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毎年1万頭ものレースドッグを殺処分するイギリスは動物愛護先進国かー2





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(Summary)
The greyhound action(Animal rights group)says.
”We estimate that over 10,000 are killed annually in the British Isles.To eliminate the abuse of Greyhounds,it is important that people avoid attending or betting on greyhound racing, so that it gradually comes to an end through lack of finance and support".



 前回記事、毎年1万頭ものレースドッグを残酷な方法で殺処分するイギリスは動物愛護先進国なのかー1の続きです。イギリスにおける、レース犬グレイハウンドの殺処分の実態について紹介します。


 前回記事で紹介しました、レース犬グレイハウンドの動物愛護団体、greyhoundaction「グレイハウンドアクション」のHP、Fact sheet 1: YOU BET THEY DIE...「あなたは犬たちが死ぬことで賭けをしている」から引用し、具体的なグレイハウンドレース犬の虐待状況について紹介します。


About 25,000 greyhound pups are registered every year in the British Isles.
The number bred is actually many thousands more than this,
when taking into account pups that never get registered and those killed by breeders at a very young age.
Thousands of greyhound pups and young dogs are put to death because they fail to reach racing standards.
Dogs which actually make it to the track are very likely to experience suffering during their racing careers.
It has been estimated that greyhounds running on British tracks sustain more than 12,000 injuries every year.
At least 10,000 greyhounds “retire” from racing in Britain every year, at an average age of just 2½ years old.
Given a situation where many thousands of ordinary dogs are put to sleep every year because no homes are available for them.
Many ex-racing greyhounds are simply abandoned and a large number are killed, sometimes by extremely cruel methods such as drowning or poisoning, because some owners and trainers are not prepared to pay the cost of having them put to sleep by a vet.
We are receiving an increasing number of reports of trainers shooting dogs .

毎年、約2万5千頭のグレイハウンドの子犬がイギリスで登録されています。
非常に若い年齢の未登録の段階で、ブリーダーによって殺処分された子犬の数を考慮すれば、実際の飼育数は、これより数千も多いです。
繁殖されたグレイハウンドの多くが、レース犬として使い物にならないので、子犬や若い犬の数千頭が殺処分されます。
レースに使用される犬は、レースでも経験を経るとともに苦しみを経験する可能性が非常に高いです。
イギリスでは毎年、のべ1万2千のグレイハウンドレース犬が傷害を負うと推定されています。
毎年少なくとも1万頭のグレイハウンドは、平均わずか2歳半の年齢でイギリスのドッグレースから引退します。
迎えてくれる新しい家がないということで、普通の犬でも毎年何千頭と安楽死されている状況なので、たくさんのレース引退犬がただ捨てられたりしています。
いくつかの飼い主とトレーナーは、ほとんどの犬たちを獣医によって安楽死させるコストを支払うことをしないために、溺死や中毒などの極端に残酷な方法で、しばしば殺します。
我々は、トレーナーが、犬を射殺したとの情報を得る数が増えています。



(画像)

 殺処分され、レンダリング業者に引き取られた元グレイハウンドレース犬の死体。

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 さらに、greyhoundaction「グレイハウンドアクション」(グレイハウンドの動物愛護団体)は、このように結論づています。
 「1993年以降、アメリカでは6つの州でグレイハウンドレースを禁止しました。一方では、グレイハンドレースを見に行ったり、賭けをすることを避けることが重要です。収入が絶たれれることと人々の支持がなくなれば、徐々にグレイハウンドレースは廃れていくでしょう」。


(動画)

On the Line: Cradle to Grave (part 2 of 2)「クレードルは墓に行く」。


Using undercover tactics, journalists investigate cruelty in greyhound racing in both the UK and Ireland.
All essential aspects of the greyhound racing industry such as over breeding, training with live bait, staggering injury figures, doping, vivisection and export to Spain are brilliantly portrayed in this award winning documentary.

グレイハウンドレースの残酷さをジャーナリストがイギリスとアイルランドでおとり調査した(ドキュメンタリー番組の要約である)。
このような過剰な繁殖、生餌(レースではウサギのルアーを用いて犬を誘導し走らせる。そのために訓練ではウサギのルアーに反応させるために、生きたウサギを追いかけ咬み殺すことをさせる)、驚く程のグレーハウンドの傷害の数、ドーピング、生体解剖とスペインへの輸出と訓練などの、グレイハウンドレース業界のすべての重要な側面が見事に描かれており、ドキュメンタリー賞を受賞した。


(続く)。
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毎年1万頭ものレースドッグを残酷な方法で殺処分するイギリスは動物愛護先進国なのかー1





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(Summary)
Greyhound racing is an organized, competitive industry in which greyhound dogs are raced around a track.
The UK and the US, greyhound racing is part of the gambling industry.
Thousands of greyhound pups and young dogs are put to death because they fail to reach racing standards.
We estimate that over 10,000 are killed annually in the British Isles.




 主に英国を中心とするアングロサクソン文化圏の国には、ドッグレースが存在します。ドッグレースとは、早く走るために品種改良された犬~グレイハウンドでレースを行う公営賭博です。いわば競馬の犬版です。ドッグレースが盛んなイギリスでは、レース犬の繁殖~訓練~廃犬、の過程で年間1万頭ものグレイハウンド種のレース犬が殺処分されます。


 このようなブログがあります。「うなぎ犬の食う・寝る・遊ぶ日記 U^ェ^U」、滝川クリステルが「年間17万頭もの犬や猫が殺処分されているのを知っていますか?」と呼びかける! (2)。2013年3月14日。このブログ記事ではこのように述べられています。「現にイギリス・ドイツ・オランダでは殺処分ゼロは200年も前に実現できているのです!!」???。
 イギリスでは公的殺処分数が公表されています。また私は、以下を記事にしています。イギリスでの権威あるアニマルシェルターがほぼ半数の犬猫を銃により殺処分していた事実があります。また、民間のアニマルシェルターの犬猫安楽死処分は公的な統計には現れないだけで、それだけでも殺処分の実数は、人口比で日本の約2倍という推計があります。

日本は動物愛護後進国なのか8ー続・イギリス編 
ペットを大量銃殺していた、最も権威あるイギリスの動物愛護団体
日本は動物愛護後進国なのか7ーイギリス編 

 何でもかんでも根拠なく無責任に、「○国は殺処分ゼロである」と書けばいいものではないでしょう。不思議と欧米先進国だけですがね。
 さらに、イギリスはドッグレース用の犬だけでも年間1万匹もの犬を殺処分しています。残虐な殺害も行われています。まず最初に、英語版ウィキペディアGreyhound racing「グレイハウンドレーシング」から引用し、ドッグレースについて説明します。


Greyhound racing is an organized, competitive industry in which greyhound dogs are raced around a track.
As with horse racing, greyhound races often allow the public to wager on the outcome.
The UK and the US, greyhound racing is part of the gambling industry.
There is some popular concern in countries with greyhound gambling regarding the well-being of the dogs.

グレイハウンドレースとは、グレイハウンド種の犬がトラックを周回するレースで、競争の激しい業界で組織されています。
競馬と同じように、グレイハウンドレースは、公営ギャンブルとされていることがよくあります。
イギリスとアメリカでは、グレイハウンドレースはギャンブル業界の一角を占めています。
グレイハウンドの賭博を行っているいくつかの国では、ドッグレースに関わる犬の動物愛護上の懸念がよく知られています。



 イギリスには、greyhoundaction「グレイハウンドアクション」という、グレイハウンドのレース犬に対する動物愛護団体があります。この団体が行っていることは次のとおりです。
1、グレイハウンドレースは犬の虐待であり、動物愛護に反するという事実の知識の普及。
2、グレイハウンド犬の虐待防止と不要レース犬の譲渡事業。
3、グレイハウンドレースの廃止運動、です。

 1、においては、同団体はイギリス国内だけでも、グレイハウンドのレース犬は、繁殖~養成~廃犬、の過程で、年間1万頭も殺処分されていると報じています。しかもその殺害方法は残虐で不適切な方法が多く用いられるとしています。またレース犬は過酷な使役で、常に怪我や病気などで健康状態が脅かされているともしています。
 余剰に生産されたレース犬予備軍(レース犬になる前に多くが淘汰される)や、過酷なレースでの使役が原因で病気やケガをして引退した犬の引き取り手は圧倒的に不足しています。そのために、レース用のグレイハウンド種の犬は、イギリスで年間1万頭も殺処分されていると結論づけています。


(動画)

On the Line: Cradle to Grave (part 1 of 2)「クレードルは墓に行く」。


Using undercover tactics, journalists investigate cruelty in greyhound racing in both the UK and Ireland.
All essential aspects of the greyhound racing industry such as over breeding, training with live bait, staggering injury figures, doping, vivisection and export to Spain are brilliantly portrayed in this award winning documentary.

グレイハウンドレースの残酷さをジャーナリストがイギリスとアイルランドでおとり調査した(ドキュメンタリー番組の要約である)。
このような過剰な繁殖、生餌(レースではウサギのルアーを用いて犬を誘導し走らせる。そのために訓練ではウサギのルアーに反応させるために、生きたウサギを追いかけ咬み殺すことをさせる)、驚く程のグレーハウンドの傷害の数、ドーピング、生体解剖とスペインへの輸出と訓練などの、グレイハウンドレース業界のすべての重要な側面が見事に描かれており、ドキュメンタリー賞を受賞した。


 次回は、レースドッグの具体的な虐待について述べます(続く)。


(画像)

 レースドッグの不適切な殺害方法。(上)重りをつけて海中に遺棄する溺死殺。(下)絞首殺。コストがかからないのでよく行われる殺害方法である(原文のまま)。

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地域猫は社会に害悪しかもたらさなかった~広島みくまり峡無許可地域猫の実態ー3





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(Summary)
Impersonation of TNR.
Just cut the ear,Not neutralized.
This is abuse by letting the injury without reason clearly.
AIGO will defend like this even "CHIIKINEKOKATUDOU".
It is a proof that they are crazy "AIGO" themselves are crazy.


 記事、
地域猫は社会に害悪しかもたらさなかった~広島みくまり峡無許可地域猫の実態ー1
地域猫は社会に害悪しかもたらさなかった~広島みくまり峡無許可地域猫の実態ー2
の続きです。今回は、当地域で無許可地域猫活動をしている「地域猫活動同盟」の、TNR偽装について書きます。



 環境省ガイドラインから、地域猫の定義について再掲します。住 宅 密 集 地 に お け る 犬 猫 の 適 正 飼 養 ガ イ ド ラ イ ン、「V 地域猫」から引用します。


(地域猫の定義)以下を全て満たすことが必要です。
1、地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている、特定の飼い主のいない猫。
2、飼い主を探して飼い猫にしていくことで、将来的に飼い主のいない猫をなくしていくことを目的としたもの。
3、行政が地域の対策に沿って必要な支援を行う(行政の関与・許可)



 前回記事、地域猫は社会に害悪しかもたらさなかった~広島みくまり峡無許可地域猫の実態ー2では、当みくまり峡森林公園で、地域猫を自称して活動を行っている「地域猫活動同盟(ただし個人)」(この公園で地域猫を自称して活動を行っている団体はここのみ)は、公園管理者から使用許可を得ておらず、また当公園が所在する広島県安芸郡府中町では地域猫制度が存在しないことを述べました。
 従って上記の(地域猫の定義 3)を満たしておらず、地域猫とは言えません。公園の使用許可もなく、公園管理者が餌やりや猫に関する器物の放置も禁じていますので、この無許可地域猫は単なる違法行為です。

 今回は、当無許可地域猫が「2、将来的に飼い主のいない猫をなくしていくことを目的としたもの」とかけ離れた活動であることを述べます。地域猫が将来的に飼い主のいない猫をなくしていくためには不妊去勢は必須です。しかし当無許可地域猫は不妊去勢(TNR)を偽装していました。
 不妊去勢済であることを示すために、不妊去勢済の猫は、耳カットが一般的に行われます。この耳カットは広く知られています。重複して捕獲するなどの手間を避けるためもあります。当無許可地域猫では、不妊去勢未実施の猫の多くに耳カットを施していました。なぜならば、耳カットがありながら妊娠している猫の動画を数多くアップしているからです。以下に同団体の動画をリンクします。


猫虐待1 耳カット妊娠猫
完全に人為的に大きく片方の耳を切断された猫が、明らかに妊娠末期である様子が撮影されています。
この猫は、出産直前で死んでいます。

猫虐待1 耳カット妊娠猫
上記のものと毛色が異なる耳カットされた妊娠猫です。


 不妊手術済であれば、妊娠するわけがないのですが。上記の猫たちの耳の切断ですが、獣医師が不妊去勢手術の際に、麻酔が効いている状態で鋭利な手術用具で切断したとは思えません。なぜならば切断が雑で切断部分が大きすぎるからです。これは何を意味するのでしょうか。
 餌やりを正当化するために、「不妊去勢済みだ」ということを地域住民にアピールするために、不妊去勢手術未実施で、素人が耳を切断したとしか思えません。地域猫では、最も重要なことは、その活動が「飼い主のいない猫をなくすこと」です。そのための不妊去勢手術なのです。それを行っていないということは、地域猫の定義を根幹から否定します。現に、この公園内では、頻繁に子猫が生まれているとの指摘があります。

 私はしばしばブロ友さんなどから「去勢していないのに耳カットされている猫を目撃した」という情報をいただいています。私は信じられませんでした。多分、陰嚢に毛が生えて膨らんでいて、未去勢と見誤ったのだと思っていました。しかし、「捕獲して間近で確認したところ、確かに睾丸はそのままで未去勢だった」という情報もしばしばいただくようになりました。
 このみくまり峡森林公園の無許可地域猫のみならずTNRを偽装するために、不妊去勢手術が未実施であっても、耳カットしてTNRを偽装し、餌やりをする口実にしている無許可地域猫活動家も多いものと推測します。

 耳カットは素人がするのでしょう。わざわざ耳カットするだけのために、獣医師を受診するとは思えません。麻酔を使用すれば、それなりに施術料がかかります。また、「耳カットだけ」ならば、獣医師は不審に思うはずです。
 そこまでするのであれば、不妊去勢手術を行うでしょう。猫を押さえつけてハサミで無理やり切り取るのでしょうか。それは明らかに「みだりな」殺傷で、動物愛護管理法44条違反です。

 餌やりの口実のために、TNRを偽装するとは全く本末転倒です。このみくまり峡森林公園では、猫は頻繁に死ぬようです。「地域猫活動同盟」がアップした動画でしばしば「猫殺害」があります。無許可地域猫活動家は、その都度「地域住民に殺された」としていますが、外飼いの猫は病気や事故などで死ぬ確率が高いのです。ましてや冬季で妊娠末期で体の抵抗力が弱ってい場合は死ぬ確率も高くなるでしょう。
 このケースでは、TNRを偽装してまで餌やりに奔走し、結果劣悪な飼育環境の猫を大量生産し、不幸な死に方の猫の大量死を招いています。全く動物愛護に反するとしか思えません。しかしこの無許可地域猫を擁護するコメントを多数いただきました。私は野良猫愛誤と言われる人たちの感性が理解できません。彼らは、「地域猫」という言葉だけで脊椎反応して正常な批判精神が麻痺するのでしょう。独り歩きした「地域猫」という言葉は、全く罪作りだと思います(続く)。


(噴飯動画)

【調布地域猫の会】遊びが大好きな生後2か月強の5兄弟の里親募集中!
こちらは出産ラッシュのようで。猫牧場で増殖させて、猫ボラビジネス大繁盛!

猫虐待1 ペルシャが行方不明です。子猫のももちゃんも殺されました
記事で取り上げた「地域猫活動同盟」。こちらでも毎年たくさんの子猫が生まれ、大量死しています。



びっくり!世界の猫事情~オーストラリアの猫ボランティアは野良猫駆除ー2





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(Summary)
Colonies of feral cats many who carry the disease toxoplasmosis have become a major problem in urban areas around the country.
Tylenol is toxic to cats.
But Tylenol poisoning is not cruel to the animal.
They do not suffer, they just go to sleep and die.
It is preferable to use Tylenol to get rid of feral cats.


 記事、びっくり!世界の猫事情~オーストラリアの猫ボランティアは野良猫駆除ー1の続きです。ブログ、くすりのチカラfromオーストラリア~薬学~大学院留学「Contraindication:アセトアミノフェン絶対禁忌の症例」記事で、オーストラリアでのアセトアミノフェンを用いた野良猫駆除方法が紹介されています。アセトアミノフェンを用いる野良猫駆除は、アメリカなどでも広く用いられています。


 ブログ記事、Contraindication:アセトアミノフェン絶対禁忌の症例から引用します。


オーナーが薦めた対処法とは、アセトアミノフェンを混ぜた餌を作りそれを与えるという方法だった。
ネコはアセトアミノフェンを代謝できないらしいく、少量でも非常に毒性が強いとの事だった。
ネコにはアセトアミノフェンに対するグルクロン酸抱合経路が非常に乏しい。
ネコの致死的なアセトアミノフェンの用量は50~100mg/kg だが、10mg/kg でも死に至ったという報告例もある。



 アセトアミノフェンによる野良猫駆除の推奨は、アメリカでもしばしば見られます。アメリカのメディア、nationalreport America's #1 Independent News Teamのインターネット版記事、How To Trap & Kill Feral Cats… Restore Bird Populations & Prevent Disease - See more at: http://nationalreport.net/how-to-trap-kill-feral-cats-restore-bird-populations-prevent-disease/#sthash.ZaEhKO9P.dpuf「野良猫を罠で捕獲し、殺害駆除する方法...野鳥の個体数を回復させ病気を防ぐ」2013年3月より引用します。


You have the predatory feline caught in the trap the humane way to euthanize it is with Tylenol.
Dangerous and Diseased Feral Cat Population in the U.S. Have Exploded.
A cat without a collar is simply fair game.
Dose every feeding with plenty of Tylenol and in a week your cat problem is gone.
Remember the safety of your family and community is at stake here so don’t listen to those crazy cat-allies who condemn anyone who is trying to help out with the problem.

野生動物の捕食者を安楽死させるための人道的な方法は、タイレノール(アセトアミノフェン)を用いることと罠で捕獲する方法があります。
アメリカでは、危険と病気をもたらす野良猫の数が爆発的に増加しました。
首輪なしの猫は、合法的に狩猟対象です。
タイレノール(アセトアミノフェン)を十分に必要量(致死量)を使って猫に給餌すれば、一週間で野良猫の問題は解決します。
ご家族や地域社会の安全が脅かされていることを忘れないでください。
野良猫問題の解決を手助けしようとしている人への、野良猫キチガイ集団の非難を聞いてはダメです(原意に忠実に訳しています)。



 アセトアミノフェンはごく一般的な家庭薬の、市販の風邪薬や解熱鎮痛剤に処方されています。アセトアミノフェンを用いた野良猫駆除方法は、多くの国のインターネットでの情報をしばしば目にします。この薬剤を用いた猫駆除方法は、世界的にもスタンダードなのでしょう。
 なお、この薬剤は苦味が非常に強く、普通に餌に混ぜてもまず猫は食べません。これらの情報を元にして、アセトアミノフェンをそのまま混ぜた餌を野良猫に与えてもまず食べません。よほど薬剤をペットに飲ませるためのピルポケットを用いるとか、牛脂で固めるなどの加工をしないとダメです。またピンセットを用いずに薬剤を触れ'た指で餌を触れると臭が移るので、それでも失敗します。ですから猫愛好家の方は、それほど心配する必要はないかもしれませんね。
 しかしくれぐれも猫ちゃんが風邪をひいたときは、人用の市販役を服用させないでください。市販の風邪薬や解熱鎮痛剤には、アセトアミノフェンが処方されているものが大変多いです。


(追記)

 今回引用した、アメリカのメディア、nationalreport の記事、How To Trap & Kill Feral Cats… Restore Bird Populations & Prevent Disease - See more atでは、他にも大変興味深い内容を含みます。改めて取り上げたいと思います。


(画像)

 こちらはアセトアミノフェン中毒ではなく、自動車不凍液による中毒をおこした猫。数時間後に死にました。しかし酷な言い方ですが、飼い猫であれば室内飼いに徹しなかった飼い主に落ち度があるでしょう。放し飼いにすれば近所に迷惑をかけますし、猫にとっても危険です。

Antifreeze cat.wmv


 オーストラリアゴールドコーストの野良猫(害獣駆除)業者のプロモーションビデオ。「野良猫はあなたのビジネスの元凶だ。野良猫はあっという間に増える。野良猫はあなたの健康と安全を危険に晒す。さあ、ノミとダニをもたらす野良猫にオサラバしよう。すべての害獣害虫駆除のご用命はこちらへ」。

Pest Control Gold Coast - Feral Cats


 なお以下は、同じ会社のネズミ駆除のプロモーションビデオです。野良猫がネズミと同じ扱いの害獣であることが分かります。

Rodent rats removal Gold Coast

びっくり!世界の猫事情~オーストラリアの猫ボランティアは野良猫駆除ー1





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(Summary)
It is legal in all 50 states to live trap and exterminate feral cats,in Australia.
Australian Government's policy is to eradicate feral cats.
Volunteers will capture rid of stray cats.
They use a live catch trap.
You cat owners that allow your cats to roam free and non collared should realize your animal is legallyferal.



 日本でよく自称する人がいる「猫ボラ」。「猫ボランティア」の略なのでしょうか。オーストラリアにも「猫ボラ」=「猫ボランティア」をする人がいます。ただしこちらは悪性外来生物である野良猫(と見なされるものも含む)の駆除活動を行なっています。


 オーストラリアは有袋類という特殊な生態系の保全のために、国を挙げて有害な外来生物を駆除しています。悪性の外来生物の筆頭は猫です。
 オーストラリア政府は、2010年に、国内に1,800万匹生存していると推測されている、悪性外来生物である野良猫野猫を完全駆除する計画を発表しました(「好奇心はネコをも殺す」 オーストラリアの野良ネコ駆除作戦2010年2月)。

 しかし国の対策だけでは、繁殖力の旺盛な野良猫の猫を駆除し、減らすことはままなりません。そこで、民間のボランティアが手を挙げました。オーストラリアでは、多くの野良猫駆除民間ボランティア団体が存在し、野良猫を捕獲器で捕獲して検疫所に持ち込みます。もちろん野良猫は殺処分されます。オーストラリアに留学された方のブログから引用します。くすりのチカラfromオーストラリア~薬学~大学院留学「Contraindication:アセトアミノフェン絶対禁忌の症例」から引用。2013年8月10日。


オーストラリアではのら猫は人々から非常に厳しく取り締まられている。
予防接種やぺストコントロールを何もしていないのらネコにはBartonella henselae, やPasteurella multocida, などの病原菌が居る事が多く、そういったネコに噛まれたり、引っかかれたりすると感染症を引き起こすからだ。
オーストラリアと言う国は検疫に関しては間違いなく世界一厳しい国で、国内のそういった野良猫や野良犬の類の取り締まりも非常に厳しい。
私もここパースで、そう言ったのら猫を捕獲するボランティア団体の存在を幾度となく聞いた事がある。



 上記の記述を裏付ける資料もあります。オーストラリア農林水産省が2006年に出した指針、Australian Animal Welfare Strategy Review of Existing Animal Welfare Arrangements for the Companion Animals Working Group「オーストラリアの動物愛護戦略 ワーキンググループ愛玩動物のための既存の動物愛護政策の見直しのための専門部会」http://www.daff.gov.au/__data/assets/pdf_file/0018/152109/aaws_stocktake_companion.pdf#search='Feral+cat+extermination+legal+Australia'では、次のように述べられています。
 The AVA believes eradication of feral cats from Australia is a desirable goal. Methods used to control feral cats should minimise risk to non.「オーストラリア政府は、オーストラリアからの完全に野良猫野猫が根絶することが望ましいゴールであると考えている。

 またこのようなオーストラリアでのQ&A掲示板での記述もあります。It is legal in all 50 states to live trap and exterminate feral cats?「野良猫を駆除するためにライブキャッチトラップを用いることは、オーストラリア50州の全てで合法ですよね?」2007年6月。から引用します。


It is legal in all 50 states to live trap and exterminate feral cats.
You cat owners that allow your cats to roam free and uncollarded(non collared が正しいと思われる。オーストラリア人は意味不明な英単語、スイス人も意味不明な独単語を使うからヤダ) should realize your animal is legally feral.
Is this true?
So is it open hunting season for cats year round?
Can I shoot them as well?

野良猫を駆除するためにライブキャッチトラップを用いることは、オーストラリア50州の全てで合法です。
あなたの猫が自由に屋外を首輪なしで徘徊していれば、猫の飼い主であるあなたは、あなたの飼い猫が法的には野良猫であることを認識する必要があります。
これは本当ですか?
だから、猫は一年中猟期なんですよね?
誰でも、野良猫を射殺してもいいんですよね?



 さらに同ブログでは、捕獲器を持たない人のための野良猫駆除方法を、薬局のオーナー薬剤師が伝授する様子も書かれています。それはアセトアミノフェンを混ぜた餌を与える方法です。
 アセトアミノフェンを用いた猫駆除方法は、アメリカでもインターネット上でよく紹介されています。次回は、オーストラリアやアメリカでのアセトアミノフェンを用いた猫駆除についてご紹介します(続く)。


(動画)

 オーストラリアでの野良猫狩猟駆除。猟期の制限はなく、周年野良猫を狩猟駆除することが推奨されています。
feral cat whistling.wmv
Feral cat shoot
Hunting With my Mate!! CAT LOVERS DONT WATCH
Piggin trip in the west NSW bush

地域猫は社会に害悪しかもたらさなかった~広島みくまり峡無許可地域猫の実態ー2

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(Summary)
TNR is "Trap, Neuter, Return" ?
No, it is a mistake.
TNR is "a (T)troublesome (N)nearby (R)rogue".
He(or She) is a fool on it(+F) .



 記事、地域猫は社会に害悪しかもたらさなかった~広島みくまり峡無許可地域猫の実態ー1の続きです。広島県安芸郡府中町にあるみくまり峡森林公園で野良猫への不適正餌やりを強行し、「地域猫活動同盟」と名乗る方の活動実態を調べました。

 「地域猫活動同盟」を名乗る方は、広島の猫というHPをお持ちです。このHPの概要は以下のとおりです。なお、著作権法に抵触する恐れがありますので、画像は引用していません(このWwbページは保存しました)。


1、(まず警視庁の「動物愛護法を守りましょう」というHPのコピーを貼り)、「猛暑に猫用の水の入れ物を壊すのも同罪!」との記述があります。
2、猫餌と容器が放置されている画像アップされています。古傘も放置されています。
3、中程に、公益財団法人どうぶつ基金のポスターなどを公園内に立てている様子を写した画像をアップしています。
4、「環境省広島支部に連絡し「動物虐待防止」ポスターを設置するよう依頼しました」との記述があり、動物虐待ポスターが掲示されている画像がアップされています。



 私は、みくまり峡森林自然公園の公園管理者に直接電話をして上記を確認しました。公園管理者の回答は以下のとおりです。


1、2、ですが、下線文当みくまり峡森林自然公園では、野良猫のえさやりを禁じており、行政が当公園での餌やりを許可したことはありません。従って餌や餌容器、古傘などの器物を放置することは禁止事項です。ですから餌や水容器を置くこと自体違法行為です。(むしろ破棄するのが正しいでしょう)。
また当公園のある安芸市府中町では、地域猫制度はありません。ですから行政が「地域猫」ということを理由に、公園で野良猫の餌やりなどを許可することはありません。

3、4、ですが、当公園の管理者がポスターの掲示を許可したことはありません(なお環境省広島支部という組織は存在しません。環境省における地方事務の取り扱いでの広島県の管轄は、中国四国環境事務所です。また環境省自らが、地方の行政組織が管理する自然公園で、管理者の許可を得ずにポスターの掲示をすることは考えられません。嘘の垂れ流しは良くないですね)。



 上記を裏付ける根拠もあります。○府中町水分峡森林公園設置及び管理条例


第4条 森林公園においては、次に掲げる行為をしてはならない。
(1) 設備及び施設のき損又は汚損
(3) 森林公園の利用者に迷惑を及ぼす行為
(5) その他森林公園の管理に支障を及ぼす行為



 野良猫への餌やり、容器や猫ハウス古傘の放置、餌の直播きは、(1)(3)(5)に該当する違反行為です。また立ち入り禁止区域への無許可立ち入りは(5)に該当するでしょう。

 また、○府中町水分峡森林公園設置及び管理条例施行規則では、以下の規定があります。


第2条 条例第4条第5号に規定する禁止事項は、次のとおりとする。
(1) 貼り紙又は広告の表示



 したがって、公園内での無許可ポスター掲示は(1)に違反します。


 (画像)読者様から提供を受けたものです。

・立ち入り禁止区域にまで無許可で入り込み、野良猫に餌をやる「地域猫活動同盟」。

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・公園管理者が「餌やり禁止」の立札を立てますが、直ぐに裏返しにされます。これでこの公園は管理者が餌やリを許可していないことがお分かりいただけると思います。しかし無許可地域猫は「行政から許可を受けた合法的な行為」と嘘をつきますし、その嘘がバレれば「TNRを行う地域猫活動は許可を受けていなくても合法的な行為だ」というトンデモ解釈を喚き散らします。
 無許可地域猫は、嘘と詭弁で固められた、迷惑で違法な行為にほかなりません。しかし「地域猫」という言葉が換骨奪胎され、違法行為の免罪符として用いられているのが実態です。

higai08.jpg

(続く)。

「オランダでは犬猫の殺処分はゼロ」と言う大嘘





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(Zusammenfassung)
”Töten von Hunden und Katzen(Einschließlich aller streunende Hunde streunende Katze) in den Niederlanden ist Null”,Es gibt ein japanisches, so zu sagen.
Aber es ist eine große Lüge.
Oh, es gibt keinen Grund, dass es so eine Sache.



 「オランダでは犬猫の殺処分はゼロ」と主張しているブログがあります。しかしそれは大嘘です。オランダではほかのヨーロッパ諸国と同じく、危険とされる犬種やその雑種、咬傷事故をおこした、もしくはその可能性のある飼い犬の殺処分を行政当局が命じることができ、飼い主が拒んだとしても強制的に殺処分を行えると法律で定めています。また行政命令だけでも、毎年数百頭の犬が殺処分されています。


 問題のブログ記事から引用します。オランダ人とペットの関係 殺処分ゼロの事実と理由。2013年1月25日。
 この記事では、「オランダには犬猫の殺処分なんかずっと昔から存在しない」という記述の根拠を何一つ示されていません。同じ記事で、在日オーストリア人の動物愛護家、マルコ・ブルーノ氏のブログと著作紹介がされていますが、マルコ・ブルーノ氏がそのようなことを述べておられるのでしょうか。


動物天国オランダ オランダには犬猫の殺処分なんかずっと昔から存在しない。
飼えなくなった犬猫達が行く所は新しい飼い主の温かい胸の中。



 2000年代初頭に、アメリカの多くの州や西ヨーロッパのほとんどの国(ドイツ、イギリス、フランス、オーストリア、スイス、スエーデン、オランダなど)は、危険な犬種を定め、その犬種の飼育を禁じる法律の制定を行いました。闘犬と呼ばれるカテゴリーの犬が、相次いで欧米で咬傷死亡事故を起こしたのがきっかけです。ドイツでは、2000年に少年がピットブルという品種の闘犬に咬み殺された悲惨な事件がありました。
 アメリカの州法と西ヨーロッパのそれらの危険犬種を規制する法律では、概ね以下のように定められています。・国内での危険犬種の持ち込みの禁止、・繁殖の禁止、・現に飼育しているものは、飼い主に対して特別の安全対策を講じるなどを行政当局が命じ、その基準にみたなかったものは行政当局が強制的に収容し、殺処分を行う。

 危険犬種等に対する規制を定めた法律は、国や州によっては、大変厳しい運用がされています。ドイツベルリン州では、法律で定めた危険犬種のみならず、危険犬種の雑種と思われるものや、軽くても咬傷事故を起こしたもの、又はその恐れがあるものも強制殺処分の対象としています。ドイツベルリン州では、毎年一定数が行政命令により飼い犬が安楽死させられています。
 イギリス、スイスなどでは、犬の殺処分に反対した飼い主の犬に対して、行政当局に強制執行による犬の安楽死を許可する判決が多数あります。オランダも同様の法律があり、法律に従って強制的に殺処分される犬の数だけでも毎年数百頭に及びます。

 ドイツ人、Michael Palomino マイケルバロミノ氏のレポートを紹介します。Die Katastrophe mit den Hunden in den Häusern「家庭での犬による災害」から。Massnahmen gegen Kampfhunde: sterilisieren, ausrotten und verbieten - Hütehunde auf die Farmim Namen des Kinderschutzes und des Menschenschutzes「闘犬への対抗措置は、農場でのシープドッグの飼育を禁止し根絶させること。子供と人間の保護の名のもとに」。


die Holländer haben 1993 bis 2008 auch Kampfhunde von Touristen getötet,im Jahr 2000 50, 2004 waren es 218 beschlagnahmte Hunde, davon 197 getötet, im Jahr 2005 415 konfiszierte Hunde, davon 348 getötet, imJahr 2006 514 beschlagnahmt, davon 461 getötet.
-- im Jahre 2008 hob Holland dieses Gesetz zur Tötung von Touristen-Kampfhunden wieder auf, weil die Anzahl Hundebisse durch die Tötungen nicht zurückgegangen sei.

またオランダでは、1993年から2008年の間に、闘犬が殺処分されています。
2000年には50頭、2004年には218頭匹の犬が押収され、197頭が殺処分されました。
2005年には461頭が押収され348頭が殺処分されました。
さらには2006年には514頭が押収され、そのうちの461頭が殺処分されました。
2008年には、オランダでは、再びこの法律による闘犬の殺処分が強化されました。
犬の咬傷事故が、殺処分を行っても減少しなかったためです。



 上記は、咬傷事故をおこした犬の、行政による強制殺処分です。それ以外の民間人が私的に行う安楽死は相当数に登ると思われます。ですから「オランダは殺処分ゼロ」は、明らかに虚偽です。
 今回ご紹介したブログ記事では「動物天国オランダ オランダには犬猫の殺処分なんかずっと昔から存在しない。飼えなくなった犬猫達が行く所は新しい飼い主の温かい胸の中」の根拠を全く示していません。このような事実を公に述べるのであれば、オランダの法律、制度、統計や、信頼できるマスメディアの記事などを根拠として上げる必要があるでしょう。ましてやこのブログ管理人は、虚偽の事実を元に、環境省へのバブコメの文例を挙げて、パブコメの送付を促しているのですから悪質と言わざるを得ません。

 マルコ・ブルーノ氏のブログや著作を読んでいませんが、もし調べもしない、もしくは知りながら虚偽の情報を記述しているのだとしたら問題です。オランダでの行政による犬の強制殺処分に関しては、氏の母国語であるドイツ語や英語での情報が複数あります。
 環境省等の国の行政機関は、一般から寄せられた根拠のない海外情報を鵜呑みにせず、自ら事実確認していただきたいと思います。正しい情報により、偏向のない中立な判断を要望します。


(動画)

 サッカーをする馬、馬バラック。Michael Ballack. WM 2010

天売島野良猫考~TNRは1990年代には既に失敗していたー2





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(Summary)
Domestic problems of stray cats.
Teuri Island of Hokkaido is a breeding ground for a very important seabird ,in japan.
Birds of endangered species are prey to stray cats.
TNR is to reduce the stray cat that had no effect at all(in the 1990s).


 記事、天売島野良猫考~TNRは1990年代には既に失敗していたー1の、続きです。同島では、希少な海鳥に被害を及ぼす野良猫対策として、1992年から5年かけてTNRを行いました。しかし全く野良猫の減少~野鳥の野良猫による被害の減少という効果は現れませんでした。


 北海道、天売島の希少な海鳥の野良猫の被害と、その背景と対策の経緯、そして現在に至るまでを説明します。参考資料は以下のとおり。「朝日新聞デジタル 海鳥、猫から守れ 天売島」「海の底の奥の中 天売島の野良猫問題」「天売島ネコ飼養条例」。

(天売島での野良猫の現状)
 北海道天売島は、面積5.50km2、周囲約12㎞、人口は377人(人口は、H22年4月時)の小さな島です。本島は、環境省指定の絶滅危惧種のウミガラス(オロロン鳥)の唯一の国内繁殖地であり、その他ウトウやウミネコなどの希少な海鳥類の重要な繁殖地です。しかし現在、この小さな島に、推定で300匹もの野良猫が生息しており、海鳥類を捕食するなどの深刻な被害を与えています。
 多くの対策を講じても、種によっては現象を続けている海鳥もあります(ウミネコは顕著)。主に、繁殖時期にヒナが野良猫に捕食されるのが原因と考えられています。

(かつて行われたTNRは失敗)
 もともと天売島には、猫は生息していませんでした。島に入植した人たちが持ち込んだ猫が、不適正飼育で野良化し、増殖したものと思われます。また島民の野良猫への餌やりも増殖の原因と思われます。1990年頃には、島内の野良猫は約200匹にまで増え、海鳥への被害が深刻化したため、環境省は1992年から野良猫のTNRを始めました。
 約5年続け200匹の野良猫を不妊去勢しましたが、野良猫減少と海鳥への被害軽減に効果がなかったため、TNRを打ち切りました。TNRが失敗した理由は、・島民が野良猫に給餌を行なう、・飼い猫の不妊去勢未実施での放し飼い、・すべての野良猫を一時期に不妊去勢を行わなかったことと思われます。TNRを開始した1992年の21年後の現在では、島内には1,5倍に増えた300匹の野良猫が生息していると推定されています。

(今後の対応策)
 2012年には、野良猫による海鳥の被害防止対策のために、天売島町では「天売島ネコ飼養条例」を制定施行しました。
 本条例は、「飼い猫のマイクロチップによる登録と不妊去勢義務」「野良猫への餌やり禁止」「町による飼い主不明猫の保護収容~島外へ完全排除」が主な内容です。


 先に書きましたが、天売島でかつて行われたTNRが失敗した理由は、以下が考えられます。
1、島民が野良猫に給餌を行なう。
2、飼い猫の不妊去勢未実施での放し飼い。
3、すべての野良猫を一時期に不妊去勢を行わなかったことと。

 1、人口給餌を行い野良猫の栄養状態が良くなれば、繁殖力は向上します。また生まれた仔猫の生存率も上がります。

 2、平成25年での、島内の飼い猫はわずか17匹です。過去においても、本島は人口が少ないため、飼い猫の飼育数はそれほど変わらないと思います。しかし不妊去勢せずに放し飼いをすれば野良猫と交配して仔猫が生まれる、その猫を飼い主が捨てたなどのケースが考えられます。
 環境省も、当初は飼い猫数の数がわずかであったために、飼い猫による繁殖効果は侮っていたのではないと思います。また島民にも、猫の繁殖力や、繁殖した猫の悪影響の認識がなかったものと思われます。

 3、朝日新聞の記事に「TNRを進めていくうちに、わなに掛かるものは同じ個体ばかりになった」とあります。固体把握生息数の把握ができていても、全てを捕獲して不妊去勢するのは大変難しいのでしょう、中には警戒心が強い者もいて捕獲できず、そのような個体を取りこぼせば、その個体から繁殖します。
 それと一時期にTNRを終えなかったのも失敗の原因です。例えば年40匹平均でTNRを行えば、島内に生息している200匹の野良猫は、160匹が不妊去勢未実施です。猫の旺盛な繁殖力により、不妊去勢未実施の猫が繁殖し、元の生息数を回復するのです。

 天売島は気候条件が大変厳しく、冬には自然淘汰される猫が多数るものと思われます。また隔絶された孤島であり、外部からの猫の流入は考えられません。都市部での地域猫に比べれば、格段に「野良猫を減らす」条件が良いのです。それでもTNRは失敗(野良猫が増える)のです。
 条件が逆の、気候が温暖で、猫の流入が自然でも人為的にも自由な都市部の地域猫が成功すれば奇跡です。

 さらには天売島でのTNRは、環境省の専門家が、実施前にほぼ完全に生息数調査と固体把握を行なっています。そして比較的短期間で、大量のTNRを行なっています。
 対して都市部でいわゆる猫ボラさんが行っている地域猫では、大雑把な地域の猫生息数の把握はもちろんのこと、個体識別のいい加減です(認可無認可問わず。宝塚市地域猫では個体識別を求めていません)。また不妊去勢実施率も低く無計画で、「気まぐれで申し訳でやっている」のです。彼らには、野良猫を減らす意思などさらさらないのでしょう。

 天売島は、TNR(地域猫)の実証実験として大変価値があると思います。おそらく学識経験者が生息数を正確に把握し、個体識別を行い、効果測定を行ったのはおそらく本件くらいではないでしょうか。また隔絶した地勢条件であり、外部からの猫の流入などの攪乱要因は極めて少ないです。
 天売島では、「天売島ネコ飼養条例」が昨年制定されました。・猫の適正飼育化~マイクロチップによる登録義務、飼い猫の不妊去勢、・野良猫への給餌禁止、・町による野良猫の保護収容と島外への完全排除を目指す。今後は、この条例の効果を見守り、TNRとの効果比較検証を行いたいと思います。

 実は、猫の飼育に関しては、・飼い猫の管理飼育強化、・野良猫は給餌禁止などで排除、は世界的な潮流なのです。TNR(地域猫)は、いわば無管理飼育、限定的管理飼育と言えます。主にアメリカで多大な犠牲を払って、猫TNRの壮大な実証実験が行われました。しかし現在では、TNRの効果は公に否定されています。
 天売島のケースは、その世界的な潮流に従ったと言えます。天売島の野良猫問題のケースは、日本での野良猫問題の凝縮とも言え、大変興味深いです。今後も記事で取り上げてきたいと思います。


(動画)

 病院で働くセラピーホース。靴に注目。Mini Horse Therapy in Colorado Springs

天売島野良猫考~TNRは1990年代には既に失敗していたー1





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(Summary)
Domestic problems of stray cats.
Teuri Island of Hokkaido is a breeding ground for a very important seabird ,in japan.
Birds of endangered species are prey to stray cats.
TNR is to reduce the stray cat that had no effect at all(in the 1990s).



 北海道天売島は、ウミガラス(オロロン鳥)やウトウなどの希少な海鳥類の一大繁殖地です。そのため「天売島海鳥繁殖地」として国の天然記念物に指定され、さらに国指定天売島鳥獣保護区(集団繁殖地)にも指定されています。しかし人為的に持ち込まれた猫が野良野猫化し、希少な野鳥を食害するという問題が生じています。


 以下は、ウィキペディア天売島、からの引用です。天売島は希少な海鳥類の大変重要な一大繁殖地です。特に絶滅が危惧されている環境省指定絶滅危惧種のウミガラス = オロロンチョウでは、国内唯一の繁殖地です。
 島の面積の約5分の1が鳥獣保護区です。


天売島は、北海道羽幌港の西30kmの日本海に浮かぶ島。面積5.50km2、周囲約12㎞、人口は377人(平成22年4月現在)。
ウミガラス(オロロン鳥)やウトウ、ケイマフリ、ウミウ、オオセグロカモメなどの、海鳥の繁殖が確認されている。
そのため、1938年(昭和13年)8月8日に「天売島海鳥繁殖地」として国の天然記念物に指定され、1982年(昭和57年)3月31日には、国指定天売島鳥獣保護区(集団繁殖地)に指定されている。



 しかし天売島では人が持ち込んだ猫が野生化して増え、希少な海鳥類を食害するようになり、大変深刻な被害が生じ始めました。そのため環境省などは、野鳥保護のために野良猫対策に着手しました。環境省の野良猫対策の経緯と、天売島での猫飼育条例の制定など、私のブロ友様が詳しく記事にされています。この方は、北海道にお住まいです。旭山動物園で、天売島の野良猫問題について最近特設展示が行われました。その展示について直接ご覧になり、取材をされています。
 またブログ記事では、環境省による、天売島の海鳥保護策(主に野良猫対策ですが)が紹介されたパンフレットも引用しています。ブログ、「海の底の奥の中」から記事、天売島の野良猫問題 その2を引用します。引用したパネル展示物は、旭山動物園で展示されたものです。


(画像)天売島資料は旭山動物園の展示から。

201308121829564ab.jpg


展示パネルでは、ウミガラスが減少した理由として、以下を上げています。
1、エサ(イカナゴなどの魚)減ったこと。
2、猫などがひなを捕食したこと。
3、漁網による混獲。



(画像)同上。

20130812182953306.jpg


特に問題視された野良猫対策としては、1990年頃から行われました。
北海道獣医師会に協力をしてもらい、約200匹の野良猫の不妊去勢が行われました。

1990年に島内の野良猫は、環境省推定では約200匹とされていました。
それを1992年から約5年をかけて、200匹の不妊去勢を行ったのです。
しかし20年後の現在では、島内の野良猫生息数は約300匹に増えました。



(画像)同上。

201308121829547c1.jpg


天売島の海鳥は、種によっては今でも減少し続けています。
例えばウミネコです。
専門家たちが、猫の糞を調べた結果、ウトウ、ウミネコの羽毛やくちばしが出てきました。
野良猫に発信機をつけて調べたところ、特定の個体ではありますが、海鳥の繁殖地に行き、海鳥を捕食していることが明らかになりました。
他にも、猫が海鳥の繁殖地に入らないように防止柵などを設置しましたが、効果は見られませんでした。



 日本で公的制度として地域猫制度が導入されたのは、横浜市磯子区の、汐見台の地域猫です。1997年に磯子区が認可しました。10年間の活動期間で247匹(一部のサイトでは274匹とされていますが247匹が正しいです)の猫の不妊去勢を行いました。その結果、当初20匹未満だった野良猫が30以上に増えました。
 この事実は、地域猫認可10年後に活動グループが総括として講演会を行い、その内容をHPにアップしていました。しかしあまりにもその事実の都合が悪かったのか、今ではインターネット上から削除されています。なお、磯子区区役所に行けば閲覧出来ると聞いています。磯子区汐見台の地域猫活動は、未だにだらだらと活動を続けています。しばしば周辺での猫被害が問題視され、猫虐待事件が頻繁に発生してもです。
 地域猫の目的は、野良猫を殺処分することなく、不妊去勢を行い、それ以上野良猫が増えることを防止し、今ある猫の天命を全うさせることではなかったのですか。野良猫の数が増え、16年を経た今でも活動を続けているということは失敗そのものではないでしょうか。


 私が問題視するのは、磯子区で地域猫を制度化する以前に、北海道の天売島で1992年~1997年の間に猫TNRを行い、結果としてむしろ猫が増え、全く効果がなかったという事実がありながら、それが全く考慮されなかったことです。また地域猫を推進している団体や自治体は、この天売島のTNRの事実に触れません。天売島の猫TNRは、日本で唯一学術的に耐えられる資料と言えます。なぜならば、当初の野良猫生息数の推計などは、環境省の学術研究チームが行っているからです。住宅地で、素人の主婦などが行っていることと次元が異なりなります。
 それなのにその資料を全く無視し、「初めに地域猫の賛成ありき」は著しい偏向です。

 なお天売島での猫TNRは、本州の温暖な住宅地で行うより、はるかに猫を減少させるためには条件が良いのです。天売島の猫TNRが、猫減少のためには、一般に地域猫が行われている住宅地近郊よりはるかに条件が良いという、その具体的事実を次回に論じます。
 また天売島の野良猫問題は、TNR(地域猫)の是非や飼い猫の飼育のありかた、野良猫、飼い猫と野生動物(特に希少な)の関係、野良猫の余剰と引き取り手の絶対的な不足など、日本全体での野良猫問題を端的に見せてくれます。それらについても、折々論じていきたいと思います(続く)。


(画像)

 今回はほっこり画像です。子守をする動物。Alvin & Izabella

びっくり!世界の猫事情~イタリアでは「黒い」と言うだけで猫が年間6万匹も殺される


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(Zusammenfassung)
Schwarzen Katzen wird gemeinhin nachgesagt, dass sie Vorboten für Unheil sind.
In Italien trägt dieser Mythos seltsame Früchte:
Es fallen jedes Jahr 60 000 schwarze Katzen abergläubischen Italienern zum Opfer.



 ヨーロッパ(北米でも同様の迷信があります)、黒猫は悪運をもたらすとされ、忌み嫌われています。イタリアでは猫が黒いというだけで、年間6万匹も殺されています。ブログ、小さくても大きい目の前の命の「殺処分ゼロを実現したイタリア」と言う記述も相当怪しいです。イタリアでは今でも猫食する地域があります。


 日本語版ウィキペディアから引用します。黒猫 wikipedia


欧米では、かつては不吉の象徴とする迷信があり、魔女狩り等によって黒猫が殺されることがあった。
たとえばベルギーでは、時計台から黒猫を投げ殺す行事を19世紀初頭まで行なっていたという(*この件については、私は過去記事で紹介しています)。
イタリアでは、黒猫というだけで年間6万匹もの猫が迷信を信じる市民によって殺害されている。
他の欧米諸国でも黒猫は不吉な動物とされる場合があり、黒猫をまたぐと不幸がおこる、十三日の金曜日に黒猫を見ると不幸がおこるという迷信が一部で語られている。



 上記、ウィキペディアの記述を裏付けるソースがあります。ドイツマスメディア、focus誌のインターネット版記事AberglaubeItaliener töten Tausende schwarze Katzen「迷信 イタリア人は黒猫を大量に殺す」から引用します。2007年8月18日。


Schwarzen Katzen wird gemeinhin nachgesagt, dass sie Vorboten für Unheil sind.
In Italien trägt dieser Mythos seltsame Früchte: Es fallen jedes Jahr 60 000 schwarze Katzen abergläubischen Italienern zum Opfer.
Die das Böse fürchteten, erschlagen oder in satanischen Riten grausam hingerichtet.
Insgesamt werden nach Angaben von „Aidaa“ mehr als 60 000 schwarze Katzen aus diesen Grund getötet Dieschwarzen Haustiger werden seit Jahrhunderten misshandelt und getötet,
Insgesamt leben nach Angaben des Gesundheitsministeriums in Rom fast neun Millionen Katzen in Italien, mehr als eine Million davon als Streuner auf der Straße.

黒猫は、一般に、悪運の前兆だと言われています。
イタリアでは、この言い伝えはおかしな結果をもたらします。
6万もの、イタリアの黒猫が迷信により、犠牲(殺される)になります。
黒猫は悪いことがもたらされると恐れられ、、悪魔の儀式で残酷な殺害が行われました。
愛護団体「AIDAA」が言うには、このような迷信が理由で毎年6万匹以上の黒猫が殺され、黒色の血統の猫は、何世紀にもわたり虐待され殺され続けてきました。
保険省によれば、イタリア、ローマでは、全体で900万の猫がおり、その内路上に住む野良猫や迷い猫は100万匹以上います。



 イタリアの人口は5,874万人ですので、一年間に殺される黒猫に限ってもその数は、1万人あたり10匹です。対して日本での猫公的殺処分数は、平成23年度で13万1,000匹です。人口1万人あたりの数は11匹です。黒猫の殺害だけでも、人口比では、日本の公的殺処分に匹敵する数です。
 イタリアでは、色が黒いというだけでも、市民が迷信により猫を虐殺しているんですね。黒猫を集中的に殺しても、それでも黒猫は滅びないというのは、黒色は優性遺伝するのでしょうか。それと猫の繁殖力の凄さの表れなのでしょうか。

 ドイツなどの周辺国でも、ティアハイムでは、黒猫は貰い手が少ないとのことです。ネット上では、フランス国内のリゾート地で、仔猫を活き餌にしてサメを釣る動画がアップされていました。その仔猫も、全て黒猫でした。save the animals that are food for sharksサメの餌にされる犬猫たちを救おう2013年7月26日。
 ドイツなどをはじめとする欧米諸国の多くでは、動物愛護に関する法律での殺行為は「人に飼育されているもの」のみが対象で、野生化した猫などのペットを狩猟対象としている国では、狩猟行為での殺害では、動物愛護の関する法律では対象外です。日本も同様です。
 仔猫がペットのヘビの生き餌にされることもあり、多数の動画がアップされています。倫理上では賛否があるでしょうが、ニワトリやマウスを蛇などの活き餌に用いることは日本でも行われます。動物園などで活き餌しか食べない蛇の飼育では、何らかの種の活き餌が必要ですが、猫犬だけがダメという合理的理由があるでしょうか。


(画像)

 ドイツの有名ワイン、「シュワルツカッツ(黒猫)」。もちろんドイツにも、黒猫が不吉という迷信があります。それをあえてブランド名にするのは、一種のジョークかもしれません。ラベルに描かれた黒猫で、可愛らしく描かれたものを見たことがありません。日本では、「ドイツでは、黒猫が乗った樽のワインの出来が一番出来が良いという伝説が名前の由来」と紹介されていますが、諸説があるようです。
 日本でも「鬼ころし」という名をつけられた日本酒が多くあります。「鬼ころし」とは、元々は強いだけで味が粗い酒という意味の、醸造家が使う蔑称です。鬼に酒を飲まして酔わせて鬼退治したという言い伝えに由来します。醸造家が「鬼ころし」という名を用いるのは、一種のジョークだと思います。

zzz.jpg


(おわび)

 私の記事では、人によっては不快な画像動画も引用しているかもしれません。しかしそれらは先進国西ヨーロッパ諸国やアメリカのマスメディア、それらの国の大手動物愛護団体によるものです。
 これ以上、愛誤と言われる方には、日本での、海外(いわゆる「動物愛護先進国」と言われている)の動物愛護事情の嘘情報を垂れ流さないでいただきたいと申し上げます。日本の正しい動物愛護の推進のためには、まず正確な現状認識が必要です。私は必ず「根拠」を示しています。当該国の法律、規則、行政制度、統計、マスメディアの報道等です。では「○国で殺処分ゼロ」と主張する方は、そのようなソースを提示していますか(京子アルシャー獣医師はかろうじてTierschutzgesetz「ドイツ連邦動物保護法」の原文を提示しています。しかしその法律の対象が「人に飼育されているものに限る」事が述べられていません。また解釈も偏向があります。それは後ほど詳しく論じます)。
 動物愛護に興味を持たれた方は、まずその点を考えてください。例えば「ドイツは殺処分ゼロである」という情報ですがその情報の根拠がありますか。「ドイツは殺処分ゼロである」と主張している人は、どうぞこちらで反論してください。
 






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「スイスでは殺処分ゼロ」と言う、痛すぎる赤恥大嘘ブログー4





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(Zusammenfassung)
In der Schweiz ist es erlaubt, Hunde und Katzen zu verzehren – im Gegensatz zum benachbarten Ausland.
Ein Bauer, auch er wohnt im Rheintal, hält es für «nichts Aussergewöhnliches», Hund oder Katze zu essen.
Parlament lehnt Vorschriften ab.
Der Verzehr von Haustieren liegen im «ethischen Empfinden» jedes Einzelnen.



 記事、
「スイスでは殺処分ゼロ」と言う、痛すぎる赤恥大嘘ブログー1
「スイスでは殺処分ゼロ」と言う、痛すぎる赤恥大嘘ブログー2
「スイスでは殺処分ゼロ」と言う、痛すぎる赤恥大嘘ブログー3
の続きです。問題のブログでは「スイスでは犬猫の殺処分が禁じられています」とあります。ブログ全体を読めば、「スイスでは犬猫を殺すことすべてを法律で禁じている」と理解できます。しかしそれは誤りです。スイスでは自家消費であれば、犬猫を食用のために殺すことは合法です。



 EUでは、犬猫を毛皮と食肉目的のために殺すことを禁じる国があり(例えばオーストリア)、犬猫の毛皮と肉の貿易を禁じています。しかしスイスは、犬猫を自家消費に限り殺して食用とすることは合法であり、今でも農村部の一部では一般的に食べられています。
 私は、スイスの猫肉食について以前にも記事にしています。「びっくり!世界の猫事情~猫肉はスイスでは普通の食材です(1)」、「びっくり!世界の猫事情~猫肉はスイスでは普通の食材です(2)」。

 犬猫肉を今でも食べるスイスですが、周辺諸国からバッシングを受けています。それについて報じているスイス大手メディアの記事を紹介します。tagesanzeigerインターネット版記事から。Schweizer sollen keine Hunde und Katzen mehr essen「スイスは、これ以上犬と猫を食べてはいけない」。2012年12月27日。


In der Schweiz ist es erlaubt, Hunde und Katzen zu verzehren – im Gegensatz zum benachbarten Ausland.
Tierschützer fordern ein Ende dieser Tradition.
Ein Bauer, auch er wohnt im Rheintal, hält es für «nichts Aussergewöhnliches», Hund oder Katze zu essen: «Fleisch ist Fleisch.»
Ein Landwirt aus dem Appenzellischen schildert ohne grosses Aufheben, wie er Hunde erschiesst oder mit einem Knüppel totschlägt.
Parlament lehnt Vorschriften ab.
Der Verzehr von Haustieren liegen im «ethischen Empfinden» jedes Einzelnen.
In der Romandie werden mehr Pferde geschlachtet.

近隣諸国とは対照的に、スイスでは犬や猫を食べることを許可されています。
動物愛護活動家は、この伝統をやめさせるように求めています。
「肉は肉だよ」。
ライン渓谷に住んでいる農家は、犬や猫を食べることは珍しいことではないと思っています。
アッペンツェル地域の農家はごく日常のことのように犬を撃ち殺したり、棒で撲殺する方法について説明します。
スイス連邦議会は、犬猫肉の禁止を否定しています。
飼育動物を食べることに関しては、個々人の「倫理観」に基づくからです。
スイスロマンディ地方では、多くの馬が食用として屠殺されている事実もあります(だから犬猫に限って食用にしてはならないという根拠はないでしょう。*欧米では、ミニ馬は盲導や介助、セラピーアニマルやペットとして一般的に用いられ、また乗用馬に対しても特別な感情を持つ人が多い)。



 私はいわゆる愛誤と言われる人たちに申し上げたいのですが、何ら根拠もなく思いつきで誤った情報を垂れ流すのは止めていただきたいと思います。無定見でその情報を鵜呑みにして、行政などにネットテロを仕掛ける輩も出てくるのです。少しは情報を発信する責任というものを自覚していただきたいです。今回ご紹介しました「My Diary」は、「スイスでは犬猫の殺処分が法律で禁じられている」以外にも、誤った箇所が多くあります。
 一般のブログ読者様にもお願いしたいのですが、ブログで述べられていることは、根拠が示されているのか、その根拠は信頼に足るものかを確認してください。ブログの内容を鵜呑みにしないでください。特に愛誤系ブログは嘘が多すぎます。


(画像)びっくり!世界の猫事情~猫肉はスイスでは普通の食材です(2)

私は彼女を支持します。
猫肉を食べるローラ・ベーゲ・モーテンセン。
「人々は猫の屠殺により、私たちを脅迫している。そしてFacebookから利用を禁止されました」。
それにもかかわらず、彼女らは言います「私たちがこのキャンペーンで言いたいことは100%」。
飼育動物を(種によって)区別する必要がありますか?


Ich unterstütze sie.
Laura Böge Mortensen essen Katzenfleisch.
«Die Leute drohen uns abzuschlachten(abschlachtenが正しいと思われる).» Und: Sie wurden aus Facebook verbannt.
Trotzdem sagen sie: «Wir stehen 100 Prozent hinter unserer Aktion.»
Muss man Haus- und Nutztiere unterscheiden?


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この人はバカ(私は日本語が全くわかりません。その時の都合に応じて。ハハハ!)↓

Er ist ein Narr.
(Ich verstehe wirklich nicht, Deutsch. Auf einer Fall-zu-Fall-Basis,HAHAHA!)↓

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「スイスでは殺処分ゼロ」と言う、痛すぎる赤恥大嘘ブログー3





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(Zusammenfassung)
Die neuen Hundegesetze zeigen Wirkung,In der Schweiz.
Halter, die ihren Kampfhund loswerden wollen, haben keine Wahl.
Der Besitzer des Hundes, müssen Sie den Hund einschläfern.
Das Töten beginntTierheime nehmen keine Kampfhunde mehr auf.



 記事「スイスでは殺処分ゼロ」と言う、痛すぎる赤恥大嘘ブログー1「スイスでは殺処分ゼロ」と言う、痛すぎる赤恥大嘘ブログー2の続きです。今回は、2010年に行われた、スイスでの犬の安楽死厳格化への立法の動きについて紹介します。


 スイスでは、・法律が指定する危険な犬種とその雑種及び雑種と思われるもの(これらの指定危険犬種は咬傷事故などをおこしていなくても)、・それらの品種以外でも、危険な犬、及び危険と思われる犬、については飼育を原則禁止し、行政が安楽死させることができるとしています。
 しかし設備等で、法律の要件を満たしたティアハイムでは、例外的に飼育が認められていました。2010年の連邦議会に提出された法案では、法律で飼育が禁止される犬を、ティアハイムが収容することを禁じるとしています。それらの犬は、原則安楽死させねばなりません。以下に、その法案提出の報道を引用します。スイス最大手メディア、blick紙のインターネット版から。Das Töten beginnt Tierheime nehmen keine Kampfhunde mehr auf 「殺戮の始まり ティアハイムはこれ以上法律で飼育が禁じられている闘犬を収容しない」2012年1月3日。

Die neuen Hundegesetze(Hundegesetzが正しいでしょう) zeigen Wirkung.
Halter, die ihren Kampfhund loswerden wollen, haben keine Wahl: Sie müssen das Tier einschläfern lassen.
Heute würde sie keine neue Unterkunft mehr finden, sondern müsste(mussteが正しいと思われる。スイスドイツ語は、微妙に標準ドイツ語と異なるのですかね) eingeschläfert werden.
Zwölf Kantone reagierten mit scharfen Hundegesetzen(Hundegesetzが正しいと思うのだけれど。スイスは、名詞の変化が標準語と異なるのかもしれません), darunter auch Verbote von bestimmten Rassen.
Bei einem ausgewachsenen Tier wie Nina kostet das laut Randegger 30 Franken pro Tag – 10000 Franken im Jahr.
Für Kampfhunde, die weder in einem Tierheim noch in einem privaten Haushalt einen Platz finden, gibt es nur eine Lösung.
Claudia Rhyn: «Jeder darf gemäss Gesetz seinen Hund bei einem Tierarzt fachgerecht töten lassen.» Laut .

新しい犬の法律が発効しました。
闘犬カテゴリーの犬を飼っている飼い主は、その犬を排除したい当局の意向により、選択の余地はないのです。
あなたは飼い犬を安楽死させなければなりません。
今日から犬の飼い主たちは、犬の収容先を見つけることができないでしょうし(ティアハイムでの収容を事実上禁じるため)、だから犬を安楽死させなければならないでしょう。
スイスの12の州では、大変厳しい、特定の品種の犬の飼育禁止を盛り込んだ、犬の法律で対応しています。
ランデッガー氏は、「ニーナ(ピットブルテリア種の犬)のような闘犬カテゴリーの成犬は、一日辺り30スイスフラン、年間では1万スイスフラン(106万円。1スイスフラン106円)ものコストがかかります」と強調しています。
そして「ティアハイムではなく民間の家庭でコストを負担せずに、犬の行き場を見つける唯一の解決策があります」。
クラウディア・リン氏よれば「誰もが法律で許可されているのですから、専門家である獣医師に犬のを殺処分を依頼するのが良い」とのことです(続く)。



 なお本案は、最初に議会提出された2010年に僅差で否決されました。その後、法案の一部改正と多くの署名により、再度議会に提出され、紆余曲折の後に可決されたようです。
 
 1年間の犬の対人強制賠償保険等で100万円以上かかり、ティアハイムでも受け入れが禁じられれば、禁止犬種の飼い主は、犬を安楽死させざるを得ないでしょう。ドイツでも法律で禁止している犬種の、事実上の安楽死を進める方策として、特定犬種に重税をかける、犬の対人損害賠償保険料を上げるということは行われています。でも、ドイツでは(犬税、犬の対人損害賠償保険料は州・自治体により異なりますが)、高額とは言ってもせいぜい2,000ユーロ(バイエルン州の自治体。1ユーロ142円換算で28万4千円)くらいです。
 スイスの犬対人損害賠償保険・犬税金額は破格です。事実上、禁止犬種は全て安楽死させ、国内から完全抹殺するということです。

 概して欧米は、動物の管理に対しては厳格で情け容赦がないところがあります。「何が何でもノーキルで犬猫に甘い、優しい」文化ではありません。真逆です。その点を日本の愛誤は勘違いしすぎです。
 愛誤は、自分勝手に自分の頭の中で妄想を膨らませるばかりではなく、現実をきちんと見ていただきたい。「お犬様お猫様にひたすら甘く優しいだけの動物愛護先進国欧米」を根拠に、日本の動物愛護政策に物申すことがどれだけ愚かしいか自覚していただきたいと思います。
 なお、「日本の動物愛誤家の嘘ブログでは『スイスでは犬猫の殺処分ゼロである』と述べています」というドイツ語の要約を記事トップに付けたところ、ドイツ語圏からのアクセスが増えました。ドイツ語圏諸国にとっては、日本でそのようなことが流布されていることは、大変な驚きなのでしょう(続く)。


(画像)

 スイスでの、犬飼育規制強化への立法化の後押しとなった事件の現場。2005年に、3頭のノーリードのピットブルが6歳の幼稚園児を襲い、死亡させました。今でも花やお供え物が絶えません。こちらの画像では切れていますが、「犬にはリードをつけてください」という看板が立てられています。

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(追記)

 My diaryの管理人さんですが、ドイツ在住で通訳や翻訳までされるほどドイツ語学力がおありなのであれば、簡単にスイスの「殺処分」のニュースは検索できるでしょうに。本記事で引用したサイト内だけでも、関連ワードで検索すれば、犬を強制的に殺処分したとか、警察官が放し飼いの犬に対して射撃したなどという記事が山ほどヒットします。ほんの一例を挙げておきます。

Rottweiler wird eingeschläfert「ロットワイラー種の犬は、当局により安楽死させられた。

 バーベキューを屋外で楽しんでいる4人の家族連れを襲ったロットワイラー種の犬は、当局により強制的に安楽死された」。

Schon wieder eine Hundeattacke!Polizist schiesst auf frei laufenden Pitbull「再び犬の攻撃 警察官は自由に徘徊しているピットブル種の犬を射撃した」。

 街中でゴミ袋を破ったり、子供を追い掛け回しているピットブル種の犬(飼い主有り)を警察官が見つけ、射撃した。犬による人の負傷者は出ていない。弾は足に当たったが犬は死んでいない。現在犬は獣医師が管理している。ベルン州警察の動物犯罪部署(Tierdelikte der Kantonspolizei Bern.それって、愛誤さんが口癖のように「日本でも設置を求めているアニマルポリス」の事なんじゃないかw)は、これから犬の処分を決める(ほぼ安楽死だろう)。

「スイスでは殺処分ゼロ」と言う、痛すぎる赤恥大嘘ブログー2





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(Zusammenfassung)
Der Vorfall hatte sich im August 2007 zugetragen,Der Hund kaute die Menschen.
Des Kantons Graubünden ordnete deshalb die sofortige Einschläferung des Hundes an.
Besitzer des Hundes argumentierte, im Zeitpunkt der Einschläferung des Hundes hätte keine gesetzliche Grundlage für diese Massnahme bestanden.
Auch das Bundesgericht hat die Einschläferung des aggressiven Hundes nun für zulässig erklärt.



 前回記事、「スイスでは殺処分ゼロ」と言う、痛すぎる赤恥大嘘ブログー1の続きです。前回は、スイスでは犬の殺処分が合法的に行われている根拠として、該当する法律を挙げました。今回は、その運用についての実際を紹介します。行政当局が軽い咬傷事故をおこした犬の安楽死を飼い主に命じましたが、飼い主はそれを不服として裁判に訴え出ました。しかしスイス連邦裁判所は「安楽死は許容される」との判決を言い渡しました


 スイスにおいては、・危険犬種として指定された犬(咬傷事故など一度も問題を起こしたことがなくてもです)と雑種及び雑種と思われるもの、それ以外の品種であっても・危険な犬、危険と思われる犬、は、行政当局が飼い主の意思に反してでも、強制的に殺処分することができます。
 2009年に、軽い咬傷事故をおこした犬がいました。スイスの行政当局と警察はその犬を押収し、安楽死する方針でした。それに反対した飼い主は裁判を提起し、犬の強制的な殺処分の停止を求めました。しかし判決では、行政に対して犬の安楽死の強制執行を認めました。
 以下にそのニュースを引用します。


 スイスマスメディア、tagesanzeigerのインターネット版ニュースから。Bundesgericht: Gefährlicher Hund wurde zu Recht eingeschläfert「スイス連邦裁判所が危険な犬の安楽死を命じたのは当然である」。2009年12月14日。

Die Bündner Behörden haben einen gefährlichen Hund der Rasse Tornjak zu Recht einschläfern lassen.
Der Vorfall hatte sich im August 2007 zugetragen.
Als diese mit dem 60 Kilogramm schweren Hund angeleint spazieren ging, rastete der Hund aus.
Er griff unvermittelt eine Velofahrerin an und biss diese in den Oberschenkel und in den rechten Unterarm.
Der Hund konnte zwar ins Haus zurückgebracht werden, der Polizei gelang es jedoch wegen der Aggressivität des Hundes erst nach mehreren Versuchen und mit Hilfe eines Hundespezialisten, das Haus zu betreten und das Tier in ein Tierheim zu bringen.
des Kantons Graubünden ordnete deshalb die sofortige Einschläferung des Hundes an.
Er argumentierte, im Zeitpunkt der Einschläferung des Hundes hätte keine gesetzliche Grundlage für diese Massnahme bestanden.
Auch das Bundesgericht hat die Einschläferung des aggressiven Hundes nun für zulässig     erklärt.

グラウビュンデン州行政当局が、危険な犬種トンヤックを安楽死させるのは当然です。
事件は2007年8月に起きました。
体重60kgのこの犬をリードにつないで飼い主が散歩に連れ出した時、犬は大変神経質になりました。
その犬は、すぐに自転車に乗った人に近づき、その人の太ももと右腕に噛み付きました。
飼い主は、犬を家に連れて帰りました。
しかし警察は何回か試行錯誤したあとに犬の専門家の協力を得て家に入り、凶暴な犬をティアハイムに収容することに成功しました。
グラウビュンデン州当局は、犬の即時の安楽死を命じました。
犬の飼い主は、犬を安楽死させるための法的根拠を満たしていない、その基準に達していないから安楽死命令は無効と裁判に訴えました。
しかし連邦裁判所は、その犬の攻撃性により安楽死は許容すべきであるとの判決を言い渡しました。



 翻って日本では、重大な咬傷事故、それが死亡事故であったとしても、行政がその犬の殺処分を強制的に行うことはできません。法的根拠がないからです。犬の咬傷事故に関しては、狂犬病予防法に措置が規定されています。その犬を保健所に収容し、2週間の経過観察後に狂犬病などの重大な感染症の感染がなければ飼い主に返還しなければなりません。
 重大な咬傷事故を起こした犬に関しては、保健所等行政当局は飼い主に対して殺処分するよう指導することはできますが、強制力はありません。仮に飼い主が拒否すれば、死亡事故を起こした犬でも行政側が殺処分を強行することはできません。

 日本では、希に咬傷事故を起こした犬の殺処分問題が起きた時に「犬には罪はない。欧米では犬は殺さない。犬を殺す日本は動物愛護後進国だ」と愛誤が大騒ぎします。しかしそれは大間違いです。日本ほど、咬傷事故を起こした犬に甘い先進国はありません。
 アメリカ、ドイツなどの西ヨーロッパ先進国は私が知る限り、咬傷事故を起こした犬は、たとえそれが軽いものでも、行政が強制的に殺処分できる法律が整備されています。軽い咬傷事故であっても起こした犬は、ほぼ安楽死処分は逃れられないです。愛誤の「動物愛護先進国欧米諸国では、ナニガナンデモお犬様お猫様は殺処分ゼロ」という、無知無学無責任な誤った情報を垂れ流すのは謹んでいただきたいです。それを元に、行政に対するテロも起こりうるわけですから。

 文章が長くなりましたので、スイスでの犬安楽死強化のための立法措置の記事の紹介は次回にします。2010年に、スイスは犬の安楽死強化のための立法を行いました(続く)。

「スイスでは殺処分ゼロ」と言う、痛すぎる赤恥大嘘ブログー1





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(Zusammenfassung)
Ich werde die Lüge japanischen Blog unten zitieren.
"In der Schweiz gibt es ein Gesetz über das Verbot der Tötung von Hunden und Katzen(Streunende Hunde und streunende Katzen und alle)".
Null ist Hunde und Katzen getötet.(???)
Aber Schweizer Behörden töten den Hund.
Essen töten Katzen ist legal.



 「ドイツ、オーストリア、スイスでは犬猫の殺処分は法律で禁止されています。政治家のみなさま。お願いがございます。殺処分を廃止してください」という痛すぎるブログがあります。私はドイツ、オーストリアの犬猫殺処分について何度も記事にしています。スイスも結論から言えば、合法的に犬の公的殺処分を行っています。また余剰に増えた猫を殺して自家消費することも合法的で、今でもジュラ州などの農村部では一般的に猫が食べられています。


 問題のブログ記事はこちらです。My diary「政治家のみなさま、聞いてください!」2013年1月25日から引用します。


政治家のみなさま。
お願いがございます。
殺処分を廃止してください。
ドイツ、オーストリア、スイスでは犬猫の殺処分は法律で禁止されています。
ともかく殺さない法律を作っていただきたい。



 結論から言えば、スイスでは犬の公的殺処分があります。それは法律に明記されています。私がこのブログでしばしば取り上げてきた、危険とされる犬種(その犬が該当する犬種であるという理由だけで。咬傷事故など一切おこしていなくても)と、それ以外の犬種であっても、危険な犬と危険と思われる犬に対しては、行政が強制収容して殺処分を行います。飼い主が殺処分に反対してもです。
 対してスイスでは、「犬猫の殺処分を禁じる法律」は存在しません。このブログでも、全く根拠を示していません。政治的な意見表明をするのであれば、根拠を示すのは常識でしょう。

 スイスでの、犬の行政による強制殺処分の根拠となる法律を以下に提示します。Gesetz「犬に関する法律」。最終更新2011年1月22日。スイスは連邦制ですので、それぞれの州に州法があります。そのうちのいくつかから、犬の行政による、強制殺処分の根拠となる箇所を引用します。


・Bern
Auch droht einem aggressiven Hund ein Leinen- oder Maulkorbzwang oder kann ein Tier gegebenenfalls in einem Heim platziert oder als letzte Möglichkeit euthanasiert werden .

・Baselland
Als potenziell gefährliche Hunde gelten Bullterrier, Staffordshire Bull Terrier, American StaffordshireTerrier, American Pit Bull Terrier, Rottweiler, Dobermann, Dogo Argentino, Fila Brasileiro, Kreuzungen mit diesen Rassen sowie Hunde, die in Bezug auf die äussere Gestalt diesen Rassen und Kreuzungen ähnlich sind sowie andere Hunde, ausser in bewilligten Ausnahmefällen – verboten.
Als letztmögliche Massnahme kann der Hund weiterplatziert oder euthanasiert werden.

・ベルン州
攻撃的な犬は係留し、口輪を付ける義務があり、犬によっては公の場に出してはならない。
また最終手段として、行政当局がその犬の安楽死を命じることができる。

・バーゼル州
潜在的に危険な犬種である、ブルテリア、スタッフォードシャー·ブル·テリア、アメリカン·スタッフォードシャー·テリア、アメリカンピットブルテリア、ロットワイラー、ドーベルマン、ドゴアルヘンティーノ、フィラブラジレイロ、それらの雑種と思われる外見が似ているもの。
これらの品種の犬とこれらの品種と交配された犬は、例外的に許可を得たケースを除いて、飼育等を禁止する。
最後の手段対策として、犬の安楽死を行政当局が命令することができる。



 このような大手メディアの報道もあります。2009年に、軽い咬傷事故を起こした犬を行政当局が押収し、強制的に殺処分を行おうとしました。しかし犬の飼い主は反対し、犬の強制殺処分の取り消しを求める訴えを起こしました。判決では、行政側の犬強制殺処分の正当性を認め、犬の殺処分の強制執行を認めました。また2010年には、該当する犬は原則殺処分となる立法措置がなされました(該当する犬は一般飼育は認めないものの、条件を満たせばティアハイムで飼育することは許されていました。しかし新たな立法措置で、該当する犬はティアハイムでの引取りを禁じ、原則殺処分することとなりました)。
 次回はこの判決と立法を報じた、スイス最大手メディアのインターネット版記事をご紹介します。


(画像)

 路上での犬の公的殺処分。家畜屠殺用拳銃が使われている。gegenhund.deから引用。

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ヨーロッパは猫TNRを否定し殺処分を支持した(2010年オーストリア、ヨーロッパ飼育動物会議)ー2





Ich unterstütze die GEGENHUND.

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(Zusammenfassung)
Nutztierschutztagung Raumberg-Gumpenstein (2010 Österreich)eine Erklärung abgegeben,"Keine Wirkung TNR(katze)".
Der Grund ist wie folgt.
"Dass die Zahl Ausgesetzter und verwilderte Katzen immer größer wird und die Probleme mit unkontrollierten Kolonien von Katzen,vor allem in Städten, zunehmen".



 記事、ヨーロッパは猫TNRを否定し殺処分を支持した(2010年オーストリア飼育動物保護会議)ー1の続きです。オーストリア農林省、環境水資源省、及びオーストリア連邦の農業研究機関が共催した「飼育動物保護会議」では、「野良犬猫は収容保護すべきではなく、殺処分されなければならない」との結論を得ました。さらには、野良猫減少効果はないとTNRを否定しています。


 2010年にオーストリアで、オーストリア連邦農林省、環境水資源省、およびオーストリア連邦の農業研究機関、Forschungsanstalt für Landwirtschaft Raumberg-Gumpenstein 「ラウムベルググンプスタイン農業研究センター」により開催された、「飼育動物保護会議」では、「野良犬猫の収容保護はすべきではなく、殺処分されなければならない」との結論を表明しています。
 さらに、「TNRは、野良猫の減少効果はなく、特に都市部ではむしろ捨て猫と自然増殖で野良猫は増加する」と、TNRの効果を否定しています。

 以下に、本会議議事録を引用します。引用箇所は10ページにあります。Nutztierschutztagung Raumberg-Gumpenstein 2010「ラウムベルググンプスタイン農業研究センター 飼育動物保護会議2010年」。


Nutztierschutztagung Raumberg-Gumpenstein 2010

Peeters (B) diskutiert die Positionen und wissenschaft-lichen Ergebnisse zum Thema „TNR versus Euthanasie bei Streunerkatzen“ vor dem Hintergrund, dass die Zahl Ausgesetzter und verwildeter (verwilderteが正しいと思われる) Katzen immer größer wird und die Probleme mit unkontrollierten Kolonien von Katzen,vor allem in Städten, zunehmen.
EuroFAWC- Empfehlung bezüglich Katzen:
i. Katzen sollen eindeutig identifiziert werden können
ii. Die Anzahl von Streunerkatzen und die Größe/Zahlvon Katzenkolonien, die Belästigungen verursachen,ist zu verringern
iii. Die Population von Streunerkatzen und das dadurchgegebene Problem müssen auf lokaler/regionalerEbene untersucht und bewertet werden.


飼育動物保護会議 Raumberg-Gumpenstein 2010年

ペーテルス(ベルギー)は、「野良猫」のTNRと安楽死に関する位置づけと科学的な結果についての、今日的背景について説明しました。
捨て猫の多さや、野良猫の増加により猫の数が増えているコロニーが問題になっています。
特に都市では、猫の増加が著しいです。
EuroFAWC(*1)が推奨しているのは以下のとおりです。
1、猫は完全に個体識別されるべきである。
2、野良猫の総数を、その野良猫コロニーの大きさに見合う、迷惑にならない数まで減らすことです。
3、野良猫の数は調査を行い、それらの地域ごとに見合った、適正水準にまで引き下げる必要があります。


*1
 EuroFAWCとは、the European Forum for Animal Welfare Councils「ヨーロッパフォーラムアニマルウェルフェアカウンシル」の略。2006年に、ヨーロッパ各国政府に動物福祉に関するアドヴァイスを行うために学識経験者らで設立されました。欧州委員会のオブザーバーとしての地位があります。EuroFAWCの、TNRに関する見解も、折々ご紹介します。EuroFAWC


 本会議でも、TNR(地域猫)の問題は、・捨て猫と・猫の数がむしろ増加することを挙げています。その傾向は都市部で著しいとも記述されています。まさに日本の地域猫が抱えている問題と同じです。
 本会議では、TNRのこれらの問題解決のためには、その地域地域に見合った迷惑にならないTNRコロニー(地域猫)の数の上限を定め、その範囲内を維持するように求めています。このTNRの記述の前には、野良犬猫の殺処分容認が述べられていることから、TNRコロニー(地域猫)の数の上限を維持するためには、節度のある殺処分を行う必要があると理解して良いと思います。私見を述べれば、TNRコロニーの猫の数の上限を定め、それを超える個体数を殺処分するのであれば、わざわざ管理が煩雑なTNRコロニー(地域猫)管理をする意味はないとも思いますが?
 しかし私が海外のTNRの文献を調べたところ、TNRの欧米では、「地域でコントロール可能の範囲内に猫の上限数を抑制するための殺処分は容認、むしろ必要」がTNRの概念であるようです。日本の「殺処分ゼロ」とは異なるようです。

 なお会議に出席した各国の行政担当者及び研究者等の中では、デンマークの代表者は、明確にTNRを否定しています。本会議以外でも、ヨーロッパやEUの複数の機関は相次いでTNRを否定し、殺処分を含む管理飼育の厳格化を支持しています。今回ご紹介したEuroFAWC「ヨーロッパフォーラムアニマルウェルフェアカウンシル」のTNR否定声明も、折々ご紹介したいと思います。
 アメリカのみならず、ヨーロッパも相次いでTNRを否定しました。先進諸国の中で、未だにTNR(地域猫)を推進し(さらに「完全ノーキル」は例外とも言えます)、管理飼育化に逆行しているのは日本だけと断言します。アメリカ、ヨーロッパの先進各国では、犬猫等ペットの飼育は、殺処分の厳格化も辞さずに管理飼育を強化するのが潮流です。

 例えばドイツでは近年、犬飼育規制強化のための公的殺処分の行政の権限強化のための立法が相次ぎました。それによりドイツへの犬入国の規制強化、行政命令による犬強制安楽死も厳格化されています。猫に対しても、飼い猫登録、不妊去勢義務、野良猫への餌やりの禁止など、自治体レベルでの条例化制定が進んでいます。
 経済混乱により捨て犬捨て猫が増加し社会問題になっているギリシャは、犬猫殺処分の基準を緩和し、殺処分を推進する法改正案が今年国会に提出されました。スイスも以前から行政による犬の強制殺処分が行われていますが、犬の飼育規制強化の方針で、行政による強制殺処分強化の立法が行われました(これらについては記事にします。なお、ギリシャ、オランダ、スイスなど「殺処分ゼロ」と紹介している愛誤ブログがありますが、全く根拠のない大嘘です)。
 日本での地域猫(TNR)推進は、管理飼育の厳格化という先進国の潮流とは逆です。


(動画)

 介助馬。現在訓練中。こちらはイギリスの動画。Miniature horse trained to help boy with rare illness
プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,928ブログ中5位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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