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自由に屋外を徘徊する猫は新型コロナウイルスに限らず公衆衛生上のリスク要因である






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(summary)
 Rabies Prevention and Management of Cats in the Context of Trap, Neuter, Vaccinate, Release Programs CDC


 記事、
「猫は新型コロナウイルスに感染しやすい」という研究結果
中国武漢の猫の15%が新型コロナウイルスに感染しているという研究結果
日本はなぜ外猫による感染症リスクを過小評価するのか
感染症流行地で猫犬のリードが義務のドイツ。違反は罰金3万ユーロ(354万円)以下、犬猫は殺処分
の続きです。
 これらの記事では、新型コロナウイルスは猫は他の動物種に比べて感染しやすく、人から猫への感染、さらには猫間での感染も確認されていることを述べました。イギリス、リバプール大学の獣医学の教授は、猫から人へ新型コロナウイルスの感染は「あるかもしれない」と発言しました。しかし日本では野良猫愛誤が猫による感染症感染リスクの打ち消しに躍起です。しかし新型コロナウイルスに限らず、屋外で徘徊している猫は公衆衛生上の脅威です。これはアメリカ疾病予防管理センター(CDC)がすでに結論付けています。



 「屋外で自由に徘徊する猫は狂犬病をはじめとする多くの感染症を拡散させるリスクがあり、公衆衛生上の脅威である。したがってTNVR(猫のトラップー中性化ーリターン+ワクチン接種の意味。アメリカ合衆国ではTNRを行う際は猫に狂犬病などのワクチンを接種する義務があるために、TNVRという名称も一般的です)に反対する。またTNVRは、猫の個体数を減少する効果は認められないこともその理由である」とする、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の論文を引用します。なおCDCは、本論文を公開する以前から一貫して猫のTNVR(TNR)に反対する方針を表明しています。さらにアメリカ合衆国連邦政府機関はCDCと同じくTNVRを否定する機関があるのみで、肯定しているところは一切ありません。
 Rabies prevention and management of cats in the context of trap-neuter-vaccinate-release programmes. 「トラップ、中性化、ワクチン接種、リリースプログラムの環境課での狂犬病の予防と管理」 2014年 から引用します。


Summary
Domestic cats are an important part of many Americans’ lives, but effective control of the 60–100 million feral cats living throughout the country remains problematic.
Although Trap-Neuter-Vaccinate-Return (TNVR) programs are growing in popularity as alternatives to euthanizing feral cats, their ability to adequately address disease threats and population growth within managed cat colonies is dubious.
Rabies transmission via feral cats is a particular concern as demonstrated by the significant proportion of rabies postexposure prophylaxis associated with exposures involving cats.
Moreover, TNVR has not been shown to reliably reduce feral cat colony populations because
of low implementation rates, inconsistent maintenance, and immigration of unsterilized cats into colonies.
For these reasons, TNVR programs are not effective methods for reducing public health concerns or for controlling feral cat populations.
Instead, responsible pet ownership, universal rabies vaccination of pets, and removal of strays remain integral components to control rabies and other diseases.

Public Health and TNVR Programs
When a stray cat involved in an exposure to a human is captured, it is recommended that the animal be confined and observed for ten days or immediately euthanized and tested for rabies (CDC, 2008a).
Many other potential zoonotic and cat-specific diseases are harbored in feral cat populations in addition to rabies.
Among these are bartonellosis, toxoplasmosis, plague, endo- and ectoparasites, feline immunodeficiency virus (FIV), feline leukemia virus (FeLV), and rickettsial diseases.
The feline immunosuppressive diseases (i.e. FIV and FeLV) are especiallyimportant because they may predispose infected cats to developing additional viral, bacterial, or parasitic diseases that can be passed to humans or owned cats.
Many of these diseases are prevalent at higher levels in feral cats compared to the owned pet population because outdoor access poses the greatest risk of infection.
Group-feeding of cats by colony caretakers puts cats at greater risk for contracting diseases whose transmission is augmented by increased animal density and contact rates among cats.
Feline Respiratory Disease Complex (FRDC), a group of pathogens that lead to high morbidity in shelters, catteries, and colony feeding sites, is one such example; however, other diseases are likely to be facilitated as well.

サマリー
イエネコは多くのアメリカ人の生活の重要な部分を占めており、アメリカ合衆国全土に生息する6,000〜1億匹の野良猫を効果的に抑制することはかねてから課題となっています。
Trap-Neuter-Vaccinate-Return(トラップ 中性化 ワクチン リターン TNVR)プログラムは野良猫を安楽死させる代わりの対策として人気が高まっていますが、TNVRで管理された猫の群れの中での猫の病気の脅威と猫の個体数増加に適切に対処する、TNRVの効力は疑わしいものです
猫を含めた狂犬病ウイルス暴露で、狂犬病の暴露後予防治療では猫による狂犬病ウイルス暴露の割合がかなり高いことが示すように、野良猫が媒介する狂犬病の感染は特に懸念されています。
さらにTNVRは、野良猫の一群の個体数を確実に減らすことは示されていません。
不妊去勢の実施率の低さ、一貫性のない維持管理、そして不妊去勢されていない猫の流入。
これらの理由によりTNVRプログラムは、公衆衛生上の懸念を軽減する、または野良猫の個体数を制御するための効果的な方法ではありません。
TNVRに代わり、飼い主が責任を持ち飼育すること、すべてのペットに狂犬病ワクチンを接種すること、および野良動物を取り除くことは、狂犬病および他の疾患を制御するための不可欠な要素です。

公衆衛生とTNVRプログラム
ヒトへの狂犬病ウイルスの暴露に関係した野良猫が捕獲された場合は、その猫を10日拘束して経過観察するか、直ちに安楽死させて狂犬病を検査することを推奨します。
狂犬病に加えて、他の多くの潜在的な人畜共通感染症および猫に特異的な疾患が野良猫集団に潜んでいます。
これらの中には、バルトネラ症、トキソプラズマ症、ペスト、内部寄生虫および外部寄生虫、猫免疫不全ウイルス(FIV)、猫白血病ウイルス(FeLV)、およびリケッチア病があります。
猫の免疫抑制疾患(FIVやFeLVなど)に感染した猫は、人間や飼い猫に感染する可能性のあるウイルス、細菌、寄生虫の病気にかかりやすくなるために特に重要です。
これらの病気の多くは飼育されているペット集団と比較すると、野良猫では高いレベルで蔓延しており、屋外へ出ていくことが感染のリスクを最も高めるからです。
TNVRマネジメントの猫の一群を世話する人による猫の集団への給餌は、猫の間の密度を高め、接触率が高くなることで伝染が増え、病気にかかる危険を猫にもたらします。
動物保護施設、猫ブリーダー、およびTNVRでの一群の猫の給餌場所で高い感染率をもたらす病原体のグループである、猫呼吸器疾患複合体(FRDC)は、そのような例の1つです。
しかしながら、他の疾患も同様に感染が促される可能性があります。



 日本では旧来の感染症流行のみならず、新しい感染症が出現するたびに、いわゆる野良猫愛誤が猫による感染拡大のリスクを著しい偏向でもって否定してきました。例えば2010年に発生した口蹄疫では、多くの論文で「自由に徘徊する猫などによるウイルスの伝播」の可能性が指摘されています。極めて感染力が強いウイルスであれば、その動物が感染しなくても、体にウイルスを付着させてウイルスを伝播させ、感染を拡大させる要因となりうるのです。その後、鳥インフルエンザでの鶏舎での発生や豚コレの発生でも、自由に徘徊する猫の関与が疑われるケースがあります。
 しかしそれを指摘するのはごく1部の研究者やマスコミだけでした。野良猫愛誤の感情論に基づく「外猫は何ら感染症の原因とはならない」という声にかき消されました。また所管す環境省は地域猫という、外猫温存策を推奨しています。厚生労働省も農林水産省も、自由に徘徊する猫の公衆衛生上の脅威については大きくは取り上げません。これは異常な事態で、日本の公衆衛生上の危機です。繰り返しますが、日本以外の先進国では自由に徘徊する猫を感染症対策で排除する施策を講じたり、政府機関が警鐘を鳴らしています。

 さらに最後に重要なことを付け加えるとしたら、「野良猫、猫の放し飼いは猫にとっても動物福祉に反する」ということです。動物福祉という観点からも野良猫はなくしていくべきであり、飼い猫は完全室内飼いが推奨されます。


(動画)

 Cat to be Tested for Rabies After Biting Young Girl 「女児を咬んだのちに狂犬病検査を受ける猫」 2019年11月5日
 日本の野良猫愛誤に、「猫は犬と異なり人を襲うことはないので仮に日本で狂犬病が発生しても全く危険性はない」と主張している野良猫愛誤がいます。しかしアメリカ合衆国内での動物による咬傷事故は、猫によるものが5%から15%です(Cat bite)。また狂犬病感染例は、アメリカ合衆国では、猫は犬の4倍です。さらに狂犬病は多くが狂騒型であり、興奮して咬みつくなどの症状を呈するようになります。これらを総合して考えれば、日本においても猫の方がむしろ狂犬病のリスク要因になると思います。

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続・園内で違法TNRを行っていたウォルト・ディズニー社の愚策~狂犬病感染猫の発生






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(summary)
Disney World Under Rabies Alert After Infected Cat Attacks Park Staff


 記事、園内で違法TNRを行っていたウォルト・ディズニー社の愚策~狂犬病感染猫の発生、の続きです。
 前回記事では、フロリダ州のディズニーワールドで狂犬病感染猫に従業員が攻撃されたことと、かつて違法に行われていたカリフォルニア州ディズニーランドでのTNRの顛末について書きました。カリフォルニア州のディズニーランドでは、2000年頃から園内でTNR活動を行っていました。しかし反対する住民が訴えを起こし、裁判所はディズニーランドのTNRの中止を2010年に命じました。2014年に、ディズニーランドの周辺で野良猫のノミが原因で発疹チフスが流行しました。自治体は警察官も動員して野良猫を捕獲し、殺処分しました。行政指導に反してTNRを強行した団体は、刑事訴追を受けました。2015年にディズニーランドがあるアナハイム市は、TNRを違法とする条例を制定し、ディズニーランドは行政指導により園内の野良猫を捕獲し、殺処分を行いました。しかし「カリフォルニア州のディズニーランドのTNRは現在でも行われており、大変評価されている」という、悪質な日本の記事があります。



 サマリーで示した、カリフォルニア州のディズニーランドの違法TNR活動とその顛末を時系列にまとめると、以下の通りになります。


2000年 園内でTNR団体を招致し、本格的に園内のTNR活動を始める。
2008年 TNRに反対する周辺住民が訴訟を提起した。
2010年 裁判所はディズニーランドに対してTNRの中止を命じた。
2010年 しかしディズニーランドは閉園後にこっそりと違法にTNRを続けた。

2014年 ディズニーランド周辺の自治体で、野良猫のノミが原因の発疹チフスが流行した。
2014年 自治体は野良猫の捕獲殺処分を行った。
2015年 ディズニーランドがあるアナハイム市は、「私有地内であつても例外なく野良猫の給餌を禁じる条例」を制定。
2015年 しかしディズニーランド内では、非合法にこっそりとTNRと給餌が続けられた。

2015年 ディズニーランド近くの自治体では、行政指導に反してTNRを強行した団体は、刑事訴追を受けた。
2015年 発疹チフス流行の収束。
2015年 カリフォルニア州ディズニーランドは、行政指導により園内の猫を捕獲し、殺処分した。以降表向きはTNRはしていない。
2015年 しかしそれ以降も、違法にディズニーランド内では、TNRが続けられていた(?)。
2019年 ディズニーランドの私的なTNRと餌やりの活動団体は、市条例により禁止されていることにより活動停止をサイトで宣言。


 これらのいきさつについては、2015年の発疹チフス収束までについて、私は連載記事にしています。


TNRマネジメントにより発疹チフスが流行したアメリカの事例~野良猫は公衆衛生上の脅威である
TNRのあまりにも悲惨な結末~オレンジカウンティーの発疹チフス流行
アメリカでのTNRは、人への発疹チフス感染をもたらした
続々・「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド
続・「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド
「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド


 しかし上記の真実とは真っ向から反する、日本のメディアの記事があります。つまり「カリフォルニア州のディズニーランド内のTNRは現在も行われている。そして動物愛護活動としてくから高い評価を受けて、素晴らしいTNRの成功例である」という趣旨です。
 ディズニーランドには、なぜ野良猫が住んでいるのか? 2018年4月28日 から引用します。


ディズニーランドに野良猫がいることは、半ば公然の秘密。
今も猫がすみついている。
駆除の対象にはならない。
増えすぎないよう、すべて去勢されている。
ウェブメディアのVICEは2014年「ほとんどの動物愛護団体は、TNRは野良猫を扱うための人道的かつ安全な方法と認めている」と伝えた



 上記の日本のメディアの記事が引用した元となるアメリカのメディアの記事は、すべてが発疹チフス収束の2015年以前に出されたものです。また元の記事では「裁判所からTNRは中止命令が出されており違法である」、「ディズニーランドがあるアナハイム市は野良猫への給餌を禁じる条例があるため、ディズニーランドのTNRは違法である」ことが明記されています。また引用したサイトの一つは、ウォルトディズニー社とは無関係な、私的なディズニーランドのTNRグループのものです。このTNRグループのサイトは、2019年3月30日に、「ディズニーランドが存在するアナハイム市の条例では、ディズニーランドのTNRと餌やりは違法である。したがってこれが最後の更新である」としました。
 しかし日本のメディアの記事では、これらは一切触れていません。さらにVICEの引用記事は、ディズニーランドのTNRに関しては両論併記、というよりは感染症などの危険が高く反対であるとの立場で書かれており、引用した日本メディアの記事とは異なります。まさに日本のメディアは、海外の記事の「都合の良い事実の抜き書き」で換骨奪胎しています。
 しかもこのディズニーランドにおけるTNRは、先に述べた通り、カリフォルニア州裁判所で中止命令が出されており、ディズニーランドがあるカリフォルニア州アナハイム市が条例でTNRを禁止しているのに違法に続けられていたものです。しかも2018年の記事で、5年も前のアメリカの記事を(しかも「都合の良い抜き書き」)で引用するのは、明らかに日本に嘘情報(ディズニーランドにおけるTNRは全く合法で高い評価を受けており、素晴らしい成功例である)を拡散することを目的としていることは明らかです。

 日本のメディアによる、海外の動物愛護情報は、あからさまな「嘘」により、世論を誤誘導させる目的のものがほとんどです。例えば今回取り上げた例以外にも、「イギリスでは2019年(2018年と報道している日本のメディアもある)に、ペットショップが6か月齢未満の犬猫の販売を禁じる法律が施行された」などです。 実は、「そのようなことをイギリスの所管省庁の大臣が発言した」という段階です。イギリス(UK)ではその法案すら作成されておらず、現行法(2019年の本記事公開時点)では、ペットショップでの犬猫販売は、8週齢以上であれば合法です。もちろんケージでの展示販売が合法で現在もおこなわれています。
 このような、原典を正しく引用せず、都合よく「事実の抜き書き」をし、真実とはかけ離れた換骨奪胎を行い脚色し、海外の動物愛護に関する嘘を日本で再配信するのは極めて有害です。しかし日本では、特に動物愛護の分野では常態化しています。ですから私は、日本語に訳された、海外の動物愛護に関する情報は、一切参考にしません。読者様にも、まず海外の動物愛護に関する情報であれば、その国の原語での資料をお調べすることをお勧めします。
 以下にディズニーランドには、なぜ野良猫が住んでいるのか?(2018年記事)が出典として挙げている、アメリカの文献は以下の通りです。


The Cats of Disneyland  2013年開設
~ 
 当サイトの管理人は、ウォルト・ディズニー社とは関係がない、カリフォルニア州のディズニーランドのTNRの私的な活動グループです。日本のメディアが引用したページは、2013年の開設当時のものです。2019年には、同サイトでは「ディズニーランドがあるアナハイム市では、野良猫の給餌が条例で禁止されている。このサイトの更新も最期である」としています。該当するページ、The Cats of Disneyland  2019年3月30日 から引用します。

Update on the Feral Cat Feeding Ban
If you read our last post, you know about the City of Anaheim’s recent ban on feeding feral cats.
As long as the feral cat feeding ban remains in the City code, the law could be enforced at any time (especially when the current batch of lawmakers is replaced down the line).
All this goes to say that you should, by all means, keep signing the petitions, and keep emailing the mayor to ask that the ordinance is repealed or rewritten.

野良猫への餌やり禁止についての最新情報
あなたが私たちの最後の記事を読むならば、あなたはアナハイム市(カリフォルニア州のディズニーランドが位置する自治体)の最新の野良猫の餌やり禁止について知ることになります。
野良猫への餌やり禁止が市条例に存続している限り、いつでも法律が施行される可能性があります(註 つまりディズニーランドのTNRは違法であったものの、超法規的にお目こぼしで見逃されていたということです)。
この事のすべては、皆さんがぜひ、(TNR禁止条例に反対する)嘆願書に署名することを続け、その条例が廃止されるか改正されるかように市町にメールを送り続けるべきであるということです。



At Disneyland, a roaming group of cats keeps Mickey Mouse company 「カリフォルニア州ディズニーランドでは、自由に徘徊する猫たちがミッキーマウスの仲間入りをしています」 2015年5月10日

A Disneyland spokesman declined to comment on the four-legged inhabitants of the carefully manicured resort, except to acknowledge that they exist.

ディズニーランドの代表者は、よく世話をされた園内の4本足の住民(註 TNR猫)に関しては、それらが存在することを除いてコメントすることを断りました(註 つまり園内でのTNRは条例に違反し、なおかつ裁判所から中止命令を出された違法行為で秘密に行われているためにコメントができないということ)。



The Feral Cats of Disneyland 「ディズニーランドの野良猫」 2014年9月14日 VICE社による記事
 なおこの記事は、日本のメディアの記事ディズニーランドには、なぜ野良猫が住んでいるのか?で、「ディズニーランドに野良猫がいることは、半ば公然の秘密。増えすぎないよう、すべて去勢されている。ウェブメディアのVICEは2014年、TNRは野良猫を扱うための人道的かつ安全な方法と認めている」と引用しています。しかし元記事では、ずいぶんと異なるようですが?

The company quietly instituted a policy of neutering, vaccinating, and tagging all the felines in the Magic Kingdom.
The problem with feral cats is that they can carry loads of bacteria, viruses, and parasites—nasty little critters that may cause rabies, toxoplasmosis, plague, tularemia, and murine typhus, among other illnesses.
Even with TNR programs like Disneyland, some ​studies say, these packs of half-wild animals can still cause health problems in humans they come in contact with.
The famously strident animal rights group also opposes TNR programs, which it refers to as "re-abandonment."
The con​troversy ignited by that 2010 TNR court decision.

ディズニーランドはマジックキングダムのすべての猫を去勢し、予防接種し、マイクロチップを付けるという方針を、秘密裡にこっそりと(quietly)始めました。
野良猫の問題点は、それらが多くのバクテリアをはこび、狂犬病、トキソプラズマ症、ペスト、野兎病、ネズミチフスなどを引き起こす可能性がある、厄介な小さな生き物であるということです。
ディズニーランドのようなTNRプログラムでさえ、これらの半野生動物の群れが接触している人間に、健康上の問題を引き起こす可能性があると、いくつかの研究は述べています。
有名な動物のアニマルライツ活動団体もTNRプログラムに反対しており、これは「再遺棄」と呼ばれています。
反論は、その2010年にディズニーランドのTNR裁判の判決(註 TNRの中止命令)によって炎上しました。



 その後、園内のTNRはしていなかったものの、フロリダ州のディズニーワールドで狂犬病感染猫が発生し、従業員が攻撃を受けました。幸い従業員は感染しませんでした。これでウォルト・ディズニー社も、「園内で野良猫の餌やりをすること」の愚策を反省するでしょう。60日間の夏のバカンスシーズンのかき入れ時の、ディズニーワールドにおける狂犬病警戒は、ウォルト・ディズニー社が園内で違法にTNRを強行したことにたいする、天が与えた罰ともいえるでしょう。
 対して日本の猫愛誤の愚かさは絶望的です。今回記事で引用した、ディズニーランドのTNRに関する嘘記事もありますし、日本国内のディズニーのテーマパークでは、野良猫の餌やり場になっています。ディズニーのテーマパークで、重大な感染症が発生するのは時間の問題かもしれません。


(動画)

 ディズニーランドでまさかの野良猫?!小鳥を捕獲‼︎! 2016/07/31 に公開
 「東京ディズニーランド内で、野良猫が鳥を捕獲」。かわいいといっている場合ではないでしょう。野良猫の放置は人畜共通感染症のリスク要因になるばかりでなく、生態系への悪影響もあります。




(動画)

 ディズニーシーに住み着いている猫発見 2013/06/03 に公開
 ディズニーシーでも野良猫が住み着いており、一定のファンがいるようです。これらの動画を公開している人たちは、ちょっとオツムが足りないような気がします。

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園内で違法TNRを行っていたウォルト・ディズニー社の愚策~狂犬病感染猫の発生






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Disney World Under Rabies Alert After Infected Cat Attacks Park Staff


 2019年7月10日に、フロリダ州ディズニーワールドの従業員が狂犬病感染猫から攻撃を受けました。そのためにディズニーワールドは行政指導により、60日間の狂犬病警戒態勢下に入りました。フロリダ州のディズニーワールドでは確認されていませんが、かつてカリフォルニア州のディズニーランドでは、2008年に裁判所の中止命令を受けたのちも、違法に園内のTNRが続けられました。しかし2014年ごろからディズニーランド周辺の自治体では、猫が原因と考えられる発疹チフスが流行しました。その後行政指導で、カリフォルニア州のディズニーランドは、2015年に園内の猫を捕獲し、安楽死を行いました。


 2014年から数年間にかけて、カリフォルニア州のディズニーランド周辺の自治体で発疹チフスが流行しました。発疹チフスの流行の原因は、中間宿主であるノミを、野良猫や放し飼い猫が拡散させたことが一因であるとされています。当時の自治体は、警察官まで動員して野良猫の捕獲を行い、殺処分を行いました。この事件では、TNRを強行していた団体が刑事訴追を受けました。
 従業員が狂犬病感染猫から攻撃を受けた、フロリダ州のディズニーワールドでは、園内でのTNR活動は確認されていません。しかし野良猫が狂犬病などの感染源となるリスクが高いことが改めて認識されました。カリフォルニア州のディズニーランドの周辺自治体では、かつて発疹チフスが野良猫が原因となり流行したものの、死者は幸い出ませんでした。ウォルト・ディズニー社は、今回の事件も、過去のカリフォルニアのディズニー・ランドの事件も、大いに反省して、園内の公衆衛生に努めるべきでしょう。

 サマリーで示した、フロリダ州の、ディズニーワールドの従業員が狂犬病感染猫に攻撃を受けた事件を報じるニュースから引用します。Disney World Under Rabies Alert After Infected Cat Attacks Park Staff 「従業員が狂犬病感染猫から攻撃を受けたのちに、フロリダ州のディズニーワールドは狂犬病警戒下にあります」 2019年7月12日


Visitors and employees of Disney World are being warned about a potential rabies threat.
The Florida Department of Health in Orange County has issued a 60-day rabies warning.
The rabies warning started at Disney World after two employees were scratched by a rabid cat.
The employees were immediately treated and luckily did not contract the virus from the feline.
However, the Florida Department of Health wants Disney Parks visitors to be aware just in case the cat in question came into contact with any other animals around the massive theme park.
So far, the cat is the only animal with rabies that has been located within Disney World.

ディズニーワールドの来園者と従業員は、潜在的な狂犬病の危険について警告を受けています。
オレンジ・カウンティのフロリダ保健省は、60日間の狂犬病警告をディズニーワールドに出しました。
狂犬病の警告は、2人の従業員が狂犬病の猫に引っかかれた後に、ディズニーワールドに出されました。
従業員はすぐに治療を受けたので、幸いにも猫から狂犬病ウイルスに感染しませんでした。
しかしフロリダ州保健省は、問題となる猫が大規模なテーマパーク周辺の他の動物と接触した場合に備えて、ディズニーのテーマパークの訪問者に注意を促しています。
これまでのところ、ディズニーワールド内では、狂犬病感染動物は猫だけです。



 今回狂犬病に対する警告が出されたフロリダ州のディズニーワールドではありませんが、かつてカリフォルニア州のディズニーランドでは、長らく違法に園内でTNRが行われていました。2008年の提訴で裁判所から、ディズニーランドに対して、猫のTNR活動の中止を命じられましたが、閉園後にこっそりと続けられました。
 しかし2014年ごろから、カリフォルニア州のディズニーランド周辺の自治体で、発疹チフスが流行しました。その原因の一つが、野良猫が発疹チフスの中間宿主であるノミを拡散させたこととされています。周辺自治体は警察官も動員して野良猫の捕獲を行い、殺処分を進めました。TNR活動を強行していた団体は、刑事訴追を受けました。2015年には、カリフォルニア州のディズニーランドは行政指導により、園内の猫を捕獲し、多くを殺処分しました。このいきさつを、私は連載記事にしています。以下の記事です。

TNRマネジメントにより発疹チフスが流行したアメリカの事例~野良猫は公衆衛生上の脅威である
TNRのあまりにも悲惨な結末~オレンジカウンティーの発疹チフス流行
アメリカでのTNRは、人への発疹チフス感染をもたらした
続々・「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド
続・「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド
「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド

 フロリダ州のディズニーワールドは、かき入れ時の夏のバカンスシーズンが、60日間の狂犬病警戒態勢下により相当の痛手を受けるはずです。ウォルト・ディズニー社は、第一に来園者の安全確保に努めるべきでしょう。かつてカリフォルニア州のディズニーランドで行われていたTNRは、まさに愚の骨頂です。
 対して日本のディズニー(オリエンタルランド社)のいくつかのテーマパークでは、野良猫が住み着き、来園者が餌やりをしているようです。「日本は狂犬病清浄国であるし、アメリカで発生した発疹チフスの症例はほとんどない」と楽観視する人ももちろんいるでしょう。しかし人猫人畜共通感染症は、狂犬病や発疹チフスだけではないのです。近年はSFTSなどの新たな感染症が猫から人に感染し、死亡例も出ています。ディズニーのテーマパーク以外にも、野良猫に寛容、さらには集客に利用する観光施設もあります。私は大変危惧しています。ウォルト・ディズニー社のテーマパークの事例を、日本は他山の石とすべきでしょう。


(動画)

 東京ディズニーランドで暮らす野良猫3匹 ~チキン強奪の瞬間~ 2016/03/01 に公開
 
「ディズニーランド 猫」で検索すると「ディズニーランドには本物の黒猫がいる。見つけたら幸せになれる」という都市伝説がヒットします。



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「猫は人を襲わない」は大嘘~狂犬病感染猫の人への攻撃が相次ぐアメリカ



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(Summary)
Attack of rabies cat people in America 2017
Patient education: Rabies (Beyond the Basics)


 記事、
「猫は人を襲わない」は大嘘~高齢女性を襲った「殺人未遂犯」は野良猫だった
「猫は人を襲わない」は大嘘~ドイツ編
の続きです。
 アメリカ合衆国においては、政府機関であるCDC(アメリカ疾病予防管理センター Centers for Disease Control and Prevention)が、かねてより猫による狂犬病感染の危険性を注意喚起しています。しかしアメリカでは、狂犬病で陽性反応を示した猫に人が襲われる事件がしばしば発生します。昨年も、狂犬病陽性の猫による人への攻撃のニュースは、多数報じられました。



 昨年2017年に報道された、アメリカ合衆国における、狂犬病の陽性反応が出た猫により、人が襲われた事件を例示します。こちらで挙げた以外でも、いくつもの事件があります。
 なお、アメリカにおいては、ほとんどの州、自治体において、「狂犬病ワクチン接種の記録が確認できない犬猫が人を咬んだ場合、その犬猫は捕獲し、安楽死させた上で狂犬病検査を行う」ことが定められています。日本で高齢女性が野良猫に襲われた事件、「殺人未遂犯は野良猫」 高齢女性重傷で熊本県警(2017年12月27日)、を受けて、「この猫が殺処分されませんように」という声が上がりました。アメリカでは殺処分(狂犬病剖検)はまぬがれません。


Rabid cat attacks two in Chautauqua County 「狂犬病感染猫は、シャトークア郡(ニューヨーク州)で2人の人を襲った」。2017年10月9日。

A rabid stray/feral cat attacked two Stockton residents last Thursday, the first instance of a rabid animal in Chautauqua County in 2017.
The Environmental Health Unit of the Chautauqua County Department of Health and Human Services said that the incident should serve as a warning about what a serious health concern animal rabies is.

狂犬病の野良猫は先週木曜日、ストックトンの住民2人を襲い、それはシャトークア郡(ニューヨーク州)における2017年の、狂犬病の動物の最初の例です。
シャトークア郡の保健福祉局の環境保健部は、 この事件は、動物の犬病が深刻な健康問題であるということの警告として役立つはずだと述べています。


Rabid cat attacks in Pickens County 「ピケンズ郡(アラバマ州)での狂犬病感染猫による攻撃」。2017年8月1日。

State health officials have announced that someone was attacked by a rabid cat in Pickens County last week.
The unidentified victim is being treated "after being potentially exposed to rabies by a stray cat that tested positive for the disease," according to a DHEC news release.

州保健当局は先週、ピケンズ郡(アラバマ州)で狂犬病の猫が人(匿名)を攻撃したと発表しました。
DHECの報道によると匿名の被害者は、「狂犬病に曝露された可能性があり、攻撃した野良猫が狂犬病の陽性であったために後に」(狂犬病暴露後)治療を受けているとのことです。


Rabid Cat Attack Terrorizes Community in Lycoming County 「狂犬病の猫の攻撃は、ライカミング郡(ペンシルベニア州)の地域を恐怖に陥らせます」。2017年7月13日。

That cat? It was rabid.
When one woman was walking her dog down this road in Muncy, that cat, which was foaming at the mouth, pounced.
Hoping to assist, a second woman walking outside attempted to stop the cat,
she was bitten.

その猫は?狂犬病に感染していました。
1人の女性がムンシーで道を歩いているときに、口から泡を吹いた猫が飛びかかってきました。
猫に襲われた女性が、外を歩いていた他の女性に助けを求めたところ、その女性が猫に咬まれました。


Rabies alert declared in Jacksonville's beaches 「ジャクソンヴィルのビーチで発令された狂犬病警報」。2017年6月12日。

Woman attacked by cat being treated for rabies.
ATLANTIC BEACH, Fla. - The Florida Department of Health in Duval County County has issued a rabies alert for Jacksonville's beaches area.

女性が猫から攻撃を受けて、狂犬病の治療を受けています。
フロリダ州アトランティックビーチ - デュバル郡のフロリダ州保健局は、ジャクソンビルのビーチエリアで狂犬病の警報を発令しました。


Rabid cat attacks 3 in Gwinnett; county issues warning 「狂犬病に感染した猫はグウィネット郡(ジョージア州)で3度人を襲いました。郡はこの問題を警告をしています」。2017年5月22日。

Gwinnett County officials are warning residents to be careful around animals “behaving in unusual ways” after a rabid cat attacked people and pets in Norcross last week.
Three people and ”several” pets were attacked by the cat on the 500 block of Sunset Drive.
The cat has been caught and tested positive for rabies.

グウィネット郡(ジョージア州)の関係者は先週、狂犬病の猫が人々を攻撃した後に、動物たちが「異常な行動をしてる場合」は、慎重になるようにノークロスのペットを飼っている住民に警告しています。
サンセット・ドライブの500街区で、3人の人と複数のペットが猫に襲われました。
猫は捕獲されて、狂犬病陽性と診断されました。


(動画)

 Stray Kitten May Have Exposed More Than A Dozen To Rabies 「野良猫は、狂犬病により12人以上に被害をもたらした可能性があります」。2017/12/01 に公開。CBSニュース。この事件は、上記の事件とはまた別の事件です。

The state health department says more than a dozen people in three New Jersey counties may have been exposed to a kitten that tested positive for rabies.

州保健省は、ニュージャージー州の3つの郡で、12人以上の人々が狂犬病陽性の猫に曝露された可能性があると述べています。








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TNRマネジメントにより発疹チフスが流行したアメリカの事例~野良猫は公衆衛生上の脅威である



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(Summary)
Typhus became epidemic in some counties in California between 2012 and 2015.
The county mobilized police officers and captured the stray cat,and those cats were euthanized.
The organization that was conducting TNR management was criminal prosecuted.
In addition, Disneyland in Los Angeles euthanized all the cats in the park in 2015.


 記事、   
野良猫に咬まれて感染症で死亡した女性~野良猫は公衆衛生上の脅威である
アメリカ連邦政府機関(CDC)はTNRに反対した~野良猫は公衆衛生上の脅威である
の続きです。これらの記事では、日本における主にダニが媒介する感染症の、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染した猫から人が感染し、死亡した例を取り上げました。またCDC(アメリカ連邦政府疾病予防管理センター)が、感染症のリスクが高まるなどという理由で、TNRマネジメントに反対していることを書きました。今回は、TNRマネジメントにより、発疹チフスという重大な感染症が流行した、アメリカ、カリフォルニア州の自治体の事例を取り上げます。



 2012年~2015年頃に、アメリカのカリフォルニア州の複数の自治体では、発疹チフスが流行しました。発疹チフスはノミが媒介します。カリフォルニア州での発疹チフス流行の原因は、野良猫やTNR猫がノミを広く拡散したこととされています。
 発疹チフスが発生した各自治体は、警察官まで動員して野良猫やTNR猫を捕獲し、殺処分することにより発疹チフスを収束させました。TNRマネジメントを行っていた団体は刑事訴追されました。各自治体は、野良猫への給餌を例外なく(私有地内であっても、TNRであっても)刑事罰で禁じる条例を制定しました。
 以上についての、私の記事です。ソースは、各記事にリンクしてあります。
アメリカでのTNRは、人への発疹チフス感染をもたらした
「TNRは公的殺処分を減らす」と言う大嘘
TNRのあまりにも悲惨な結末~オレンジカウンティーの発疹チフス流行
TNRにより発疹チフスを拡大させた団体は刑事訴追に直面している~アメリカ、カリフォルニア州オレンジカウンティー


 なお、発疹チフス流行地に位置するカリフォルニア州のディズニーランドは、2015年に園内に生息する猫をすべて捕獲し、安楽死処分しました。ディズニーランドは、2008年にカリフォルニア州行政裁判所から園内のTNR活動と給餌の停止を命じられましたが、判決後も閉園後の夜中にこっそりと続けられていました。
 近辺の発疹チフス流行により来園者の安全を確保するためと、周辺自治体での野良猫への例外のない給餌禁止条例の制定と、TNR活動の禁止の影響があったと思われます。なお、日本のメディアの一部は、カリフォルニア州のディズニーランド園内のTNR活動と給餌を「素晴らしいアメリカのTNRの成功例」と報じているものがあります。しかしそれは、全く事実に反する大嘘です。また現在でも、「カリフォルニア州のディズニーランドでTNR活動が行われている」との報道や、動画公開がありますが、それも大嘘です。2015年にカリフォルニア州ディズニーランド内の猫をすべて安楽死した後は、カリフォルニア州ディズニーランド内ではTNRマネジメントも野良猫への給餌も行われていません。
  以上についての、私の記事です。ソースは、各記事にリンクしてあります。
「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド
続・「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド
続々・「海外の素晴らしいTNRの成功例」の真実~アメリカ、ディズニーランド


 今回の連載で取り上げている、主にダニから感染する致死的な感染症、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)以下、SFTSと記述します」が猫から人に感染し、死亡した日本の症例ですが、感染者数が増えたならば、まさにカリフォルニア州の発疹チフス流行と類似のケースとなります。SFTAは主にダニが宿主で、多くはダニに噛まれることにより感染します。感染した哺乳類から人が感染するケースもあります。一方発疹チフスは、ノミが宿主で、発疹チフスに感染したノミに人が刺されることにより、感染します。ダニもノミも、屋外を徘徊する猫に好んで寄生するという共通点があります。
 発疹チフスもSFTSも、TNRマネジメント(地域猫活動)により猫に給餌を行えば、猫の生息密度が高まり、ダニ、ノミの猫間の移動が容易となり、猫の感染が促進されます。TNRマネジメントにより給餌などを行えば、人と猫が密着することとなり、猫についたダニ、ノミ、もしくは猫から直接人が感染するリスクが高まります。また、TNRマネジメント(地域猫活動)により人馴れした猫は容易に人の生活圏に入り込み、ノミ、ダニを拡散させて、TNRマネジメント(地域猫活動)をしていない人にも感染症のリスクを高めます。

 SFTSは、日本で2013年に初めて感染が確認されて以降、既に266名が感染し、57名がなくなっています。また致死率は30%と高い感染症です。重症熱性血小板減少症候群ウイルス(SFTSウイルス)は、日本全国の調査では、5-15%のマダニが保有しており、愛媛県ではウイルス保有率は6 - 31%です。けして珍しいウイルスではありません。かなりマダニの保有率が高いですし、むしろありきたりなウイルスといっても差し支えないのです。今後、さらにダニのウイルス保有率が上がることも考えられます。
 つまり現在の日本は、SFTAの人感染は、いつ流行しても不思議ではない状態にあると言っても良いのです。そのような状況で、行政が所有者不明猫の引き取り(動物愛護管理法35条3項の行政の義務規定)を拒否し、野良猫の温存、むしろ野良猫の増殖に寄与する地域猫活動を推進するのは、公衆衛生の面では極めて危険です。

 次回記事では、「行政が所有者不明猫の引き取り(動物愛護管理法35条3項の行政の義務規定)を拒否し」、「野良猫温存、むしろ野良猫の増殖に寄与する地域猫制度を推進する」ことにより、それが原因となって、SFTSなどの感染症が流行した場合の、行政の法的な責任について考察します。結論から言えば、私は仮にそのような状況でSFTAなどの感染症が野良猫、地域猫が原因で流行し、重症患者や死亡者がでたとしたら、私は行政の作為義務違反を問うことができると考えます。
 アメリカ、カリフォルニア州のオレンジ郡では、TNR猫が発疹チフスの流行の原因となったとして、TNR活動団体が刑事訴追されました。そのTNR活動団体は、行政の、TNR活動の停止を求める勧告を無視してTNR活動を強行していたのです。また発疹チフスが発生したカリフォルニア州の自治体は、積極的に野良猫、TNR猫を捕獲していました。ですから私は、自治体の法的責任は問われなかったのだろうと分析しています。


(画像)
 
 2012年に、オレンジカウンティーのサンタアナ街区の中学生らが発疹チフスに感染しました。原因となる野良猫のゼロ化~根絶する、との方針を受けて、野良猫捕獲作業をする警察官ら。捕獲された野良猫は全て安楽死させられ、猫に寄生していたノミはチフス検査が行われました。Santa Ana on alert for typhus「サンタアナは、チフスに対して警告をしている」。2012年5月30日。

City officials zeroed in on two schools in Smith's densely packed neighborhood and set a dozen traps to catch feral cats that might carry disease-bearing fleas.

市当局は、スミスの人口密集地内の2つの学校に、チフスに感染したノミをもたらす可能性がある野良猫をゼロにするために、野良猫を捕獲する1ダースの罠を設置します。


サンタアナ 猫捕獲


(動画)

 ディズニーランドに住み着いたニャンコたち / 推定200匹が “勤務中”。2014年11月24日公開。いまだにカリフォルニア州のディズニーランド園内では猫のTNR活動が行われており、「TNRの素晴らしい成功例。カリフォルニア州のディズニーランドは猫の楽園」との嘘情報が拡散されています。
 しかし、真実は次のとおりです。カリフォルニア州のディズニーランドの猫TNR活動は、2008年にカリフォルニア州行政裁判所により停止命令が出されていました。それにもかかわらず違法に続けられていたのです。さらに周辺自治体で、TNR猫が原因とされる発疹チフスが流行し、例外のない野良猫への給餌を刑事罰で禁じる条例が制定されました。ディズニーランドは、来場者の安全のためなどにより、2015年に園内の猫をすべて殺処分しました。

 ネズミの国だけに?アメリカのディズニーランドに住みついた野良猫たちとそのサイドストーリー。2014年11月23日。

追記:2015年10月02日
現在、アナハイムは 猫が原因とみられる皮膚疾患が確認されたため、TNR(野良猫を捕獲して去勢・避妊ご元の場所に戻す)と餌やりが禁止されたそうだ。
違反すると罰金及び禁固刑となり、 ディズニーランドの猫は全頭根絶されることとなったようだ。






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プロフィール

さんかくたまご

Author:さんかくたまご
当ブログのレコード
・1日の最高トータルアクセス数 8,163
・1日の最高純アクセス数 4,956
・カテゴリー(猫)別最高順位7,227ブログ中6位
・カテゴリー(ペット)別最高順位39,916ブログ中8位

1959年生。
大阪府出身、東京育ち(中学は世田谷区立東深沢中学校、高校は東京都立戸山高校です)。
現在は、兵庫県西宮市在住です。
一人暮らしです。

趣味はクルマをコロガスこと(現在のクルマは4代目のメルセデスベンツです。ドイツ車では5代目)、庭での果樹栽培、家の手入れ掃除です。
20歳代前半から商品先物、株式投資をはじめ、30歳で数億円の純資産を得るが、その後空売りの深追いで多くを失う。
平成12年ごろから不動産投資を行い成功、現在50数戸を無借金で所有。
不動産投資では、誰も見向きもしなかったキズモノ、競売物件などをリノベーションする手法です。

なお、SNS、掲示板、QandAサイトなどでは、多数の本ブログ管理人の私(HN さんかくたまご)(武田めぐみ)のなりすまし、もしくはそれと著しく誤認させるサイトが存在します。
しかし私が管理人であるサイトは、このページのフリーエリアにあるリンクだけです。
その他のものは、例えば本ブログ管理人が管理人と誤認させるものであっても、私が管理しているサイトではありません。
よろしくお願いします。

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