「餌やり禁止は、野良猫とそれによる被害の減少効果はない」は愛誤の大嘘
野良猫とそれによる被害を減らすには、野良猫への餌やりを徹底的に禁止し、猫の適正飼育化を完全に行うことが効果があります。愛誤団体が主張している「餌やりを禁止しても、野良猫とそれによる被害の減少効果はない」は大嘘です。
私は過去記事、続続々・宝塚市もバカ愛誤市の仲間入り ( ̄д ̄) エー
で、宝塚市が地域猫を制度化する際に開催した、研修会資料を紹介しています。この研修会資料は、猫愛誤団体「ねこだすけ」が作成協力したものです。
資料の中では「地域猫として認可したもののみならず、それ以外の餌やりも禁止すべきではない」と述べられています。その根拠として「猫は縄張りを大切にするので、餌やりを禁止しても縄張りを移動することが少ない」から、「餌やりを禁止しても猫が移動することがない、したがって野良猫は減らないし、野良猫による被害も減らない」と挙げています。しかしそれは大嘘です。
私のブログ過去記事では、神戸市長田区の市営住宅での餌やり被害を取り上げています。○チガイは餌やりを止めよ 神戸市長田区地下鉄湾岸線駅付近
記事で取り上げた神戸市内のある市営住宅では、居住者と一部外部の餌やりにより、大変な被害に遭っていました。
再度画像をアップします。これらの画像は、昨年12月に撮影したものです。撮影時には、市営住宅エントランスホール内にまで常に野良猫が5-6匹入り込んで、猫小屋状態でした。

こちらがその市営住宅です。

当該市営住宅では、野良猫被害に決起した住民自治会が、餌やり排除の方針と対応策を打ち出しました。・被害者が共同して、餌やりは迷惑、排除すべきという意思表示を餌やりに対して行う、・餌やりを見つければ厳重に注意して止めさせる、・餌を見つけ次第、廃棄する、・保健所に通報して指導を行う、・餌やりを止めなければ民事訴訟を提起するなどの通告を行い、厳しく対処する、などです。
建物内部には、「餌やり禁止」のポスターがいたるところに掲示されました。これらの画像を撮影したのは今年の10月です。



「餌やり禁止」の効果は劇的に現れました。数日前にこの市営住宅を訪れたところ、エントランスホールや建物周辺に、野良猫を一匹も見ることがありませんでした。「餌やり排除」から1年を経ずに、劇的な改善効果が現れたのです。
私は、この市営住宅のすぐ近くにアパートを所有しています。以前、アパートの敷地内での猫糞被害は深刻でしたが、最近では被害はほとんどなくなりました。
猫愛誤は、野良猫対策として地域猫しか挙げませんが、この手法は全く効果が期待できません。特に地域猫以外の餌やりの規制さえしない地域猫は、野良猫増大化極大策です。地域猫を制度化することにより「餌やりはして良いこと」という誤解を招き、今までこそこそ餌やりしていた人たちが抵抗感なく、餌やりをするようになるからです。大量の給餌は、野良猫の繁殖力を高めます。その繁殖力は、TNRの効果をはるかに上回り、地域猫を制度化する以前より野良猫の増大を招くのです。
地域猫は、いわばアクセル(餌やり)とブレーキ(TNR)を同時に踏むようなもの。巡航速度で走っているクルマのブレーキを少しだけ踏み、アクセルを目いっぱい床まで踏み込めば、クルマは暴走します。地域猫の現状はそうなっています。
行政による野良猫の捕獲(行っている自治体は日本でも多数あります)や、自治会などによる野良猫捕獲と保健所届けでは、自治体によっては実行が難しいでしょう。しかしこの手法と餌やり禁止を組み合わせることは、最も野良猫とそれによる被害の減少効果が高いです。
私は、野良猫減少効果は、1、捕獲と餌やり禁止の組み合わせ。2、餌やりの徹底禁止。3、行政や自治会による捕獲。4、何もしない。5、ルールが甘い地域猫の順になると思います。「3、行政や自治会による野良猫の捕獲」もある程度の効果は望めますが、すべての個体を捕獲するのは難しく、また餌やりが行われていれば、捕獲が繁殖力に追いつきません。「2、餌やりの徹底禁止」は、コストパフォーマンスがよく、また殺処分を行わないという点では、最も優れた野良猫削減方法です。
・本文とは無関係です。「邪道的ドイツ語学習教材」。ドイツ語で蕎麦や豆腐、納豆なんてあったか???
http://www.youtube.com/watch?v=FBOozotfZ_g&feature=related
スポンサーサイト