続々・日本ほど野良猫の餌やりに寛容な先進国はない~日本の動物愛護を貶める狂気の言論テロリスト、ペット法学会、吉田眞澄氏(アメリカ編)


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I dedicate the deep condolences to the Belgian victims.
(Summary)
Annette Betancourt(Missouri Liberty County) did not back down from the fight over a city ordinance that equates her work feeding cats and conducting TNR with breaking the law and hoarding.She was found guiltyin a short jury trial.
A city ordinance effectively makes it against the law for people to care for feral cat colonies and conduct TNR.
Annette follows the law by limiting her personal pet cats to four but, according to the law, residents are not allowed to feed or shelter an animal at the same location for three or more days.
She was charged with owning 12 cats.
Annette’s penalty could range from a $500 fine up to 90 days in jail.
NOVEMBER 5, 2012
記事、
・日本ほど野良猫の餌やりに寛容な先進国はない~日本の動物愛護を貶める狂気の言論テロリスト、 ペット法学会、吉田眞澄氏(アメリカ編)、
・続・日本ほど野良猫の餌やりに寛容な先進国はない~日本の動物愛護を貶める狂気の言論テロリスト、ペット法学会、吉田眞澄氏(アメリカ編)、
の続きです。これらの記事では、アメリカ合衆国は野良猫への給餌に対する罰則が厳しく、懲役90までを定める条例が多数あることを述べました。実刑になった人も複数存在します。これらのことにより、ペット法学会の吉田眞澄氏が主張している、「欧米の感覚では、野良猫が社会に存在することに対して寛容である」「欧米の感覚では、野良猫に給餌することは文化的であり、倫理の成熟度が高い」が大嘘であることがお分かりいただけると思います。今回は、実際に野良猫の餌やりで逮捕された犯人が実名報道されれた事件を取り上げます。報道の論調により、餌やり犯人や餌やりという行為に対するアメリカの世論が理解できると思います。
アメリカでは、無許可の野良猫への餌やりは犯罪であり、逮捕されて実名報道された犯人は今まで多数存在します。私もいくつかアメリカでの野良猫餌やり犯の逮捕~実名報道~有罪、となった例を記事にしています。それらの事件のマスメディアの報道を見直してみます。それにより、アメリカ合衆国における野良猫への餌やりという犯罪に対する世論(吉田眞澄氏が言う「感覚」)を推察することができます。
私が過去に取り上げた、野良猫餌やり犯の逮捕~実名報道~有罪確定、事件のうち、次の事件を再考します。この事件で逮捕~実名報道~起訴有罪、となった女性は、無認可でTNR活動をしていました。しかしTNR活動を自費でしていたことは刑の減免理由にはなりませんでした。
Feral Cat Caretaker Annette Betancourt Speaks After Guilty Verdict and Sentencing
「野良猫の世話人、アネット・ベタンクール氏は、有罪判決を受けた後に話します」。2012年11月6日。
Annette Betancourt went to trial yesterday for violating a city animal ordinance in Liberty, Missouri and was found guilty by a jury the same day.
She expressed disappointment at the outcome of the case that put her TNR and feeding
She took it upon herself to help the cats and provide a service to the community by conducting TNR paid out of her own pocket.
She also fed the cats.
She got into trouble when neighbors complained to the city, and was warned, then cited for creating a public nuisance and violating the law.
Liberty imposes a four pet limit for cats and dogs in households,and claimed that Annette exceeded that number by caring for the ferals.
She insists that the stray and feral cats are not hers.
Annette was sentenced today.
She could have gotten up to a $500 fine and 90 days jail time.
アネット・ベタンクール氏は、ミズーリ州リバティー市の市動物条例に違反したため、昨日の裁判に出頭し、同日に陪審員によって有罪となりました。
彼女は、TNRと野良猫への餌やり行為に対する、裁判所の例の結果(有罪)に失望感を表明しました。
彼女は、地域社会へのサービスを提供するために猫を助け、TNRを彼女自身の自費で行うことが地域社会へのサービスを提供することになると自分では思っていました。
その上彼女は、野良猫に餌やりをしていました。
彼女は近所の人たちが市に苦情を訴えたことで問題になり、警告を受けたのち、公共への迷惑行為と法令違反のかどで(法廷へ)召喚されたのです。
リバティー市は、家庭での犬や猫のペット飼育数を4頭まで制限していますが、アネットはその数を超えていました。
アネットは野良猫の世話をすることでその数を超えたと主張していました。
アネットは、それらの猫は野良猫や野猫であり、彼女の飼い猫ではないと主張しています。
アネットは本日刑を言い渡されました。
彼女は500ドルの罰金と90日までの、刑務所での刑期に処せられている可能性があります。
上記の記事の引用で、餌やり犯罪を、a public nuisance としています。このa public nuisanceですが、直訳すれば「公に迷惑となる行為」ですが、端的に言えば「痴漢」を表すことが多いです。その他には「売春宿の経営」「賭博開帳」「酒の密造」「賭博闘犬」など、「深刻な他者への身体財産の被害はなくても、傍迷惑で恥ずかしい軽微な犯罪」といったニュアンスです。public nuisance Houses of prostitution, illegal liquor establishments, Gaming houses, and unlicensed prize fights are examples of nuisances that interfere with public morals.
他の野良猫餌やり犯の逮捕の実名報道でも必ずと言っていいほど、餌やり行為は、a public nuisance と評されます。つまりアメリカ合衆国のマスメディアは、餌やり行為は、「痴漢に類する社会にとって迷惑な、破廉恥で恥ずかしい軽微な犯罪」という認識で一致しているということです。もちろん無許可TNRも例外ではないということが本事件から伺えます。
本事件で逮捕~実名報道~有罪となったアネット・ベタンクール氏は、マスメディアの取材に対してこのように答えています。「私は自費で野良猫のTNRを行い、餌を与えた。その行為は社会に対するサービス(いわば「ボランティア」)だと思っている」。この理屈は、日本でいわゆる「猫ボラ(「ボランティア」の意味か。笑い)を自称している人たちと全く同じです。
日本で喧伝されている「海外ではTNRに対する理解が深く地域社会も友好的で、活動が受け入れられている。また公的助成も厚い。そして野良猫の数のコントロールはTNRが第一で殺処分は行わない」は大嘘です。ミズーリ州はアメリカ合衆国の州の中でも人口が多い州ですが、州内にTNRの公的制度を持つ自治体は皆無です(2014年末)。日本では無許可でTNRをして地域社会に迷惑をかけ、「ボランティア」と自称して失笑を買われることがあったとしても、刑事罰、しかも懲役刑まで科されるなんてありえません。
以上より、吉田眞澄氏の主張、「欧米の感覚では、野良猫が社会に存在することに対して寛容である」「欧米の感覚では、野良猫に給餌することは文化的であり、倫理の成熟度が高い」は、事実とは正反対の大嘘であることがご理解いただけると思います。アメリカ合衆国の社会は、野良猫の餌やり行為、餌やり犯人に対しては、大変厳しい態度で接し、厳罰を持って排除します。たとえそれがTNR活動を行っていたとしてもです。TNRは無許可であれば(そもそも制度化している自治体はアメリカ合衆国えは極めて稀です)、免罪符とはなりえません。本事件の餌やり犯、アネット・ベタンクール氏の逮捕のきっかけは、餌やりを迷惑と思う近隣からの通報でした。
本事件ではTNRであっても、餌やりを容認する理由とはなりませんでした。アメリカ合衆国におけるTNRに対する世論の批判も強いのです。少し前の資料ですが、世論調査によれば、アメリカの国民の約81%がTNRに反対しているのです。(こちらの記事を参考にしてください。アメリカの世論の81%が猫TNRに反対した)。
(画像)
無許可TNRで逮捕~実名報道~起訴有罪となった、餌やり犯人、アネット・ベタンクール氏。「罰金と90日までの懲役の併科が科される可能性がある」!。
日本はなんとまあ、餌やりに対して寛容な国なのでしょう!「日本は餌やり、地域猫に無理解な動物愛護後進国」と言っている人たちは、それほど日本にご不満ならば、ぜひアメリカに移住してください。吉田眞澄氏もアメリカに移住されてはいかがですか。野良猫に思う存分餌やりをして、刑務所にぶち込まれてください。

(追記)
ドイツにおいても、(事実上の)野良猫への餌やりを禁じる条例制定が急増しています。条例の設計思想は、アメリカの(事実上の)多くの野良猫餌やり禁止条例と同じです。ドイツのそれらの条例については、後ほど記事、「日本ほど野良猫の餌やりに寛容な先進国はない~日本の動物愛護を貶める狂気の言論テロリスト、ペット法学会、吉田眞澄氏(ドイツ編)」で取り上げます。