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ドイツのgegenhund.org「反犬サイト」の、「犬の毒餌ガイドは合法」の根拠






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メールは、こちらにお寄せください。eggmeg@hotmail.co.jp

(Zusammenfassung)
Täglich werden in ganz Deutschland neue hundgiftköder gefunden.
Die Massenmedien berichtet .
"Es ist der Einfluss der gegenhund.org (= Hund Hass Website)."
Sich anhört wie ein Krimi ist in Deutschland für Hundehalter leider bittere Realität.
Gegen ihren Betreiber gibt es Dutzende Strafanzeigen und sogar eine Online-Petition.
Aber die Staatsanwaltschaft Koblenz hat die Beschwerden gegen die Seite bereits 2010 aufgrund des fehlenden Straftatbestands abschließend zurückgewiesen.
Darüber hinaus ist eine Petition schon deshalb sinnlos, weil der Deutsche Bundestag keinen Einfluss auf diese Seite hat .
und deutsches Recht hier auch nicht angewendet werden kann.
Die Seite gegenhund.org laut Staatsanwaltschaft legal ist !


 前回記事、ドイツのgegenhund.org「反犬サイト」の、「犬の毒餌ガイドは合法」と検察庁は決定しました、では、ドイツのgegenhund.org「反犬サイト」にある、犬の毒餌の作り方の記述が合法であるとの、ドイツの検察庁の決定を紹介しました。これは事実上、公の場で、飼い犬の毒殺の方法を述べたものです。今回は、この犬の毒餌のつくり方、Giftköderli-Rechner「毒餌計算機」について具体的な記述について紹介します。


 まず、 gegenhund.org「反犬サイト」、から、問題の箇所(Giftköderli-Rechner「毒餌計算機」)をそのまま引用します。


Sie sind genervt ob eines kläffenden Köters, der Ihnen und Ihrer Familie den Schlaf raubt?
Ein dissozialer Kriegshundbetreiber belästigt spielende Kinder?
Oder stören Sie sich an Unmengen von Hundescheiße vor Ihrer Haustür? Das Ordnungsamt reagiert nicht und die Haltertäter werden aggressiv?
Nur nicht verzweifeln. Denn jetzt gibt es den GegenHund Köderlirechner.
Einfach das Gewicht der Bestie grob abschätzen, in die Maske eingeben und ihre präferierte Köderlisorte auswählen.
Sofort erhalten Sie die richtige Menge des Präparats, um den Kotsack ein für alle mal über die Regenbogenbrücke zu schicken.
Art des Gifts:
Gewicht des Schadhundes (kg)
Es werden ( ) Gramm in der Einzeldosis benötigt, um den Schadhund über die Regenbogenbrücke zu ködern!

吠え続けるクソ犬に悩まされ、あなたとあなたの家族は睡眠を強奪されていますか?
反社会的な、攻撃的な犬の飼い主は、いたずらをして遊ぶ子供なのでしょうか?
それとも、あなたは目の前の大量の犬の糞に悩まされているのですか?
行政からは何も咎められていませんと、加害者である犬の飼い主は攻撃的ですか?
絶望しないでください。
今こそ、gegenhund Köder lirechner「反犬サイトの犬の餌計算機」があります。
枠内に獣(ターゲットとする犬)の概算の体重を入力し、好みの餌の種類を選択するだけの簡単さです。
すぐにあなたは、製品の適切な量を知ることができ、虹の橋の上に糞袋(犬を意味する)を、いつでも送り届けます。
餌の種類(選択)。
有害な犬の体重(kg)~記入。
虹の橋の上に、有害な犬を一回で誘い込むための、必要投与量は( )グラムです!



 この文面では、um den Schadhund über die Regenbogenbrücke zu ködern !「虹の橋の上に、有害な犬を誘い込む!」とは記述していますが、töte die schädliche Hund「有害な犬を殺す」とはしていません。「虹の橋を渡る」とは、ペットが死ぬことを意味するのは、欧米では周知の事実です。しかし「殺す」という記述をしていなければ、「犬の殺害を目的とした毒餌ガイド」とは認めることはできないという、ドイツの検察官の判断なのでしょう。
 さらに、「製品の種類(選択)」では、次のような製品が選択肢に挙げられています。
①Natriumchlorid「塩」ですが、体重20kgの犬に対して、一回で「虹の橋を渡らせる」必要量は0.68gです。
②E300「ビタミンc」ですが、体重20kgの犬に対して、一回で「虹の橋を渡らせる」必要量は1.56gです。
③asecolon「アセコロン=ドイツで広く用いられる犬猫用緩下剤」では、2.4gです。
④arachidonsäure「アラキドン酸=必須脂肪酸であり、重要な栄養素」では、2.8gです。
⑤katzenerbrochenes「猫のゲロ」では、14.8gです。
⑥goldhamsuter「ゴールデンハムスター」では、65.4gです。
 しかし1g前後の量の「塩」や「ビタミンc」では、中型犬は死ぬことはありえません。

 私がドイツなどの、犬が毒餌で殺傷された事件のマスメディアの報道などを確認したところ、用いられている毒(危険)物は、
1、割れたガラスや、カミソリ、釣り針などの金属の尖った異物(Sharp Fremdkörper)。
2、カーバメート系殺虫剤。日本では「ランネート」という商品名で販売されているもの(Carbamate Insektizid)。
3、リン化亜鉛を有効成分とする殺鼠剤(Rodentizid Zinkphosphid)。
4、パラコートを有効成分とする、ペレット状除草剤(Paraquat Pellet Herbizid)。
5、ペレット状のナメクジ駆除剤。おそらく成分は有機リン化合物(Schneckenkorn Organophosphorverbindung)。
6、非ステロイド系抗炎症薬(Schmerzmittel)。特にイヴプロフェンは、犬にとって危険。
7、血栓予防薬(Thrombose prophylaktische)~ワルファリンなど。
です。 
 ①②③④⑤⑥が、2、3、4、5、6、7のいずれかを示すのは、間違いないと思います。明確に「1、2、3、4、5、6、7」の名称を記述しない代わりに、それらを示す隠語を用いたということです。残念ながら、その意味がわかるほど私はドイツ語に通じていません。

 ドイツの、gegenhund.org「反犬サイト」に対して、Tierschutzgesetz「動物保護法」などに違反するとした、ドイツの愛犬家らの刑事告訴に対して、ドイツの検察当局が「犯罪事実なし」として、却下したのは当然と思われます。
 それに対抗するドイツなどの愛犬家団体らの対策を、次回以降の記事で紹介します。2011年に、毒餌が置かれた場所の情報を集め、それをデータベース化し、一般に提供する無料サービスが発足しました。スマートフォンなどにそのアプリをダウンロードすれば、かつて毒餌が仕掛けられた危険な場所が地図上に表示されます。このデーターベースに登録された「毒餌がしかけられた危険な場所」は、昨年で既にドイツ、オーストリア、スイスで5,000箇所以上になりました(続く)。


(画像)

 犬の毒餌に対抗するための啓発ビデオ。このような動画は、ドイツ語でGiftköder hund「毒餌 犬」で検索すれば、毎週のようにアップされます。「毒餌 犬」で動画検索しても、中国語での犬毒殺事件しかヒットしません。いかにドイツでの、飼い犬を狙った毒餌攻撃が深刻であるか、お分かりいただけると思います。2015年3月14日。

Hund vor Giftköder schützen! So schützt i 
hr euren Hund vor Giftködern!
Tipps!!

犬を毒餌から守る!
どのように毒餌に対抗して、あなたの犬を保護すれば良いのでしょうか!
ヒントを提供します!






(参考資料)

意識調査現在の総投票数227,047,993票 実施中 野良猫に餌やり「禁止」条例、どう思う?


(参考資料ー2)

野良猫の迷惑餌やりを禁じる条例に関する意識調査
(私が作成したものです。2015年4月9日まで受付)

*せっかく多くのコメントを頂いたのですが、コメント投稿不可とし、頂いたコメントが削除されました。
申し訳ありません。
個人情報の書き込みと、誹謗中傷があったためです(私のことではありません)。
この投稿者は、かつてブログコメントの投稿拒否設定をした方と思われます。
該当するコメントのみを削除することができませんので、このようにさせていただきました。 
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ドイツのgegenhund.org「反犬サイト」の、「犬の毒餌ガイドは合法」と検察庁は決定しました






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(Zusammenfassung)
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Gegen ihren Betreiber gibt es Dutzende Strafanzeigen und sogar eine Online-Petition.
Aber die Staatsanwaltschaft Koblenz hat die Beschwerden gegen die Seite bereits 2010 aufgrund des fehlenden Straftatbestands abschließend zurückgewiesen.
Darüber hinaus ist eine Petition schon deshalb sinnlos, weil der Deutsche Bundestag keinen Einfluss auf diese Seite hat .
und deutsches Recht hier auch nicht angewendet werden kann.
Die Seite gegenhund.org laut Staatsanwaltschaft legal ist !


 私は、ドイツ(オーストリアやスイスでも同様ですが)では、近年毒餌により飼い犬が殺傷される事件が激増していることを記事にしています。その背景には犬の不適正飼育による被害者の反発が背景にあるとのメディアの分析です。ドイツではリードが義務付けられているにもかかわらず使用しない飼い主が多く、咬傷事故発生率は日本の10倍です。しかも無抵抗な赤ちゃんや幼児が犠牲になり、死亡事故もしばしば起きています。それと犬糞の放置は、社会問題になっています。さらに犬の毒殺事件が激増している背景には、犬嫌悪者によるgegenhund.org「反犬サイト」の、犬の毒餌ガイドの存在を指摘するメディアもあります。しかしドイツの検察庁は、gegenhund.orgが合法であるとの判断をしました。


 ドイツなどにおける、飼い犬を狙った毒餌事件が近年激増しています。私は、この件について、次のような記事を書いています。
犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ベルリンでは、1年間に91箇所で毒餌が見つかり、多数の犬が殺傷された
犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ドイツにおける多くの犬毒餌事件
続・犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ドイツにおける多くの犬毒餌事件

 また前回記事、ドイツの犬の飼い主を恐怖に陥れた、gegenhund.org 「反犬サイト」の毒餌作成ガイド、では、飼い犬の毒餌による殺傷事件の激増の背景には、gegenhund.org「反犬サイト」などの、犬嫌悪者のサイトの影響も指摘されていることを紹介しました。犬嫌悪者のサイトには、犬の殺傷を目的とした、毒餌の作り方が示されているからです。
 愛犬家らは、ドイツ連邦議員に対して、gegenhund.org「反犬サイト」のインターネット上からの削除を求める陳情署名活動を行いました。また本サイトの管理人に対して、ドイツ動物保護法(Tierschutzgesetz)などに違反するとして、数十回の刑事告発を行いました。しかしドイツの検察当局は、「gegenhund.org『反犬サイト』は合法である」との決定をおこないました。以下に、Giftkoede Rradar「毒餌リーダー」(毒餌に関する情報提供を行うとともに、gegenhund.orgのインターネット上からの削除署名活動やと刑事告発を行っている組織)のHPから、その経緯を示します。


Eine Online-Petition gegen die Seite gegenhund.org bringt nichts(11.04.2013 )
Dürfte es für die deutschen Behörden so gut wie unmöglich sein ihn dort strafrechtlich zu belangen.
Aber selbst mit einem Sitz in Deutschland dürfte es sehr schwierig werden gegen die Seite rechtlich vorzugehen,
denn viele Punkte lassen sich leider durchaus als Satire bezeichnen.
Der angebliche Giftköder-Rechner errechnet seine Empfehlungen beispielsweise auf Basis von so “gefährlichen Zutaten”wie Natriumchlorid (Kochsalz), E300 (Vitamin C) oder putzigen Goldhamstern und zumindest ich habe noch von keinem Hund auf dieser Welt gehört, der durch eine Überdosis Vitamin C vergiftet wurde.
Die Staatsanwaltschaft Koblenz hat die Beschwerden gegen die Seite bereits 2010 aufgrund des fehlenden Straftatbestands abschließend zurückgewiesen.
Aus diesem Grund wird eine öffentliche Petition mit Sicherheit auch keine Behörde dazu bewegen .

Update am 28.01.2014
Darüber hinaus ist eine Petition schon deshalb sinnlos, weil der Deutsche Bundestag keinen Einfluss auf diese Seite hat und deutsches Recht hier auch nicht angewendet werden kann. Das folgende Schreiben erklärt detailliert, warum die Seite gegenhund.org laut Staatsanwaltschaft legal ist.

gegenhund.org「反犬サイト」のページに対するオンライン嘆願書は、何の効果もありません。(2013年4月11日)
ドイツ検察当局が、gegenhund.org「反犬サイト」の管理人を犯罪者として起訴することは不可能です。
ドイツ国内においては、gegenhund.org「反犬サイト」に対して法的措置をとることは非常に困難ででしょう、なぜならばこのサイトの記述は多くの面で、単なるジョークであるとの説明ができるからです。
疑惑の毒餌の計算機は、「危険な成分」に基づいて、その(犬を死に至らしめるに十分な)推奨量を計算します。
例えば、塩化ナトリウム(食塩)、E300(ビタミンC)、またはかわいいゴールデンハムスターなどですが、少なくとも私は、世界中でどんな犬でも、ビタミンcの過剰摂取によって殺された犬のことなどは聞いたことがありません(つまり「危険な成分」をそものの名称を用いずに「隠語」を用いたということです)。
コブレンツの検察官は、gegenhund.org「反犬サイト」の犯罪の根拠が欠如していると結論し、2010年にこのサイトに対する告発を却下しました。
そのために、公に対して行っている請願(gegenhund.org「反犬サイト」のインターネット上の削除要求など)は、その権利の根拠がないということになりました。

2014年1月28日にアップデート
ドイツ連邦議会は、このサイトに影響力を及ぼすことはできませんし、またドイツの法律はgegenhund.org「反犬サイト」に対して適用することができませんので、したがって本請願書は、無意味となりました。
検察によれば、サイトgegenhund.org「反犬サイト」が合法である理由を、以下の文書で詳細に説明しています。



 私が確認したところ、ドイツなどのマスメディアで報じられた、犬毒殺事件で用いられた「危険な成分」は、以下のとおりです。
①割れたガラスや、カミソリ、釣り針などの金属の尖った異物(Sharp Fremdkörper)。
②カーバメート系殺虫剤。日本では「ランネート」という商品名で販売されているもの(Carbamate Insektizid)。
③リン化亜鉛を有効成分とする殺鼠剤(Rodentizid Zinkphosphid)。
④パラコートを有効成分とする、ペレット状除草剤(Paraquat Pellet Herbizid)。

 ②③④などを、その具体的な名称を用いずに、それを示す「隠語」で、gegenhund.org「反犬サイト」のGiftköderli-Rechner「毒餌計算機」は表示しているのは間違いないようです。
 例えば日本では、野良猫を駆除するための毒餌に、自動車用不凍液を用いることが事実上広く知れ渡っています。しかし「自動車不凍液」や「エチレングリコール」とはせずに、インターネット上では「埠頭駅」としています。それと同じことです。

 Giftköderli-Rechner「毒餌計算機」では、体重20kgの犬は、E300(ビタミンc)1.5gで「虹の橋を渡らせることができる=殺すことができる(明確に「殺す」とは記述していません)」としています。おそらくE300(ビタミンc)は、カーバメート系殺虫剤などを表す「隠語」と思われます。残念ながら、その理由がわかるほど私はドイツ語に通じていませんが。
 その他、acecolon(アセコロン=ドイツで広く用いられている犬猫用緩下剤)や、katzenerbrochenes「猫のゲロ」なども、少量で「犬に虹の橋を渡らせる=死に至らしめる」と記述されています。次回以降の記事で、gegenhund.orgの、Giftköderli-Rechner「毒餌計算機」について紹介します(続く)。


(動画)

Trick Dogging Tutorial Giftköder: Wie bringe ich meinem Hund bei nichts vom Boden aufzunehmen?
犬の毒餌トリックに対する個別指導:私は、地面から拾い食いをする犬に対して何をすれば良いのでしょうか?

(2015年3月1日公開)

ドイツなどでは、毒餌に対抗するための犬と犬の飼い主のための指導が大盛況です。
このようなプロモーションビデオが毎週にようにアップされます。
また、犬が毒餌で殺傷された、毒餌が見つかったなどのニュースは、ローカルなものを含めれば、冗談抜きに毎日のようにあります。
2011年から、犬を狙った毒餌の情報サービスが始まりましましたが、ドイツなどで見つかった毒餌は5千箇所以上です。





(参考資料)

意識調査現在の総投票数227,047,993票 実施中 野良猫に餌やり「禁止」条例、どう思う?


(参考資料ー2)

野良猫の迷惑餌やりを禁じる条例に関する意識調査
(私が作成したものです。2015年4月9日まで受付)

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申し訳ありません。
個人情報の書き込みと、誹謗中傷があったためです(私のことではありません)。
この投稿者は、かつてブログコメントの投稿拒否設定をした方と思われます。
該当するコメントのみを削除することができませんので、このようにさせていただきました。

ドイツの犬の飼い主を恐怖に陥れた、gegenhund.org 「反犬サイト」の毒餌作成ガイド






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(Zusammenfassung)
Täglich werden in ganz Deutschland neue hundgiftköder gefunden.
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"Es ist der Einfluss der gegenhund.org (= Hund Hass Website)."
Sich anhört wie ein Krimi ist in Deutschland für Hundehalter leider bittere Realität.
Gegen ihren Betreiber gibt es Dutzende Strafanzeigen und sogar eine Online-Petition.
Aber die Staatsanwaltschaft Koblenz hat die Beschwerden gegen die Seite bereits 2010 aufgrund des fehlenden Straftatbestands abschließend zurückgewiesen.
Darüber hinaus ist eine Petition schon deshalb sinnlos, weil der Deutsche Bundestag keinen Einfluss auf diese Seite hat .
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 ドイツでは、飼い犬を狙った毒餌が仕掛けられるという事件が多発しています。例えば大阪市と人口規模がほぼ同じベルリン州では、2014年の1年間で91箇所で犬の毒餌が見つかりました。同年毒餌で殺傷された犬は、ベルリン州だけで数十頭もいます。犬を狙った毒餌は、ドイツ全土でも大変多く、社会問題化しています。ドイツ語圏のオーストリアやスイスでも同様の傾向です。その背景には、犬嫌悪者が運営するサイトで、毒餌の作り方が掲載されていることがあるとメディアが指摘摘しています。


 私は記事、
犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ベルリンでは、1年間に91箇所で毒餌が見つかり、多数の犬が殺傷された
犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ドイツにおける多くの犬毒餌事件
続・犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ドイツにおける多くの犬毒餌事件
において、ドイツでは飼い犬を狙った毒餌が公共の場に仕掛けられる事件が多発していることを述べました。実際に殺傷される犬は大変多いです。対して犯人が検挙されるという例は、近年では私は知りません。
 その背景には、犬の毒餌のつくり方を説明したサイトの存在があると複数のメディアが指摘しています。例えば次のTVニュース(これはオーストリアのものですが)です。1:00あたりから、問題のサイトの説明がなされています。


(動画)

2011年6月19日。

Giftköder - Gefährliche Leckerbissen!
Die Meldungen häufen sich: Fast täglich müssen in Deutschland, Österreich oder der Schweiz viele Hunde elendig verenden, weil brutale Tierquäler ganz bewusst tödliche Fallen auslegt haben.

毒餌 - 危険な御馳走!
多くのメッセージが寄せられました。
ドイツではほとんど毎日のように起きていることですが、オーストリア、スイスでは、多くの犬が残忍な動物虐待者が意図的に致命的なわな(毒餌)を仕掛けているためです。





 この動画は、オーストリアのTVニュースです。この動画の1:02~から(ほかの箇所でも取り上げられています)、この犬嫌悪者によるサイト、gegenhund.org「反犬サイト」の毒餌作成の記述についての説明があります。しかし、スパイキー(犬の名前)が、スパイキー(尖った鋭利)なものを仕込んだ毒餌を食べて死んだなんて、このTVニュースは、下手なジョークでウケを狙ったのでしょうか(笑い。
 gegenhund.orag「反犬サイト」のリンクを開き、Giftköder(li)-Rechner 「毒餌ー自動計算機」、をクリックすれば毒餌の選択と、ターゲットとなる犬の体重を入力すれば、必要となる毒の致死量(um den Schadhund über die Regenbogenbrücke zu ködern !=töte die Schadhund 「有害な犬を、虹の橋を渡らせる=有害な犬を殺す」)が示されます。この「毒餌作成ガイド」の記述については、批判者がいくつか動画をアップしています(もし、gegenhund.org「反犬サイト」のリンクを見られなかった方は、こちらを参照にしてください。アカウントを持っていない方は閲覧できないかもしれませんので)。以下に、gegenhund.org 「反犬サイト」に対する批判動画の例をリンクします。


(動画)

2012年8月29日。

Gegenhund.org | Helft mit, sie zu Stoppen!
gegenhund.org「反犬サイト」を廃止するために私たちを助けてください!


1:06~から、毒餌の作り方の記述があります。
この動画の作成者さんは、興奮すると舌打ちする癖があるんですね。




(動画)

「毒餌ガイド」の説明は、1:03~から。




 この犬嫌悪者によるサイト、gegenhund.org「反犬サイト」の管理人は、毒餌作成ガイドの記述などにより、複数のドイツの愛犬家らにより数十回の刑事告発が行われました。それと同時に、インターネット上からの削除を求められました。また、インターネット上からの本サイトの削除を求める複数の署名活動が行われ、ドイツ連邦議員まで陳情が行われています。
 しかしドイツの検察庁は、「当該サイトは動物保護法(Tierschutzgesetz)をはじめとする法令に違反する、刑法犯罪が成立する事実はない。合法的である」として不起訴を2010年に決定しました(Die Seite gegenhund.org laut Staatsanwaltschaft legal ist.)。ドイツ、コブレンツ検察庁は、その旨を回答しています。さらに、このサイトをインターネット上から削除する根拠は法律上ないとしました。

 gegenhunnd.org「反犬サイト」は、2008年頃に開設されています。開設当時から今まで、コンテンツの変更や削除を当局に求められた形跡はないようです。内容は毒餌作成ガイドも含めて、当時のまま(表現はむしろ過激になっています)存続しています。
 次回以降の記事では、ドイツの愛犬からによる当該サイトの「毒餌作成ガイド」の内容や、刑事告発~削除のための署名活動について。さらにはドイツ検察庁の、本サイトに対する刑事告発に対する不起訴決定の理由などについて紹介します。



(参考資料)

意識調査現在の総投票数227,047,993票 実施中 野良猫に餌やり「禁止」条例、どう思う?


(参考資料ー2)

野良猫の迷惑餌やりを禁じる条例に関する意識調査
(私が作成したものです。2015年4月9日まで受付)

*せっかく多くのコメントを頂いたのですが、コメント投稿不可とし、頂いたコメントが削除されました。
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該当するコメントのみを削除することができませんので、このようにさせていただきました。

「告訴・告発」が、愛誤テロの道具とされていることを危惧する~「京都市 野良猫への不適切な餌やり禁止条例」に対する、狂気の嫌がらせ告発





e-mail eggmeg@hotmail.co.jp

Domestic/inländisch
 前回記事、「京都市 野良猫への不適切な餌やり禁止条例」に対する、狂気の嫌がらせ告発、では、いわゆる京都市の「野良猫餌やり禁止条例」の成立を妨害するだけを目的とした、愛誤の京都市職員に対する刑事告発について述べました。実は過去にも、自治体の動物愛護行政を妨害することだけが目的の、愛誤による刑事告発テロは何度か起きています。


 記事、「京都市 野良猫への不適切な餌やり禁止条例」に対する、狂気の嫌がらせ告発、では、京都市のHPの日付が誤っていることを理由に、京都市職員を公文書偽造罪で刑事告訴した動物愛誤団体らについて述べました。
 この告発は、公文書偽造罪の犯罪構成要件を満たしておらず、全く根拠薄弱です。目的はあからさまに、いわゆる京都市の「野良猫への不適切な餌やり禁止条例」の成立阻止を狙っただけのテロ攻撃です。実は、過去にも度々動物愛護団体は、告訴告発という司法制度を悪用した、自治体に対するテロが行われています。

 例えば私は、このような記事も書いています。
大阪府職員を、動物愛護管理法違反で告発し続けた愛誤
大阪府職員を、動物愛護管理法違反で告発し続けた愛誤-2

 
 大阪府の事件の概要です。

(2004年~)
 大阪府東大阪市にある石切神社では、かつて境内での野良猫の餌やりに悩まされてきました(今でも野良猫が多いようです)。石切神社は民間の警備会社に境内の野良猫の捕獲を委託し、捕獲した野良猫を東大阪市保健所に引き取ってもらうことにしました。さらに大阪府が作成した、野良猫の餌やりを禁じるポスターを、東大阪保健所職員に、境内に掲示してもらいました。それがそのポスターです。


(画像)

 このポスターの掲示が、なぜ「動物愛護管理法違反」が成立するのか、全く理解に苦しみます。ましてや宗教法人石切神社の要請を受けて、石切神社の私有地に掲示したのです。

大阪愛護グループ
大阪愛護グループ1


(2005年~)
 三重県の動物愛誤団体代表の東野貴子氏は、石切神社境内に、大阪府動物愛護グループが「猫に餌をやらないでください」との啓発ポスターの掲示を神社に助言したことと、石切神社が捕獲した野良猫を引き取ったことを根拠に、「大阪府動物愛護グループ」職員を、大阪府警に動物愛護管理法と地方公務員法違反で告発ました。
 しかし不受理となりました。同年、弁護士に依頼して再度告発を行い受理されました。

 「動物愛護グループ」のH氏、I氏の2名は書類送検されました。さらに東野貴子氏らは、H氏、I氏が送検されたことを朝日新聞に持ち込み、記事にすることを要請。朝日新聞は、H氏らの弁明を掲載ましたが、その記述内容が「H氏らは犯罪者である。犯罪者を犯罪者として報道しないのは気に入らない」と、東野貴子氏らは、朝日新聞をブログなどで攻撃しました。
 石切神社は餌やりへの対抗策として、餌やり場所への侵入防止のためにフェンスの設置を行いました。東野貴子氏らは、それを「餌やりの妨害行為だ」として神社に抗議しました。

 
 この事件が一因で、大阪府は所有者不明の成猫の引取りを事実上停止したと言われています。以上の経緯は、本事件の告発人である、東野貴子氏が代表を務める動物愛誤団体、「シロの家」、のHPに記述されています。
 本件東野貴子氏は、石切神社での餌やりグループの中心人物と思われます。むしろ彼女の方が、野良猫に餌をやることにより神社境内を汚損したことによる「器物損壊罪」、糞尿の悪臭で参拝者の足が遠のいた事による「業務妨害罪」、餌やりを禁じて境内から退去するよう要請したにもかかわらず退去しなかった「不退去罪」が成立すると思います。

 好訴癖は、妄想性人格障害や統合失調症が疑われるとされています。これらの告発人の行動や記述から推察するところ、私は正常な域を逸脱していると思います。自治体は、むしろ根拠薄弱な、あからさまに嫌がらせ、テロを目的とした告訴告発に対しては、毅然とした態度を示すべきではないでしょうか。逆に虚偽告訴罪で告訴するなどです。私は、少なくとも今回挙げた2件については、虚偽告訴罪が成立するのではないかと思います。
 一部の狂信者により、地方議会の正当な民主主義のプロセスが阻害されてはなりません。また、行政が捻じ曲げられることはあってはならないのです。


(参考資料)

意識調査現在の総投票数227,047,993票 実施中 野良猫に餌やり「禁止」条例、どう思う?


(参考資料ー2)

野良猫の迷惑餌やりを禁じる条例に関する意識調査
(私が作成したものです。2015年4月9日まで受付)

「京都市 野良猫への不適切な餌やり禁止条例」に対する、狂気の嫌がらせ告発





e-mail eggmeg@hotmail.co.jp

Domestic/inländisch

 野良猫などへの不適切な餌やりを禁止する条例が20日、京都市議会本会議で可決成立しました。この条例成立に対しての明らかに嫌がらせを目的とした、京都市職員に対する刑事告発「公文書偽造罪」が野良猫系動物愛誤団体からなされました。しかし、刑法155条に定める「公文書偽造罪」の犯罪要件を満たしていません。まさにこの告発は、動物愛誤団体の狂気の悪あがきです。


 まず京都市の「野良猫への不適切な餌やり禁止条例」が成立したニュースです。野良猫への不適切な餌やり禁止条例成立 京都市。ヤフー!ニュースJAPANから(元記事 朝日新聞デジタル)。2015年3月20日。


野良猫などへの不適切な餌やりを禁止する条例が20日、京都市議会本会議で可決、成立した。
背景には餌やりを巡るトラブルが相次いでいる実態がある。
条例では、野良猫など飼い主がいない動物に対し、不適切な給餌(きゅうじ)で住民の生活環境に支障を生じさせた場合は、餌をやった人に対して勧告・命令を行い、命令違反の場合は10月1日から5万円以下の過料を科す。



 本条例は、①明確に「野良猫などの不適切な餌やり」を対象とすることを明文化した、②抑止効果が期待できる過料額であること、③政令市という大都市での制定、であり画期的です。私は、不適正な野良猫への餌やりによる被害者の権利回復は、事実上唯一民事訴訟によらなければならず、大変ハードルが高いことを問題にしてきました。
 野良猫への餌やりから被害を受けている人の権利回復が、京都市では条例により速やかに行われることを望みます。また、京都市の餌やり禁止条例化の流れが、日本全国に波及することを期待します。

 さて本京都市条例ですが、野良猫敬愛誤団体が、悪あがきとも言える嫌がらせを行いました。京都市職員に対する「公文書偽造罪」の刑事告発です。動物愛誤団体、犬猫救済の輪HP記事、緊急速報 大拡散!! ☆京都市条例・・・告発、から引用します。


京都市動物による迷惑の防止に関する条例は明日可決される見通しでしたが、 本日大きな動きがありました。
京都市・・・刑法第156条に基づいて告発されました
市議会は警察の捜査対象となる条例案の立法審議を中止してください!
市長は民意無視、違法な条例案を撤回せよ!

告発状
平成27年3月19日
京都府警察本部長 殿

告発人    
NPO法人 動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN 代表 鶴田 真子美
東京都動物愛護推進員  中村 光子
NPO法人 ねこけん 代表 溝上 奈緒子

被告発人
住所 〒604-8571 京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地 京都市役所 
氏名不詳 (京都市情報館作成担当者)
住所 同上 
氏名不詳(京都市保健福祉局長)
住所 同上
氏名不詳(京都市保健福祉局保健衛生推進室長)
住所同上
氏名不詳(京都市保健福祉局保健衛生推進室保健医療課長)
 
第1  告発の趣旨
被告発人らの下記所為は、刑法第156条 虚偽公文書作成罪に該当すると考えるので、被告発人らの厳重な処罰を求めるため告発します。
 
第2  告発事実
被告発人らは、共謀のうえ、平成27年2月12日 、京都市公式ウエブサイト「京都市情報館」において、「京都市動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)の制定に関する本市の考え方について」(ページ番号177678)と題する文書を掲載したが、その後、同文書の日付を2月6日付という虚偽の日付に変更し、もって虚偽の公文書を作成したものである。

第3 告発の事情    
THEペット法塾の、京都市パブコメへの意見、及び平成27年2月7日の
「京都市条例案は形を変えた殺処分」の全国集会にて、「野良猫に冷たく、動物愛護管理法等に反し、地域猫に違う、誤った条例が作られないよう、動物愛護管理法、京都動物愛護憲章に沿った条例の制定を求めた」集会宣言に対して、京都市は、平成27年2月12日付京都市公式ウエブサイト(京都市情報舘)において、「全国に誤った情報を流したことにより誤解をさせた」旨の虚偽の公報を行った。
2月16日に、THEペット法塾が、それに対する反論を提出すると、その後、京都市は、公報の日付を、2月7日全国集会の前の、2月6日付に遡らせた。
京都市の虚偽公報は、電子公文書の品位を著しく損なうものであり、多くの国民の、公文書に寄せる信頼を多大に損ねることになった。



 さすがに本告発では、弁護士は受任していないようですが(苦笑。要するに、京都市の職員が、京都市のHPの記載において誤りがあったことを、本告発(公文書偽造罪)の根拠としているようです。私見ですが、本件告発の根拠となる事実は、公文書偽造罪の犯罪要件を満たしていません。
 その理由について述べます。公文書偽造罪について規定した法律は、刑法155条です。本条文及び本条の解説「2 公文書偽造等罪(155条)」を以下に引用します。


刑法第155条
1 行使の目的で、公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造した者は、1年以上10年以下の懲役に処する。
2 公務所又は公務員が押印し又は署名した文書又は図画を変造した者も、前項と同様とする。
3 前2項に規定するもののほか、公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は公務所若しくは公務員が作成した文書若しくは図画を変造した者は、3年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処する。

本罪の成立には,故意(「公務所・公務員の印章・署名を使用して公務所・公務員の作成すべき文書・図画を偽造すること」の認識・認容)のほか,「行使の目的」が必要です。



 公文書偽造罪の犯罪構成要件は、①その文書が公文書であること、②行使を目的とすること、③故意(過失罪は成立しない)です。京都市のhpの記述が公文書か否かは判断が分かれるところですが、本件においては、犯罪構成要件の②と③を満たしていません。
 「②行使を目的とすること」ですが、HPの文書の日付が、仮に誤っていたとしても、それが何らかの強制力をもつとは考えられません。つまりそれによって公使~なさしめること、がなければ、②の犯罪構成要件は成立しません。
 また③の故意ですが。京都市HPの文書の日付が仮に誤っていたとしても、その記述をしたものが何らかの利益を得ることは考えられません。ですから「故意」である可能性はありません。仮に日付が誤っていたとしても、それは単なる凡ミスです。本罪は過失では成立しません。よって公文書偽造罪の犯罪構成要件である②③(さらに解釈によっては①も)を満たしておりませんので、本件は公文書偽造罪は成立しません。

 京都市のHPの文書の日付が仮に誤っていたとしても、それを「公文書偽造罪」をこじつけて告発に及ぶのは呆れます。が、さらにそれを持って「野良猫餌やり禁止条例」の成立を阻止すべきと飛躍するのは、狂気の悪あがきです。
 本条例は民主義に則った手続きを経て、正当に成立しました。「迷惑な野良猫などの餌やりは罰則で禁じるべき」は、多数意見で民意を反映したものです。それを野良猫系愛誤団体は、厳粛に受け止めるべきでしょう。対して地域猫制度は、その根拠を議会承認を要する条例を根拠としたものは日本ではひとつもりません。アメリカでは全て条例です。ロザンゼルス市は議会の承認を経ずして猫TNR制度を導入しましたが、市民団体から司法手続きによって廃止されました。もし日本で地域猫を条例によって制度化するのであれば、多くが否決されると思います。野良猫愛誤のダブルスタンダードの厚顔無恥は余りにもひどいです。


(参考資料)

意識調査現在の総投票数227,047,993票 実施中 野良猫に餌やり「禁止」条例、どう思う?




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続・犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ドイツにおける多くの犬毒餌事件






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(Zusammenfassung)
Hundeköder Vorfall
(in Deutschland)


 前回記事、犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ドイツにおける多くの犬毒餌事件、の続きです。ドイツでは、極めて犬(もしくは猫。猫の殺害目的の毒餌は、また別の機会に記事にします)を殺害する目的の毒餌が仕掛けられることが大変多いです。検索すれば、実に多くの情報がヒットします。それに対して、毒餌を仕掛けた犯人の検挙例はほとんどないようです。前回記事に続いて、ドイツにおける、犬の殺害を目的とした毒餌事件をいくつか紹介します。


Hund nach Giftköder-Attacke im Rosental verstorben「犬は毒餌攻撃の後に死にました ローセンタール(ドイツ、ヘッセン州)」。2014年8月5日。

Wie die BILD berichtet, hat das Tier die Notoperation nicht überstanden.
Am vergangenen Donnerstag waren in dem Park dutzende mit Nägeln gespickte Wurststücke gefunden worden.
Drei Tiere aßen die Köder und mussten notoperiert werden.
Vom Täter fehlt weiter jede Spur.

ビルト紙(ドイツのマスメディア)が報道したように、犬は緊急手術を受けても助かりませんでした。
先週の木曜日に公園で、釘が散りばめられたソーセージ片が数十個見つかりました。
3頭の動物(犬)がそれを食べて、緊急手術を行わなければなりませんでした。
犯人の捜査は、打ち切られました。




・Giftköder in Wuppertal Barmen Wichlinghausen 3 Tiere tot「ヴッパータール バルメン ヴィッヒリンハウゼン(ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州)では、毒餌により3頭の犬が死にました」。2014年2月11日。

Ende vergangener Woche war sein Vater täglich mit Familien-Hündin Joko im Nordpark unterwegs.
Am Samstag brach der Hund dort zusammen, der Tierarzt diagnostizierte eine schwere Vergiftung.
Trotz Behandlung in der Duisburger Tierklinik ist der Hund am Samstag gestorben.

先週後半のことですが、彼の父はノースパークで家族同様の雌犬ジョコとのに日課の散歩をしました。
土曜日に、犬(ジョコ)倒れ、獣医師は重度の中毒と診断しました。
デュイスブルクの獣医診療所での治療にもかかわらず、犬は土曜日に死亡しました。






・stadt-panorama TV: Giftköder in Moers(おそらく、Mörserだと思うのですが)「スタッドーパノラマTVニュース モーザー(ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州)での毒餌」。2013年3月28日。

Der Moerser Stadtpark bietet für viele Hundebesitzer den idealen Ort zum Spazieren und Gassi gehen.
Doch seit einigen Wochen leben viele Bürger in Angst um ihre Vierbeiner.
Denn im Stadtgebiet sollen angeblich Köder mit Gift und Glasscherben gefunden worden sein.

モーザー・スタッドパークでは、多くの犬の飼い主が、許可された安全な場所で散歩することを勧告しています。
しかし最近数週間の間に、多くの市民が彼等の4本足(犬のこと)に対する恐怖に陥っています。
伝え聞くところによれば都市部では、犬が毒殺されたという割れたガラスが仕込まれた餌が見つかりました。






・Giftköder: Angst vor Hunde-Mörder in Espenau 「毒餌 犬の殺し屋のエスペナウ(ドイツ、ヘッセン州)の恐怖」。2011年8月3日。

Espenau, 05.07.2011: Giftköder-Alarm in (imが正しいでしょう)Espenau- mit vergifteten Wurst-Stückchen versucht offenbar ein älterer Mann in Espenau, Hunde zu töten.
Halter und Tierschützer sind entsetzt über die präparierte Nahrung.

エスペナウ市は、2011年5月7日に毒餌に関する警報を出しました。
どうやら年配の男性が、犬を毒殺するために、毒餌入のソーセージを仕掛けることをこころみたようです。
犬の飼い主と動物愛護活動家は、食べ物に仕掛けられた毒に憤慨しています。





 前回記事とともに、近年のドイツ国内における、犬(もしくは猫)を殺害する目的で仕掛けれられた毒餌の事件は大変多いです。検索すれば、実に多数の情報がヒットします。私はマスメディアの報道しか紹介していませんが、報道されなかった、個人ブログや動物愛護団体のHPでも事件も多数あります。実感としては、日本よりはるかに多いという感じがします。さらには、犯人の検挙例が極めて少ない(私が確認した限り、マスメディアによる犯人逮捕の報道はありません)。同様の傾向が、オーストリア、スイスでもあります。
 ドイツでは、犬嫌悪者によるサイトがあり、そこには犬を殺害するための毒餌の作り方を詳しく解説した記述があります。この犬嫌悪者のサイトは、開設したから約10年経ちますが、毒餌に関する記述の変更や削除を当局から求められた形跡はありません。次回以降の記事で、そのサイトの毒餌に関する記述を紹介します(続く)。

犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ドイツにおける多くの犬毒餌事件

 




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(Zusammenfassung)
Hundeköder Vorfall
(in Deutschland)


 記事、犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ベルリンでは、1年間に91箇所で毒餌が見つかり、多数の犬が殺傷されたでは、ドイツベルリン州では、2014年だけで91箇所で犬を攻撃する目的の毒餌が見つかり、数十頭の犬が殺傷されたことを紹介しました。犬に対する毒餌攻撃は、ドイツではベルリンだけではなく、多くの都市で多発し、深刻な社会問題になっています。今回はベルリン州以外の、ドイツにおける犬の毒餌事件をいくつか紹介します。


Simbach bei Landau Hund frisst Giftköder und verendet 「ランドー近くのシムバッハ(バイエルン州)で 犬は毒餌を食べて死にました」。2012年8月27日。

Kurz nach einer vergifteten Bulldogge ist in Niederbayern ein zweiter Hund an einem Giftköder verendet.
Wie die Polizei am Montag mitteilte, starb das Tier bereits am vergangenen Donnerstag.
Der Köder war in Simbach (Kreis Dingolfing-Landau) ausgelegt worden.
In der Nähe wurden auch zwei tote Katzen gefunden, die möglicherweise ebenfalls vergiftet wurden.
Wenige Tage zuvor war in Neureichenau ein Hund verendet, nachdem er mit Pflanzenschutzmitteln versetztes Futter gefressen hatte.

最初にブルドッグが毒殺された直後に、ニーダーバイエルンで第二の犬が毒餌で死にました。
月曜日の警察の発表によれば、犬は先週の木曜日には、すでに死んでいました。
餌は、シムバッハ(ディンゴルフィンランドー地区)で仕掛けられていました。
近所の、2匹の死んだ猫も、毒殺された可能性があることが判明しました。
数日前に、殺虫剤を混ぜた餌を食べたあとに死んだ犬が、ノイライヒェナウで発見されました。
見知らぬ者が、その犬の飼い主の家のフェンスを乗り越えて、毒入りの餌を投げ込んでいました。


犬 毒餌 バイエルン



Giftköder in Würzburg – Was tun?「ヴュルツブルク(バイエルン州)の毒餌 - 犯人の目的は何なのか?」。2013年4月4日。

Die Sonne scheint, Frau M. spaziert mit ihrem Hundi über die grüne Wiese am Stadtrand.
Frau M. wundert sich, tritt an Hundi heran und holt ihm das “Etwas” wieder aus dem Maul.
Was sich anhört wie ein Krimi ist in Deutschland für Hundehalter leider bittere Realität.
Täglich werden in ganz Deutschland neue Giftköder gefunden.
Hackfleisch, Leberwurst und Fleischwurst sind meist die Träger giftiger oder gefährlicher Stoffe für den Hund.
Nägel, Reiszwecken, Ratten- oder Schneckengift und sogar Tackernadeln werden in das Fleisch eingearbeitet.
Starke Vergiftungserscheinungen oder/ und schwere innerliche Verletzungen sind die Folge der Giftköderaufnahme.
Wird dann nicht sofort gehandelt und ein Arzt aufgesucht, kann es innerhalb weniger Stunden zum Tod des Hundes führen.

よく晴れた日に、M夫人は町の外れのある緑の牧草地で彼女の犬と散歩していました。
M婦人は、ワンちゃんが何かをくわえて持ってきたものを受け取り、不思議に思いました。
そして驚きました。
彼らは悪くはないのに、犬はそれをほとんど飲み込むところでした。
M婦人が手にしたのはカミソリの刃でしたーそして鋭いカミソリの刃は、彼女を恐怖で震え上がらせました。
このようなスリラー映画のように聞こえることは、残念ながら犬の所有者にとってはドイツにおいては苦い現実です。
新しい毒餌は、ドイツでは毎日のように発見されています。
地面に置かれた牛肉、ソーセージなどの肉は普通、犬を狙った毒物または有害物質が仕込まれています。
釘、鋲、殺鼠剤、さらにホッチキスの針、またはねじが、肉の中に組み込まれています。
毒物によるものと強く思われる思われる症状、または重度の内蔵の損傷は、毒餌摂取の結果です。
そのようなことがあれば速やかに行動し、獣医師を受診しなければ、それが原因で犬がの数時間以内に死ぬ可能性があります。



 少し長くなりましたので、ドイツにおける犬の殺傷を目的とした毒餌事件の紹介は、次回以降の記事で続けます。ドイツにおける、犬(一部では猫も)を狙った毒餌攻撃は大変多いようで、検索を行えば、極めて多数の情報がヒットします。今回紹介した、マスメディアの記事は、ほんの氷山の一角です。また、隣国のオーストリア、スイスなどでも、犬を狙った毒餌攻撃は社会問題化し、深刻な状況です。背景には、犬の不適正飼育による被害があるとされています。
 例えば、ドイツ、オーストリア、スイスでは、死亡事故も含む、犬による深刻な咬傷事故が多発しています(ドイツでは犬飼育数比で日本の10倍以上)。法律で義務付けられているにもかかわらずリードを使用しない、さらには放し飼いをする飼い主が多いことが一因と思われます。ドイツでは、全州において、犬のリード及び首輪の装着と、飼い主明示が法律で義務付けられています。また、犬糞放置による根強い犬飼育者への反発が、これらの国にあります(続く)。

続・ドイツにおける狂犬病対策での殺処分は、日本よりはるかに厳格です

 




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(Zusammenfassung)
In Deutschland, wie Hunde und Katzen gibt es einen Verdacht auf Tollwut werden getötet.
Tollwut-Maßnahmen in Deutschland ist streng.
Verordnung zum Schutz gegen die Tollwut(Tollwut-Verordnung)
Nach amtlicher Feststellung
§ 7 Tötung und unschädliche Beseitigung
(1) Ist der Ausbruch oder der Verdacht des Ausbruchs der Tollwut in einem Betrieb oder an einem sonstigenStandort amtlich festgestellt, so kann die zuständige Behörde die sofortige Tötung und unschädliche Beseitigungder seuchenverdächtigen Tiere anordnen;
bei seuchenverdächtigen Hunden und Katzen hat sie die Tötung und unschädliche Beseitigung anzuordnen.


 記事、ドイツにおける狂犬病対策での殺処分は、日本よりはるかに厳格です、の続きです。前回記事では、ドイツはかつては狂犬病の発生が多く、そのために狂犬病防除に係わる法律の規定が厳しいことを述べました。ドイツでは、「狂犬病の疑いがある」だけでも、その動物を殺処分しなければなりません。例えば狂犬病に感染した動物と接した事実があれば、その動物は即時強制殺処分の対象となります。症状を示さなくてもです。在ドイツ日本大使館のHPでは、「犬猫などをドイツ国内に持ち込む際に、ドイツ連邦共和国の基準にみたないものは強制的に殺処分されることがあります」とあります。例えば狂犬病ワクチン接種の証明が不備であったなどです。


 前回記事では、ドイツにおける狂犬病防除策として、連邦狩猟法の規定をあげました。ドイツでは本法により、自由に徘徊している犬猫を通年狩猟駆除することを推奨していますが、その目的は野生動物の保護と、感染症(狂犬病)の防除です。今回は、ドイツにおける関税事務所での狂犬病の防除対策や、狂犬病に係わる法令について紹介します。
 また、日本における犬猫などの入国手続きや、狂犬病の疑いのある犬などの扱いについて比較します。結論から言えば、ドイツは日本よりはるかに厳格に狂犬病防除のための、殺処分を行っています。

 「東欧からドイツの愛護(誤)団体がレスキューした犬を違法に持ち込もうとしたところ、そのうちの一頭で狂犬病が発見されました。ドイツ当局は、その狂犬病感染犬と接触があった犬=(狂犬病の症状はない)のすべてを強制殺処分しました」。これは昨年起きた事件です。記事のリンクが切れていましたので、ほかのソースを提示します。
 これはバイエルン州内の自治体、バンベルク郡で発生した狂犬病です。犬の輸出国はモロッコでしたが、書類上はこの犬の狂犬病ワクチン接種は行われていました。税関の獣医師は、症状などからその犬の狂犬病を疑い、即時殺処分決定を行いました。殺処分翌日の剖検で、狂犬病の診断が確定しました。

 この例では、「ドイツの狂犬病に対する対処は、狂犬病の疑いがあるだけでも即時、強制的に殺処分を行う~狂犬病に感染した動物と接触があっただけでも(外見上健康で症状がなくても、狂犬病感染個体と接触したという事実は狂犬病に感染している疑いが生じるため)、即時殺処分の対象となる」ことがお分かりいただけると思います。
 2013年に、狂犬病が疑われる輸入犬を即時殺処分した、バンベルク郡のプレスリリースから引用します。Landkreis Bbamberg Tollwut im Landkreis Bamberg 「バンベルク郡におけるプレスリリース バンベルク郡で狂犬病が発生しました」。2013年7月26日。


Landesamt für Gesundheit und Lebensmittelsicherheit bei einem importierten Hundewelpen aus dem Landkreis Bamberg Tollwut nachgewiesen.
Impfpass erfolgte in Marokko die vorschriftsmäßige Tollwutimpfung.
Der behandelnde Tierarzt reagierte äußerst schnell und umsichtig und äußerte den Verdacht auf Tollwut.
Der erkrankte Welpe wurde eingeschläfert und zur Untersuchung an das Bayer.
Der Tollwutverdacht wurde vom Labor am nächsten Tag bestätigt.
Nicht bzw. unzureichend geimpfte Tiere, die Kontakt zu einem tollwutkranken Tier hatten, werden auf behördliche Anweisung sofort getötet.

バンベルク郡の「健康と食品安全局」において、(モロッコから)輸入された子犬に狂犬病が検出されました。
その子犬は、(記録上では)モロッコで適切にワクチン接種が行われていました。
担当の獣医師は、(症状から)非常に迅速かつ慎重に対応し、その子犬の狂犬病の感染の疑いがあることを表明しました。
その病気の子犬を安楽死させ、バイエルン州が調査を行いました。
狂犬病の疑いは翌日に、実験室で診断が確定されました。
ワクチン未接種、もしくは不適切なワクチン接種をした動物、さらには狂犬病に感染した動物と接触した動物は、公式見解により、即時殺処分しなければなりませんでした。



 続いて、「ワクチン未接種、不適切なワクチン接種(完全にワクチン接種の証明がなされていない、ワクチンの効果に疑念があるなど)、もしくは狂犬病と接触した動物(狂犬病感染動物とともに輸送したなど。外見上健康であったとしても)は即時殺処分しなければならない」との根拠となる法令の条文を引用します。
 ドイツ連邦狂犬病規則(Verordnung zum Schutz gegen die Tollwut(Tollwut-Verordnung))。


§ 7 Tötung und unschädliche Beseitigung
(1) Ist der Ausbruch oder der Verdacht des Ausbruchs der Tollwut in einem Betrieb oder an einem sonstigenStandort amtlich festgestellt, so kann die zuständige Behörde die sofortige Tötung und unschädliche Beseitigungder seuchenverdächtigen Tiere anordnen;
bei seuchenverdächtigen Hunden und Katzen hat sie die Tötung und unschädliche Beseitigung anzuordnen.

殺処分と有害獣の排除
(1)施設内または他の周辺場所において、狂犬病が集団発生したり、またそれが狂犬病と疑われることが公に確認された場合は、所管官庁は、その疑わしい動物の即時殺処分と排除を命ずることができ、所轄官庁は、狂犬病の疑いのある犬や猫の殺処分と排除を命じなければなりません。



 さらにドイツの、犬猫などの入国手続きに関する、在日本ドイツ大使館のHPに、以下のような記述があります。ドイツ連邦共和国大使館・総領事館 ドイツへの犬、猫などの持ち込みについて


狂犬病の予防接種の証明書がないペット、もしくはマイクロチップを提示するこ とができないペットは、管轄官庁によりもと来た国へ送致されるか、健康検査が終わるまで検疫所に預けられます(費用は飼い主負担)。
非常手段として、飼い 主の費用負担なしに殺処分されることもあります



 対して日本では、狂犬病の疑いのある犬などは、保健所が押収して経過観察を経た後に、症状を確認した上で殺処分します。また海外から、日本に犬猫などを持ち込む場合は、ワクチン接種などの証明が不備であったとしても、半年間関税事務所に留め置いて、感染症が認められなければ入国を認めます。
 ドイツと比べれば、日本は狂犬病に係わる殺処分においてはかなり慎重です。「疑い」があるだけでは法律上、強制的に殺処分することはできません。「かなりの経過観察期間を経て、明らかに症状を呈しない限り」殺処分は行えません。次回は、日本の狂犬病に関する法令と、ドイツの狂犬病防除を比較したいと思います(続く)。


(動画)

2014年のことですが、泡を吹くと言う特有の症状を示さなかったのですが、この犬は狂犬病に感染していました。
この動画はイタリアです。
まだまだヨーロッパは、狂犬病の脅威にさらされているのです。
そのようなところで「犬の放し飼い、ノーリード」が「良き伝統」でありえますか。




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ドイツにおける狂犬病対策での殺処分は、日本よりはるかに厳格です

 




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(Zusammenfassung)
Die Vorschriften des Bundesjagdgesetz:
Pflicht des Jägers ist vermehrte
Bejagung von Raubwild (Freilaufende Hunde und Katzen).
Darüber hinaus ist die Tollwut Kontrolle auch Zweck.
Bundesjagdgesetz
§ 23 Inhalt des Jagdschutzes
Jagdschutzes Der Jagdschutz umfaßt nach näherer Bestimmung durch die Länder den Schutz des Wildes insbesondere vor Wilderern, Futter not, Wildseuchen, vor wildernden Hunden und Katzen sowie die Sorge für die Einhaltung der zum Schutz des Wildes und der Jagd erlassenen Vorschriften.


 私のブログをFace bookなどで紹介して下さっている方から、質問を受けました。「ドイツでの犬猫の狩猟は、狂犬病対策でもあるのか?」です。こちらの記事です。さんかくたまご様 返信。ドイツにおける犬猫の狩猟の根拠となる法律は、ドイツ連邦狩猟法(Bundesjagdgesetz)です。本法においては、犬猫の狩猟は野生生物保護と感染症(狂犬病)防除を目的としています。さらには、各州の警察法で警察官が犬などを職務で射殺することを求めている規定も、狂犬病対策の一環かもしれません


 ヨーロッパ大陸は狂犬病が根絶されていません。実は、東ヨーロッパや黒海沿岸の旧ソビエト連邦構成国の一部では、世界でも有数の狂犬病多発地帯です。ヨーロッパにおける狂犬病発生の状況は、次の画像のとおりです(ドットが狂犬病発生地点)。
 Tollwut「狂犬病」より引用します。またこちらのサイトでは、Aus jagdlicher Sicht: Pflicht des Jägers ist vermehrte Bejagung von Raubwild. bei Tollwut im Jagdbezirk Köder auslegen.「法律の条文では。ハンターの責務は、野生動物の捕食者である犬猫を狩猟駆除することです。狩猟地区での給餌は、狂犬病拡大行為とみなします(「野生生物の生息域でも野良猫への給餌は制限すべきではない」と主張している人に、このようなドイツの規定を知っていただきたいです。しかしその様な人に限って、狂信的な「動物愛護先進国ドイツ」の信奉者なのですから理解に苦しみます)」とあります。


(画像1)

1990年における狂犬病発生状況。
野生動物、ペット、人間とコウモリのみ。

狂犬病1990


(画像2)

2011年における狂犬病発生状況。
野生動物、ペット、人間とコウモリのみ。

狂犬病2011


 1990年頃に、ヨーロッパ大陸東部で極めて狂犬病発生数が多かった理由は、当時ソビエト連邦構成国の独立~共産党一党独裁から民主化へのプロセスで政情が安定せず、各国の衛生対策がおざなりになったためです。現在でも、内戦状態が近年まで続いた旧ユーゴスラビアの構成国や、政情が安定しないウクライナ周辺などは、狂犬病発生数が大変多いのです。
 それらの国々と地続きであるドイツは、厳格に狂犬病対策を講じています。浮遊状態の犬猫を積極的に狩猟駆除してきたのもその一環です。日本のように、国境は全て海を隔てている国とは異なります。日本の感覚で、ヨーロッパの狂犬病を理解しようとする方が間違いです。


 ドイツにおける犬猫の狩猟駆除の根拠となる法律は、ドイツ連邦狩猟法(Bundesjagdgesetzです。犬猫の狩猟駆除に関する条文を引用します。
 なお、さんかくたまご様 返信においては、私は「ドイツ連邦狩猟法では犬猫の狩猟の根拠を野生動物保護としていて、狂犬病防除は明文化されていない」とコメントしました。ドイツ連邦狩猟法が、2013年に改正されていたことを忘れていました。改正後は、感染症(主に狂犬病を念頭においていると思われます)防除の目的も加えられました。

§ 23 Inhalt des Jagdschutzes
Jagdschutzes Der Jagdschutz umfaßt nach näherer Bestimmung durch die Länder den Schutz des Wildes insbesondere vor Wilderern, Futter not, Wildseuchen, vor wildernden Hunden und Katzen sowie die Sorge für die Einhaltung der zum Schutz des Wildes und der Jagd erlassenen Vorschriften.

第23条 狩猟対象鳥獣の保護に関する内容
狩猟対象鳥獣の保護は、野生動物や狩猟活動の保護のために採用した規定に応じて、犬や猫などからの野生動物の捕食を懸念し、例えば、浮遊犬猫に給餌しないことや、野生動物の感染症流行に関して、特別に野生動物を捕食する犬猫から野生生物を保護する、国の具体的な規定に従った保護機能が含まれています。



 2013年の改正以前の連邦狩猟法(Bundesjagdgesetz)23条では、Futter not「給餌禁止」と、Wildseuchen「野生動物(浮遊犬猫)における感染症の流行」はなかったと記憶しています。改正連邦狩猟法で、野生動物(浮遊犬猫)の感染症に関する記述が盛り込まれたことにより、犬猫の狩猟駆除は、より狂犬病対策としての正当化を得たと言えると思います。
 しかし2013年の本法改正以前からドイツにおいては、犬猫の狩猟駆除は事実上狂犬病対策でもあったことは間違いないと思います。なぜならば、「狂犬病防除のために、犬猫は射殺すべし」という看板が多く、ドイツの狩猟区域に掲示されているからです。以下のような画像です。


(画像)

 Tollwutgefahr ! freilaufende hunde u. katzen werden erschossen 「狂犬病の危険!自由に徘徊している犬と猫は射殺すべきと書かれています。

狩猟支持看板 (640x480)


 ドイツ連邦共和国における狂犬病対策の根拠となる主な法令は、連邦狂犬病規則(Verordnung zum Schutz gegen die Tollwut(Tollwut-Verordnung))です。本規則における狂犬病防除のための殺処分規定は、日本よりはるかに厳しいのです。例えば、「狂犬病感染獣と接したなどで感染が疑われるだけも、その動物は即時殺処分しなければならない」などです。日本の狂犬病予防法では、感染が疑われる動物は、保健所が収容して経過観察をして発症後に殺処分~解剖を行い診断を確定するとあります。つまり、症状が出ていない~疑いの状態での殺処分は認められていません。
 なお、在日本ドイツ大使館では、「ドイツに犬猫などを持ち込もうとする際に、ワクチンの接種が証明できないなどの基準を満たしていないものは、ドイツ政府により強制的に殺処分されることがあります」と日本語で明記されています。その一文だけでも、「ドイツは殺処分ゼロ」ではないと判断できますね。
 対して日本の税関は、半年間の経過観察の後に、狂犬病などの感染症なないことを確認した上で入国を認めます。ドイツの狂犬病法と、通関の際の強制殺処分については、次回以降の記事で書きます(続く)。

犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えるドイツの犬の飼い主~ベルリンでは、1年間に91箇所で毒餌が見つかり、多数の犬が殺傷された

 




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(Zusammenfassung)
Fast täglich müssen in Deutschland, viele Hunde elendig verenden, weil brutale Tierquäler ganz bewusst tödliche Fallen auslegt haben.
91 Giftköder-Funde in einem Jahr in Berlin .
Rasierklingen, Glasscherben, Rattengift: In keiner anderen deutschen Stadt werden so viele gefährliche Hundeköder ausgelegt wie in Berlin.
Die präparierten Köder wurden in der ganzen Stadt entdeckt, in Grünanlagen, Hinterhöfen und Hundeauslaufgebieten.
„In erster Linie wollen wir aber andere Besitzer vor möglichen Gefahrenstellen warnen.“sagt Sascha Schoppengerd, technischer Leiter vom „Giftköder-Radar“.


 ドイツ、ベルリン州(特別市)内では、2014年の1年間だけで、91箇所も犬の殺傷を目的とした毒餌が見つかりました。餌には殺鼠剤や剃刀の刃をくだいたもの、鋭い針などが仕込まれています。ドイツではベルリン州以外でも、犬の殺傷を目的とした毒餌が多数見つかっており、殺傷される犬も多数あります。ドイツの犬の飼い主は、犬嫌悪者の毒餌攻撃に怯えています。


 2014年の1年間だけでも、ベルリン州(特別市)内で91箇所で犬の殺傷を目的とした毒餌が見つかりました。殺鼠剤などの有毒成分や、鋭い金属などをドッグフードや犬が好む餌に混ぜ込んだものです。ベルリン州は人口300万人を少し超えるぐらいで、大阪市とほぼ同じ規模の都市です。
 餌の発見場所は州内で広く分散しており、また餌の形状(元となる餌の種類や危険物の種類)がそれぞれの発見場所で異なることから、複数の人物による犯行であると推測されています。未だに犯人は検挙されておらず、ベルリンの犬の飼い主たちは怯えています。ドイツのマスメディア、Bild 紙の記事から引用します。Das finden Herrchen ga91 Giftköder-Funde in einem Jahr | Der Hunde-Hasser-Atlasr nicht wau!  「犬の飼い主は見張り役を見つけることができません。今年は91箇所で毒餌を発見。犬嫌いの地図」。2015年2月16日。


Berlin – Rasierklingen, Glasscherben, Rattengift: In keiner anderen deutschen Stadt werden so viele gefährliche Hundeköder ausgelegt wie in Berlin.
„Wir vermuten, dass die Täter solche Todesfallen in ihrem eigenen Wohnumfeld auslegen, weil sie sich dort von Hunden gestört fühlen“.
Die aktuelle Berlin-Bilanz:
91 Fälle waren es im vergangenen Jahr.
Die präparierten Köder wurden in der ganzen Stadt entdeckt, in Grünanlagen, Hinterhöfen und Hundeauslaufgebieten.
Beate Kaminski vom Tierschutzverein für Berlin appelliert an die Täter: „Legen Sie keine Köder aus, denn Hunde können daran qualvoll verenden.“ Und sie warnt: „Auch Kinder, die gern Dinge vom Boden aufheben und in den Mund stecken, werden gefährdet.“

ベルリン -  かみそりの刃、割れたガラス、殺鼠剤。
いいえ、ベルリン以外の他のドイツの都市でも、非常に多くの危険な犬の餌は、仕掛けられています。
「私たちは、犯人が自分の生活環境で、犬の被害に遭っていると感じているので、これらの死の罠を仕掛けていると疑っています」。
現在のベルリンの記録
昨年は91箇所に、毒餌が仕掛けられました。
毒餌は、市内の公園や裏庭などの、犬が運動するエリアで発見されました。
ベルリンの動物保護団体の、ベアテ・カミンスキー氏は、犯人に訴えます。
「犬は苦しんで死ぬ可能性があるので、毒餌を置かないでください」。
そして彼女は警告しています。
「地面から毒餌を拾って、口に入れたいと思う子どもたちも危険にさらされているのです」。


*引用の記事のベルリン州(特別市)の地図上のドット。
赤丸~毒餌
黄丸~尖った物体。割れたガラスや金属など
黒丸~その他不明

*引用した記事中の、Alle gemeldeten Fundorte im vergangen Jahr 「昨年報告されたすべての地域」に、死亡例が掲載されています。


 大阪市の同程度の規模の都市で、1年間に91箇所で犬を殺傷する目的の毒餌が見つかったことが多いか少ないかの判断は読者様に委ねます。見つかっただけで91箇所ですから、実数はその数倍かもしれません。
 私の感覚としては、かなり多いと思います。例えば、昨年は東京大田区で、野良猫を薬殺する目的でエチレングリコール(自動車不凍液)を混ぜた毒餌が見つかりましたが、ごく狭い範囲です。また犯人は単独犯で、すぐに逮捕されました。ベルリンの犬の殺傷を目的とした毒餌は、範囲がはるかに広く、また毒餌の形状も共通していません。そのようなことから、犯人は複数いると推測されています。ですから、私はベルリンの犬の毒餌事件は、日本の大田区のケースより、深刻だと思います。

 このような事件が起きる背景には、犬の飼い主のわがままによる迷惑があるでしょう。ベルリンでは、犬のリードは州法で義務付けられていますが、守らない飼い主が多いのです。咬傷事故も多く、幼い子供が殺されるという深刻な事件も度々起きます。 
 ベルリン州における、犬飼育数あたりの咬傷事故発生率は、なんと日本の10倍以上です。その件については、私はこのような記事を書いています。
不適正犬飼育者と犬咬傷事故の激増に苦悩するドイツ~ベルリン州の犬咬傷事故数はさらに増加(発生率は日本の10倍以上)
不適正犬飼育者と犬咬傷事故の激増に苦悩するドイツ~犬咬傷事故発生率はベルリンは日本の約10倍

 リードなしの犬に対する恐怖と、それと犬糞放置です。ドイツでは、犬糞放置を「対人地雷」と揶揄し、(法律で義務付けられているにもかかわらず)リードをしない飼い主とともに深刻な問題になっています。犬糞は、ベルリン州だけでも一日辺り55トンも放置されているとの推計があります。(ドイツのマスメディア、Morgenpost 「モルゲンポスト ベルリン」、Verschmutzte Straßen Berliner Ämter sind machtlos gegen Hundekot「ベルリン州政府は犬糞に対して無力」。の2014年5月25日の記事から。55 Tonnen Hundekot verschmutzen täglich Berlins Straßen. 「55トンもの犬の廃棄物(糞)は、ベルリンの街を汚染する」)。
 「ドイツではノーリードが認められている。犬の権利に配慮して素晴らしい」と大嘘を垂れ流している日本の愛誤が多いです。果たして、犬による深刻な人身事故も含めた被害と、犬に対する毒餌攻撃。そしてわがままな犬の飼い主と犬被害者との深刻な対立。それが日本が目指す、「動物愛護先進国」ですか。本当に、海外の嘘情報を垂れ流し、机上の空論の「動物愛護先進国」を振りかざす愛誤テロリストは、無責任な発言を謹んでいただきたい。


(動画)

 少し古いですが、犬殺傷目的の毒餌がドイツ、スイス、オーストリアで頻繁に撒かれていることを報じるオーストリアのTVニュースです。オーストリアの犬嫌悪者による毒餌攻撃のひどさを報じていますが、「それでもドイツよりはましだ」としています。実際に、犬を3頭も毒殺された飼い主らも取材しています。2011年6月29日。
 gegenhund.org(ドイツの反犬サイト)が紹介されています。このサイトは、こちらでも参考サイトとしてリンクしていますが、おそらく現在はアカウントを取得しなければ閲覧できないと思います。このサイトでは、具体的な犬の毒餌による殺害方法が示されています。それにしても、ドイツなどではほぼ毎日のように犬が毒餌で殺害されているとは、大変な頻度だとは思いませんか。

Giftköder - Gefährliche Leckerbissen!
Die Meldungen häufen sich: Fast täglich müssen in Deutschland, Österreich oder der Schweiz viele Hunde elendig verenden, weil brutale Tierquäler ganz bewusst tödliche Fallen auslegt haben.

毒餌 - 危険な御馳走!
多くのメッセージが寄せられました
ドイツではほとんど毎日のように起きていることですが、オーストリア、スイスでは、多くの犬が残忍な動物虐待者が意図的に致命的なわな(毒餌)を仕掛けているためです。





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続続々・ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則

 




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(Zusammenfassung)
Yahoo! Nachrichten Japan berichtet.
”In Berlin,Hunde dürfen außerhalb eines eingefriedeten Besitztums unbeaufsichtigt sein.
Es besteht keine Notwendigkeit der Leine an den Hund,
auch an öffentlichen Orten.”
Das sind alles Lügen.
Ich bin sehr überrascht, \(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!
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Berliner Hundegesetz


 記事、
ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則
続・ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則
続々・ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則
の続きです。これらの記事では、ドイツ、ベルリンのグリューネヴァルトに開業した、犬専用レストランに関するロイターの報道と、それを日本語訳したヤフー!ニュースの報道を取り上げました。ロイターの英語報道では、「ベルリン州では現在犬のノーリードが許されているが、いくつかのエリアでは犬のノーリードを禁じる予定である」とも理解できる内容です。しかしそれは、事実に全く反します。ベルリン州では特別に許可された場所以外では、現在でもほぼ例外なく犬のリードが禁じられています。しかし、犬に関する規定をさらに強化しつつあるのは事実です。



 ヤフー!ニュース、ベルリン 豪華ペットレストランが開店、放し飼い散歩禁止に一役(2015年3月2日)の報道では、明らかに「誤り・嘘」です。「ベルリン州では現在犬のノーリードが許されているが、いくつかのエリアでは犬のノーリードを禁じる予定である」とも理解できる内容です。
 しかしそれは、事実に全く反します。ベルリン州では特別に許可された場所以外では現在でもほぼ例外なく犬のリードが禁じられています。繰り返しますが、ベルリン州で犬のリードを規定しているのは、「ベルリン犬法 州法」Berliner Hundegesetzです。現在でも、特別に許可されたエリア以外では、ほぼ全てで犬のリードか義務づけられています。概ね市街地ではリードの長さは1m以内、それ以外では2m以内です。犬のリードに関する条文を引用します(2015年3月10日現在)。


§ 3 Leinenpflicht
(1) Hunde sind
1.in öffentlichen Grün- und Erholungsanlagen,
2.inWaldflächen, die nicht an den Zugangswegen durch besondere Schilder ausdrücklich als dafür freigegeben gekennzeichnet sind (Hundeauslaufgebiete), und
3.auf Sport- und Campingplätzen sowie in Kleingartenkolonien an einer höchstens zwei Meter langen Leine zu führen.
(2) Hunde sind
1.in Treppenhäusern, sonstigen der Hausgemeinschaft zugänglichen Räumen und auf Zuwegen von Wohnhäusern,
2.in Büro- und Geschäftshäusern, Ladengeschäften, Verwaltungsgebäuden und anderen öffentlich zugänglichen baulichen Anlagen,
3.bei öffentlichen Versammlungen und Aufzügen, Volksfesten und sonstigen Veranstaltungen mit Menschenansammlungen,
4.in öffentlichen Verkehrsmitteln, auf Bahnhöfen sowie in und an den dazugehörigen Gebäuden und Haltepunkten und
5.in Fußgängerzonen sowie auf öffentlichen Straßen und Plätzen mit Menschenansammlungen an einer höchstens einen Meter langen Leine zu führen.

第3条 犬のリード(曳き綱)
1項
1、公共の公園やレクリエーションエリアで、
2、特別に、森林地域の中の「犬のための特別な領域」で、特別に許可を表示された道以外においては、
3、スポーツ場やキャンプ場、などで許可されるのは、最長でも2メートルまでの長さのリードにつないで保持されている犬です。
2項
1、階段、(犬の飼い主以外の)アクセス可能な家屋のスペース、その進入路。
2、オフィスや商業ビル、店舗、オフィスビル内やその他の公共の建物や構造物。
3、市民集会やエレベーター、祭りやその他での人々が多く集まるイベント。
4 、公共交通機関、駅と、関連するその周辺における建物や停留所。
5、歩行者エリアと人が集まる公共の道路や場所では、最長で1メートルまでのリードを使用しなければなりません。



(画像)

 NHKの大嘘番組、「地球イチバン ベルリン~」(2012年11月1日放映)。NHKの本番組番組担当者には、何度もベルリン犬法(Berliner Hundegesetz)のリンクと訳文を送りました。しかし最後までこのHPの誤りを訂正せずに掲載し続けました。

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 現在でもベルリン州では、「特別に許可された以外の場所では、例外なく犬にはリードを使用しなければならないと私は理解しますが。しかし犬のリード義務をさらに強化し、その他にも犬の飼い主に対して犬糞回収のためのバッグを携行することを、2016年にベルリン州は、「ベルリン犬法 州法」Berliner Hundegesetzを改正施行することを予定しています。
 その内容について、ドイツのマスメディアの報道から引用します。Meldepflicht für alle Berliner Hunde 「ベルリンの全ての犬のための義務」。2015年2月17日。


Lange diskutiert, jetzt vom Senat beschlossen.
Der Entwurf des neuen Hundegesetzes .

Leinenpflicht:
Auch auf Gehwegen müssen alle Hunde an die Zwei-Meter-Leine.
Nur in der eigenen Wohnung
und in Hundeauslaufgebieten dürfen sie noch oben ohne laufen.
*Befreit sind davon nur Tiere von Haltern mit “Sachkundenachweis”.

Tütenpflicht:
Wer seinen Hund ausführt, muss immer einen Häufchen-Beutel vorweisen können – sonst zahlt man 30 Euro!

Ver sicherung:
Die abgeschlossene Haftpflicht muss mindestens eine Million Schaden abdecken.

長い議論の末に、ベルリン上院議会で採択されました。
新しい犬の法案です。

犬のリード義務
例外なく歩行者のあるところでは、犬には2メートル以内のリードを使用すること。
自分の家もしくは、特別に許可された犬のためのエリアでのみ、リードを用いなくても良い。
*唯一、飼い主の「能力の証明書」を取得した飼い主の犬は、リード義務が免除されます。

犬糞回収用バッグの義務
誰でも、犬の連れている者は、常に犬糞回収用のバッグを求めに応じてそれを提示しなければなりませんーそうしなければ罰金30ユーロを支払わなければなりません。

犬の賠償保険
保険の損害補償限度額は、少なくとも100万ユーロ(1億3千万円。1ユーロ=130円)以上でなければなりません。


*これは新しくできた規定です。しかし、(飼い主の)「能力の証明書」の取得は、かなり困難で煩雑でコストもかかるようです。例えば、3年以上犬税を払った人で(その証明に~10ユーロ程度がかかります)、トレーナーや獣医師によるテストを受け合格すること(費用が~100ユーロ程度かかります)などが必要です。
 おそらくベルリンでは犬税未登録犬が多いので、「リードをしないことを認める」代わりに、未登録犬のあぶり出しを狙ったものと思われます。また「例外なくリードを使用しなければならない」に対する、愛犬家の反発のガス抜きのためとも思われます。「能力証明」の合格基準を極めて難しくすれば、「例外なくリードを使用すること」の実現につながるからです。これはベルリンの愛犬家団体も指摘しています。


 なお、ベルリン(ドイツ全般に言えることですが)、公園などの公共施設では、犬を全面的に禁止するところが増えつつあります。今回の一連の記事で取り上げた、グリューネヴァルトの自然公園内の犬のフリーエリア(犬のリード義務が免除されている場所)にある豪華犬レストランは、公園内でいくつかのエリアで、犬を全面禁止にしたことに対する反発から開業されたものです。
 ベルリンに限らずドイツでは、愛犬家のわがままと、それに対する犬嫌いとの反目が深刻化しています。行政機関や立法においても、その狭間で苦慮しているのでしょう。

 ベルリンでは、犬による咬傷事故発生率が、対飼育犬数で日本の10倍以上です。無抵抗な乳幼児が咬み殺されるなどの、悲惨な事件が度々発生します。その多くがノーリード犬です。また犬糞被害も深刻です。ベルリン州では毎日55トンもの犬糞が放置されていると推測されています(一部日本の報道では5トンとありますが、55トンが正しいです)。 
 ベルリンでは、2014年の1年間だけでも、毒や鋭い針などが仕込まれたドッグフードが91箇所で発見されました。またチューリンゲンなどベルリン州以外でも、同様の事件が多発しています。それらの毒餌は、愛犬家のわがままに辟易した犬被害者が犬の殺傷を目的として仕掛けたことは間違いありません。実際に犬が死んだケースも多数ありますし、緊急に手術などの治療が必要になった犬はさらに多いです。しかし多数の犬が殺傷されているのにもかかわらず、犯人は(私が調べた限り)検挙されていません。

 ベルリン州を始め、ドイツの多くの州や自治体は、犬に対する規制を強化したいのが本音でしょう。しかし、ドイツの愛犬家は狂信的で、犬の飼育に関する規制強化には過剰に反発します。法律で罰則を強化しても、犬糞の放置やノーリード犬はなくなりません。それが、犬嫌いの犬に対する攻撃となって現れているのでしょう。
 次回以降の記事では、ドイツにおける、犬嫌いの犬に対する攻撃~毒や針などを仕込んだドッグフード、を報じるドイツのマスメディアの報道を紹介します。日本ではドイツは、「ノーリードが認められて犬の権利が認められた素晴らしい愛犬国家(大嘘です)ドイツ」と絶賛されています。しかし、犬による死亡事故さえ多発し、街は犬糞だらけ。それに反目する犬嫌いが毒餌を撒いて多数の犬が殺傷されている国は、みならうべき対象でしょうか(続く)。


(動画)

 犬を殺傷する目的で毒餌が撒かれる事件の多発を受けて、ドイツでは「アンチ毒餌トレーニング」が大盛況です。2014年2月24日公開。




 毒餌で犬が死んだことを伝えるオーストリアのニュース。オーストリアはドイツの「17番目の州」と言われるぐらいで、事情は似たようなものなのでしょうね。ある面では、私はオーストリアは、ドイツ以上に動物愛護(誤?)な国だと思います。2015年3月9日公開。

Nach Vergiftungen: Hundebesitzer in Angst
In Pressbaum (NÖ) haben zur Weihnachtszeit vier Hunde Giftköder gefressen.
Im Februar starb ein Hund in Nickelsdorf an den Folgen von Gift.
Nun wurde auch in Parndorf ein Hund Opfer eines Tierquälers. Hundebesitzer leben in Angst.

犬の被毒後に、恐怖におののく犬の飼い主
プレズバウムの北東部では、4頭が犬はクリスマスの時期に毒餌を食べました。
2月に毒の影響で、ニッへルスドルフの犬が死亡しました。
今回は、パルンドルフで犬が動物虐殺の犠牲者となりました。
犬の飼い主たちは、恐怖にさいなまれています。



続々・ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則






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(Zusammenfassung)
Yahoo! Nachrichten Japan berichtet.
”In Berlin,Hunde dürfen außerhalb eines eingefriedeten Besitztums unbeaufsichtigt sein.
Es besteht keine Notwendigkeit der Leine an den Hund,
auch an öffentlichen Orten.”
Das sind alles Lügen.
Ich bin sehr überrascht, \(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!
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Berliner Hundegesetz


 記事、
ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則
続・ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則、の続きです。これらの記事では、ドイツ、ベルリンのグリューネヴァルトに開業した、犬専用レストランに関するロイターの報道と、それを日本語訳したヤフー!ニュースの報道を取り上げました。ドイツのマスメディアに、この「犬専用レストラン」に関する報道がありました。ロイターの報道、さらにはヤフー!ニュースの報道は、真実とは大分異なるようです。


 
 ヤフー!ニュース、ベルリン 豪華ペットレストランが開店、放し飼い散歩禁止に一役(2015年3月2日。ビデオ冒頭に写っている「サルーキ=犬の品種名」は、どこかで見たことがあるような)の報道は、当該国ドイツのマスメディアにもあります。ドイツのメディアの報道内容と、ロイターの報道内容とそれを日本語訳したヤフー!ニュースの内容とはかなり異なります。つまり「誤り・嘘」です。
 ロイターは、長らくイギリスを本拠地とするマスメディアでしたが、数年前にカナダのメスメディアに買収されました。ロイターの編集者は、ドイツの法規などに暗いのかもしれません。

 
 特に看過できない「誤り・嘘」は、以下のとおりです。

①ロイターのビデオニュースの英語ナレーションでの、(英)As Berlin gets set to ban off-leash dogs from several popular sites, 「ベルリンでは、いくつかの人気のある場所では、ノーリードの犬を禁止するように設定されました」。

ベルリン州は、いくつかのエリアでノーリード犬を禁じる予定である」という意味になります。
つまり「現在、ベルリン州では、犬のノーリードが認められている」と解釈できます。


②ヤフー!ニュースでの、本ロイターニュースの英語ナレーションの日本語訳、「リードなしの犬の散歩をベルリン市が禁止しようという折」。

それは、「現在ベルリン州では、全面的に犬のノーリードを認めているが、法令でリードなしの犬を禁止しようとしている」という意味になります。


 しかし上記は、全くの「誤り・嘘」です。私が複数のドイツのマスメディアの報道を調べたところ、真実は以下のとおりです。
①ベルリン州には、グリューネヴァルトという広大な自然公園があり、その公園内にはごく限られた範囲で、犬のノーリードが許可されている「フリーゾーン」エリアがあります。
②グリューネヴァルトの公園内の人気のある、いくつかのエリアでは、犬を全面禁止としました(犬の持ち込み全面禁止。リードの有無にかかわらず、犬そのものを全面禁止)。
③それに反発した、著名声楽家のヘンリー・デ・ヴィンター氏は、ドイツでおそらく初めての試みとなる、豪華犬レストランを開業しました。
④そのレストランでは、犬の飼い主は自己責任で犬のリードを使用しなくても良いということです(しかしベルリンでは、「ベルリン犬法 州法」Berliner Hundegesetz、で店舗内では犬は1m以内のリードで保持することが義務とされています)。
⑤この店は、熱狂的な愛犬家の支持を受けて、開店当初から大盛況です(しかし、ヴィンター氏の試みは軌道に乗るでしょうか)。



 以下に、ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則続・ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則、で取り上げた、ドイツ、ベルリンの、グリューネヴァルトに開業した、犬専用レストランを報じる、ドイツのマスメディアの記事を引用します。


 Am Forsthaus Paulsborn eröffnet Berlins erstes Hunderestaurant 「アムフォルスト パウルスボルンで、ベルリン初の犬のレストランがオープンしました」。2015年2月24日。

Das Forsthaus Paulsborn liegt mitten im Hundeauslaufgebiet am Grunewald see.
Durch das Hundeverbot an Schlachten see und Krumme Lanke werden wahrscheinlich noch mehr Hunde kommen.
Jetzt machen wir auch für die Hunde ein Angebot.
In der Diskussion um das Hundeverbot an den Badeseen ging es unter anderem um Angst vor Hunden und fehlende gegenseitige Rücksichtnahme.

(その店は)フォレスタス・パウルスボルンの、グリューネ湖でのドッグランエリア(ノーリードが許可されている)に位置しています。
おそらく、(グリューネヴァルトの公園内の)シュラステン湖とクルームランケで、犬が全面禁止(犬同行、持ち込み全面禁止)になったために、この店に犬が来ているのです。
今、私たちは、犬のために提案します。
湖畔での、犬の全面禁止についての議論では、犬との相互尊重が欠如した対処を恐れます。



 ドイツのマスメディアの報道では、ベルリン州の犬のリードのことには触れていません。「グリューネヴァルトの公園一部のエリアでは、犬の同行持ち込みを全面的に禁じる」と報じています。Hundeverbot 「犬禁止」は、リードを付けている、いないにかかわらず、犬を全面的に禁じるとしか解釈できません。
 ロイターの、ビデオニュースでは、「ベルリンのいくつかのエリアではノーリードの犬を禁じるようになった」とありますが、ドイツのメディアの報道では、そのような内容の報道は一切ありません。ロイターの記者も、事実関係を十分に把握しないままに、記事にしたのでしょうか。もしくは、ベルリン州在住の、日系の愛誤がヤラセビデオニュースを作成し、ロイターに持ち込んだとも考えられます。「ヤラセ」とは、「ベルリン州では現在、犬のノーリードが許可されている。やっと一部のエリアに限って禁じる動きになった」という、嘘プロパガンダを日本で広めるためです。

 グリューネヴァルトの自然公園で、私は思い出しました。日本の愛誤界でのカリスマ、自称ドイツ連邦獣医学博士である、京子アルシャー氏がしばしば日本で、「犬のノーリードが全面的に許可されている公園」として紹介しているところです。
 例えばこのような資料があります。京都市議団が、ヨーロッパの動物愛護の状況を視察した際に、ドイツでガイドを務めたのが京子アルシャー氏です。京都市議の一人は、京子アルシャー氏の説明を受けて、このようにレポートしています。2013 年度(平成 25 年度)京都市会海外行政調査(動物愛護)報告書(この報告書全体も、かなり偏向がありますが)。


(グリューネヴァルトの森)
「グリューネヴァルトの森」は、ドイツの首都ベルリンの南西部に広がる森林地帯にある。
約40k㎡の広大な面積がある緑豊かな森で、ここでの犬の散歩はノーリードが公認されている森である。
全てノーリードである。



 京都市議団のレポートでは、「グリューネヴァルトの自然公園では、広大なエリアのすべてが犬のノーリードが許可されているエリアである」と解釈できる記述をしています。しかしそれは「誤り・嘘」で、犬のノーリードが許可されるエリアは、ごくごく一部の遊歩道沿いのみです(40k㎡のうち、1,000m平方に過ぎません。つまり面積にして40分の1です)。
 根拠はこちら。Forstamtsleiter will Hundeauslaufgebiet im Grunewald begrenzenLeinenpflicht am Seeufer。古い記事ですので、現在は「犬のフリーエリア」はこれより削減されているかもしれません。

 自称、ドイツ連邦獣医学博士の京子アルシャー氏は、他でもしばしばグリューネヴァルトの自然公園を取り上げています。その上で、「公園内では、すべてで犬のノーリードが許可されている」と著しく誤認させる記述や発言を行っています。
 さらには、日本の旅行社の「ドイツ動物愛護視察ツアー」のガイドまで勤めています。日本人客は、マイクロバスでグリューネヴァルトの犬のフリーエリア(ノーリードが許可されている限られた場所)に直行し、その様子を見れば、グリューネヴァルト公園全体、さらにはベルリン州全体、さらにさらにドイツ連邦共和国全体で「犬はノーリードが許可されている」と誤認します。

 以上より、ロイターのビデオニュースと、それを日本語訳したヤフー!ニュースは、真実とかけ離れた「誤り・嘘」です。諸般の事柄を鑑みれば、ドイツ在住の日系の愛誤がある意図を持って、ロイターに嘘内容の情報を持ち込んだ可能性があります。
 かつて代表者の野上ふさ子氏が健在であった頃の動物愛護団体のALIVEは、自ら著しく偏った、愛誤情報をイギリスのマスメディアに持ち込み、記事にさせるということをしばしば行っています。現在でも、その一部は愛誤団体に好んで引用されています。サンデー・ミラー社の、「日本は動物虐待国家である」という内容の記事は、英文の元記事は、文責がFusako Nogamiです。まあ、私の感覚からすれば、ヨーロッパ人は、日本の動物愛護事情にはさほど興味はないようです。多くのヨーロッパのメディアの記事を私は見ていますが、日本に関するものはほぼ皆無です。

 海外のマスメディアの報道であれば、「日本は海外でこのように思われている」という強いアピールになります。また、日本のメディアが「ベルリン州では現在犬のノーリードが許可されている」と報じるより、ヨーロッパのマスメディアの記事を日本語に訳して報道する方がより騙される人が多くなるでしょう。「日本のメディアが直接報じるのではなく、日本人が海外のメディアに嘘情報を持ち込んで、先に海外のメディアに報道させ、それを逆輸入する」。これを私のブロとも様は、「ソースロンダリング」と称しています。素晴らしい造語だと思います。
 その国の犬に対する規制は、その国の法律が最も正しいと言えます。ベルリン州では、2016年に現行の「犬法 州法」Berliner Hundegesetzの改正施行を予定しています。主な改正点は、①ごく一部の許可されたエリア以外では、犬は例外なくリードを義務付ける(現在でも例外なく義務と理解できますが)、②犬の散歩時には、犬糞回収バッグの携行を義務付ける、です。次回は、改正ベルリン犬法について紹介します。

続・ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則






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(Zusammenfassung)
Yahoo! Nachrichten Japan berichtet.
”In Berlin,Hunde dürfen außerhalb eines eingefriedeten Besitztums unbeaufsichtigt sein.
Es besteht keine Notwendigkeit der Leine an den Hund,
auch an öffentlichen Orten.”
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Ich bin sehr überrascht, \(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!
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Berliner Hundegesetz


 記事、ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則の続きです前回記事では、ヤフー!ニュースにおける、ドイツベルリン州の、犬のリード規則に対するロイターの動画放送を日本語訳して報じていましたが、不適切(誤訳と言っても過言ではないと思います)があることを書きました。さらに、元のロイターの英語報道も曖昧、さらには誤りとも言える箇所があり適切ではありません。今回は、具体的にそれを示します。


 問題の、ヤフー!ニュースの記事、ベルリン 豪華ペットレストランが開店、放し飼い散歩禁止に一役(2015年3月2日)では、ロイターの英語ナレーションのビデオニュースに日本語訳字幕をつけています。それを全て書き出しました。


リードなしの犬の散歩をベルリン市が禁止しようという折ーペットの犬や猫用のレストランがオープンしました。
グリューネヴァルトのこの店では、飼い主はペットと食事ができます。
サーモンや鹿肉と、メニューは超豪華ですがー
声楽家、ド・ビンター氏の愛犬は目もくれないようです。
果物でも野菜でもなんでも食べますよ。
開店当日は、ペット連れの客で大盛況。
いいですね、ケーキが気に入ったようですよ。
果たしてこの企画は成功するでしょうか。
市のリード条例はペットオーナーの不興を買っていますが、ペットのことになると見境がなくなる人がいるからでしょう。



 英語のナレーションの全てと、その日本語訳が以下のとおりです。


As Berlin gets set to ban off-leash dogs from several popular sites, One restaurant is bucking the trend and opening its doors to its furry friends.
Located in a popular dog-walking spot in the Gruenewald forest, both dogs and owners can stop by for a bite.
But despite the de luxe menu on offer from salmon to kangaroo and deer antlers.
German singer Henry de Winter says his beloved pet Bobby isn't too picky.
"He eats vegetables, he eats fruit, he eats, well, yeah. Almost everything." On opening day, dog-owning customers seemed enthusiastic.
"It was cool. The dogs loved the cake and the treats. It was great."
Will the restaurant scheme take off? It remains to be seen.
But after the city's new dog-walking regulations unleashed a fury among pet owners, there are bound to be some who will go crazy for canine cuisine.

ベルリンでは、いくつかの人気のある場所(犬のノーリードが認められている特別に許可されているエリア)では、ノーリードの犬を禁止するように設定されましたが、ひとつのレストランではその流れ(犬のノーリード禁止)に抵抗して、毛皮で覆われた友人(犬)に門戸を開いています。
(そのレストランは)グリューネヴァルトの森(ベルリン州で、特別に犬のノーリードが許可されているエリア)の、人気の犬の散歩スポットに位置していますが、犬と所有者の両方に、犬が咬まないことを条件に、(犬のノードを)しなくても良いとしています。
しかし、デラックスメニュー、鮭からカンガルー、鹿の角を提供するにもにもかかわらず、ドイツの声楽家、ヘンリー・デ・ヴィンター氏は、彼の最愛のペット犬、ボビー(犬の名)にとって、はあまりにもうるさいのではないかと言います。
「ボビー(犬の名)は、果物を食べ、野菜を食べ、ほとんど全てのものをよく食べますよ、ええ」。
開店時には、犬の飼い主のお客様は、熱狂的に見えました。
「かっこいい。犬はケーキやお菓子を好みました。素晴らしい」。
このレストランのやり方は軌道に乗るのでしょうか?
それはまだ分かりません。
 しかし、市の新しいノーリード犬の散歩規則の後の犬の飼い主の間での、怒りのパワーは、必ず何人かは犬の料理で夢中になります。



 ヤフー!ニュースの、日本語字幕の不適切な訳文を順を追って挙げます。まず「リードなしの犬の散歩をベルリン市が禁止しようという折」ですが、ベルリンは行政単位である「市」がひとつしかない「州」です。従って、ベルリン州は州法です。でうから、「ベルリン市」も、「条例」も適切ではありません。
 さらに、この文章を読めば、「現在ベルリン州では、全域で犬のノーリードが認められている」と誤解を招きます。実際は、ベルリン州内では、一部のごく限られたエリアのみ(12箇所に過ぎません)に限り、犬のノーリードが許可されています。
 
 これは、ベルリン犬法 州法(Berliner Hundegesetz)の条文にもあります。(独)2. inWaldflächen, die nicht an den Zugangswegen durch besondere Schilder ausdrücklich als dafür freigegeben gekennzeichnet sind (Hundeauslaufgebiete)「特別に、森林地域の中の「犬のための特別な領域」で、特別に許可を表示された道以外においては(犬のノーリードは)禁止する」です。
 ロイターニュースが取り上げた、グリューネヴァルトは、その例外的に犬のノーリードが認められたエリアです。例えばこのようなドイツのマスメディア、Berliner-Zeitungの記事があります。Forstamtsleiter will Hundeauslaufgebiet im Grunewald begrenzenLeinenpflicht am Seeuferに、このような記述があります。
 (独)"rechtsfreie Zone" bezeichnet er mittlerweile das Hundeauslaufgebiet Grunewald. Dort dürfen die Tiere ohne Leine umherlaufen. 「『法律で認められた犬のリードが必要ないエリア』」と、今ではグリューネヴァルトは犬のエクササイズエリア呼ばれています。そこでは、犬は、リードなしで走り回ることがあります」。その上で、「ノーリードのドーベルマンが歩行者の尻を噛んだ」などという事件で、森林管理官は我慢の限界に達し、「このエリアでも、犬のリードを義務付けるべきだ」としています。

 ヤフー!ニュースの、英語ナレーションの日本語訳字幕では、「現在、ベルリン州全域で、犬のノーリードが認められている」と言う意味になります。元の英語ナレーションでも、(英)As Berlin gets set to ban off-leash dogs from several popular sites, 「ベルリンでは、いくつかの人気のある(ノーリードが許可されている)場所では、ノーリードの犬を禁止するように設定されましたが」とあり、ベルリン州全域で、現在犬のノーリードが認められているとはしていません。なお、ベルリンでは、2016年に、州法である犬法を改正施行することを予定しています。その内容は、犬のフリーエリアのいくつかを廃止してリードを義務付け、さらに特別に許可されたエリア以外市街地では例外なく犬のリードを義務付けるというものです。さらには、犬を散歩させる時には、犬糞バッグの携行を義務付けました。
 英語のナレーションも、曖昧ですが、それを日本語訳にした字幕も偏向が加わって、事実とは異なる報道となったということです。そのような箇所は、ほかにもあります。少し長くなりましたので、それは次回以降の記事で述べます(続く)。

ドイツ、ベルリンのバ飼い主と日本のマスゴミ~ベルリン州の犬のリード規則






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(Zusammenfassung)
Yahoo! Nachrichten Japan berichtet.
”In Berlin,Hunde dürfen außerhalb eines eingefriedeten Besitztums unbeaufsichtigt sein.
Es besteht keine Notwendigkeit der Leine an den Hund,
auch an öffentlichen Orten.”
Das sind alles Lügen.
Ich bin sehr überrascht, \(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!
Reporter lesen Sie dies!
Berliner Hundegesetz


 ドイツ、ベルリン州の犬のリード規則について、日本のヤフー!ニュースが報じました。原記事はロイターですが、ロイターのドイツ語の英訳は不適切です。ヤフー!ニュースはロイターの英訳をさらに日本語訳にしたものですが、それをさらに偏向誤りを加えていますので、原意とかなり異なるものになっています。誤訳を言っても良いでしょう。さらにさらにヤフー!の報道を、日本の愛誤が拡大解釈を加えて拡散することでしょう。それが日本における「海外の動物愛護」情報です。


 心理学での、情報伝達実験というものがあります。10人の被験者のうち、最初の被験者に白い犬の絵を見せて、その絵を記憶した後に、同じ絵を描かせて、2番目被験者に渡します。2番目の被験者は最初の被験者が描いた絵を記憶した後にそれと同じ絵を描き、3番目の被験者に渡します。10人目の被験者が描いた絵は、黒いネズミになっていました。
 この心理学実験では、被験者には伝達する情報に対しては何の偏向もありません。それでも、情報伝達を繰り返すことにより、元の情報とは異なるものとなります。ましてや、情報を伝える当事者に、その情報に対する強い思い入れや、思い込みがある場合は、より以上に元の情報とは著しくかけ離れたものになるのは当然でしょう。

 ヤフー!ニュースで、ドイツ、ベルリンの犬のリード規則について報じられました。ベルリン 豪華ペットレストランが開店、放し飼い散歩禁止に一役。2015年3月2日。その記事から引用します。


ベルリン市がリードなしの犬の散歩を禁止する条例を施行しようという矢先、ペットの犬や猫用のレストランが市郊外にオープンしました。
市のリード条例は、一部ペットオーナーの不興を買っていますが、ペットのことになると見境がなくなる人がいるからでしょう。



 さらに、動画の字幕を引用します。


リードなしの犬の散歩をベルリン市が禁止しようという折ーペットの犬や猫用のレストランがオープンしました。
グリューネヴァルトのこの店では、飼い主はペットと食事ができます。
市のリード条例はペットオーナーの不興を買っていますが、ペットのことになると見境がなくなる人がいるからでしょう。



 次回以降の記事で、動画の英語ナレーションの日本語訳字幕の誤訳を述べます。一方、ベルリンですが、ベルリンは州です。東西ドイツが統合した後に、西側のベルリン市と東側のベルリン市が統合し、州となりました。ベルリン州を、Stadtstaat(特別市)と訳されることもありますが、行政単位が一つの市で構成される州ということです。英語のナレーションの、Berlin Cityは、誤りといえば誤りなのですが。
 ですから、ベルリン州(特別市)における法令は、州法(英:State Law、独:Landesgesetz)であり、条例(英:Ordinance、独:Verordnung)と訳するのは完全に誤りです(英語のナレーションでは、Regulationsとしており、広義の「法規」という意味もありますが、狭義では「(法令上の)規則、令」であり、適切ではないと思います。

 ヤフー!ニュースの内容からは、現在ドイツ、ベルリン州では「犬は放し飼いしても良い」「犬のリードはしなくても良い」との内容です。しかしそれは誤りです。ベルリン州には、「犬は放し飼いを禁じる」「犬にはリードをつけなければならない義務」を、ベルリン州犬法(Berliner Hund Gesetz)で明確に定めています。私はこの法律の規定を読む限り、犬の放し飼いは禁じられ、市街地では例外なくリードをしなければならないとしか理解できません。
 なお特定の闘犬カテゴリーの犬など、危険性が高い犬は、口輪が義務付けられます。さらには、ベルリン州では、児童公園や水泳場などでは犬の同行が全面的に禁止されています。なお、違反者には刑事罰が科せられます。以下に、ベルリン州犬法から、犬のリードに関する規定などを引用します。


Berliner Hundegesetz

§ 1 Halten und Führen
(1) Ein eingefriedetes Besitztum, auf dem ein Hund gehalten wird, muss gegen ein unbeabsichtigtes Entweichen des Hundes angemessen gesichert sein.
(2) Außerhalb eines eingefriedeten Besitztums müssen Hunde ein Halsband mit Namen und Anschrift des Halters tragen.
(3) Hunde dürfen außerhalb eines eingefriedeten Besitztums nicht unbeaufsichtigt sein.

§ 2 Mitnahmeverbot Hunde dürfen nicht
1.auf Kinderspielplätze,
2.auf Liegewiesen, die als solche gekennzeichnet sind, und
3.in Badeanstalten sowie an als solche gekennzeichnete öffentliche Badestellen mitgenommen werden.

§ 3 Leinenpflicht
(1) Hunde sind
1.in öffentlichen Grün- und Erholungsanlagen,
2.inWaldflächen, die nicht an den Zugangswegen durch besondere Schilder ausdrücklich als dafür freigegeben gekennzeichnet sind (Hundeauslaufgebiete), und
3.auf Sport- und Campingplätzen sowie in Kleingartenkolonien an einer höchstens zwei Meter langen Leine zu führen.
(2) Hunde sind
1.in Treppenhäusern, sonstigen der Hausgemeinschaft zugänglichen Räumen und auf Zuwegen von Wohnhäusern,
2.in Büro- und Geschäftshäusern, Ladengeschäften, Verwaltungsgebäuden und anderen öffentlich zugänglichen baulichen Anlagen,
3.bei öffentlichen Versammlungen und Aufzügen, Volksfesten und sonstigen Veranstaltungen mit Menschenansammlungen,
4.in öffentlichen Verkehrsmitteln, auf Bahnhöfen sowie in und an den dazugehörigen Gebäuden und Haltepunkten und
5.in Fußgängerzonen sowie auf öffentlichen Straßen und Plätzen mit Menschenansammlungen an einer höchstens einen Meter langen Leine zu führen.

§6 Halten und Führen gefährlicher Hunde
(2)sofern der gefährliche Hund einen beiß sicheren Maulkorb trägt.

ベルリン州 犬法(犬の法律 州法)
第1条 犬の保管とリード(曳き綱)
(1)犬が保管されているフェンスで囲われた私有地は、犬の不慮の脱出を防止するために、適正に安全でなければなりません。
(2)フェンスで囲われた私有地以外では、犬の飼い主の名前と住所を明示した首輪を付けなければなりません。
(3)犬はフェンスで囲まれた私有地の外に放置してはなりません。

第2条 犬が許可されない場所
(1)子供の遊び場所(児童公園。ほぼドイツ全土で禁止です)。
(2)犬禁止と明示された芝生。
(3)遊泳場に同行すること、並びに公共の遊泳場で犬を許可していないと明示されている場所(Badeanstalten は直訳すれば「浴場」となりますが、ここでの意味は遊泳場やプールサイドと理解すればよいでしょう。なお、西ヨーロッパでは、シーズン中はほぼ全てのビーチで犬が禁止されています)。

第3条 犬のリード(曳き綱)
1項
1、公共の公園やレクリエーションエリアで、
2、特別に、森林地域の中の「犬のための特別な領域」で、特別に許可を表示された道以外においては、
3、スポーツ場やキャンプ場、などで許可されるのは、最長でも2メートルまでの長さのリードにつないで保持されている犬です。
2項
1、階段、(犬の飼い主以外の)アクセス可能な家屋のスペース、その進入路。
2、オフィスや商業ビル、店舗、オフィスビル内やその他の公共の建物や構造物。
3、市民集会やエレベーター、祭りやその他での人々が多く集まるイベント。
4 、公共交通機関、駅と、関連するその周辺における建物や停留所。
5、歩行者エリアと人が集まる公共の道路や場所では、最長で1メートルまでのリードを使用しなければなりません。

第6条
(2) 危険な犬種は、安全に口輪を装着していることを条件とします。



 引用が長くなりました。次回以降の記事で、ロイターの英語のナレーションの誤りと、さらにそれの日本語訳の誤りを具体的に指摘します。
 なお、ベルリン州犬法は、2016年に改正を予定しています。その内容は、①犬は特別に許可された場所(特別に許可された犬専用の公園。ドッグランを巨大化したようなもの)以外では、例外なくリードを装着しなければならないことです。現行法でも、「例外なく犬はリードにつながなくてはならない」と解釈できますがね。ドイツの犬愛誤は、日本の猫愛誤並にバカなんでしょう。例えば「市街地で人が集まる公共の道路ではリードは1m以内のものを使用しなければならない」という規定では、「人があまり集まらないからリードは必要ない」と詭弁を使うといった感じです。日本の猫愛誤が、「野良猫に餌をやらないのは動物愛護管理法の、給餌給水を怠ることの禁止に抵触する」という屁理屈をつけるのといい勝負です。
 それと、②犬の散歩の最には、犬糞回収用のバッグを持参しなければならないことです。どこの国でも、「愛誤」には、手を焼いているということでしょう。


(追記)

 「続き」で、ベルリン犬法(Berliner Hundegesetz)の現行法原文を、全文魚拓を取りました。





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地続きの隣国が極めて野良猫の生息数が多くかつ生息密度が高いのに、野良猫がいないという不思議な国~オランダ






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 私はかつて、ベルギーが極めて野良猫の生息数が多く、かつ生息密度も高いことを記事にしました。びっくり!世界の猫事情~猫を高い塔から投げ落とすベルギーの祭り、です。この記事は、イギリスのマスメディアのガーディアンの記事を紹介したものです。ガーディアンは、「ベルギーは人口1,100万人の国ですが、猫の推定数は170万匹」と報じています。人口の15%も野良猫が生息しています。またベルギーの国土面積は、日本の12分の1です。ベルギーは、極めて野良猫密度が高い国と言えるでしょう。しかしベルギーと国境が地続きのオランダで「野良猫がいない」と主張している人がいます。なんとも不思議な現象ですね。


 日本では、大変野良猫がよく目に付きます。それでも野良猫の推計値は280万匹であり、人口のたったの2.4%です。ドイツでは、動物愛護団体が「野良猫が増えすぎて制御不能。野良猫の洪水状態」と言っていますが、推計では野良猫生息数は200万匹です。人口比では2.4%であり、日本と同じです。
 対してベルギーは、イギリスのマスメディア、ガーディアンの報道によれば、野良猫の生息数は170万匹です。ベルギーの人口は1,100万人ですので、野良猫の生息数は人口の15%です。さらにベルギーの国土面積は日本の12分の1です。ベルギーは、かなり野良猫の生息数密度とも高い国と言えるでしょう。以下に、イギリスのマスメディア、ガーディアンの記事を引用します。なお、この記事は複数の日本のメディアも日本語訳を報じていますが、「野良猫の数は1,700万匹」と誤訳しています。原記事では、170万頭と記述しています。Belgium plans to neuter most cats as feline population explodes 「ベルギーでは、猫の数が爆発的に増えたため、ほぼ全ての猫を去勢する計画である」からの引用です。2010年。


The feline population in Belgium, a country of 11 million people, has increased to an estimated 1.7 million, and the culling of cats has become a daily routine.
According to the health ministry, more than 13,000 were killed in animal refuges last year, more than one in three of the country's 37,000 strays.

ベルギーは人口1,100万人の国ですが、猫の推定数は170万匹に増加しており、猫の殺処分が日課となっています。
保健省によると昨年は、国内で37,000匹の野良猫のうち、3分の1以上の13,000匹が動物避難所で殺されました。


(この記事は本ブログ記事、びっくり!世界の猫事情~猫を高い塔から投げ落とすベルギーの祭り、でも引用しています)。


 そのようなベルギーに、国境を地続きで接しているのがオランダです。ベルギーとオランダ、ルクセンブルクをあわせてベネルクス三国と言いますが、これらの国はEU統合や、ヨーロッパ諸国のシェンゲン協定締結以前から国境検問所がなく、国境間移動が自由でした。
 まさに兵庫県から大阪府に移動するのと同じです。兵庫県と大阪府には、県境に大きな川がありますので、ベルギー、オランダ間の国境移動より困難かもしれません(笑い)。

 さらにベルギーとオランダの国境は、市街地で複雑に入り組んでいます。オランダに、大きなベルギーの飛び地があります。その上、ベルギーの飛び地の中にオランダの飛び地があると言った状態です。グーグルマップ オランダ、ベルギー国境をご覧になれば、お分かりいただけると思います(ズームアップしてビューでご覧いただければ、繁華街の中を複雑に国境線が入り組んでいることがお分かりいただけると思います)。
 繁華街を普通に歩けば、ベルギーとオランダの国境を何度も越境します。日本は国境は全て海を隔てており、国境間移動は大変困難であるという先入観があります。それを持って、ヨーロッパを理解しようとするのは誤りです。


(画像)

 ベルギー、オランダの国境。白い+印が国境線です。NLがオランダ、Bがベルギーです。ウィキペディア、シェンゲン協定より。

シェンゲン圏 (640x434)


 私は、日本ビジネスプレス社の、「オランダには野良犬野良猫がいない」という趣旨の記事に対して、いくつかの記事を書きました。「オランダには野良犬野良猫がいない」に反する情報がオランダやドイツがいくつもあります。対して、「オランダには野良犬野良猫はいない」という情報は、日本以外では見つかっていません。
 私は、それらの情報(オランダ政府の「野良猫による生態系被害が深刻である」とし、野良猫の生息数の推計値も公表している資料。その他、野良猫の狩猟駆除数が人口比で日本の公的殺処分数に匹敵すること、オランダの動物愛護団体がTNRを強く求めていることなど)を訳して紹介しました。その上で、読者様に「日本ビジネスプレス社の記事」の真偽の疑問を読者様に投げかけています。

 それに対して、「さんかくたまごは間違っている」と私のブログ外で、私のブログの読者様や、私のブロとも様に、「さんかくたまごに資料を送れ」「さんかくたまごに意見するからメールを転送せよ」などと騒ぎ立てた、自称「オランダに長年住んでいる」方がいました。それも一度や二度ではなく、そのような要求を突きつけた方も一人や二人ではありません。
 私の記事に対する批判や意見であれば、私のブログにコメントを投稿するか、公開メールアドレスにメールするのが筋でしょう。一例を挙げます。


Facebookに投稿くれた**さんからこんなメッセージが届きました。
さんかくたまごさんに直接コメントを入れて下さいと頼んだのですが、コメントをして頂けず他でもさんかくたまごさんの情報が間違ってる事を投稿されてる様です。
こんな時はどうすれば良いでしょうか?
アドバイスお願いします。

「○○様 有り難うございます。 さんかくたまごさんのブログを拝見いたしました。このかたはご自身でお調べになられたことを優先されているような気がいたしましたので、私からのコメントを控えました。長年オランダに住んでいますが、野良犬らしき犬は一度も見たことありませんし、脱走してしまった猫ちゃんが迷い猫としている場合もありそうですが(友人の猫が動物病院に連れて行った帰りに駐車場から脱走し、未だに見つかっていない猫ちゃんもいます。しかしもちろんマイクロチップ装着していますが、未だに手がかりがありませんので、いわゆる野良猫化してしまった可能性はあります。でもそこかしこにそんな猫がいるのは見たことがありません。ですので、このTNRも???と思っているところです。多くの猫ちゃんは家を自由に出入りしていますので、ちょっと見は野良猫に見えるのかもしれませんが、少なくとも私が住んでいるところには野良猫はいません。また避妊・去勢はほとんどされていますので、発情期のねこちゃんの鳴き声を聞いたことはありません。なので機会があれば、せひオランダに視察にいらしてほしいほどです。」



 私は、今回も、「オランダに野良猫はいる」とは断言していません。ただ、隣国のベルギーが野良猫の数密度とも極めて高く、国境が市街地で地続きで入り組んだ地勢条件で、オランダに野良猫がいないのは、大変興味深いことだと思いました。
 野良猫が、オランダとベルギーの国境を認識しているのでしょうか。そして大変生息密度が高くかつ生息数が多いベルギーの野良猫は、たとえ縄張り争いなどに敗れたとしても、国境を認識してオランダに越境しないのでしょうか。オランダとベルギーの国境は、人間でも無意識的に越境します。市街地の商店が立ち並んだところにも、幹線道路を横切る状態で国境があります。もし野良猫が国境を認識していたたら、学術的に大変興味深いことです。なぜ研究者が興味を持たないのか不思議です。**様は、ぜひ、動物生態学の研究者の方に、情報提供してください。

狩猟自粛協定締結後も、射殺され続けた野良猫~オランダ






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 前回記事、年間8,000~1万3,500匹の野良猫を射殺駆除していたオランダ、の続きです。オランダは、2013年に動物愛護団体らの要望を受けて、狩猟協会が野良猫の狩猟駆除の自粛を行うことに同意しました(当時はオランダでは野良猫の狩猟駆除が合法です)。しかしその後も、「野良猫は多くの迷惑を及ぼす」という理由で、ハンターに射殺され続けました。


 前回記事、年間8,000~1万3,500匹の野良猫を射殺駆除していたオランダ、でも引用した、オランダのマスメディアの報道から再び引用します。
 Jagers willen niet op katten schieten(オランダ語)。2013年10月2日。「ハンターは、猫を射殺しません」。なお、原語はオランダ語ですが、親和性の強いドイツ語に自動翻訳した上で日本語に訳しています。


(ドイツ語訳 原語はオランダ語)
Jäger nicht auf Katzen zu schießen .
In ihrem Kampf gegen die Erschießung von streunenden Katzen durch Spaß Jäger erhalten die Tier unerwartete Hilfe.
Hunter Verband KNJV auf humane Lösungen für die Probleme zusammenarbeiten die die Tiere verursachen, da in den Club wissen angezeigt.
Doch die Jäger schießen Tieren vorläufig in den äußeren Bereichen der Provinzen, wo es erlaubt ist.
Das Tier öffnete am vergangenen Wochenende das Feuer auf die Jäger mit einer Kampagne gegen die Tötung von streunenden Katzen.
In Nord-Brabant, Friesland, Flevoland, Utrecht, Süd-Holland, Texel und im Süden von Limburg sind Jäger genannt, die Tiere dort zu drehen, weil sie eine Menge Unannehmlichkeiten verursachen.
Jährlich sterben auf diese Weise 8.000 bis 13.500 Katzen.
Beim Tierarzt, entdeckten sie, dass der ehemalige streunende Katze hatte einen gebrochenen Keks und zwei Pellets in seinem Kopf, wahrscheinlich, weil er betrunken war.

ハンターは、猫を射殺しません。
喜ばしいことに、ハンターを通じて野良猫の射殺との戦いでは、野良猫たちは予想外の助けを得ました。
狩猟協会(KNJV)は、要望されているとおり、動物が引き起こす問題の人道的な解決策に協力することとなりました。
しかしハンターは暫定的に、それ(野良猫の射殺)が許可されている、地方の周辺部で動物(野良猫)を撃ちます。
野良猫は、野良猫の殺害に反対するキャンペーンがあった先週末にも、ハンターは野良猫に発泡しました。
野良猫は、北ブラバント、フリースラント、フレヴォランド、ユトレヒト、南ホラント州、テクセルとリンブルク南部では迷惑をたくさん引き起こすのでハンターが呼ばれ、射殺されます。
このように、毎年8,000から1万3,500もの野良猫が死にます。
ある獣医師はかつて、野良猫がふらついていたために、その野良猫の頭部が破壊され、小型の銃弾を2発あったことを発見しました。



 この報道を見る限り、オランダでは人口比で日本の公的殺処分数以上の野良猫を、狩猟により殺処分しています。なお、「年間8,000~1万3,500匹」という数字は、その他の複数の資料でも多く見られます。おそらく公的な統計か推計値があるものと思われます。
 さらにこの記事の、weil sie eine Menge Unannehmlichkeiten verursachen. 「野良猫は大きな迷惑を引き起こす」という記述から、オランダでは地方によれば、かなりの野良猫が生息していることを示しています。

 前回記事でも書きましたが、私は以前、日本ビジネスプレス社の記事、日本ビジネスプレス社の記事、「(オランダは)野良犬も野良猫もいない国 ~」に対する問い合わせの回答がありましたの、「オランダには野良犬も野良猫もいない」という内容に疑問を投げかけ、それに反するオランダやドイツの資料を示し記事にしました。
 私は、日本ビジネスプレス社の本記事、「オランダには野良犬も野良猫もいない」という内容に反する資料を提示しましたが、「どちらが真実であり、どちらが嘘である」とは述べていません。読者様に「日本ビジネスプレス社の記事の記述は本当だろうか」と疑問を投げかけています。その上で、読者様に判断していただくという趣旨で書きました。

 しかし日本ビジネスプレス社に対する私の記事に対して、複数回にわたり、私の読者様でSNSに参加されている方や、ブロとも様を経由して「さんかくたまごは間違っている」と大騒ぎをして、「資料を送りたい」「(jpアドレスの)メールアドレスを送りつけ、「あなたは間違っている。メールせよ」とコンタクトしてきた方がいます。 
 その内の一つですが、前回も引用しました。再び引用します。


Facebookに投稿くれた**さんからこんなメッセージが届きました。
さんかくたまごさんに直接コメントを入れて下さいと頼んだのですが、コメントをして頂けず他でもさんかくたまごさんの情報が間違ってる事を投稿されてる様です。
こんな時はどうすれば良いでしょうか?
アドバイスお願いします。

「○○様 有り難うございます。 さんかくたまごさんのブログを拝見いたしました。このかたはご自身でお調べになられたことを優先されているような気がいたしましたので、私からのコメントを控えました。長年オランダに住んでいますが、野良犬らしき犬は一度も見たことありませんし、脱走してしまった猫ちゃんが迷い猫としている場合もありそうですが(友人の猫が動物病院に連れて行った帰りに駐車場から脱走し、未だに見つかっていない猫ちゃんもいます。しかしもちろんマイクロチップ装着していますが、未だに手がかりがありませんので、いわゆる野良猫化してしまった可能性はあります。でもそこかしこにそんな猫がいるのは見たことがありません。ですので、このTNRも???と思っているところです。多くの猫ちゃんは家を自由に出入りしていますので、ちょっと見は野良猫に見えるのかもしれませんが、少なくとも私が住んでいるところには野良猫はいません。また避妊・去勢はほとんどされていますので、発情期のねこちゃんの鳴き声を聞いたことはありません。なので機会があれば、せひオランダに視察にいらしてほしいほどです。」



 繰り返しますが、私自身は、「日本ビジネスプレス社」の「オランダには野良猫野良犬はいない」という記述が絶対正しいとか間違いであるとか、私が自身の記事で引用したオランダやドイツの資料(オランダ政府のHPの「オランダでは野良猫による生態系被害が深刻である」など)が絶対正しいとか間違いであるとかは一言も記述していません。
 資料をそのままリンクして、要約して日本語に訳して紹介しているだけです。私が引用した資料がインターネット上に存在するのは紛れもない事実ですが。

 ですから「さんかくたまごが間違っている」は失当です。もし、「オランダにはかなりの野良猫が存在している」ということをうかがわせる資料(オランダ政府のHP、オランダのマスメディアの記事、オランダの動物愛護団体のHP)が間違いというのであれば、その資料を公開している、オランダ政府、オランダのマスメディア、オランダの動物愛護団体に抗議するのが筋です。
 私に対して「間違っている」と、騒ぎ立てるのはお門違いです。さらに、直接私のブログにコメントするか、公開メールにメールするのがマナーでしょう。

 私は、常常申し上げていますが、ディベートでは、①主張、②事実、③を裏付ける証拠、を分けて考えてください。私は、一連の日本ビジネスプレス社の記事の記述、「『オランダには野良猫野良犬はいない』は嘘である」という主張はしておりません。日本ビジネスプレス社の本記事の記述に反する資料を挙げているだけです。つまり②、③の提示に過ぎません。
 これらの、①②③を混同すると、議論になりませんので、今後も、もしコメントくださる方は、ご配慮いただければありがたいです。なお、私の記事に対する批判等は、直接コメントくださるか、公開メールでメールをお願いします(なお、本ブログでは、公開プロキシの多くが投稿拒否設定されています。またメールに有害なファイルが添付されている場合は、受信が拒否される場合があります)。

 それと翻訳ですが、もし不適切な訳がありましたならば、そのセンテンスを提示し、さらにその理由(語彙の解釈なのか、接続なのか、など)を具体的に挙げて、適切な日本語訳まで示してください。第三者の検証ができるように、訳した文章の原語を全て示し、対訳としています。ご指摘を受けてそのご指摘が妥当と私が判断すれば、訂正もやぶさかではありません。私のブログ記事は、より正確でありたいと私は思っているからです。
 「全くひどい翻訳で原意とまるで違う」「さんかくたまごは実はドイツ語が全然わからない」というのであれば、私の対訳を、ドイツ語に堪能な方に示して、具体的に誤りを私のブログのコメント欄で指摘されるのが最もよいかと思います。そのようにされた方が、「私が書いていることは間違い」ということをより多くの方に知らしめ、私に対してダメージを与えることになりませんか。
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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