺処分があります。公的統計があります。
*5、6平米という規則はあります。


 今回は、*3、について、誤りをただします。結論から言えば、オーストリア、スイス、オランダにはペットショップでの生体販売を禁じる法律は存在しません。一時期オーストリアでは犬に限り生体展示販売で小売することを連邦法で禁じていましたが、2008年に撤回しました。いずれの国にも生体販売ペットショップが存在し、犬猫も販売されています。その他の*1、*2、*5、については「続き」をご覧ください。*4、については、機会があれば記事にします。

 

・オーストリア

 一時期、犬に限り、ペットショップにおける生体展示を連邦法で禁じていました。しかし、2008年に撤回しました。従って2008年以降は、犬猫とも生体がペットショップにショーケースなどで展示販売されています。現在では、犬猫のショーケース売を行うペットショップは、それほどオーストリアでは珍しくはありません。
 なお、オーストリアのペット販売に関する法令はこちらのリンクをご覧下さい。Bundesrecht konsolidiert: Gesamte Rechtsvorschrift für Tierschutzgesetz, Fassung vom 26.03.2016


(画像)

オーストリアのペットショップで販売される仔犬たち。Hope ist ein Welpe, der in einem Schaukasten in einem Einkaufszentrum aufwuchs...「商店街のペットショップのショーケースで育った仔犬が望まれました・・・」。2015年11月1日公開。




 オーストリアのウィーンの巨大生体販売ペットショップ。仔犬も子猫も売っています。"Tier und Natur" - DIE Tierhandlung in Wien「『動物と自然』 - ウィーンのペットショップ」。2010年2月19日公開。





・スイス

(画像)

 Hundemagazin-Schweiz(犬マガジンースイス)の誌面から。Billigwelpen 「犬マガジンースイス 格安の仔犬」。2013年12月16日記事より。「東欧諸国から格安で仕入れた仔犬をペットショップが販売している」ことが書かれています。画像は、スイス国内のペットショップでショーケースで展示生体販売されている仔犬。

フントマガジン


(動画)

 スイスの巨大生体販売ペットショップ、Zoo Kakadu「カカドゥ」のプロモーションビデオ。





・オランダ

 私は、オランダには生体販売ペットショップを禁じる法律はなく、普通に犬猫の生体も販売するペットショップが存在していることを記事にしています。日本ビジネスプレス社の記事、「オランダでは、店頭での生体販売が固く禁じられている」~それって本当???
 また、Dog magazin-Deutschlandの記事によれば、東欧諸国で生産された安価な仔犬が、オランダのペットショップで販売されていることが述べられています。Initiative "Welpen sind keine Ware"「提言 仔犬は商品ではありません」。
 こちらは、仔犬のショーケースでの展示販売を行っているオランダのペットショップを批判する個人ブログです。Hondjes zonder koude kontjes(オランダ語)。仔犬のショーケース販売の画像があります。


(動画)

 Dierenwinkel Uitweg vol met dode dieren. 2013年6月6日公開。ペットショップの店主が夜逃げしたために残された100匹以上の展示販売されていたペットが死んでいたという事件。犬猫の死体も写っています。オランダ、ロッテルダム。





・その他の国 よろしければ参考になさってください。


(動画)

 フランス、パリのペットショップ。




(動画)

 イタリアのペットショップ。





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あららっ、ドイツにはいくらでも仔犬を売っている生体販売ショップがありました!



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(Zusammenfassung)
Zoofachgeschäft
Zoofachgeschäft
Ein Zoofachgeschäft , auch Tierhandlung o. ä., ist ein Unternehmen im Einzelhandel , das seinen Kunden Heimtiere , Tiernahrung und entsprechendes Zubehör zum Kauf anbietet und beratend bei der Haltung der Tiere zur Seite steht.
In Deutschland gibt es über 4100 Fachhändler, deren Betriebsstrukturen sich mitunter stark unterscheiden.
Zoofachgeschäft gibt es viele mehr von Deutschland sind als in Japan, in der Bevölkerung Verhältnis.


 yahoo!知恵袋で、「ドイツには、仔犬を普通に売っている生体販売ペットショップは一軒しかない」と回答された方がいます。その他にも、「ドイツ連邦獣医学博士」を名乗るカリスマ動物愛護(誤)評論家の方も、今年オフレコで「ドイツでは犬猫の生体販売を行っているペットショップは一軒しかない」と発言しています。でも検索してみたら、何件もドイツ国内で子犬子猫を売っている生体販売ショップが見つかりました。中には日本のペットショップより展示環境が劣悪とも思える店もあります。


 問題の、yahoo! 知恵袋の回答を示します。ヨーロッパの動物愛誤先進国と言われてる国はペットショップは存在しない と知...。2015年2月18日。


Q
ヨーロッパの動物愛誤先進国と言われてる国はペットショップは存在しないと知恵袋でも言われてますが
http://eggmeg.blog.fc2.com/
このブログによると全て嘘だそうです
イギリス・ドイツ・スペイン・スイス・オランダ等の国では普通にペットショップで犬猫の生体販売が行われてると書かれてます
さんかくたまごのブログと一般的に言われてる事どっちを信じればいいんですか?

A
ドイツに住んでるのでドイツのことで書きます。
「普通にペットショップで犬猫の生体販売が行われてる」→ドイツでそういう店は2012年に始めた1店舗しかありませんが。
コストがかかるので実際に(犬猫を)売ってるのが(ドイツでは)1店舗だけしかありません。
「スイス、ドイツでは、インターネットによる犬などのペット販売は大変盛んに行われています。」
→ブリーダーの広告とか個人の里親募集のページを見たんでしょうか? まともなブリーダーなら上記の生体販売をしている店同様、家の造りとか家族構成や勤務時間を訪ねて犬が一匹になる時間が長すぎたり階段が多すぎると販売を拒否しますが。


 上記のyahoo! 知恵袋の回答者の方はドイツご在住でドイツに随分お詳しいようですけれど。「ドイツでは、2012年に開店した店一軒だけが犬猫の生体販売を行っている」というソースを教えてくださいとの回答リクエストをこの回答者の方にしましたが、この方を含めて一人も回答をいただけませんでした。
 ところで私は「面白いですね。スペインなんていう国が動物愛護の国という時点で?マークが無限に並びます」ですが、「スペインが動物愛護の国」なんて記述はこのブログ記事では一切ありません。具体的にその記述があった箇所を提示していただきたいです。勝手に人を陥れる捏造はお止めください。
 それと「まともなブリーダーなら上記の生体販売をしている店同様、家の造りとか家族構成や勤務時間を訪ねて犬が一匹になる時間が長すぎたり階段が多すぎると販売を拒否しますが」ですが、ドイツにお住まいなのですから、是非ソースを挙げていただきたいです。これらの国では、インターネット販売の犬などのペット販売においては対面販売を義務付けていません。これらの国では、インターネットなどによる非対面を含む通販が、メジャーな犬猫の販売方法です。

 その他に、日本で大変ご高名なドイツ在住の、自称「ドイツ連邦獣医学博士」のカリスマ動物愛護(誤)活動家がいらっしゃいます。最近広島で講演会を行われましたが、オフレコで講演会参加者に対して同様の発言、「ドイツでは犬猫を生体展示販売しているペットショップは一軒しかない」を行っていたようです。
 その発言を行ったという確たる証拠がありませんので、実名は伏せておきます。以下がその発言内容です。発言が真実であるのならば、またそれを確信されているのならば、堂々とメディアを通じてお書きになればよいのではないでしょうか。該当するコメントがあった記事はこちらです。ブログ記事を再開します。この自称「ドイツ連邦獣医学博士」という方の、発言内容の荒唐無稽であることほかの面については、次回記事で取り上げます。



2015年11月29日 広島にて

Q,別の方がドイツと日本のペットの違いを質問 

A,ティアハイムに収容された犬や猫は訓練をして里親を見つけてくれます。ティアハイムでの殺処分はありません。
A,(*1)ドイツにはペットショップは1軒だけです。
A,ドイツはとても厳しい決まりがあって犬を1匹飼う条件は32平米の飼育スペースが無いと犬を飼うことは出来ない。ペットショップは1軒あります。日本のように身近な場所にショップが無いためペットが欲しい人はブリーダーかシェルターで里親になるのです。
A,オーストリア、スイス、オランダにはペットショップはありません。イタリアは殺処分禁止になりました。

*1
「犬猫の生体を展示販売している店」と好意的に理解しますが?ドイツにはペットの生体展示販売を小売店、いわゆるペットショップは4,100店舗あり、人口比では日本より多いのです。
それと一店舗あたりの規模ですが、日本では想像もできないくらいの大規模店が存在します。
日本より生体販売ペットショップが多いドイツ


 yahoo! の回答者や、自称ドイツ連邦獣医学博士の方が「ドイツで唯一犬猫を生体販売しているペットショップ」というのは、この店舗を指しているものと思われます。Zoo Zajac。「2012年に開業した」は誤りです。開業は2004年です。現在のZoo Zajacの組織形態になる前から、経営者のノルベルトザヤック氏は、1975年には既に犬猫の生体販売も含むフルレンジ販売を行っていました。Das 1975 übernommene Zoogeschäft war ein Vollsortimenter, hatte Hunde, Katzen, Nagetiere, Vögel, Fische, Futter und Zubehör im Angebot.
 2004年にZoo Zajacに組織変更して以降は、2008年に猫の生体販売、2012年に犬の生体販売を開始しました。2005年には売り場面積9,000平米で、ギネスレコードに「世界最大の生体販売ペットショップ」と認定されました。現在は売り場面積は1万2,000平米です。


(画像)

 Zoo Zajac Hunde. 2013年5月25日公開。Zoo Zajac 「ズー・ザヤック」の犬の生体販売の様子。




 2012年1月24日公開。




 ところで、犬猫の生体販売を行っているペットショップは、Zoo Zajac 「ズー・ザヤック」以外にもいくらでもあります。ドイツ版イエローページを検索すれば、「犬猫の生体販売を行っているペットショップ」は普通にヒットします。Zoo Zajac 「ズー・ザヤック」があまりにもドイツで有名ですので、検索すればこの店ばかりが上位を占めてしまい、ほかの小規模な生体販売ペットショップが目立たないだけです。
 私はかつてハンブルクの有名ショッピングモールである、カールシュタットのペットショップでマルチーズの仔犬が売られている動画を貼ったことがありますし(今ではリンクが切れています)、最近も犬や猫の生体販売をしている、Zoo Zajac 「ズー・ザヤック」以外のペットショップの動画や画像を掲載しています(過去記事で検索してください)。このような日本で見られるような、小規模な生体販売ペットショップでの犬の販売もドイツでは存在します。


(動画)

 ドイツの生体販売ペットショップでの仔犬販売。2010年8月24日公開。

世論に従い、日本は野良猫への餌やり禁止の厳罰化に踏み切るべきである



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Domestic/inländisch

 2016年3月23日に、フジテレビの番組で、「野良猫に対する餌やりを禁止する条例に賛成か」を問う世論調査の結果が発表されました。「フジテレビ バイキング」。結果は、「野良猫えさやりを禁止する条例に賛成」が77%であり、対して「反対」は23%でした。民主主義に則れば、日本は今後はより厳しい罰則規定のある「野良猫餌やり禁止条例」の制定をすすめるべきです。さらには法律でも給餌禁止を視野に入れるべきだと思います。


(画像)

 2016年3月23日放送の番組、フジテレビ「バイキング」の映像です。フジテレビが独自に「野良猫餌やり禁止条例に対する賛否」の世論調査を行いました。回答数は900以上です。

餌やり禁止条例 バイキング


 民主主義に則れば、日本はこれから「野良猫に対する給餌行為を厳しく罰する条例の制定が望まれます。さらには国レベルで、野良猫などに給餌を行うことに対して禁止をし、さらにより厳しい罰則規定を設けることが理想と言えるでしょう。
 昨年は、京都市で野良猫などに対する、迷惑とねるような給餌を禁止する条例が、日本で初めて政令市レベルで成立施行されました。 京都市動物との共生に向けたマナー等に関する条例。本年では和歌山県で、県条例としては日本発の同様の条例が可決成立しました。「野良猫などの給餌を禁じるべき」という、圧倒的多数の世論を背景とすれば、これらの条例制定は当然であり、むしろ法制化は遅すぎたという感ががあります。

 京都市での、 京都市動物との共生に向けたマナー等に関する条例「以下、京都市餌やり禁止条例、と記述する」の昨年の条例制定の動きがあった際には、強硬に本条例の草案を非難し、成立を阻止しようとした団体があります。
 THEペット法塾は、それらの団体の一つです。同団体の弁護士、吉田眞澄氏(元帯広畜産大学副学長)は、このように述べています。


京都緊急集会のご報告 平成27年2月7日京都緊急集会「京都市・野良猫餌やり禁止条例と野良猫保護」―今みんなで考える問題・猫餌やり禁止 殺処分の新たな形―

1 吉田眞澄(弁護士/元帯広畜産大学理事・副学長)講演
犬や猫を家に閉じ込め、社会的門戸を閉じようとする傾向が極めて強く 「共生」とは逆行するものである。
地域猫活動をこれまで以上に積極的に推進するが必要であり、餌やり活動をする人の協力が必要不可欠。
犬や猫を事実上締め出す社会、つまりペットに対し閉鎖的な社会は、ペットに対する無知・無理解、偏見の横行する街になりがちである。
欧米人の感覚からすると、動物に対する無理解・偏見の横行する未文化都市、倫理の成熟度の低い思いやりに欠ける街と映ることは間違いない。



吉田眞澄氏の主張をまとめると、以下の通りになります。
①「周辺の環境に悪影響を及ぼす不適正な給餌」であっても無条件に認めるべき。
②欧米の感覚では、野良猫が社会に存在することに対して寛容である。
③欧米の感覚では、野良猫に給餌することは文化的であり、倫理の成熟度が高い。
 

 しかし吉田眞澄氏の主張は真実とは正反対の大嘘です。先進国においては、日本ほど野良猫の給餌に対して寛容な国はおそらくないでしょう。アメリカ合衆国においては、野良猫への給餌は最高刑を懲役90日と定めている自治体は数多くあります。また各州では州法で、野良猫などの野生動物への給餌を禁じています。
 ドイツでは野良猫の餌やりは懲役こそないものの、それでも罰金を5,000ユーロと定めている自治体があります。そしてほとんどの自治体では野良猫への給餌を禁じています。そのほか、イタリアでもハトと野良猫に対する給餌を、日本円で約10万円程度の罰金で禁じている自治体は多くありますし、スペインのマドリード州では、2008年に野良犬と野良猫に対する給餌は刑事罰対象となりました。さらにこれらの給餌禁止規定は、京都市のように「迷惑となる給餌」のみを罰するのではなく、「給餌行為」そのものを罰します。京都市の条例は、欧米の給餌禁止条例に比べてはるかに規定が甘く、実効性に疑問が残ります。

 *1、吉田眞澄氏のような、学識経験者による嘘プロパガンダや、*2、大手メディアによる「欧米は野良猫の給餌に対して寛容」という嘘プロパガンダのTV番組がまん延しているにもかかわらず、日本では約8割の世論が、野良猫に対する給餌に反対しているのです。
 これらの「欧米は野良猫の給餌に対して寛容」という嘘プロパガンダがなければ、さらに日本の世論は、「野良猫への給餌を禁止し、違反者を厳しく罰するべき」という世論の比率が高まるかもしれません。立法関係者はこの事実を重く受け止めるべきでしょう。また学識経験者やメディアに対しては、正確な情報提供を求めます。


*1、
現在連載中。
「ドイツ編」、「その他ヨーロッパ編」も執筆予定。
日本ほど野良猫の餌やりに寛容な先進国はない~日本の動物愛護を貶める狂気の言論テロリスト、THE ペット法塾、吉田眞澄氏(アメリカ編)
続・日本ほど野良猫の餌やりに寛容な先進国はない~日本の動物愛護を貶める狂気の言論テロリスト、THEペット法塾、吉田眞澄氏(アメリカ編)
続々・日本ほど野良猫の餌やりに寛容な先進国はない~日本の動物愛護を貶める狂気の言論テロリスト、THE ペット法塾、吉田眞澄氏(アメリカ編)

*2、
例えば、NHKbSの、岩合光昭の世界ネコ歩き - NHK - はその最たるもの。
私はしばしばコメントで「日本以外の先進国では野良猫の餌やりに寛容だ」と絡まれます。
そのコメントをした方の根拠が本番組です。
しかし例えばフロリダ州、スペイン、竹富島、イタリアでは、それぞれ野良猫に対する給餌を禁じる条例などの規定があります。
最近はベルギーの野良猫の母仔を取り上げていますが、ベルギーでは国を挙げて厳しい法律によって野良猫の削減及び猫の繁殖制限を行っています。
本番組は、「野良猫の餌やりは良いこと、海外では野良猫の餌やりは日本よりずっと寛容だ」という、いわばステルスマーケティング的に、嘘プロパガンダ「日本でほど野良猫の餌やりに狭量な国はない。もっと海外を見習って日本も野良猫の餌やりに対しておおらかであるべきだ」を広める番組です。
吉田眞澄氏のように、直接嘘を述べ立てるより、ある面では悪質かもしれません。

続・ティアハイム・ベルリンは、自ら殺処分を行っていることを認めています~「ティアハイム・ベルリンは殺処分ゼロ」の嘘プロパガンダを広める狂気のメディアと太田匡彦氏



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(Zusammenfassung)
Tierheim Berlin HP
"Dass ein Weiterleben entweder nur mit schweren Leiden verbunden wäre oder eine akute Gefährdung der Umwelt vorhanden ist. Jeder Fall wird in einem Euthanasie buch dokumentiert.Die finanziellen Aufwendungen für den Komplex medizinische Versorgung steigen stetig.Ein Tier ist so sterbenskrank, dass es nicht mehr zu retten ist und von seinen Leiden erlöst werden muss."
Aber,Ota Masahiko saget, "Die Tiere werden getötet Null ist, im Tierheim Berlin."


 前回記事、ティアハイム・ベルリンは、自ら殺処分を行っていることを認めています~「ティアハイム・ベルリンは殺処分ゼロ」の嘘プロパガンダを広める狂気のメディアと太田匡彦氏、の続きです。前回記事では、ドイツ、ティアハイム・ベルリンが健康上問題のない動物も殺処分を行っていることを書きました。その事実をティアハイム・ベルリン自身が大手新聞社に公表し、また自らのHPにおいても「(健康上問題がなくても)行動上の問題がある動物は殺処分している」と明確に記述しています。しかし日本のメディアは、繰り返し「ティアハイム・ベルリンは殺処分ゼロである」と報道しています。それは意図的に嘘情報の拡散を目的とした「嘘プロパガンダ」であることは間違いないようです。その狂ったメディアの報道の実例をあげ、さらにその背景について検証します。


 昨年の11月15日に放映された朝日放送のテレビ番組、「ペットの王国ワンだランド」、については、過去に既に記事にしています。この番組の内容はほぼ全てが嘘、捏造、誤りです。朝日放送に本番組が嘘、捏造、誤りであることの証拠を挙げてメールしましたが、一切返事はありません。
 その後も、個人ブログ等、さらに毎日新聞でもで「ティアハイム・ベルリンは殺処分ゼロ」と、狂ったように報じています。実例を挙げていきます。


(動画)

 これが問題の番組。この番組の内容はほぼ全てが「嘘、捏造、誤り」。まさに番組制作者は狂っているとしか思えません。ティアハイム・ベルリンの広報担当者に朝日放送記者が取材していますが、当の、W・Hoffmanさんにメールして聞いてみますかね?
 「日本のTV報道では、あなたはティアハイム・ベルリンでは殺処分ゼロ、と説明したということになっていますが、本当にそのように回答されたのですか。またそれは、ティアハイム・ベルリンの公式の発表ですか?」。




2015/11/15ペットの王国ワンだランド感想 ペット先進国ドイツ。上記の動画が本番組です。

ペット先進国のドイツ。
犬猫の年間殺処分数ゼロ。
ドイツがペット先進国の秘密1 殺処分ゼロはティアハイムのおかげ?
(私が、「ペットの王国ワンだランド」の内容のほぼ全てが嘘であることは記事にしましたが、本番組の要旨がまとめられています。ティアハイムベルリンのHPをリンクしているのにはお笑いです。「問題行動のある動物は致死処分します」という記述を訳してコメントしましたが削除されました。まさに「頭隠して尻隠さず」)。

【動物愛護】ペット先進国ドイツ=殺処分0は嘘?!

殺処分0『ティアハイム』とは?
(*1、については「続き」で解説します)AREA '09.9.7号『犬を殺さないドイツの常識』
民間人による駆除が行われるから「ドイツ=行政殺処分0」が可能という事実。
(ドイツ連邦狩猟法による民間人による犬猫の狩猟駆除は日本の公的殺処分の数倍ですが、その他にも、ドイツには厳然と行政が制度として行う公的殺処分があります。例えばドイツ全州で飼育禁止の犬種などを行政が押収して強制的に殺処分するなどの制度があります。ヘッセン州では、人口比で東京の6倍もの犬を「飼育を禁じる犬種」という理由だけで殺処分しました)。

<地球ING・進行形の現場から>欧州最大の動物愛護施設

ペットと家庭仲介 殺処分ゼロ、「ベルリン・ティアハイム」。
ティアハイムは、犬や猫などペットとして飼育される動物を引き取り、新たな飼い主に仲介している。
だが、ここでは長期間引き取り手のない動物や問題行動のある犬なども殺処分されることはない。
ドイツでもかつてはティアハイムで殺処分が行われていた時代があった。
だが、現在は行われなくなった。
(ここでも「ティアハイムは殺処分ゼロである」と嘘情報を強調しています。その他にも嘘、誤りが多く見られます。機会があれば記事にします)。


 上記に例示したメディアは、「ドイツのティアハイムは殺処分ゼロである」ということを強調しています。それを特に強調するための例として、ティアハイム・ベルリンを挙げています。しかし繰り返しますが、前回記事で私が示したとおり、ティアハイムベルリンは自ら健康上問題のない動物(もちろん末期の傷病の動物は、殺処分の対象です)も殺処分を行っていることをメディアに公表し、また自らのHPに明確に記述しています。
 なぜこのように、「ドイツのティアハイムは殺処分ゼロ(その例示としてティアハイム・ベルリン)」という、大嘘、捏造、誤った情報が何度も繰り返し報じられるのでしょうか。私は、朝日新聞の記者、太田匡彦記氏が雑誌、「アエラ」に書いた記事がが、その嘘プロパガンダの源流なのではないかと推測しています。

 問題の朝日新聞記者、太田匡彦氏の「アエラ」(2009年9月7日号)の記事に関しては、上記、【動物愛護】ペット先進国ドイツ=殺処分0は嘘?!、に概要が次のようにまとめられています。


AREA '09.9.7号『犬を殺さないドイツの常識』
この雑誌に掲載されている保護施設が『ティアハイム』

要約すると、
・ドイツは犬に対して日本よりも意識が高い。
・恵まれた保護施設ティアハイムがあり、最後まで面倒をみる。(*1)
・ドイツではペットショップから犬を購入する事は殆どなく、こうした保護施設から犬を迎える家庭が殆どである。(*2)
・日本は行政によって殺処分が行われている、先進国としてありえない(*3。ドイツにも公的な殺処分制度が存在し、相当数
 の犬が殺処分されている)。



 *1、*3、については、私は何度も今まで記事にして、ドイツの資料をもとにして誤りを指摘してきました(私の記事のリンクについては「続き」をご覧ください)。
 *2、ですが、これも全く事実に反する「大嘘」です。ドイツ連邦共和国全体における年間の犬の取得は約55万頭と推計されています。対してドイツ国内のティアハイムの犬の引受数は、約7万頭です。私は過去記事で引用していますが、概ねドイツのティアハイムの殺処分率は3割台です。つまり、ドイツにおけるティアハイムからの犬の入手のシェアは、1割に満たないと推測されます。「保護施設から犬を迎える家庭が殆どである」の「殆ど」ですが、一般の感覚としては、少なくとも9割前後と理解されるのではないでしょうか。
 ドイツでは、国内の犬商業生産は高位推計で35万頭です。また東欧諸国からの安価な輸入犬は11万頭程度と推計されています。つまり、「保護施設から犬を迎える家庭が殆どである」は、太田匡彦氏の大嘘、捏造、誤り、そして意図的な著しい誇張です。それらについては、次回記事で学術調査等を基に明らかにします(続く)。


(画像)

 問題の、太田匡彦氏による記事、AREA '09.9.7号『犬を殺さないドイツの常識』。

アエラ (567x800)


(画像)

 ドイツ、ベルリンの最大部数を誇るタブロイド新聞B・Z(ベルリン・ツァイティング)のトップページ。写真はティアハイム・ベルリン。Ja, im Berliner Tierheim werden Hunde getötet 「そうですよ、ベルリンのティアハイムでは犬が殺されています」という見出しの記事を掲げた、新聞の広告スタンド。ドイツ人にとっては、ティアハイムが収容動物の殺処分を行っていることなんて周知の事実です(大笑い)。
 ティアハイム・ベルリンは自ら健康上問題のない動物も殺処分していることを大手新聞社に経営トップが公表していますし、自らHPでその事実を認めています。「ティアハイム・ベルリンは殺処分ゼロである」と言っているのは、全世界でティアハイム・ベルリン関係者も含めて日本人だけです。狂気すら感じます。


ティアハイムベルリン 犬殺処分 (800x600)


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メディアの無知蒙昧と安直ぶりには呆れる



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Domestic/inländisch

 最大手メディアであっても、国有メディアのNHKでも無知蒙昧で安直な番組制作を行っているのです。ですから、弱小メディアや半アマチュアメディアに報道の正確さを求めること自体、無理なのかもしれません。しかしどうしても気になる報道がありましたので、ここで指摘させていただきます。


・そくほう.ねっと Social for.の記事から。「ハトばあさん 東京杉並もハトのエサやりで大問題!ハト男を見て助け求める投稿。ハト女とは一体」。2016年3月30日。

(画像)

 本報道記事に掲載されていたもの。

キジバト

 こちらで掲載されている鳥の画像は、日本の在来種の「キジバト」です。いわゆる「ハトの餌やりさん」で給餌対象となるのは、ヨーロッパ、中央アジア、北アフリカなどを原産地とする「カワラバト」が、伝書鳩として家畜化されたものが再野生化した「ドバト」です。全く種が異なります。
 さらに法律上の扱いも異なります。キジバトは、鳥獣保護狩猟適正化法の対象です。対してドバトは動物愛護管理法の対象です。



 「キジバト」は、つがい単位で行動し、人に対する警戒心が「ドバト」よりはるかに強いです。つがい単位で行動するために群れをつくらず、鳩の餌やりさんの給餌対象にはなりません。キジバト(雉鳩、Streptopelia orientalis)は、鳥綱ハト目ハト科キジバト属に分類される鳥。キジバト

(動画)

 キジバト。2013年6月6日公開。





 対して「ドバト」は、もともと「カワラバト」を伝書鳩に改良されて人に飼育されていたものであり、人に対する警戒心が希薄です。ですから容易に餌付けの対象になり、群れを形成して給餌により周辺に迷惑を及ぼす種です。糞害などでしばしば有害鳥獣駆除の対象になります。「ドバト」の原種、「カワラバト(河原鳩、学名:Columba livia)」は、ハト目ハト科カワラバト属に属する鳥類の一種です。キジバトとカワラバトは、属が異なります。カワラバトは本来ヨーロッパ、中央アジア、北アフリカなどの乾燥地帯に生息する鳥。カワラバト

(動画)

 ドバト。2015年11月27日公開。





 その他にも、わんちゃんホンポ(このサイトの海外動物愛護情報は、ほぼ全てが噴飯大嘘ですが)の記事、海外の犬事情はどうなってるの?アメリカ・ドイツ・台湾のマナーや法律(2ページ目)。2016年1月19日。もあまりにも安直です。 
 「動物救急隊という存在 ドイツのミュンヘンでは、2001年に24時間体制動物救急隊が誕生しました!」という記述が有り、「レスキュー車」として写真が掲載されています。しかし、この車両は日本の消防局の車両です。まあ、やっていることは、NHKもTBSもFNNも大差ありませんが。


(追記)

2016年4月2日~2016年6月30日まで、アンケート調査を行っています。
「野良猫の被害を受けている絶滅危惧種生息地での野良猫の殺処分(駆除)は賛成ですか?」。
よろしければ投票してください。

ティアハイム・ベルリンは、自ら殺処分を行っていることを認めています~「ティアハイム・ベルリンは殺処分ゼロ」の嘘プロパガンダを広める狂気のメディアと太田匡彦氏



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(Zusammenfassung)
Tierheim Berlin HP
"Dass ein Weiterleben entweder nur mit schweren Leiden verbunden wäre oder eine akute Gefährdung der Umwelt vorhanden ist. Jeder Fall wird in einem Euthanasie buch dokumentiert.Die finanziellen Aufwendungen für den Komplex medizinische Versorgung steigen stetig.Ein Tier ist so sterbenskrank, dass es nicht mehr zu retten ist und von seinen Leiden erlöst werden muss."


 日本でかまびすしく報じられている、「ドイツのティアハイム・ベルリンは殺処分ゼロである」ですが、真実に全く反する大嘘です。そのようなことを言っているのは世界広しといえども、ドイツ人やティアハイム・ベルリンの関係者を含めて日本人だけです。ティアハイム・ベルリンは、自らのHPで「健康上問題のない動物であっても、行動上の問題があるものは殺処分している」と明確に記述し、回答しています。


 私は昨年に、11月15日に放送された、朝日放送の番組「ペットの王国ワンだランド ペット先進国ドイツ」に関する記事を書いています。本番組では「ドイツは殺処分ゼロである」「ティアハイムは非営利団体。(無料と著しく誤認させる)不要ペットを全て引取り、譲渡する。譲渡ができなかったものは終生飼育する」と報じていました。ティアハイム・ベルリンを取材し、「ドイツでは、もちろんティアハイムにおいても殺処分ゼロである」などと報道していました。しかし本番組の内容はほぼ全てが嘘、もしくは捏造、誤りです。
 今回は、「ドイツのティアハイムは殺処分ゼロ」の嘘について取り上げます。本番組が取材した、ティアハイム・ベルリンですが、①私は昨年、ティアハイム自らドイツの新聞社に対して「殺処分を行っていることを認め公表した」件について記事にしています。②さらにティアハイム・ベルリンのHPには、明確に「行動上の問題のある動物は健康上の理由がなくても殺処分する」という記述があります。


 まず①ですが、私が記事、FNNニュース「ドイツのペット事情」~「ドイツでは殺処分が原則禁止され殺処分はゼロ」の大嘘ー5、で引用した、ドイツのメディアによる記事を再び引用します。
 Schweren Herzens: Tierheim tötete Hunde 「沈痛な心で、ベルリンティアハイムは犬を殺す。ベルリンティアハイムは、不適応犬を注射という方法で殺さなければならなかったことを認めました」。2013年11月17日。

Tierheim-Vorstand Ines Krüger (46) spricht in der BZ erstmals öffentlich aus, was bisher nur ein Gerücht war: "Ja, in einigen Fällen müssen wir Hunde einschläfern."
Die Mitglieder: ein Vertreter der Tierheimleitung, ein behandelnder Veterinär, der zuständige Amtsveterinär, der Pfleger des Hundes, ein Vorstandsmitglied des Tierheims.
Beispiel: Wurden andere Unterbringungsmöglichkeiten in Erwägung gezogen?Oder:
Stellt der Hund für keinen der zuständigen Tierheimmitarbeiter, selbst unter Sicherheitsvorkehrungen, keine Gefahr dar?

ティアハイムの執行役員のイネス・クルーガー氏(46)は、以前は単なる噂だったこと(ティアハイム・ベルリンが収容動物の殺処分を行っていること)を、公に初めてBZ(ベルリン・ツァイトゥング=新聞社)に公表しました。
「(ベルリンティアハイムが収容動物の殺処分を行っているという噂は)その通りです。いくつかのケースでは、私たちは犬を安楽死させる必要があります」。
ティアハイムの管理部門の代表者、権限のある担当の行政獣医師、犬の飼育担当者、ティアハイムの役員のメンバーらにより、収容動物の致死注射(安楽死)を決定します。
(安楽死決定に考慮されることは)例えば、他に収容できる施設があるかどうか(単なる過剰収容でも安楽死の理由になるということです)?
または犬の場合、スタッフが有能で安全対策が可能であり、危険を避けることができるか?ということです(つまり攻撃的で危険な犬は安楽死の対象になるということです)。



 ②ですが、ティアハイムベルリンのHPから引用します。Tierheim berlin FAQ 「ティアハイム・ベルリンHP よくある質問」。


(Q)
Werden Tiere eingeschläfert?

(A)
Wenn ein Tier gemäß der Tierheimordnung des Deutschen Tierschutzbundes nicht behebbare, konstante Verhaltensstörungen zeigt, so dass ein Weiterleben entweder nur mit schweren Leiden verbunden wäre oder eine akute Gefährdung der Umwelt vorhanden ist.

(Q)
動物を安楽死させるのはどのような場合ですか?

(A)
ドイツの動物保護連盟のティアハイムのガイドラインによれば、一定の行動障害を示す動物、深刻な傷病のいずれかが致死処分を行えるとされ、または緊急を要する危険性の回避のためであれば可能です。


 この、「ドイツのティアハイムは殺処分ゼロである」、との筆頭として日本のメディアに取り上げられるのはティアハイム・ベルリンです。しかし上記のB・Z(ベルリン・ツァイティング。ベルリン州で最大の発行部数を誇るタブロイド新聞)のインターネット版記事は、ティアハイム・ベルリンが健康上問題のない動物も一定数殺処分を行っていることを認めています。当然ながら傷病の末期の動物は、安楽死を行っています。さらに、当事者であるティアハイム・ベルリンが自らHPで、同様に健康上問題のない動物の殺処分の事実を認めています。
 つまり多くの日本のメディアが報じている、ドイツのティアハイム、その筆頭として挙げられるティアハイム・ベルリンが「殺処分ゼロ」であることは、真実とは正反対の「大嘘」です(なお年次報告書を公表しているティアハイムもかなりの数がありますが、殺処分率は私が調べた限り概ね3割台です)。

 次回記事では、日本のメディアの「ドイツのティアハイムは殺処分ゼロである」、特にその筆頭としてティアハイム・ベルリンが殺処分ゼロであるという報道の実例をいくつか挙げて、その内容のあまりにも事実と異なるひどさを取り上げます。そして、「ドイツのティアハイム(筆頭として挙げられるティアハイム・ベルリン)は殺処分ゼロ」の嘘の源流、そのプロパガンダの旗振り役は誰なのかを検証します。
 確実に言えることは、「ドイツのティアハイム、その筆頭であるティアハイムベルリンは殺処分ゼロである」と言っているのは、世界広しといえども、ドイツ人やティアハイム関係者を含めても、日本のメディアや日本の動物愛誤団体、日本人動物愛誤家だけです。


(画像)

 B・Z(ベルリン・ツァイティング)のトップページ、Ja im Berliner Tierheim werden Hunde getötet 「そうですよ、ベルリンのティアハイムでは犬が殺されています」という見出しの記事を掲げた、新聞の広告スタンド。ドイツ人にとっては、ティアハイムが収容動物の殺処分を行っていることなんて周知の事実です。
 その他にB・Z広告スタンドでは「今日はもうお読みになりましたか?、となりのBILD紙は「激動する中近東」という報道内容の広告を出しています。

ティアハイムベルリン 犬殺処分 (800x600)


(画像)

 ティアハイム・ベルリンの関係者を含めて、世界中で「ティアハイム・ベルリンは殺処分ゼロである」と言っているのは日本人だけです。

アエラ (567x800)


(参考資料)

2015/11/15ペットの王国ワンだランド感想 ペット先進国ドイツ

「ティアハイムベルリンは殺処分ゼロ」と紹介し、安楽死を行っていることを明確に記述している、当のティアハイム・ベルリンのHPのURLのリンクをつけています。
「頭隠して尻隠さず」。
あまりの噴飯ぶりに涙が出ます。

【動物愛護】ペット先進国ドイツ=殺処分0は嘘?!

このサイト、「NAVERまとめ」の海外動物愛護情報に関するものは、ほぼ全てが嘘。
「ドイツみたいにペット用のシェルター作って殺処分0にして欲しい」「ドイツでは殺処分が0です」「殺処分0『ティアハイム』とは?」。


(追記)

2016年4月2日~2016年6月30日まで、アンケート調査を行っています。
「野良猫の被害を受けている絶滅危惧種生息地での野良猫の殺処分(駆除)は賛成ですか?」。
よろしければ投票してください。

ドイツの世論の97.2%が犬のリード(リーシュ)義務に賛成



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(Zusammenfassung)
Das Ergebinis dieser Umfrage von Juli 2013 bis Dezember 2013 auf unserer Webseite zeigt ein eindeutiges Ergebnis.
Die überwältigende Mehrheit spricht sich für die Anleinpflicht in bewohnten Gebieten, Parks und öffentlichen Plätzen und Einrichtungen aus.
Auch wenn sich die Anleingegner sicherlich davon unbeeindruckt zeigen werden, sollten sie zur Kenntnis nehmen, daß sie mit ihrer Meinung und ihrem Handeln auf wenig Gegenliebe und Verständnis stoßen.
Nicht nur, daß dieses Handeln von der Mehrheit der Menschen abgelehnt wird, es verstößt auch gegen Gesetze und kann unter Umständen unangenehme Folgen für den uneinsichtigen Halter nach sich ziehen.


(本記事は6961ブログ中、10位を獲得しました)

 ドイツの犬のリード(リーシュ)義務についての、賛否に関するインターネットによる調査があります。2013年7月から2013年12月にかけてのマスメディアによるインターネット調査では、97.2%の回答者が「犬のリード(リーシュ)義務に賛成する」としています、「犬のリード(リーシュ)義務に反対」と回答した割合は、わずか2.8%でした。


 この調査を行ったメディアと、調査結果を公表しているサイトから引用します。der-macht-nichts.de

Das Ergebinis dieser Umfrage von Juli 2013 bis Dezember 2013 auf unserer Webseite zeigt ein eindeutiges Ergebnis.
Die überwältigende Mehrheit spricht sich für die Anleinpflicht in bewohnten Gebieten, Parks und öffentlichen Plätzen und Einrichtungen aus.
Nicht nur, daß dieses Handeln von der Mehrheit der Menschen abgelehnt wird, es verstößt auch gegen Gesetze und kann unter Umständen unangenehme Folgen für den uneinsichtigen Halter nach sich ziehen.

当社のウェブサイト上での、2013年7月から2013年年12月までの期間の調査の結果は、明らかな結果を示しています。
住宅地、公園や公共の場所や施設での犬のリード(リーシュ)義務を支持する人は圧倒的多数でした。
犬のリード(リーシュ)義務に反する行為は大多数の人々によって拒否されるだけではなく、 それはさらに法律に違反し、違法な犬の飼い主であるために、おそらく(犬の飼い主にとっては)不愉快な結果をもたらす可能性があります。

umfrage Ergenibis
Sind Sie für die anleinpflicht für hunde oder dagegen, in Wohngebieten, Parks sowie öffentlichen Plätzen und Einrichtungen ?
anlinepflicht für hunde
dafür   (97.2%)
dagegen   (2.8%)
ist mir egal   (0%)

調査結果
あなたは、住宅地、公園、公共の場所や施設における犬の(リーシュ)義務に対して反対ですか?
犬のリード(リーシュ)義務について
賛成     (97.2%)
反対     ( 2.8%)
分からない ( 0  %)



 日本で言われていることと随分異なるようですね。ドイツでは、犬はノーリードが認められていると聞きます。 例えばこのようなソー...(yahoo! 知恵袋)。この質問に対する回答を引用します。
 ところでurarasampoさん、ドイツでオフリーシュに寛容な州とはどこですか。この記事をご覧になっていたならば、具体的な州名を是非コメントください。それとドイツでは、大型犬がオフリーシュであっても子供も怖がらない(容認している)との、統計資料などのソースの提示もお願いします。


urarasampoさん
(ドイツは)州によってまちまちのようですが、全体的に日本よりはずっと寛容な州が多いようです。
ノーリード(ホントはこんな変な英語はありません、正しくはオフ・リーシュと言います)だから問題が起こる、という前提自体が、著しく日本的発想なんですね。
欧米の躾教室では、躾の仕上げはオフリーシュ活動で、他の犬や人に害を及ぼすなんてとんでもない、呼び戻しも完璧にできるように躾ます。
フリー(オフリーシュ)を認める。
大型犬がフリー(オフリーシュ)でいても、子供も親も怖がりません。



 それと蛇足ですが、ドイツの犬のオフリーシュに関する私の記事に関することで、読者様から情報提供のメールを受けました。以下に読者様のメールと私のお返事を引用します。


○○様
最近Facebookにて、好きなことを言っている人がいます。
もちろん「信じるな」と言うだけで、こうこうこうだから信用に足らないというような、論拠は一切示していない、よくいる愛誤です。

さんかくたまご
>最近Facebookにてなことを言っている人がいます。
>「信じるな」と言うだけで、こうこうこうだから信用に足らないというような、論拠は一切示していない、よくいる愛誤です。
そのようなことは全然気にしていません。
①私がこのFC2でブログを始めた当初、ドイツでの犬猫の狩猟駆除について書きました。
例えば「(日本語で)ドイツ 犬猫狩猟駆除と検索しても、さんかくたまごの記事しか見つからない。だからさんかくたまごは事実無根の大嘘を垂れ流すUSO800だ」と拡散した人がいました。
②その後も、例えば狩猟駆除で罠で捕獲されたまま死んだ猫や、射殺された犬猫の死体の画像ですが、「これはジョーク画像で、さんかくたまごが『狩猟駆除された犬猫の死体』だと勝手に嘘の解釈をつけている」とfacebookで拡散されました。
③さらに、「さんかくたまごは全くドイツ語ができない。引用しているドイツ語文献の訳はむちゃくちゃな捏造」とも散々facebookで拡散されました。
情報提供いただいた件ですが、記事を読めば、ソースとなるドイツのマスメディアの記事のリンクを引用していますし、私の訳や記述が信頼できないのであれば、リンクの記事原文をドイツ語ができる人に訳してもらえばいい話です。
その他、①②③も、偶然知っただけで、私の知らないところでは散々なことを書かれていると思います。
①②③を主張されている方は、私の記事に直接コメントして矛盾点を指摘された方が、より効果が高いと思いますがね。
それとか、記事を引用するならばともかく、「さんかくたまごと言うのはネット上で有名な猫虐待者。逮捕が近い」とか、「ネトウヨ(これは大変多く拡散されている情報ですが)で知能の低いねらー。書いていることは全く信頼に耐えるようなものではない」などなど挙げればきりがないです。
むしろ誹謗中傷が増えることは、私のサイトのアクセスが増えてるので良いと思っています。
それと、ドイツのインターネットフォーラムに私は参加していますが、そこにまで中傷が行っています。
「日本では有名な女詐欺師。頭の中にいぼ痔がある」と達者なドイツ語で中傷してきた人もいます。
ご指摘の件でもですが、「ドイツではノーリードが認められている」と主張している人で、そのソースをドイツ語の資料をあげた方は一人もいません。
私は必ずソースを提示します。
「さんかくたまご」を信用できるかどうか、ではなくて、「ドイツ政府(連邦や州政府の法規集やHPの記述を多用して私は引用しています)や議会、ドイツの大学の論文、公的統計、マスメディアの記事が信用できるのか」です。
そのことすらわからない方は、相当知能が低いと言わざるを得ません。



(画像)

 上記のFacebookにおける、私の記事の紹介。「この御方の記事は『トリッキー』です。そのまま鵜呑みにしないように。論理的・事実関係が『聞いて呆れます』」。とあります。問題記事は、犬のノーリード(オフリーシュ)摘発と処罰強化を進めるドイツ~ドイツのリード義務は日本よりはるかに厳しいです。この記事では、私はドイツのマスメディアによる、ドイツ、ポツダム市の犬のノーリード(オフリーシュ)の報道記事をそのまま訳したものです。
 何らかのご批判があるのであれば、この元記事のメディアに抗議するのが良いのではないかと。また私はドイツのメディアの報道という事実から、「ドイツは日本より犬のリード(リーシュ)義務は厳しい」との考えを導いていますが、それに対して意義があるのであれば反証を挙げてぜひ私のサイトにコメントしていただきたく思います。日本で犬のノーリード(オフリーシュ)の罰金が60万円以上だとか、、違反者の犬を警察官が射殺することがありますか。
 そのためにコメント投稿はフリーです。よほどのことがない限り削除はしておりません。

faceebook


(画像)

 ディーツェンバッハにおける犬のリード(リーシュ義務)の注意を促す新聞記事。たとえ山野であっても、犬は野生動物の繁殖期と子育てをする時期は必ずリード(リーシュ)で拘束しなければならないと罰せられるとの注意を喚起しています。
 また犬猫は野生動物と異なり通年、狩猟駆除が推奨されています。リード(リーシュ)なしで放せば、ハンターに射殺される危険性があります。新聞記事にはそのようにも書かれています。2016年1月16日。

リード義務 ディーツェンバッハ 2016年1月13日


(追記)

2016年4月2日~2016年6月30日まで、アンケート調査を行っています。
「野良猫の被害を受けている絶滅危惧種生息地での野良猫の殺処分(駆除)は賛成ですか?」。
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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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