高位推計で年間10万頭の飼犬を警察官が射殺しているアメリカ

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(summary)
Puppy Paw PuppycideDB has recorded 2944
Although we suspect the actual number is much higher.
アメリカ合衆国では警察官が犬猫を職務で射殺する数は大変多く、頻繁に報道されます。また動画も多数公開されています。アメリカではドイツのような、警察官の銃撃に関する公的な統計はありません。2018年にはアメリカ連邦司法省が「アメリカ全土で警察官が職務で飼犬(野良犬=無主物は含まず)を射殺する数は年間10,000頭」と推定しています。しかしニューハンプシャー大学によれば「実際の数ははるかに多く、6桁(10万頭)に達する可能性もある」としています。
サマリーで示した、アメリカ合衆国全土における、警察官が職務中に飼犬(野良犬=無主物は含まない)を射殺する数に関する、ニューハンプシャー大学法学部の資料から引用します。
・https://scholars.unh.edu/unh_lr/vol17/iss1/18/ 「ニューハンプシャー大学 法学概説 巻き添え被害だけではない:警察によるペットの射殺事件」 2018年
The Department of Justice estimates that American police officers shoot 10,000 pet dogs in the line of duty each year.
It is impossible to ascertain a reliable number, however, because most law enforcement agencies do not maintain accurate records of animal killings.
The tally may be substantially higher, and some suggest it could reach six figures.
Studies show that some officers shoot pets unnecessarily, recklessly, or in retaliation, and that subsequent civilian complaints are investigated inadequately.
Moreover, not every animal that police officers shoot is a large dog that may be more likely to pose a genuine risk to human safety.
Police claiming a threat to human safety have shot puppies, Chihuahuas, Miniature Dachshunds, and domestic cats, among other pets.
In some tragic cases, bullets missed their nonhuman targets and injured or even killed human bystanders instead.
アメリカ連邦司法省は、アメリカの警察官が職務中に毎年1万頭の飼犬(ペット犬のみの数字。野良犬=無主物の数は含まない)を射殺していると推定しています。
しかしほとんどの警察等の法執行機関は動物の殺害の正確な記録を保管していないために、信頼できる数を確認することは不可能です。
この数字はさらに大幅に多くなる可能性があり、6桁(つまり10万頭)に達する可能性があると示唆する人もいます。
研究によると一部の警察官は不必要で無謀な、まさらには仕返しとしてペットを射殺し、その後のペット(犬)の飼い主の民間人の苦情は十分に調査されていません。
その上警察官が射殺するすべての動物が、人間の安全に真に危険をもたらす可能性が高い大型犬であるわけではありません。
警察は人間の安全への脅威であると主張して子犬、チワワ、ミニチュアダックスフント、飼猫などのペットを射殺しました。
いくつかの悲劇的なケースでは弾丸が人間以外の犬等の標的を外れ、代わりにそばにいる人間を負傷させたり、死亡させたりすることすらありました。
近年アメリカ合衆国では犬猫のノーキル運動の機運が盛り上がり、犬猫の殺処分数が劇的に減っています(しかしながら人口比では同年度では日本の十数倍あります)。仮に飼主がいる犬だけで年間10万頭の犬を警察官が職務で射殺しているとなれば、公的な殺処分(警察官=公務員が法律にのっとり職務権限で行っている殺処分であり、継続的でかつ相当数があるため)であり無視できない数です。(*)アメリカ合衆国の2018年の犬猫殺処分数は150万頭ですので、警察官による犬の射殺を足せばそれよりも7%近く増えることになります。
ちなみに日本では警察官が犬を射殺することは極めてまれです。探してみたところ最近10年間では、2015年に千葉県の例が一件あるのみです。(*1)
(*)
・Pet Euthanasia Has Declined Sharply In The U.S. 2018
(*1)
・警察 犬 射殺
その他には、例えばドイツは連邦政府が詳しく警察官による銃器の使用に関する統計を公表しています。2019年にはドイツ全土で警察官が犬など(犬以外の動物も含めた数。例えば猫はしばしば報道されますし、動物園やサーカス団から遁走した動物や、高速道路で自動車事故に遭い、道路上を暴走しているシカなどの警察官に射殺されています。しかし報道されるのは殆どが犬ですので、犬が多いと思われます)を射殺した数は1万5,000頭を超えています。
次回以降の記事では、それ等について述べます。犬猫の殺処分数はそれぞれの国により制度が異なります。国際比較ではそのような点も考慮しなければならないと思います。
(動画)
GRAPHIC CONTENT WARNING: Bodycam Footage of Lorain Police Officer Shooting Dog 「この動画に含まれる映像に関する警告: ロレイン警察の犬に対するのボディカメラ映像」 2023年7月6日
Lorain, Ohio — On Sunday, July 2, 2023, in the 700 block of Oberlin Avenue, near West 8th Street, Lorain police officer Elliot Palmer patrolling the area saw five large, yellow dogs running loose through several residents’ yards and on the sidewalk, and none of them were leashed, he wrote in his report.
The bodycam footage shows a woman trying to hold onto two other dogs by their tails, and one of the dogs named Dixie gets away from her and runs towards Palmer.
He then fires his weapon at the dog multiple times.
The Kernses have threatened to sue the Lorain Police Department in the wake of Dixie's death.
オハイオ州ロレイン — 2023年7月2日日曜日に、西8番街近くのオバリン通り700番地で、地域を巡回中のロレイン警察のエリオット・パーマー警察官は、住民の庭や歩道で数頭の黄土色の5頭の大型犬が放し飼いにされているのを目撃しました。
そしてそれらの犬のいずれにもリードがされていなかったと、エリオット・パーマー警察官は報告書に書いています。
(警察官の)ボディカメラの映像には、女性が他の2頭の犬の尻尾をつかもうとして捕えようとしている様子が映っており、そのうちの1頭のディクシーという名の犬が女性から離れて、パーマー警察官に向かって走っている様子が映っています。
その後、パーマー警察官は犬に向かって複数回銃を発砲しました。
犬ディクシーの飼主のカーンセス夫妻は、ディクシーの死を受けてロレイン警察署を訴えると脅していました。
(動画)
Officer Shoots 2 Dogs Who Were Attacking Man in Lancaster 「ランカスターで男性を襲った犬2頭を警察官が銃撃」 2023年5月24日
Columbus, Ohio — On May 21, 2023, at approximately 6:50 pm, while officers were in the area of the 400 Block of E. Walnut St. at an unrelated call for service, they heard a male yelling for help
Officers observed the man who was allegedly attacked by two dogs.
After the canines continued their behavior and charged the officers, one of the officers stopped the charge by shooting both animals.
オハイオ州コロンバス — 2023年5月21日午後6時50分頃、警察官らがE.ウォルナットストリート400地区付近で無関係の救助要請を受けていたところ、男性の助けを求める叫び声を聞きました。
警官らは2匹の犬に襲われたとされる男性を見ました。
犬たちがさらに行動を続けて警察官らに突進してきた後に、警官の1人が2頭とも犬を射殺してそれを止めました。
(動画)
WEB EXTRA: Miami-Dade Officer Fatally Shoots Dog In Miami Gardens 「マイアミ・デイドの警察官がマイアミ・ガーデンで犬を射殺しました」 2022年1月15日
A home surveillance camera captured a Miami-Dade police officer discharging his weapon six times on a dog, killing him while responding to a call.
住民の家の防犯カメラには、マイアミ・デイドの警察官が通報の応答中に犬に6回も銃を発砲し、犬を殺害した様子が撮影されていました。
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