「ドバイでは殺処分しない」というぶっ倒れそうな大嘘

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Dubai
最近は厳格なイスラム教の中東諸国が「犬猫の殺処分がゼロである」、「犬猫の殺処分をしない」という情報が日本で流布されています。私が確認した限り、それ等の情報は全て嘘です。特に犬に関してはイスラム教では不浄とされており、多くの国で銃殺などの苛烈な方法で行政により殺害されています。今回はアラブ首長国連邦の構成国の1つ、ドバイについて述べます。「ドバイは犬猫の殺処分は行っていない」という情報がありますが嘘です。ドバイでは行政が予算を計上して、民間業者に委託して犬を毒殺などの方法により大量殺害しています。また野良犬猫への給餌や医療行為(TNRも含まれると解釈できる)は懲役刑でもって禁止されています。
まずサマリーでも述べた、「ドバイでは(犬猫の)殺処分をしない」という、日本での情報ソースから引用します。
・殺処分はしない。ドバイのペット事情で知る犬と宗教の深い関係<海外レポート・ドバイ編②>
(ドバイでは)捨て犬はいるが殺処分はしない。
ー捨て犬や放棄された犬は行政→保護シェルターで育てられる。
ドバイにも捨てられたり育児放棄される犬はたくさんいるようです。
そういった場合は、行政を通して保護シェルターに預けられます。
行政で殺処分は行っておらず、保護シェルターでも預かりの期限はなく飼い主が見つかるまで育てているようです。
しかし上記の情報とは真っ向から反する資料があります。これはドバイの動物保護団体による記事です。ドバイでは行政が予算を立てて、民間の害獣駆除業者に野良犬の駆除を委託しており、多数の犬猫が毒餌により殺処分されています。また砂漠に遺棄されて、犬猫が飢えと渇きで死ぬと批判しています。
加えてドバイでは、野良犬猫に給餌をすること、医療行為を行うことを厳しく禁じています。これはTNRの禁止も含まれると解釈できます。違反者には罰金や懲役刑が科される可能性があります。以下に引用します。
・DUBAI, THE CITY OF LUXURY AND OSTENTATION IS INSTEAD A TERRIBLE HELL FOR STRAYS. RAISE YOUR VOICE AND HELP US STOP THE MASSACRE 「贅沢と虚栄の街、ドバイは野良犬猫のひどい扱いを助長しています。あなたの声を上げて私たちが野良犬猫たちの大虐殺を止めるのを手伝ってください」 2021年3月22日
Stray cats and dogs have been always treated extremely bad.
Dubai is full of dead, sick and injured stray cats and pest control companies are paid to make them disappear.
Strays are cruelly killed: poisoned or caught and abandoned in the desert, they starve to death with no food, water and in great suffering.
It is prohibited to feed strays and secure them medical care to all residents, tourists and animal associations, the risk of heavy fines and jail.
The prohibition involves also local animal rescue groups and animal rights associations.
Many locals hate cats and consider them as “pests not pets”.
野良猫や野良犬は(ドバイでは)いつも非常に酷い扱いを受けてきました。
ドバイでは死んだり病気だったり負傷した野良猫でいっぱいで、害獣駆除会社はそれらをなくすために(行政の予算から)費用が支払われています。
野良犬は残酷に殺されます。
砂漠で毒殺されたり、砂漠で捕獲されて遺棄されたりすると、食べ物も水もなく、大変苦しんで餓死します。
すべてのドバイの居住者、観光客、動物愛護団体に野良動物に餌を与えて医療を施すこと(TNRも含まれると解釈できる)は禁止されており、重い罰金や懲役の危険があります。
その禁止には、地元の動物保護団体やアニマルライツ活動団体も含まれます。
多くの地元の人々は猫を嫌い、猫を「ペットではなく害獣」と見なしています。
私が今回引用した英文記事は、ドバイに本拠地を置く動物愛護団体によるものです。対してアニドネの記事は、ドバイの国民ではなく、一時的な居住者の伝聞を元にしています。信頼性がより高いのは、前者でしょう。それにしても日本のメディアの歪曲曲解した、元の情報を換骨奪胎したか、伝聞を元にした信頼性が低い情報を基にした、「海外の動物愛護は先進j的で素晴らしい」という情報は有害です。それにより、日本での動物愛護活動や政策が悪影響を受けることを私は心配します。
(動画)
THE HIDDEN SUFFERING OF STRAYS IN DUBAI, THE CITY OF OSTENTATION N 「虚栄の町ドバイでの隠された野良犬猫たちの苦しみ」 2021年3月24日
Stray cats and dogs have been always treated extremely bad.
Local authorities have decided to clean up the streets to show the efficiency, luxury and wealth of the city at the expense of animals.
Dubai is full of dead, sick and injured stray cats and pest control companies are paid to make them disappear.
Strays are cruelly killed: poisoned or caught and abandoned in the desert, they starve to death with no food, water and in great suffering.
It is prohibited to feed strays and secure them medical care to all residents, tourists and animal associations, the risk of heavy fines and jail.
野良猫や野良犬は(ドバイでは)いつも非常に酷い扱いを受けてきました。
地方自治体は動物を犠牲にして街の効率性、豪華さ、豊かさを誇示するために、路上をきれいにすることを決めました。
ドバイは死んだ、病気で、そして負傷した野良猫でいっぱいで、害獣駆除会社にはそれらを消すために、自治体から費用が支払われます。
野良犬は残酷に殺されます。
砂漠で毒殺されたり、捕獲されて遺棄されると食べ物も水もなく、大変苦しんで餓死します。
すべての居住者、観光客、動物団体に野良犬猫に餌を与えて医療を提供することは禁止されており、重い罰金や懲役のリスクがあります。
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